説明

表示装置の特性設定、校正及び検証のためのシステムと方法

本発明は第二表示装置(図3、ブロック82)に伝達され、かつ、それによる使用が可能になる第一表示装置(図3、ブロック76)からの特性設定情報を作成するシステム及び方法(図3)を目指している。コンピューターが読み取れる媒体内に含まれているコンピューターが読み取れる命令が第一表示装置(図3、ブロック70)を校正し、前記校正情報からICCカラー・プロフィールを作成し(図3、ブロック72)、ICCカラー・プロフィールを記憶し、そのICCカラー・プロフィールを第二表示装置に送り、使用させる。校正又は特性設定情報は画像ファイルとも関連付けられて、表示のための第二の位置に送る(図3)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に関連した特性設定、特性設定の校正及び検証、及び校正の情報のためのシステム及び方法に関する。特に本発明は、表示装置の特性設定又は校正、そのような特性設定又は校正の情報の第二又はそれに続く表示装置に伝達、その特性設定又は校正の情報を第二又はそれに続く表示装置を標準化するために利用、及び、その特性設定又は校正の情報が第二又はそれに続く表示装置により適切に使用できることの検証のためのコンピューター化したシステムに注目している。
【背景技術】
【0002】
色の決定が日常的に商取引の多くの側面で行われている。消費者が製品を購入するとき、購入決定に色が大きな影響を与えうる。近代的商取引では、インターネット又は他のバーチャル(vertual)手段を通じた購入機能を生じている。そのような表示が物理的製品の色の表現に通じている。この機能が、色及びカラー・アピアランス(color appearance)の正確かつ精密な表示をより重要にしている。ひとつの色であると信じてインターネットを通じて製品を購入し、製品を受取った購入者が製品購入時に色が正しく表示されていなかったことを発見しただけで失望する。
【0003】
表示装置で正確かつ精密に色を再現する能力は広告、製品包装、製品製造の業務でも重要になっている。そのような材料が創造されたとき、オンライン(online)のバーチャル協調システムを使用して、特許文献1に示されているような製品の試作品のレビュー(review)と承認、印刷画像の校正を行うのに使用できる。これらの場合に、第一表示装置から第二又はそれに続く表示装置に対して表示装置の校正をするためのシステムと方法を使用し、その一方で、その第二又はそれに続く表示装置が特性設定の情報を使用できることも検証することにも利点がある。そこで、この情報が適切に適用されたとき、第一の装置での製品のカラー・アピアランスが第二又はそれに続く表示装置で見たときとできるだけ同一に近くなる。
【0004】
そのようにして、第一表示装置から第二又はそれに続く表示装置に対する表示装置の検証と校正を行なえるシステムと方法を提供することは有意な注意を払うべき問題である。
【0005】
このニーズ(need)に適合するために、第一表示装置の特性設定情報に基づいて第二又はそれに続く表示装置を校正するためのシステムと方法を提供することが本発明の目的である。
【0006】
第一表示装置の特性設定又は校正の情報に基づいて、第二又はそれに続く表示装置の特性設定又は校正の情報を検証するためのシステムと方法を提供することが本発明の別の目的である。
【特許文献1】米国特許状第6,381,343号明細書
【発明の開示】
【0007】
上記目的は、第一表示装置と通信して、コンピューターが読み取れる媒体から作られた第二表示装置、及び、そのコンピューターが読み取れる媒体内に組込まれた一セット(set)のコンピューターが読み取れる命令と共に用いるために第一表示装置の特性設定情報を作成するためのシステムにより実現される。そのコンピューターが読み取れる命令のセットは、第一表示装置の初期値(default)の輝度を表示している参照テーブル(table)の値を初期化し、初期値の参照テーブルの値に基づいて第一表示装置の出
力を測定し、出力測定値に基づいてグレー・ランプ(gray ramp)を決定し、そのグレー・ランプを第一表示装置のL* of CIELABカラーモデル(color
model)にマッピング(mapping)し、そのグレー・ランプのマッピングとL*に基づいて参照テーブルの値を調節し、RGBカラー・マップ(color map)情報を測定し、前記グレー・ランプと前記RGBカラー・マップ情報を測定し、前記グレー・ランプと前記のRGBカラー・マップ情報に基づいてICCプロフィール(profile)を決定するためにある。
【0008】
さらに、上記の目的は、第二表示装置と通信するコンピューターが読み取れる媒体から作られた第一表示装置からの特性設定情報を用いるためのシステム、及び、第一表示装置の色特性を代表する特性設定情報を受信し、第二表示装置が特性設定情報を使用できるかどうか決定し、第二表示装置に画像を表示するために特性設定情報を用いるためにコンピューターが読み取れる命令の中に組込まれた一セットのコンピューターが読み取れる命令により実現する。
【0009】
