説明

設定情報検証装置、設定情報検証方法及びプログラム

【課題】入力されたメール録画予約設定情報の何れに誤りがあるかを検出すること。
【解決手段】入力に応じて、第1メールアドレス、第1メールアドレス宛のメールを受信するメール受信設定情報、第1メールアドレスからメールを送信するメール送信設定情報、第2メールアドレスを含むメール録画予約設定情報を設定する設定手段と、第1メールアドレス宛に第1メールを送信する第1メール送信手段と、メール受信設定情報に基づいて第1メールアドレス宛のメールを受信する第1メール受信手段と、第1メール受信手段が第1メールを受信したかを判定する第1判定手段と、メール送信設定情報に基づいて第1メールアドレスから第2メールアドレス宛に第2メールを送信する第2メール送信手段と、第2メール宛のメールを受信する第2メール受信手段と、第2メール受信手段が第2メールを受信したかを判定する第2判定手段とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、メール録画予約設定情報を番組録画装置に送信する設定情報検証装置および設定情報検証方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の番組録画装置には、チャンネルおよび時間が記載されたメールを受信し、記載されているチャンネルおよび時間に基づいて録画予約を行う機能がある。
【0003】
番組録画装置がメールを受信する場合、ユーザは、POP3アドレス、POP3ユーザ名、およびPOP3パスワード等のメール録画予約設定情報をユーザが入力し、メール録画予約設定情報を番組録画装置に登録する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−167117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
メール録画予約設定情報に誤りがあった場合に、メール録画予約設定情報内の情報の何れに誤りがあるのかを検出できることが好ましい。
【0006】
本発明の目的は、ユーザによって入力されたメール録画予約設定情報の何れに誤りがあるかを検出することが可能な設定情報検証装置、設定情報検証方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、設定情報検証装置は、設定手段と、第1メール送信手段と、第1メール受信手段と、第1判定手段と、第2メール送信手段と、第2メール受信手段と、第2判定手段とを具備する。前記設定手段は、入力操作に応じて、第1のメールアドレスと、前記第1のメールアドレス宛のメールの受信に関するメール受信設定情報と、前記第1のメールアドレスからメールの送信に関するメール送信設定情報と、第2のメールアドレスとを含むメール録画予約設定情報を設定する。前記第1メール送信手段は、前記第1のメールアドレス宛に第1メールを送信する。前記第1メール受信手段は、前記メール受信設定情報に基づいて前記第1のメールアドレス宛のメールを受信する。前記第1判定手段は、前記第1メール受信手段が前記第1メールを受信したかを判定する。前記前記第2メール送信手段は、前記メール送信設定情報に基づいて前記第1のメールアドレスから前記第2のメールアドレス宛に第2メールを送信する。前記第2メール受信手段は、前記第2メールアドレス宛のメールを受信する。前記第2判定手段は、前記第2メール受信手段が前記第2メールを受信したかを判定する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1の実施形態の設定情報検証装置に入力されたメール録画予約設定情報を用いて番組録画装置にメール録画予約設定情報を登録するためのシステムを示す図。
【図2】第1の実施形態のスマートフォンの構成を示すブロック図。
【図3】第1の実施形態の番組録画装置のリストがタッチパネルに表示された表示画面の例を示す図。
【図4】第1の実施形態のタッチパネルに表示されるメール録画予約設定情報入力画面の例を示す図。
【図5】第1の実施形態のタッチパネルに表示される表示画面の例を示す図。
【図6】第1の実施形態のタッチパネルに表示される表示画面の例を示す図。
【図7】第1の実施形態のメール録画予約設定情報送信モジュールからテレビ受像器に送信するメール録画予約設定情報の例を示す図。
【図8】第1の実施形態のテレビ受像器の構成を示すブロック図。
【図9】第1の実施形態の設定情報検証装置に入力されたメール録画予約設定情報を用いて番組録画装置にメール録画予約設定情報を登録するための手順を示すフローチャート。
【図10】第2の実施形態の設定情報検証装置に入力されたメール録画予約設定情報を用いて番組録画装置にメール録画予約設定情報を登録するためのシステムを示す図。
【図11】第2の実施形態のスマートフォンの構成を示すブロック図。
【図12】第2の実施形態のテレビ受像器の構成を示すブロック図。
【図13】第2の実施形態の設定情報検証装置に入力されたメール録画予約設定情報を用いて番組録画装置にメール録画予約設定情報を登録するための手順を示すフローチャート。
【図14】第2の実施形態の録画リスト情報取得リクエストおよび録画リスト情報の例を示す図。
【図15】第3の実施形態の設定情報検証装置に入力されたメール録画予約設定情報を用いて番組録画装置にメール録画予約設定情報を登録するためのシステムを示す図。
【図16】第3の実施形態のスマートフォンの構成を示すブロック図。
【図17】第3の実施形態のテレビ受像器の構成を示すブロック図。
【図18】第3の実施形態の録画リスト情報取得リクエストおよび録画リスト情報の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係わるシステムを示す図である。なお本実施形態に係る設定情報検証装置は、例えばスマートフォンによって実現される。スマートフォンは、携帯電話と携帯情報端末とを融合した端末であり、一種のコンピュータである。番組録画装置は、例えばテレビとして実現される。
【0011】
図1に示すように、システムは、スマートフォン10、テレビ受像器20、無線LAN親機30、ブロードバンドルータ40、移動体通信基地局50、メールサーバ60、メールサーバ70等によって構成されている。
【0012】
スマートフォン10は、無線LAN親機30と無線LAN通信を行う。スマートフォン10は、無線LAN親機30を介してホームネットワーク80に接続されている。テレビ受像器20は、ホームネットワーク80に接続されている。ホームネットワーク80は、ブロードバンドルータ40を介してインターネット90に接続されている。スマートフォン10は、移動体通信基地局50と移動体通信を行う。
【0013】
