説明

記録再生装置及びその駆動方法

【課題】着脱可能な記録媒体に動画像を記録する際に、他機種の機器においても、当該記録媒体に記録されている動画像がどのようなものであるのかを把握できるようにする。
【解決手段】記録処理部13において、撮像部12で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体18に記録する。そして、制御部17において、記録媒体18に記録された動画像から静止画像を抽出し、抽出した静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する。その後、記録処理部13において、動画像情報が付加された静止画像を記録媒体18に記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像の記録及び再生が可能に構成された記録再生装置及びその駆動方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、従来のビデオテープに代わって、DVDやメモリカードなどの着脱可能な記録媒体へ記録を行う製品が主流となってきている。デジタルビデオカメラにおいても、このような着脱可能な記録媒体への記録を行うものが製品化されている。また、ハイビジョン映像で記録するための規格としてAVCHD(Advanced Video Codec Definition)規格が策定され、DVDやメモリカードにハイビジョン映像を記録するデジタルビデオカメラも製品化されている。
【0003】
また、着脱可能な記録媒体であるメモリカードの容量も大容量化してきており、今後は、さまざまな製品でメモリカードを使いまわして使用することが考えられる。デジタルビデオカメラで動画を記録する規格としてはAVCHDやSD−Videoがあり、また、デジタルスチルカメラで静止画を記録する規格としてはDCFが主流である。このように、製品(機種)ごとに画像データを保存する規格は様々であり、保存する規格が異なると、どのような画像ファイルが保存されているのかを確認することができない。
【0004】
そこで、従来、デジタルスチルカメラでは、Exif(Exchangeableimage file format)規格で保存されるデジタルスチルカメラとJfif(JPEG file interchange format)規格で保存されるデジタルスチルカメラとの互換性を保つために、Exif規格のカメラファイルとは別にサムネイル画像のサムネイルファイルも記録するものがある(特許文献1参照)。
【0005】
また、デジタルカメラで撮像された静止画像や動画像をパーソナルコンピュータで再生する際に、記録されたファイル形式によっては、パーソナルコンピュータに予め汎用的に記録されているソフトウェアで再生できない場合がある。そこで、従来、デジタルカメラに装着された記録媒体に、そのデジタルカメラ専用のソフトウェアを記録し、その記録されたソフトウェアを用いて再生できるようにしたものもある(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】特開2002−204420号公報
【特許文献2】特開平11−298839号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来、例えば、デジタルビデオカメラで動画像を記録したメモリカード等をデジタルスチルカメラなどの他機種の機器で使い回して使用する場合、当該他機種の機器では、デジタルビデオカメラで記録した画像データを認識することができなかった。これにより、当該他機種の機器では、着脱可能な記録媒体であるメモリカードにどのような動画像ファイルが記録されているのかを確認することができなかった。
【0008】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、着脱可能な記録媒体に動画像を記録する際に、他機種の機器においても、当該記録媒体に記録されている動画像がどのようなものであるのかを把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の記録再生装置は、画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置であって、撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された動画像から静止画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加手段とを有し、前記記録手段は、前記付加手段で前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する。
【0010】
本発明の記録再生装置における他の態様は、画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置であって、撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された動画像から一定の時間間隔で静止画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加手段とを有し、前記記録手段は、前記付加手段で前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する。
【0011】
また、本発明の記録再生装置におけるその他の態様は、画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置であって、撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する記録手段と、前記動画像の撮像の際に入力された音声を処理する音声処理手段と、前記記録媒体に記録された動画像から静止画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加手段とを有し、前記記録手段は、前記付加手段で前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録するとともに、当該静止画像と関連付けて前記音声処理手段で処理された音声に基づく音声データを前記記録媒体に記録する。
【0012】