さらに、上記の目的は、第一表示装置を校正し、少なくとも1個の参照テーブルを有し、第一表示装置と通信しているコンピューターが読み取れる媒体から作られたシステム、及び、第一表示装置の少なくとも1個の参照テーブルを初期化して、事前設定された白色点に基づく初期値にし、表示測定装置を用いて第一表示装置の出力を測定し、望ましい白色点の値を得るまで測定された出力に基づいて少なくとも1個の参照テーブルを修正し、L* of CIELABカラー・モデル(color model)に対する第一表示装置の測定値からグレー値をマッピングすることによりグレー・ランプを作成し、そのグレー・ランプに基づいて少なくとも1個の参照テーブルを調節し、第一表示装置のRGBカラー・ボリューム(color volume)を測定し、測定されたRGBカラー・ボリューム、グレー・ランプ、少なくとも1個の参照テーブル、ガムト・マップ(gamut map:全範囲の地図)に基づいてICCカラー・プロフィール(color profile)を作成するためのシステムにより実現される。
【0010】
さらに、上記の目的は、第二表示装置と共に使用するための第一表示装置に対する特性設定情報を作成するための方法により実現される。その方法は以下のステップから成る:第一表示装置の参照テーブルを初期化し、第一表示装置の出力を測定して、表示装置の測定値を得て、その測定値に基づくグレー・ランプを決定し、そのグレー・ランプをL* of CIELABカラー・モデルにマッピングをし、グレー・ランプのマッピングに基づいて参照テーブルの値を調節し、グレー・ランプと調節した参照テーブルに基づいてICCカラー・プロフィールを決定する。
【0011】
さらに、上記目的は、第二表示装置と共に用いる第一表示装置に対する特性設定情報を作成し、以下のステップから成る方法により実現される:第一表示装置の参照テーブルの値を初期化する、第一表示装置を複数のグリッド・エリア(grid area)に分割する、少なくとも1個のグリッド・エリアの出力を測定する、測定に基づいてグレー・ランプを決定する。そのグレー・ランプをL* of the CIELABカラー・モデルにマッピングする、グレー・ランプのマッピングに基づいて参照テーブルの値を調節する、グレー・ランプと調節した参照テーブルの値に基づいてICCカラー・プロフィールを決定する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下の詳細な説明はコンピューター又はコンピューター・ネットワークで実行されるプログラム手順の形で示せる。これらの手順の説明は当業の技術者が当業の他の技術者にその作業の実体をもっとも効果的に伝えるために用いる表現になっている。ここで示したこれらの手順は全体として希望の結果になるステップの首尾一貫した順序になっている。こ
れらのステップは、特定の作業(単数又は複数)を実施するように設計された判読可能な媒体を、記憶、移送、結合、比較又は他の操作を行なえる電気的又は磁気的信号のような物理的量の物理的操作を必要とする。実際のコンピューター又は実行可能なコード(code)又はコンピューターが読み取れるコードを1件のファイル(file)又は1台の記憶媒体内には含まれないが、数台のコンピューター又は記憶媒体に亘っていることもある。「ホスト(host)」「サーバー(server)」の用語は、ここで述べる機能を提供するハードウエア(hardware)、ソフトウエア(software)又はハードウエアとソフトウエアの組合わせになることもある。それにより、本発明は地理的に分散された複数のユーザー(user)が製品の物理的特性に関するデータを、そのような情報(データ)を精密かつ正確に伝送できるシステムを用いて交流しうる。
【0013】
本発明を本発明に基づく方法、装置(「システム」)及びコンピューター・プログラム製品を示すフローチャートを参照して以下に説明する。フローチャートの各ブロックが1セットのコンピューターが読み取れる命令又はコードにより実施できると理解されている。これらのコンピューターが読み取れる命令が、汎用コンピューター、専用のコンピューター又は他のプログラマブル・データ処理装置に読み込ませ、その命令をコンピューター又は他のデータ処理装置上で実行するような機械を製造し、フローチャートのブロック(単数又は複数)で指定された機能を実施する手段を創造する。
【0014】
これらのコンピューターが読み取れる命令は、コンピューターが読み取れる媒体にも記憶させて、コンピューター又は他のプログラマブル・データ処理装置が特別な方法で機能するようにして、コンピューターが読み取れる媒体内に記憶された命令が、フローチャートのブロック(単数又は複数)に指定された機能を実施する命令手段を含む製造問題を生じる。コンピューター・プログラムの命令もコンピューター又は他のプログラマブル装置に読み込んで、コンピューターが実行する過程を作ることにより、その命令がコンピューター又は他のプログラマブル装置上で実行されて、フローチャートのブロック(単数又は複数)に指定された機能を実施するステップを提供する。従って、フローチャートの要素が、特別な機能を実行するための手段の組合わせ、、指定された機能を実行するためのステップの組合わせ、指定された機能を実行するためのプログラム命令手段をサポート(support)する。フローチャートの各ブロックが、専用のハードウエア・ベースのコンピューター・システムにより実行され、専用のハードウエア又はコンピューター命令で指定された機能又はステップ又はその組合わせを実行することが理解されている。ここで、本発明の好ましい実施例を示している図面を参照して、本発明についてここで十分な説明を行う。しかしながら、本発明は多くの異なる形態で構成しうるので、ここで示した実施例に限定されると解釈すべきでない。むしろ、これらの実施例は、当業の技術者に発明の範囲を完全に、かつ、全体を十分に伝えるように示されている。
