説明

車室外ランプ制御システム

【課題】制御ECUの仕様を統一することができる車室外ランプ制御システムを提供する。
【解決手段】制御ECU1とランプユニット3、5との間に介設される電装コネクタ2、4が、通信線Cを介して制御ECU1から送信されてくる制御信号を受信し、受信された制御信号に応答してランプユニット3、5に含まれる各ランプを点灯させるための電流を出力する。すなわち、ランプのタイプの差異に起因するランプユニット3、5のバリエーションの差異を電装コネクタ2、4で吸収する。これにより、制御ECU1は各ランプユニット3、5のタイプに応じた制御信号を出力するだけでよくなるので、制御ECU1のハードウエア仕様を統一することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リアコンビネーションランプ等に含まれる車室外に取り付けられるランプの制御システムに関し、特に、制御ECUからランプユニットに対して指令を出してランプを点灯させる車室外ランプ制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車内においては、各電装機器等に対応した複数のECU(Electronic Control Unit)が通信線で接続された車内ネットワークが多用されている。このような車内ネットワークには、リアコンビネーションランプ等に含まれる車室外に取り付けられる各種ランプを点灯させるためのランプユニットに対して、ランプ制御を指令する制御ECUも含まれている。すなわち、近年、車内においては、ランプ制御を指令する制御ECUと、この制御ECUに指令されてランプを点灯させる複数のランプユニットと、を備えた車室外ランプ制御システムが装備されることが多くなっている。
【0003】
図8(A)及び図8(B)は、従来の車室外ランプ制御システムの基本構成を示す図である。補足すると、図8(A)は、定電流回路が内蔵されるランプユニットに対応し、図8(B)は、断線検出回路が内蔵されるランプユニットに対応するものである。
【0004】
図8(A)に示す車室外ランプ制御システムにおける制御ECU901は、例えば、ジャンクションボックスJ/B等とよばれる電気接続箱に内蔵され、制御回路91、通信回路92、電源回路93、入出力部94a、94b、94c、定電流回路95a、95b、95cを含む。
【0005】
制御ECU901の入出力部94a、94b及び94cにはそれぞれ、電源線、制御線、グランド線を含むワイヤーハーネスを介して、LED(Light Emitting Diode)ランプユニット3a、3b及び3cが接続されている。LEDランプユニット3a、3b及び3cに含まれるランプはそれぞれ、例えば、リアコンビネーションランプに含まれる、ブレーキランプ、テールランプ及びターンランプに対応するものである。
【0006】
このような構成において、通信回路92にて所定のランプを点灯させるための制御信号が受信されると、制御回路91はこれを解読して所定のLEDランプユニット3a、3b又は3cに定電流を出力するように、定電流回路95a、95b又は95c、入出力部94a、94b又は94cを制御する。これにより、所定のランプが点灯制御される。
【0007】
一方、図8(B)に示す車室外ランプ制御システムの制御ECU902は、例えば、ジャンクションボックスJ/B等とよばれる電気接続箱に内蔵され、制御回路91、通信回路92、電源回路93、入出力部94a、94b、94c、断線検出回路96a、96b、96cを含む。
【0008】
制御ECU902の入出力部94a、94b及び94cにはそれぞれ、電源線、グランド線を含むワイヤーハーネスを介して、バルブランプユニット5a、5b及び5cが接続されている。バルブランプユニット5a、5b及び5cに含まれるランプはそれぞれ、例えば、リアコンビネーションランプに含まれる、ブレーキランプ、テールランプ及びターンランプに対応するものである。
【0009】
このような構成において、通信回路92にて所定のランプを点灯させるための制御信号が受信されると、制御回路91はこれを解読して所定のバルブランプユニット5a、5b又は5cに制御信号を送信するように、断線検出回路96a、96b又は96c、入出力部94a、94b又は94cを制御する。これにより、所定のランプが点灯制御される。また、バルブランプユニット5a、5b及び5cに含まれるランプに断線が発生すると、断線検出回路96a、96b及び96cにてそれぞれ断線検出される。
【0010】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【特許文献1】特願2003−058777
【特許文献2】特願2003−100457
【特許文献3】特願2003−105206
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
周知のように、リアコンビネーションランプ等に含まれる、ブレーキランプ、テールランプ及びターンランプは、イグニッションオンオフに拘わらず点灯可能であったり、イグニッションオン時の所定操作に応答して点灯可能であったり、ランプのタイプに応じた光量を維持するための特有の電流が必要であったりする。すなわち、リアコンビネーションランプ等に含まれる各ランプはタイプが異なり、これに伴いランプユニット3a、3b及び3c、ランプユニット5a、5b及び5cにも種々のバリエーションが発生する。
