説明

車両の車体構造

【課題】 車両の側面衝突で、車体に所定の変形量を確保し得る車体構造を提供する。
【解決手段】 車両10のフロアパネル12に設けられたクロスメンバー14と、フロアパネル12のほぼ中央部をクロスメンバー14を横切って形成され、下方に開放する凹所18を規定するトンネル部16とが設けられる車体構造。トンネル部16の側方でフロアパネル12の下面に電装品24aが保持され、凹所18内には、トンネル部16に沿って排気管20が収容されている。凹所18内の排気管20の上方には、梁部材25がクロスメンバー14に対応して凹所18を横切って配置されている。フロアパネル12の側方から該フロアパネルに作用する横方向の押圧力Fによってトンネル部16の両側壁16aが相近づく方向へ押圧変形を受けたとき、梁部材25は排気管20を押し下げるように変形する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の車体構造に関し、特に、車両の側面衝突時にその衝撃を緩和するに充分な車体の潰れ量を確保し得る車体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の燃料タンクの後方に排気管のサイレンサが配置される車体の後部構造について、サイレンサの後方に車体部材を設け、該車体部材に、車両の前方への変位によってサイレンサを下方へ向けて押し下げるための傾斜面を設けることが提案されている(特許文献1参照。)。
【0003】
これによれば、車両の後面衝突時に車体部材が車両前方へ変位すると、該車体部材の傾斜面によってサイレンサを下方へ向けて変位させることができる。従って、燃料タンクから車体後部までの距離が短い車両においても、後面衝突時にサイレンサと燃料タンクとの干渉を防止することができ、衝突時に、サイレンサと燃料タンクとの干渉によって車体の変形が抑制されることはないので、衝突時に所定の適正な車体変形量を確保することができることから、後面衝突による衝撃を好適に吸収することができる。
【特許文献1】特開2001−2004号公報(段落[0015]、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記した特許文献1に記載の従来技術では、車両の衝突時にサイレンサを下方へ押し下げるための傾斜面が形成された車体部材を車両前方へ変位させ、この変位によってサイレンサを確実に押し下げるには、この車体部材の傾斜面をサイレンサの所定箇所に当接させる必要があり、そのために車体部材を確実に所定の経路に沿って変位させる必要がある。しかしながら、衝突事故における車体部材の変位経路は、該車体部材を支持する車体部分の変形によって決まり、この車体部分の変形を全ての状況下での衝突事故について正確に予測することはできないことから、前記車体部材の変位を正確に予想することはできず、この車体部材の変位によってサイレンサを確実に下方へ押し下げることは容易ではない。
【0005】
そのため、前記したような車両の後面衝突とは異なる車両の側面衝突で、車両フロアパネルの下面の中央部に配置される排気管と、フロアパネルの下面側方に配置される電装品との干渉を防止すべく、そのような傾斜面を有する車体部材を適用しても、排気管と電装品との干渉を確実に防止することは容易ではなく、側面衝突時に乗員をその衝撃から保護するに充分な車体変形を確保することも容易ではない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、車両の側面衝突で、該車両のフロアパネルの下面の中央部に配置される排気管とフロアパネルの下面側方に配置される電装品との当接によって衝撃吸収に充分な車体の変形が抑制されることなく、側面衝突で車体に所定の変形量を確保し得る車体構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両のフロアパネルに前記車両の幅方向に沿って設けられたクロスメンバーと、前記フロアパネルのほぼ中央部を前記クロスメンバーを横切って前記車両の前後方向に伸長して形成され、下方に開放する凹所を規定するトンネル部とが設けられ、該トンネル部の側方で前記フロアパネルの下面に電装品が保持され、前記トンネル部の前記凹所内には、前記トンネル部に沿って排気管が収容される車体構造であって、前記凹所内の前記排気管の上方には、前記クロスメンバーに対応して前記凹所を横切って配置される梁部材が設けられている。前記梁部材は、前記フロアパネルの側方から該フロアパネルに作用する横方向の押圧力によって前記トンネル部の両側壁が相近づく方向へ押圧変形を受けたとき、前記排気管を押し下げるべく変形可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車両のクロスメンバーに対応して形成された梁部材は、クロスメンバーと共にフロアパネルの補強作用をなす。車両の側面衝突によってフロアパネルが横方向の押圧力を受けると、この押圧力は、クロスメンバーの長手方向に作用することから、該クロスメンバーから前記トンネル部の側壁を経て梁部材の両側間の圧縮力として該梁部材に確実に伝えられる。