説明

計測方法および計測装置

【課題】駆動信号生成部および信号検出部の精度や安定性を向上させることなく、温度変動等の特性変化による影響を低減することができる計測方法および計測装置を実現する。
【解決手段】センサに駆動信号を供給するとともに測定対象の物理量変化に対応したセンサ出力信号を検出する計測方法において、前記駆動信号および前記センサ出力信号を選択的に切り替える切替ステップと、前記切替ステップにより選択された前記センサ出力信号の信号レベルを検出する第1の演算ステップと、前記切替ステップにより選択された前記駆動信号の信号レベルを検出する第2の演算ステップと、前記第1および第2の演算ステップの出力を利用して補正された測定出力信号を得る補正演算ステップと、を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサに駆動信号を供給するとともに測定対象の物理量変化に対応したセンサ出力信号を検出する計測方法および計測装置に関し、特に、測定に際し温度変動等の環境変動による特性変化を低減することができる計測方法および計測装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図4は従来の計測装置の一例を示したブロック図であり、測定に際しセンサに駆動信号の供給が必要な回路の構成例を示している。
【0003】
図4(a)に示す回路例では、駆動信号生成部102はセンサ101を駆動するための駆動信号を生成してセンサ101に供給する。また、安定したセンサ出力を得るために、駆動信号のフィードバックループを有し、安定した駆動信号を出力している。得られたセンサ出力信号は信号検出部103により適切な処理が行われ、計測結果を得る。
【0004】
図4(b)に示す回路例では、駆動信号生成部104は駆動信号を生成しセンサ101に供給する。駆動信号生成部104は駆動信号のフィードバックループを有しないが、生成された駆動信号は信号検出部106を介して補正演算部107に入力される。センサ101から出力されるセンサ出力信号は信号検出部105を介して補正演算部107に入力される。補正演算部107はセンサ出力信号および駆動信号の検出値を用いて駆動信号変動の補正等の処理を行い、駆動信号変動の影響を除去した計測結果を得る。
【0005】
【特許文献1】特開平9−184883号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、図4(a)の回路例においては、測定精度を向上するために駆動信号生成部102及び信号検出部103の精度や安定性を向上する必要があり、また温度変化に対する補正機能が必要となる。また、図4(b)の回路例においては、駆動信号生成部104については精度を必要としないが、信号検出部105および106の精度や安定性を向上させる必要がある。また、温度変化等の要因により信号検出部105および106の特性が変化したとき、その特性変化に差異がある場合には、計測結果に誤差が発生する。
【0007】
図5は図4(b)の回路例において信号検出部105および106のゲインが計測結果に与える影響の説明図である。センサ特性及び信号検出部特性がリニアである場合を例に挙げると、駆動信号生成部104の変動を除去するために、補正演算部では以下に示す除算処理を行う。
計測結果=(信号検出部105出力/A)/(信号検出部106出力/B)
=センサの真の計測値
ここで、Aは信号検出部105のゲイン、Bは信号検出部106のゲインである。
【0008】
温度変動等の理由により、信号検出部105および106のゲインがそれぞれA×α、B×βに変動したとすると、得られる計測結果は
計測結果=(信号検出部105出力/A×α)/(信号検出部106出力/B×β)
=(信号検出部105出力/A)/(信号検出部106出力/B)×(β/α)
=センサの真の計測値×(β/α)
となり、信号検出部105および106のゲイン変動(β/α)による測定誤差が生じてしまう。
【0009】
本発明は、上記のような従来の欠点をなくし、駆動信号生成部および信号検出部の精度や安定性を向上させることなく、温度変動等の特性変化による影響を低減することができる計測方法および計測装置を実現することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような目的を達成するために、本発明の請求項1では、センサに駆動信号を供給するとともに測定対象の物理量変化に対応したセンサ出力信号を検出する計測方法において、
