説明

車両用懸架装置

【課題】車両用懸架装置にて、アクチュエータや、これを制御するための制御装置を用いることなく、所期のジオメトリ変化を得ること。
【解決手段】車輪21を懸架するサスペンションアーム(ロアアーム11)における中央部のアーム本体11aの図心線が、同サスペンションアーム(11)における両端の取付部連結中心を結ぶ荷重入力線Laoに対して下方にオフセットしていて、前記荷重入力線Laoに沿った圧縮荷重が前記サスペンションアーム(11)に入力した際に、前記アーム本体11aが前記オフセットしている方向に湾曲するように設定されている。このため、上記したアーム本体11aの湾曲によって、当該サスペンションアーム(11)における車体側取付部11bの位置を仮想的な位置に移動させることができて、所期のジオメトリ変化を得ること(すなわち、車両の旋回時にロールセンタ高をHaoからHa1に低下させること)が可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用懸架装置に係り、特に、車輪を懸架するサスペンションアームにおけるアーム本体の外力による変形を利用して車体の姿勢を制御することが可能な車両用懸架装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車体の姿勢を制御する(例えば、車両旋回時のロールセンタの位置を高くする)ことが可能な車両用懸架装置は、例えば、下記特許文献1に示されている。下記特許文献1に記載されている車両用懸架装置においては、独立懸架式のサスペンションにおけるアッパアームの車体側取付位置をアクチュエータによって調整可能に構成して、車体の姿勢を制御するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公平5−18165号公報
【発明の概要】
【0004】
上記した特許文献1に記載されている車両用懸架装置においては、アッパアームの車体側取付位置を調整可能とするためのアクチュエータと、これを制御するための制御装置が必要であって、構成が複雑である。
【0005】
本発明は、上記した課題を解消すべくなされたものであり、当該車両用懸架装置において、車輪を懸架するサスペンションアームにおける中央部のアーム本体の図心線(重心線)が、同サスペンションアームにおける両端の取付部連結中心を結ぶ荷重入力線に対して上下方向にオフセットしていて、前記荷重入力線に沿った圧縮荷重(圧縮力)が前記サスペンションアームに入力した際に、前記アーム本体が前記オフセットしている方向に湾曲するように設定されていることに特徴がある。なお、上記したアーム本体の図心線は、アーム本体における前記荷重入力線(軸)に垂直な断面の重心を連ねた線(重心線)である。
【0006】
この場合において、前記サスペンションアームは、マルチリンク式サスペンションのロアアームであり、前記オフセットが下方であって、同ロアアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記ロアアームの前記アーム本体が下方に湾曲するように設定されていることも可能である。また、前記サスペンションアームは、マルチリンク式サスペンションのアッパアームであり、前記オフセットが上方であって、同アッパアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記アッパアームの前記アーム本体が上方に湾曲するように設定されていることも可能である。また、前記サスペンションアームは、トーションビームアクスル式サスペンションのトレーリングアームであり、前記オフセットが上方であって、同トレーリングアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記トレーリングアームの前記アーム本体が上方に湾曲するように設定されていることも可能である。
【0007】
本発明による車両用懸架装置においては、車両の旋回時または車両の駆動・制動時において、前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が前記サスペンションアームに入力すると、当該サスペンションアームのアーム本体が前記オフセットしている方向に湾曲する。このため、上記したアーム本体の湾曲によって、当該サスペンションアームにおける車体側取付部の位置を仮想的な位置に移動させることができて、所期のジオメトリ変化を得ることが可能である。したがって、例えば、マルチリンク式サスペンションにおけるサスペンションアーム(車両の左右方向に配置されるロアアーム、アッパアーム)に実施して、良好なロール姿勢を実現すること、或いは、トーションビームアクスル式サスペンションにおけるサスペンションアーム(車両の前後方向に配置されるトレーリングアーム)に実施して、良好なピッチング姿勢を実現することが可能である。また、本発明では、サスペンションアーム自体の構成(形状)により実施することができて、アクチュエータや、これを制御するための制御装置が不要であるため、シンプルかつ安価に実施することが可能である。
【0008】