従って、この押圧力によってフロアパネルのトンネル部の両側壁部が相近づく方向へ変形を生じると、このトンネル部の凹所内を該凹所内の排気管の上方を横切って配置された梁部材は、トンネル部の両側壁部の変形に伴って確実に変形を生じ、その変形により排気管を凹所内から下方へ向けて確実に押し下げる。この梁部材による排気管の押し下げにより、該排気管とトンネル部の側方でフロアパネルの下面に保持された電装品との干渉を確実に防止することができることから、この干渉によって車体の変形が抑制されることはなく、側面衝突で車体に所定の変形量を確保することができるので、この車体変形によって乗員を衝撃から確実に保護することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の特徴を図示の実施例に沿って詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明に係る車両10の車体11を概略的に示し、駆動源Aとしてガソリンエンジンおよび電気モータが搭載されたいわゆるハイブリッド型の車両10の例を示す。
【0011】
図2および図3に示すように、車体11のフロアパネル12の両側には、車両10の前後方向に沿って伸長する一対のサイドシル13(図2には、その一方が示されている。)が設けられている。また、フロアパネル12には、両サイドシル13間で車両10の幅方向に伸びるクロスメンバー14およびシートクロスメンバー15(図3参照)が、互いに間隔をおいて平行に形成されている。これら両メンバー14および15は、従来よく知られているように、フロアパネル12の剛性を高めることにより、サイドシル13と同様にフロアパネルを12を補強する。
【0012】
フロアパネル12の中央部には、クロスメンバー14およびシートクロスメンバー15を横切って車両10の前後方向に伸長するトンネル部16が形成されている。トンネル部16は、図2に明確に示されているように、フロアパネル12のほぼ平坦な両側部12aの互いに対向する内縁から相近づく方向へ立ち上がる一対の傾斜壁16aと、該両傾斜壁の上縁を連結する平坦な頂壁16bとで形成されている。このトンネル部16は、フロアパネル12の中央部に、路面17へ向けて開放しかつトンネル部16の両側壁である両傾斜壁16aの間隔を路面17に向けて漸増する凹所18を規定する。
【0013】
凹所18内の頂壁16bの近傍には、図2に示す例では、前記駆動源Aからの駆動力を後輪(図示せず)に伝えるプロペラシャフト19が収容されている。また、凹所18内には、プロペラシャフト19から間隔をおいてその下方に前記駆動源Aからの排気ガスを車両10の後部に導く排気管20が収容されている。
【0014】
排気管20には消音器21が設けられており、該消音器は、図2に示すように、ケーシング22を備える。消音器21のケーシング22は、トンネル部16の横断面で見て該トンネル部の一対の傾斜壁16aに対応した一対の傾斜壁22aと、該傾斜壁の上縁および下縁に連続する底壁22bおよび頂壁22cとで形成される台形の横断面形状を有する。消音器21は、そのケーシング22の一対の傾斜壁22aが互いに対応する傾斜壁16aから間隔をおいて保持されるように、後述する懸架機構で車体11に懸架されている。図2に仮想線で示すように、ケーシング22の頂壁22cおよび一対の傾斜壁22aを覆うように従来よく知られた遮熱板23を設けることができる。
【0015】
フロアパネル12の下面には、図2および図4に示すように、トンネル部16の両側でバッテリーケース24が固定されている。バッテリーケース24内には、図2に示すように、例えば前記電気モータの電源となるバッテリー24aが収容されている。
【0016】
また、フロアパネル12に設けられたトンネル部16の凹所18内には、図2に示すように、凹所18内のプロペラシャフト19と排気管20との間、すなわち図示の例では、プロペラシャフト19と、排気管20に設けられた消音器21との間には、梁部材25がクロスメンバー14の延長線上に位置するように、その両側をトンネル部16の対応する各傾斜壁16aに当接して配置されている。
【0017】
梁部材25は、図2および図5に示すように、平坦な直線状の底面25aと、該底面の中央部から両側へ向けて仰角をなすようにV字状に形成された上面25bとを有する金属製の梁部材からなる。
【0018】
車体11の両側に位置する梁部材25の両側は、図5に示すように、車両10の前後方向に沿って配置されるボルト26aおよび該ボルトに螺合するナット26bから成る締結具26で、ブラケット27に結合されている。各ブラケット27は、トンネル部16の対応する傾斜壁16aに固定される基部27aと、該基部からこれに垂直に立ち上がり、ボルト26aのための挿通孔27bが形成された支持部27cとを有するL字状のブラケットである。梁部材25の両側は、ボルト26aを枢軸としてブラケット27の支持部27bに連結されており、これにより、梁部材25はその両側で枢軸26aを介して傾斜壁16aに枢着されている。
