説明

薬剤供給装置

【課題】作業者によって行われる事前準備を簡易化した薬剤供給装置を提供する。
【解決手段】タブレットケース3に収納した薬剤以外の種類の薬剤を、ホッパー54内に投入自在な薬剤フィーダ90を有し、薬剤フィーダ90が、薬剤投入口99および投入された薬剤を一時的に留め置くシャッターユニット91を備え、該ケース内に投入されシャッターユニット91に留め置かれた薬剤の種類を外部から視認可能に構成し、さらにシャッターユニット91を開くシャッター開閉スイッチ113を備えるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤を袋や瓶などの容器に充填する機能を備えた薬剤供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、薬剤を種類別に収納したタブレットケースを複数備え、入力された処方データに基づいて、タブレットケースから所定の種類の薬剤を取り出してホッパー内に集め、集めた薬剤をホッパーから袋や瓶などの容器に充填する薬剤供給装置が知られている。この種の薬剤供給装置において、タブレットケースにセットされていない薬剤を容器に充填する必要が生じた場合に、当該薬剤を薬剤供給装置に追加するための薬剤フィーダを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の薬剤供給装置では、薬剤フィーダに複数の収納区画が形成されており、容器に薬剤を充填する動作を開始する場合、事前に、どの収納区画にどの種類の薬剤を投入するよう作業者に対して指示がなされ、この指示に従って作業者が所定の収納区画に所定の種類の薬剤を投入するという事前準備を行う。この事前準備が終了後、薬剤供給装置によって薬剤を容器に充填する動作が開始される。
【特許文献1】特開2004−203433号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した薬剤供給装置では、容器に薬剤を充填する動作の前に、作業者によって行われる事前準備が煩雑である、という問題がある。特に、収納区画に投入すべき薬剤の種類が多岐にわたる場合、収納区画が小さいために作業に慎重さを要し、作業がより煩雑化する、という問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、袋や瓶などの容器に薬剤を充填する動作の前に作業者によって行われる事前準備を簡易化した薬剤供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、薬剤を種類別に収納した複数のタブレットケースを備え、タブレットケース内の薬剤を任意に取り出してホッパー内に排出し、ホッパー内に集めた薬剤を袋や瓶などの容器に充填する機能を備えた薬剤供給装置において、前記タブレットケースに収納した薬剤以外の種類の薬剤を、前記ホッパー内に任意に投入自在な薬剤フィーダを有し、前記薬剤フィーダが、薬剤投入用の開口および投入された薬剤を一時的に留め置くシャッターを備え、該ケース内に投入されシャッター上に留め置かれた薬剤の種類を外部から視認可能に構成し、さらに前記シャッターを開くスイッチを備えたことを特徴とする。
【0005】
ここで、上記発明の薬剤供給装置において、前記スイッチが、前記タブレットケースの近傍に設けられているようにしてもよい。
【0006】
また、上記発明の薬剤供給装置において、前記薬剤フィーダが、薬剤投入用の開口を開閉自在な蓋体を備え、前記スイッチが、前記蓋体の閉塞動作に連動するスイッチであるようにしてもよい。
【0007】
また、上記発明の薬剤供給装置において、前記タブレットケースが複数横並びに設けられているようにしてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、袋や瓶などの容器に薬剤を充填する動作の前に、薬剤フィーダの所定の収納区画に所定の種類の薬剤を入れる、という準備作業を簡易化でき、作業性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施例の薬剤供給装置1の斜視図(天板1Aを除く)、図2は各棚2の扉パネル6を取り外し、下パネル4を開放した状態の薬剤供給装置1の正面図、図3は薬剤供給装置1の縦断側面図である。
薬剤供給装置1は、病院や調剤薬局などに設置されるものであり、横長矩形状の本体7を備えている。本体7は、相互に分離可能な上部構造体7Aと下部構造体7Bとから構成されており、下部構造体7B上に上部構造体7Aが積層されて連結された構造とされている。そして、この上部構造体7A内にはタブレットケース3を収納するために前方並びに上下が開放したケース収納部8が構成され、このケース収納部8の天面は着脱可能な天板1Aにて閉塞されている。
【0010】
