説明

車両のフードラッチ装置

【課題】フードデザイン設計の自由度を高めるとともにユーザーの不便さを解消することができる車両のフードラッチ装置を提供する。
【解決手段】車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース100、ベース100に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動することでストライカーSをロックするか解除するメインフック200、ベース100に設置されてメインフック200の上方に位置する補助フック320を備え、回動によってストライカーSをロックするか解除する回動部300、及び、回動部300に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に回動部300を押圧して回動させる押圧部450が形成されるとともに他側にはアッパーカバー側に伸びる取っ手440が形成されたリリースノブ400から構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両のフードラッチ装置に係り、より詳しくは、フードのポップアップの際にストライカーに連動してリリースノブがアッパーカバーの外部に露出するようにする車両のフードラッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両のフードは室内での操作によってフードを一定部分だけポップアップさせ、ユーザーが手を入れてノブを引っぱることでフードを全くリリースするようにしていた。
しかし、このようなフードのポップアップ構造は、フードを閉めるとき、オーバートラベル及びムービングギャップを考慮して、設計条件上フードパネルとラッチノブは一定のギャップを維持しなければならなかった。しかし、現在のデザインがアッパーパーティングに変わっているため、フードラッチノブの操作空間が縮小している。したがって、アッパーカバー面にラッチノブの突出量が小さくなり、フードを開けるとき、ラッチノブの操作性が悪くなる問題点がある。
【0003】
図1は従来の車両のフードラッチ装置を示す正面図である。車両のフードラッチ装置は、フードの先端部のアッパーカバー(図示せず)で遮られている。従来、車両のフードにはメインフック20と補助フック32が備えられ、室内のリリーススイッチ(図示せず)の操作によってメインフック20がまずストライカー(図示せず)を解除する。その後、ユーザーはアッパーカバーの内側に手を入れてリリースノブ40の取っ手42を引き、それにより補助フック32の回動部30がヒンジ44を中心として回転してストライカーをリリースする。その後、回動部30はさらにスプリングによって元の位置に戻る。
【0004】
このような従来の車両のフードラッチ装置によれば、アッパーカバーが徐々に上昇するデザインの傾向に伴いリリースノブ40がアッパーカバーの上方に露出しないままアッパーカバーの内部に遮られるため、ユーザーがこれを捜して引くのに難点があった。よって、フードを1次的にポップアップする場合、それによってリリースノブ40も一緒にアッパーカバーの上部に露出するようにし、さらにフードを閉める場合にはリリースノブ40が内部に収納されるようにすることでフードの開閉を容易にする技術が要求されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−324078号公報
【特許文献2】特開2002−211443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、フードのポップアップの際にはリリースノブがアッパーカバーの外部に露出し、フードを閉める場合にはリリースノブが再びアッパーカバーの内部に収納されるようにすることで、フードデザイン設計の自由度を高めるとともにユーザーの不便さを解消することができる車両のフードラッチ装置を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するための本発明による車両のフードラッチ装置は、車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース(100)、前記ベース(100)に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動することでストライカーSをロックするか解除するメインフック(200)、前記ベース(100)に設置されてメインフック(200)の上方に位置する補助フック(320)を備え、回動によってストライカーSをロックするか解除する回動部(300)、及び、前記回動部(300)に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に前記回動部(300)を押圧して回動させる押圧部(450)が形成されるとともに他側にはアッパーカバー側に伸びる取っ手(440)が形成されたリリースノブ(400)、を含むことを特徴とする。
【0008】
前記リリースノブ(400)は、ストライカーSがメインフック(200)にかかった場合には、ストライカーSによって上昇が制限され、取っ手(440)がアッパーカバーの下部に位置し、ストライカーSがメインフック(200)からリリースされる場合には、弾性ヒンジによって反時計方向に回動して取っ手(440)がアッパーカバーの上部に露出することを特徴とする。
