説明

赤外線撮像装置を内蔵したタレットおよびこのタレットを備えた飛翔体

【課題】赤外線検出素子全体の受光温度環境に差が出ないようにして、全体として鮮明な画像が得られるようにした赤外線撮像装置を内蔵したタレットを得ること。
【解決手段】赤外線撮像装置を内蔵したタレット11は、基台13上に設置された赤外線撮像器16と、この赤外線撮像器16が回動自在に設けられるジンバル装置18と、赤外線撮像器16およびジンバル装置18の外側を覆うように設けられ、一部に形成された開口fから赤外光eを受光できるように設けられたケーシング15と、基台13上に設けられた断熱体14とを備える。断熱体14は、赤外線撮像器16が作動中において、赤外線撮像器16が基台13側からの放熱hを受けないように配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飛行機等の飛翔体や車両等の移動体に搭載され、ミサイル誘導装置として使用するに適する赤外線撮像装置を内蔵したタレットおよびこのタレットを備えた飛翔体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のタレットに内蔵した赤外線撮像装置として、多数の赤外光検出素子を備え、画像を取得するにあたって、自動感度補正を可能にして、被写体の動き等に伴う画像のぶれやまだら模様の画面になるのを防止するために感度補正し得るようにしたものがある。この種の赤外線撮像装置は、赤外光検出素子の一つひとつが受光することにより、この受光する赤外光の輝度の違いにより、出力信号が異なることから画像が得られるようになっている。
【0003】
ところが、赤外光検出素子全体の受光環境である、例えば被写体の動きや受光素子の周囲温度環境によって被写体からの輝度とは異なった感度を示し、多数の赤外光検出素子により形成される表示画面が白っぽくなったり、逆に黒っぽくなる現象が生じ、更には全体的に画像がまだら模様の状態になることが知られている。
【0004】
そこで、この現象を解決するために、個々の赤外光検出素子自体の感度に応じて出力電力を加減算して調整を図る対症療法的な補正方法が出現している。また、他の方法としては赤外光検出素子全体の感度に差が出ないようにして、受光温度環境を一定にする環境対応型の方法が考えられる。
【0005】
従来の補正方法の一つである対症療法的な方法を採用したものとして、個々の赤外光検出素子の固有の特性や自体の温度に応じて出力電力を加減算して調整を図る補正方法を採用した、例えば特許文献1に示されるような赤外線撮像装置がある。この従来の赤外線撮像装置を、図6を参照して説明する。
【0006】
図6は、従来の赤外線撮像装置の感度補正手段による信号処理系の作動フローを示すブロック図である。
【0007】
赤外線撮像装置1は、N個の赤外光検出素子2a〜2nを備え、受光した赤外光aの輝度に応じてそれぞれの赤外光検出素子2a〜2nからの信号bが出力される出力信号発生回路3a〜3nと、これらの出力信号発生回路3a〜3nにて一定周期に信号化された信号b´をその上限および下限のレベルに応じて補正する感度補正手段4を備えている。
【0008】
この感度補正手段4は、乗算・加算テーブル回路5と、この乗算・加算テーブル回路5により、出力されたデータcを受信して補正された出力信号dを生成するものである。
【0009】
赤外線撮像装置1の出力信号発生回路3a(3b〜3nは省略)は、増幅器3a1、クランプ回路3a2、オフセット別加算回路3a3、A/D変換回路3a4、メモリ3a5とから構成される。この出力信号発生回路3aにより一定周期に信号化された段階の信号b´が生成される。
【0010】
乗算・加算テーブル回路5は、N個の赤外光検出素子2a〜2n間の感度特性が等しくなるような個々の乗算値と加算値を求め、それぞれの乗算値,加算値を乗算・加算回路6側で計算された電気信号d1が出力するようになっている。この電気信号d1が、データ変換回路7およびD/A変換回路8を介して補正信号d2が出力されるようになっている。
【0011】
従って、個々の赤外光検出素子自体の感度に応じて出力電力を加減算して調整を図ることにより感度補正を行なうことのできる赤外線撮像装置が得られるようになっている。
【特許文献1】特開平7−75017号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
従来の赤外線撮像装置1によれば、個々の赤外光検出素子2a〜2n自体の感度に応じて出力電力を加減算して調整を図る対症療法的な補正方法であるために装置が複雑となり、また、装置の作動遅延による感度遅れが発生し易く、受信画像が鮮明にならない虞があった。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、受光する赤外線の輝度に上・下限を設定する方法ではなく赤外光検出素子全体の受光温度環境に差が出ないようにして、全体として鮮明な画像が得られるようにした赤外線撮像装置を内蔵したタレットを得ることを第1の目的とする。
