説明

通信システム、携帯端末及び制御方法

【課題】 携帯端末において育成ゲーム等の所定のアプリケーションの状態に応じたキャラクタの重畳表示を容易に行う。
【解決手段】 通信システム1は、画像を画面に表示するディスプレイ101を有する携帯電話機10と、携帯電話機10との通信を行うことができるコンテンツサーバ20とを含む。携帯電話機10は、所定のアプリケーションを実行する実行部110と、実行されるアプリケーションの状態を検出する検出部111と、アプリケーションの状態に応じたキャラクタのデータの取得要求をコンテンツサーバ20に送信するデータ送信部107と、取得要求に応じてコンテンツサーバ20から送信されるキャラクタのデータを受信するキャラクタデータ受信部108と、受信されるデータに係るキャラクタをディスプレイ101に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示部102と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末を含んで構成される通信システム、当該携帯端末、並びに当該通信システム及び携帯端末における制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯電話機等の携帯端末において動作する、携帯端末の画面上にキャラクタを表示させ、ユーザ操作等によりキャラクタの外見変更を行う育成ゲーム等のアプリケーションが使用されている。
【0003】
また、携帯電話機等の携帯端末の待ち受け画面等の画像にキャラクタを重畳して表示(重畳表示)させておき、着信等の何らかのイベントがその携帯端末において発生した場合にキャラクタを変化させて、ユーザに視覚的に通知するといったことが行われている(例えば、特許文献1及び2参照)。このように、イベントの通知等のためにキャラクタを表示させておくことは、携帯端末の使用に面白みをもたせるものである。
【特許文献1】特開2003−87857号公報
【特許文献2】特開2001−119453号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、携帯端末の画面上の画像にキャラクタを重畳表示するためのプログラムは、通常、上記の育成ゲーム等のアプリケーションとは異なるものである。従って、育成ゲーム等のアプリケーションで表示されるキャラクタを重畳表示させたい場合には、ユーザが当該キャラクタの重畳表示用のデータを探してダウンロード等を行わなければならず、大きな手間がかかっていた。
【0005】
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、携帯端末において育成ゲーム等の所定のアプリケーションの状態に応じたキャラクタの画像への重畳表示を容易に行うことができる通信システム、携帯端末及び制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明に係る通信システムは、画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末と、当該携帯端末との通信を行うことができるコンテンツサーバと、を含んで構成される通信システムであって、携帯端末は、所定のアプリケーションを実行する実行手段と、実行手段により実行される所定のアプリケーションの状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された所定のアプリケーションの状態に応じた、表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を、コンテンツサーバに送信する取得要求送信手段と、取得要求手段により送信された取得要求に応じて、コンテンツサーバから送信されるキャラクタのデータを受信するキャラクタデータ受信手段と、受信手段により受信されるデータに係るキャラクタを、表示装置に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示手段と、を備え、コンテンツサーバは、携帯端末から送信される取得要求を受信する取得要求受信手段と、取得要求受信手段により受信された取得要求に応じたキャラクタのデータを携帯端末に送信するキャラクタデータ送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る通信システムの携帯端末では、実行される所定のアプリケーションの状態に応じた、表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求がコンテンツサーバに送信される。続いて、携帯端末では、コンテンツサーバから送信される当該キャラクタのデータが受信される。携帯端末では、当該データが用いられて、キャラクタが重畳表示される。従って、本発明に係る通信システムでは、ユーザがキャラクタのデータを探してダウンロードする必要がなく、所定のアプリケーションの状態に応じたキャラクタの重畳表示を容易に行うことができる。
【0008】