また、下部構造体7Bは前面及び上面が開放しており、上面において上部構造体7Aと連通する。そして、この下部構造体7B内には後述する充填手段として包装機13等が収納設置されると共に、前面の開口は観音開き式の下パネル4、4によって開閉自在に閉塞されている。下パネル4、4のうち、正面左側の下パネル4には、取出口82が形成されている。この取出口82は、所定種類、数量の薬剤が充填された分包を取り出すために設けられたものであり、薬剤が充填された分包は、この取出口82まで搬送され、作業者は、搬送された分包を取出口82から取り出す。
【0011】
前記上部構造体7Aのケース収納部8内には、左右に4列、上下5段(合わせて20個)の棚2が架設されている。各棚2の前端には扉パネル6がそれぞれ取り付けられており、全ての棚2がケース収納部8内に収納された状態で各扉パネル6が上部構造体7A(ケース収納部8)の前面開口を閉塞する。棚2の中央には上下に開放した通路9が前後に渡って形成されており、この通路9の左右両側にタブレットケース3の駆動ベース52が8個ずつ(合計16個)前後方向に並設して取り付けられている。タブレットケース3はこの駆動ベース52とその上に連結される収納容器51とから構成される。
また、図1に示すように、複数の扉パネル6のうちの一つにはコントロールパネル36が取り付けられている。このコントロールパネル36は、表示部37と、入力部38と、を備えている。表示部37は、各種情報を表示する装置であり、液晶表示パネルによって構成されている。入力部38は、作業者が薬剤供給装置1に対し指示入力を行うための装置であり、複数の操作スイッチを備えている。
【0012】
駆動ベース52内にはブラシ付き直流モータから成るドラム駆動用モータとしてのドラムモータ14(図7)と、タブレットケース3から排出される薬剤を検出するための光学式の剤検出センサ18(図7)が取り付けられている。一方、タブレットケース3の収納容器51は上面に開口しており、この開口は開閉自在の蓋22にて閉塞されている。また、収納容器51内底部には図示しない排出ドラムが取り付けられており、この排出ドラムの側面周囲には複数の縦溝が所定の間隔で形成されている。この収納容器51内に上面開口から薬剤が充填され(蓋22を開放する)、排出ドラムの縦溝内に2個ずつ入り込むかたちとなる。
【0013】
係る収納容器51は前述した駆動ベース52上に載置され、着脱可能に連結される。これによって、タブレットケース3が構成されることになる。このとき、排出ドラムはドラムモータ14の駆動軸に着脱自在に係合する。そして、ドラムモータ14が正転駆動されると、排出ドラムが正転され、その縦溝が、順次、駆動ベース52の図示しない排出口上に合致して内部の薬剤が一つずつ排出される仕組みとされている。この排出された薬剤は剤検出センサ18によって検出される。
【0014】
このように複数のタブレットケース3が取り付けられた棚2は、上部構造体7Aのケース収納部8内に取り付けられた左右一対の引出レール(不図示)に着脱可能にネジ止めされる。これにより、棚2及びそれに取り付けられた複数のタブレットケース3は、ケース収納部8内に引き出し自在に収納され、且つ、引き出した状態で引出レールから着脱可能とされる。
【0015】
この棚2の後端には、タブレットケース3のドラムモータ14に通電(電源供給)を行い、剤検出センサ18からの出力を伝達するため等のハーネス28(図3)が着脱可能に取り付けられる。このハーネス28は棚2の引き出し距離よりも長い寸法を有している。
【0016】
また、各棚2がケース収納部8内に収納された状態で、上下に位置する各棚2の通路9は相互に対応し、それによって上下に連通した一連のシュート32を構成する。従って、実施例では上下に渡る左右に4列のシュート32がケース収納部8内に構成されることになる。このように上下複数段の独立して引き出し自在の棚2をケース収納部8内に設けているので、タブレットケース3の収納容器51を交換する際などには、各棚2を引き出して行うことができるようになる。これにより、上下方向一列の各棚2を同時に引き出す構造に比較して、収納容器51の交換のために上下の棚2、2間に構成すべき間隔を縮小することができ、これによって、ケース収納部8内に収納できるタブレットケース3の数を増やすことができるようになる。また、棚2の中央に通路9を構成し、上下の各棚2をケース収納部8内に収納した状態で上下に渡るシュート32が構成されるようにしているので、棚2の側部にシュートを構成する場合に比べて、左右端に位置するシュート32、32の間隔が縮小できる。これにより、後述するシャッター53、53やホッパー54の上面開口面積を縮小して小型化することが可能となる。
【0017】
一方、本体7の下部構造体7B内下部には、包装機13(充填手段)が収納されている。包装機13は図3に示す如く下部構造体7B内の底面左右に取り付けられた引出レール47、47に着脱可能にネジ止めされている。これにより、包装機13は、下パネル4、4を開放した状態で、下部構造体7B内から前方に引出自在とされ、更に、引き出した状態で当該引出レール47、47に着脱可能とされている。尚、48はこの包装機13と下部構造体7B間に着脱自在にコネクタ接続された包装機用のハーネスであり、当該包装機13の引出量を充分に許容できる長さを有している。