インターネット90には、メールサーバ60,70が接続されている。メールサーバ60は、POP3(POP Version 3)に従ってメールクライアントにメールを配信し、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に従ってメールクライアントからのメールを受信する。メールサーバ70は、例えば移動体通信サービスを提供する事業者が用意したサーバである。メールサーバ70は、スマートフォン宛のメールを受信したら、即時にスマートフォンにメールを転送する。
【0014】
テレビ受像器20は、スマートフォン10からテレビ受像器20に用意されたメールアドレス(以下、録画メール予約アドレス)に送信されたメールの本文に記載された情報に基づいて、録画予約を行うことが可能である。但し、テレビ受像器20は、録画予約が行われるためには、録画予約メールアドレス宛のメールの受信等を行うためのメール録画予約設定情報が正確にテレビ受像器20に登録されていなければならない。
【0015】
スマートフォン10は、ユーザの入力操作に応じてメール録画予約設定情報を取得し、取得したメール録画予約設定情報が正しいかを検証する。そして、正しいと判断された場合に、メール録画予約設定情報をテレビ受像器20に送信する。
【0016】
次に、図2を参照してスマートフォン10の構成を説明する。
スマートフォン10は、メール録画予約設定情報検証モジュール100、モバイルメールクライアント110、無線LAN通信モジュール120、移動体通信モジュール130、タッチパネル140、表示画面制御モジュール150、および入力モジュール160等を有する。
【0017】
モバイルメールクライアント110は、メールサーバ70と通信を行って、メールサーバ70との間でメールの送受信を行う電子メールクライアントである。無線LAN通信モジュール120は、無線LAN親機30と通信を行うことによって、ホームネットワーク80内の機器およびインターネットに接続されているサーバと通信を行う。移動体通信モジュール130は、移動体通信基地局50と通信を行う。
【0018】
タッチパネル140は、液晶ディスプレイ等の表示画面と、表示画面上の操作位置を検出するセンサとを有する。表示画面制御モジュール150は、表示画面に画像を表示するための画像データを生成する。センサの出力結果は、表示画面に表示されているアプリケーションプログラムに渡される。
【0019】
入力モジュール160は、表示画面上にユーザがテキスト等を入力するための仮想的な複数のキーを有するキーボードを表示するように表示画面制御モジュール150に指示する。また、仮想的なキーボードの表示時に、タッチパネル140から出力された検出信号に応じてキーボード内の操作されたキーに応じたキー信号を出力する。
【0020】
メール録画予約設定情報検証モジュール100は、スマートフォン10内のプロセッサによって実行されるアプリケーションプログラムである。メール録画予約設定情報検証モジュール100は、番組録画装置探索モジュール101、メール録画予約設定情報取得モジュール102、メールクライアント103、第1テストメール送信モジュール104、第1テストメール受信判定モジュール105、第2テストメール送信モジュール106、第2テストメール受信判定モジュール107、およびメール録画予約設定情報送信モジュール108等を備えている。
【0021】
番組録画装置探索モジュール101は、ホームネットワーク80内に接続されている番組録画装置を探索する。番組録画装置探索モジュール101は、探索された番組録画装置のリストをタッチパネル140に表示するように表示画面制御モジュール150に指示する。図3に示す例では、3台の番組録画装置が検出され、検出された番組録画装置にそれぞれ対応するボタン201〜203が表示されている。ボタン201〜203上には、番組録画装置の名前が表示されている。
【0022】
ユーザがボタン201〜203の何れかを操作した場合、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、図4に示すメール録画予約設定情報入力画面を表示するように表示画面制御モジュール150に指示する。
【0023】
メール録画予約設定情報入力画面には、POP3アドレス入力欄301、ユーザ名入力欄302、POP3パスワード入力欄303、SMTPアドレス入力欄304、録画予約メールアドレス入力欄305、POP3アクセス間隔入力欄306、メール予約パスワード入力欄307、および予約メールアドレス入力欄308、および設定完了ボタン309が表示されている。
【0024】
POP3アドレス入力欄301には、POP3サーバ(メールサーバ70)のアドレスが入力される。ユーザ名入力欄には、ユーザ名が入力される。POP3パスワード入力欄303には、POP3サーバとの間の認証に必要なパスワードが入力される。SMTPアドレス入力欄304には、SMTPサーバ(メールサーバ70)のアドレスが入力される。メールアドレス入力欄305には、メール送信時に利用される録画予約メールアドレスが入力される。テレビ受像器20が利用するメールアドレスである。
【0025】
POP3アクセス間隔入力欄306にはPOP3サーバにアクセスする間隔が入力される。メール予約パスワード入力欄307には、メールで録画を予約する場合に使用するパスワードが入力される。予約メールアドレス入力欄308には、テレビ受像器20が録画予約メールを受け付けるメールアドレスが入力される。予約メールアドレス入力欄308に入力されるアドレスは、スマートフォンに設定されている携帯メールアドレスである。
【0026】
入力欄301〜308に設定が入力された後に、ユーザが設定完了ボタン309を操作すると、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、POP3アドレス入力欄301に入力されたPOP3サーバアドレス、ユーザ名入力欄302に入力されたユーザ名、POP3パスワード入力欄303に入力されたPOP3パスワード、SMTPアドレス入力欄304に入力されたSMTPサーバアドレス、およびメールアドレス入力欄305に入力された録画予約メールアドレスをメールクライアント103に設定する。
【0027】
メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面の各欄に入力された情報に誤りが検出された場合に、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する。
【0028】
