説明

車体開口部構造

【課題】車体外側のアウタパネルを窓ガラス仕様とパネルバン仕様とで共用化する際に、パネルバン仕様とした場合の見栄えの悪化を抑える。
【解決手段】車体側部の開口部11にフリップアウト式の窓ガラス3を設け、開口部11近傍のアウタパネル5は、第1アウタ屈曲部5bで車室7側に屈曲させた後、第2屈曲部5dで開口部11側に向けて屈曲して延びるアウタフランジ部5eを備え、アウタフランジ部5eにインナパネル9の接合突部9aを接合する。インナパネル9は、接合突部9aから第1インナ屈曲部9dで車室7側に向けて屈曲させた後、第2インナ屈曲部9fで開口部11側に向けて屈曲させて延びるインナフランジ部9gを有し、インナフランジ部9gにウエザーストリップ15を取り付ける。開口部11に対応する領域を閉塞してアウタパネルと一体のパネル部とした場合に、アウタパネル5は凹部5fによる1つの段差で済む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドパネルにより開閉される開口部が、車体を構成するアウタパネルとインナパネルとのそれぞれの端縁部を互い重ね合わせて接合した接合部の周縁内側に位置する車体開口部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車体側部の開口部に対して開閉可能となるシールドパネルである窓ガラスを、その車両前端側を回動支持部として車両後端側を外側に回動させて開放させるフリップアウト式とした車両がある(下記特許文献1参照)。
【0003】
この場合、閉じた状態の窓ガラスの車体外表面に対する面差を少なくするために、開口部の周縁に車体外側のアウタパネルを室内側に屈曲させて段差を形成している。つまり、この段差部に、閉時での窓ガラスが入り込んで車体外表面との面差発生を抑えている。
【0004】
また、アウタパネルは、上記した段差部からさらに室内側に屈曲させた後開口部側に向けて突出するシール部材取り付け用のフランジを形成している。つまり、車体外側のアウタパネルは、開口部周縁が車体外表面に対し、窓ガラスを収容するための段差と、シール部取り付け用の段差の2段の段差を備えていることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平4−51812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記したフリップアウト式の窓ガラスを備えた特にワンボックスカーなどの車両では、窓ガラスを設定する開口部に対応する領域を車体外側のアウタパネルで構成してパネル部としたパネルバン仕様の車種がある。
【0007】
ここで、前記窓ガラスを備えた窓ガラス仕様の車種で使用するアウタパネルは、パネルバン仕様の車種の前記したパネル部に対応する領域を、プレス加工によって除去することで開口部を形成すればよく、これによりパネルバン仕様として製造するアウタパネルを共用して窓ガラス仕様のアウタパネルを製造でき、2車種間でのパネル部材の共用化が可能となる。
【0008】
ところが、前述したように、窓ガラス仕様の車種のアウタパネルは、開口部周縁が車体外表面に対して2段の段差を備えており、この2段の段差を備えたアウタパネルをパネルバン仕様の車種と共用化する場合には、該2段の段差が外部に露出することになり、見栄えの悪化を招くことになる。
【0009】
そこで、本発明は、車体外側のアウタパネルを窓ガラス仕様とパネルバン仕様とで共用化する際に、パネルバン仕様とした場合の見栄えの悪化を抑えることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、アウタパネルとインナパネルとのそれぞれの端縁部を互い重ね合わせて接合した接合部の周縁内側に、シールドパネルが開閉する開口部を設け、接合部近傍のアウタパネルは、車体外表面から車室側に向けて屈曲させた第1アウタ屈曲部と、この第1アウタ屈曲部から開口部側に向けて屈曲させて端縁部を形成する第2アウタ屈曲部とを有し、インナパネルは、接合部における端縁部から車室側に向けて屈曲させた第1インナ屈曲部と、この第1インナ屈曲部から開口部側に向けて屈曲させてシール部材取付フランジを形成する第2インナ屈曲部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、インナパネルに、接合部における端縁部から車室側に向けて屈曲させた第1インナ屈曲部に対し、開口部側に向けてさらに屈曲させてシール部材取付フランジを形成したので、アウタパネルは、車体外表面からインナパネル側に向けて屈曲させた第1アウタ屈曲部に対し、開口部側に向けて屈曲させてインナパネルと接合する端縁部を形成すればよく、この際アウタパネルに形成する段差は1つで済む。
【0012】