所定のアプリケーションは、当該アプリケーションの状態に応じたキャラクタを表示装置に表示するものであり、取得要求に係るキャラクタは、アプリケーションの状態に応じて表示装置に表示されるキャラクタである、ことが望ましい。この構成によれば、育成ゲーム等の所定のアプリケーションでユーザが表示させたキャラクタを画像に重畳表示することができる。
【0009】
取得要求送信手段は、所定のアプリケーションの終了時に、取得要求を送信することが望ましい。この構成によれば、携帯端末において、適切なタイミングでキャラクタのデータを取得することができる。
【0010】
取得要求送信手段は、取得要求に応じたURL(Uniform ResourceLocator)を生成して、生成したURLにアクセスすることで、当該取得要求の送信を行うことが望ましい。この構成によれば、確実かつ容易に本発明を実施することができる。
【0011】
取得要求送信手段は、生成するURLに取得要求に係るキャラクタのデータを示す情報を含めることが望ましい。この構成によれば、より確実かつ容易に本発明を実施することができる。
【0012】
上記の目的を達成するために、本発明に係る携帯端末は、画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末であって、所定のアプリケーションを実行する実行手段と、実行手段により実行される所定のアプリケーションの状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された所定のアプリケーションの状態に応じた、表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を、コンテンツサーバに送信する取得要求送信手段と、取得要求手段により送信された取得要求に応じて、コンテンツサーバから送信されるキャラクタのデータを受信する受信手段と、受信手段により受信されるデータに係るキャラクタを、表示装置に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る携帯端末では、実行される所定のアプリケーションの状態に応じた、表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求がコンテンツサーバに送信される。続いて、携帯端末では、コンテンツサーバから送信される当該キャラクタのデータが受信される。携帯端末では、当該データが用いられて、キャラクタが重畳表示される。従って、本発明に係る携帯端末では、ユーザがキャラクタのデータを探してダウンロードする必要がなく、所定のアプリケーションの状態に応じたキャラクタの重畳表示を容易に行うことができる。
【0014】
ところで、本発明は、上記のように通信システム及び携帯端末の発明として記述できる他に、以下のように通信システム及び携帯端末における制御方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
【0015】
即ち、本発明に係る制御方法は、画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末と、当該携帯端末との通信を行うことができるコンテンツサーバと、を含んで構成される通信システムにおける制御方法であって、携帯端末が、所定のアプリケーションを実行する実行ステップと、実行ステップにおいて実行される所定のアプリケーションの状態を検出する検出ステップと、検出ステップにおいて検出された所定のアプリケーションの状態に応じた、表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を、コンテンツサーバに送信する取得要求送信ステップと、取得要求ステップにおいて送信された取得要求に応じて、コンテンツサーバから送信されるキャラクタのデータを受信するキャラクタデータ受信ステップと、受信ステップにおいて受信されるデータに係るキャラクタを、表示装置に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示ステップと、を含み、コンテンツサーバが、携帯端末から送信される取得要求を受信する取得要求受信ステップと、取得要求受信ステップにおいて受信された取得要求に応じたキャラクタのデータを携帯端末に送信するキャラクタデータ送信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る制御方法は、画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末における制御方法であって、所定のアプリケーションを実行する実行ステップと、実行ステップにおいて実行される所定のアプリケーションの状態を検出する検出ステップと、検出ステップにおいて検出された所定のアプリケーションの状態に応じた、表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を、コンテンツサーバに送信する取得要求送信ステップと、取得要求ステップにおいて送信された取得要求に応じて、コンテンツサーバから送信されるキャラクタのデータを受信する受信ステップと、受信ステップにおいて受信されるデータに係るキャラクタを、表示装置に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示ステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ユーザがキャラクタのデータを探してダウンロードする必要がなく、所定のアプリケーションの状態に応じたキャラクタの重畳表示を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面とともに本発明に係る通信システム、携帯端末及び制御方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0019】
図1に本発明に係る通信システム1の構成を示す。通信システム1は、携帯端末の実施形態である携帯電話機10と、コンテンツサーバ20とを含んで構成される。携帯電話機10は、移動体通信網である携帯電話網(図示せず)に無線通信によって接続して、ユーザに携帯電話の機能を提供する装置である。コンテンツサーバ20は、携帯電話網に含まれ、あるいは携帯電話網に接続されて、当該携帯電話網を介して携帯電話機10と通信を行うことができる装置である。即ち、コンテンツサーバ20は、携帯電話機10と情報の送受信を行うことができる。コンテンツサーバ20は、携帯電話機10に対して、携帯電話機10においてディスプレイに表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータ(コンテンツ)を提供する。以下、携帯電話機10及びコンテンツサーバ20の構成を説明する。
【0020】
図1に示すように、携帯電話機10は、ディスプレイ101と、キャラクタ表示部102と、キャラクタデータ格納部103と、アプリケーション格納部104と、入力部105と、アプリケーション処理部106と、データ送信部107と、キャラクタデータ受信部108と、キャラクタデータ判断部109とを備えて構成される。なお、上記の携帯電話機10の構成要素は、本発明に係る機能に関係するものである。それ以外にも、携帯電話機10は、移動体通信を行う機能等に関する構成要素も備えているが、それらの図示は省略する。
【0021】
ディスプレイ101は、画像を画面に表示する表示装置である。具体的には、液晶を使用したもの等が用いられる。ディスプレイ101には、携帯電話機10の電波状態を示す情報や携帯電話に係る電話番号等を始めとして、ユーザに参照されるべき様々な画像情報が入力されて表示される。
【0022】
キャラクタ表示部102は、ディスプレイ101に表示される画像にキャラクタを重畳して表示させるキャラクタ表示手段である。キャラクタ表示部102は、キャラクタデータ格納部103に格納されたキャラクタ画像のデータを取得して、当該キャラクタ画像をディスプレイ101に表示される画像に重畳させて、キャラクタの表示を行う。キャラクタ表示部102によって表示されるキャラクタには、後述するようにコンテンツサーバ20から取得したキャラクタのデータによるものも含まれる。キャラクタ表示部102によるキャラクタの重畳表示は、重畳表示用のプログラムが実行することにより行われる。
【0023】
図2(c)に、ディスプレイ101に表示される画像に、キャラクタを重畳させて表示させた例を示す。キャラクタ30は、例えば、図2(c)に示すように顔を模したものであり、ユーザが携帯電話機10の機能を選択するために表示されるメニュー画面40に重畳される。なお、キャラクタは、必ずしも顔を模したものである必要はなく、人や動物を模したものや架空のキャラクタが用いられてもよい。キャラクタが重畳される画像は、携帯電話機10における携帯電話としての機能やプログラムによって表示される。また、キャラクタが重畳される画像は、メニュー画面、待ち受け画面、アプリケーション画面等、任意の画像である。
【0024】
また、キャラクタ表示部102は、自端末10の状態を検出して、当該状態に応じたキャラクタを表示させる。自端末10の状態とは、着信があり不在着信となった状態や未読メールがある状態等、携帯電話機としての機能により発生する状態のことである。自端末10の状態の検出は、例えば、携帯電話機としての機能を制御する手段を監視することにより行われる。また、状態に応じたキャラクタとしては、その状態をユーザに通知するためのキャラクタである。例えば、待ち受け状態では何ももっていないキャラクタを表示させ、携帯電話機10に着信が発生して不在着信となった場合、電話機を持ったキャラクタを表示させる。
【0025】
キャラクタデータ格納部103は、キャラクタ表示部102によってディスプレイ101に重畳表示されるキャラクタ画像のデータを、キャラクタデータファイルとして格納する手段である。キャラクタデータ格納部103に格納されるキャラクタのデータは、予めダウンロード等により取得しておく。また、キャラクタデータ格納部103に格納されるキャラクタのデータには、コンテンツサーバ20から取得したキャラクタのデータを含む。
