説明

講義情報管理システム、講義情報管理方法

【課題】出席した者を対象に、その講義に関連する情報を提供する講義情報管理システムを提供する。
【解決手段】端末装置から、出席登録装置に出席登録の要求をし、出席登録装置20から送信される受講電子証明書を受信し、記憶しておく。出席登録装置20は、出席した受講者の端末装置10から登録要求がある毎に、受講電子証明書を発行する。講義が終了した後、受講電子証明書をコンピュータ40から講義情報管理装置30に送信することによって、講義情報をダウンロードすることができる。これにより、講義に出席した者のみを対象として、講義情報を送信することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば団体や学校、企業等に所属する個人を管理し、個人認証を行いながら各種情報の送受信を行う講義情報管理システム、講義情報管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば学校において、講義を行うにあたり、受講対象者が出席しているか否かを確認するために、出席確認を行っている。講義では、講義中の板書があったり、講義内容を踏まえたレポート提出の課題が出されてたりしている。
このような受講対象者の出欠管理を行うためのシステムが、例えば、下記の特許文献1に記載されている。このシステムによれば、出欠管理を行うだけでなく、欠席者に対し、板書を提供したり、レポート提出についての情報を提供したりすることが行われている。
【特許文献1】特開2003−141268号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、講義によっては、その講義を受けた受講者のみに板書を提供したり、レポート提出の課題を提供する講義形式のものがあり、このような場合、上述の特許文献1に示すシステムでは、板書等の情報が講義の受講登録をしている者全てに送信されてしまい、当該講義形式に対応することができないという問題がある。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、出席した者を対象に、その講義に関連する情報を提供する講義情報管理システム、講義情報管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、講義を受講するユーザが保有する端末装置と、出席登録装置と、前記講義の受講者を対象とした講義情報を記憶する講義情報管理装置と、が接続される講義情報管理システムであって、前記端末装置は、個人属性情報を出席登録装置に送信する出席登録要求送信部と、前記出席登録装置から送信される受講電子証明書を受信する受講電子証明書受信部と、前記受講電子証明書受信部が受信した受講電子証明書を記憶する第1の記憶部と、前記講義情報管理装置に、個人属性情報を送信するとともに前記第1の記憶部に記憶された受講電子証明書を送信して講義情報の送信要求をする講義情報送信要求部と、前記講義情報管理装置から送信される講義情報を受信する受信部と、を有し、前記出席登録装置は、前記個人属性情報を受信すると、タイムスタンプ情報を含み講義を受講したことを証明する受講電子証明書を生成する生成部と、前記生成部が生成した受講電子証明書を前記端末装置に送信する送信部と、前記生成部が生成した受講電子証明書と当該受講電子証明書の発行対象の個人属性情報とを記憶する第2の記憶部と、を有し、前記講義情報管理装置は、講義を受講した受講者を送信対象とされた講義情報を記憶する講義情報記憶部と、前記端末装置から送信される個人属性情報と受講電子証明書とを受信する講義情報送信要求受信部と、前記講義情報送信要求受信部が受信した個人属性情報と受講電子証明書と、前記第2の記憶部に記憶された個人属性情報と受講電子証明書とが一致するか否かを比較して認証する認証部と、前記認証部による認証が成立する場合に、前記講義情報記憶部から講義情報を読み出して、要求元の端末装置に送信する講義情報送信部と、を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、上述の請求項1記載の講義情報管理システムにおいて、前記端末装置の出席登録要求送信部は、タイムスタンプ情報を生成して前記出席登録装置に出席登録要求を送信し、前記出席登録装置の生成部は、前記端末装置から送信されたタイムスタンプ情報を含む受講電子証明書を生成することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、講義を受講するユーザが保有する端末装置と、出席登録装置と、前記講義の受講者を対象とした講義情報を記憶する講義情報管理装置と、が接続される講義情報管理システムにおける講義情報管理方法であって、前記端末装置は、個人属性情報を出席登録装置に送信し、前記出席登録装置から送信される受講電子証明書を受信して記憶し、前記講義情報管理装置に、個人属性情報を送信するとともに記憶された受講電子証明書を送信して講義情報の送信要求をし、前記講義情報管理装置から送信される講義情報を受信し、前記出席登録装置は、前記個人属性情報を受信すると、タイムスタンプ情報を含み講義を受講したことを証明する受講電子証明書を生成し、生成した受講電子証明書を前記端末装置に送信し、生成した受講電子証明書と当該受講電子証明書の発行対象の個人属性情報とを記憶し、前記講義情報管理装置は、前記端末装置から送信される個人属性情報と受講電子証明書とを受信し、前記講義情報送信要求受信部が受信した個人属性情報と受講電子証明書と、前記出席登録装置の記憶部に記憶された個人属性情報と受講電子証明書とが一致するか否かを比較して認証し、前記認証部による認証が成立する場合に、講義を受講した受講者を送信対象とされた講義情報を記憶する講義情報記憶部から講義情報を読み出して、要求元の端末装置に送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、この発明によれば、講義情報の送信要求があった場合に、講義を行っている時間帯に出席したか否かの認証を行い、認証が成立した者すなわち、講義を行っている時間帯に出席した者に対してのみ講義情報を提供することができる。
また、この発明によれば、タイムスタンプ情報を端末装置が生成して出席登録装置に送信するようにしたので、出席登録の要求が短い間隔であった場合であっても、出席登録装置がタイムスタンプ情報を発行する必要がなく、出席登録装置にかかる負荷を低減し、タイムスタンプ情報が付加された受講電子証明書を発行することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態による講義情報管理システムについて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態による講義情報管理システムの構成を示す概略ブロック図である。
この図において、講義情報管理システム1は、端末装置10と、出席登録装置20と、講義情報管理装置30と、コンピュータ40と、が接続される。
端末装置10は、講義を受講するユーザによって携帯されるものであり、例えば、ICカードや、メモリーカードが挿入され出席登録装置20と通信可能な携帯電話である。
出席登録装置20は、講義を行う講義室の出入り口のゲートに設けられ、講義室内へ通過するユーザによって所定の通信可能な領域内に近づけられる端末装置10と通信を行い、ゲート通過時に行われる講義に出席したことを証明する受講電子証明書を生成して端末装置10に送信する。ここで、端末装置10と出席登録装置20とは、有線によって接続してもよいが、無線によって接続することが好ましく、例えば、適用可能な無線通信方式の一例として、例えば、Bluetooth、Wi-Fi(Wireless Fidelity)、NFC(Near Field Communication)、無線LAN等がある。
講義情報管理装置30は、出席登録装置20とコンピュータ40と通信可能に接続される。
コンピュータ40は、端末装置10の所有者によって操作されるコンピュータであり、端末装置10が個人で所有するコンピュータであってもよいし、学校の研究室や校内の図書館に設置された共用のコンピュータであってもよい。ここでは、講義に出席した受講者が、講義を受けた後に、このコンピュータ40により、講義情報管理装置30に蓄積されている、講義で用いられた板書の写しのデータや、レポート提出の課題のデータなどをダウンロードすることが可能である。
【0010】
以下、各装置についてさらに説明する。
端末装置10において、出席登録要求送信部11は、個人属性情報を出席登録装置に送信する。この出席登録要求送信部11は、自身の端末装置10内の時計機能によって生成される現在時刻に基づいてタイムスタンプ情報を生成し、出席登録装置20に出席登録要求を送信する際に合わせて送信する。この個人属性情報には、受講者の氏名、生年月日、顔写真データ、住所など、受講者を特定する各種データが含まれる。受講電子証明書受信部12は、出席登録装置20から送信される受講電子証明書を受信する。記憶部13は、受講電子証明書受信部12が受信した受講電子証明書を記憶するほか、個人属性情報、当該個人属性情報に対応する公開鍵と秘密鍵、電子証明書、電子メールアドレス、当該端末装置10の利用をするためのパスワードを予め記憶する。ここで、端末装置10が携帯電話である場合には、この記憶部13は、メモリーカードに相当する。
