説明

軌道走行車両の車両ブレーキ装置

【課題】
軌道を走行する車両に具えた車両ブレーキ装置で、操作のための電力や動力を必要せず、緩制動となるようにする。
【解決手段】
車両1には軌道8のレール8a,8bをバネの復元力で挟着して制動動作し、油圧シリンダーに圧油を供給することで制動動作を開放する複数の車両ブレーキ10A、10B10C,10Dを車両1の前後に搭載する。また、台車2と客室6の間には油を注入した畜圧器5A,5B,5C,5Dを装着し、客室6の自重で油圧を発生させる。この油圧を車両ブレーキ10A、10B,10C,10Dに供給して開放し、ブレーキ操作弁31A(31B)で、この油圧を油圧ユニット30で調整して排出することで緩制動動作する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は主に停留場間に敷設されたレール上を走行する車両を、走行途中で停止させるための車両に具えた車両ブレーキ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図6は、エレベーターや斜行エレベーターあるいはリフトカーなどのガイドレールや軌道に案内されて移動する搬器や車両で、従来から比較的多用されている非常止め装置100の基本的な構成を示す。ガイドレール104を挟み、図示で左右対称にして楔状の摺動ウェッジ102,102と、と該摺動ウェッジ102,102のテーパー面と同じテーパー面が形成され、両テーパー面間には、該テーパー面間を転動するように複数のコロ103,103,…及びコロ103,103,…を嵌挿して、固定ブロック101、101が台車等の固着されて構成になっている。かかる構成の非常止め装置の動作はバネなどで負勢されたリンク機構が摺動ウェッジ102,102へ連結され、乗員の非常停止操作あるいは保安装置の動作でリンク機構が作動して、コロ103,103,…、およびコロ103,103,…が転動して摺動ウェッジ102,102が矢印105方向に移動すると、両摺動ウェッジ102,102が互いに矢印107および矢印108方向に互いに近づき、やがてガイドレール104を挟着することで制動動作を発揮する。
【0003】
上記とは逆に、リンク機構を介して両ウェッジ102,102を矢印106方向に移動させると、コロ103,103,…およびコロ103,103,…も逆方向に転動して両ウェッジ102,102が矢印109および矢印110方向に互いに遠のき、ガイドレール104から離れて制動動作が開放される。(特許文献1の第4図を参照)
【特許文献1】実開平2−29869号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、非常止め装置でガイドレールを挟着する制動子を楔状、もしくはテーパー状にせず、さらに非常止め装置の動作を、客室の自重による油圧を発生させて、その油圧を車両ブレーキの油圧シリンダーに供給することで車両ブレーキを開放し、該油圧シリンダーから油圧を放出することで車両ブレーキが動作する油圧ユニットを具えて、ブレーキ装置の制動動作を緩制動とし、油圧を発生させるための電源や動力を用いないことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
地上に敷設されたレール上を走行する車両で、該車両の走行輪が軸支された台車には、油圧シリンダーを具えて、該油圧シリンダー動作する車両ブレーキと、前記車両の自重が作用して、前記油圧シリンダーへ圧油を供給する畜圧器と、該畜圧器及び前記油圧シリンダーを連結した油圧回路中に配置した操作バルブと、該操作バルブに連結した油圧ユニットとよりなり、前記操作バルブを開放すると、前記油圧シリンダー及び畜圧器の圧油が油圧ユニットへ放出されて、前記車両ブレーキがレールを挟持して車両を停止するようにする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の車両ブレーキ装置では、従来の非常止め装置でレールに当接する制動子に楔状あるいはテーパー状のブレーキシューを用いないことで、制動作用が緩制動になり安全性を向上させ、さらに、車両ブレーキ装置を操作する油圧は客室の自重で発生させることにより、油圧ポンプを駆動する電動機や、電動機へ電力を供給する電源が不要になる経済的な効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の軌道走行車両のブレーキ装置は、車両の台車には車両が走行するレールを握着する車両ブレーキを具える。該車両ブレーキのブレーキシューの握力は圧縮したバネの復元力を利用し、ブレーキシューは油圧シリンダーに圧油を供給、あるいは排出してブレーキシューのレールへ動作あるいは開放復帰させる構造とする。車両ブレーキの油圧シリンダーへの圧油は、車両の台車と客室の間に複数の袋状の油を封入した畜圧器を挿入し、客室の自重で油圧が発生する構成にする。かかる畜圧器にはブレーキ操作弁と油圧ユニット及び車両ブレーキの油圧シリンダーを繋ぐ油圧回路を構成する。