また、本発明の記録再生装置におけるその他の態様は、画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置であって、撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体への前記動画像の記録中に静止画像をキャプチャして、当該静止画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加手段とを有し、前記記録手段は、前記付加手段で前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する。
【0013】
本発明の記録再生装置の駆動方法は、画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置の駆動方法であって、撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する第1の記録ステップと、前記記録媒体に記録された動画像から静止画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加ステップと、前記付加ステップで前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する第2の記録ステップとを有する。
【0014】
本発明の記録再生装置の駆動方法における他の態様は、画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置の駆動方法であって、撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する第1の記録ステップと、前記記録媒体に記録された動画像から一定の時間間隔で静止画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加ステップと、前記付加ステップで前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する第2の記録ステップとを有する。
【0015】
また、本発明の記録再生装置の駆動方法におけるその他の態様は、画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置の駆動方法であって、撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する第1の記録ステップと、前記動画像の撮像の際に入力された音声を処理する音声処理ステップと、前記記録媒体に記録された動画像から静止画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加ステップと、前記付加ステップで前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録するとともに、当該静止画像と関連付けて前記音声処理ステップで処理された音声に基づく音声データを前記記録媒体に記録する第2の記録ステップとを有する。
【0016】
また、本発明の記録再生装置の駆動方法におけるその他の態様は、画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置の駆動方法であって、撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する第1の記録ステップと、前記記録媒体への前記動画像の記録中に静止画像をキャプチャして、当該静止画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加ステップと、前記付加ステップで前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する第2の記録ステップとを有する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、着脱可能な記録媒体に動画像を記録する際に、他機種の機器においても、当該記録媒体に記録されている動画像がどのようなものであるのかを把握することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る記録再生装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
【0020】
図1に示す記録再生装置10において、レンズ11は、被写体の光学像を記録再生装置10の内部に導光するものである。撮像部12は、レンズ11を介して導光された被写体の光学像を受光して、被写体を画像(画像データ)として撮像するものである。
【0021】
記録処理部13は、撮像部12で撮像された画像(画像データ)を記録媒体18に画像ファイルとして記録する処理を行うものである。再生処理部14は、記録媒体18に記録された画像ファイルを再生する処理を行うものである。
【0022】
表示部15は、再生処理部14において再生された画像ファイルに基づく画像の表示や、各種の選択画面を表示する表示媒体である。操作部16は、ユーザが記録再生装置10に対して入力指示(例えば、撮影、記録、再生などの指示)を行う際に操作されるものである。
【0023】
制御部17は、撮像部12、記録処理部13、再生処理部14、表示部15及び操作部16を制御して、記録再生装置10における動作を統括的に制御するものである。
【0024】
記録媒体18は、記録再生装置10に対して着脱可能な記録媒体である。この際、記録処理部13は、この記録媒体18を収納できるように構成されている。
【0025】
被写体の撮影に先立ち、撮影者(ユーザ)が操作部16を操作してメニュー画面を開き、他機種の機器との互換モードを選択すると、その入力指示が制御部17に入力される。そして、制御部17は、当該入力指示に基づく制御を記録処理部13に対して行う。
【0026】
図2は、他機種の機器との互換モードを選択するためのメニュー画面の一例を示す模式図である。この図2に示すメニュー画面は、例えば、表示部15に表示される。また、図2には、他機種の機器としてデジタルカメラとの互換モードを選択するためのメニュー画面が示されており、デジタルカメラとの互換モードをONにするのか、或いはOFFにするのかを選択できるようになっている。
【0027】
なお、本実施形態における記録再生装置10は、例えば、デジタルビデオカメラであり、動画像ファイルと静止画像ファイルとを記録媒体18の異なるディレクトリに記録して保存するものである。
【0028】
次に、図3〜図5を用いて、動画像を撮影するときの画像ファイルの生成動作について説明を行う。
【0029】
図3は、図1に示す記録媒体18の内部に構成されるディレクトリ構造の一例を示す模式図である。