本発明の実施に際して、前記サスペンションアームが、マルチリンク式サスペンションのロアアームであり、前記オフセットが下方であって、同ロアアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記ロアアームの前記アーム本体が下方に湾曲するように設定されている場合、または、前記サスペンションアームが、マルチリンク式サスペンションのアッパアームであり、前記オフセットが上方であって、同アッパアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記アッパアームの前記アーム本体が上方に湾曲するように設定されている場合には、上記したアーム本体の湾曲によって、当該サスペンションアームにおける車体側取付部の位置を仮想的な位置に移動させることができて、ロールセンタ高(ロールセンタの位置)を低下させることが可能である。したがって、車両の旋回時において、旋回内輪に作用するジャッキアップ力を小さく抑えることができて、安定したロール運動が得られるとともに、車体のロールに伴うタイヤ接地点の左右方向での変化(スカッフ変化)量を小さくすることができて、車両左右方向に作用する力を低減でき、車両のふらつきを抑えることができて、ロール方向の運動がスムーズになり、良好なロール姿勢を実現することが可能である。
【0009】
また、本発明の実施に際して、前記サスペンションアームが、トーションビームアクスル式サスペンションのトレーリングアームであり、前記オフセットが上方であって、同トレーリングアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記トレーリングアームの前記アーム本体が上方に湾曲するように設定されている場合には、上記したアーム本体の上方への湾曲によって、当該トレーリングアームにおける車体側取付部の位置を仮想的に上方へ移動させることができて、仮想リンク(トレーリングアーム)の傾斜角(仰角)を大きくすることが可能である。このため、当該トレーリングアームの停車時の傾斜角(仰角)を小さく設定しても、当該トレーリングアームが後輪駆動車両の後輪に適用された場合の前進加速時・後退減速時において、車体後部の沈み込みを少なくする、サスペンションのアンチスカットジオメトリを設定することが可能である。したがって、この場合には、良好な駆動姿勢(アンチスカットジオメトリ)の確保(良好なピッチング姿勢の実現)と、当該トレーリングアームが配設される箇所での座席(リヤシート)の十分なスペース確保の両立を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明による車両用懸架装置の第1実施形態を模式的に示した車両背面視図である。
【図2】図1に示した車両用懸架装置のロアアーム単体の概略的な背面図である。
【図3】図2に示したロアアーム単体の概略的な平面図である。
【図4】本発明による車両用懸架装置の第2実施形態を模式的に示した車両背面視図である。
【図5】図4に示した車両用懸架装置のアッパアーム単体の概略的な背面図である。
【図6】図5に示したアッパアーム単体の概略的な平面図である。
【図7】本発明による車両用懸架装置の第3実施形態を模式的に示した車両側面視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による車両用懸架装置の第1実施形態を模式的に示していて、この実施形態では後輪用マルチリンク式サスペンションのロアアーム11に本発明が適用されている。ロアアーム11は、ロアNo1(フロント側)アームであり、ロアNo2(リヤ側)アーム12、アッパNo1(フロント側)アーム13、アッパNo2(リヤ側)アーム14等とによって、マルチリンク式サスペンションを構成している。なお、各アーム11〜14は、全てIアームと呼ばれるものであり、アーム本体11a〜14aの内端に固着した内端の取付部11b〜14bにて車体(図示省略)に上下方向にて傾動可能に連結され、アーム本体11a〜14aの外端に固着した外端の取付部11c〜14cにて車輪(後輪)21を回転可能に支持するキャリア22に上下方向にて傾動可能に連結されている。
【0012】
ロアアーム11は、図2および図3に概略的に示したように、中央部のアーム本体11aと、左右両端の取付部11b、11cによって構成されている。アーム本体11aは、鉄ハイテンパイプ製であり、その図心線Laの中間部が両取付部11b、11cの連結中心Oa1、Oa2を結ぶ荷重入力線Laoに対して下方に所定量オフセットしていて、ロアアーム11に前記荷重入力線Laoに沿った圧縮荷重が入力した際に、図1の仮想線に示したように、アーム本体11aが下方に湾曲するように設定されている。内端(車体側)の取付部11bは、鉄製チューブであり、アーム本体11aの内端に溶接で固着されている。外端(車輪側)の取付部11cは、鉄製ブラケットであり、アーム本体11aの外端に溶接で固着されている。なお、上記したアーム本体11aの図心線Laは、アーム本体11aにおける前記荷重入力線(軸)Laoに垂直な断面の重心を連ねた線(重心線)である。
【0013】
この第1実施形態の車両用懸架装置では、車両の旋回時において、旋回外輪の車輪21に外力(タイヤ横力)Faが作用して、前記荷重入力線Laoに沿った圧縮荷重がロアアーム11に入力すると、当該ロアアーム11のアーム本体11aが図1の仮想線で示したように前記オフセットしている方向(下方)に湾曲する。このため、上記したアーム本体11aの湾曲によって、当該ロアアーム11における車体側取付部11bの位置を仮想的な位置に移動させることができて、所期のジオメトリ変化を得ること(すなわち、ロールセンタ高を図1のHaoからHa1に低下させること)が可能である。