【0011】
出席登録装置20において、生成部21は、個人属性情報を端末装置10から受信すると、タイムスタンプ情報を含み講義を受講したことを証明する受講電子証明書を生成する。このタイムスタンプ情報は、端末装置10から送信されたタイムスタンプ情報が用いられる。送信部22は、生成部21が生成した受講電子証明書を端末装置10に送信する。記憶部23は、生成部21が生成した受講電子証明書と当該受講電子証明書の発行対象の個人属性情報とを記憶する。この記憶は、生成部21によって受講電子証明書が生成される毎に個人属性情報に対応付けて記憶される。また、この記憶部23には、講義毎に受講可能な受講者の個人属性情報を受講対象者リストとして記憶している。
【0012】
講義情報管理装置30は、講義情報記憶部31は、講義を受講した受講者を送信対象とされた講義情報を記憶する。講義情報送信要求受信部32は、端末装置10から送信される個人属性情報と受講電子証明書とを受信する。認証部33は、講義情報送信要求受信部32が受信した個人属性情報と受講電子証明書と、出席登録装置20の記憶部23に記憶された個人属性情報と受講電子証明書とが一致するか否かを比較して認証する。ここで、出席登録装置20の記憶部23に記憶される情報は、講義情報管理装置30内に記憶されるようにしてもよい。講義情報送信部34は、認証部33による認証が成立する場合に、講義情報記憶部31から講義情報を読み出して、要求元の端末装置に送信する。
【0013】
コンピュータ40において、講義情報送信要求部41は、講義情報管理装置30に、端末装置10の記憶部13に記憶された個人属性情報を読み出して送信するとともに、端末装置10の記憶部13に記憶された受講電子証明書を読み出して送信して講義情報の送信要求をする。講義情報受信部42は、講義情報管理装置30から送信される講義情報を受信する。記憶部43は、講義情報受信部42が受信した講義情報を記憶する。また、このコンピュータ40には、表示装置やキーボードやマウスなどの入力装置が設けられている。
【0014】
次に、上述した構成における講義情報管理システムの動作について説明する。
《出席登録処理について》
図2は、出席登録処理について説明するフローチャートである。
まず、受講者は、端末装置10を携帯して講義開始の前に講義室まで移動し、講義室に入室する際に出席登録装置20に端末装置10を近接させる。これにより、出席登録装置20は、端末装置10に記憶された個人属性情報を読み出し(ステップS10)、入退出管理を行う(ステップS11)。ここでは、端末装置10は、タイムスタンプ機能によってタイムスタンプ情報を生成し、この入退出管理としては、端末装置10から読み出した個人属性情報と、記憶部23に記憶された受講対象者リストとを比較し、受講対象者リストに一致する個人属性情報があるか否かを判定する。そして、一致する個人属性情報がある場合には、入室可能者として判定し、タイムスタンプ情報を含む受講電子証明書を生成する(ステップS12)。そして、出席登録装置20は、生成した受講電子証明書を端末装置10に送信する。端末装置10は、出席登録装置20から送信されたタイムスタンプ情報を含む受講電子証明書を記憶する(ステップS13)。
【0015】
このように、受講者が講義に出席する毎に出席登録装置20によって出席の登録を行うことによって、端末装置10に出席した講義の受講電子証明書が蓄積される。この上述の処理において、端末装置10から出席登録装置20にタイムスタンプ情報を送信するようにしたが、出席登録装置20において、現在時刻を計時し、端末装置10から送信されたタイムスタンプ情報と計時結果とを比較し、タイムスタンプ情報の時刻が、計時結果の時刻の一定範囲内であれば、タイムスタンプ情報を有効とし、このタイムスタンプ情報を利用して受講電子証明書を生成するようにしてもよい。これにより、タイムスタンプ情報を出席登録装置20側において生成する負荷を削減することが可能となるとともに、不正なタイムスタンプ情報を排除することが可能となる。また、タイムスタンプ情報を受講電子証明書に含むようにしたので、何時にどの講義室に入室したのかを把握できることから、単に入室した講義室を特定するだけでなく、講義室に入室した時間を把握することにより、どの講義に出席したのかを履歴として把握可能となっている。