【0018】
この下部構造体7B内の上部には二つのシャッター53、53が左右に並設されている。各シャッター53、53は、シャッターソレノイド43(図7)によって作動する。各シャッター53、53はその上方の前記シュート32の下方に対応しており、向かって右側のシャッター53は向かって右端及びその左側のシュート32、32に、向かって左側のシャッター53は向かって左端及びその右側のシュート32、32に対応している。そして、各シュート32から後述するホッパー54に落下する薬剤を一時受け止める役割を果たすものである。
【0019】
そして、各シャッター53、53の下方に対応して前記ホッパー54が下部構造体7B内に設けられている。このホッパー54は、上面が広く開口し、下端に向けて窄まった矩形漏斗状を呈しており、前記各シュート32から落下してシャッター53、53を通過した薬剤を受け止め、下端開口54Aから排出するものである。
そして、このホッパー54の上端左右は下部構造体7B内の上部左右に取り付けられた引出レール56、56に着脱可能にネジ止めされる。これによって、ホッパー54及びシャッター53、53は、下パネル4、4を開放した状態で、下部構造体7B内から前方に同時に引出自在とされ、更に、引き出した状態で当該引出レール56、56に着脱可能とされている。
【0020】
このような構造としたことにより、タブレットケース3の交換や各通路9により構成されるシュート32、ホッパー54の清掃、包装機13の部品交換などのメンテナンスを行う場合には、それらを本体7の上部構造体7A或いは下部構造体7Bから引き出しておいて、着脱作業を行うことができるようになる。
これにより、薬剤供給装置1のメンテナンス作業性を著しく改善し、円滑な薬剤充填を実現することが可能となる。特に、タブレットケース3は棚2ごと上部構造体7Aから複数同時に引き出し、且つ、その収納容器51を着脱可能に取り付けられているので、タブレットケース3の収納容器51の交換作業性が一段と向上する。
【0021】
図4は、包装機13を正面から見た図である。この包装機13は、後述する制御部120の制御の下、処方情報に従って包装紙72に所定の文字や画像を印字し、包装紙72に薬剤を充填し、一包毎に区画し、処方単位、即ち患者単位に切断して、所望の種類、数量の薬剤が充填された分包を連続して作成し、取出口82まで搬送する装置である。図4において、71は熱溶着可能な包装紙72(容器を構成する)を巻回したロールであり、73はプリンタ、74はホッパー54の下端開口54Aに取り付けられたノズル、76はシリコンゴムから成る熱シールヘッド、77はロール71から引き出された包装紙72を搬送するローラ、79は包装紙72を切断するカッター、81は分包化されて切断された包装紙72を下パネル4に設けられた取出口82まで搬送するコンベアであり、包装紙72の搬送経路に沿って順次設けられている。尚、83は熱シールヘッド76を動作させるためのモータであり、78はローラ77を駆動するモータ、84はコンベア81のモータである。
【0022】
ここで、包装機13の基本的な動作について説明すると、ロール71に巻回された包装紙72は上面が開き、下端で折られた断面略V字状を呈しており、ローラ77等によってロール71から斜め向かって右斜め下方に引き出された後、プリンタ73によりその表面に印字がなされる。次に、ノズル74から排出される薬剤が包装紙72内に充填され、熱シールヘッド76による熱溶着で、包装紙72は一包毎に区画される。区画されて分包化された包装紙72は次にカッター79で切断され、これにより、所望の種類、数量の薬剤が充填された分包が一包毎に作成される。作成された分包は、コンベア81で取出口82に搬送される。
【0023】
下部構造体7Bの上部中央には、タブレットケース3にセットされていない薬剤を、薬剤供給装置1に追加するための、薬剤フィーダ90A,90B,90C,90D(以下、特に区別しない場合は符号90を付す。)が設けられている。本実施形態では、図1に示すように、4つの薬剤フィーダ90が下部構造体7Bの上部中央に横並びに並んで設けられている。
【0024】
図5及び図6は、この薬剤フィーダ90の側面図(一部断面図)であり、図5は薬剤フィーダ90が備えるシャッターユニット91(シャッター)のシャッター板92が閉まった状態を示しており、図6はシャッター板92が開いた状態を示している。
図5及び図6に示すように、薬剤フィーダ90は、略箱状の薬剤フィーダ本体93と、シャッターユニット91とを備えている。
薬剤フィーダ本体93の内部には、薬剤投入空間94が形成され、薬剤フィーダ本体93の前面の全域には、ケース開口95が形成されており、このケース開口95を介して薬剤投入空間94に薬剤を投入することができる構成となっている。
【0025】