【0009】
前記回動部(300)にはリリースノブ(400)の押圧部(450)に対応するストッパー(360)が形成されることで、リリースノブ(400)の反時計方向への回動を一定角度に制限することを特徴とする。
【0010】
前記回動部(300)はベース(100)に弾性ヒンジを介して設置され、リリースノブ(400)の弾性ヒンジはリリースノブ(400)に反時計方向に弾性力を加え、回動部(300)の弾性ヒンジは回動部(300)に時計方向に弾性力を加えることを特徴とする。
【0011】
前記ベース(100)には回動部(300)の時計方向への回動を制限するストッパー(120)が形成されたことを特徴とする。
【0012】
前記回動部(300)にはリリースノブ(400)の押圧部(450)に対応するストッパー(360)が形成され、回動部(300)の弾性ヒンジの弾性力はリリースノブ(400)の弾性ヒンジの弾性力より高く設定されることで、リリースノブ(400)の押圧部(450)が回動部(300)のストッパー(360)に阻止された状態でリリースノブ(400)の弾性回動が停止されることを特徴とする。
【0013】
リリースノブ(400)の弾性ヒンジは、一端(434)がリリースノブ(400)にかかるとともに他端(432)が回動部(300)のストッパー(360)にかかるスプリング(430)及びヒンジピン(420)で構成され、回動部(300)の弾性ヒンジは、一端(354)が回動部(300)にかかるとともに他端(352)がベース(100)のストッパー(120)にかかるスプリング(350)及びヒンジピン(340)で構成されたことを特徴とする。
【0014】
車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース(100)、前記ベース(100)に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動によってストライカーSをロックするか解除するメインフック(200)、前記ベース(100)に設置され、メインフック(200)の上方に位置する補助フック(320)を備え、回動によって2次にストライカーSをロックするか解除する回動部(300)、及び、前記ベース(100)に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に前記回動部(300)を押圧して回動させる押圧部(450)が形成されるとともに他側にはアッパーカバー側に伸びた取っ手(440)が形成されたリリースノブ(400)、を含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース(100)、前記ベース(100)に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動によってストライカーSをロックするか解除するメインフック(200)の上方に位置するように補助フック(320)を備え、回動によって2次にストライカーSをロックするか解除する回動部(300)、及び、前記ベース(100)または回動部(300)に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に前記回動部(300)を押圧して回動させる押圧部(450)が形成されるとともに他側にはアッパーカバー側に伸びた取っ手(440)が形成されたリリースノブ(400)、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明の車両のフードラッチ装置によれば、フードのポップアップの際にはリリースノブがアッパーカバーの外部に露出し、フードを閉める場合にはリリースノブが再びアッパーカバーの内部に収納されるようにすることで、フードデザイン設計の自由度を高めるとともにユーザーの不便さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】従来の車両のフードラッチ装置を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例による車両のフードラッチ装置の第1作動段階を示す斜視図である。
【図3】図2に示す車両のフードラッチ装置の正面図である。
【図4】本発明の一実施例による車両のフードラッチ装置の第2作動段階を示す斜視図である。
【図5】図4に示す車両のフードラッチ装置の正面図である。
【図6】本発明の一実施例による車両のフードラッチ装置の第3作動段階を示す斜視図である。
【図7】図6に示す車両のフードラッチ装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して本発明の車両のフードラッチ装置について詳しく説明する。
図2〜図7は本発明の一実施例による車両のフードラッチ装置の作動を1段階、2段階及び3段階に分けて示すものである。これらを参照して本発明の一実施例による車両のフードラッチ装置を説明する。