前記駆動信号および前記センサ出力信号を選択的に切り替える切替ステップと、
前記切替ステップにより選択された前記センサ出力信号の信号レベルを検出する第1の演算ステップと、
前記切替ステップにより選択された前記駆動信号の信号レベルを検出する第2の演算ステップと、
前記第1および第2の演算ステップの出力を利用して補正された測定出力信号を得る補正演算ステップと、
を有することを特徴とする。
【0011】
請求項2では、請求項1に記載の計測方法において、前記補正演算ステップは、前記第1の演算ステップの出力を前記第2の演算ステップの出力で除算することを特徴とする。
【0012】
請求項3では、請求項1または2に記載の計測方法において、前記第1および第2の演算ステップは、切替ステップに同期して選択的に実施されることを特徴とする。
【0013】
請求項4では、センサに駆動信号を供給するとともに測定対象の物理量変化に対応したセンサ出力信号を検出する計測装置において、
前記駆動信号および前記センサ出力信号が入力され、いずれか一方の信号を選択的に切り替えて出力する信号切替部と、
この信号切替部から出力される信号の信号レベルを検出する信号検出部と、
前記信号検出部から出力された前記駆動信号およびセンサ出力信号の演算結果を利用して補正された測定出力信号を発生する補正演算部と、
を有することを特徴とする。
【0014】
請求項5では、請求項4に記載の計測装置において、前記補正演算部は、前記センサ出力信号に応じた演算出力を前記駆動信号に応じた演算出力で除算して補正演算を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項6では、請求項4または5に記載の計測装置において、前記補正演算部は、前記信号切替部の切替動作に同期して前記駆動信号および前記センサ出力信号の演算結果を取り込むことを特徴とする。
【0016】
請求項7では、請求項4乃至6のいずれかに記載の計測装置において、前記センサは駆動電圧の供給を受けて燃料タンク内の液面レベルに応じた電流信号を出力する静電容量式のタンクユニットであり、
前記駆動電圧を電流信号に変換して前記信号切替部に出力するレベル変換回路を有し、
前記信号検出部は前記タンクユニットから出力される電流信号または前記レベル変換回路から出力される電流信号の信号レベルを検出する電流振幅検出回路であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
このように、センサ出力信号および駆動信号の信号レベルの検出を行う信号検出部を共通化することにより、補正演算部において信号検出部が有する特性変動を取り除くことができ、駆動信号生成部および信号検出部の精度や安定性を向上させることなく、温度変動等の特性変化による影響を低減することができる計測方法および計測装置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を用いて本発明の計測方法および計測装置を説明する。
【実施例1】
【0019】
図1は本発明による計測装置の一実施例を示すブロック図である。駆動信号生成部2はセンサ1に供給する駆動信号S1を生成する。駆動信号S1はセンサ1に供給されるとともに、信号切替部3に入力される。センサ1は駆動信号S1の供給を受けて測定対象の物理量変化に対応したセンサ出力信号S2を発生する。信号切替部3は入力された駆動信号S1とセンサ出力信号S2のいずれか一方を選択的に切り替えて信号検出部4に出力する。信号切替部4は、入力された信号の信号レベルの検出を行う。補正演算部5はセンサ出力信号S2検出値および駆動信号S1検出値を用いて駆動信号変動の補正等の処理を行い計測結果を得る。
【0020】
前記信号切替部3での信号切替は、補正演算部5において駆動信号S1とセンサ出力信号S2の両方を利用する関係上、必要に応じて(たとえば一定時間ごとに)自動的に行われる。信号切替部3からは信号の切替状態を示す制御信号S3が補正演算部5に出力され、信号切替と同期した信号の取り込みを行うために利用される。