【0012】
したがって、従来のシステムによると、LEDランプユニットのバリエーションに応じた制御ECU901、902がそれぞれ必要となるため、制御ECUの仕様の統一が困難であった。補足すると、同じようにみえる定電流回路を備えた制御ECU901においても、各定電流回路の規格が異なると更に種々のバリエーションが発生する。制御ECU902についても同様である。したがって、制御ECUの仕様の統一が一層困難であった。また、制御ECUとランプユニットとを接続する多数の電線が必要であるため、ワイヤーハーネスが複雑化かつ肥大化していた。このため、コストアップや組付工数の増大を招いていた。
【0013】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、ランプユニットのバリエーションの差異にかかわらず、制御ECUの仕様を統一することができる車室外ランプ制御システムを提供することを課題としている。また、本発明は、制御ECUの仕様を統一すると共にワイヤーハーネスの簡素化、軽量化、省線化を図ることができる車室外ランプ制御システムを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の車室外ランプ制御システムは、所定の制御信号によって車室外に取り付けられる複数のタイプのランプを点灯制御する機能を備えた制御ECUと、前記制御ECUと特定のタイプのLEDランプを点灯させるためのランプユニットとの間に介設される、前記ランプユニットに対応した電子回路を含む電子回路ユニットと、を備えた車室外ランプ制御システムであって、前記電子回路ユニットは、通信線を介して前記制御ECUから送信されてくる前記制御信号を受信する受信手段と、前記ランプユニットに含まれる前記LEDランプを点灯させるための定電流を出力する出力手段と、受信された前記制御信号に応答して、前記出力手段から前記定電流を出力させる制御手段と、を含む、ことを特徴とする。
【0015】
請求項1記載の発明によれば、制御ECUとランプユニットとの間に介設される電子回路ユニットが、通信線を介して制御ECUから送信されてくる制御信号を受信し、受信された制御信号に応答してランプユニットに含まれるLEDランプを点灯させるための定電流を出力する。すなわち、LEDランプのタイプの差異に起因するランプユニットのバリエーションの差異を電子回路ユニットで吸収することが可能になる。
【0016】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の車室外ランプ制御システムは、所定の制御信号によって車室外に取り付けられる複数のタイプのランプを点灯制御する機能を備えた制御ECUと、前記制御ECUと特定のタイプのバルブランプを点灯させるためのランプユニットとの間に介設される、前記ランプユニットに対応した電子回路を含む電子回路ユニットと、を備えた車室外ランプ制御システムであって、前記電子回路ユニットは、通信線を介して前記制御ECUから送信されてくる前記制御信号を受信する受信手段と、前記ランプユニットに含まれる前記バルブランプを点灯させるための電流を出力すると共に前記バルブランプの断線を検出する出力検出手段と、検出された前記バルブランプの断線に関する情報を前記制御ECUに送信する送信手段と、受信された前記制御信号に応答して前記出力手段から前記電流を出力させると共に、検出された前記バルブランプの断線に関する情報を前記受信手段から前記制御ECUに送信させる制御手段と、を含む、ことを特徴とする。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、制御ECUとランプユニットとの間に介設される電子回路ユニットが、通信線を介して制御ECUから送信されてくる制御信号を受信し、受信された制御信号に応答してランプユニットに含まれるバルブランプを点灯させるための電流を出力する。すなわち、バルブランプのタイプの差異に起因するランプユニットのバリエーションの差異を電子回路ユニットで吸収することが可能になる。更に、電子回路ユニットは、バルブランプの断線を検出して制御ECUに送信する。
【0018】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の車室外ランプ制御システムは、請求項1又は請求項2記載の車室外ランプ制御システムにおいて、前記電子回路ユニットは、前記ランプユニットに着脱可能な電装コネクタに内蔵される、ことを特徴とする。
【0019】
請求項3記載の発明によれば、電子回路ユニットはLEDランプユニットに着脱可能な電装コネクタに内蔵されるので、部品点数及び組立工数を削減することができる。
【0020】
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の車室外ランプ制御システムは、請求項1又は請求項2記載の車室外ランプ制御システムにおいて、前記電子回路ユニットは、前記ランプユニットに内蔵される、ことを特徴とする。
【0021】