例えばメモリカードからなる記録媒体18内には、図3に示すように、ルートディレクトリ31の下に、例えば、第1のファイル構造に相当するVIDEOディレクトリ32と、第2のファイル構造に相当するDCIMディレクトリ33が構成される。
【0030】
このVIDEOディレクトリ32は、他の規格やプロファイルなどで使用されることのないユニークなディレクトリ名でなければならない。このVIDEOディレクトリ32の下に、例えば、「任意の文字列+3桁の番号」を名称とするサブディレクトリが作成される。動画像ファイルは、このサブディレクトリ内に、第1のフォーマットで生成されて記録される。この際、生成される動画像ファイルのファイル名は、例えば、「任意の文字列+3桁の番号+.MPG」である。
【0031】
また、DCIMディレクトリ33は、DCFルールに則り、静止画像ファイルを保存するための親ディレクトリである。このDCIMディレクトリ33下に、例えば、「3桁の番号+任意の文字列」を名称とするサブディレクトリが作成される。静止画像ファイルは、このサブディレクトリ内に、第2のフォーマットで生成されて記録される。この際、生成される静止画像ファイルのファイル名は、例えば、「任意の文字列+4桁の番号+.JPG」である。
【0032】
図3に示す状態は、まだ、動画像、静止画像ともに撮影されておらず、動画像ファイル及び静止画像ファイルが記録されていない状態である。
【0033】
図4は、図1に示す記録媒体18の内部に構成されるディレクトリ構造及び画像ファイルの一例を示す模式図である。図4において、図3に示す構成と同様のものについては、同じ符号を付している。この図4には、図2に示すメニュー画面でデジタルカメラとの互換モードがONに設定された場合に、撮像部12において動画像が撮影(撮像)されたときの記録媒体18の内部の様子が示されている。この図4を用いて、動画像が撮影されたときの画像ファイルの生成について説明する。
【0034】
サブディレクトリ41は、VIDEOディレクトリ32の下に作成され、主に動画像ファイルを保存するためのディレクトリである。このサブディレクトリ41には、前述の名称規則に従って、任意の文字列を「MOV」とした、「MOV101」の名称が付けられている。このサブディレクトリ41の作成時期の一例としては、メモリカードである記録媒体18が記録再生装置10に装着され、最初に撮影モードにしたときである。
【0035】
サブディレクトリ42は、DCIMディレクトリ33の下に作成され、静止画像ファイルを保存するためのディレクトリである。このサブディレクトリ42には、前述の名称規則に従って、任意の文字列を「IMAGE」とした、「101IMAGE」の名称が付けられている。このサブディレクトリ42の作成時期の一例としては、メモリカードである記録媒体18が記録再生装置10に装着され、最初に撮影モードにしたときである。
【0036】
動画像ファイル43は、サブディレクトリ41内に生成された画像ファイルである。この動画像ファイル43には、前述の名称規則に従って、任意の文字列を「ABC」とした、「ABC001.MPG」の名称が付けられている。
【0037】
静止画像ファイル44は、サブディレクトリ42内に生成された画像ファイルである。この静止画像ファイル44には、前述の名称規則に従って、任意の文字列を「DEFG」とした、「DEFG0001.JPG」の名称が付けられている。この静止画像ファイル44は、例えば、他機種の機器であるデジタルカメラとの互換モードがONに設定されている場合には、動画の撮影が終了したときに生成されるものであり、例えば、Exif規格のファイルフォーマットに準拠して生成される。この場合、静止画像ファイル44には、動画像ファイル43に対応した後述の動画像情報が付加される。
【0038】
図5は、本発明の第1の実施形態に係る記録再生装置の駆動方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図5には、撮像部12において動画像が撮影(撮像)された場合に、当該動画像から静止画像を生成する際の制御部17の制御が示されている。
【0039】
まず、ステップS501において、制御部17は、記録処理部13に対して、撮像部12において撮影(撮像)された動画像の記録媒体18への記録終了を確認する。
【0040】
動画像の記録終了を確認すると、続いて、ステップS502において、制御部17は、他機種の機器との互換モード(互換記録に係るモード)がONに設定されているか否かを判断する。ここで、他機種の機器との互換モードに関する設定は、上述した図2に示すメニュー画面による選択によりなされる。
【0041】
ステップS502の判断の結果、他機種の機器との互換モードがONに設定されている場合には、ステップS503に進む。ステップS503に進むと、制御部17は、ステップS501で記録した動画像から静止画像を抽出する。この際、抽出する静止画像は、ステップS501で記録した動画像の1フレーム目の画像でも、或いは、ステップS501で記録した動画像の内容を一番に表している画像でもよい。
【0042】
続いて、ステップS504において、制御部17は、ステップS503で抽出した静止画像に対して、動画像の内容を表す静止画像であることを示す文字や、動画像のファイル容量、動画の撮影時間(動画像の記録時間)などの動画像情報を付加する。この場合、付加される動画像情報は、ステップS501で記録した動画像に対応したものとなる。その後、制御部17は、記録処理部13を制御して、記録処理部13に、動画像情報が付加された静止画像を記録媒体18へ記録させる。そして、処理を終了する。
【0043】
一方、ステップS502の判断の結果、他機種の機器との互換モードがONに設定されていない場合(即ち、OFFに設定されている場合)には、静止画像の生成を行わず、処理を終了する。
【0044】
上述した図5に示すフローチャートでは、他機種の機器との互換モードがONに設定されている場合には、当該他機種の機器において互換再生ができる静止画像が生成される。一方、他機種の機器との互換モードがOFFに設定されている場合には、当該他機種の機器において互換再生ができる静止画像は生成されない。
【0045】
図6は、図1に示す記録媒体18の内部に構成されるディレクトリ構造及び画像ファイルの一例を示す模式図であり、図5に示す動作をユーザの操作に従って繰り返し行ったときの記録媒体18の内部の様子が示されている。また、図6において、図4に示す構成と同様のものについては、同じ符号を付している。
【0046】
サブディレクトリ61は、VIDEOディレクトリ32の下に作成されたディレクトリであり、サブディレクトリ41と同様に動画像を保存するためのディレクトリである。この際、サブディレクトリ61には、前述の名称規則に従って、「MOV102」の名称が付けられている。
