説明

複列アンギュラ玉軸受

【課題】軌道輪の真円度が優れている複列アンギュラ玉軸受を提供する。
【解決手段】複列アンギュラ玉軸受は、内輪1と、外輪2と、2列の玉3と、内輪1と外輪2との間に各列の玉3をそれぞれ保持する保持器4,4と、略円板状部材からなる非接触形の密封装置5,5と、を備えている。密封装置5の径方向外端部5aは、略円板状部材の径方向最外端部を径方向反対側に折り返すことにより形成されており、外輪2の内周面の軸方向両端部に形成された溝2bに嵌入され加締められることにより取り付けられている。また、玉3の直径が軸受幅の半分の75%以上83%以下とされている。さらに、密封装置5の厚さTsと、外輪2の外径面と溝2bの底部との間の径方向距離Trとの比Ts/Trは、0.07以下とされている。この複列アンギュラ玉軸受は、産業機械ポンプに好適に使用可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は複列アンギュラ玉軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
水中ポンプの回転軸を回転自在に支持する転がり軸受として、複列アンギュラ玉軸受が使用される。ポンプ用軸受に求められる性能としては長寿命があるが、長寿命を実現するための軸受性能として高定格荷重(高負荷容量)が要求される。そして、高負荷容量化の手段としては、従来から、転動体(玉)の大径化が知られている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
また、長寿命を実現するための軸受性能として、密封性も要求される。すなわち、ポンプ用軸受に密封装置を設けて、外部から内部への異物,塵埃の侵入の防止や、内部から外部への潤滑剤の漏洩の防止を行う必要がある。
密封装置としては、例えば、鋼板からなるシールドが知られている。シールドを転がり軸受に取り付ける場合には、例えば、シールドの径方向外端部を、外輪の内周面に形成されたシールド溝に嵌合した上、加締めて固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−105384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、加締め時に外輪に大きな力が付加されるため、外輪が変形して外径面の真円度が悪化する場合があった。特に、シールド溝の底部から外輪の外径面までの径方向距離(すなわち、シールド溝の底部における外輪の厚さ)が小さい場合は、外輪の剛性が低いため真円度の悪化が生じやすかった。その結果、複列アンギュラ玉軸受をポンプのハウジングに取り付ける際の取付性が低下したり、複列アンギュラ玉軸受の回転時に異音が発生したりするおそれがあった。
そこで、本発明は上記のような従来技術が有する問題点を解決し、軌道輪の真円度が優れている複列アンギュラ玉軸受を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発明の一態様に係る複列アンギュラ玉軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪の軌道面と前記外輪の軌道面との間に転動自在に配された複数の転動体と、前記外輪に取り付けられ前記内輪に滑り接触又は隙間を空けて対向する略円板状の密封装置と、前記内輪と前記外輪との間に前記転動体を保持する保持器と、を備え、前記転動体の直径が軸受幅の半分の75%以上83%以下である産業機械ポンプ用の複列アンギュラ玉軸受であって、前記密封装置の径方向一端部が、最端部を径方向反対側に折り返すことにより形成されて、前記外輪に設けられた凹部に加締めにより取り付けられているとともに、前記保持器の外径部よりも径方向外方に配されており、前記密封装置の厚さTsと、前記外輪の外径面と前記凹部の底部との間の径方向距離Trとの比Ts/Trが、0.07以下であることを特徴とする。
【0007】
上記複列アンギュラ玉軸受においては、前記外輪の外径面と内周面との間の径方向距離は、前記軌道面の軸方向外側に形成される外側肩部よりも複列の前記軌道面の間に形成される内側肩部の方が大きくなっていてもよい。また、前記保持器が金属材料製の冠形保持器であってもよい。
さらに、前記密封装置の径方向一端部の軸方向幅が2.7mm以下であってもよい。さらに、前記転動体の直径が軸受幅の半分の80%以上83%以下であってもよい。さらに、前記外輪の外径が50mm以上140mm以下であってもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の複列アンギュラ玉軸受は、外輪に設けられた凹部に密封装置の径方向一端部が加締めにより取り付けられており、密封装置の厚さTsと外輪の外径面と凹部の底部との間の径方向距離Trとの比Ts/Trが0.07以下とされているため、凹部の底部における外輪の厚さが大きい。よって、外輪の剛性が高いので、加締め時に外輪の真円度が悪化しにくく、本発明の複列アンギュラ玉軸受は、外輪の真円度が優れている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る複列アンギュラ玉軸受の一実施形態を示す部分縦断面図である。