【0015】
表示装置は光度、相関色温度について校正でき、同じカラー・アピアランスの製品が、表示装置により示されたものに相当する環境に置かれているかのように展示され、見る人により感じられる。光度は色のシェード(shade)の程度又は深さである。光度は又色調、明度、色度(彩度)のスケール・システム(scale system)としても知られている。例えば、マンセルの表色系である。相関色温度はCIE XYZ色度線図上の黒体位置に垂直な等温度線のCIELUV系内のu’, v’座標に最も近く置かれた黒体の温度として定義される。表示装置は多数の光源を順次校正する。例えば、6500度ケルビンの色温度を有する昼光色(D65)、4158度ケルビンの相関色温度を有する蛍光色(F2)、2856度ケルビンの色温度を有するタングステン光で、それにより、多数の光源の下で製造すべき製品を見るときに、色彩恒常が維持される。光源は光源から発している可視放射線のスペクトル・パワー(spectral power)の分布を定義している。ここで引用した光源は産業界で典型的に用いられているものであるけれども、本発明は他の多くの光源又は光源の組合わせを用いうることを理解すべきである。例えば、グラフィック・アーツ(Graphic Arts)業界では校正のための標準光源はD50又は5,000度ケルビンの色温度をもつ黒体である。特性設定手順の他の要素は輝度即ちブライトネス・レベル(brightness level)の調節である。ブライトネス・レベルは明るさの質で、それは光を放射し、そのレベルは色の認識に影響するので、多くのモニター(monitor)で行われた観察を同じ輝度に調節して、一貫した評価になるようにしなければならない。表示装置上で平方メートル当たり200cdを超えるブライトネス・レベルが好ましい。表示装置のこれらの特性はその表示装置の特性設定情報として参照しうる。
【0016】
ここで、図1を参照すると、ステップ10には白色点を測定する前にビデオ(video)参照テーブル(Lookup Table; LUT)を初期化して初期値にすることが含まれている。LUTはひとつの装置のガムト(gamut:全範囲)又は色空間を他の装置のガムトにマッピングをしたデータ構造である。「白色点」は、光源が光源依存性色空間内に生じうる最も白い白である。例えば、全体として白から反射される屋外日光がその光源に対する白色点として機能する。夜の室内で、白から反射される1個のランプの光がその光源に対する「白色点」として機能する。そこで、ステップ12で、第一の表示装置を分光計又は比色計により測定して、指定された光源が表示の出力を決定する。分光計又は比色計が表示測定装置として用いられ、任意の入力に対する表示装置の相対的出力を測定し、又は、定量化する。第一表示装置の測定で、空間的伝達関数STF(VD1)(λ)が、RGBのそれぞれに対して、0,0,0から255,255,255に、又は、0から100%にRGB信号の直線的組合わせにより生じたRGB信号を測定することにより決定される。ステップ14で輝度が高すぎる場合、ステップ16で、表示装置のデジタル制御が利用できるかどうかについて決定が行われる。そうであれば、ステップ18で、表示装置の輝度が低減して、操作がステップ12に戻る。ステップ16でデジタル制御が利用できない場合、ステップ20でLUTの終点を比例的に低減し、操作はステップ12に続く。輝度が高すぎない場合、白色点に対する色温度の決定がステップ22で行われる。色温度が正しくない場合、ステップ30での白色点に基づいて表示装置のRGBを調節することにより、LUTの終点が作られる。白色点の色温度が正しい場合、ステップ34で、グレー・スケール(gray scale)をゼロ%の黒からフル・スケール(full scale)ないし100%の白まで小刻みに測定される。RGB信号が小刻みに増えると共に、グレー・カラーを生じることができる。グレー・ランプ(gray ramp)はゼロからフル・スケールまでの一連の色である。それぞれの新しい色又はRGBの小刻みに増加させた値は、前よりも僅かに輝度が高くなる。同等グレー・ランプは要素パラメーターL*を用いたCIELABカラー・モデルを用いて計算される。L*はヒトの視覚系内の非線形に対応し、これらの非線形の輝度/信号認識を線形化するのに役立つ。ステップ36で、本発明は明度関数L*に対してグレー・スケールの直線性をマッピングする。