【0021】
一般的に、駆動信号S1とセンサ出力信号S2は同種の信号であることが多い。このとき、駆動信号S1とセンサ出力信号S2の信号レベルの検出を行う信号検出部4を共有することにより、信号検出部4が有する温度変化等に伴う特性変動(たとえばゲイン変動αとする)は、センサ出力信号S2検出値および駆動信号S1検出値の両方に乗ぜられる。
【0022】
補正演算部5では、駆動信号S1の変動による計測値を除去するため、一般には除算処理が行われる。この除算処理により駆動信号生成部2の変動が取り除かれ、安定した計測結果を得ることができる。
【0023】
このとき、信号検出部4におけるゲイン変動αはセンサ出力信号S2検出値および駆動信号S1検出値の両方に乗ぜられているので、除算処理によりα/α=1となり、ゲイン変動αによる変動が相殺され、計測結果に与える影響を除去することができる。また、これにより、駆動信号生成部2や信号検出部4を高精度化しなくても、高精度の測定を行うことができるという利点がある。
【0024】
なお、本実施例では信号切替部3が自走している場合を説明したが、補正演算部5の補正演算に合わせて信号切替部3の信号切替を制御する構成としてもよい。その場合には、補正演算部5に切替制御部を設け、補正演算部5から信号切替部3へ切替信号を出力する。
【実施例2】
【0025】
図2は本発明による計測装置の他の実施例を示すブロック図であり、航空機などの燃料タンク内の燃料の液面レベルを測定する計測装置に適用した一例を示したものである。
【0026】
タンクユニット11は燃料タンク内の燃料の液面レベルを静電容量変化として検出するセンサであり、センサ出力信号S12は電流信号である。正弦波発生回路12はタンクユニットに駆動信号として供給する正弦波電圧信号S11を生成する。タンクユニット11の交流インピーダンスはωCで示され(ω=2πf、Cは測定すべき静電容量、fは正弦波電圧信号S11の周波数)、信号S11で正弦波振幅V(rms)を印加した場合の電流はI(rms)=V/(ωC)となる。これよりC=V/(ωI)となり、静電容量を測定することができる。静電容量から液面レベルへの換算はタンクユニットによって規定されている換算方法による。
【0027】
ここで、正弦波電圧信号S11の正弦波振幅Vには、正弦波発生回路12自体の係数が含まれているため、以下のように表すことができる。
V=γ×V´
V´は正弦波発生回路12の真の出力電圧、γは正弦波発生回路12の係数である。
【0028】
正弦波電圧信号S11はタンクユニット11に供給されるとともにレベル変換回路13に信号S11のレベル検出信号S14(電圧)として入力される。
【0029】
レベル変換回路13は入力されたレベル検出信号S14を電流信号S15に変換する。本実施例ではタンクユニットのセンサ出力信号S12が電流信号であるのに対し、駆動信号S11は電圧であるため、レベル変換回路13において電圧−電流変換を行い両信号の種類をそろえる。レベル変換回路13は駆動信号S11とセンサ出力信号S12の種類が異なるときに設けられる変換回路である。
【0030】
タンクユニット11からのセンサ出力信号S12とレベル変換回路13で変換されたレベル検出信号S15は、信号切替部14で選択的に切り替えられて電流振幅検出回路15に取り込まれる。
【0031】
電流振幅検出回路15は信号切替部14から入力される電流信号の信号レベルに対応するA/D値を求め、制御演算部16に出力する。
【0032】
制御演算回路16は補正演算部161と、切替信号S13を用いて信号切替部14を制御する切替制御部162を有し、電流振幅検出回路15においてセンサ出力信号S12とレベル検出信号S15のどちらの信号の信号レベルを検出するかを決定する。たとえば、まずレベル検出信号S15を電流振幅回路15に出力してA/D値を求め、その後電流振幅回路15への出力をセンサ出力信号S12に切り替えてそのA/D値を求める。得られたセンサ出力信号S12とレベル検出信号S15のA/D値をもとに補正演算処理および表示データ生成処理を行い、結果を表示回路17に出力する。また、切替制御部162の有する切替情報は、補正演算部161において信号切替と同期した信号の取り込みを行うために利用される。
【0033】