【図2】図1の複列アンギュラ玉軸受に組み込まれた密封装置及びその周辺部分の部分拡大断面図である。
【図3】実施例の軸受の外輪の真円度を測定した結果を示す図である。
【図4】比較例の軸受の外輪の真円度を測定した結果を示す図である。
【図5】参考例の軸受の外輪の真円度を測定した結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る複列アンギュラ玉軸受の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係る複列アンギュラ玉軸受の一実施形態を示す部分縦断面図である。また、図2は、図1の複列アンギュラ玉軸受に組み込まれた密封装置及びその周辺部分の部分拡大断面図である。
【0011】
図1の複列アンギュラ玉軸受は、内輪1と、外輪2と、内輪1の軌道面1a,1aと外輪2の軌道面2a,2aとの間に転動自在に配された2列の玉3と、内輪1と外輪2との間に各列の玉3をそれぞれ保持する保持器4,4と、略円板状部材からなる非接触形の密封装置5,5と、を備えている。そして、内輪1と外輪2と密封装置5,5とで囲まれた空隙部(軸受内部空間)内には、両軌道面1a,2aと転動体3の転動面3aとの潤滑を行う図示しない潤滑剤(例えば潤滑油,グリース)が配されている。なお、密封装置5は、軌道輪(図1の場合は内輪1)に滑り接触する接触形の密封装置であってもよい。また、保持器4は備えていなくてもよい。
【0012】
内輪1,外輪2,及び玉3は、転がり軸受の軌道輪や転動体の素材として一般的に採用される鉄鋼材料(例えばステンレス鋼,軸受鋼)で構成されている。また、保持器4は、転がり軸受の保持器の素材として一般的に採用される樹脂材料(例えばポリアミド,ポリフェニレンスルフィド)又は金属材料(例えば鋼,黄銅,アルミニウム合金)で構成されている。
【0013】
さらに、密封装置5は、鋼等の金属材料で構成されており(このような密封装置の例としては、鋼板製のシールドがあげられる)、その径方向外端部5aが外輪2の内周面の軸方向両端部に取り付けられている。詳述すると、外輪2の内周面の軸方向両端部に形成された溝2b(凹部)に、密封装置5の径方向外端部5aが嵌入され加締められることにより取り付けられている。
密封装置5の径方向外端部5aは、前記略円板状部材の径方向最外端部を径方向反対側(すなわち径方向内端側)に折り返すことにより形成されて、断面略U字状(軸方向に沿う平面による断面)をなしており、この断面略U字状の径方向外端部5aが溝2bに嵌入され加締められている。
【0014】
このとき、従来の同寸法の複列アンギュラ玉軸受と比べて、密封装置5を構成する前記略円板状部材の厚さTsは薄くなっているとともに、溝2bの底部における外輪2の厚さ(すなわち、外輪2の外径面と溝2bの底部との間の径方向距離)Trは大きくなっている。さらに、密封装置5の厚さTsと溝2bの底部における外輪2の厚さTrとの比Ts/Trは、0.07以下とされている。また、断面略U字状の径方向外端部5aの軸方向幅Tcは、2.7mm以下とされている。
そして、密封装置5の径方向内端部5bが、内輪1の外周面に隙間(ラビリンス隙間)を空けて対向している。内輪1の外周面のうち径方向内端部5bに対向する部分である対向面1bは、径方向内端部5bと隙間を介して対向することによりラビリンスを形成している。
【0015】
上記のように、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、従来の同寸法の複列アンギュラ玉軸受と比べて、密封装置5を構成する略円板状部材の厚さTsが薄いので、溝2bの底部における外輪2の厚さを大きくすることができる。その結果、外輪2の剛性が高くなるので、密封装置5の加締め装着時に外輪2の変形が生じにくい。前記厚さの比Ts/Trが0.07超過であると、外輪2の剛性が不十分となって、密封装置5の加締め装着時に外輪2の変形が生じるおそれがある。
【0016】
さらに、断面略U字状の径方向外端部5aの軸方向幅Tcが小さいので、密封装置5の加締めに要する力が小さい。その結果、密封装置5の加締め装着時に外輪2に付加される力が小さくなるので、加締め装着時に外輪2の変形が生じにくい。径方向外端部5aの軸方向幅Tcが2.7mm超過であると、密封装置5の加締めに要する力が大きくなるため、密封装置5の加締め装着時に外輪2に付加される力が大きくなり、外輪2に変形が生じるおそれがある。
【0017】
このように、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、密封装置5の加締め装着時に外輪2の変形が生じにくいので、外輪2の外径面の真円度が優れている。よって、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、ポンプ等のハウジングに取り付ける際の取付性が優れているとともに、回転時に異音が発生しにくい。