設定後、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、第1テストメール送信モジュール104にメールアドレス入力欄305に入力された録画予約メールアドレスを通知する。第1テストメール送信モジュール104は、モバイルメールクライアント110にメールアドレス入力欄305に入力された録画予約メールアドレス宛に第1テストメールを送信するように指示する。第1テストメールの件名は例えばTest1であり、第1テストメールの本文は空白である。
【0029】
第1テストメールの送信後、メールクライアント103は、設定されたPOP3サーバアドレス、ユーザ名、およびPOP3パスワードに基づいてメールサーバ70からメールの受信を試みる。メールクライアント103はメールサーバ70からメールを受信することができた場合、メールの件名を第1テストメール受信判定モジュール105に通知する。
【0030】
また、第1テストメール受信判定モジュール105は、メールクライアント103が第1テストメールを受信することができたかを判定する。第1テストメール受信判定モジュール105は、第1テストメールを受信することができたかを判定するために、メールクライアント103から渡されたメールの件名が“Test1”に一致するかを判定する。また、第1テストメールを送信してから行って時間のメールクライアント103からメールの件名を受け取ることができ無かった場合に、第1テストメールを受信することができなかったと判定する。第1テストメールを受信することができなかったと判定された場合、POP3サーバアドレス、ユーザ名、およびPOP3の何れかに一つ以上に誤りがあったことが分かる。
【0031】
第1テストメール受信判定モジュール105が第1テストメールを受信することがでたと判定した場合、第2テストメール送信モジュール106は、メールクライアント103に予約メールアドレス入力欄308宛に入力されたメールアドレス宛に第2テストメールを送信するように指示する。第2テストメールの件名は例えばTest2であり、第2テストメールの本文は空白である。
【0032】
また、第2テストメール受信判定モジュール107は、モバイルメールクライアント110が第2テストメールを受信することができたかを判定する。第2テストメール受信判定モジュール107は、図5に示す画面をタッチパネル140に表示するように表示画面制御モジュール150に指示する。
【0033】
図5に示すように、“携帯メールで件名が“Test2”のテストメールを受信しているかを確認して下さい。”および“携帯メールを確認しましたか?”というメッセージとOKボタン401とが表示されている。ユーザがOKボタン401を操作すると、第2テストメール受信判定モジュール107は、図6に示す画面をタッチパネル140に表示するように表示画面制御モジュール150に指示する。図6に示すように、“携帯メールで件名が“Test2”のテストメールを受信していますか?”というメッセージと、はいボタン501、いいえボタン502が表示される。
【0034】
ユーザがはいボタン501を操作した場合に、第2テストメール受信判定モジュール107は、モバイルメールクライアント110が第2テストメールを受信することができたと判定する。ユーザがいいえボタン502を操作した場合に、第2テストメール受信判定モジュール107は、モバイルメールクライアント110が第2テストメールを受信することができなかったと判定する。第2テストメールを受信することができなかったと判定された場合、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、および予約メールアドレス(携帯メールアドレス)の何れか一つ以上に誤りがあったことが分かる。
【0035】
モバイルメールクライアント110が第2テストメールを受信することができたと判定した場合、メール録画予約設定情報送信モジュール108は、無線LAN通信モジュール120を用いて、入力欄301〜308に入力されたメール録画予約設定情報をテレビ受像器20に送信する。
【0036】
メール録画予約設定情報送信モジュール108は、例えば図7に示すようにメッセージによってメール録画予約設定情報をテレビ受像器20に送信する。テレビ受像器20はメール録画予約設定情報に基づいて設定を行うと設定完了通知を示す “200OK”というメッセージをスマートフォンに返す。
【0037】
次に、図8を参照してテレビ受像器20の構成を説明する。テレビ受像器20は、LAN通信モジュール601、メール録画予約設定情報登録モジュール602、テレビメールクライアント603、メール解析モジュール604、番組録画モジュール605、チューナ606、HDD607、およびディスプレイ608等を有する。
【0038】
LAN通信モジュール601は、ホームネットワーク80内の機器およびインターネットに接続されているサーバと通信を行う。
【0039】
メール録画予約設定情報登録モジュール602は、スマートフォンから送信されたメール録画予約設定情報に基づいて、テレビメールクライアント603にPOP3サーバアドレス、ユーザ名、POP3パスワード、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、アクセス間隔を登録する。また、メール録画予約設定情報登録モジュール602は、スマートフォンから送信されたメール録画予約設定情報に基づいて、メール解析モジュール604にメール予約パスワードおよび予約メールアドレスを登録する。登録後に、メール録画予約設定情報登録モジュール602は、スマートフォンに登録完了通知を送信する。
【0040】
テレビメールクライアント603は、アクセス間隔毎に、設定されたPOP3サーバアドレス、ユーザ名、POP3パスワードに基づいてメールサーバ60からメールを受信する。テレビメールクライアント603は、メールを受信した場合に、受信したメールをメール解析モジュール604に渡す。また、テレビメールクライアント603は、SMTPアドレスおよび録画予約メールアドレスに基づいてメールを送信する。
【0041】
メール解析モジュール604は、渡されたメールの送信者が設定された予約メールアドレス(携帯メールアドレス)に一致するかを判断する。予約メールアドレスに一致すると判断した場合、メール解析モジュール604は、メールの本文内に書かれているパスワードが設定されたパスワードに一致するかを判断する。そして、パスワードが一致した場合、メール解析モジュール604は、本文内に書かれている、録画日、録画開始時間、録画終了時間、および録画チャンネルをそれぞれ検出する。メール解析モジュール604は、検出された録画日、録画開始時間、録画終了時間、および録画チャンネルに基づいて番組録画モジュール605に録画予約の設定を行う。
【0042】
