説明

車両搭載用放電回路

【課題】昇圧コンバータ回路の動作時の熱損失を低減すると共に、昇圧コンバータ回路の動作終了後の出力キャパシタの放電を迅速に行うことができる放電回路を提供することを目的とする。
【解決手段】車両搭載用昇圧コンバータ回路12の出力キャパシタ18に蓄えられた電荷を放電する車両搭載用放電回路10であって、共振用キャパシタ32と、共振用インダクタ30と、導体板34と、を含み、導体板34の対地静電容量の変化により共振周波数が変化する共振回路と、出力キャパシタ18の蓄積電荷が放電される低放電抵抗器24と、共振回路の共振周波数の変化に応じて制御され、オンのときに出力キャパシタ18の放電電流を低放電抵抗器24に導くトランジスタ22と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両搭載用昇圧コンバータ回路の出力キャパシタに蓄えられた電荷を放電する車両搭載用放電回路に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車、ハイブリッド自動車等のモータ駆動車両が広く用いられている。モータ駆動車両のモータは、電池から供給される電力によって回転し車輪を駆動する。モータ駆動車両の加減速制御は、モータに供給される電力をアクセル、ブレーキ等の操作に応じて調整することによって行われる。そのため、モータ駆動車両には、電池からモータに供給される電力を調整する昇圧コンバータ回路が搭載される。
【0003】
昇圧コンバータ回路は、電池電圧を昇圧するためのインダクタを備える。昇圧コンバータ回路は、電池からインダクタに流れる電流をスイッチング制御することによりインダクタに誘導起電力を発生させ、電池電圧に誘導起電力を加えた電圧で出力キャパシタを充電する。そして、出力キャパシタの端子間電圧を昇圧電圧として出力する。昇圧電圧は、インダクタに流れる電流のスイッチングタイミングを変化させることによって調整することができる。
【0004】
昇圧コンバータ回路の出力端子には、モータを駆動する回路を介してモータが接続される。このような構成によれば、昇圧コンバータ回路の昇圧電圧を調整することで、電池からモータに供給される電力を調整することができる。
【0005】
【特許文献1】特開2007−60789号公報
【特許文献2】特開平5−252755号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
昇圧コンバータ回路には、その動作を停止した後に出力キャパシタの蓄積電荷を放電するための放電抵抗器が設けられる。これによって、車両が停止し昇圧コンバータ回路の動作が停止した後には、出力キャパシタの端子間電圧を低下させることができる。このような構成により、衝突事故の際の救助作業、車両の点検作業等の際に、作業者や作業者が扱う工具等が出力キャパシタに接触し、出力キャパシタの出力電圧によって二次的故障が生じることを回避することができる。
【0007】
このような昇圧コンバータ回路では、放電抵抗器の抵抗値が小さい程、昇圧コンバータ回路の動作を停止した後の出力キャパシタの端子間電圧を迅速に低下させることができる。しかし、放電抵抗器の抵抗値を小さくすると、昇圧コンバータ回路を動作させているときの熱損失が大きくなるという問題が生ずる。
【0008】
本発明はこのような課題に対してなされたものである。すなわち、昇圧コンバータ回路の動作時の熱損失を低減すると共に、昇圧コンバータ回路の動作終了後の出力キャパシタの放電を迅速に行うことができる放電回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、車両搭載用昇圧コンバータ回路の出力キャパシタに蓄えられた電荷を放電する車両搭載用放電回路であって、共振用キャパシタと、共振用インダクタと、導体板と、を含み、当該導体板の対地静電容量の変化により共振周波数が変化する共振回路と、前記出力キャパシタの蓄積電荷が放電される放電抵抗と、前記共振回路の共振周波数の変化に応じて制御され、オンのときに前記出力キャパシタの放電電流を前記放電抵抗に導くスイッチング素子と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る車両搭載用放電回路においては、前記導体板は、前記車両搭載用昇圧コンバータ回路を収納する筐体に取り付けられることが好適である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、昇圧コンバータ回路の動作時の熱損失を低減すると共に、昇圧コンバータ回路の動作終了後の出力キャパシタの放電を迅速に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1に本発明の第1の実施形態に係る昇圧コンバータ回路出力部および放電回路の構成を示す。放電回路10は、昇圧コンバータ回路12の正極出力導線14と、負極出力導線16との間に設けられる。放電回路10は、昇圧コンバータ回路12の筐体に取り付けられた導体板34の接地導体に対する静電容量の変化に応じて、低放電抵抗器24に出力キャパシタ18の蓄積電荷を放電するものである。ここで、接地導体は車両のボデー等、大地電位を有すると考えることができる導体である。