ステップ38はマッピングされたグレー・スケールで得られた値に基づいてLUTを設定し、結果を記憶する。LUTの終点は目盛の値として白色点を用いて修正されるので、色の全体的差は0.2 unit, CIELAB△E*abより小さい。希望の白色点の値が0%の黒から100%の白までで得られるまでLUTを調節する。ステップ40では、誤差が0.2 unit, CIELAB△E*abより小さくなるまで、グレー・ランプの直線性の決定値を測定し、評価し、修正する。ステップ42で、RGB色立体が測定され、ICCプロフィールをガムト・マップと共に決定する。ガムト・マップは、プリンター又は表示装置のような装置により作成できる実現可能な色を示す立体である。多くの場合、装置に依存したガムトを代表するこれらの三次元色立体又はマップは異なっている。それで、種々のガムトを有する装置間で画像データを移動するとき、ガムト・マッピングのアルゴリズムが、ガムトを逸脱した色をマッピングすることにより、調節する必要がある。ステップ44で、ICCプロフィールとガムト・マップが記憶される。効果的にするために、好ましい実施例ではステップ34で、0から100までの潜在的整数ポイントよりはむしろフル・スケールを示している、0%の黒から100%の白までの間のグレー・ステップ33を測定する。33のポイントは、要素の値L* of CIELAB内のやっと気付ける差に近い数に対応する。典型的なLUTで、0%の黒から100%の白の間に256(0から255)のポイントがある。これらの校正手順から得られた値がLUT内に記憶されて、表示装置への入力信号がそれにより修正されて、表示装置内の誤差を有意に低減する。表示装置は、RGBキューブ(cube)全体の三次元色空間を測定することを特徴としている。RGBキューブはRGB色空間内のRGBガムトを代表している。そのキューブはRGBに直接マッピングをしたXYZによる右手座標系として構成されている。キューブのコーナー(corner)が原色:赤(R)、緑(G)、青(B)、を代表している。RGBキューブの図面が図4に示されている。黒は下側、後方、裏側のコーナーに示されていて、R=0%、G=0%、B=0%である。白はR=100%、G=100%、B=100%で示される。例示用として、六進法で255の値も割当てられるフルスケール(full−scale)信号又は100%を示すのに番号1を用いる。分光計又は比色計からのデータがLUT内に記憶される。ステップ42で、得られた測定値はRGB→L*a*b*→RGBテーブルに変換される。さらに、ステップ42で、標準のICC表示プロフィールがRGB→L*a*b*→RGBテーブルに基づいて作成され、又は、編集される。LUTがICCプロフィールに加えられて、ステップ43でその瞬間での表示の完全な特性設定を行う。システムのユーザーも、低い質の及び(又は)輝度機能の他の表示装置上で画像を見やすくするために低い輝度を用いて表示装置を校正するように指定できる。もしそうなら、ステップ12から30までが繰返される。この低い輝度は、ビデオ参照テーブルの白側エンドを反復して低減して、その一方で、希望の光源の相関色温度を維持することにより実現できる。又は、VESAによるDDC 2ciプロトコール(protocol)のようなプログラム手段により表示装置を変更できる場合、表示の輝度が一時的に低下し、その一方でゲイン・コントロール(gain control)により希望の光源の修正色温度を維持する。得られた新しい輝度の値を、追加情報としてICCプロフィールに加えられる。
【0017】
デジタル画像の校正作業のような多くの用途で、表示装置のための新しい特性設定が必要である。それゆえ、希望の輝度を選択し、かつ、得られたICCプロフィールが校正段階又は作業と関連している。その作業をその後に見たとき、以前の特性の結果が検索されて、組込まれている。1セットのグレー及び色を表示装置に表示して、分光計又は比色計により表示装置の発光出力を測定し、その測定結果を、ICCプロフィール内のRGB→L*a*b*内挿テーブルを用いて、L*a*b*の値を計算することにより得られる元の測定値と測定結果を比較することにより、検証が行われる。CIELAB △E*ab又はCIELAB △E94と呼ばれる標準化した誤差測定値を用いて、その大きさを比較して、色の差の視覚的影響を評価するのに用いられる。
【0018】
他の用途で、対応するデジタル画像を表示することにより、印刷プレス(press)又はデジタル校正からCMYK印刷をシミュレート(simulate)することが望ましい。この場合、分光計は300から2000までのカラー・パッチ(color patches)の1セットを測定する。ICCプロフィールがこのデータから作成される。L*a:*b*→CMYK→L*a:*b*から1セットのテーブルが作成され、各装置に対して得られたICCプリンター・プロフィールの基礎を形成する。このプロフィールは観察用に選択され、表示装置のICC表示プロフィールと関連している。それで、表示されたCMYKの値がL*a*b*の値に変換しうる。さらに、RGBの値を表示するように変換される。色の正確性が表示装置のガムトにも依存することに留意すべきである。