本発明の車両のフードラッチ装置は、車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース100、ベース100に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動することでストライカーSをロックするか解除するメインフック200、ベース100に設置され、メインフック200の上方に位置する補助フック320を備え、回動によって2次にストライカーSをロックするか解除する回動部300、及び回動部300に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に回動部300を押圧して回動させる押圧部450が形成され、他側にはアッパーカバー側に伸びた取っ手440が形成されたリリースノブ400、を含む。
【0019】
他の実施例によれば、本発明の車両のフードラッチ装置は、車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース100、ベース100に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動によってストライカーSをロックするか解除するメインフック200、ベース100に設置され、メインフック200の上方に位置する補助フック320を備え、回動によって2次にストライカーSをロックするか解除する回動部300、及びベース100に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に回動部300を押圧して回動させる押圧部450が形成され、他側にはアッパーカバー側に伸びた取っ手440が形成されたリリースノブ400、を含む。
すなわち、前記リリースノブが回動部ではないベースそのものの弾性ヒンジを介して設置される。
【0020】
そして、さらに他の実施例によれば、車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース100、ベース100に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動によってストライカーSをロックするか解除するメインフック200の上方に位置するように補助フック320を備え、回動によって2次的にストライカーSをロックするか解除する回動部300、及びベース100または回動部300に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に回動部300を押圧して回動させる押圧部450が形成され、他側にはアッパーカバー側に伸びた取っ手440が形成されたリリースノブ400、を含んでなる。すなわち、車両のフードラッチ装置は、メインフック200がベース100ではないその他の車両パートに結合されるように構成することもできる。
【0021】
第2実施例及び第3実施例はいずれも第1実施例と核心となる技術事項を共通にするもので、以下では第1実施例を中心として具体的に説明する。
図2及び図3は本発明の一実施例による車両のフードラッチ装置の第1作動段階を示す図で、車両のフードアッパーカバーの下部にはベース100が設けられる。ベース100にはメインフック200が設置され、メインフック200は室内側リリーススイッチ(図示せず)にワイヤリング装置を介して連動して回動することでストライカーSをロックするか解除する。
ベース100には回動部300がさらに設置される。回動部300はメインフック200の上方に位置する補助フック320を備え、回動によって2次にストライカーSをロックするか解除する。そして、回動部300には弾性ヒンジを介してリリースノブ400が設置され、リリースノブ400の一側には回動時に回動部300を押圧して回動させる押圧部450が形成され、他側にはアッパーカバー側に伸びた取っ手440が形成される。
【0022】
また、リリースノブ400は、ストライカーSがメインフック200にかかった場合(図2及び図3参照)には、ストライカーSによって上昇が制限されて、取っ手440がアッパーカバーの下部に位置し、ストライカーSがメインフック200からリリースされる場合(図4及び図5参照)には、弾性ヒンジによって反時計方向に回動して取っ手440がアッパーカバーの上部に露出するものである。
すなわち、フードが閉まった場合には、ストライカーSがメインフック200にかかり、それによってリリースノブ400も押圧されて、アッパーカバーの内部にリリースノブ400が収納されるので、フードのラッチ作動を邪魔しない。
【0023】
ユーザーのリリーススイッチ作動によってメインフック200がストライカーSをリリースする場合には、図3及び図4に示すように、ストライカーSが上昇し、つまりフードが1次にポップアップし、ストライカーSは補助フック320にかかる。それによりリリースノブ400も回動し、リリースノブ400の取っ手がアッパーカバーの上方に一定部分だけ露出することになる。その後、ユーザーは露出したリリースノブ400の取っ手を引くことでリリースノブ400及び回動部300を順次回動させ、ストライカーSは補助フック320からリリースされる。
【0024】