【0014】
また、本発明の他の目的は、赤外光検出素子全体の受光温度環境に差が出ないようにして、全体として鮮明な画像が得られるようにした赤外線撮像装置を飛翔体に適用して、捜索等の対象目標を的確に捕捉することができる赤外線撮像装置を内蔵したタレットを備えた飛翔体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するために、本発明によれば、基台上に設置された赤外線撮像器と、この赤外線撮像器が回動自在に設けられるジンバル装置と、前記赤外線撮像器およびジンバル装置の外側を覆うように設けられ、一部に形成された開口から赤外光を受光できるように設けられたケーシングと、前記基台上に設けられた断熱体と、を具備し、前記断熱体は、前記赤外線撮像器が作動中において、当該赤外線撮像器が前記基台側からの放熱を受けないように配置したことを特徴とする赤外線撮像装置を内蔵したタレットを提供する。
【0016】
上記目的を達成するために、本発明によれば、基台上に設置された赤外線撮像器と、この赤外線撮像器が回動に設けられるジンバル装置と、前記赤外線撮像器およびジンバル装置の外側を覆うように設けられ、一部に形成された開口から赤外光を受光できるように設けられたケーシングと、を備えた赤外線撮像装置を内蔵したタレットと、前記タレットを支持する基台と、この基台を支持する支持壁体を備えた飛翔体と、を具備し、前記基台上にあって、前記タレットの赤外線撮像器が作動中において、前記基台側から受ける放熱が前記タレットの赤外線撮像器側へ熱伝導しないように断熱体が設けられたことを特徴とする赤外線撮像装置を内蔵したタレットおよびこのタレットを備えた飛翔体を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、赤外光検出素子全体の受光温度環境に差が出ないようにして、全体として鮮明な画像が得られるようにした赤外線撮像装置を内蔵したタレットを得ることができる。また、この赤外線撮像装置を飛翔体に搭載して用いることにより、空域からの捜索等において、対象目標を的確に捕捉することができる赤外線撮像装置を内蔵したタレットを備えた飛翔体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明にかかる赤外線撮像装置を内蔵したタレットおよびこのタレットを備えた飛翔体の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の赤外線撮像装置を内蔵したタレットを備えた飛翔体10の要部の縦断面図である。図2は、赤外線撮像装置を内蔵したタレットの赤外線撮像器の設置状態を示す斜視図である。図3は、赤外線撮像装置を内蔵したタレットからタレット本体のケーシングの一部を除去した状態の要部の斜視図である。
【0020】
図1に示す赤外線撮像装置を備えた飛翔体である、例えば飛行機10は、赤外線撮像装置を内蔵したタレット11と、このタレット11を搭載した飛行機本体12とより構成される。
【0021】
タレット11は、タレット本体11Aと、このタレット本体11Aを支持する基台13と、この基台13上面に設けられる断熱体としての断熱シート14と、タレット本体11Aを外側から覆うように設けられるケーシング15とから構成される。
【0022】
タレット本体11Aは、赤外線撮像器16と、この赤外線撮像器16を回動自在に保持するジンバル装置、例えば二軸ジンバル装置18とを備えている。
【0023】
赤外線撮像器16は、捕捉対象物である飛翔体、例えば図1および図2に示すように飛行機から発する赤外光eを、正面で受けられるように多数並設された受光素子(図示せず)によりレンズ部16aを介して受光し、その受光した赤外光eの輝度に応じた電気信号(図示せず)に変換する
二軸ジンバル装置18は、基台13の基台本体13a上に設置され、図1に示すように、赤外線撮像器16をアジマス(AZ)軸およびエレベーション(EL)軸の各軸回りに回動自在に設けられる。
【0024】
赤外線撮像器16は、この二軸ジンバル装置18により広角の範囲に亘って指向することができるようになっている。
【0025】
基台13は、箱型の基台本体13aおよびこの基台本体13aの上面に設置される設置台板13bとより構成される。基台本体13a内には、図1の点線で示すように、タレット11に付属する発熱部品、例えば電子部品20a,20bが収納される。
【0026】
設置台板13bは、タレット11の赤外線撮像器16の受光部が撮像対象側に向かうように強固に支持される。
【0027】
すなわち、飛行機本体12には、図1に示すように、基台13の設置台板13bが取り付けられるように、飛行機本体12に設けられる取り付け孔12aが設けられ、この取り付け孔12aに赤外線撮像器16の設置台板13bが嵌合して固定される。そして、設置台板13bの上面には、外形が例えば立方体形状の赤外線撮像器16が設けられ、ジンバル装置、例えば二軸ジンバル装置18により回動自在に支持されている。