請求項4記載の発明によれば、電子回路ユニットはランプユニットに内蔵されるので、限られた車内スペースを有効に利用できる。
【0022】
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の車室外ランプ制御システムは、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車室外ランプ制御システムにおいて、電源重畳多重方式が採用され、前記通信線は、前記制御ECUから電源供給を受けるための電源線である、ことを特徴とする。
【0023】
請求項5記載の発明によれば、電源重畳多重方式が採用され、通信線は制御ECUから電源供給を受けるための電源線が兼用されているので、専用の通信線が不要になる。
【発明の効果】
【0024】
請求項1記載の発明によれば、制御ECUとランプユニットとの間に介設される電子回路ユニットが、通信線を介して制御ECUから送信されてくる制御信号を受信し、受信された制御信号に応答してランプユニットに含まれるLEDランプを点灯させるための定電流を出力する。すなわち、LEDランプのタイプの差異に起因するランプユニットのバリエーションの差異を電子回路ユニットで吸収することが可能になる。したがって、制御ECUはランプユニットのタイプに応じた制御信号を出力するだけでよくなるので、制御ECUのハードウエア仕様を統一することができる。
【0025】
請求項2記載の発明によれば、制御ECUとランプユニットとの間に介設される電子回路ユニットが、通信線を介して制御ECUから送信されてくる制御信号を受信し、受信された制御信号に応答してランプユニットに含まれるバルブランプを点灯させるための電流を出力する。すなわち、バルブランプのタイプの差異に起因するランプユニットのバリエーションの差異を電子回路ユニットで吸収することが可能になる。したがって、制御ECUはランプユニットのタイプに応じた制御信号を出力するだけでよくなるので、制御ECUのハードウエア仕様を統一することができる。更に、電子回路ユニットは、バルブランプの断線を検出して制御ECUに送信するので、システムの信頼性も向上する。
【0026】
請求項3記載の発明によれば、電子回路ユニットはLEDランプユニットに着脱可能な電装コネクタに内蔵される。したがって、部品点数及び組立工数を削減することができる。
【0027】
請求項4記載の発明によれば、電子回路ユニットはランプユニットに内蔵される。したがって、部品点数を削減できると共に、限られた車内スペースを有効に利用できる。
【0028】
請求項5記載の発明によれば、電源重畳多重方式が採用され、通信線は制御ECUから電源供給を受けるための電源線が兼用されているので、専用の通信線が不要になる。したがって、ワイヤーハーネスの簡素化、軽量化、省線化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の第1実施形態に関し、図4〜図7は本発明の第2実施形態に関するものである。
【0030】
[第1実施形態]
図1(A)及び図1(B)は、第1実施形態の車室外ランプ制御システムの基本構成を示す図である。補足すると、図1(A)は、定電流回路が内蔵されるランプユニットに対応し、図1(B)は、断線検出回路が内蔵されるランプユニットに対応するものである。図2は、図1(A)における電装コネクタの電気的な構成を示すブロックである。図3は、図1(B)における電装コネクタの電気的な構成を示すブロックである。
【0031】
図1(A)に示す車室外ランプ制御システムは、制御ECU1、LEDランプユニット3に対応する電装コネクタ2、これらを接続する電源線B、通信線C、グランド線Gを含んで構成される。
【0032】
制御ECU1は、車室外ランプ制御用のECUであり、例えば、ジャンクションボックスJ/B等とよばれる電気接続箱に内蔵され、図1(A)に示すように、制御回路11、通信回路12、電源回路13及び入出力部14を含む。制御回路11は、CPU(中央処理装置)、ROM(読み出し専用メモリー)、及びRAM(随時書き込み読み出しメモリー)を含むマイクロコンピュータから構成され、ランプ制御や通信制御等を司る。
【0033】
通信回路12は、車両ECU等の他ECUとの通信機能を有する。電源回路13は、車載バッテリから電源供給を受けて、制御ECU1の各部に電力分配すると共に、外部機器にも与えるために入出力部14に出力する。入出力部14は、各回路11、12、13及び電源線B、通信線C、グランド線Gのインターフェース回路や電源線B、通信線C、グランド線Gに対応するコネクタ端子を含む。
【0034】
通信回路12にて所定のLEDランプを点灯させる(消灯させる場合もある)ための制御信号が受信されると、制御回路11はこれを解読して所定のLEDランプユニット3に制御信号を送信するように、入出力部14を制御する。すなわち、対応する電源線B、通信線Cをアクティブにする。
【0035】