【0019】
第二又はそれに続く表示の検証も1セットのCMYKの色のセットを用いることにより実行しうる。CMYKの色のセットに対する値がSWOPプロフィールにより、第一にCIELAB値に、次ぎにRGB値を表示するために翻訳される。SWOPプロフィールは、ウェッブ・オフセット(web offset)印刷物のために、調製し、校正し、印刷するために勧告された手順セットである。この定義された印刷条件の検証により、作成者と印刷者の両方に、作業を校正済みとして印刷することが保証される。CYMKプロフィールが観察用として選択され、表示装置のICC表示プロフィールと関連している。それゆえ、表示されたCMYKの値をL*a*b*の値に変換でき、さらに、RGB値を表示するように変換される。得られたRGBパッチ(patches)が表示され、測定され、参照表示からの1セットの以前の測定値と比較する。得られたCIELAB △E*abの値の差が、現在の表示設定が標準のSWOP印刷条件をいかにうまくシミュレート(simulate)しているかを決定する。
【0020】
第一表示装置が校正されると、第一表示装置の特性設定情報の利点を第二又はそれに続く表示装置に伝えるために、その特性設定情報を第二又はそれに続く表示装置に伝送できる。そこで、第二又はそれに続く表示装置でのコンピューターが読み取れる命令により、第一表示装置からの特性設定情報を第二又はそれに続く表示装置が利用できるかどうかを第一表示装置に知らせることができる。
【0021】
ここで、図2を参照すると、特性設定情報はステップ50で作成されるか、そうでなければ、第一表示装置から検索される。そして、ステップ52で、その特性設定情報、STF(VD1)(λ)、が第二又はそれに続く表示装置に送られるように調製される。その特性設定がステップ54で第二又はそれに続く表示装置に送られる。第二又はそれに続く表示装置が、その第一表示装置からの特性設定情報を使用する能力を有するかどうかについて、第二又はそれに続く表示装置が決定を行う。この場合、第一ビデオ表示装置のスペクトル伝達関数は第二のビデオ表示装置のスペクトル伝達関数に等しい。それで、STF(VD1)(λ)=STF(VD2)(λ)。第二又はそれに続く表示装置が、第一表示装置の特性設定情報を正しく使用して、全ての画像を表示するのに十分な能力を有さない可能性がある。それゆえ、第二又はそれに続く表示装置が、第一表示装置の特性設定情報を利用できるかどうかについての決定がステップ56で行われる。もし、そうなら、第二又はそれに続く表示装置が、ステップ58で、その後の画像を表示するために特性設定情報を利用できる。もし、第二又はそれに続く表示装置が、その特性設定情報を利用できない場合、第二又はそれに続く表示装置のユーザーがステップ60でこの不能又は制限を通知する。そして、ステップ64で第二又はそれに続くユーザーが通知を無視するという選択を行なえて、その後に画像を表示できる。しかしながら、修正しない表示装置でこれらの画像を見ると、色が正確でないことがある。もし、ユーザーがその通知を無視することを希望しない場合、ここで述べたように第一表示装置により与えられた白色点及び輝度の設定を用いて表示を校正することを選択できる。第二又はそれに続く表示装置のユーザーがこの形態での第一表示装置のユーザーに通知できる。第二又はそれに続く表示のユーザーが、第一表示装置の特性設定を再現できない場合、第一装置のユーザーが第一装置の特性を修正できるので、第二又はそれに続く表示装置のユーザーがステップ66に示すように画像を適切かつ正確に見ることができる。
【0022】
代わりの実施例では、特性設定情報70(図3)を表示すべき画像72に添付でき、それにより特性設定情報は画像ファイルと共に第二又はそれに続く表示装置に移動する。特性設定情報及び表示特性を第二又はそれに続く表示装置に伝送するためにファイルと関連付けることがありうることに留意されたい。コンピューターが読み取れるファイル72を作成するために電子画像又は他の電子文書の作成者が作成者のコンピューター72を用いる。作成者のビデオ・カード(video card)48により制御される作成者の表示76で作成者が見るために、このファイルを表示する。このファイルの視覚的アピアランスは、作成者のコンピューター74内で表示するために、ガンマ、白色点、プロフィールにより決定される。それゆえ、観測者がファイルの希望のアピアランスを実現するために、作成者は特定の表示特性又は特性設定を有するファイルを作成する。それゆえ、作成者のモニター76及び作成者のビデオ・カード78はファイルのアピアランスを決定する
のに用いられる表示特性と特性設定について、一定の設定を有している。表示特性又は特性設定が、ファイルと関連しうる表示情報70として示されている一セットのコンピューターが読み取れる情報として示される。ファイルが受信者に伝達されたとき、ファイルにより受信した観測者に伝達できる。それゆえ、表示特性又は特性設定はファイルと関連性があり、作成者からファイルを受取ったときにその後に受信する観測者が利用しうる。
【0023】