ケース開口95に対応する位置には、軸97を中心に所定の範囲(図5及び図6において矢印Y1で示す範囲)を回動可能に蓋体98が設けられている。この蓋体98が開状態(図5及び図6において実線で示す状態)となると、上方へ向かって開口した薬剤投入口99(薬剤投入用の開口)が形成されるとともに(図1も併せて参照)、薬剤投入口99と薬剤投入空間94とを連通する薬剤通路100が形成される。これにより、蓋体98を開状態とした後、薬剤投入口99に薬剤を投入すると、薬剤通路100、ケース開口95の順に通過して薬剤投入空間94に薬剤が投入される。
一方、蓋体98が閉状態(図5及び図6において破線で示す状態)となると、蓋体98の前面に形成された蓋体前面102によってケース開口95が塞がれた状態となる。薬剤フィーダ90が利用されない間は、蓋体98が閉状態とされ、これにより、薬剤投入空間94に塵埃等の異物が侵入することが防止される。蓋体前面102には、前方へ向かって突出した取っ手103が設けられており、作業者は、この取っ手103を掴んだ状態で蓋体98を開状態としたり、閉状態としたりすることができる。
【0026】
薬剤フィーダ本体93の後面104には、前方に向かうに従って下方に傾斜する傾斜板105が取付部材106を介して取り付けられている。この傾斜板105の下端105Aと薬剤フィーダ90の前面との間には、隙間K1が形成されている。傾斜板105は、後述するが、薬剤フィーダ90に投入された薬剤を、隙間K1に対応する位置に形成される薬剤集合部107(図5)へ導くための部材である。
隙間K1の下方には、後方に向かうに従って下方に傾斜する導入板108が設けられている。この導入板108は、隙間K1を介して落下した薬剤を、ホッパー54へ導くための部材であり、その下端108Aがホッパー54の上縁と連結されており、隙間K1を介して落下した薬剤は確実にホッパー54内に導入される構成となっている。
【0027】
一方、シャッターユニット91は、図5及び図6に示すように、シャッター駆動モータ110を備え、このシャッター駆動モータ110の駆動軸110Aには、連結部材111が取り付けられ、この連結部材111には、シャッター板92が取り付けられている。このシャッター板92は、薬剤フィーダ本体93の幅方向の長さと、略同一の幅方向の長さを有する平板状の部材であり、薬剤フィーダ本体93の後面104に形成された貫通孔112を介して、薬剤フィーダ本体93の内部に延在している。
【0028】
シャッター板92は、シャッター駆動モータ110の駆動に従って、前後方向に移動する構成となっており、図5に示すように、最も前方に移動した状態である閉状態となると、上述の隙間K1がシャッター板92によって閉じられ、このシャッター板92の隙間K1に対応する位置に薬剤集合部107が形成される。本実施形態では、蓋体98が開状態とされ、薬剤投入空間94へ薬剤が投入されると、この薬剤集合部107に薬剤が集まる構成となっている。具体的には、蓋体98が開状態のときは、蓋体98の蓋体前面102が薬剤集合部107へ向かって傾斜した状態となり、この蓋体前面102の傾斜によって矢印Y2に示すように、投入された薬剤が薬剤集合部107へ導かれるとともに、上述した傾斜板105の傾斜によって矢印Y3に示すように、投入された薬剤が薬剤集合部107へ導かれる構成となっている。この薬剤集合部107は、図5の破線矢印Y4に示すように、作業者が、薬剤投入口99を介して薬剤投入空間94を覗いた場合に、確実に視認できる位置である薬剤投入空間94の下面の前部に形成されている。従って、作業者が薬剤フィーダ90に薬剤を投入した場合、投入された薬剤は、薬剤集合部107に集まり、作業者は、薬剤集合部107に集まった薬剤を確実に視認することができる。
【0029】
また、図6に示すように、シャッター板92が最も後方に移動した状態である開状態となると、隙間K1が開放される。従って、シャッター板92が閉状態、かつ、薬剤集合部107に薬剤が存在している状態から、シャッター板92が開状態へと移行すると、隙間K1を介して薬剤が落下する(図6の矢印Y5参照)。上述したように、落下した薬剤は、導入板108に導かれ、ホッパー54内へ導入される。なお、後述するシャッター開閉スイッチ113A、113B、113C、113D(スイッチ)によってシャッター板92を開状態とすることが指示されていない間は、シャッター板92は、閉状態となるよう制御される。
【0030】
図1に示すように、下パネル4において、4つの薬剤フィーダ90の上方には、それぞれの薬剤フィーダ90に対応して押下式のシャッター開閉スイッチ113A、113B、113C、113D(以下、特に区別しない場合は符号113を付す。)が設けられている。これらシャッター開閉スイッチ113は、シャッター板92を一時的に開くためのスイッチであり、いずれかのシャッター開閉スイッチ113が押下されると、押下されたシャッター開閉スイッチ113に対応する薬剤フィーダ90のシャッター駆動モータ110が駆動して、シャッター板92が開状態となる。そして、一定時間開状態が維持された後、再び、シャッター板92は、閉状態となる。
【0031】
図7は、薬剤供給装置1の機能的構成を示すブロック図である。