電装コネクタ2は、例えば、LEDランプユニット3a、3b及び3cにそれぞれ対応する電装コネクタ2a、2b及び2cから構成される。電装コネクタ2a、2b及び2cは、樹脂製の筐体で構成され、基本的に同形状である。電装コネクタ2a、2b及び2cはそれぞれ、入力端子22a、22b及び22c、出力端子23a、23b及び23c、定電流回路21a、21b及び21cを備えている。入力端子22a、22b及び22cは、ワイヤーハーネスの電源線B、通信線C、グランド線Gの一端に着脱可能な端子形状をしており、出力端子23a、23b及び23cは、LEDランプユニット3a、3b及び3cの入力端に着脱可能な端子形状をしている。
【0036】
各電装コネクタ2(2a、2b及び2c)は、詳しくは、図2に示すように、定電流回路21、入力端子22B、22C、22G、出力端子23M1、23M2、マイコン(マイクロコンピュータ)25、制御IC(Integrated Circuit)26、送信回路27及び受信回路28を含んでいる。
【0037】
定電流回路21は、例えば、MOS型電界効果トランジスタから構成されるHブリッジ回路を備える。そして、定電流回路21は、制御IC26からのハイ/ロー信号により、LEDランプユニット3に含まれるLEDランプを点灯させるための定電流を生成して出力する。
【0038】
入力端子22B、22C及び22Gはそれぞれ、電源線B、通信線C及びグランド(GND)線Gが接続される端子である。出力端子23M1及び23M2はそれぞれ、LEDランプユニット3に含まれるLEDランプの両端子に接続される端子である。
【0039】
マイコン25は、CPU、ROM、及びRAMを含む。マイコン25は、受信回路28から入力された信号を解読して、制御IC26に含まれるドライバを制御するための信号を出力する。マイコン25はまた、他の電装コネクタやECUに各種制御信号を送信する必要がある場合は、当該制御信号を送信回路27に出力する。
【0040】
制御IC26は、定電流回路21に含まれるトランジスタを駆動するためのハイ/ロー信号を生成するドライバ、このドライバに供給する電圧を昇圧するためのチャージポンプ等を含む。ここで、制御IC26に送信回路27、受信回路28を組み込んでIC化してもよいし、更に、マイコン25を組み込んでIC化してもよい。
【0041】
送信回路27は、マイコン25から入力されたパルス状のディジタル信号を変調して通信線Cに送出する。受信回路28は、通信線Cからディジタル信号を受信し、復調してマイコン25に出力する。なお、バッテリ電源を供給する電源線Bからは、定電流回路21、制御IC26等にバッテリ電源が供給されている。また、複数のタイプのLEDランプに応じた照度制御のために、制御IC26内に周知のPWM制御回路が設けられている。当該PWM制御回路は、所定のデューティ比のPWM波形を出力する。
【0042】
図1(A)に示すように、LEDランプユニット3は、例えば、LEDランプユニット3a、3b及び3cから構成される。LEDランプユニット3a、3b及び3cはそれぞれ、電装コネクタ2a、2b及び2cの出力端子23a、23b及び23cに着脱可能な入力部を有している。
【0043】
LEDランプユニット3a、3b及び3cに含まれるLEDランプはそれぞれ、例えば、リアコンビネーションランプに含まれる、ブレーキランプ、テールランプ及びターンランプに対応するものである。これら各ランプは、イグニッションオンオフに拘わらず点灯可能であったり、イグニッションオン時の所定操作に応答して点灯可能であったり、ランプのタイプに応じた光量を維持するための特有の定電流が必要であったりする。すなわち、各ランプはタイプが異なり、これに伴いLEDランプユニット3a、3b及び3cのタイプも異なる。したがって、図2で代表して例示した電装コネクタ2の定電流回路21の構成やこれに係るデューティ比が、LEDランプユニット3a、3b及び3cのバリエーションに応じてマイナーチェンジされたものとなる。
【0044】
一方、図1(B)に示す車室外ランプ制御システムは、図1(A)に示したLEDランプユニット3に対応する電装コネクタ2に替えて、バルブランプユニット5に対応する電装コネクタ4を備えたものである。但し、制御ECU1のハードウエア構成は、図1(A)に示した構成と同一である。
【0045】
すなわち、図1(B)に示す車室外ランプ制御システムは、制御ECU1、バルブランプユニット5に対応する電装コネクタ4、これらを接続する電源線B、通信線C、グランド線Gを含んで構成される。
【0046】
図1(B)に示すように、制御ECU1は、図1(A)で示した構成と同一であるので、ここでの重複説明は省略する。そして、通信回路12にて所定のバルブランプを点灯させる(消灯させる場合もある)ための制御信号が受信されると、制御回路11はこれを解読して所定のバルブランプユニット5に制御信号を送信するように、入出力部14を制御する。すなわち、対応する電源線B、通信線Cをアクティブにする。
【0047】
電装コネクタ4は、例えば、バルブランプユニット5a、5b及び5cにそれぞれ対応する電装コネクタ4a、4b及び4cから構成される。電装コネクタ4a、4b及び4cは、図1(A)で示した電装コネクタ2a、2b及び2cと基本的に同等構成、すなわち、樹脂製の筐体で構成され、入力端子42a、42b及び42c、出力端子43a、43b及び43cを有するが、図1(A)で示した定電流回路21a、21b及び21cに替えて、断線検出回路41a、41b及び41cを有する点が電装コネクタ2a、2b及び2cと異なる。