【0047】
サブディレクトリ62は、DCIMディレクトリ33の下に作成されたディレクトリであり、サブディレクトリ42と同様に静止画像ファイルを保存するためのディレクトリである。この際、サブディレクトリ62には、前述の名称規則に従って、「102IMAGE」の名称が付けられている。
【0048】
動画像ファイル63は、サブディレクトリ41内に生成された画像ファイルである。また、動画像ファイル64及び65は、サブディレクトリ61内に生成された画像ファイルである。
【0049】
静止画像ファイル66は、サブディレクトリ42内に生成された画像ファイルである。この静止画像ファイル66には、動画像ファイル63に対応した動画像情報が付加されている。
【0050】
静止画像ファイル67は、サブディレクトリ62内に生成された画像ファイルである。この静止画像ファイル67には、動画像ファイル64に対応した動画像情報が付加されている。また、静止画像ファイル68は、サブディレクトリ62内に生成された画像ファイルである。この静止画像ファイル68には、動画像ファイル65に対応した動画像情報が付加されている。
【0051】
静止画像ファイル69は、撮像部12において通常に撮影(撮像)された静止画像の画像ファイルであり、サブディレクトリ62内に保存されている。
【0052】
なお、これまで説明してきた動画の規格は、SD−Videoであるが、ハイビジョン画質で動画像を記録するためのAVCHDであってもよい。
【0053】
図7は、動画像情報が付加された静止画像を再生処理した際のイメージの一例を示す図である。ここで、図7に示すイメージ図は、本例では、他機種の機器であるデジタルカメラで再生された際のもの想定しているが、例えば、本実施形態の記録再生装置10(デジタルビデオカメラ)の再生処理部14により再生されたものであってもよい。
【0054】
図7(a)は、動画像情報が付加された静止画像を1枚ピックアップして再生した際のイメージの一例を示している。
図7(a)に示す1枚の静止画像70には、当該静止画像70が動画像の内容を表す静止画像であることを示すインデックス71と、動画像ファイルの容量72と、動画像の記録時間73などの動画像情報が示されている。なお、図7(a)に示すインデックス71は、静止画像70が単に動画像の内容を表す静止画像であることのみを示す情報であるが、例えば、当該動画像を特定する情報を更に示すものであってもよい。
【0055】
このように、静止画像70に動画像情報を付加することにより、記録媒体18にどのような動画像が記録されているのかを確認することが可能になる。
【0056】
図7(b)は、図7(a)に示す静止画像70を含む静止画像を再生して一覧表示した際のイメージの一例を示している。
図7(b)のように静止画像を一覧表示したときでも、図7(a)と同様に、静止画像70には、動画像のインデックス71、動画像ファイルの容量72、及び、動画像の記録時間73などの動画像情報が示されている。この一覧表示により、各静止画像について、動画像の情報を表示するために生成された静止画像なのか、或いは、撮像部12で撮影(撮像)された静止画像なのかを確認することができる。
【0057】
以上説明したように、第1の実施形態における記録再生装置10では、以下の処理動作を行うようにしている。
まず、撮像部12で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体18に記録し(S501:第1の記録ステップ)、記録媒体18に記録された動画像から静止画像を抽出するようにしている(S503)。そして、抽出した静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加し(S504)、当該動画像情報が付加された静止画像を記録媒体18に記録するようにしている(S504:第2の記録ステップ)。
かかる構成によれば、着脱可能な記録媒体に動画像を記録する際に、他機種の機器においても、当該記録媒体に記録されている動画像がどのようなものであるのかを把握することができる。具体的に、例えば、デジタルビデオカメラでメモリカード等に記録した動画像の情報を他機種の機器であるデジタルスチルカメラなどで確認することが可能となる。
【0058】
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態に係る記録再生装置の概略構成の一例を示すブロック図である。図8において、図1に示す機能構成と同様のものについては、同じ符号を付している。
【0059】
第2の実施形態における記録再生装置20では、第1の実施形態における記録再生装置10の制御部における制御の内容が異なるため、図8では、これを制御部87として示している。この制御部87による制御の内容について、図9を用いて説明する。
【0060】
図9は、本発明の第2の実施形態に係る記録再生装置の駆動方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図9には、撮像部12において動画像が撮影(撮像)された場合に、当該動画像から静止画像を生成する際の制御部87の制御が示されている。
【0061】
まず、ステップS901において、制御部87は、記録処理部13に対して、撮像部12において撮影(撮像)された動画像の記録媒体18への記録終了を確認する。
【0062】
動画像の記録終了を確認すると、続いて、ステップS902において、制御部87は、他機種の機器との互換モード(互換記録に係るモード)がONに設定されているか否かを判断する。ここで、他機種の機器との互換モードに関する設定は、上述した図2に示すメニュー画面による選択によりなされる。
【0063】
ステップS902の判断の結果、他機種の機器との互換モードがONに設定されている場合には、ステップS903に進む。ステップS903に進むと、制御部87は、変数nを0に設定し、変数mを1に設定して、変数の初期化を行う。ここで、変数m及び変数nは、時間の変数であり、例えば、分を単位とするものである。
【0064】
続いて、ステップS904において、制御部87は、時間nに、ステップS901で記録した動画の時間(動画像の記録時間)を代入する。これにより、動画像の記録時間n(分)が設定される。
【0065】
続いて、ステップS905において、制御部87は、ステップS901で記録した動画像の最初のフレームを静止画像として抽出する。
【0066】