【0013】
昇圧コンバータ回路12は、正極出力導線14と負極出力導線16との間に接続された出力キャパシタ18、および出力キャパシタ18に並列接続された高放電抵抗器20を備える。昇圧コンバータ回路12が動作しているときは、出力キャパシタ18に出力電圧が印加される。高放電抵抗器20には、出力キャパシタ18の端子間電圧に基づく電流が流れる。高放電抵抗器20の抵抗値は、ジュール熱として消費される電力が車両走行用の電力に対して十分小さくなるよう決定する。車両が停止し昇圧コンバータ回路12の動作が停止した後は、出力キャパシタ18の蓄積電荷は、高放電抵抗に放電される。
【0014】
放電回路10について説明する。放電回路10は、トランジスタ22のスイッチング制御により放電制御を行う回路である。ここではトランジスタ22としてPNP型トランジスタを用いるものとする。トランジスタ22のエミッタ端子Eは、正極出力導線14に接続される。トランジスタ22のコレクタ端子Cは低放電抵抗器24の一端に接続される。低放電抵抗器24の他端は負極出力導線16に接続される。これによって、トランジスタ22のエミッタ端子Eとコレクタ端子Cとの間には、低放電抵抗器24を介して昇圧コンバータ回路12の出力電圧が印加される。この印加電圧はエミッタ端子E側を正極とするため、ベース端子Bに流れる電流を変化させることでコレクタ端子Cおよび低放電抵抗器24に流れる電流を調整することができる。
【0015】
交流電圧源26の一方の出力端子は正極出力導線14に接続される。交流電圧源26の他方の出力端子は、感度調整抵抗器28の一端に接続される。感度調整抵抗器28の他端は、共振用インダクタ30の一端および共振用キャパシタ32の一端に接続される。共振用インダクタ30の他端および共振用キャパシタ32の他端は、トランジスタ22のベース端子Bに接続される。共振用キャパシタ32とベース端子Bとの接続線には導体板34が接続される。導体板34は、昇圧コンバータ回路12の筐体に取り付けられる。
【0016】
導体板34、共振用インダクタ30および共振用キャパシタ32は、並列共振回路を構成する。共振用インダクタ30のインダクタンス値および共振用キャパシタ32の静電容量は、導体板34に人体、人体が身につける導電性の物(以下、人体等とする。)が接触していない状態における並列共振周波数が、交流電圧源26の出力電圧周波数と一致するよう決定する。
【0017】
交流電圧源26の一方の出力端子から正極出力導線14を介してエミッタ端子Eに至り、さらに、ベース端子B、並列共振回路および感度調整抵抗器28を介して交流電圧源26の他方の出力端子に至るループは、交流電圧源26に対する交流電流ループを形成する。
【0018】
導体板34に人体等が接触していない状態では、並列共振回路の共振周波数は、交流電圧源26の出力電圧周波数に一致する。したがって、並列共振回路のインピーダンス絶対値は大きくなり、交流電流ループに流れる電流は微少となる。これによって、ベース端子Bに流れる電流は微少となり、コレクタ端子Cおよび低放電抵抗器24に流れる電流が遮断される。
【0019】
一方、導体板34に人体等が接触したときは、導体板34の接地導体に対する容量が変化する。共振用インダクタ30および共振用キャパシタ32は、接地導体に対してある静電容量を有している。したがって、導体板34の接地導体に対する容量が変化することにより、並列共振回路の共振周波数は交流電圧源26の出力電圧周波数からずれる。これによって、並列共振回路のインピーダンス絶対値は共振時より小さくなり、交流電流ループに電流が流れる。
【0020】
トランジスタ22のベース端子Bとエミッタ端子Eとの間には、直流バイアス電圧が印加されていないため、交流電流ループに流れる電流は、エミッタ端子Eからベース端子Bへと向かう方向に流れる半波整流電流となる。したがって、トランジスタ22のエミッタ端子Eとコレクタ端子Cとの間は、エミッタ端子Eからベース端子Bへと向かう電流の半周期の間、オンとなる。エミッタ端子Eからベース端子Bへと向かう方向に流れる半波整流電流に応じて、コレクタ端子Cおよび低放電抵抗器24には、出力キャパシタ18の放電電流が流れる。これによって、出力キャパシタ18に蓄積された電荷を放電することができる。
【0021】