受信者は受信者のコンピューター80を用いてファイル72を受取る。ファイルを受信者のモニター82に表示でき、そのモニター82は受信者のビデオ・カード84により制御される。しかしながら、受信者のモニター82と受信者のビデオ・カード84は作成者がファイルに意図する表示特性を反映している適切な表示設定又は特性設定を必ずしも含んでいない。それゆえ、作成者が意図するのと同じようにファイルを見ることを希望している受信した観測者が、受信者のビデオ・カード又はモニターに適切な表示特性又は特性設定を有していない。この問題を解決するために、受信者のコンピューター80のコンピューターが読み取れる媒体内に組込まれたコンピューターが読み取れる命令が、ファイル72に関連した表示情報70を読むことができ、かつ、作成者が意図するように画像のカラー・アピアランスを提供するように、ビデオ・カード84及び受信者のビデオ・モニター82に合わせて受信者の表示設定及びプロフィールを調節できる。それゆえ、作成者が創造したのと同じく表示された情報を受信者が見るのに役立つように適当なビデオ・カードとモニターの設定を用いて、受信者が画像を見ることができる。
【0024】
受信した表示又は特性設定の情報70を受けると、コンピューターが読み取れる命令が、受信者のビデオ・カード又はモニターの設定を調節する必要があるかどうか決定する。表示情報に基づいて、調節が必要な場合、いくつかの調節方法を使用できる。一実施例では、受信者に通知をしないで、受信者のコンピューターのコンピューターが読み取れる命令によって自動的に行える。この場合、コンピューターが読み取れる命令が、受信者のビデオ・カードとモニターの本来の表示特性を記憶でき、受信した表示情報に基づいてそれらを調節し、受信者がファイルをもはや見ていないとき、本来の表示特性に戻す。さらに、受信した表示特性と受信した観測者がそのような修正を実施したいかどうかの問い合せに基づいて、コンピューターが読み取れる命令のセットが、受信者のビデオ・カードとモニターのデータを修正する必要性があることを受信した観測者に知らせることができる。もし、そうなら、その修正を実施し、そのような修正を用いてファイルを見る。
【0025】
他の実施例で、コンピューターが読み取れる命令がセクター(sector)ごとに表示装置を校正するための命令を有している。製造時に、表示装置はスクリーンの全領域に亘る一貫性のある輝度ないし出力を有していないこともある。それゆえ、表示装置をグリッド・エリア(grid area)に分割でき、かつ、各グリッド・エリアを校正できる。
【0026】
図6を参照すると、本発明のこの側面をより詳細に説明している。ステップ100で、又、ここで述べたように、表示装置に対して、輝度が選択され、かつ、標準構成及びICCプロフィールが作成される。そして、ステップ102で、8×8グリッドのように表示装置が複数のグリッド・エリアに論理的に分割される。ステップ104で、全てのグリッド・エリアを測定したかどうかについて決定が行われる。全てのグリッド・エリアが測定されていれば、各グリッド・エリアが測定されると、ステップ106で決定されたように、各グリッド・エリアの最低輝度が表示装置の最高目標輝度になる。その目標輝度が選択された後で、そのグリッドがユーザーに提示される。
【0027】
ステップ104で、全てのグリッド・セクターの測定が終了していない場合、ステップ110で、測定すべき次のグリッド・エリアが表示測定装置により測定されて、RGBの数値を得る。ステップ112で、そのRGBの値は、カラー・フォーマット(color
format)当たり16ビットから誤差拡散プロセス(error diffusion process)によりディザー(dither)処理されて8ビットの結果になる。ステップ114で、測定されたグリッド・エリアが、そのグリッド・エリアから表示装置の全エリアまで拡大される。図5を参照すると、8×8のグリッドが図示された64のグリッド・エリアと共に示されている。
【0028】
ここで示した多くの詳細部は本発明を理解しやすくするために示されていて、本発明の範囲を限定するために提供しているのではない。従って、本発明の実施例の開示は本発明の範囲の例示となることを意図していて、限定することを意図していない。本発明の範囲は添付請求項が求めている範囲によってのみ制限されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明のフローチャートである。
【図2】本発明のフローチャートである。
【図3】本発明と関連したハートウエアの略図である。
【図4】RGB色空間の略図である。
【図5】表示装置のグリッド・エリアの略図である。
【図6】本発明のフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第二表示装置と共に使用するための第一表示装置の特性設定情報を作成するためのシステムで、
前記第一表示装置と通信して、コンピューターが読み取れる媒体、及び、
第一表示装置の初期値の輝度を代表する参照テーブルの値を初期化すること、前記参照テーブルの初期値に基づいて前記第一表示装置の出力を測定すること、前記出力測定値に基づいてグレー・ランプを決定すること、前記グレー・ランプを前記第一表示装置のL*