回動部300にはリリースノブ400の押圧部450に対応するストッパー360が形成されることにより、リリースノブ400の反時計方向への回動を一定角度に制限することができる。すなわち、図2の状態から図4の状態にストライカーSがリリースされる場合には、リリースノブ400に加わっている固定力が解除されることによってリリースノブ400もストライカーSに従って反時計方向に回動する。しかし、回動部300にはリリースノブ400の押圧部450に対応するストッパー360が形成されているので、リリースノブ400の回動が一定量だけ制限され、それによりリリースノブ400の取っ手はアッパーカバーの上方に一定量だけ露出したままで停止する。したがって、ユーザーは一定部分だけ露出した取っ手440をはっきり識別することができ、これを容易に認知して引くことができる。
【0025】
一方、回動部300はベース100に弾性ヒンジを介して設置され、リリースノブ400の弾性ヒンジはリリースノブ400に反時計方向に弾性力を加え、回動部300の弾性ヒンジは回動部300に時計方向に弾性力を加える。また、ベース100には回動部300の時計方向への回動を制限するストッパー120が形成される。
すなわち、リリースノブ400にはいつも反時計方向に弾性が加わっているが、ストライカーSによって制限される構造であり、回動部300には時計方向に弾性が加わっているが、ベース100のストッパー120に制限される。
【0026】
一方、回動部300にはリリースノブ400の押圧部450に対応するストッパー360が形成され、回動部300の弾性ヒンジの弾性力はリリースノブ400の弾性ヒンジの弾性力より高く設定されることで、リリースノブ400の押圧部450が回動部300のストッパー360に阻止された状態でリリースノブ400の弾性回動が停止するようにできる。すなわち、図4及び図5の2段階作動においては、メインフック200からストライカーSがリリースされることによりリリースノブ400も反時計方向に回動する。この際、一定量だけ回動した後、押圧部450が回動部300のストッパー360にかかる。そして、リリースノブ400の弾性力を回動部300の弾性力より低く設定することにより、リリースノブ400の回動が停止し、取っ手440の一部だけがアッパーカバーの上部に露出するようにする。
【0027】
一方、リリースノブ400の弾性ヒンジは、一端434がリリースノブ400にかかるとともに他端432が回動部300のストッパー360にかかるスプリング430及びヒンジピン420で構成され、回動部300の弾性ヒンジは、一端354が回動部300にかかるとともに他端352がベース100のストッパー120にかかるスプリング350及びヒンジピン340で構成される。
【0028】
以下、前述した車両のフードラッチ装置を作動順に説明する。
1段階(図2及び図3)は、フードが閉まった状態であり、ストライカーSがメインフック200にかかり、リリースノブ400がストライカーSの下端にかかって回動できず、アッパーカバーの下部に内蔵された状態である。
2段階(図4及び図5)は、ユーザーがリリーススイッチを操作する場合、メインフック200からストライカーSが離脱して上昇し、その上方の補助フック320にかかる場合であり、フードの1次ポップアップ状態を示す。
この場合、ストライカーSの一定距離上昇によってリリースノブ400はスプリング430の弾性力で反時計方向に回動するにつれて押圧部450が回動部300のストッパー360に接触してリリースノブ400の回動が停止する。それにより、リリースノブ400の取っ手440はアッパーカバーの上方に一定部分だけ露出する。
【0029】
3段階(図6及び図7)はユーザーがリリースノブ400の取っ手440を引いた場合である。この場合、リリースノブ400は反時計方向に回動して回動部300のストッパー360を押圧し、それにより回動部300はスプリング350の弾性力を克服しながら反時計方向に回動し、補助フック320からストライカーSがまったくリリースされるものである。その後、回動部300がスプリング350によってさらに時計方向に回動し、それによりリリースノブ400も時計方向に回動して2段階の状態に復元する。そして、ユーザーがフードを押圧して閉める場合は、ストライカーSが補助フック320及びメインフック200を押圧してラッチされ、リリースノブ400の取っ手440はオーバートラベルを吸収しながらストライカーSに押圧されてアッパーカバーの内部に収納される。
【0030】
以上、本発明に関する好ましい実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の属する技術範囲を逸脱しない範囲での全ての変更が含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、フードのポップアップの際にストライカーに連動してリリースノブがアッパーカバーの外部に露出するようにする車両のフードラッチ装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0032】
S ストライカー
100 ベース
200 メインフック
300 回動部
320 補助フック
400 リリースノブ
440 取っ手


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース(100)、
前記ベース(100)に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動することでストライカーSをロックするか解除するメインフック(200)、