また、従来品の複列アンギュラ玉軸受における玉の直径は、通常、軸受幅の半分の68%以上71%以下であるが、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受においては、玉3の直径を大径とし、複列アンギュラ玉軸受の軸受幅の半分の75%以上83%以下に設定している。
【0018】
玉3を大径にして軸受幅に対する玉3の直径の割合を大きくすれば、複列アンギュラ玉軸受は高負荷容量で長寿命となる。玉3の直径が軸受幅の半分の75%未満であると、複列アンギュラ玉軸受の負荷容量が十分に向上しないおそれがある。一方、83%超過であると、密封装置5と保持器4(又は玉3)との間の軸方向隙間が十分に確保できずに干渉するおそれがある。このような不都合がより生じにくくするためには、玉3の直径を軸受幅の半分の80%以上83%以下に設定することがより好ましい。
【0019】
なお、外輪2が本発明の構成要件である「一方の軌道輪(密封装置が取り付けられた軌道輪)」に相当し、内輪1が本発明の構成要件である「他方の軌道輪(密封装置が滑り接触又は隙間を空けて対向する軌道輪)」に相当する。もちろん、密封装置5の径方向内端部5bが内輪1に取り付けられ、径方向外端部5aが外輪2の内周面に隙間を空けて対向している構成としても差し支えない。また、密封装置5は、外輪2の内周面の軸方向片側端部のみに取り付けられていてもよい。
【0020】
また、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、密封装置5を構成する略円板状部材の厚さTsが薄いので、密封装置5と保持器4(又は玉3)との間の軸方向隙間が十分に確保されやすい。したがって、玉3が大径であっても密封装置5と保持器4(又は玉3)とが干渉しにくいので、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、玉3の直径の大径化による高負荷容量化を適用しやすい。
【0021】
さらに、密封装置5と保持器4(又は玉3)との間の軸方向隙間が十分に確保されていれば、玉3が大径であっても密封装置5と保持器4(又は玉3)とが干渉しにくいので、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は密封性に優れている(すなわち、軸受の外部から内部への異物,塵埃の侵入や、内部から外部への潤滑剤の漏洩が生じにくい)。さらに、密封装置5と保持器4(又は玉3)とが干渉しにくいため、密封装置5の脱落、潤滑剤の漏出、複列アンギュラ玉軸受からの異音、複列アンギュラ玉軸受の異常摩耗が生じにくい。
【0022】
さらに、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は高負荷タイプの軸受であるので、外輪2の外径は50mm以上140mm以下とすることが好ましい。
上記のような優れた特性を有していることから、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、水中ポンプ等のポンプの回転軸を回転自在に支持する転がり軸受として好適に使用可能である。
【0023】
水中ポンプ等の産業機械ポンプには、主に省スペース(コンパクト性)、メンテナンス費削減が強く要求されている。このためポンプメーカーは、ポンプの大容量化(送液量向上)、小型軽量化、高効率化、及び高信頼性化を目指している。特に、水中ポンプのように容易にメンテナンスできない用途には、給脂を必要としない転がり軸受が要求されている。
【0024】
本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、前述したように高負荷容量で長寿命であるため、産業機械ポンプに好適に使用可能である。特に水中ポンプは、モーターの回転軸を鉛直にした状態で使用するので、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、該回転軸を回転自在に支持する軸受として好適に使用可能である。また、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、前述したように密封性に優れているため、軸受の外部から内部への異物,塵埃の侵入や、内部から外部への潤滑剤の漏洩が生じにくい。よって、給脂等のメンテナンスをほとんど必要としないので、この点からも水中ポンプ等の産業機械ポンプに好適に使用可能である。
【0025】
なお、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、全体が金属で構成された密封装置5の例をあげて説明したが、外輪2に取り付けられる径方向外端部5aが略板状をなし且つ金属材料製であればよく、径方向内端部5b等の他の部位については、略板状以外の形状でもよいし、ゴム,プラスチック等の高分子材料で構成されていてもよい。