of CIELABカラー・モデルにマッピングすること、前記グレー・ランプのマッピング及びL*に基づいて前記参照テーブルの値を調節すること、RGBカラー・マップの情報を測定すること、前記グレー・ランプと前記RGBカラー・マップの情報に基づいてICCプロフィールを決定すること、のために前記コンピューターが読み取れる媒体の中に組込まれた一セットのコンピューターが読み取れる命令、
から成るシステム。
【請求項2】
前記第一表示装置の前記ICCプロフィールを前記第二表示装置に伝送して、前記第二表示装置が前記ICCプロフィールを用いて画像を表示できるようにする命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項1のシステム。
【請求項3】
前記参照テーブルの値が事前決定された値を超える輝度を示しているかどうかを決定し、かつ、前記参照テーブルの値が事前決定された値を超える輝度を示している場合に前記第一表示装置の前記輝度を低減するための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含んでいることを特徴とする請求項1のシステム。
【請求項4】
前記参照テーブルの値と関連する白色点での色温度が正しいかどうかを決定し、又、前記色温度が正しい場合、前記白色点の前記色温度に基づいて前記参照テーブルの値を修正するための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項1のシステム。
【請求項5】
前記第一表示装置のガムト・マップを決定し、かつ、前記ICCカラー・プロフィール内に前記ガムト・マップを含めるための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項1のシステム。
【請求項6】
前記ICCプロフィールをコンピューターが読み取れる記憶媒体に記憶し、その後に前記第一表示装置の前記記憶されたICCプロフィールを検索し、かつ、前記検索したICCプロフィールを用いて測定した表示装置の輝度の測定値を、前記検索されたICCプロフィールを最初に作成したときに用いた前記測定値と比較することにより、前記の検索したICCプロフィールを検証するための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項1のシステム。
【請求項7】
前記第一表示装置のカラー・パッチを測定することによりCMYK情報を作成し、前記カラー・パッチの測定からCMYK ICCプロフィール情報を作成し、前記第一表示装置の特性設定情報を代表する前記測定からL*a*b*−CMYK−L*a*b*の表を決定するための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項1のシステム。
【請求項8】
前記特性設定情報を画像ファイルと関連付けて、前記画像ファイルと前記関連付けた特性設定情報を前記第二表示装置に伝送して、前記第一表示装置の特性設定情報が表示すべき前記画像情報と共に伝送されるための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項1のシステム。
【請求項9】
第一表示装置からの特性設定情報を用いるためのシステムで、
第二表示装置と通信して、コンピューターが読み取れる媒体、
前記第一表示装置の色特性の設定を代表する特性設定情報を受けること、前記第二表示装置が前記特性設定情報を使用できるかどうか決定すること、前記第二表示装置に画像を表示するために前記特性設定情報を使用すること、のための前記コンピューターが読み取れる媒体内に組込まれた一セットのコンピューターが読み取れる命令、
から成るシステム。
【請求項10】
前記第二表示装置が、前記第一表示装置について受信した前記特性設定情報を使用できない場合、第二表示装置の特性を修正するための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項9のシステム。
【請求項11】
前記コンピューターが読み取れる命令が、前記第二表示装置が、受信した前記特性設定情報を使用できないときにユーザー向け通知を発生し、それにより、前記第二表示装置が前記の受信した特性設定情報を使用できないことをユーザーに通知するための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項9のシステム。
【請求項12】
前記第二表示装置が前記特性設定情報を使用できないときに前記第二表示装置を校正し、かつ、前記第二表示装置を校正した後で前記第二表示装置が前記特性設定情報を使用できるかどうかを決定する命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項11のシステム。
【請求項13】
少なくとも1個の参照テーブルを有している第一表示装置を校正するためのシステムで、
前記第一表示装置と通信して、コンピューターが読み取れる媒体、