【0014】
したがって、車両の旋回時において、旋回内輪に作用するジャッキアップ力を小さく抑えることができて、安定したロール運動が得られるとともに、車体のロールに伴うタイヤ接地点の左右方向での変化(スカッフ変化)量を小さくすることができて、車両左右方向に作用する力を低減でき、車両のふらつきを抑えることができて、ロール方向の運動がスムーズになり、良好なロール姿勢を実現することが可能である。また、この実施形態では、ロアアーム11自体の構成(形状)により実施することができて、アクチュエータや、これを制御するための制御装置が不要であるため、シンプルかつ安価に実施することが可能である。
【0015】
図4〜図6は本発明による車両用懸架装置の第2実施形態を模式的に示していて、この実施形態では前輪用マルチリンク式サスペンションのアッパアーム31に本発明が適用されている。アッパアーム31は、ロアアーム32等とによって、マルチリンク式(ダブルウイッシュボーン式)サスペンションを構成している。なお、各アーム31、32は、Aアームと呼ばれるものであり、アーム本体31a、32aの内端に固着した内端の取付部31b1・31b2、32b1・32b2にて車体(図示省略)に上下方向にて傾動可能に連結され、アーム本体31a、32aの外端に固着した外端の取付部31c、32cにて車輪(前輪)41を回転可能に支持するキャリア42に上下方向にて傾動可能に連結されている。
【0016】
アッパアーム31は、図5および図6に概略的に示したように、中央部のアーム本体31aと、左右両端の取付部31b1・31b2、31cによって構成されている。アーム本体31aは、鉄ハイテンプレス製であり、その図心線Lbの中間部が両取付部31b1・31b2、31cの連結中心Ob1、Ob2を結ぶ荷重入力線Lboに対して上方に所定量オフセットしていて、アッパアーム31に前記荷重入力線Lboに沿った圧縮荷重が入力した際に、図4の仮想線に示したように、アーム本体31aが上方に湾曲するように設定されている。内端(車体側)の取付部31b1・31b2は、鉄製チューブであり、アーム本体31aの各内端に溶接で固着されている。外端(車輪側)の取付部31cは、ボールジョイントであり、アーム本体31aの外端に固着されている。なお、上記したアーム本体31aの図心線Lbは、アーム本体31aにおける前記荷重入力線(軸)Lboに垂直な断面の重心を連ねた線(重心線)である。
【0017】
この第2実施形態の車両用懸架装置では、車両の旋回時において、旋回内輪の車輪41に外力(タイヤ横力)Fbが作用して、前記荷重入力線Lboに沿った圧縮荷重がアッパアーム31に入力すると、当該アッパアーム31のアーム本体31aが図4の仮想線で示したように前記オフセットしている方向(上方)に湾曲する。このため、上記したアーム本体31aの湾曲によって、当該アッパアーム31における車体側取付部31b1・31b2の位置を仮想的な位置に移動させることができて、所期のジオメトリ変化を得ること(すなわち、ロールセンタ高を図4のHboからHb1に低下させること)が可能である。
【0018】
したがって、車両の旋回時において、旋回内輪(車輪41)に作用するジャッキアップ力を小さく抑えることができて、安定したロール運動が得られるとともに、車体のロールに伴うタイヤ接地点の左右方向での変化(スカッフ変化)量を小さくすることができて、車両左右方向に作用する力を低減でき、車両のふらつきを抑えることができて、ロール方向の運動がスムーズになり、良好なロール姿勢を実現することが可能である。また、この実施形態でも、アッパアーム31自体の構成(形状)により実施することができて、アクチュエータや、これを制御するための制御装置が不要であるため、シンプルかつ安価に実施することが可能である。
【0019】
図7は本発明による車両用懸架装置の第3実施形態を模式的に示していて、この実施形態では後輪用トーションビームアクスル式サスペンションのトレーリングアーム51に本発明が適用されている。トレーリングアーム51は、中央部のアーム本体51aと、前後両端の取付部51b、51cによって構成されている。アーム本体51aは、鉄ハイテンプレス製であり、その図心線(図示省略)の中間部が両取付部51b、51cの連結中心Oc1、Oc2を結ぶ荷重入力線Lcoに対して上方に所定量オフセットしていて、トレーリングアーム51に前記荷重入力線Lcoに沿った圧縮荷重が入力した際に、図7の仮想線に示したように、アーム本体51aが上方に湾曲するように設定されている。なお、トレーリングアーム51では、アーム本体51aの前端に設けた前端の取付部51bにて車体(図示省略)に上下方向にて傾動可能に連結され、アーム本体51aの後端に設けた後端の取付部51cにて車輪(後輪)61を回転可能に支持するキャリア(図示省略)に上下方向にて傾動可能に連結されている。
【0020】