【0016】
また、タイムスタンプ情報を端末装置10が生成するようにしたので、講義が始まる直前など、受講者が連続して入室して出席登録を行う場合であっても、タイムスタンプ情報を出席登録装置20が生成する必要がないので、その分の処理にかかる負荷を軽減することができ、入室が混雑する場合でも、出席登録にかかる時間が長引いてしまうことが防止することができる。
【0017】
《レポート提出処理について》
図3は、レポート提出の処理について説明するフローチャートである。ここでは、講義が終了した際、講義で利用された板書のデータや、講義中に出されたレポート提出の課題の文書データ、あるいはレポート提出する際のレポート提出用フォーマットのデータ等が、操作者によって講義情報管理装置30に記憶される。
講義が終了した後、受講者は、コンピュータ40を講義情報管理装置30にインターネットなどのネットワークを介して接続する。そして、講義情報を取得する対象の講義の受講電子証明書と個人属性情報とを端末装置10からコンピュータ40に転送指示をする。これにより、コンピュータ40は、受講電子証明書と個人属性情報とを端末装置10から取得する。
コンピュータ40は、受講電子証明書と個人属性情報とを端末装置10から取得すると、これらを講義情報管理装置30に送信し、講義情報の送信要求を行う(ステップS21)。
講義情報管理装置30は、コンピュータ40から送信された受講電子証明書と個人属性情報を受信し、個人認証を行う(ステップS22)。この個人認証は、受講電子証明書が正しいか否か、および個人属性情報が正しいか否かを出席登録装置20の記憶部30に記憶されたデータと比較することで行うことが可能である。そして、個人認証が成立すると、講義情報管理装置30は、講義情報(例えば、講義名、レポートのタイトル、講義した教授名、講義日等の講義を特定する情報、レポート提出の課題内容の情報を含むレポート提出用のフォーマットデータ)を個人属性情報に含まれる公開鍵で暗号化する(ステップS23)。暗号化された講義情報が生成されると、端末装置10は、講義情報管理装置30から、暗号化された講義情報をダウンロードする(ステップS24)。
端末装置10は、ダウンロードした講義情報を記憶し、個人属性情報の秘密鍵にて復号する(ステップS25)。受講者は、この復号されたレポート提出用のフォーマットデータを参照し、課題に応じたレポート内容を、このレポート提出用のフォーマットデータ内に入力し、レポートのデータを完成させる(ステップS26)。レポートが完成すると、コンピュータ40は、電子メールにこのレポートのデータを添付して、講義情報管理装置30に送信する。この送信をする際、講義情報管理装置30の公開鍵を用いて暗号化し、送信するようにしてもよい。
【0018】
以上説明したように、この実施形態によれば、受講電子証明書を発行し、これを有する受講者からの要求に応じて、その講義に出席した者向けのデータを送信するようにしたので、講義に出席した者のみを対象にし、講義情報を送信することができる。
また、講義情報を送信する際、出席者のデータの公開鍵で暗号化して送信するようにしたので、仮に、受講電子証明書がコピーされたとしても、実際に受講した者の秘密鍵でのみ復号可能であるので、実際に出席していない者が復号することを防止することができる。
【0019】
なお、上述した実施形態においては、講義情報管理システムについては、学校の講義の出欠管理および講義情報の送信を行う場合について説明したが、その他の団体や、企業等に適用することも可能である。例えば、企業においては、実際に出張したことについて、出席登録装置20で登録をしておき、その交通費の精算を行うための精算書データを講義情報管理装置30からダウンロードするようにしてもよいし、研修に出席した者のみ教育カリキュラムの各種データをダウンロードすることができるようにすることが可能である。
【0020】
また、図1における端末装置10、出席登録装置20、講義情報管理装置30、コンピュータ40の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより出席管理及び講義情報の送信管理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0021】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0022】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】この発明の一実施形態による講義情報管理システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】出席登録処理について説明するフローチャートである。