続いて、ステップS906において、制御部87は、ステップS905で抽出した静止画像に対して、動画像の内容を表す静止画像であることを示す文字や、動画像のファイル容量、動画の撮影時間(動画像の記録時間)などの動画像情報を付加する。この場合、付加される動画像情報は、ステップS901で記録した動画像に対応したものとなる。その後、制御部87は、記録処理部13を制御して、記録処理部13に、動画像情報が付加された静止画像を記録媒体18へ記録させる。
【0067】
続いて、ステップS907において、制御部87は、時間m(分)が動画像の記録時間n(分)よりも小さいか否かを判断する。
【0068】
ステップS907の判断の結果、時間m(分)が動画像の記録時間n(分)よりも小さい場合には、ステップS908に進む。ステップS908に進むと、制御部87は、ステップS901で記録した動画像のm(分)のところのフレームを静止画像として抽出する。
【0069】
続いて、ステップS909において、制御部87は、ステップS908で抽出した静止画像に対して、上述した動画像情報を付加する。
【0070】
続いて、ステップS910において、制御部87は、記録処理部13を制御して、記録処理部13に、ステップS908で動画像情報が付加された静止画像を、ステップS906で記録された静止画像とグループ化して記録媒体18に記録させる。
【0071】
続いて、ステップS911において、制御部87は、時間m(分)に1を加算して、時間を示す変数m(分)をインクリメントする。その後、ステップS907に戻る。
【0072】
一方、ステップS907の判断の結果、時間m(分)が動画像の記録時間n(分)よりも小さくない場合(即ち、以下である場合)、或いは、ステップS902で他機種の機器との互換モードがONに設定されていない場合には、処理を終了する。
【0073】
上述した図9に示すフローチャートでは、他機種の機器との互換モードがONに設定されている場合には、当該他機種の機器において互換再生ができる静止画像が一定の時間間隔で生成される。一方、他機種の機器との互換モードがOFFに設定されている場合には、当該他機種の機器において互換再生ができる静止画像は生成されない。
【0074】
なお、図9では、ステップS908で静止画像を抽出する一定の時間間隔として1分を適用した例を示しているが、これに限定されるわけでなく、動画像の記録時間n(分)よりも小さい時間間隔であれば、任意の時間間隔を適用することができる。
【0075】
図10は、図1に示す記録媒体18の内部に構成されるディレクトリ構造及び画像ファイルの一例を示す模式図であり、図9に示す動作を行ったときの記録媒体18の内部の様子が示されている。また、図10において、図4に示す構成と同様のものについては、同じ符号を付している。
【0076】
サブディレクトリ101は、DCIMディレクトリ33の下に作成され、サブディレクトリ42と同様に、静止画像ファイルを保存するためのディレクトリである。このサブディレクトリ101には、前述の名称規則に従って、「102IMAGE」の名称が付けられている。
【0077】
動画像ファイル102は、ステップS901で記録された動画像ファイルであり、サブディレクトリ41内に保存されている。
【0078】
静止画像ファイル103は、撮像部12において通常に撮影(撮像)された静止画像の画像ファイルであり、サブディレクトリ42内に保存されている。
【0079】
静止画像ファイル104〜107は、動画像ファイル102の動画像から一定の時間間隔で抽出されて生成された静止画像の画像ファイルであり、サブディレクトリ101内に保存されている。サブディレクトリ101は、動画像から抽出された静止画像が生成された際に、新たに作成される。そして、本実施形態では、同じ動画像から抽出されて生成された静止画像の静止画像ファイル104〜107を、同一のサブディレクトリ101に記録することで、グルーピングしている。
【0080】
以上説明したように、第2の実施形態における記録再生装置20では、以下の処理動作を行うようにしている。
まず、撮像部12で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体18に記録し(S901:第1の記録ステップ)、記録媒体18に記録された動画像から一定の時間間隔で静止画像を抽出するようにしている(S908)。そして、抽出した各静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加し(S909)、当該動画像情報が付加された静止画像をグループ化して記録媒体18に記録するようにしている(S910:第2の記録ステップ)。
かかる構成によれば、着脱可能な記録媒体に動画像を記録する際に、他機種の機器においても、当該記録媒体に記録されている動画像がどのようなものであるのかを把握することができる。
【0081】
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係る記録再生装置の概略構成の一例を示すブロック図である。図11において、図1に示す機能構成と同様のものについては、同じ符号を付している。
【0082】
第3の実施形態における記録再生装置30では、第1の実施形態における記録再生装置10の制御部における制御の内容が異なるため、図11では、これを制御部117として示している。また、第3の実施形態における記録再生装置30では、第1の実施形態における記録再生装置10に対して、音声を入力するためのマイク118と、マイク118に入力した音声を処理する音声処理部119が追加されている。本実施形態では、撮像部12による動画像の撮影(撮像)とともに、マイク118から音声の入力を行い、音声処理部119においてマイク118から入力された音声の処理が行われる。以下に、制御部117による制御の内容について、図12を用いて説明する。
【0083】
図12は、本発明の第3の実施形態に係る記録再生装置の駆動方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図12には、撮像部12において動画像が撮影(撮像)された場合に、当該動画像から静止画像を生成する際の制御部117の制御が示されている。
【0084】
まず、ステップS1201において、制御部117は、記録処理部13に対して、撮像部12において撮影(撮像)された動画像の記録媒体18への記録終了を確認する。この際、撮像部12による動画像の撮影(撮像)の際には、マイク118から音声処理部119へ音声の入力が行われており、音声処理部119において、マイク118からの音声に基づく音声データの生成もなされる。
【0085】