【0026】
アプリケーション格納部104は、アプリケーション処理部106に含まれる実行部110で実行される所定のアプリケーションを格納する手段である。格納されるアプリケーションは、例えば、携帯電話機10にプリインストールされたものや、コンテンツサーバ20等からダウンロードされたものである。アプリケーション格納部104に格納されるアプリケーションは、アプリケーションの状態が変化しうる、例えば、育成ゲーム等のものである。アプリケーションの例である育成ゲームでは、図2(a)及び(b)に示すように、ユーザの操作等によって、育成対象のキャラクタ50(キャラクタ50a,50bの総称)がディスプレイ101に表示される。このキャラクタ50は、ゲームの進展に応じて外見が変更される。図2に示す例では、ユーザの操作等により、キャラクタ50にゲーム上でご飯をあげる(操作を行う)ことによって、キャラクタ50が大きくなる(成長する)。
【0027】
アプリケーションの状態とは、具体的には、アプリケーションによって用いられるメモリやデータの状態のことである。アプリケーションの状態は、育成ゲームの例では、育成対象のキャラクタがどのような外見かを示すものに相当する。即ち、アプリケーションは、状態に応じたキャラクタをディスプレイ101に表示する。なお、アプリケーション格納部104に格納されるアプリケーションは、上述した重畳表示用のプログラムとは異なる。従って、通常、重畳表示用のプログラムが、アプリケーション格納部104に格納されるアプリケーションや当該アプリケーションが利用するデータを利用することはできない。
【0028】
入力部105は、ユーザからの入力を受け付ける手段である。ユーザからの入力は、携帯電話機10が備える入力キー等の入力装置から行われる。入力部105は、ユーザからの入力を受け付けると、その情報やデータをアプリケーション格納部104やアプリケーション処理部106に出力する。入力としては例えば、アプリケーションの起動や終了を指示するものがある。
【0029】
アプリケーション処理部106は、アプリケーション格納部104に格納されたアプリケーションの処理を行う手段である。具体的には、アプリケーション処理部106は、実行部110と、検出部111と、URL生成部112とを備えて構成される。
【0030】
実行部110は、アプリケーション格納部104に格納された所定のアプリケーションを実行する実行手段である。実行部110は、検出部111からアプリケーションを起動する旨の指示を受けて、アプリケーション格納部104からアプリケーションを読み出して起動することによって実行する。なお、検出部111からの指示には、何れのアプリケーションを実行するかの情報が含まれ、当該情報に対応するアプリケーションを実行する。また、実行部110は、検出部111からアプリケーションを終了する旨の指示を受けて、実行していたアプリケーションを終了させる。
【0031】
検出部111は、入力部105によって受け付けられた入力に応じて、実行部110にアプリケーションの起動や終了を指示する手段である。また、検出部111は、実行部110により実行される所定のアプリケーションの状態を検出する検出手段でもある。具体的には、検出部111は、アプリケーションにより用いられているメモリやデータを参照することによって、当該アプリケーションの状態を検出する。本実施形態では、検出部111による状態の検出は、アプリケーションによってディスプレイ101に表示されているキャラクタを示す情報を取得することに相当する。検出部111は、例えば、入力部105からアプリケーションを終了させる旨の情報の入力がなされて実行部110に、アプリケーションの終了の指示を行う際に、アプリケーションの状態の検出を行うことが望ましい。検出部111は、検出したアプリケーションの状態をURL生成部112に通知する。
【0032】
URL生成部112は、検出部111により検出されたアプリケーションの状態に応じた、ディスプレイ101に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を生成する、取得要求送信手段の一機能である。具体的には、URL生成部112は、取得要求に応じたURL、即ち、キャラクタのデータを取得先であるコンテンツサーバ20のURLを生成する。また、URL生成部112は、生成するURLに、取得要求に係るキャラクタのデータを示す情報を含めることが望ましい。なお、URL生成部112は、アプリケーションの状態と取得要求に係るキャラクタのデータとの対応を示す情報について予め保持しており、上記の対応を示す情報に基づいて取得要求を生成する。
【0033】
具体的には、URL生成部112は、図3に示すように、アプリケーションにより表示されるキャラクタ(即ち、アプリケーションの状態)に応じて、当該キャラクタのデータの取得先であるコンテンツサーバ20のURL60を保持しておき、当該URL60のうちキャラクタのデータを示す部分61をキャラクタに応じたものとする。例えば、「Ssize」というキャラクタの種類(この情報は、検出部111から入力される)であった場合、URL60の当該部分61aに「ssize」という文字列が入れられる。なお、URLに取得するキャラクタのデータを示す情報を含めない場合は、URL生成部112は、取得先のコンテンツサーバ20のURLとキャラクタのデータを示す情報(例えば、「Ssize」等のキャラクタの種類を示す情報)とを取得要求として生成する。URL生成部112は、生成した取得要求の情報をデータ送信部107に出力する。