番組録画モジュール605は、設定された録画予約に基づいてチューナ606から番組データを取得し、取得した番組データをHDD607に記録する。また、ディスプレイ608は、チューナ606によって受信した番組またはHDDに記録された番組データを表示する。
【0043】
次に、メール録画予約設定情報の登録をスマートフォン10を用いて行う手順を図9のフローチャートを参照して説明する。
【0044】
メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を表示する(ステップ701)。ユーザによるメール録画予約設定情報の入力が終了すると、第1テストメール送信モジュール104が、モバイルメールクライアント110を用いて、携帯メールアドレスから録画予約メールアドレスに対してテストメール1を送信する(ステップ702)。第1テストメール受信判定モジュールが、メールクライアント103を用いて、録画予約メールアドレス宛のメールを受信した後、テストメール1が受信できたかを判定する(ステップ703)。
【0045】
テストメール1を受信することができなかったと判定した場合(ステップ703のNo)、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する(ステップ701)。なお、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、POP3サーバアドレス、ユーザ名、またはPOP3パスワードに誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0046】
テストメール1を受信することができたと判定した場合(ステップ703のYes)、第2テストメール送信モジュール106がメールクライアント103を用いて、録画予約メールアドレスから予約メールアドレスにテストメール2を送信する(ステップ704)。第2テストメール判定モジュールは、モバイルメールクライアント110がテストメール2を受信することができたかを判定する(ステップ705)。
【0047】
テストメール2を受信することができなかったと判定した場合(ステップ705のNo)、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する(ステップ701)。なお、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、または予約メールアドレスに誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0048】
第2テストメールを受信することができたと判定した場合(ステップ705のYes)、メール録画予約設定情報送信モジュール108が、メール録画予約設定情報をテレビ受像器20に送信する(ステップ706)。
【0049】
メール録画予約設定情報登録モジュール602は、スマートフォン10から送信されたメール録画予約設定情報を受信する(ステップ711)。メール録画予約設定情報登録モジュール602は、メール録画予約設定情報に基づいて、テレビメールクライアント603にPOP3サーバアドレス、ユーザ名、POP3パスワード、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、アクセス間隔を登録し、メール解析モジュール604にメール予約パスワードおよび予約メールアドレスを登録する(ステップ712)。メール録画予約設定情報登録モジュール602は、メール録画予約設定情報の登録完了通知をスマートフォン10に送信する(ステップ713)。
メール録画予約設定情報登録モジュールは、登録完了通知を受信すると処理を終了する(ステップ707)。
【0050】
以上の処理で、ユーザが入力したメール録画予約設定情報に誤りがあった場合に、入力された情報の何れかに誤りがあることが分かる。また、正しく設定できたことをスマートフォン10によって確認してからテレビ受像器20に転送するので、誤ったメール録画予約設定情報がテレビ受像器20に登録されることがない。
【0051】
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係わる、設定情報検証装置に入力されたメール録画予約設定情報を用いて番組録画装置にメール録画予約設定情報を登録するためのシステムを示す図である。なお、設定情報検証装置は、スマートフォンによって実現されている。スマートフォンは、携帯電話と形態情報端末とを融合した端末であり、一種のコンピュータである。番組録画装置は、テレビとして実現されている。
【0052】
図10に示すように、システムは、スマートフォン1000、テレビ受像器1200、無線LAN親機30、ブロードバンドルータ40、移動体通信基地局50、メールサーバ60、メールサーバ70、電子番組表情報配信サーバ801等によって構成されている。なお、図1と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0053】
電子番組表情報配信サーバ801は、電子番組表情報をインターネット90を介して配信するサーバである。電子番組表情報に基づいて電子番組表を表示している端末から番組情報の送信の要求があると、電子番組表情報配信サーバ801は、要求があった番組の放送局名、放送開始日、放送開始時間、放送終了時間、および番組タイトルを含む番組情報を端末に送信する。
【0054】
次に、スマートフォン1000の構成を図11を参照して説明する。
【0055】
スマートフォン1000は、メール録画予約設定情報登録モジュール1100、モバイルメールクライアント110、無線LAN通信モジュール120、移動体通信モジュール130、タッチパネル140、表示画面制御モジュール150、および入力モジュール160等を有する。図2と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0056】
メール録画予約設定情報登録モジュール1100は、スマートフォン1000内のプロセッサによって実行されるアプリケーションプログラムである。メール録画予約設定情報登録モジュール1100は、番組録画装置探索モジュール101、メール録画予約設定情報取得モジュール102、メールクライアント103、第1テストメール送信モジュール104、第1テストメール受信判定モジュール105、第2テストメール送信モジュール106、第2テストメール受信判定モジュール107、電子番組表情報取得モジュール1101、テスト録画予約メール送信モジュール1102、メール録画予約設定情報送信モジュール1103、録画リスト情報取得モジュール1104、およびタイトル検出モジュール1105等を備えている。
【0057】