【0048】
すなわち、各電装コネクタ4(4a、4b及び4c)は、図3に示すように、断線検出回路41、入力端子42B、42C、42G、出力端子43M1、43M2、マイコン45、制御IC46、送信回路47及び受信回路48を含んでいる。断線検出回路41を除いては、図1(A)で示した、入力端子22B、22C、22G、出力端子23M1、23M2、マイコン25、制御IC26、送信回路27及び受信回路28と同等であるので、ここでの重複説明は省略する。
【0049】
断線検出回路41は、バルブランプユニット5に含まれるバルブランプを点灯させるための電流を出力すると共にバルブランプの断線を検出する。断線検出回路41は、例えば、MOS型電界効果トランジスタから構成されるHブリッジ回路を備え、制御IC46からのハイ/ロー信号により、バルブランプユニット5に含まれるバルブランプを点灯させるための所定電流を生成して出力する。これと共に、断線検出回路41は、バルブランプの断線を検出するための電流検出回路も備え、バルブランプの断線を検出するとバルブランプの断線に関する情報を出力する。
【0050】
図1(B)に示すように、バルブランプユニット5は、例えば、バルブランプユニット5a、5b及び5cから構成される。バルブランプユニット5a、5b及び5cはそれぞれ、電装コネクタ4a、4b及び4cの出力端子43a、43b及び43cに着脱可能な入力部を有している。
【0051】
バルブランプユニット5a、5b及び5cに含まれるバルブランプはそれぞれ、例えば、リアコンビネーションランプに含まれる、ブレーキランプ、テールランプ及びターンランプに対応するものである。これら各ランプは、イグニッションオンオフに拘わらず点灯可能であったり、イグニッションオン時の所定操作に応答して点灯可能であったり、定格が異なっていたりする。すなわち、各ランプはタイプが異なり、これに伴いバルブランプユニット5a、5b及び5cのタイプも異なる。したがって、電装コネクタ4a、4b及び4cは、バルブランプユニット5a、5b及び5cへの電流供給量に応じて、図3で代表して例示した電装コネクタ4がマイナーチェンジされたものとなる。また、バルブランプの場合には、フィラメントの寿命により断線の可能性もあるので、電装コネクタ4にて断線検出も行われる。
【0052】
このような構成において、制御ECU1とランプユニット3、5との間に介設される電装コネクタ2、4が、通信線Cを介して制御ECU1から送信されてくる制御信号を受信し、受信された制御信号に応答して、回路21、41からLEDランプユニット3、バルブランプユニット5に含まれる各ランプを点灯させるための電流が出力される。すなわち、ランプのタイプの差異に起因するランプユニット3、5のバリエーションの差異を電装コネクタ2、4で吸収することが可能になる。勿論、ランプユニット3a、3b、3c、ランプユニット5a、5b、5cは同等であっても問題はない。
【0053】
特に、電装コネクタ4では、対応するバルブランプの断線を検出した場合には、送信回路47から制御ECU1に向けてバルブランプの断線に関する情報を送信するようにしている。
【0054】
このように、第1実施形態によると、制御ECU1は各ランプユニットのタイプに応じた制御信号を出力するだけでよくなるので、制御ECU1のハードウエア仕様を統一することができる。また、バルブランプの場合には、断線に関する情報が制御ECU1に送信されるので、システムの信頼性も向上する。
【0055】
[第2実施形態]
図4(A)及び図4(B)は、第2実施形態の車室外ランプ制御システムの基本構成を示す図である。補足すると、図4(A)は、定電流回路が内蔵されるランプユニットに対応し、図4(B)は、断線検出回路が内蔵されるランプユニットに対応するものである。図5は、第2実施形態で採用される電源重畳多重方式の基本原理を説明するための図である。図6は、図4(A)における電装コネクタの電気的な構成を示すブロックである。図7は、図4(B)における電装コネクタの電気的な構成を示すブロックである。
【0056】
図4(A)に示す車室外ランプ制御システムは、制御ECU6、LEDランプユニット3に対応する電装コネクタ7、これらを接続する電源線B、グランド線Gを含んで構成される。
【0057】
制御ECU6は、車室外ランプ制御用のECUであり、例えば、ジャンクションボックスJ/B等とよばれる電気接続箱に内蔵され、図4(A)に示すように、制御回路61、通信回路62、電源回路63及び入出力部64を含む。制御回路61は、CPU、ROM、及びRAMを含むマイクロコンピュータから構成され、ランプ制御や通信制御等を司る。
【0058】
通信回路62は、車両ECU等の他ECUとの通信機能を有する。特に、第2実施形態では、通信回路62は、後述する電源重畳多重方式に適合する通信機能を有する。このため、通信線が電源線に共用化されて専用の通信線が不要となる。電源回路63は、車載バッテリから電源供給を受けて、制御ECU6の各部に電力分配すると共に、外部機器にも与えるために入出力部64に出力する。入出力部64は、各回路61、62、63及び電源線B、グランド線Gのインターフェース回路や電源線B、グランド線Gに対応するコネクタ端子を含む。