【0034】
なお、キャラクタのデータを示す情報には、上記のようにキャラクタのサイズを示す情報以外にも、キャラクタの種類や、どの成長段階か等のステイタス等の情報を含めてもよい。また、アプリケーションからキャラクタ画像のデータを取得して、これをキャラクタのデータを示す情報としてもよい。
【0035】
データ送信部107は、URL生成部112により生成された取得要求をコンテンツサーバ20に送信する取得要求送信手段である。具体的には、取得要求がキャラクタのデータを示す情報を含んだURLであった場合は、データ送信部107は当該URLにアクセス(接続)する。取得要求がURLとキャラクタのデータを示す情報とであった場合は、データ送信部107は当該URLにアクセス(接続)して、キャラクタのデータを示す情報を送信する。なお、この取得要求の送信(URLへのアクセス)は、移動体通信網を介して行われる。
【0036】
ここで、検出部111によるアプリケーションの状態の検出からデータ送信部107による取得要求の送信までは、一連の処理として行われる。即ち、検出部111によるアプリケーションの状態の検出が、アプリケーションの終了の際であった場合、アプリケーションの終了時に取得要求が送信される。
【0037】
キャラクタデータ受信部108は、データ送信部107により送信された取得要求に応じて、コンテンツサーバ20から送信されるキャラクタのデータを受信するキャラクタデータ受信手段である。また、コンテンツサーバ20に取得要求に係るキャラクタのデータが存在しない場合等には、キャラクタデータ受信部108は、キャラクタのデータの代わりにコンテンツサーバ20から送信されるエラーコードを受信する。キャラクタデータ受信部108は、受信したキャラクタのデータ又はエラーコードをキャラクタデータ判断部109に出力する。
【0038】
キャラクタデータ判断部109は、キャラクタデータ受信部108により受信されたキャラクタのデータが不正なコンテンツでないか判断する手段である。キャラクタデータ判断部109は、判断の結果、正常なコンテンツであると判断すればキャラクタのデータをキャラクタデータ格納部103に格納する。上記の判断は具体的には、例えば、デジタル著作権管理(DRM:Digital Rights Management)における手法等を用いることができる。不正なコンテンツであると判断された場合、あるいはキャラクタデータ受信部108からエラーコードが入力された場合は、キャラクタデータ判断部109は、ディスプレイ101にその旨のワーディングを表示させる。以上が、携帯電話機10の機能構成である。
【0039】
続いて、図4に携帯電話機10のハードウェア構成を示す。図2に示すように、携帯電話機10は、ディスプレイ101、CPU(Central Processing Unit)121、RAM(Random Access Memory)122、ROM(ReadOnly Memory)123、操作部124、無線通信部125、アンテナ126等のハードウェアにより構成されている。これらの構成要素が動作することにより、上記の携帯電話機10の各機能が発揮される。
【0040】
引き続いて、コンテンツサーバ20の構成を説明する。図1に示すようにコンテンツサーバ20は、データ受信部201と、キャラクタデータ選択部202と、キャラクタデータ格納部203と、キャラクタデータ送信部204とを備えて構成される。
【0041】
データ受信部201は、携帯電話機10から送信される取得要求を受信する取得要求受信手段である。取得要求の受信は、具体的には、コンテンツサーバ20における取得要求を受け付けるURLへの携帯電話機10からのアクセスを受け付けることにより行われる。なお、その場合、コンテンツサーバ20は、取得要求に係るキャラクタ毎にURLを予め設定しておく。URLにキャラクタのデータを示す情報が含まれていない場合は、携帯電話機10から送信される当該情報を受信する。データ受信部201は、キャラクタデータ選択部202に、キャラクタデータの取得要求を受信した旨と、URL又は当該取得要求に係るキャラクタのデータを示す情報とを通知する。
【0042】
キャラクタデータ選択部202は、データ受信部201からの通知に基づいて、取得要求に応じたキャラクタのデータをキャラクタデータ格納部203から取得する、キャラクタデータ送信手段の一機能である。キャラクタデータ選択部202は、携帯電話機10から送信されたURLに含まれる情報又はデータ受信部201から通知された情報によって示されるキャラクタのデータを、キャラクタデータ格納部203に格納されているキャラクタデータから選択して、キャラクタデータ送信部204に出力する。キャラクタデータ選択部202は、キャラクタのデータが取得できない場合には、その旨を示すエラーコードをキャラクタデータ送信部204に通知する。