動画像の記録終了を確認すると、続いて、ステップS1202において、制御部117は、他機種の機器との互換モード(互換記録に係るモード)がONに設定されているか否かを判断する。ここで、他機種の機器との互換モードに関する設定は、上述した図2に示すメニュー画面による選択によりなされる。
【0086】
ステップS1202の判断の結果、他機種の機器との互換モードがONに設定されている場合には、ステップS1203に進む。ステップS1203に進むと、制御部117は、ステップS1201で記録した動画像から静止画像を抽出する。この際、抽出する静止画像は、ステップS1201で記録した動画像の1フレーム目の画像でも、或いは、ステップS1201で記録した動画像の内容を一番に表している画像でもよい。
【0087】
続いて、ステップS1204において、制御部117は、ステップS1203で抽出した静止画像に対して、動画像の内容を表す静止画像であることを示す文字や、動画像のファイル容量、動画の撮影時間(動画像の記録時間)などの動画像情報を付加する。この場合、付加される動画像情報は、ステップS1201で記録した動画像に対応したものとなる。その後、制御部117は、記録処理部13を制御して、記録処理部13に、動画像情報が付加された静止画像を記録媒体18へ記録させる。
【0088】
続いて、ステップS1205において、制御部17は、記録処理部13を制御して、記録処理部13に、音声処理部119で生成された音声データをステップS1203で抽出した静止画像に関連付けて記録媒体18へ記録させる。この際、音声処理部119で生成された音声データは、ステップS1201で記録された動画像の撮影の際に生成されたものである。その後、処理を終了する。
【0089】
一方、ステップS1202の判断の結果、他機種の機器との互換モードがONに設定されていない場合(即ち、OFFに設定されている場合)には、静止画像の生成を行わず、処理を終了する。
【0090】
図13は、図1に示す記録媒体18の内部に構成されるディレクトリ構造及び画像ファイルの一例を示す模式図であり、図13に示す動作を行ったときの記録媒体18の内部の様子が示されている。また、図13において、図4に示す構成と同様のものについては、同じ符号を付している。
【0091】
DCF規格では、画像以外のファイルとファイル番号を重複させてDCFオブジェクトを構成することができる。音声ファイル131は、動画像ファイル43の動画像の撮影の際にマイク118から入力され、音声処理部119で処理された音声データに基づくファイルである。この音声ファイル131は、動画像ファイル43から抽出されて生成された静止画像ファイル44のファイル番号と同じ番号「DEFG0001」が付されたWAVEファイルとなっており、静止画像ファイル44と関連付けられている。そして、音声ファイル131は、静止画像ファイル44と同じサブディレクトリ42内に記録されて保存されている。
【0092】
以上説明したように、第3の実施形態における記録再生装置30では、以下の処理動作を行うようにしている。
まず、撮像部12で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体18に記録し(S1201:第1の記録ステップ)、また、動画像の撮像の際に入力された音声を処理するようにしている(S1201)。そして、記録媒体18に記録された動画像から静止画像を抽出し(S1203)、抽出した静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加するようにしている(S1204)。さらに、動画像情報が付加された静止画像を記録媒体18に記録するとともに、当該静止画像と関連付けて前記音声処理された音声に基づく音声データを記録媒体18に記録するようにしている(S1204、S1205:第2の記録ステップ)。
かかる構成によれば、着脱可能な記録媒体に動画像を記録する際に、他機種の機器においても、当該記録媒体に記録されている動画像がどのようなものであるのかを視覚及び聴覚の両方から把握することができる。
【0093】
(第4の実施形態)
図14は、本発明の第4の実施形態に係る記録再生装置の概略構成の一例を示すブロック図である。図14において、図1に示す機能構成と同様のものについては、同じ符号を付している。
【0094】
第4の実施形態における記録再生装置40では、第1の実施形態における記録再生装置10の操作部における操作入力の内容、及び、制御部における制御の内容が異なるため、図14では、これらをそれぞれ、操作部146及び制御部147として示している。操作部146では、動画像の記録中に所定のボタンが押されると、他機種の機器との互換記録するための静止画像をキャプチャする操作が可能となっている。以下に、制御部147による制御の内容について、図15を用いて説明する。
【0095】
図15は、本発明の第4の実施形態に係る記録再生装置の駆動方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図15には、撮像部12において動画像が撮影(撮像)された場合に、当該動画像から静止画像を生成する際の制御部147の制御が示されている。
【0096】
まず、ステップS1501において、制御部147は、記録処理部13に対して、撮像部12において撮影(撮像)された動画像の記録媒体18への記録終了を確認する。
【0097】
動画像の記録終了を確認すると、続いて、ステップS1502において、制御部147は、他機種の機器との互換モード(互換記録に係るモード)がONに設定されているか否かを判断する。ここで、他機種の機器との互換モードに関する設定は、上述した図2に示すメニュー画面による選択によりなされる。
【0098】
ステップS1502の判断の結果、他機種の機器との互換モードがONに設定されている場合には、ステップS1503に進む。ステップS1503に進むと、制御部147は、動画像の記録中に操作部146の所定のボタンが押されて、互換再生用の静止画像がキャプチャされたか否かを判断する。
【0099】
ステップS1503の判断の結果、互換再生用の静止画像がキャプチャされた場合には、ステップS1504に進む。ステップS1504に進むと、制御部147は、キャプチャした静止画像を抽出する。
【0100】
一方、ステップS1503の判断の結果、互換再生用の静止画像がキャプチャされていない場合には、ステップS1505に進む。ステップS1505に進むと、制御部147は、ステップS1501で記録した動画像から静止画像を抽出する。この際、抽出する静止画像は、ステップS1501で記録した動画像の1フレーム目の画像でも、或いは、ステップS1501で記録した動画像の内容を一番に表している画像でもよい。