【0059】
通信回路62にて所定のLEDランプを点灯させるための制御信号が受信されると、制御回路61はこれを解読して電源重畳多重方式を利用して所定のLEDランプユニット3に制御信号を送信するように、入出力部64を制御する。すなわち、対応する電源線B(通信線が共用される)をアクティブにする。
【0060】
電装コネクタ7は、例えば、LEDランプユニット3a、3b及び3cにそれぞれ対応する電装コネクタ7a、7b及び7cから構成される。電装コネクタ7a、7b及び7cは、樹脂製の筐体で構成され、基本的に同形状である。電装コネクタ7a、7b及び7cはそれぞれ、入力端子72a、72b及び72c、出力端子73a、73b及び73c、定電流回路71a、71b及び71cを備えている。入力端子72a、72b及び72cは、ワイヤーハーネスの電源線B、グランド線Gの一端に着脱可能な端子形状をしており、出力端子73a、73b及び73cは、LEDランプユニット3a、3b及び3cの入力端に着脱可能な端子形状をしている。
【0061】
更に、電装コネクタ7は、電源重畳多重方式に適合する通信機能を有する。図5を用いて、電源重畳多重方式の基本原理について説明する。電源重畳多重方式とは、電源線に通信を重畳させることで専用通信線なしで信号を伝送する周知の方式である。電源重畳多重方式では、図5に示すように、送信回路107、受信回路108及び重畳回路109を備えた通信部100が用いられる。
【0062】
送信回路107は、制御部(例えば、図6のマイコン75)から入力されたパルス状の送信データを、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)変調して、重畳回路109(例えば、図6のフィルタ79)に出力する。重畳回路109は、送信回路107から入力された変調後の信号を電源線に重畳する。また、重畳回路109は、電源線に重畳された通信信号を分離して、受信回路108に出力する。受信回路108は、重畳回路109から入力された信号を復調し、パルス状のディジタル信号を受信データとして制御部に出力する。したがって、電源重畳多重方式を採用すると、電源線が通信線に共用されるので、専用の通信線が不要となる。
【0063】
各電装コネクタ7(7a、7b及び7c)は、詳しくは、図6に示すように、定電流回路71、入力端子72B、72G、出力端子73M1、73M2、マイコン75、制御IC76、送信回路77、受信回路78及びフィルタ79を含んでいる。この電装コネクタ7では、電源重畳多重方式が採用され、送信回路77、受信回路78、フィルタ79は、図5の通信部100に相当する。
【0064】
定電流回路71は、例えば、MOS型電界効果トランジスタから構成されるHブリッジ回路を備える。そして、定電流回路71は、制御IC76からのハイ/ロー信号により、LEDランプユニット3に含まれるLEDランプを点灯させるための駆動信号を生成して出力する。
【0065】
入力端子72B及び72Gはそれぞれ、電源線B及びグランド(GND)線Gが接続される端子である。電源線Bは上述したように通信線を兼ねる。出力端子73M1及び73M2はそれぞれ、LEDランプユニット3に含まれるLEDランプの両端子に接続される端子である。
【0066】
マイコン75は、CPU、ROM、及びRAMを含み、受信回路78から入力された信号を解読して、制御IC76に含まれるドライバを制御するための信号を出力する。また、マイコン75は、他の電装コネクタやECUに各種制御信号を送信する必要がある場合は、当該制御信号を送信回路77に出力する。
【0067】
制御IC76は、定電流回路71に含まれるトランジスタを駆動するためのハイ/ロー信号を生成するドライバ、このドライバに供給する電圧を昇圧するためのチャージポンプ等を含む。ここで、制御IC76に送信回路77、受信回路78、フィルタ79を組み込んでIC化してもよいし、更に、マイコン75を組み込んでIC化してもよい。
【0068】
送信回路77は、マイコン75から入力されたパルス状のディジタル信号を変調して通信線を兼ねる電源線Bに送出する。受信回路78は、電源線Bを介してディジタル信号を受信し、復調してマイコン75に出力する。フィルタ79は、電源線Bに重畳されている制御信号を搬送している帯域をフィルタリングするバンドパスフィルタである。フィルタ79は、フィルタリングした帯域の信号を受信回路78に出力する。
【0069】
なお、電源線Bからは、本来の機能通りに、定電流回路71、制御IC76等にバッテリ電源も供給されている。また、LEDランプの照度制御が必要な場合は、制御IC76内に周知のPWM制御回路を設ける。当該PWM制御回路は、所定のデューティ比のPWM波形を定電流回路71に出力する。
【0070】
LEDランプユニット3は、図1(A)を用いて説明した通りなので、ここでの重複説明は省略する。上述したように、LEDランプユニット3a、3b及び3cのタイプは異なるので、図6で代表して例示した電装コネクタ7の定電流回路71の構成やこれに係るデューティ比が、LEDランプユニット3a、3b及び3cのバリエーションに応じてマイナーチェンジされたものとなる。
【0071】
