説明

置換オキサゾリジノン類およびそれらの使用

本発明は、新規置換オキサゾリジノン類、それらの製造方法、疾患の処置および/または予防のためのそれらの使用、並びに疾患、特に血栓塞栓性障害の処置および/または予防用の医薬を製造するためのそれらの使用に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

[式中、
は、塩素、トリフルオロメトキシ、メチル、エチル、n−プロピル、メトキシ、メトキシメチルまたはエトキシメチルを表し、
は、水素またはメチルを表し、
そして、
は、式
【化2】

の基を表す
{ここで、
*は、オキソピリジン環への結合点であり、
nは、1、2、3または4の数を表し、
mは、1または2の数を表し、
は、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロブチル、2−ヒドロキシエト−1−イル、3−ヒドロキシプロプ−1−イル、2−メトキシエト−1−イル、3−メトキシプロプ−1−イル、4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル、テトラヒドロフラン−2−イルメチルまたは1,4−ジオキサン−2−イルメチルを表し、
は、水素、メチルまたはエチルを表すか、
または、
およびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、ピロリジン−1−イル環、2−メトキシメチルピロリジン−1−イル環、モルホリン−4−イル環、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル環、1,4−オキサゼパン−4−イル環、4−メチルピペラジン−1−イルまたは4−ヒドロキシピペリジン−1−イル環を形成しており、
は、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロブチル、2−ヒドロキシエト−1−イル、3−ヒドロキシプロプ−1−イル、2−メトキシエト−1−イル、3−メトキシプロプ−1−イル、4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル、テトラヒドロフラン−2−イルメチルまたは1,4−ジオキサン−2−イルメチルを表し、
は、水素、メチルまたはエチルを表し、
およびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、ピロリジン−1−イル環、2−メトキシメチルピロリジン−1−イル環、モルホリン−4−イル環、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル環、1,4−オキサゼパン−4−イル環、4−メチルピペラジン−1−イルまたは4−ヒドロキシピペリジン−1−イル環を形成している}]
の化合物、または、その塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物の1つ。
【請求項2】
式中、
が、塩素、トリフルオロメトキシ、メチル、エチル、n−プロピル、メトキシまたはメトキシメチルを表し、
が、水素またはメチルを表し、
そして、
が、式
【化3】

の基を表す
{ここで、
*は、オキソピリジン環への結合点であり、
nは、1、2または3の数であり、
mは、1または2の数を表し、
は、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロブチル、2−ヒドロキシエト−1−イル、3−ヒドロキシプロプ−1−イル、2−メトキシエト−1−イル、3−メトキシプロプ−1−イル、4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル、テトラヒドロフラン−2−イルメチルまたは1,4−ジオキサン−2−イルメチルを表し、
は、水素、メチルまたはエチルを表すか、
または、
およびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、ピロリジン−1−イル環、2−メトキシメチルピロリジン−1−イル環、モルホリン−4−イル環、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル環、1,4−オキサゼパン−4−イル環、4−メチルピペラジン−1−イルまたは4−ヒドロキシピペリジン−1−イル環を形成しており、
は、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロブチル、2−ヒドロキシエト−1−イル、3−ヒドロキシプロプ−1−イル、2−メトキシエト−1−イル、3−メトキシプロプ−1−イル、4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル、テトラヒドロフラン−2−イルメチルまたは1,4−ジオキサン−2−イルメチルを表し、
は、水素、メチルまたはエチルを表し、
およびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、ピロリジン−1−イル環、2−メトキシメチルピロリジン−1−イル環、モルホリン−4−イル環、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル環、1,4−オキサゼパン−4−イル環、4−メチルピペラジン−1−イルまたは4−ヒドロキシピペリジン−1−イル環を形成している}、
請求項1に記載の化合物、または、その塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物の1つ。
【請求項3】
式中、
が、メチル、エチル、n−プロピル、メトキシまたはメトキシメチルを表し、
が、水素またはメチルを表し、
そして、
が、式
【化4】

の基を表す
{ここで、
*は、オキソピリジン環への結合点であり、
nは、1、2または3の数であり、
mは、1または2の数を表し、
は、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロブチル、2−ヒドロキシエト−1−イル、3−ヒドロキシプロプ−1−イル、2−メトキシエト−1−イル、3−メトキシプロプ−1−イル、4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル、テトラヒドロフラン−2−イルメチルまたは1,4−ジオキサン−2−イルメチルを表し、
は、水素、メチルまたはエチルを表し、
は、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロブチル、2−ヒドロキシエト−1−イル、3−ヒドロキシプロプ−1−イル、2−メトキシエト−1−イル、3−メトキシプロプ−1−イル、4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル、テトラヒドロフラン−2−イルメチルまたは1,4−ジオキサン−2−イルメチルを表し、
は、水素、メチルまたはエチルを表す}、
請求項1または請求項2に記載の化合物、または、その塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物の1つ。
【請求項4】
式中、
が、メチルまたはメトキシを表し、
が、水素を表すか、
または、
が、メチルを表し、
が、メチルを表し、
そして、
が、式
【化5】