電子番組表情報取得モジュール1101は、電子番組表情報配信サーバ801から電子番組表情報を取得する。テスト録画予約メール送信モジュール1102は、番組表情報内に含まれる番組を一つ選択し、選択された番組の番組情報を電子番組表情報配信サーバ801から取得する。テスト録画予約メール送信モジュール1102は、取得した番組情報に基づいて、パスワード、録画日、録画開始時間、録画終了時間、および録画チャンネルを含むテスト録画予約情報を作成する。テスト録画予約メール送信モジュール1102は、作成されたテスト録画予約情報を本文に含むテスト録画予約メールをモバイルメールクライアント110を用いて録画予約メールアドレス宛に送信する。また、テスト録画予約メール送信モジュール1102は、選択された番組のタイトルを取得した番組情報から検出し、検出された番組のタイトルをタイトル検出モジュール1105に送信する。
【0058】
なお、テスト録画予約メール送信モジュール1102は、例えば現在時刻から5分後から6分後の間に放送されている番組を選択する。また、テスト録画予約メール送信モジュール1102は、テスト録画予約情報に含まれる録画開始時間を現在時刻から5分後にし、録画終了時間を現在時刻から6分後にする。
【0059】
メール録画予約設定情報送信モジュール1103は、テスト録画予約情報が送信された後、メール録画予約設定情報をテレビ受像器20に送信する。
【0060】
録画リスト情報取得モジュール1104は、テスト録画予約情報に含まれる録画終了時間から例えば3分が経過した後に、テレビ受像器20から録画リスト情報を取得する。録画リスト情報には、テレビ受像器20が録画した番組のタイトル等が含まれる。
【0061】
タイトル検出モジュール1105は、テスト録画予約メール送信モジュール1102によって選択された番組のタイトルが録画リスト情報内に存在するかを判定する。番組のタイトルが録画リスト情報内に存在しない場合、予約メールアドレス入力欄に入力された予約メールアドレス(携帯メールアドレス)に誤りがあることが分かる。
【0062】
次に、図12を参照してテレビ受像器1200の構成を説明する。
テレビ受像器1200は、LAN通信モジュール601、メール録画予約設定情報登録モジュール602、テレビメールクライアント603、メール解析モジュール604、番組録画モジュール605、チューナ606、HDD607、ディスプレイ608、および録画リスト情報送信モジュール1201等を有する。なお、図8と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0063】
録画リスト情報送信モジュール1201は、スマートフォン1000から録画リスト情報の送信要求があった場合に、HDD607に記録されている番組の録画リスト情報をスマートフォン1000に送信する。
【0064】
次に、録画予約メールの設定をスマートフォン1000を用いて行う手順を図13のフローチャートを参照して説明する。
メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を表示する(ステップ1301)。ユーザによるメール録画予約設定情報の入力が終了すると、第1テストメール送信モジュール104が、モバイルメールクライアント110を用いて、携帯メールアドレスから録画予約メールアドレスに対してテストメール1を送信する(ステップ1302)。第1テストメール受信判定モジュールが、メールクライアント103を用いて、録画予約メールアドレス宛のメールを受信した後、テストメール1が受信できたかを判定する(ステップ1303)。
【0065】
テストメール1を受信することができなかったと判定した場合(ステップ1303のNo)、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する(ステップ1301)。なお、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、POP3サーバアドレス、ユーザ名、またはPOP3パスワードに誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0066】
テストメール1を受信することができたと判定した場合(ステップ1303のYes)、第2テストメール送信モジュール106がメールクライアント103を用いて、録画予約メールアドレスから携帯メールアドレスにテストメール2を送信する(ステップ1304)。第2テストメール判定モジュールは、モバイルメールクライアント110がテストメール2を受信することができたかを判定する(ステップ1305)。
【0067】
テストメール2を受信することができなかったと判定した場合(ステップ1305のNo)、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する(ステップ1301)。なお、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、または予約メールアドレス(携帯メールアドレス)に誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0068】
第2テストメールを受信することができたと判定した場合(ステップ1305のYes)、テスト録画予約メール送信モジュール1102は、テスト録画予約情報を作成し、モバイルメールクライアント110を用いてテスト録画予約情報が本文に記載されたテスト録画予約メールを録画予約メールアドレス宛に送信する(ステップ1306)。
【0069】
テスト録画予約メールの送信後、メール録画予約設定情報送信モジュール1103は、録画予約設定情報を録画予約メールアドレス宛に送信する(ステップ1307)。
【0070】
メール録画予約設定情報登録モジュール602は、スマートフォン1000から送信されたメール録画予約設定情報を受信する(ステップ1321)。メール録画予約設定情報登録モジュール602は、メール録画予約設定情報に基づいて、テレビメールクライアント603にPOP3サーバアドレス、ユーザ名、POP3パスワード、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、アクセス間隔を登録し、メール解析モジュール604にメール予約パスワードおよび予約メールアドレスを登録する(ステップ1322)。メール録画予約設定情報登録モジュール602は、メール録画予約設定情報の登録完了通知をスマートフォン1000に送信する(ステップ1323)。
【0071】