一方、図4(B)に示す車室外ランプ制御システムは、図4(A)に示したLEDランプユニット3に対応する電装コネクタ7に替えて、バルブランプユニット5に対応する電装コネクタ8を備えたものである。但し、制御ECU6のハードウエア構成は、図4(A)に示した構成と同一である。
【0072】
すなわち、図4(B)に示す車室外ランプ制御システムは、制御ECU6、バルブランプユニット5に対応する電装コネクタ8、これらを接続する電源線B、通信線を兼ねるグランド線Gを含んで構成される。
【0073】
図4(B)に示すように、制御ECU6は、図4(A)で示した構成と同一であるので、ここでの重複説明は省略する。そして、通信回路62にて所定のバルブランプを点灯させるための制御信号が受信されると、制御回路61はこれを解読して電源重畳多重方式を利用して所定のバルブランプユニット5に制御信号を送信するように、入出力部64を制御する。すなわち、対応する電源線Bをアクティブにする。
【0074】
電装コネクタ8は、例えば、バルブランプユニット5a、5b及び5cにそれぞれ対応する電装コネクタ8a、8b及び8cから構成される。電装コネクタ8a、8b及び8cは、図4(A)で示した電装コネクタ7a、7b及び7cと基本的に同等構成、すなわち、樹脂製の筐体で構成され、入力端子82a、82b及び82c、出力端子83a、83b及び83cを有するが、図4(A)で示した定電流回路71a、71b及び71cに替えて、断線検出回路81a、81b及び81cを有する点が電装コネクタ7a、7b及び7cと異なる。
【0075】
すなわち、各電装コネクタ8(8a、8b及び8c)は、図7に示すように、断線検出回路81、入力端子82B、82G、出力端子83M1、83M2、マイコン85、制御IC86、送信回路87、受信回路88及びフィルタ89を含んでいる。この電装コネクタ8でも、電源重畳多重方式が採用され、送信回路87、受信回路88、フィルタ89は、図5の通信部100に相当する。これらの構成は、図4(A)で示した、入力端子72B、72G、出力端子73M1、73M2、マイコン75、制御IC76、送信回路77、受信回路78及びフィルタ79と同等であるので、ここでの重複説明は省略する。
【0076】
断線検出回路81は、バルブランプユニット5に含まれるバルブランプを点灯させるための電流を出力すると共にバルブランプの断線を検出する。断線検出回路81は、例えば、MOS型電界効果トランジスタから構成されるHブリッジ回路を備え、制御IC86からのハイ/ロー信号により、バルブランプユニット5に含まれるバルブランプを点灯させるための所定電流を生成して出力する。これと共に、断線検出回路81は、バルブランプの断線を検出するための電流検出回路も備え、バルブランプの断線を検出するとバルブランプの断線に関する情報を出力する。
【0077】
バルブランプユニット5は、図1(B)を用いて説明した通りなので、ここでの重複説明は省略する。上述したように、バルブランプユニット5a、5b及び5cのタイプは異なるので、電装コネクタ8a、8b及び8cは、バルブランプユニット5a、5b及び5cの電流供給量に応じて、図7で代表して例示した電装コネクタ8がマイナーチェンジされたものとなる。また、バルブランプの場合には、フィラメントの寿命により断線の可能性もあるので、電装コネクタ8にて断線検出も行われる。
【0078】
このような構成において、制御ECU6とランプユニット3、5との間に介設される電装コネクタ7、8が、通信線を兼ねる電源線Bを介して制御ECU6から送信されてくる制御信号を受信し、受信された制御信号に応答してLEDランプユニット3、バルブランプユニット5に含まれる各ランプを点灯させるための電流を出力する。すなわち、ランプのタイプの差異に起因するランプユニット3、5のバリエーションの差異を電装コネクタ7、8で吸収することが可能になる。勿論、ランプユニット3a、3b、3c、ランプユニット5a、5b、5cは同等であっても問題はない。
【0079】
特に、電装コネクタ8では、対応するバルブランプの断線を検出した場合には、送信回路87から制御ECU6に向けてバルブランプの断線に関する情報を送信するようにしている。
【0080】
このように、第2実施形態によると、制御ECU6は各ランプユニットのタイプに応じた制御信号を出力するだけでよくなるので、制御ECU6のハードウエア仕様を統一することができる。更に、第2実施形態では、電源重畳多重方式を採用しているので、専用の通信線が不要となり、ワイヤーハーネスの簡素化、軽量化、省線化を図ることもできる。また、バルブランプの場合には、断線に関する情報が制御ECU6に送信されるので、システムの信頼性も向上する。
【0081】
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、ランプのタイプの差異に起因するランプユニットのバリエーションの差異を電装コネクタで吸収することが可能になる。したがって、制御ECUはランプユニットのタイプに応じた制御信号を出力するだけでよくなるので、制御ECUのハードウエア仕様を統一することができる。また、電源重畳多重方式を採用することにより、制御ECUのハードウエア仕様を統一すると共にワイヤーハーネスの簡素化、軽量化、省線化を図ることもできる。
【0082】