【0028】
また、赤外線撮像器16は、二軸ジンバル装置18により、図1の矢視xにて示すように回動可能に設けられ、使用時にはx1方向を、また、不使用時にはx2方向に向かうようになっている。
【0029】
断熱シート14は、図1および図3に示すように、基台13の設置台板13b上にあって、タレット11が作動中において、基台本体13a内に設けられる電子部品20a,20bが発する放熱hの熱では燃焼しない難燃性のものが用いられる。そして、放熱hが、赤外線撮像器16側に熱伝導しないように遮断するために設けられる。
【0030】
ケーシング15は、基台13の設置台板13b上に設置され、タレット本体11Aおよび断熱シート14を覆うように設けられるドーム状に形成されたものである。また、このケーシング15には、図2および図3に示すように、赤外線撮像器16による撮像が可能なように一部に開口fが形成される。そして、赤外線撮像器16は、二軸ジンバル装置18により捕捉対象である、例えば飛行機に指向させて、この飛行機が発する赤外光eを受光できるようにしている。
【0031】
また、この赤外光eを継続して受光するように図示しない追従手段が設けられ、捕捉対象に対して追従することができるようになっている。
【0032】
次に、赤外線撮像装置を備えた飛翔体10の作用について説明する。
【0033】
赤外線撮像器16の作動停止中から作動を開始すると、赤外線撮像器16が図1の実線状態から点線で示す位置まで回動する。すなわち、赤外線撮像器16が図1に示す状態で、下方向き状態からEL軸を中心にほぼ90°(deg)方向に向きを代え、捕捉対象が発する赤外光eを受光する。赤外線撮像器16が赤外光eを受光すると、飛行機10は、捕捉対象である目標物を捕捉しながら図示しない追従手段により目標物を追従する。
【0034】
すなわち、赤外線撮像器16は、二軸ジンバル装置18により、目標物に対して、図1に示すように、アジマス(AZ)軸およびエレベーション(EL)軸上で軸回りに回動されながら目標物を追従する。
【0035】
赤外線撮像器16の多数の受光素子は、赤外光eを受光することにより、受光素子毎に赤外光eの輝度に応じて画像信号(図示せず)に変換する。従って、赤外線撮像器16の表示画面には、画像信号に応じた目標物の画像が表示される。
【0036】
このとき、赤外線撮像器16の周囲、特にケーシング15内において、周囲に不等分布に点在する電子部品20a,20b等の発熱部品があると、この発熱部品の放熱hの影響により受光素子が赤外光eの輝度による熱成分と誤検知することが知られている。この誤検知は、受光素子に感度にばらつきがあると、捕捉対象物が図4(a)に示すように、むらのあるまだら模様の画面になり易いが、断熱シート14が基台13の電子部品20a,20bの発熱による放熱hは断熱シート14により断熱されているので、ケーシング15内、とりわけ赤外線撮像器16に対して放熱hの影響を受けない。
【0037】
また、赤外線撮像器16は、不使用時には、レンズ部16aを断熱シート14側に向けることができるようになっている。従って、赤外線撮像器16の不使用時の間は、ほとんど電子部品20a,20bの発熱温度の影響を受けることはなく、また、使用時になれば徐々に温度が上るものの、断熱シート14の上面は、断熱されているので温度むらが生じない。
【0038】
この温度むらが生じないことにより、赤外線撮像器16は、特に基台13側の電子部品20a,20bの放熱hの不等分布の熱的影響を受けることはなく、赤外光eの正確な輝度に応じた画像信号が得られる。従って、赤外線撮像器16の表示画面には、図4(a)で示すまだら模様の画面ではなく、図4(b)で示すように、背景の温度はほぼ均一で、捕捉対象物の温度もほぼ均一になるためまだら模様のない鮮明な画像が得られる。
【0039】
なお、基台13の設置台板13b上に設けられる断熱体14は、必ずしもシート状のものでなく、基台13側の電子部品20a,20bの配置関係や発熱量を考慮してシート上面において、ほぼ均一な温度分布が得られるように、発熱量の多い部分には凸形状の、また発熱量の少ない部分には凹形状にした断熱体にすることができる。例えば、上述した断熱シート14の代わりに、図5(a)に示すように、断熱体19Aのように凹凸形状に成形した断熱体を用いることができる。すなわち、基台13内に位置する電子部品20aおよび20bの真上に、断熱体本体19A1に、電子部品20aおよび20bと対向させて凸部19a,19bを設ける。また、電子部品20aおよび20bを有しないエリアには、逆に凹部19cを形成してもよい。
【0040】
このような構成にすることにより、なお一層断熱体19Aの上面全域に亘ってむらのないほぼ均一な表面温度が得られる。従って、タレット11の赤外線撮像器16の受光部が受ける熱の影響が、全体的にほぼ均一な表面温度環境が得られ、赤外線撮像器16の受光部に与える温度分布がほぼ均一となり、得られる画像において、図4(b)に示すようにほぼ鮮明な画像が得られる。