制御部120は、薬剤供給装置1の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行手段としてのCPU(Central Processing Unit)や、このCPUに実行される基本制御プログラムや、この基本制御プログラムに係るデータ等を不揮発的に記憶するROM(Read Only Memory)、CPUに実行されるプログラムやこのプログラムに係るデータ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、その他の周辺回路等を備えている。また、制御部120は、図示せぬ発振器が生成した基準クロックに基づいて各種計時動作、及び、現在時刻の計時を実行する。
この制御部120には、包装機13と、インタフェース部121と、剤検出センサ18と、シャッターソレノイド43と、モータドライバ123と、表示部37と、入力部38と、記憶部124と、シャッター開閉スイッチ113が接続されている。
【0032】
包装機13は、制御部120の制御の下、上述したように、所定の薬剤が充填された分包を作成するとともに、作成した分包をコンベア81によって取出口82へ搬送する。
インタフェース部121は、信号通信ケーブルなどを介してパーソナルコンピュータ122に接続され、制御部120の制御の下、パーソナルコンピュータ122との間で各種信号を送受信する。この構成により、パーソナルコンピュータ122と薬剤供給装置1との間で各種データを送受信できるとともに、作業者は、パーソナルコンピュータ122を介して薬剤供給装置1に対して各種指示を行うことができる。
【0033】
剤検出センサ18は、排出ドラムから排出された薬剤を検出し、検出値を制御部120に出力する。制御部120は、剤検出センサ18から入力された検出値に基づいて、排出ドラムから排出された薬剤の個数をカウントする。
シャッターソレノイド43は、制御部120の制御の下、シャッター53、53を作動する。
モータドライバ123は、ドラムモータ14及びシャッター駆動モータ110に接続され、制御部120の制御の下、これらモータに駆動電流を供給し、これらモータを駆動制御する。
【0034】
表示部37は、制御部120の制御の下、各種情報を表示する。入力部38は、ユーザの入力操作を受け付け、制御部120に出力する。
記憶部124は、EEPROMやフラッシュメモリにより構成され、制御部120の制御の下、書き換え可能に各種データを記憶する。記憶部124には、後述する充填薬剤データ124Aが記憶されている。
シャッター開閉スイッチ113は、上述したように、シャッター板92を開く際に、作業者によって押下されるスイッチである。シャッター開閉スイッチ113が押下されると、シャッター開閉スイッチ113からその旨の信号が制御部120に出力される。信号が入力された制御部120は、モータドライバ123を制御してシャッター駆動モータ110に駆動電流を供給してシャッター駆動モータを駆動制御し、閉状態にあるシャッター板92を開状態とした後、所定の期間開状態を維持し、再びシャッター板92を閉状態とする。
【0035】
上述した構成の薬剤供給装置1は、処方箋に基づいて生成される充填薬剤データ124Aに基づいて、自動で、所定の種類、数量の薬剤が充填された分包を連続して作成する。
具体的には、医師などが作成した処方箋に基づいて、作業者は、パーソナルコンピュータ122に、分包に充填すべき薬剤の種類、数量を示す情報を入力する。パーソナルコンピュータ122に入力された情報を示すデータは、インタフェース部121を介して制御部120に出力され、制御部120は、当該データに基づいて、充填薬剤データ124Aを生成し、記憶部124に記憶する。
【0036】
図8は、充填薬剤データ124Aの一例を模式的に示す図である。図8において、薬T1〜薬T320は、タブレットケース3に存在する種類の薬であり、薬X1〜X50は、タブレットケース3に存在せず、分包に充填する際は、薬剤フィーダ90を利用して追加する必要がある種類の薬である。
図8に示す例では、患者J1〜患者J100までの100人に提供される分包について、分包毎に充填すべき薬剤の種類、数量が示されている。例えば、分包の一包目は、患者J1に提供される分包であり、この分包には薬T1が1錠充填される。また、分包の2包目は、患者J2に提供される分包であり、この分包には薬T2が2錠と、薬X1が1錠充填される。また、分包の3包目は、患者J3に提供される分包であり、この分包には薬T3が1錠と、薬X2が2錠充填される。また、分包の100包目は、患者J100に提供される分包であり、この分包には薬T1が2錠と、薬X3が1錠充填される。
図8の例では、薬剤供給装置1は、所定の種類、数量の薬剤が充填された分包を100包分、連続して作成することとなる。
【0037】