の基を表す
{ここで、
*は、オキソピリジン環への結合点であり、
nは、2の数を表し、
mは、1の数を表し、
は、2−ヒドロキシエト−1−イルまたは4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イルを表し、
は、水素を表し、
は、2−ヒドロキシエト−1−イルまたは4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イルを表し、
は、水素を表す}、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の化合物、または、その塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物の1つ。
【請求項5】
式中、
が、メトキシメチルを表し、
が、水素を表すか、
または、
が、メチルを表し、
が、メチルを表し、
そして、
が、式
【化6】

の基を表す
{ここで、
*は、オキソピリジン環への結合点であり、
nは、2の数を表し、
は、2−ヒドロキシエト−1−イルまたは4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イルを表し、
は、水素を表す}、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の化合物、または、その塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物の1つ。
【請求項6】
式中、
が、メチルを表し、
が、水素を表すか、
または、
が、メチルを表し、
が、メチルを表し、
そして、
が、式
【化7】

{ここで、
*は、オキソピリジン環への結合点であり、
mは、1の数を表し、
は、2−ヒドロキシエト−1−イルまたは4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イルを表し、
は、水素を表す}、
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の化合物、または、その塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物の1つ。
【請求項7】
請求項1に記載の式(I)の化合物、または、その塩、その溶媒和物もしくはその塩の溶媒和物の1つの製造方法であって、
[A]式
【化8】

(式中、n、RおよびRは、請求項1に記載の意味を有し、そして、
Xは、ヒドロキシルまたは臭素を表す)
の化合物を、式
【化9】

(式中、RおよびRは、請求項1に記載の意味を有する)
の化合物と反応させ、式
【化10】

(式中、n、R、R、RおよびRは、請求項1に記載の意味を有する)
の化合物を得る、
または、
[B]式
【化11】

(式中、m、RおよびRは、請求項1に記載の意味を有し、そして、
Yは、ヒドロキシルまたは塩素を表す)
の化合物を、式
【化12】

(式中、RおよびRは、請求項1に記載の意味を有する)
の化合物と反応させ、式
【化13】

(式中、m、R、R、RおよびRは、請求項1に記載の意味を有する)
の化合物を得る、
を特徴とする方法。
【請求項8】
疾患の処置および/または予防のための、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
疾患の処置および/または予防用の医薬を製造するための、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項10】
血栓塞栓性障害の処置および/または予防用の医薬を製造するための、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項11】
インビトロでの血液凝固を防止するための、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項12】
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物を、不活性、非毒性の医薬的に許容し得る補助剤と共に含む、医薬。
【請求項13】
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物を、さらなる活性化合物と共に含む、医薬。
【請求項14】
血栓塞栓性障害の処置および/または予防のための、請求項12または請求項13に記載の医薬。
【請求項15】
抗凝血的に有効な量の、少なくとも1種の請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物、請求項12または請求項13に記載の医薬、または、請求項9または請求項10に従って得られる医薬を使用する、ヒトおよび動物の血栓塞栓性障害の処置および/または予防方法。
【請求項16】
抗凝血的に有効な量の請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物を添加することを特徴とする、インビトロでの血液凝固の防止方法。
【請求項17】
肺高血圧の処置および/または予防用の医薬を製造するための、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項18】
敗血症、全身性炎症症候群(SIRS)、敗血性臓器機能不全、敗血性臓器不全および多臓器不全、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、急性肺損傷(ALI)、敗血性ショックおよび/またはDIC(「播種性血管内凝固」)の処置および/または予防用の医薬を製造するための、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項19】
血栓塞栓性障害の処置および/または予防方法において使用するための、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物。

【公表番号】特表2010−530383(P2010−530383A)
【公表日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−512559(P2010−512559)
【出願日】平成20年6月7日(2008.6.7)
【国際出願番号】PCT/EP2008/004562
【国際公開番号】WO2008/155032
【国際公開日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(507113188)バイエル・シェーリング・ファルマ・アクチェンゲゼルシャフト (141)
【氏名又は名称原語表記】Bayer Schering Pharma Aktiengesellschaft
【Fターム(参考)】