このため、上記アウタパネルの開口部を形成していない状態のパネル部材をパネルバン仕様に適用し、上記開口部に対応する領域をパネル部としても、該パネルバン仕様のパネル部周縁の段差は1つとなるので、見栄え悪化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図2の拡大したA−A断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わる車体開口部構造を備えた車両の側面図である。
【図3】インナパネルの第1インナ屈曲部の裏側に設けた補強部を示す部分斜視図である。
【図4】(a)は、窓ガラス仕様の車両におけるスライドドアの斜視図、(b)はパネルバン仕様の車両におけるスライドドアの斜視図である。
【図5】パネルバン仕様の車両における図1に対応する断面図である。
【図6】(a)は図1(a)の変形例を示す断面図、(b)は図1(a)のさらに別の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係わる車体開口部構造を備えた車両の側面図である図2のA−A断面図である。図2に示すワンボックスタイプの車両は、車両前後方向(図2中で左右方向)にスライド移動するスライドドア1の上部に、シールドパネルである窓ガラス3を備えている。この窓ガラス3は、車両前方側の端部3aを中心として同後方側の端部3bが車体外側(図2中で紙面表側)に回動変位するフリップアウト式となっている。すなわち、上記図2に示す車両は窓ガラス仕様である。
【0016】
上記したスライドドア1を構成する車体パネル部材は、図1に示すように車体外側のアウタパネル5と、車室7側のインナパネル9とを備え、これら各パネル5,9に形成した開口部11に対し、前記した窓ガラス3が開放可能となっている。この開口部11は、図2の正面視では車体前後方向に長い長方形状となっている。
【0017】
アウタパネル5には、アウタパネル5の車体外表面となる一般面5aからインナパネル9側(車室7側)に向けて屈曲する第1アウタ屈曲部5bを形成してアウタ側壁部5cを設けている。さらに、このアウタパネル5には、上記アウタ側壁部5cから開口部11側に向けて屈曲する第2アウタ屈曲部5dを形成してアウタフランジ部5eを設けている。
【0018】
これにより、アウタパネル5には、その一般面5aからインナパネル9側に凹んだ形状となる凹部5fが、1つの段差として形成されて、該凹部5fに前記した窓ガラス3が収容される。
【0019】
一方、インナパネル9は、上記アウタパネル5との間で閉断面空間13を形成しており、アウタフランジ部5eの先端側の一部の端縁部となる接合端縁部5e1に、溶接にて接合される端縁部としての接合突部9aを備えている。すなわち、このインナパネル9の接合突部9aと前記したアウタパネル5のアウタフランジ部5eの接合端縁部5e1とを互い重ね合わせて接合して接合部14となる。そして、この接合部14の周縁内側に前記した開口部11が位置することになる。
【0020】
インナパネル9は、上記した接合突部9aから閉断面空間13側にて車室7側に向けて屈曲して立ち上がるインナ内側側壁部9bを形成するとともに、このインナ内側側壁部9bの先端から開口部11に対して離れる方向に適宜屈曲させて車体内表面となる一般面9cとすることで、前記した閉断面空間13を形成している。
【0021】
そして、このインナパネル9には、上記した接合突部9aからインナ内側側壁部9bと反対側の開口部11側にて、インナ内側側壁部9bに対向する形で車室7側に向けて屈曲する第1インナ屈曲部9dを形成してインナ外側側壁部9eを設けている。さらに、このインナパネル9には、上記インナ外側側壁部9eから開口部11側に向けて屈曲する第2インナ屈曲部9fを形成してインナフランジ部9gを設けている。
【0022】
上記したインナフランジ部9gは、シール部材取付フランジを構成しており、このインナフランジ部9gにはシール部材としてのウエザーストリップ15を取り付けている。このウエザーストリップ15は、インナフランジ部9gに嵌め込む嵌合部15aと、嵌合部15aと一体に形成されて車室7と反対の車外に向けて突出して窓ガラス3に密接するリップ部15bとを備えている。
【0023】
また、前記したアウタパネル5は、図2における領域B、すなわち開口部11周縁の上部及び図2中で左側の前部においては、図1(a)に示すように、アウタフランジ部5eを、インナパネル9との接合部14における接合端縁部5e1からさらに開口部11側に向けて突出させて突出部5e2を設けている。
【0024】
一方、ウエザーストリップ15は、嵌合部15aの開口部11と反対側の端部15a1が、リップ部15bの根元部15b1よりも開口部11と反対側(図1中で上部側)に突出しており、その根元部15b1に上記したアウタパネル5の突出部5e2先端を当接させている。この際、図1に示すように、窓ガラス3を閉じたときにリップ部15bが開口部11と反対側に倒れるように弾性変位し、この弾性変位したリップ部15bと嵌合部15aの上記端部15a1側の部位とで突出部5e2を挟み込むような状態となる。
【0025】