この第3実施形態の車両用懸架装置では、車両の前進加速時(駆動時)・後退減速時(制動時)において、前記荷重入力線Lcoに沿った圧縮荷重がトレーリングアーム51に入力すると、当該トレーリングアーム51のアーム本体51aが図7の仮想線で示したように前記オフセットしている方向(上方)に湾曲する。このため、上記したアーム本体51aの湾曲によって、当該トレーリングアーム51における車体側取付部51bの位置を仮想的な位置に移動させることができて、所期のジオメトリ変化を得ること(仮想リンク(トレーリングアーム51)の傾斜角(仰角)を実際のトレーリングアーム51の傾斜角(仰角)に比して大きくすること)が可能である。
【0021】
このため、当該トレーリングアーム51の停車時の傾斜角(仰角)を図7の実線にて示したように小さく設定しても、車両の前進加速時(駆動時)・後退減速時(制動時)において、車体後部の沈み込みを少なくする、サスペンションのアンチスカットジオメトリを設定することが可能である。したがって、この実施形態では、良好な駆動姿勢(アンチスカットジオメトリ)の確保(良好なピッチング姿勢の実現)と、当該トレーリングアーム51が配設される箇所での座席(リヤシート)の十分なスペース確保の両立を図ることが可能である。また、この実施形態でも、トレーリングアーム51自体の構成(形状)により実施することができて、アクチュエータや、これを制御するための制御装置が不要であるため、シンプルかつ安価に実施することが可能である。
【0022】
上記した第1実施形態においては、後輪用マルチリンク式サスペンションのI形ロアアーム11に本発明を実施したが、後輪用マルチリンク式サスペンションのL形またはA形のロアアームは勿論のこと、前輪用マルチリンク式サスペンションのI形、L形またはA形のロアアームにも、同様にまたは適宜変更して、本発明を実施することが可能であり、上記した実施形態に限定されるものではない。
【0023】
また、上記した第2実施形態においては、前輪用マルチリンク式サスペンションのA形アッパアーム31に本発明を実施したが、前輪用マルチリンク式サスペンションのI形またはL形アッパアームは勿論のこと、後輪用マルチリンク式サスペンションのI形、L形またはA形のアッパアームにも、同様にまたは適宜変更して、本発明を実施することが可能であり、上記した実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0024】
11…ロアアーム、11a…アーム本体、11b…車体側の取付部、11c…車輪側の取付部、Oa1、Oa2…連結中心、La…図心線(重心線)、Lao…両取付部の連結中心を結ぶ荷重入力線、21…車輪、22…キャリア、31…アッパアーム、31a…アーム本体、31b1・31b2…車体側の取付部、31c…車輪側の取付部、Ob1、Ob2…連結中心、Lb…図心線(重心線)、Lbo…両取付部の連結中心を結ぶ荷重入力線、41…車輪、42…キャリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車輪を懸架するサスペンションアームにおける中央部のアーム本体の図心線が、同サスペンションアームにおける両端の取付部連結中心を結ぶ荷重入力線に対して上下方向にオフセットしていて、前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が前記サスペンションアームに入力した際に、前記アーム本体が前記オフセットしている方向に湾曲するように設定されている車両用懸架装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用懸架装置において、
前記サスペンションアームは、マルチリンク式サスペンションのロアアームであり、前記オフセットが下方であって、同ロアアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記ロアアームの前記アーム本体が下方に湾曲するように設定されている車両用懸架装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両用懸架装置において、
前記サスペンションアームは、マルチリンク式サスペンションのアッパアームであり、前記オフセットが上方であって、同アッパアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記アッパアームの前記アーム本体が上方に湾曲するように設定されている車両用懸架装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用懸架装置において、
前記サスペンションアームは、トーションビームアクスル式サスペンションのトレーリングアームであり、前記オフセットが上方であって、同トレーリングアームに前記荷重入力線に沿った圧縮荷重が入力した際に、前記トレーリングアームの前記アーム本体が上方に湾曲するように設定されている車両用懸架装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−1180(P2013−1180A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−132026(P2011−132026)
【出願日】平成23年6月14日(2011.6.14)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】