事前決定された白色点に基づいて、前記第一表示装置の前記の少なくとも1個の参照テーブルを初期化して初期値とし、表示測定装置を用いて前記第一表示装置の出力を測定し、希望の白色点の値が得られるまで前記の測定された出力に基づいて前記の少なくとも1個の参照テーブルを修正し、前記第一表示装置の前記測定からのグレー値をL* of CIELABカラー・モデルにマッピングを行うことによりグレー・ランプを作成し、前記グレー・ランプに基づいて前記の少なくとも1個の参照テーブルを調節し、前記第一表示装置のRGBカラー・ボリュームを測定し、前記第一表示装置のガムト・マップを決定し、又、前記測定したRGBカラー・ボリューム、前記グレー・ランプ、前記の少なくとも1個の参照テーブル及び前記ガムト・マップに基づいてICCカラー・プロフィールを作成するために、前記コンピューターが読み取れる媒体内に組込まれた一セットのコンピューターが読み取れる命令、
から成るシステム。
【請求項14】
特定の作業と前記ICCカラー・プロフィールを関連付け、その後の検索のために前記特定の作業と関連付けられた前記ICCプロフィールを記憶して、前記特定の作業を以後の業務又はレビューのために後で検索するとき、前記ICCプロフィールを後で使用できるようにする命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項13のシステム。
【請求項15】
前記ICCカラー・プロフィールを第二表示装置に伝送して、前記第二表示装置が画像を表示するために、前記第一表示装置の前記ICCカラー・プロフィールを使用できるようにするための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項13のシステム。
【請求項16】
前記第一表示装置の前記ICCカラー・プロフィールを記憶し、前記第一表示装置の前記ICCカラー・プロフィールを検索し、前記第一表示装置で一セットのグレー・カラーを表示し、前記表示測定装置を用いて前記第一表示装置を測定し、及び、検索した前記第一表示装置のICCプロフィールを確認するために、前記表示測定装置からの前記測定値を前記ICCカラー・プロフィールと比較するための命令を、前記コンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項13のシステム。
【請求項17】
前記第一表示装置の前記ICCカラー・プロフィールを記憶し、前記第一表示装置の前記ICCカラー・プロフィールを検索し、前記検索したICCカラー・プロフィールを用いて少なくとも1個のCMYK画像を表示し、前記の表示されたCMYK画像に基づいて、前記表示測定装置によりカラー・パッチを測定し、前記カラー・パッチの測定からの前記測定値をRGB情報に変換し、前記変換したRGB情報に基づいて前記表示されたカラー・パッチを表示し、前記表示されたカラー・パッチを前記変換されたRGB情報に基づいて測定し、前記CMYKカラー・パッチの前記測定値を前記RGBカラー・パッチに変換して前記検索したICCカラー・プロフィールを検証するための命令を、前記のコンピューターが読み取れる命令が含むことを特徴とする請求項13のシステム。
【請求項18】
第二表示装置と共に用いるために、第一表示装置に対する特性設定情報を作成するためのシステムで、
コンピューターが読み取れる媒体、
前記第一表示装置の参照テーブルの値を初期化し、前記第一表示装置を複数のグリッド・エリアに分割し、少なくとも1個の前記グリッド・エリアの出力を測定し、前記測定に基づきグレー・ランプを決定し、前記グレー・ランプをL* of the CIELABカラー・モデルにマッピングし、前記参照テーブルの値を前記グレー・ランプのマッピングに基づいて調節し、前記グレー・ランプと前記の調節した参照テーブルの値に基づいてICCカラー・プロフィールを決定するために前記コンピューターが読み取れる媒体内に組込まれた一セットのコンピューターが読み取れる命令、
から成るシステム。
【請求項19】
前記セットのコンピューターが読み取れる命令が、前記グリッド・エリアの少なくとも1個に対するRGBカラー・マップを測定し、かつ、少なくとも1個の前記グリッド・エリアのための前記RGBカラー・マップに基づいてICCカラー・プロフィールを決定するための命令を、前記のコンピューターが読み取れる命令のセットが含むことを特徴とする請求項18のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−510950(P2007−510950A)
【公表日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−537952(P2006−537952)
【出願日】平成16年4月6日(2004.4.6)
【国際出願番号】PCT/US2004/010490
【国際公開番号】WO2005/048236
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(506145119)インテグレーテツド・カラー・ソリユーシヨンズ・インコーポレーテツド (1)
【Fターム(参考)】