【0019】
梁部材25の両側には、該梁部材の上面25bに連続して傾斜壁16aに沿って立ち上がるストッパ28が一体的に形成されている。ストッパ28は、梁部材25の両側間に作用する後述するような圧縮力によって、その上面25bの中央部の谷線25cが上方へ変位するような山形の折れ曲がり変形を梁部材25に生じさせるモーメントが該梁部材のそれぞれのボルト26aの回りに作用したとき、このモーメント力を受け止める。これにより、梁部材25の前記した中央部が起伏することによる山形の折れ曲がりの発生が確実に抑制される。
【0020】
図4に示すように、シートクロスメンバー15に関連して、トンネル部16のシートクロスメンバー15を横切る部分にも、前記したと同様な梁部材25が配置されており、これら両梁部材25の底面25aには、図6および図7に示すような懸架機構29が設けられている。
【0021】
懸架機構29は、クランク状の一対のマウントロッド30、30と、防振ゴム体31とを備え、該防振ゴム体には各マウントロッド30を受け入れる上下に配列された一対の貫通口31a、31bが形成されている。上方の貫通孔31aには一方のマウントロッド30の一端が圧入されており、該マウントロッドの他端は、図7に示すように梁部材25の底面25aに例えば溶接で固定されている。また、図6に示すように、防振ゴム体31の下方の貫通口31bには、他方のマウントロッド30の一端が圧入されており、該マウントロッドの他端は、消音器21のケーシング22の頂壁22cに溶接によって固定されている。
【0022】
これらの懸架機構29により、図4に示すように、クロスメンバー14およびシートクロスメンバー15に対応してトンネル部16にそれぞれ配置された両梁部材25に、ケーシング22の頂壁22cが前記したようにトンネル部16の傾斜壁16aに所定の間隔をおいて、消音器21がその両端近傍で懸架されている。
【0023】
トンネル部16の凹所18内でクロスメンバー14およびシートクロスメンバー15のそれぞれに対応して配置された各梁部材25は、凹所18内でクロスメンバー14およびシートクロスメンバー15の両側部分をそれぞれ実質的に連結することから、これらクロスメンバー14およびシートクロスメンバー15と共にフロアパネル12の補強作用をなす。
【0024】
車両10の側面衝突によって図8に符号Fで示す外力が車体11に作用すると、主として、サイドシル13と、クロスメンバー14、シートクロスメンバー15およびフロアパネル12の側部が圧縮変形を受け、またこの外力Fがクロスメンバー14およびシートクロスメンバー15を経て、トンネル部16に圧縮力として作用する。このトンネル部16に作用する圧縮力は、また、トンネル部16の凹所18内に配置された各梁部材25の両側間での圧縮力として作用する。従って、この作用力が所定の強度限界を超えると、図示のとおりトンネル部16の両側壁である両傾斜壁16aが相近づくようにトンネル部16に圧縮変形が生じ、また、これと同時に各梁部材25の中央部に形成された谷線25cから成る脆弱部で各梁部材25に座屈変形が生じる。
【0025】
この梁部材25の座屈変形では、該梁部材の脆弱部が前記したように梁部材25のV字状の上面25bによって規定される谷線25cで構成されていることから、図8に示すように、この脆弱部が形成された中央部が下方に向けての変位力を受ける。また、前記したように、梁部材25の上面25bに形成されたストッパ28により、山形の折れ曲がり変形が確実に抑制されていることから、図8に示すとおりその中央部が確実に下方に変位し、梁部材25の中央部が消音器21のケーシング22をトンネル部16の凹所18から路面17に向けて押し出す。
【0026】
その結果、車両10の側面衝突では、バッテリー24aを収容するバッテリーケース24は車両10の中央部へ向けて変位するが、排気管20に設けられた消音器21のケーシング22は梁部材25により路面17に向けて下方へ強制的に押し出されるので、バッテリーケース24が消音器21の側面に直接的に当接することはなく、バッテリーケース24と消音器21との干渉によって車体11の変形が抑制されることがない。従って、車体11に衝撃を吸収するに充分な変形を生じさせることができ、これにより車体11に衝撃を吸収するに充分な所定の潰れ量を生じさせることができることから、側面衝突の衝撃から乗員を安全に保護することができる。
【0027】
また、バッテリーケース24は消音器21のケーシング22の一対の傾斜壁22aにより確実にケーシング22の上方に案内されることから、バッテリーケース24の路面17への接触を確実に防止することができる。これにより、路面17への接触によるバッテリー24aの損傷を確実に防止することができ、その電解液の漏洩による二次災害を確実に防止することができる。
【0028】
また、排気管20は、その消音器21で懸架機構29の防振ゴム体31を介して懸架されており、消音器21が梁部材25からの押圧力を受けたとき、防振ゴム体31はその弾性を伴う伸長変形によって消音器21に、より大きなストロークで下方への変位を許すことから、一層確実に排気管20を下方へ向けて変位させることができる。