【0008】
車両の通常の運転常態では、ブレーキ操作弁を「閉」として客室の自重で発生する畜圧器の油圧は車両ブレーキの油圧シリンダーに作用してバネの復元力に抗してブレーキシューをレールから離した開放位置に保持される。
【0009】
上記に対して、車両の運転に異常が生じた場合には、ブレーキ操作弁を「開」位置に操作すると、畜圧器と車両ブレーキの油圧シリンダーに作用していた圧油が、前記ブレーキ操作弁を通過して、油圧ユニットのタンクに戻る。従って、客車と台車に間の畜圧器はしぼみ、客室は台車へ沈み込むと同時に、車両ブレーキではバネの復元力でブレーキシューがレールを挟着して車両は制動停止する。
【0010】
車両の運転を再開するための車両ブレーキを開放する操作は、油圧ユニットに配置された止め弁を「閉」にして手動ポンプで圧油を畜圧器および車両ブレーキの油圧シリンダーに供給する。これにより、畜圧器が膨張して客室が台車から浮上すると共に、車両ブレーキのブレーキシューは圧縮されたバネの反発力に対抗して開放位置に復帰させる。その後ブレーキ操作弁を「閉」にしてブレーキシューを開放位置に保持させるようにする。
【実施例】
【0011】
以下、本発明の詳細な実施例を図により説明する。図1は本発明の車両ブレーキ装置9を搭載した車両1の側面図である。図2は通常運転時の車両ブレーキ装置9が開放時の車両1の状態を示す正面図、図3は台車2に搭載した車両ブレーキ10A(10B,10C,10D)が「開」位置にある状態を説明した側面図である。
【0012】
車両1は、乗客が乗車する客室6と台車2とに分割した構造とし、車両1の進行方向前後端には客室6が台車2に対して上下に浮沈可能なように車両1の前後にはガイド7,7およびガイド7,7を設ける。そして、その近傍で前側の走行輪3,3を軸支した車軸4の上部、および後側の走行輪3,3を軸支した車軸4の上部に配置して、客室6と台車2の間には各々2組の畜圧器5A,5Bおよび畜圧器5C,5Dを嵌着する。尚、図2では畜圧器5A,5Bおよび畜圧器5C,5Dに油、その他流体が注入されて膨張し客室6を台車2から持ち上げた復帰位置5aにある状態を示す。かかる畜圧器5A,5B,5C,5Dは気密性の高い可柔な材質で形成し、上部には油や、その他の流体を注入、排出するための継手を設けた構造のものである。
【0013】
上記した台車2には車両1の進行方向の前後には各々車軸4で走行輪3,3および車軸4で走行輪3,3を回転可能に枢軸する。さらに、図1、図2で示すように、前後の車軸4,4の下部には2組の車両ブレーキ10A,10B、および車両ブレーキ10C,10Dを内側に向けて対抗するように配備する。
【0014】
図3は上記した車両ブレーキ10A,10B,10C,10Dの開放時の状態を示す。尚、4つの車両ブレーキ10A,10B,10C,10Dは同一構造であるので、その内の1つの車両ブレーキ10Aについて説明する。ブレーキ本体11には上下に2つのヒンジピン12aおよびヒンジ12bを設けてブレーキレバー13aおよびブレーキレバー13bをほぼ中心位置付近で上下に対抗して揺動自在に枢着する。各ブレーキレバー13aおよびブレーキレバー13bの図示で右側の先端部には軌道8を構成するレール8aあるいはレール8bと当接するブレーキシュー14aおよびブレーキシュー14bを取り付ける。また、ブレーキレバー13aの図示左端側には連結ピン15aで油圧シリンダー17側の操作ロッド19と連結し、ブレーキレバー13bの図示左端側は連結ピン15bでバネ22側の操作ロッド18と連結する。かかる連結ピン15aおよび連結ピン15bはブレーキ本体11の中央部に取り付けた連結ブロック16で連動動作するように拘束されている。
【0015】
さらに、ブレーキレバー13bを連結した操作ロッド18にはバネ受座21とバネ受座23との間に複数の皿バネを重ね合わせた皿バネセット22が挿着されており、端部に螺着した調節ナット20で皿バネセット22の圧縮量を調整する。即ち、車両ブレーキ10A(10B,10C,10D)の制動力を調整可能にする。
【0016】
つぎに、図2は車両2の前側に搭載した車両ブレーキ10A、10Bが開放時の状態を示す。車両ブレーキ10A、10Bの油圧シリンダー17A,17Bおよび客室6と台車2の間に配備した畜圧器5A,5Bとを繋いで回路を統合した後、ブレーキ操作弁31A(止め弁)に繋ぎ、該ブレーキ操作弁31A(止め弁)からの回路を油圧ユニット30へ接続する。尚、油圧ユニット30の詳細な構成については後述する。車両2の後側に搭載した車両ブレーキ10C,10Dも同様に、車両ブレーキ10C,10Dの油圧シリンダー17C,17Dおよび畜圧器5C,5Dとを繋いで回路を統合した後、ブレーキ操作弁31B(止め弁)に繋ぎ、該ブレーキ操作弁31B(止め弁)からの回路を油圧ユニット30へ接続する。