【0043】
キャラクタデータ格納部203は、携帯電話機10においてディスプレイ101に重畳表示されるキャラクタ画像のデータを、携帯電話機10に配信するキャラクタデータファイルとして格納する手段である。キャラクタデータ格納部203は、複数のキャラクタ画像のデータを、当該データを特定する情報に対応付けて格納する。キャラクタデータ格納部203に格納されるキャラクタのデータは、上記のように携帯電話機10からの取得要求に応じてキャラクタデータ選択部202によって取得される。
【0044】
キャラクタデータ送信部204は、取得要求を行った携帯電話機10に、キャラクタデータ選択部202から入力されたキャラクタのデータを送信するキャラクタデータ送信手段である。なお、キャラクタのデータの送信は、移動体通信網を介して行われる。以上が、コンテンツサーバ20の機能構成である。
【0045】
続いて、図5にコンテンツサーバ20のハードウェア構成を示す。図5に示すように、コンテンツサーバ20は、CPU221、主記憶装置であるRAM222及びROM223、通信を行うための通信モジュール224、並びにハードディスク等の補助記憶装置225等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、上記のコンテンツサーバ20の各機能が発揮される。以上が携帯電話機10及びコンテンツサーバ20の構成である。
【0046】
引き続いて、図6のフローチャートを用いて、本実施形態に係る通信システム及び携帯電話機10において実行される処理(制御方法)について説明する。
【0047】
まず、携帯電話機10では、ユーザによりアプリケーションを起動する操作がなされ当該操作が入力部105及び検出部111を介して実行部110に通知されること等により、実行部110によってアプリケーションが起動される(S01、実行ステップ)。ここで起動されるアプリケーションは、上述したアプリケーション格納部104に格納されているアプリケーションである。
【0048】
アプリケーションが上述したような育成ゲームである場合、図2(a)に示すような育成対象のキャラクタ50が携帯電話機10のディスプレイ101に表示される。ここで、ユーザの操作等があるとキャラクタ50の外見が変化する。図2に示す例では、キャラクタにゲーム上でご飯をあげる(操作を行う)ことによって、小さいキャラクタ50aが大きいキャラクタ50bとなる(S02、実行ステップ)。なお、キャラクタ50の外見が変化するトリガは、アプリケーションに依存する。例えば、ディスプレイ101に表示されているキャラクタ50に、アプリケーションに規定されている「ご飯」や「散歩」を行うためのデータ入力がユーザ操作により行われた際に外見変更を行うアプリケーションもあれば、ディスプレイ101に表示されているキャラクタ50をユーザのキー入力により操作し格闘技で対戦させ勝つことで外見変更を行うアプリケーションもある。
【0049】
続いて、携帯電話機10では、ユーザによりアプリケーションを終了する操作がなされ当該操作が入力部105及び検出部111を介して実行部110に通知されること等により、実行部110によってアプリケーションが終了される(S03、実行ステップ)。図2(b)に示すように、この際、ディスプレイ101には「終了します」等の終了する旨を示す表示がなされる。上記のように検出部111から実行部110にアプリケーションを終了させる指示が行われる際に、検出部111によって、終了されるアプリケーションの状態が検出される(S04、検出ステップ)。この検出としては具体的には、アプリケーションの終了時にディスプレイ101に表示されているキャラクタを示す情報が取得される。検出部111により取得されたアプリケーションの状態は、URL生成部112に通知される。
【0050】
続いて、URL生成部112によって、当該アプリケーションの状態に応じた、ディスプレイ101に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求が生成される。生成された取得要求は、データ送信部107に出力され、データ送信部107によってコンテンツサーバ20に送信される。コンテンツサーバ20では、データ受信部201によって、当該取得要求が受信される(S05、携帯電話機10における取得要求送信ステップ、コンテンツサーバ20における取得要求受信ステップ)。
【0051】
続いて、コンテンツサーバ20では、データ受信部201からキャラクタデータ選択部202に、取得要求に係るキャラクタのデータを示す情報が通知される。続いて、キャラクタデータ選択部202によって、キャラクタデータ格納部203に当該情報に係るキャラクタのデータが格納されているか確認される(S06)。
【0052】