テレビメールクライアント603は、登録された設定に基づいて、メールサーバ60からテスト録画予約メールを受信する(ステップ1324)。続いて、テレビ受像器1200は、受信したテスト録画予約メールの本文の内容に応じた処理を行う(ステップ1325)。メール解析モジュール604は、テスト録画予約メールの送信アドレスが、メール録画予約設定情報に応じて登録された予約メールアドレス(携帯メールアドレス)と一致しているかを判定する。一致していると判定された場合、メール解析モジュール604は、とば、本文に含まれる録画日、録画開始時間、録画終了時間、録画チャンネルに基づいて録画予約の設定を番組録画モジュール605に行う。一致しないと判定された場合、メール解析モジュール604は、録画予約の設定を行わない。
【0072】
録画リスト情報取得モジュール1104は、録画リスト情報取得リクエストをテレビ受像器1200に送信する(ステップ1308)。
【0073】
録画リスト情報送信モジュール1201は、録画リスト情報取得リクエストを受信すると(ステップ1326)、録画リスト情報をスマートフォン1000に送信する(ステップ1327)。録画リスト情報取得モジュール1104は、テレビ受像器1200から送信された録画リスト情報を受信する(ステップ1320)。図14に録画リスト情報取得リクエストおよび録画リスト情報の例を示す。録画リスト情報取得リクエストは“GET http://192.168.1.2/rec_list”である。なお、“192.168.1.2”はスマートフォン1000のIPアドレスである。また、“<recnum>10</recnum>”以下が録画リスト情報である。
【0074】
タイトル検出モジュール1105は、録画リスト情報内にテスト録画予約メールによって録画される番組のタイトルが存在するかを判定する(ステップ1311)。タイトルが存在すると判定された場合(ステップ1311のYes)、スマートフォン1000はメール録画予約設定情報の登録処理を終了する。タイトルが存在しないと判定された場合(ステップ1311のNo)、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する(ステップ1301)。なお、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、予約メールアドレス入力欄308に入力された予約メールアドレスに誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0075】
以上の処理で、ユーザが入力した予約メールアドレスに誤りがあった場合に検出することができる。
【0076】
なお、上記実施形態では、スマートフォン1000で予約メールアドレスに誤りがあるかを判断するための処理を行ったが、次に実施形態ではこの処理をテレビ受像器側で行う例を説明する。
【0077】
(第3の実施形態)
図15は、第3の実施形態に係わる、設定情報検証装置に入力されたメール録画予約設定情報を用いて番組録画装置にメール録画予約設定情報を登録するためのシステムを示す図である。なお、設定情報検証装置は、スマートフォンによって実現されている。スマートフォンは、携帯電話と形態情報端末とを融合した端末であり、一種のコンピュータである。番組録画装置は、テレビとして実現されている。
【0078】
図15に示すように、システムは、スマートフォン1510、テレビ受像器1520、無線LAN親機30、ブロードバンドルータ40、移動体通信基地局50、メールサーバ60、メールサーバ70等によって構成されている。なお、図1と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0079】
次に、スマートフォン1510の構成を図16を参照して説明する。
【0080】
スマートフォン1510は、メール録画予約設定情報登録モジュール1600、モバイルメールクライアント110、無線LAN通信モジュール120、移動体通信モジュール130、タッチパネル140、表示画面制御モジュール150、および入力モジュール160等を有する。図11と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0081】
メール録画予約設定情報登録モジュール1600は、スマートフォン1510内のプロセッサによって実行されるアプリケーションプログラムである。メール録画予約設定情報登録モジュール1600は、番組録画装置探索モジュール101、メール録画予約設定情報取得モジュール1602、メールクライアント103、第1テストメール送信モジュール104、第1テストメール受信判定モジュール105、第2テストメール送信モジュール106、第2テストメール受信判定モジュール107、電子番組表情報取得モジュール1101、テスト録画予約メール送信モジュール1102、およびメール録画予約設定情報送信モジュール1103等を備えている。
【0082】
番組録画装置探索モジュール1601は、第1の実施形態で説明したメール録画予約設定情報取得モジュール102の機能に加え、メール録画予約設定情報送信モジュール108がメール録画予約設定情報を送信した後に、テレビ受像器1520から送信された登録非完了通知を受信した場合に、メール録画予約設定情報入力画面を表示する機能を有する。登録非完了通知を受信するのは、予約メールアドレス入力欄308に入力された予約メールアドレス(携帯メールアドレス)に誤りがあった場合である。従って、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、予約メールアドレスに誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0083】
次に、図17を参照してテレビ受像器1520の構成を説明する。テレビ受像器20は、LAN通信モジュール601、メール録画予約設定情報登録モジュール1702、テレビメールクライアント603、メール解析モジュール1604、番組録画モジュール605、チューナ606、HDD607、およびディスプレイ608等を有する。なお、図8と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0084】
メール録画予約設定情報登録モジュール1702は、スマートフォンから送信されたメール録画予約設定情報に基づいて、テレビメールクライアント603にPOP3サーバアドレス、ユーザ名、POP3パスワード、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、アクセス間隔を登録する。また、メール録画予約設定情報登録モジュール602は、スマートフォンから送信されたメール録画予約設定情報に基づいて、メール解析モジュール604にメール予約パスワードおよび予約メールアドレスを登録する。メール録画予約設定情報登録モジュール1702は、メール録画予約設定情報登録モジュール602と異なり、登録後に、メール録画予約設定情報登録モジュール602は、スマートフォン1510に登録完了通知を送信しない。