【0029】
梁部材25に設けたストッパ28を不要とすることができる。しかしながら、側面衝突時に梁部材25がその中央部を隆起させる山形の屈曲変形を確実に防止し、中央部が下方に変位する図8に示したような座屈変形を確実に生じさせる上で、ストッパ28を設けることが望ましい。
【0030】
前記したところでは、梁部材25の上面25bをV字形に形成することにより、その中央部が下方に変位する脆弱部を構成した例を示したが、上面25bを湾曲面で構成しあるいは切り込み溝等の他の種々の形態によって梁部材25の両側に作用する圧縮力によって中央部を下方に変形させるための前記したと同様な脆弱部を形成することができる。
【0031】
また、前記した例では、側面衝突時に排気管20に設けられた消音器21を梁部材25により押し下げた例を示したが、これに代えて、梁部材25で排気管20を直接押し下げることができる。
【0032】
本発明は、ハイブリッド型車両に拘わらず、駆動源がガソリンで駆動するエンジンまたは燃料電池の電力で駆動する電動型の車両に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る車両車体を概略的に示す側面図である。
【図2】図1に示した線II−IIに沿って得られた断面を模式的に示す図面である。
【図3】図2に示したフロアパネルを部分的に示す斜視図である。
【図4】図3に示したフロアパネルへの排気管およびバッテリケースの配置形態を示すフロアパネルの底面図である。
【図5】図2に示した梁部材の車体への取付け構造を部分的に示す斜視図である。
【図6】図2に示した梁部材への排気管の懸架状態を示す側面図である。
【図7】図6に示した防振ゴムの梁部材への取付け状態を示す車両の下方からの斜視図である。
【図8】車両の側面衝突時の梁部材の変形状態を示す図2と同様な図面である。
【符号の説明】
【0034】
10 車両
11 車体
12 フロアパネル
14 クロスメンバー
15 (クロスメンバー)シートクロスメンバー
16 トンネル部
16a (両側壁)傾斜壁
18 凹所
20 排気管
25 梁部材
24a (電装品)バッテリー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のフロアパネルに、前記車両の幅方向に沿って設けられたクロスメンバーと、前記フロアパネルのほぼ中央部を前記クロスメンバーを横切って前記車両の前後方向に伸長して形成され、下方に開放する凹所を規定するトンネル部とが設けられ、該トンネル部の側方で前記フロアパネルの下面に電装品が保持され、前記凹所内に前記トンネル部に沿って排気管が収容される車体構造であって、前記凹所内の前記排気管の上方には、前記フロアパネルの側方から該フロアパネルに作用する横方向の押圧力によって前記トンネル部の両側壁が相近づく方向へ押圧変形を受けたとき、前記排気管を押し下げるべく変形可能の梁部材が、前記クロスメンバーに対応して前記凹所を横切って配置されていることを特徴とする車両の車体構造。
【請求項2】
前記梁部材のほぼ中央部には、該梁部材がその両側間で所定の押圧力を受けたとき、該梁部材に前記中央部の下方への変位を伴う座屈変形を生じさせるための脆弱部が形成されている請求項1に記載の車両の車体構造。
【請求項3】
前記トンネル部の前記両側壁は下方へ向けて相互の間隔を漸増し、前記排気管には、前記トンネル部の前記両側壁から互いに間隔をおいて該各側壁にほぼ平行に配置される傾斜側壁部を有する消音器が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。
【請求項4】
前記排気管は前記梁部材に防止ゴムを介して懸架されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車体構造。
【請求項5】
前記梁部材は、それぞれ車両の前後方向に沿って配置される回転軸を介して、前記梁部材の両側部で前記トンネル部の対応する前記両側壁に枢着されており、前記梁部材の両側には、前記トンネル部の対応する前記各側壁に沿って立ち上がり、前記梁部材の中央部が起伏する折れ曲がりを防止すべく前記梁部材に作用する回転モーメントを受け止めるためのストッパが形成されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車体構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−151146(P2006−151146A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−343611(P2004−343611)
【出願日】平成16年11月29日(2004.11.29)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】