【0101】
ステップS1504又はS1505の処理が終了すると、ステップS1506に進む。ステップS1506に進むと、制御部147は、ステップS1504又はS1505で抽出した静止画像に対して、動画像の内容を表す静止画像であることを示す文字や、動画像のファイル容量、動画の撮影時間(動画像の記録時間)などの動画像情報を付加する。この場合、付加される動画像情報は、ステップS1501で記録した動画像に対応したものとなる。その後、制御部147は、記録処理部13を制御して、記録処理部13に、動画像情報が付加された静止画像を記録媒体18へ記録させる。そして、処理を終了する。
【0102】
一方、ステップS1502の判断の結果、他機種の機器との互換モードがONに設定されていない場合(即ち、OFFに設定されている場合)には、互換再生用の静止画像の生成を行わず、処理を終了する。
【0103】
以上説明したように、第4の実施形態における記録再生装置40では、以下の処理動作を行うようにしている。
撮像部12で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体18に記録し(S1501:第1の記録ステップ)、記録媒体18への動画像の記録中に静止画像をキャプチャできた場合には、当該キャプチャした静止画像を抽出するようにしている(S1504)。そして、抽出した静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加し(S1506)、動画像情報が付加された静止画像を記録媒体18に記録するようにしている(S1506:第2の記録ステップ)。
かかる構成によれば、着脱可能な記録媒体に動画像を記録する際に、他機種の機器においても、当該記録媒体に記録されている動画像がどのようなものであるのかを把握することができる。
【0104】
なお、前述した本発明の各実施形態では、図5、図9、図12及び図15に示す処理を制御部で行うようにしているが、例えば、制御部による制御に基づいて、記録処理部13で行うようにした形態であってもよい。
【0105】
前述した本発明の各実施形態に係る記録再生装置の駆動方法を示す図5、図9、図12及び図15の各ステップは、例えば、コンピュータのCPUがRAMやROMなどに記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
【0106】
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
【0107】
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本発明の各実施形態に係る記録再生装置の機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して本発明の各実施形態に係る記録再生装置の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本発明の各実施形態に係る記録再生装置の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
【0108】
また、前述した本発明の各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0109】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る記録再生装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図2】他機種の機器との互換モードを選択するためのメニュー画面の一例を示す模式図である。
【図3】図1に示す記録媒体の内部に構成されるディレクトリ構造の一例を示す模式図である。
【図4】図1に示す記録媒体の内部に構成されるディレクトリ構造及び画像ファイルの一例を示す模式図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る記録再生装置の駆動方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図1に示す記録媒体の内部に構成されるディレクトリ構造及び画像ファイルの一例を示す模式図である。
【図7】動画像情報が付加された静止画像を再生処理した際のイメージの一例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る記録再生装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る記録再生装置の駆動方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図1に示す記録媒体の内部に構成されるディレクトリ構造及び画像ファイルの一例を示す模式図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る記録再生装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る記録再生装置の駆動方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】図1に示す記録媒体の内部に構成されるディレクトリ構造及び画像ファイルの一例を示す模式図である。
【図14】本発明の第4の実施形態に係る記録再生装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図15】本発明の第4の実施形態に係る記録再生装置の駆動方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0110】
10 記録再生装置
11 レンズ
12 撮像部
13 記録処理部
14 再生処理部
15 表示部
16 操作部
17 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置であって、
撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された動画像から静止画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加手段と
を有し、
前記記録手段は、前記付加手段で前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置であって、
撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された動画像から一定の時間間隔で静止画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加手段と
を有し、
前記記録手段は、前記付加手段で前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項3】
画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置であって、
撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する記録手段と、
前記動画像の撮像の際に入力された音声を処理する音声処理手段と、
前記記録媒体に記録された動画像から静止画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加手段と
を有し、
前記記録手段は、前記付加手段で前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録するとともに、当該静止画像と関連付けて前記音声処理手段で処理された音声に基づく音声データを前記記録媒体に記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項4】
画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置であって、
撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体への前記動画像の記録中に静止画像をキャプチャして、当該静止画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加手段と
を有し、
前記記録手段は、前記付加手段で前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項5】
前記記録手段は、前記動画像を、前記記録媒体に構成される第1のファイル構造に第1のフォーマットで記録し、前記静止画像を、前記記録媒体に構成される第2のファイル構造に第2のフォーマットで記録することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記撮像手段と、
前記記録媒体に記録された動画像を再生する再生手段と、
前記再生手段において再生された動画像を表示する表示手段と、
前記動画像の記録に係るモードを設定するための操作手段と
を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記操作手段は、前記記録媒体に前記動画像を記録する際に前記静止画像も記録する設定の操作が行えるものであることを特徴とする請求項6に記載の記録再生装置。
【請求項8】
前記動画像情報は、前記記録媒体に記録された動画像の容量および当該動画像の時間に係る情報を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項9】
画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置の駆動方法であって、
撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する第1の記録ステップと、
前記記録媒体に記録された動画像から静止画像を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加ステップと、
前記付加ステップで前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する第2の記録ステップと
を有することを特徴とする記録再生装置の駆動方法。
【請求項10】
画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置の駆動方法であって、
撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する第1の記録ステップと、
前記記録媒体に記録された動画像から一定の時間間隔で静止画像を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加ステップと、
前記付加ステップで前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する第2の記録ステップと
を有することを特徴とする記録再生装置の駆動方法。
【請求項11】
画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置の駆動方法であって、
撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する第1の記録ステップと、
前記動画像の撮像の際に入力された音声を処理する音声処理ステップと、
前記記録媒体に記録された動画像から静止画像を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加ステップと、
前記付加ステップで前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録するとともに、当該静止画像と関連付けて前記音声処理ステップで処理された音声に基づく音声データを前記記録媒体に記録する第2の記録ステップと
を有することを特徴とする記録再生装置の駆動方法。
【請求項12】
画像の記録および再生が可能に構成された記録再生装置の駆動方法であって、
撮像手段で撮像された動画像を着脱可能な記録媒体に記録する第1の記録ステップと、
前記記録媒体への前記動画像の記録中に静止画像をキャプチャして、当該静止画像を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された静止画像に対して前記動画像に係る動画像情報を付加する付加ステップと、
前記付加ステップで前記動画像情報が付加された静止画像を前記記録媒体に記録する第2の記録ステップと
を有することを特徴とする記録再生装置の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−253457(P2009−253457A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−96424(P2008−96424)
【出願日】平成20年4月2日(2008.4.2)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】