車両が事故等によって停止したときには、救助作業を行う者がエンジンコンパートメントを開放することがある。また、車両が停止し昇圧コンバータ回路12の動作が停止した後には、車両の点検を行う者がエンジンコンパートメントを開放することがある。本実施形態に係る放電回路10によれば、救助作業者、点検作業者等が、作業の際に昇圧コンバータ回路12の筐体に取り付けた導体板34に接触したときは、導体板34の対地容量が変化することにより、低放電抵抗器24に出力キャパシタ18の放電電流を流すことができる。これによって、出力キャパシタ18の端子間電圧を迅速に低下させることができる。したがって、衝突事故の際の救助作業、車両の点検作業等の際に、作業者や作業者が扱う工具等が出力キャパシタ18に接触し、出力キャパシタ18に残留した電荷による電圧によって二次的故障が生じることを回避することができる。
【0022】
さらに、本発明の実施形態に係る放電回路10では、昇圧コンバータ回路12の筐体に人体等が触れることがなく、導体板34に人体等が接触することがない通常走行時には、トランジスタ22のコレクタ端子Cに流れる電流が遮断される。これによって、昇圧コンバータ回路12を動作させているときの低放電抵抗器24による熱損失をなくすことができる。
【0023】
なお、導体板34の対地容量の変化量と放電電流の大きさとの関係は、交流電圧源26の出力電圧レベル、感度調整抵抗器28の抵抗値等を変化させることで調整することができる。導体板34の対地容量の変化量と放電電流の大きさとの関係は、放電動作の起こり易さを示す感度を示すものであるといえる。そのため、交流電圧源26の出力電圧レベル、感度調整抵抗器28の抵抗値等は、実験等に基づき感度特性を鑑みて決定することが好ましい。また、低放電抵抗器24の抵抗値は、放電を開始してから終了するまでの目標とする時間、低放電抵抗器24で発生する熱の許容量等に基づいて決定すればよい。
【0024】
次に、本発明の第2の実施形態に係る放電回路について図2を参照して説明する。本実施形態に係る放電回路36は、第1の実施形態に係る放電回路10の並列共振回路を直列共振回路に置き換えたものである。図1の放電回路10と同一の構成部については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0025】
交流電圧源26の一方の出力端子は正極出力導線14に接続される。交流電圧源26の他方の出力端子は、感度調整抵抗器28の一端に接続される。感度調整抵抗器28の他端は、ベース端子Bに接続される。また、共振用インダクタ38の一端は、正極出力導線14に接続される。共振用インダクタ38の他端は、共振用キャパシタ40の一端に接続される。共振用キャパシタ40の他端はベース端子Bに接続される。共振用キャパシタ40とベース端子Bとの接続線には、導体板34が接続される。
【0026】
導体板34、共振用インダクタ38および共振用キャパシタ40は、直列共振回路を構成する。共振用インダクタ38のインダクタンス値および共振用キャパシタ40の静電容量は、導体板34に人体等が接触していない状態における直列共振周波数が、交流電圧源26の出力電圧周波数と一致するよう決定する。
【0027】
交流電圧源26の一方の出力端子から正極出力導線14を介してエミッタ端子Eに至り、さらに、ベース端子B、および感度調整抵抗器28を介して交流電圧源26の他方の出力端子に至るループは、交流電圧源26に対するトランジスタ交流電流ループ42を形成する。また、交流電圧源26の一方の出力端子から正極出力導線14を介して共振用インダクタ38の一端に至り、さらに、共振用インダクタ38、共振用キャパシタ40、および感度調整抵抗器28を介して交流電圧源26の他方の出力端子に至るループは、交流電圧源26に対する共振回路交流電流ループ44を形成する。
【0028】
導体板34に人体等が接触していない状態では、直列共振回路の共振周波数は、交流電圧源26の出力電圧周波数に一致する。したがって、直列共振回路のインピーダンス絶対値は小さくなり、交流電圧源26から流出する電流のほとんどは共振回路交流電流ループ44を流れる。これによって、トランジスタ交流電流ループ42に流れる電流は微少となる。そのため、ベース端子Bに流れる電流は微少となり、コレクタ端子Cおよび低放電抵抗器24に流れる電流が遮断される。
【0029】
一方、導体板34に人体等が接触したときは、導体板34の接地導体に対する容量が変化する。共振用インダクタ38および共振用キャパシタ40は、接地導体に対してある静電容量を有している。したがって、導体板34の接地導体に対する容量が変化することにより、直列共振回路の共振周波数は交流電圧源26の交流出力電圧周波数からずれる。これによって、直列共振回路のインピーダンス絶対値は共振時より大きくなり、共振回路交流電流ループ44のみならずトランジスタ交流電流ループ42にも電流が流れる。
【0030】
トランジスタ22のベース端子Bとエミッタ端子Eとの間には、直流バイアス電圧が印加されていないため、トランジスタ交流電流ループ42に流れる電流は、エミッタ端子Eからベース端子Bへと向かう方向に流れる半波整流電流となる。この半波整流電流に応じて、コレクタ端子Cおよび低放電抵抗器24には、出力キャパシタ18の放電電流が流れる。これによって、出力キャパシタ18に蓄積された電荷を放電することができる。したがって、第2の実施形態に係る放電回路36についても、第1の実施形態に係る放電回路10と同様の効果を得ることができる。
【0031】
次に、本発明の第3の実施形態に係る放電回路について図3を参照して説明する。本実施形態に係る放電回路46は、第1の実施形態に係る放電回路10において、並列共振回路とベース端子Bとの間に整流平滑回路48を挿入したものである。図3の整流平滑回路48は正極出力導線14に接続されているが、整流平滑回路48の構成によっては正極出力導線14に接続しなくてもよい場合もある。図1の放電回路10と同一の構成部については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0032】
上述のように、導体板34に人体等が接触することにより、並列共振回路の共振周波数は交流電圧源26の出力電圧周波数からずれる。これによって、並列共振回路のインピーダンス絶対値は共振時より小さくなる。第1の実施形態に係る放電回路10では、このときにベース端子Bに流れる電流は半波整流電流である。そのため、低放電抵抗器24に流れる電流もまた、半波整流電流となる。本実施形態に係る放電回路46では、並列共振回路とベース端子Bとの間に整流平滑回路48を設けている。整流平滑回路48は、並列共振回路側の電圧を検波し平滑した直流電圧をベース端子Bに出力する回路である。整流平滑回路48は、ダイオード等の整流素子、平滑キャパシタ等によって構成することができる。また、要求される性能に応じて直流電圧源、トランジスタ等を用いてもよい。
【0033】
このような構成によれば、導体板34に人体等が接触したときにベース端子Bに流れる電流の交流成分を低減することができる。これによって、低放電抵抗器24に流れる放電電流の交流成分を低減し、放電電流の平均値を大きくすることができるため、出力キャパシタ18の放電をより迅速に行うことができる。
【0034】
ここでは、第1の実施形態に係る放電回路10に整流平滑回路48を用いた実施形態について説明した。これと同様に、第2の実施形態に係る放電回路36に整流平滑回路48を用いることもできる。この場合、図2の共振用キャパシタ40および感度調整抵抗器28の接続点と、ベース端子Bとの間に整流平滑回路48を挿入する構成とすればよい。
【0035】
なお、上記では、トランジスタ22としてPNP型トランジスタを用いた場合について説明した。トランジスタ22としてはNPN型を用いてもよい。この場合、コレクタ端子C側が正極となり、コレクタ端子Cとエミッタ端子Eとの間に電圧が印加されるよう回路を構成する。また、上記において交流電圧源26の一端を正極出力導線14に接続していたところを負極出力導線16に接続すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】第1の実施形態に係る昇圧コンバータ回路出力部および放電回路の構成を示す図である。
【図2】第2の実施形態に係る昇圧コンバータ回路出力部および放電回路の構成を示す図である。
【図3】第3の実施形態に係る昇圧コンバータ回路出力部および放電回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
10,36,46 放電回路、12 昇圧コンバータ回路、14 正極出力導線、16 負極出力導線、18 出力キャパシタ、20 高放電抵抗器、22 トランジスタ、24 低放電抵抗器、26 交流電圧源、28 感度調整抵抗器、30,38 共振用インダクタ、32,40 共振用キャパシタ、34 導体板、42 トランジスタ交流電流ループ、44 共振回路交流電流ループ、48 整流平滑回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両搭載用昇圧コンバータ回路の出力キャパシタに蓄えられた電荷を放電する車両搭載用放電回路であって、
共振用キャパシタと、共振用インダクタと、導体板と、を含み、当該導体板の対地静電容量の変化により共振周波数が変化する共振回路と、
前記出力キャパシタの蓄積電荷が放電される放電抵抗と、
前記共振回路の共振周波数の変化に応じて制御され、オンのときに前記出力キャパシタの放電電流を前記放電抵抗に導くスイッチング素子と、
を備えることを特徴とする車両搭載用放電回路。
【請求項2】
請求項1に記載の車両搭載用放電回路であって、
前記導体板は、
前記車両搭載用昇圧コンバータ回路を収納する筐体に取り付けられることを特徴とする車両搭載用放電回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−261051(P2009−261051A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−104270(P2008−104270)
【出願日】平成20年4月14日(2008.4.14)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】