薬剤供給装置1による分包の作成が指示されると、制御部120は、充填薬剤データ124Aに基づいて分包を作成する。ここで、1つの分包を作成する際の薬剤供給装置1の基本的な動作について説明すると、制御部120は、充填薬剤データ124Aを参照し、当該分包に充填すべき薬剤が収納されているタブレットケース3を特定する。そして、制御部120は、モータドライバ123を制御して、ドラムモータ14を駆動し、タブレットケース3から薬剤を排出する。このとき、剤検出センサ18は、タブレットケース3から排出される薬剤を検出するとともに、検出値を制御部120に出力する。制御部120は、剤検出センサ18から入力された検出値に基づいて、タブレットケース3から排出された薬剤の数量をカウントし、所定の数量が排出された段階で、モータドライバ123を制御して、ドラムモータ14の駆動を停止する。タブレットケース3から排出された薬剤は、シュート32を通過し、シャッター53に一時受け止められる。制御部120は、シャッターソレノイド43を制御してシャッター53を開放し、薬剤をホッパー54内に落下させ、ノズル74を介して包装紙72に充填する。薬剤が充填された包装紙72は、上述したように、熱シールヘッド76によって区画され、カッター79で切断される。これにより、所望の種類、数量の薬剤が充填された分包が作成される。薬剤供給装置1は、充填薬剤データ124Aに基づいて、上述した分包の作成を連続して行う。
【0038】
ここで、従来は、作成する分包に充填する薬剤の種類のいずれかに、タブレットケース3にセットされていない種類がある場合、薬剤供給装置1による分包の作成の前に、該当する薬剤の全てを予め定められた場所に収納する必要があった。一例を挙げると、薬剤供給装置に収納された薬剤フィーダを引き出した後、薬剤フィーダに多数形成された収納区画の所定の箇所に薬剤を収納し、再び、薬剤フィーダを薬剤供給装置に収納する必要があった。この場合、薬剤フィーダの引き出し及び収納に時間を要することとなるとともに、小さな収納区画の所定の箇所に薬剤を収納するという作業が煩雑であった。特に、多数の異なる患者に提供する分包を1包ずつ連続して作成する場合、従来の薬剤フィーダでは、多数の小さな収納区画のうちの1つだけに薬剤を投入することになり、作業性が悪かった。本実施形態では、薬剤供給装置1が上述した構成の薬剤フィーダ90を備えるほか、薬剤供給装置1が以下の動作を行うことにより、上述した作業が簡易化されている。
【0039】
図9は、1つの分包を作成する際の薬剤供給装置1の動作を示すフローチャートである。なお、図9に示す動作の開始時点では、作成すべき分包に係る情報がパーソナルコンピュータ122に入力されているものとする。
薬剤供給装置1の制御部120は、記憶部124に記憶された充填薬剤データ124Aを参照し(ステップSA1)、分包に充填すべき薬剤に、タブレットケース3にセットされていない薬剤が含まれているか否かを判別する(ステップSA2)。図8の例で言えば、分包に充填すべき薬剤に、薬X1〜薬X50が含まれていれば、タブレットケース3にセットされていない薬剤が含まれていると判別する。
【0040】
タブレットケース3にセットされていない薬剤が含まれていない場合(ステップSA2:NO)、制御部120は、包装機13を制御して、当該分包を作成する(ステップSA7)。一方、タブレットケース3にセットされていない薬剤が含まれている場合(ステップSA2:YES)、制御部120は、包装機13を制御して、分包の作成を中断し(ステップSA3)、タブレットケース3にセットされていない薬剤の種類、数量を表示部37に表示することにより、作業者にその旨報知する(ステップSA4)。図8に示す例で言えば、2包目の患者J1に提供される分包の作成時においては、薬X1について1錠の表示が表示部37になされる。次いで、制御部120は、いずれかのシャッター開閉スイッチ113が押下されたか否かを監視する(ステップSA5)。ここで、ステップSA4及びステップSA5の動作の実行時における作業者の動作について説明する。
【0041】
ステップSA4において、タブレットケース3にセットされていない薬剤の種類、数量が表示部37に表示されると、作業者は、この種類の薬剤を数量分、準備する。次いで、作業者は、いずれかの薬剤フィーダ90の蓋体98を開き、準備した薬剤を薬剤投入口99に投入する。ここで、投入された薬剤は、上述したように、薬剤集合部107に集まる。次いで、作業者は、蓋体98を開いた状態を維持したまま、薬剤投入口99から薬剤投入空間94を覗き込み、投入された薬剤が、表示部37に表示されている薬剤と相違がないことを確認する。上述したように、薬剤集合部107は、作業者によって確実に視認可能な位置に形成されているため、作業者は、上記確認を確実に実行することができる。相違がないことを確認すると、作業者は、蓋体98を閉じ、当該薬剤フィーダ90と対応するシャッター開閉スイッチ113を押下する。シャッター開閉スイッチ113が押下されると、閉状態のシャッター板92が開状態となり、薬剤がホッパー54へ排出される。
【0042】