なお、上記電装コネクタ2、4、7、8は、請求項中の電子回路ユニットに対応する。このような電子回路ユニットは、電装コネクタ2、4、7、8に替えて、各ランプユニットに内蔵するようにしてもよい。これにより、部品点数を削減できると共に、限られた車内スペースを有効に利用できる。また、制御ECUを通常方式及び電源重畳多重方式の両方に対応できるようにしておけば、第1実施形態で示した電装コネクタ2、4及び第2実施形態で示した電装コネクタ7、8が混在するシステムにも、同一の制御ECUで対応可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】図1(A)及び図1(B)は、第1実施形態の車室外ランプ制御システムの基本構成を示す図である。
【図2】図1(A)における電装コネクタの電気的な構成を示すブロックである。
【図3】図1(B)における電装コネクタの電気的な構成を示すブロックである。
【図4】図4(A)及び図4(B)は、第2実施形態の車室外ランプ制御システムの基本構成を示す図である。
【図5】第2実施形態で採用される電源重畳多重方式の基本原理を説明するための図である。
【図6】図4(A)における電装コネクタの電気的な構成を示すブロックである。
【図7】図4(B)における電装コネクタの電気的な構成を示すブロックである。
【図8】図8(A)及び図8(B)は、従来の車室外ランプ制御システムの基本構成を示す図である。
【符号の説明】
【0084】
1、6 制御ECU
2、4、7、8 電装コネクタ(電子回路ユニット)
3 LEDランプユニット(ランプユニット)
5 バルブランプユニット(ランプユニット)
21、71 定電流回路(出力手段)
41、81 断線検出回路(出力検出手段)
25、45、75、85 マイコン(制御手段)
26、46、76、86 制御IC(制御手段)
27、47、77、87 送信回路(送信手段)
28、48、78、88 受信回路(受信手段)
79、89 フィルタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の制御信号によって車室外に取り付けられる複数のタイプのランプを点灯制御する機能を備えた制御ECUと、
前記制御ECUと特定のタイプのLEDランプを点灯させるためのランプユニットとの間に介設される、前記ランプユニットに対応した電子回路を含む電子回路ユニットと、
を備えた車室外ランプ制御システムであって、
前記電子回路ユニットは、
通信線を介して前記制御ECUから送信されてくる前記制御信号を受信する受信手段と、
前記ランプユニットに含まれる前記LEDランプを点灯させるための定電流を出力する出力手段と、
受信された前記制御信号に応答して、前記出力手段から前記定電流を出力させる制御手段と、を含む、
ことを特徴とする車室外ランプ制御システム。
【請求項2】
所定の制御信号によって車室外に取り付けられる複数のタイプのランプを点灯制御する機能を備えた制御ECUと、
前記制御ECUと特定のタイプのバルブランプを点灯させるためのランプユニットとの間に介設される、前記ランプユニットに対応した電子回路を含む電子回路ユニットと、
を備えた車室外ランプ制御システムであって、
前記電子回路ユニットは、
通信線を介して前記制御ECUから送信されてくる前記制御信号を受信する受信手段と、
前記ランプユニットに含まれる前記バルブランプを点灯させるための電流を出力すると共に前記バルブランプの断線を検出する出力検出手段と、
検出された前記バルブランプの断線に関する情報を前記制御ECUに送信する送信手段と、
受信された前記制御信号に応答して前記出力手段から前記電流を出力させると共に、検出された前記バルブランプの断線に関する情報を前記受信手段から前記制御ECUに送信させる制御手段と、を含む、
ことを特徴とする車室外ランプ制御システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の車室外ランプ制御システムにおいて、
前記電子回路ユニットは、
前記ランプユニットに着脱可能な電装コネクタに内蔵される、
ことを特徴とする車室外ランプ制御システム。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載の車室外ランプ制御システムにおいて、
前記電子回路ユニットは、
前記ランプユニットに内蔵される、
ことを特徴とする車室外ランプ制御システム。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車室外ランプ制御システムにおいて、
電源重畳多重方式が採用され、
前記通信線は、前記制御ECUから電源供給を受けるための電源線である、
ことを特徴とする車室外ランプ制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−62591(P2006−62591A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−250099(P2004−250099)
【出願日】平成16年8月30日(2004.8.30)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】