また、前記したアウタパネル5は、図2における領域C、すなわち開口部11周縁の下部及び図2中で右側の後部においては、前記した領域Bでは設けてある突出部5e2(図1(a))を設けていない。つまり、図1(b)に示すように、アウタフランジ部5eの先端(上端)は、接合部14となる接合端縁部5e1で完了させ、接合部14よりも開口部11側に突出させていない。
【0026】
また、図3に示すように、インナパネル9の第1インナ屈曲部9dの屈曲内側である裏側に補強部としての凸部9hを設けている。凸部9hは、第1インナ屈曲部9dの屈曲外側の角部から屈曲内側に向けてインナパネル9の成形時に一体にプレス成形したもので、開口部11の周縁に沿って複数設けてある。
【0027】
図4(a)は、前記図2に示してある窓ガラス仕様の車両におけるスライドドア1の斜視図であり、フリップアウト式の窓ガラス3を備えている。これに対して図4(b)は、窓ガラス3を設定する前記した開口部11に対応する領域を車体外側のアウタパネル5Aで構成してパネル部17としたパネルバン仕様の車両のスライドドア1Aの斜視図である。
【0028】
なお、パネルバン仕様の車両のスライドドア1Aにおけるアウタパネル5Aは、窓ガラス仕様の車両のスライドドア1におけるアウタパネル5に対し、開口部11に代わるパネル部17のほかは同一の構造である。インナパネルについては、スライドドア1Aとスライドドア1とで同一構造のものを使用する。但し、開口部11のないスライドドア1Aではウエザーストリップ15は当然使用していない。
【0029】
上記パネルバン仕様のスライドドア1Aは、前記図1に相当する断面図である図5に示すように、図1のアウタフランジ部5eに相当する部位17aを同一面として含むパネル部17を形成してある。このパネルバン仕様のアウタパネル5Aのパネル部17を、プレス加工によって打ち抜き加工して開口部11を形成することで、図1,図4(a)に示す窓ガラス仕様のアウタパネル5とすることができる。なお、図5では、アウタパネル5Aにおけるインナパネル9の接合突部9aとの接合部14となる部位を、接合部位17bとしている。
【0030】
このようなパネルバン仕様のスライドドア1Aは、図5に示すように、インナパネル9の接合突部9aに対し車室7側に向けて屈曲させた第1インナ屈曲部9dから、開口部11側に向けてさらに屈曲させてシール部材取付フランジ9gを形成している。
【0031】
このため、アウタパネル5Aは、その一般面5aに対しインナパネル9側に向けて屈曲させた第1アウタ屈曲部5bから、開口部11側に向けてさらに屈曲させてインナパネル9の接合突部9aと接合する接合部位17b(パネル部17)を形成すればよく、アウタパネル5Aの外部に露出する段差は、一般面5aに対し凹部5fが形成されるだけであるので1つで済む。
【0032】
したがって、上記アウタパネル5Aの開口部11を形成していない状態のパネル部材をパネルバン仕様に適用し、窓ガラス仕様の開口部11に対応する領域をパネル部17としても、パネルバン仕様のパネル部17周縁の段差は1つとなるので、見栄え悪化を抑えることができる。
【0033】
また、本実施形態では、窓ガラス仕様の図1(a)に示すように、開口部11の上部の構造では、アウタパネル5のアウタフランジ部5eを接合端縁部5e1からさらに下方に突出させて形成した突出部5e2を、ウエザーストリップ15におけるリップ部15bの根元部15b1に当接させている。
【0034】
このため、雨水や洗車時での水が、アウタパネル5の一般面5aに沿って流下して窓ガラス3の内側の凹部5fに入り込んだとしても、ウエザーストリップ15の嵌合部15aとインナフランジ部9gとの嵌合部位への浸入を抑えることができて水密性を高めることができる。その結果、ウエザーストリップ15の断面ほぼU字形状の嵌合部15a内の底面とインナフランジ部9gの先端との間に別途シール剤を埋め込む必要がなく、組み付け作業性悪化を抑制することができる。
【0035】
上記図1(a)の構造は、前記図2に領域Bとして示したように、開口部11の車両前部側についても同様の構造を採用している。このため、例えば車両走行時に前方から雨水などがアウタパネル5の一般面5aに沿って流れ上記と同様にして凹部5fに入り込んだとしても、ウエザーストリップ15の嵌合部15aとインナフランジ部9gとの嵌合部位への浸入を抑えることができる。
【0036】
また、本実施形態では、窓ガラス仕様の図1(b)に示すように、開口部11の下部の構造については、アウタフランジ部5eの先端は接合端縁部5e1で完了させ、インナパネル9との接合部14よりも開口部11側に突出させていない。
【0037】
このため、雨水などが下方から吹き上げて凹部5fに入り込み、ウエザーストリップ15の特に嵌合部15aまで達したとしても、インナパネル9の窓ガラス3側が下方となるよう傾斜しているインナ内側側壁部9eに沿って流下して凹部5fに排出されることになる。したがって、この場合においても、ウエザーストリップ15の嵌合部15a内の底面とインナフランジ部9gの先端との間に、水密性を高めるために別途シール剤を埋め込む必要がなく、組み付け作業性悪化を抑制することができる。
【0038】