【0085】
メール解析モジュール1704は、メール録画予約設定情報登録モジュール602がメール録画予約設定情報を登録した後に、テレビメールクライアント603が受信したテスト録画予約メールの送信アドレスと登録された予約メールアドレスとが一致するかを判定する。一致すると判定された場合、メール解析モジュール1704は、スマートフォン1510に登録完了通知を送信する。一致しないと判定された場合、メール解析モジュール1704は、スマートフォン1620に登録完了通知を送信する。
【0086】
メール解析モジュール1704は、登録完了通知の送信後、テレビメールクライアント603が受信したメールの送信者が設定された予約メールアドレス(携帯メールアドレス)に一致するかを判断する。予約メールアドレスに一致すると判断した場合、メール解析モジュール604は、メールの本文内に書かれているパスワードが設定されたパスワードに一致するかを判断する。そして、パスワードが一致した場合、メール解析モジュール604は、本文内に書かれている、録画日、録画開始時間、録画終了時間、および録画チャンネルをそれぞれ検出する。メール解析モジュール604は、検出された録画日、録画開始時間、録画終了時間、および録画チャンネルに基づいて番組録画モジュール605に録画予約の設定を行う。
【0087】
次に、録画予約メールの設定をスマートフォン1510を用いて行う手順を図18のフローチャートを参照して説明する。
メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を表示する(ステップ1801)。ユーザによるメール録画予約設定情報の入力が終了すると、第1テストメール送信モジュール104が、モバイルメールクライアント110を用いて、携帯メールアドレスから録画予約メールアドレスに対してテストメール1を送信する(ステップ1802)。第1テストメール受信判定モジュールが、メールクライアント103を用いて、録画予約メールアドレス宛のメールを受信した後、テストメール1が受信できたかを判定する(ステップ1803)。
【0088】
テストメール1を受信することができなかったと判定した場合(ステップ1803のNo)、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する(ステップ1801)。なお、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、POP3サーバアドレス、ユーザ名、またはPOP3パスワードに誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0089】
テストメール1を受信することができたと判定した場合(ステップ1803のYes)、第2テストメール送信モジュール106がメールクライアント103を用いて、録画予約メールアドレスから携帯メールアドレスにテストメール2を送信する(ステップ1804)。第2テストメール判定モジュールは、モバイルメールクライアント110がテストメール2を受信することができたかを判定する(ステップ1805)。
【0090】
テストメール2を受信することができなかったと判定した場合(ステップ1805のNo)、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する(ステップ1801)。なお、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、または予約メールアドレス(携帯メールアドレス)に誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0091】
第2テストメールを受信することができたと判定した場合(ステップ1805のYes)、テスト録画予約メール送信モジュール1102は、テスト録画予約情報を作成し、モバイルメールクライアント110を用いてテスト録画予約情報が本文に記載されたテスト録画予約メールを録画予約メールアドレス宛に送信する(ステップ1806)。なお、テスト録画予約メールの本文内にテスト録画予約メールであることを示す文字列を挿入しておくと、テレビ受像器1520側でテスト録画予約情報に基づいて録画を行わないようにすることができる。
【0092】
テスト録画予約メールの送信後、メール録画予約設定情報送信モジュール1103は、録画予約設定情報を録画予約メールアドレス宛に送信する(ステップ1807)。
【0093】
メール録画予約設定情報登録モジュール1702は、スマートフォン1510から送信されたメール録画予約設定情報を受信する(ステップ1811)。メール録画予約設定情報登録モジュール1702は、メール録画予約設定情報に基づいて、テレビメールクライアント603にPOP3サーバアドレス、ユーザ名、POP3パスワード、SMTPアドレス、録画予約メールアドレス、アクセス間隔を登録し、メール解析モジュール604にメール予約パスワードおよび予約メールアドレスを登録する(ステップ1812)。
【0094】
テレビメールクライアント603は、登録された設定に基づいて、メールサーバ60からテスト録画予約メールを受信する(ステップ1813)。メール解析モジュール1704は、テスト録画予約メールの送信アドレスが登録された予約メールアドレスと一致するかを判定する(ステップ1814)。
【0095】
二つのメールアドレスが一致したと判断された場合(ステップ1814のYes)、メール解析モジュール1704は、登録完了通知をスマートフォン1510に送信する(ステップ1815)。二つのメールアドレスが一致しないと判断された場合(ステップ1814のNo)、メール解析モジュール1704は、登録非完了通知をスマートフォン1510に送信する(ステップ1816)。
【0096】
メール録画予約設定情報の送信後にテレビ受像器1520からのメッセージを受信すると、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メッセージが登録完了通知であるかを判定する(ステップ1808)。登録完了通知であると判定された場合(ステップ1808のYes)、メール録画予約設定情報登録モジュール1600は処理を終了する。登録完了通知ではないと判定された場合(ステップ1808のNo)、メール録画予約設定情報取得モジュール102は、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する(ステップ1801)。なお、メール録画予約設定情報入力画面を再度表示する場合、予約メールアドレス入力欄308に入力された予約メールアドレスに誤りがあることを表示するようにしても良い。