また、本実施形態においては、転がり軸受が複列アンギュラ玉軸受である例をあげて説明したが、本発明は、複列アンギュラ玉軸受以外の種類の転がり軸受、例えば単列アンギュラ玉軸受にも適用可能であるし、深溝玉軸受,自動調心玉軸受,円筒ころ軸受,円すいころ軸受,針状ころ軸受,自動調心ころ軸受等にも適用可能である。
【0026】
次に、実施例を示して、本発明をさらに具体的に説明する。外輪の内周面の軸方向両端部に形成された溝に、鋼板製のシールドの径方向外端部を嵌入し加締めることにより、外輪にシールドを取り付けて、図1,2の複列アンギュラ玉軸受とほぼ同様の構成の複列アンギュラ玉軸受を製造した。シールドの径方向外端部は、前述のような断面略U字状とされている。
【0027】
実施例の複列アンギュラ玉軸受は、シールドの厚さTsが0.23mmであり、溝の底部における外輪の厚さTrが4mmであって、両厚さの比Ts/Trが0.058である。一方、比較例の複列アンギュラ玉軸受は、シールドの厚さTsが0.3mmであり、溝の底部における外輪の厚さTrが3.3mmであって、両厚さの比Ts/Trが0.09である。また、2つの参考例の複列アンギュラ玉軸受は、実施例,比較例それぞれに対してシールドが取り付けられていないものである。
【0028】
これら4つの複列アンギュラ玉軸受の外輪の外径面の真円度を測定した。実施例の真円度の測定結果を図3に、比較例の真円度の測定結果を図4に、参考例の真円度の測定結果を図5に示す。2つの参考例の真円度はほぼ同一であるため、一方のみを代表して図5に示す。
参考例の真円度を1とした場合の相対値で示すと、実施例の真円度は1.8で、比較例の真円度は5.3であった。これらの結果から、シールドを取り付けた状態の実施例と比較例では、実施例の複列アンギュラ玉軸受の方が、比較例の複列アンギュラ玉軸受よりも、外輪の外径面の真円度が大幅に良好であることが分かる。
【符号の説明】
【0029】
1 内輪
1a 軌道面
2 外輪
2a 軌道面
2b 溝
3 転動体
3a 転動面
4 保持器
5 密封装置
5a 径方向外端部
5b 径方向内端部
Ts 密封装置を構成する略円板状部材の厚さ
Tr 溝の底部における外輪の厚さ
Tc 断面略U字状の径方向外端部の軸方向幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内輪と、外輪と、前記内輪の軌道面と前記外輪の軌道面との間に転動自在に配された複数の転動体と、前記外輪に取り付けられ前記内輪に滑り接触又は隙間を空けて対向する略円板状の密封装置と、前記内輪と前記外輪との間に前記転動体を保持する保持器と、を備え、前記転動体の直径が軸受幅の半分の75%以上83%以下である産業機械ポンプ用の複列アンギュラ玉軸受であって、
前記密封装置の径方向一端部が、最端部を径方向反対側に折り返すことにより形成されて、前記外輪に設けられた凹部に加締めにより取り付けられているとともに、前記保持器の外径部よりも径方向外方に配されており、
前記密封装置の厚さTsと、前記外輪の外径面と前記凹部の底部との間の径方向距離Trとの比Ts/Trが、0.07以下であることを特徴とする複列アンギュラ玉軸受。
【請求項2】
前記外輪の外径面と内周面との間の径方向距離は、前記軌道面の軸方向外側に形成される外側肩部よりも複列の前記軌道面の間に形成される内側肩部の方が大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の複列アンギュラ玉軸受。
【請求項3】
前記保持器が金属材料製の冠形保持器であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複列アンギュラ玉軸受。
【請求項4】
前記密封装置の径方向一端部の軸方向幅が2.7mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の複列アンギュラ玉軸受。
【請求項5】
前記転動体の直径が軸受幅の半分の80%以上83%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の複列アンギュラ玉軸受。
【請求項6】
前記外輪の外径が50mm以上140mm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の複列アンギュラ玉軸受。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−76468(P2013−76468A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−5498(P2013−5498)
【出願日】平成25年1月16日(2013.1.16)
【分割の表示】特願2012−29877(P2012−29877)の分割
【原出願日】平成24年2月14日(2012.2.14)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】