【0041】
また、上述した断熱体14の代わりに、例えば図5(b)に示すように、断熱体19Bの形状の断熱体にすることができる。すなわち、断熱体19Bは、断熱体本体19B1の上面に赤外線撮像器16の投影面積とほぼ同等の広さの熱伝導性の良好な熱伝導板19dを設けた構成である。
【0042】
このような構成にすることにより、たとえ基台13側の電子部品20a,20bの放射熱の影響を受けても、熱伝導板19dの上面が全体に亘ってほぼ均一な温度になる。従って、タレット11の赤外線撮像器16の受光部が受ける熱の影響が、全体的に同条件となり、赤外線撮像器16の受光部が得られる画像において、図4(b)に示すように、鮮明な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の赤外線撮像装置を内蔵したタレットを備えた飛翔体の要部の縦断面図。
【図2】本発明の赤外線撮像装置を備えたタレットの赤外線撮像器の設置状態を示す斜視図。
【図3】本発明の赤外線撮像装置を内蔵したタレットからタレット本体のケーシングの一部を除去した状態の要部の斜視図。
【図4】本発明の赤外線撮像装置を内蔵したタレットに用いる断熱体の他の実施例を示し、(a)は、シート上面を凹凸状に形成した断熱体、(b)は、シート上面に熱伝導板を重合して形成した断熱体を示す図。
【図5】赤外線撮像装置により撮像した画像の感度補正前と後とを比較して示す図。
【図6】従来の赤外線撮像装置の感度補正手段における信号処理系の処理フローを示すブロック図。
【符号の説明】
【0044】
10 飛翔体(飛行機)
11 タレット
11A タレット本体
12 飛翔体本体(飛行機本体)
12a 取り付け孔
13 基台
13a 基台本体
13b 設置台板
14 断熱体(断熱シート)
15 ケーシング
16 赤外線撮像器
16a レンズ部
18 ジンバル装置(二軸ジンバル装置)
19A,19B 断熱体
19A1,19B1 断熱体本体
19a,19b 凸部
19c 凹部
19d 熱伝導板
20a,20b 発熱部品(電子部品)
e 赤外光
f 開口
h 放熱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台上に設置された赤外線撮像器と、
この赤外線撮像器が回動自在に設けられるジンバル装置と、
前記赤外線撮像器およびジンバル装置の外側を覆うように設けられ、一部に形成された開口から赤外光を受光できるように設けられたケーシングと、
前記基台上に設けられた断熱体と、を具備し、
前記断熱体は、前記赤外線撮像器が作動中において、当該赤外線撮像器が前記基台側からの放熱を受けないように配置したことを特徴とする赤外線撮像装置を内蔵したタレット。
【請求項2】
前記ジンバル装置は、赤外線撮像器が不作動中においては、前記赤外線撮像器の受光部が断熱体側へ向かわせるように作動することを特徴とする請求項1記載の赤外線撮像装置を内蔵したタレット。
【請求項3】
上記断熱体は、難燃性を有する断熱シートであることを特徴とする請求項1記載の赤外線撮像装置を内蔵したタレット。
【請求項4】
上記断熱体は、その平面側において、基台側から受ける熱分布に応じて、前記平面側の断熱分布がほぼ均一になるように凹凸状に形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の赤外線撮像装置を内蔵したタレット。
【請求項5】
上記断熱体は、基台上に設置された状態で、赤外線撮像器側に基台側からの放熱により受ける平面側の温度分布をほぼ均一にし得るように熱伝導板を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の赤外線撮像装置を内蔵したタレット。
【請求項6】
基台上に設置された赤外線撮像器と、
この赤外線撮像器が回動に設けられるジンバル装置と、
前記赤外線撮像器およびジンバル装置の外側を覆うように設けられ、一部に形成された開口から赤外光を受光できるように設けられたケーシングと、を備えた赤外線撮像装置を内蔵したタレットと、
前記タレットを支持する基台と、
この基台を支持する支持壁体を備えた飛翔体と、を具備し、
前記基台上にあって、前記タレットの赤外線撮像器が作動中において、前記基台側から受ける放熱が前記赤外線撮像器側へ熱伝導しないように断熱体が設けられたことを特徴とする赤外線撮像装置を内蔵したタレットを備えた飛翔体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−224193(P2008−224193A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−67214(P2007−67214)
【出願日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】