ステップSA5において、シャッター開閉スイッチ113が押下された場合(ステップSA5:YES)、制御部120は、分包の作成を再開し(ステップSA6)、分包を作成する(ステップSA7)。ステップSA6の分包の作成を再開する時点では、分包に充填すべき薬剤であって、タブレットケース3にセットされていない薬剤がホッパー54に排出されているため、ステップSA7において当該薬剤を含む薬剤が充填された分包が作成されることとなる。
【0043】
なお、上述した例では、ステップSA4において、表示部37に薬剤の種類、数量が表示された後に、作業者が、薬剤フィーダ90に薬剤を投入する場合を例に挙げて説明したが、タブレットケース3にセットされていない薬剤が事前に判明している場合は、当該薬剤を用意しておき、いずれかの薬剤フィーダ90に予め投入しておき、表示部37に表示がなされたときに、当該薬剤を入れている薬剤フィーダ90に対応するシャッター開閉スイッチ113を押下するようにしてもよい。この場合、表示部37に薬剤の種類、数量が表示されてから当該薬剤を準備する場合と比較し、作業に要する時間を短縮することができる。特に、本実施形態では、4つの薬剤フィーダ90を備えているため、最大4包の分包に係る薬剤を事前に薬剤フィーダ90に投入しておくことができ、作業に要する時間のさらなる短縮を図ることができる。
【0044】
以上説明したように、本実施形態では、薬剤フィーダ90が、シャッターユニット91を備えている。そして、薬剤投入口99を介して薬剤フィーダ90に薬剤を投入した場合、投入した薬剤がシャッター板92上に形成された薬剤集合部107に集まり、一時的に留め置かれ、確実に視認できる構成となっている。さらに、作業者の指示に基づいて、シャッターユニット91のシャッター板92を開状態とするためのシャッター開閉スイッチ113を備えている。
この構成のため、作業者は、薬剤供給装置1によってある1つの分包を作成する場合において、この分包に充填すべき薬剤であってタブレットケース3にセットされていない薬剤がある場合、この分包を作成する段階において、当該薬剤を薬剤フィーダ90の薬剤投入口99を介して投入するとともに、薬剤集合部107に集まった薬剤に誤りがないかを視認によって確認した後、シャッター開閉スイッチ113を押下して、シャッター板92を開状態とし、当該薬剤を追加する。この場合、薬剤供給装置1によって分包を作成する前に、タブレットケース3にセットされていない薬剤を準備し、予め定められた所定の場所に投入するという事前準備が簡単になり、当該事前準備の簡易化を図ることができる。特に、タブレットケース3にセットされていない薬剤の種類が多岐にわたる場合、事前準備に慎重さを要し、作業にかかる時間が長時間化していたが、本実施形態では、事前準備が簡単になるため、この事前準備の大幅な簡易化を図ることができる。
【0045】
また、本実施形態では、図1に示すように、シャッター開閉スイッチ113が、このシャッター開閉スイッチ113と対応する薬剤フィーダ90の近傍に設けられている。この構成のため、薬剤フィーダ90に薬剤を投入した場合、投入した薬剤を確認後、迅速にシャッター開閉スイッチ113を押下することができ、作業者の利便性を図ることができる。また、上記構成のため、シャッター開閉スイッチ113と薬剤フィーダ90との対応関係が明確となる。
【0046】
また、本実施形態では、図9のステップSA4において、表示部37に薬剤の種類、数量が表示された後に、作業者が、薬剤フィーダ90に薬剤を投入する場合を例に挙げて説明したが、タブレットケース3にセットされていない薬剤が事前に判明している場合は、当該薬剤を用意しておき、いずれかの薬剤フィーダ90に予め投入しておき、表示部37に表示がなされたときに、当該薬剤を入れている薬剤フィーダ90に対応するシャッター開閉スイッチ113を押下するようにしてもよい。この場合、表示部37に薬剤の種類、数量が表示されてから当該薬剤を準備する場合と比較し、作業に要する時間を短縮することができる。特に、本実施形態では、4つの薬剤フィーダ90を備えているため、最大4包の分包に係る薬剤を事前に薬剤フィーダ90に投入しておくことができ、作業に要する時間のさらなる短縮を図ることができる。
【0047】
<変形例>
図10は、薬剤フィーダ90の変形例を示す図である。図10に示すように、薬剤フィーダ90は、リミットスイッチなどの、蓋体98が閉状態の場合にオンとなり、蓋体98が開状態の場合にオフとなるスイッチ130を備えている。このスイッチ130は、制御部120に接続されており、制御部120は、スイッチ130がオンか、オフかに基づいて、蓋体98の開状態/閉状態を検出する。制御部120は、蓋体98が閉状態から開状態となり、再び閉状態となったことを検出した場合、モータドライバ123によってシャッター駆動モータ110を駆動制御し、閉状態にあるシャッター板92を開状態とし、所定の時間後、再び閉状態とする。