【0017】
図4は車両ブレーキ装置9が開放時の油圧回路図を示す。車両2の前側に配備した車両ブレーキ10Aの油圧シリンダー17Aのライン40を接点aでライン42へ繋ぎ、車両ブレーキ10Bの油圧シリンダー17Bのライン41を接点bでライン42へ繋ぐ。また、車両2の後側に配備した車両ブレーキ10Cの油圧シリンダー17Cのライン43を接点dでライン45へ繋ぎ、車両ブレーキ10Dの油圧シリンダー17Dのライン44を接点eでライン45へ繋ぐ。該ライン45の両端部には畜圧器5C,5Dを接続する。つづいて、前記ライン45は接点fでライン46に繋ぎ、該ライン46は接点gで前記のライン47に繋ぐ。
【0018】
さらに、前記ライン47は接点hからライン48とライン49に分岐し、ライン48側には車両2の前側に装備したブレーキ操作弁(止め弁)31Aを接続し、ライン49が側には車両2の後側に装備したブレーキ操作弁(止め弁)31Bを接続する。つづいて、接点hから分岐したライン48とライン49は接点iでライン50に統合する。即ち、車両2の前側のブレーキ操作弁(止め弁)31Aと、後側のブレーキ操作弁(止め弁)31Bとを並列に接続する。
【0019】
つづいて、上記のライン50は接点jで油圧ユニット30側のライン51と接続する。かかるライン51Dでは接点mでライン52が分岐する。前記ライン50には接点mからタンク37に向けて手動ポンプ34と逆止弁35とを直列に接続する。前記の接点mで分岐したライン52には可変絞り弁32と止め弁33とを直列に接続し、接点nで再びライン51へ統合する。また接点mには圧力計36も接続する。
【0020】
つぎに、本発明の車両ブレーキ装置9が制動操作する状態について図5〜図7で説明する。車両2の前側のブレーキ操作弁31A、または後側のブレーキ操作弁31Bを矢印60または矢印61に示す車両2の進行方向で乗員が「開」操作すると、客室6と台車2との間の前側に嵌装された畜圧器5A,5Bに封入されていた圧油、および車両ブレーキ10A,10Bの油圧シリンダー17A,17Bの圧油が開放された前側のブレーキ操作弁31A、または後側のブレーキ操作弁31Bを通過して油圧ユニット30の接点jに向かい、さらに接点mからライン52を流れ、可変絞り弁32で流量が絞られた後、「開」状態の止め弁52を通過してタンク37へ戻る。
【0021】
この油圧操作で図5、図7で示すように、台車2から前側の畜圧器5A,5Bおよび後側の畜圧器5C,5Dの圧油が客室6の自重で抜けて押しつぶされて、動作位置5bで平たくなり、客室6は台車3側に沈み込む。同時に、前側の車両ブレーキ10A、10Bの油圧シリンダー17A、17Bと、後側の車両ブレーキ10C,10Dの油圧シリンダー17C,17Dからも圧油が抜ける。こうして、車両ブレーキ10Aについて説明すると、車両ブレーキ10Aは圧縮されていたバネセット22の復元力が操作ロッド18から連結ピン15bと、連結ブロック16を介して連結ピン15aでブレーキアーム13bおよびブレーキアーム13aに作用して、該ブレーキアーム13aはヒンジピン12aを中心に矢印24方向に回動し、同時に、ブレーキアーム13bはヒンジピン13bを中心に矢印25方向に回動する。この動作でブレーキアーム13aの先端部に取り付けられたブレーキシュー14aとブレーキアーム13bの先端部に取り付けたブレーキシュー14bが軌道8を構成するレール8aのウェブをバネセット22の復元力で挟着することで車両ブレーキ10Aが制動作用が発生する。他の車両ブレーキ10B,10C,10Dでも同様にして制動作用が発生することで、車両ブレーキ装置9で車両1が軌道8上で停止する。
【0022】
つづいて、軌道8上で停止した車両1の運転を再開するために、本発明の車両ブレーキ装置9を開放する操作について図4、図7で説明する。始めに、油圧ユニット30のライン52にある止め弁33を「開」から「閉」にして、ライン51にある手動ポンプ34を操作してタンク37から圧油をさせ、接点jからライン50に供給される。該ライン50の接点jから開放されたブレーキ操作弁31Aのライン48、あるいはブレーキ操作弁31Bのライン49を通り、さらに接点hからライン47を通り、接点cからライン42に供給されて両端部に繋がれた動作位置5bの状態にある車両1の前側にある畜圧器5A、5Bに供給される。また、前記ライン42の接点aに繋がるライン40から前側の車両ブレーキ10Aの油圧シリンダー17Aと、接点bに繋がるライン41から車両ブレーキ10Bの油圧シリンダー17Bへも圧油が供給される。