【0097】
以上の処理で、ユーザが入力した予約メールアドレスに誤りがあった場合に検出することができる。
【0098】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0099】
10…スマートフォン,20…テレビ受像器,100…メール録画予約設定情報検証モジュール,101…番組録画装置探索モジュール,102…メール録画予約設定情報取得モジュール,103…メールクライアント,104…第1テストメール送信モジュール,105…第1テストメール受信判定モジュール,106…第2テストメール送信モジュール,107…第2テストメール受信判定モジュール,108…メール録画予約設定情報送信モジュール,110…モバイルメールクライアント,120…LAN通信モジュール,130…移動体通信モジュール,140…タッチパネル,150…表示画面制御モジュール,160…入力モジュール。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力操作に応じて、第1のメールアドレスと、前記第1のメールアドレス宛のメールの受信に関するメール受信設定情報と、前記第1のメールアドレスのメールの送信に関するメール送信設定情報と、第2のメールアドレスとを含むメール録画予約設定情報を設定する設定手段と、
前記第1のメールアドレス宛に第1メールを送信する第1メール送信手段と、
前記メール受信設定情報に基づいて前記第1のメールアドレス宛のメールを受信する第1メール受信手段と、
前記第1メール受信手段が前記第1メールを受信したかを判定する第1判定手段と、
前記メール送信設定情報に基づいて前記第1のメールアドレスから前記第2のメールアドレス宛に第2メールを送信する第2メール送信手段と、
前記第2のメールアドレス宛のメールを受信する第2メール受信手段と、
前記第2メール受信手段が前記第2メールを受信したかを判定する第2判定手段と、
を具備する設定情報検証装置。
【請求項2】
前記第1メール受信手段が前記第1テストメールを受信したと判定され、前記第2メール受信手段が前記第2メールを受信したと判定された場合に、前記メール録画予約設定情報を番組録画装置に送信する設定情報送信手段を更に具備する請求項1に記載の設定情報検証装置。
【請求項3】
前記番組録画装置に第1の番組の録画と当該録画の終了時間とを指示する番組録画予約メールを、前記第1のメールアドレス宛に送信する第3メール送信手段と、
を更に具備する請求項1に記載の設定情報検証装置。
【請求項4】
前記終了時間の後に、前記番組録画装置から録画番組情報を取得する録画番組情報取得手段と、
前記録画番組情報に前記第1の番組のタイトルが含まれているかを判定する第3判定手段とを更に具備する請求項3に記載の設定情報検証装置。
【請求項5】
前記第3メール送信手段は、前記設定情報送信手段が前記メール録画予約設定情報を前記番組録画装置に送信する前に前記番組録画予約メールを送信する、
請求項3に記載の設定情報検証装置。
【請求項6】
移動体通信を行う移動体通信モジュールを更に具備し、
前記第2メール送信手段は、前記移動体通信モジュールを用いて前記第2メールを送信し、
前記第2メール受信手段は、前記移動体通信モジュールを用いて前記第2メール宛のメールを受信する、
請求項1に記載の設定情報検証装置。
【請求項7】
無線LAN通信を行う無線LAN通信モジュールを更に具備し、
前記メール録画予約設定情報送信手段は、前記無線LAN通信モジュールを用いて前記メール録画予約設定情報を送信する、
請求項1に記載の設定情報検証装置。
【請求項8】
入力操作に応じて入力される、番組録画装置に登録された第1のメールアドレスと、前記第1のメールアドレス宛のメールの受信に関するメール受信設定情報と、前記第1のメールアドレスからのメールの送信に関するメール送信設定情報と、第2のメールアドレスとを含むメール録画予約設定情報を検証する設定情報検証方法であって、
前記第1のメールアドレス宛に第1メールを送信することと、
前記第1メールの送信後に前記メール受信設定情報に基づいて前記第1のメールアドレス宛のメールを受信することと、
前記第1のメールアドレス宛のメールの受信によって前記第1メールを受信したかを判定することと、
前記メール送信設定情報に基づいて前記第1のメールアドレスから前記第2のメールアドレス宛に第2メールを送信することと、
前記第2メールの送信後に前記第2メール宛のメールを受信することと、
前記第2メール宛のメールの受信によって前記第2メールを受信したかを判定することと
を備える設定情報検証方法。
【請求項9】
前記第1のメールアドレス宛のメールの受信によって前記第1メールを受信したと判定し、且つ前記第2メール宛のメールの受信によって前記第2メールを受信したと判定した場合に、前記メール録画予約設定情報を前記番組録画装置に送信すること
を更に備える設定情報検証方法。
【請求項10】
コンピュータに、ユーザの入力操作に応じて入力される、番組録画装置に登録される第1のメールアドレスと、前記第1のメールアドレス宛のメールの受信に関するメール受信設定情報と、前記第1のメールアドレスからのメールの送信に関するメール送信設定情報と、第2のメールアドレスとを含むメール録画予約設定情報を検証する処理を実行させるプログラムであって、
前記第1のメールアドレス宛に第1メールを送信する手順と、
前記第1メールの送信後に前記メール受信設定情報に基づいて前記第1のメールアドレス宛のメールを受信する手順と、
前記第1のメールアドレス宛のメールの受信によって前記第1メールを受信したかを判定する手順と、
前記メール送信設定情報に基づいて前記第1のメールアドレスから前記第2のメールアドレス宛に第2メールを送信する手順と、
前記第2メールの送信後に前記第2メール宛のメールを受信する手順と、
前記第2メール宛のメールの受信によって前記第2メールを受信したかを判定する手順と
を前記コンピュータに実行させるプログラム。
【請求項11】
前記第1のメールアドレス宛のメールの受信によって前記第1メールを受信したと判定し、且つ前記第2メール宛のメールの受信によって前記第2メールを受信したと判定した場合に、前記メール録画予約設定情報を前記番組録画装置に送信する手順を前記コンピュータに実行させる、請求項10に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2012−120122(P2012−120122A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270709(P2010−270709)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】