前記ベース(100)に設置されてメインフック(200)の上方に位置する補助フック(320)を備え、回動によってストライカーSをロックするか解除する回動部(300)、及び
前記回動部(300)に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に前記回動部(300)を押圧して回動させる押圧部(450)が形成されるとともに他側にはアッパーカバー側に伸びる取っ手(440)が形成されたリリースノブ(400)、を含むことを特徴とする車両のフードラッチ装置。
【請求項2】
前記リリースノブ(400)は、ストライカーSがメインフック(200)にかかった場合には、ストライカーSによって上昇が制限され、取っ手(440)がアッパーカバーの下部に位置し、ストライカーSがメインフック(200)からリリースされる場合には、弾性ヒンジによって反時計方向に回動して取っ手(440)がアッパーカバーの上部に露出することを特徴とする請求項1に記載の車両のフードラッチ装置。
【請求項3】
前記回動部(300)にはリリースノブ(400)の押圧部(450)に対応するストッパ
ー(360)が形成されることで、リリースノブ(400)の反時計方向への回動を一定角度に制限することを特徴とする請求項2に記載の車両のフードラッチ装置。
【請求項4】
前記回動部(300)はベース(100)に弾性ヒンジを介して設置され、リリースノブ(400)の弾性ヒンジはリリースノブ(400)に反時計方向に弾性力を加え、回動部(300)の弾性ヒンジは回動部(300)に時計方向に弾性力を加えることを特徴とする請求項1に記載の車両のフードラッチ装置。
【請求項5】
前記ベース(100)には回動部(300)の時計方向への回動を制限するストッパー(120)が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の車両のフードラッチ装置。
【請求項6】
前記回動部(300)にはリリースノブ(400)の押圧部(450)に対応するストッパー(360)が形成され、回動部(300)の弾性ヒンジの弾性力はリリースノブ(400)の弾性ヒンジの弾性力より高く設定されることで、リリースノブ(400)の押圧部(450)が回動部(300)のストッパー(360)に阻止された状態でリリースノブ(400)の弾性回動が停止されることを特徴とする請求項5に記載の車両のフードラッチ装置。
【請求項7】
リリースノブ(400)の弾性ヒンジは、一端(434)がリリースノブ(400)にかかるとともに他端(432)が回動部(300)のストッパー(360)にかかるスプリング(430)及びヒンジピン(420)で構成され、回動部(300)の弾性ヒンジは、一端(354)が回動部(300)にかかるとともに他端(352)がベース(100)のストッパー(120)にかかるスプリング(350)及びヒンジピン(340)で構成されたことを特徴とする請求項6に記載の車両のフードラッチ装置。
【請求項8】
車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース(100)、
前記ベース(100)に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動によってストライカーSをロックするか解除するメインフック(200)、
前記ベース(100)に設置され、メインフック(200)の上方に位置する補助フック(320)を備え、回動によって2次にストライカーSをロックするか解除する回動部(300)、及び
前記ベース(100)に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に前記回動部(300)を押圧して回動させる押圧部(450)が形成されるとともに他側にはアッパーカバー側に伸びた取っ手(440)が形成されたリリースノブ(400)、を含むことを特徴とする車両のフードラッチ装置。
【請求項9】
車両のフードアッパーカバーの下部に設けられたベース(100)、
前記ベース(100)に設置され、室内側リリーススイッチに連動して回動によってストライカーSをロックするか解除するメインフック(200)の上方に位置するように補助フック(320)を備え、回動によって2次にストライカーSをロックするか解除する回動部(300)、及び
前記ベース(100)または回動部(300)に弾性ヒンジを介して設置され、一側には回動時に前記回動部(300)を押圧して回動させる押圧部(450)が形成されるとともに他側にはアッパーカバー側に伸びた取っ手(440)が形成されたリリースノブ(400)、を含むことを特徴とする車両のフードラッチ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−233391(P2012−233391A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−206837(P2011−206837)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(591251636)現代自動車株式会社 (1,064)
【Fターム(参考)】