上記図1(b)の構造は、前記図2に領域Cとして示したように、開口部11の車両後部側についても同様の構造を採用している。このため、上記図1(b)に示した開口部11の車両下部の構造と同様に、雨水などがアウタパネル5の一般面5aに沿って流れて凹部5fに入り込んだとしても、ウエザーストリップ15の嵌合部15aとインナフランジ部9gとの嵌合部位への浸入を抑えることができる。
【0039】
なお、図1(a)に対応する図2に示した領域Bの構造では、図6に示すように、アウタパネル5の突出部5e2を、ウエザーストリップ15に接触させずに、インナパネル9との接合部14から開口部11側に向けて単に突出させるだけでもよい。
【0040】
この場合、図6(a)のように、突出部5e2の先端が、ウエザーストリップ15における嵌合部15aの開口部11と反対側の端部15a1より接合部14側(図6中で上部側)に位置していてもよく、また図6(b)のように、上記した端部15a1より開口部11側(図6中で下部側)に位置していてもよい。
【0041】
上記図6の構造においても、インナパネル9との接合部14より開口部11側に突出したアウタパネル5の突出部5e2によって、窓ガラス3の内側の凹部5fに入り込んだ雨水などが、ウエザーストリップ15の嵌合部15aとインナフランジ部9gとの嵌合部位へ浸入するのを抑えることができて水密性を高めることができる。
【0042】
また、本実施形態では、インナパネル9のインナフランジ部9g近傍である第1インナ屈曲部9dの屈曲内側に補強部となる凸部9hを設けているので、インナフランジ部9gに対するウエザーストリップ15の取り付け剛性を高めることができ、取り付け作業性も向上する。
【0043】
さらに、上記した補強部を、第1インナ屈曲部9dのアウタパネル5との接合部14と反対側の屈曲内側に突出して形成した凸部9hで構成しているので、別途補強部材を設けることなく、ウエザーストリップ15の取り付け剛性を高めることができる。
【0044】
なお、凸部など構成する補強部は、第1インナ屈曲部9dに限らず、第2インナ屈曲部9fに設けてもよい。
【符号の説明】
【0045】
3 窓ガラス(シールドパネル)
5 アウタパネル
5a アウタパネルの一般面(車体外表面)
5b 第1アウタ屈曲部
5d 第2アウタ屈曲部
5e1 アウタパネルの接合端縁部(端縁部)
5e2 アウタパネルの突出部
7 車室
9 インナパネル
9a インナパネルの接合突部(端縁部)
9d 第1インナ屈曲部
9f 第2インナ屈曲部
9g インナフランジ部(シール部材取付フランジ)
9h 第1インナ屈曲部の屈曲内側に設けた凸部(補強部)
11 開口部
15 ウエザーストリップ(シール部材)
15a1 ウエザーストリップの嵌合部の開口部と反対側の端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シールドパネルによって開閉可能となる開口部を車体に形成し、この開口部は、車体を構成するアウタパネルとインナパネルとのそれぞれの端縁部を互い重ね合わせて接合した接合部の周縁内側に位置し、前記接合部近傍のアウタパネルは、その車体外表面から車室側に向けて屈曲させた第1アウタ屈曲部と、この第1アウタ屈曲部から前記開口部側に向けて屈曲させて前記端縁部を形成する第2アウタ屈曲部とを有し、前記インナパネルは、前記接合部における端縁部から車室側に向けて屈曲させた第1インナ屈曲部と、この第1インナ屈曲部から前記開口部側に向けて屈曲させてシール部材取付フランジを形成する第2インナ屈曲部とを有し、前記シール部材取付フランジに、前記シールドパネルが前記開口部を閉塞したときに密接するシール部材を取り付けたことを特徴とする車体開口部構造。
【請求項2】
前記アウタパネルの端縁部を前記接合部から前記開口部側に向けて突出させて突出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車体開口部構造。
【請求項3】
前記アウタパネルの突出部を、前記シール部材の前記シール部材取付フランジへの取り付け部位における前記開口部と反対側の端部よりも前記開口部側に向けて突出させたことを特徴とする請求項2に記載の車体開口部構造。
【請求項4】
前記インナパネルのシール部材取付フランジ近傍に補強部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車体開口部構造。
【請求項5】
前記補強部は、前記第1インナ屈曲部をその屈曲内側に向けて突出して形成した凸部で構成したことを特徴とする請求項4に記載の車体開口部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−162986(P2010−162986A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−5704(P2009−5704)
【出願日】平成21年1月14日(2009.1.14)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】