電流振幅検出回路15のA/D値出力は以下の式で示すことができる。
AD(FB)=β×(γ×V´)/ω
AD(MEAS)=β×(γ×V´)/(ω×C)
ここで、AD(FB)はレベル検出信号S15のA/D値、AD(MEAS)はセンサ出力信号S12のA/D値、βは電流振幅検出回路15の変換係数、Cはタンクユニット11の静電容量、ωは正弦波発生回路12の発振周波数f×2πである。
【0034】
制御演算回路16ではAD(FB)/AD(MEAS)を計測結果RESULTとする補正演算を行う。
RESULT=AD(FB)/AD(MEAS)
={β×(γ×V´)/ω}/{β×(γ×V´)/(ω×C)}
=C
【0035】
以上のように構成することにより、計測結果RESULTからは正弦波発生回路12の係数γおよび電流振幅検出回路15の係数βが消去され、温度等によりこれらの回路の特性が変動しても影響を受けないことになる。また、これにより、電流検出回路15や正弦波発生回路12を高精度化しなくても、高精度の測定を行うことができるという利点がある。
【実施例3】
【0036】
図3は本発明による計測装置の他の実施例を示すブロック図であり、温度を測定する計測装置に適用した一例を示したものである。
【0037】
温度センサ21は測定対象の温度を抵抗値として出力する。定電流発生回路23は定電流を生成し、温度センサ21に駆動信号S21として供給する。なお、温度センサ21が電流変動によって受ける影響が少ない場合には定電圧発生回路とすることも可能である。
【0038】
定電流発生回路23にて生成した電流(駆動信号S21)は、温度センサ21と、温度センサ21に直列に接続された電流検出抵抗22に流れ、それぞれ抵抗値の大きさに応じた電圧降下を生じさせる。温度センサ21によって生じた電圧降下は温度センサ測定信号S22として信号切替部24に入力される。また、電流検出抵抗22によって生じた電圧降下は電流検出信号S23として信号切替部24に入力される。
【0039】
温度センサ測定信号S22と電流検出信号S23は、信号切替部24で選択的に切り替えられて差動電圧検出回路25に取り込まれる。差動電圧検出回路25は信号切替部24から入力される差動信号の信号レベルに対応するA/D値を求め、制御演算回路26に出力する。ここで、図3に示すように、定電流発生回路23の出力段の電位をV1、温度センサ21と電流検出抵抗23の接続部の電位をV2、電流検出抵抗23の電流出力段の電位をV3とする。
【0040】
制御演算回路26は補正演算部261と、切替信号S24を用いて信号切替部24を制御する切替制御部262を有し、差動電圧検出回路25において温度センサ測定信号S22と電流検出信号S23のどちらの信号の信号レベルを検出するかを決定する。たとえば、まず温度センサ測定信号S22を差動電圧検出回路25に出力してA/D値を求め、その後差動電圧検出回路25への入力を電流検出信号S23に切り替えてそのA/D値を求める。得られた温度センサ測定信号S22と電流検出信号S23のA/D値をもとに補正演算処理および表示データ生成処理を行い、結果を表示回路27に出力する。また、切替制御部262の有する切替情報は、補正演算部261において信号切替と同期した信号の取り込みを行うために利用される。
【0041】
測定原理は以下の通りとなる。定電流発生回路23から出力される駆動信号S21の電流をI、温度センサ21の抵抗値をR(MEAS)、電流検出抵抗22の抵抗値をR(REF)とし、温度センサ21の両端の電位差(=V1−V2)をV(MEAS)、電流検出抵抗22の両端の電位差(=V2−V3)をV(REF)とすると、
V(MEAS)=R(MEAS)×I
V(REF)=R(REF)×I
となる。
【0042】
ここで、駆動信号S21の電流Iには、定電流発生回路23自体の係数が含まれるため、以下のように表すことができる。
I=γ×I´
I´は定電流発生回路23の真の出力電流、γは定電流発生回路23の係数である。
【0043】
差動電圧検出回路25のA/D値出力は以下の式で示すことができる。
AD(MEAS)=β×V(MEAS)=β×R(MEAS)×(γ×I´)
AD(REF)=β×V(REF)=β×R(REF)×(γ×I´)
REFはフィードバック信号である電流検出信号S23、MEASは温度センサ測定信号S22、βは差動電圧検出回路25の変換係数である。