【0023】
同様にして、ライン47の接点gに繋がるライン46から接点fに繋がるライン45に供給されて両端部に繋がれた動作位置5bの状態にある車両1の後側にある畜圧器5C,5Dに供給される。また、前記ライン45の背点dに繋がるライン43から後側の車両ブレーキ10Cの油圧シリンダー17Cと、接点eに繋がるライン44から車両ブレーキ10Dの油圧シリンダー17Dへも圧油が同時に供給される。
【0024】
こうして、図1、図2で示した車両1の前後に装備された4つの畜圧器5A,5B,5C,5Dは復帰位置5aの状態に膨張して客室6は前後のガイド7,7およびガイド7,7で案内されて台車2から浮上して客室6の自重による油圧が発生する。この油圧が車両ブレーキ10A,10B,10C,10Dの油圧シリンダー17A,17B,17C,17Dに供給されて、図3に示すように、車両ブレーキ10A(10B,10C,10D)はバネセット22の復元力に抗してブレーキアーム13aおよびブレーキシュー14aがヒンジピン12aを中心に矢印27方向に回動し、ブレーキアーム13bおよびブレーキシュー14bがヒンジピン12bを中心に矢印26方向に回動することで、車両ブレーキ10A,10B,10C,10Dがレール8a,8bを開放する。その後、「開」位置にしたブレーキ操作弁(止め弁)31A、あるいはブレーキ操作弁(止め弁)31Bを「閉」にして、その後、油圧ユニット30のライン52にある止め弁33を「閉」位置から「開」位置にする。こうして、本発明の車両ブレーキ装置9は車両1を制動状態から開放状態に復帰させるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の車両ブレーキ装置を搭載した軌道を走行する車両を示す側面図
【図2】図1の車両ブレーキ装置が開放時の車両の状態を示す正面図
【図3】本発明の車両ブレーキ装置の車両ブレーキが開放時の状態を示す側面図
【図4】本発明の車両ブレーキ装置が開放時の油圧回路図
【図5】図1の車両ブレーキ装置が制動時の車両の状態を示す正面図
【図6】本発明の車両ブレーキ装置の車両ブレーキが制動時の状態を示す側面図
【図7】本発明の車両ブレーキ装置が制動時の油圧回路図
【図8】従来の楔型制動子を用いた非常止め装置の基本概念を説明した模式図
【符号の説明】
【0026】
1 車両
2 台車
3,3,… 走行輪
4,4 車軸
5A,5B,5C,5D 畜圧器
5a 復帰位置
5b 動作位置
6 客室
7,7,7,7 ガイド
8 軌道
8a,8b レール
9 車両ブレーキ装置
10A,10B,10C,10D 車両ブレーキ
11 ブレーキ本体
12a ヒンジピン
12b ヒンジピン
13a ブレーキレバー
13b ブレーキレバー
14a ブレーキシュー
14b ブレーキシュー
15a 連結ピン
15b 連結ピン
16 連結ブロック
17A,17B,17C,17D 油圧シリンダー
18 操作ロッド
19 操作ロッド
20 調節ナット
21 バネ受座
22 皿バネセット
23 バネ受座
24,25,26,27 矢印
30 油圧ユニット
31A,31B ブレーキ操作弁(止め弁)
32 可変絞り弁
33 止め弁
34 手動ポンプ
35 逆止弁
36 圧力計
37 タンク
40〜52 ライン
60,61 矢印
a〜n 接点
100 非常止め装置
101,101 ガイドブロック
102,102 ウェッジ
103,103,… コロ
104 レール
105,106,107,108,109,110 矢印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上に敷設されたレール上を走行する車両で、
該車両の走行輪が軸支された台車には、油圧シリンダーを具えて、該油圧シリンダー動作する車両ブレーキと、
前記車両の自重が作用して、前記油圧シリンダーへ圧油を供給する畜圧器と、
該畜圧器及び前記油圧シリンダーを連結した油圧回路中に配置した操作バルブと、
該操作バルブに連結した油圧ユニットとよりなり、
前記操作バルブを開放すると、前記油圧シリンダー及び畜圧器の圧油が油圧ユニットへ放出されて、前記車両ブレーキがレールを挟持して車両を停止するようにした軌道走行車両の車両ブレーキ装置

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−120616(P2010−120616A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−298868(P2008−298868)
【出願日】平成20年11月22日(2008.11.22)
【出願人】(000228523)日本ケーブル株式会社 (96)
【Fターム(参考)】