この構成によれば、作業者が薬剤フィーダ90を介して薬剤供給装置1に薬剤を追加する場合、蓋体98を開状態とし、薬剤フィーダ90に薬剤を投入した後、再び蓋体98を閉状態とすると、自動で、シャッター板92が開状態となり、投入した薬剤がホッパー54に導入される。従って、作業者が、薬剤フィーダ90に薬剤を投入した後、意識的にシャッター開閉スイッチ113を押下する必要がなくなり、作業者の利便性が向上する。
【0048】
図11(A)は、薬剤フィーダ90の別の変形例を示す図である。この例では、薬剤フィーダ本体93の前面の上部に開口K3が形成されるとともに、後方へ向かうに従って下方へ傾斜する傾斜板135が、開口K3を貫通して設けられている。この傾斜板135の上端と、薬剤フィーダ本体93の上面の前端との間には、開口K2が形成されており、薬剤フィーダ本体93に薬剤を投入する際は、開口K2及び開口K3を介して薬剤フィーダ本体93の内部に形成された薬剤投入空間94に薬剤を投入する。この構成によれば、薬剤フィーダ90開閉自在な蓋体が存在しないため、作業者の蓋体を開閉するという作業を省略することができる。
図11(B)は、薬剤フィーダ90の別の変形例を示す図である。この例では、薬剤フィーダ本体93の前面の上部に開口K4が形成されるとともに、この開口K4の下端に連結して、後方へ向かうに従って下方へ傾斜する傾斜板140が設けられている。また、軸142を中心に回動し、開口K4を塞ぐ蓋体141が設けられている。この構成であっても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0049】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、シャッター開閉スイッチ113が薬剤フィーダ90の上方に設けられていたが、薬剤フィーダ90に近い位置に設けられているコントロールパネル36に設けるようにしてもよい。
また、図9のステップSA4において、薬剤の種類、数量を表示部37に表示していたが、音声によって出力するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】薬剤供給装置の斜視図である。
【図2】薬剤供給装置の正面図である。
【図3】薬剤供給装置の斜視図である。
【図4】包装機の正面図である。
【図5】シャッターが閉じた状態の薬剤フィーダの側面図である。
【図6】シャッターが開いた状態の薬剤フィーダの側面図である。
【図7】薬剤供給装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図8】充填薬剤データの一例を模式的に示す図である。
【図9】薬剤供給装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】薬剤フィーダの変形例を示す側面図である。
【図11】(A)は、薬剤フィーダの変形例を示す側面図であり、(B)は、薬剤フィーダの変形例を示す側面図である。
【符号の説明】
【0051】
1 薬剤供給装置
3 タブレットケース
13 包装機
54 ホッパー
90,90A,90B,90C,90D 薬剤フィーダ
91 シャッターユニット(シャッター)
93 薬剤フィーダ本体
99 薬剤投入口(薬剤投入用の開口)
113,113A,113B,113C,113D シャッター開閉スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤を種類別に収納した複数のタブレットケースを備え、タブレットケース内の薬剤を任意に取り出してホッパー内に排出し、ホッパー内に集めた薬剤を袋や瓶などの容器に充填する機能を備えた薬剤供給装置において、前記タブレットケースに収納した薬剤以外の種類の薬剤を、前記ホッパー内に任意に投入自在な薬剤フィーダを有し、前記薬剤フィーダが、薬剤投入用の開口および投入された薬剤を一時的に留め置くシャッターを備え、該ケース内に投入されシャッター上に留め置かれた薬剤の種類を外部から視認可能に構成し、さらに前記シャッターを開くスイッチを備えたことを特徴とする薬剤供給装置。
【請求項2】
前記スイッチが、前記薬剤フィーダの近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薬剤供給装置。
【請求項3】
前記薬剤フィーダが、薬剤投入用の開口を開閉自在な蓋体を備え、
前記スイッチが、前記蓋体の閉塞動作に連動するスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の薬剤供給装置。
【請求項4】
前記薬剤フィーダが複数横並びに設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の薬剤供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−82052(P2010−82052A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−252494(P2008−252494)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】