【0044】
制御演算回路26ではAD(MEAS)/AD(REF)を計測結果RESULTとする補正演算を行う。
RESULT=AD(MEAS)/AD(REF)
=(β/β)×(γ/γ)×(I´/I´)×(R(MEAS)/R(REF))
=R(MEAS)/R(REF)
【0045】
以上より、計測結果RESULTからは定電流発生回路23や差動電圧検出回路25の係数γ、βが消去され、温度等によりこれらの回路の特性が変動しても影響を受けないことになる。また、これにより、差動電圧検出回路25や定電流発生回路23を高精度化しなくても、高精度の測定を行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】図1は本発明による計測装置の一実施例を示すブロック図。
【図2】図2は本発明による計測装置の他の実施例を示すブロック図。
【図3】図3は本発明による計測装置の他の実施例を示すブロック図。
【図4】図4は従来の計測装置の一例を示したブロック図。
【図5】図5は図4(b)の回路例において信号検出部105および106のゲインが計測結果に与える影響の説明図。
【符号の説明】
【0047】
1 センサ
2 駆動信号生成部
3 信号切替部
4 信号検出部
5 補正演算部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサに駆動信号を供給するとともに測定対象の物理量変化に対応したセンサ出力信号を検出する計測方法において、
前記駆動信号および前記センサ出力信号を選択的に切り替える切替ステップと、
前記切替ステップにより選択された前記センサ出力信号の信号レベルを検出する第1の演算ステップと、
前記切替ステップにより選択された前記駆動信号の信号レベルを検出する第2の演算ステップと、
前記第1および第2の演算ステップの出力を利用して補正された測定出力信号を得る補正演算ステップと、
を有することを特徴とする計測方法。
【請求項2】
前記補正演算ステップは、前記第1の演算ステップの出力を前記第2の演算ステップの出力で除算することを特徴とする請求項1に記載の計測方法。
【請求項3】
前記第1および第2の演算ステップは、切替ステップに同期して選択的に実施されることを特徴とする請求項1または2に記載の計測方法。
【請求項4】
センサに駆動信号を供給するとともに測定対象の物理量変化に対応したセンサ出力信号を検出する計測装置において、
前記駆動信号および前記センサ出力信号が入力され、いずれか一方の信号を選択的に切り替えて出力する信号切替部と、
この信号切替部から出力される信号の信号レベルを検出する信号検出部と、
前記信号検出部から出力された前記駆動信号およびセンサ出力信号の演算結果を利用して補正された測定出力信号を発生する補正演算部と、
を有することを特徴とする計測装置。
【請求項5】
前記補正演算部は、前記センサ出力信号に応じた演算出力を前記駆動信号に応じた演算出力で除算して補正演算を行うことを特徴とする請求項4に記載の計測装置。
【請求項6】
前記補正演算部は、前記信号切替部の切替動作に同期して前記駆動信号および前記センサ出力信号の演算結果を取り込むことを特徴とする請求項4または5に記載の計測装置。
【請求項7】
前記センサは駆動電圧の供給を受けて燃料タンク内の液面レベルに応じた電流信号を出力する静電容量式のタンクユニットであり、
前記駆動電圧を電流信号に変換して前記信号切替部に出力するレベル変換回路を有し、
前記信号検出部は前記タンクユニットから出力される電流信号または前記レベル変換回路から出力される電流信号の信号レベルを検出する電流振幅検出回路であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の計測装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−240286(P2007−240286A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−61953(P2006−61953)
【出願日】平成18年3月8日(2006.3.8)
【出願人】(000006507)横河電機株式会社 (4,443)
【Fターム(参考)】