【図3】レポート提出の処理について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0024】
10 端末装置
20 出席登録装置
30 講義情報管理装置
40 コンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
講義を受講するユーザが保有する端末装置と、出席登録装置と、前記講義の受講者を対象とした講義情報を記憶する講義情報管理装置と、が接続される講義情報管理システムであって、
前記端末装置は、
個人属性情報を出席登録装置に送信する出席登録要求送信部と、
前記出席登録装置から送信される受講電子証明書を受信する受講電子証明書受信部と、
前記受講電子証明書受信部が受信した受講電子証明書を記憶する第1の記憶部と、
前記講義情報管理装置に、個人属性情報を送信するとともに前記第1の記憶部に記憶された受講電子証明書を送信して講義情報の送信要求をする講義情報送信要求部と、
前記講義情報管理装置から送信される講義情報を受信する受信部と、
を有し、
前記出席登録装置は、
前記個人属性情報を受信すると、タイムスタンプ情報を含み講義を受講したことを証明する受講電子証明書を生成する生成部と、
前記生成部が生成した受講電子証明書を前記端末装置に送信する送信部と、
前記生成部が生成した受講電子証明書と当該受講電子証明書の発行対象の個人属性情報とを記憶する第2の記憶部と、
を有し、
前記講義情報管理装置は、
講義を受講した受講者を送信対象とされた講義情報を記憶する講義情報記憶部と、
前記端末装置から送信される個人属性情報と受講電子証明書とを受信する講義情報送信要求受信部と、
前記講義情報送信要求受信部が受信した個人属性情報と受講電子証明書と、前記第2の記憶部に記憶された個人属性情報と受講電子証明書とが一致するか否かを比較して認証する認証部と、
前記認証部による認証が成立する場合に、前記講義情報記憶部から講義情報を読み出して、要求元の端末装置に送信する講義情報送信部と、
を有することを特徴とする講義情報管理システム。
【請求項2】
前記端末装置の出席登録要求送信部は、
タイムスタンプ情報を生成して前記出席登録装置に出席登録要求を送信し、
前記出席登録装置の生成部は、
前記端末装置から送信されたタイムスタンプ情報を含む受講電子証明書を生成する
ことを特徴とする請求項1記載の講義情報管理システム。
【請求項3】
講義を受講するユーザが保有する端末装置と、出席登録装置と、前記講義の受講者を対象とした講義情報を記憶する講義情報管理装置と、が接続される講義情報管理システムにおける講義情報管理方法であって、
前記端末装置は、
個人属性情報を出席登録装置に送信し、
前記出席登録装置から送信される受講電子証明書を受信して記憶し、
前記講義情報管理装置に、個人属性情報を送信するとともに記憶された受講電子証明書を送信して講義情報の送信要求をし、
前記講義情報管理装置から送信される講義情報を受信し、
前記出席登録装置は、
前記個人属性情報を受信すると、タイムスタンプ情報を含み講義を受講したことを証明する受講電子証明書を生成し、
生成した受講電子証明書を前記端末装置に送信し、
生成した受講電子証明書と当該受講電子証明書の発行対象の個人属性情報とを記憶し、
前記講義情報管理装置は、
前記端末装置から送信される個人属性情報と受講電子証明書とを受信し、
前記講義情報送信要求受信部が受信した個人属性情報と受講電子証明書と、前記出席登録装置の記憶部に記憶された個人属性情報と受講電子証明書とが一致するか否かを比較して認証し、
前記認証部による認証が成立する場合に、講義を受講した受講者を送信対象とされた講義情報を記憶する講義情報記憶部から講義情報を読み出して、要求元の端末装置に送信する
ことを特徴とする講義情報管理方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−230659(P2009−230659A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−78022(P2008−78022)
【出願日】平成20年3月25日(2008.3.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】