キャラクタデータ格納部203に当該情報に係るキャラクタのデータが格納されていなかった場合、その旨の情報がキャラクタデータ格納部203からキャラクタデータ送信部204に通知され、キャラクタデータ送信部204から携帯電話機10に送信される。携帯電話機10では、キャラクタデータ受信部108によってその旨の情報が受信されて、キャラクタデータ判断部109を介してディスプレイ101に表示される(S07)。ユーザは、その表示(エラー表示)を見ることによって、重畳表示を行うキャラクタが取得(ダウンロード)できなかったことを知ることができる。この場合、ここで処理は終了する。
【0053】
一方、キャラクタデータ格納部203に当該情報に係るキャラクタのデータが格納されていた場合、キャラクタデータ選択部202によって当該キャラクタのデータがキャラクタデータ格納部203から取得され、キャラクタデータ送信部204に出力される。続いて、キャラクタデータ送信部204によって、当該キャラクタのデータが携帯電話機10に送信される。携帯電話機10では、キャラクタデータ受信部108によって、送信されたキャラクタが受信される。即ち、携帯電話機10によって、キャラクタのデータがダウンロードされる(S08、コンテンツサーバ20におけるキャラクタデータ送信ステップ、携帯電話機10におけるキャラクタデータ受信ステップ)。
【0054】
続いて、携帯電話機10では、受信されたキャラクタのデータが、キャラクタデータ受信部108からキャラクタデータ判断部109に出力される。続いて、キャラクタデータ判断部109によって、当該キャラクタのデータが不正なコンテンツでないか(正常なキャラクタデータであるか)判断される(S09)。受信されたキャラクタのデータが不正なコンテンツであった場合は、その旨の情報がディスプレイ101に表示される(S10)。ユーザは、その表示(エラー表示)を見ることによって、ダウンロードされたキャラクタのデータが不正なコンテンツであったことを知ることができる。この場合、ここで処理は終了する。
【0055】
受信されたキャラクタのデータが不正なコンテンツでなかった場合は、コンテンツサーバ20から受信されたキャラクタのデータは、キャラクタデータ格納部103に格納される。キャラクタデータ格納部103に格納されたキャラクタのデータは、図2(c)に示すように、キャラクタ表示部102によってディスプレイ101に表示される画像に重畳表示される(S11、キャラクタ表示ステップ)。なお、この重畳表示は、一連の処理として、キャラクタのデータのコンテンツサーバ20からのダウンロード後直ぐに行われてもよいし、別のタイミングに行われてもよい。例えば、ユーザの操作等の何らかのトリガにより行われてもよい。以上が本実施形態に係る通信システム及び携帯電話機10において実行される処理である。
【0056】
上述したように本実施形態に係る携帯電話機10では、実行される所定のアプリケーションの状態に応じたキャラクタのデータが、携帯電話機10においてディスプレイ101に表示されるに重畳表示に表示されるキャラクタのデータとして自動的に取得される。従って、本実施形態に係る通信システム1及び携帯電話機10によれば、ユーザがキャラクタのデータを探してダウンロードする必要がなく、所定のアプリケーションの状態に応じたキャラクタの重畳表示を容易に行うことができる。
【0057】
また、所定のアプリケーションである育成ゲーム等の進展度合に応じたキャラクタの重畳表示がなされるので、ユーザが重畳表示されるキャラクタに親しみを感じることができ、携帯電話機10の使用に面白みを持たせることができる。更に、これらのキャラクタのデータの取得が本実施形態による方法(アプリケーションの状態に応じたダウンロード)でしか行えないとすれば、キャラクタのデータ(コンテンツ)の希少価値が高くなり、ユーザがキャラクタにより親しみを感じ、携帯電話機10の使用により面白みを持たせることができる。
【0058】
また、上述したようにアプリケーションが、図2(a)及び(b)に示すように当該アプリケーションの状態に応じたキャラクタ50a,50bをディスプレイ101に表示するものであり、図2(c)に示すように、ダウンロードされる重畳表示用のキャラクタ30のデータが当該アプリケーションにより表示されるキャラクタ50bを表示させるものであることが望ましい。この構成では、育成ゲーム等のアプリケーションでユーザが表示させたキャラクタを重畳表示することができる。これにより、アプリケーションで(ユーザの操作により育成等させて)表示されていたキャラクタが、当該アプリケーションが実行されていないときにも重畳表示されることになり、ユーザがキャラクタに更に親しみを感じることができる。なお、重畳表示されるキャラクタはアプリケーションでの表示と必ずしも一致している必要はなく、それぞれ異なっていてもよい。また、アプリケーションは必ずしもキャラクタの表示を行うものでなくてもよい。
【0059】
また、本実施形態のように、重畳表示用のキャラクタのデータの取得要求を送信するタイミングをアプリケーションの終了時にすることとすれば、アプリケーションの状態変化が発生した可能性が高い状態、かつアプリケーションを終了することで携帯電話機10のディスプレイ101上で重畳表示されるキャラクタをユーザが見ることが可能なタイミングでキャラクタのデータのダウンロードを実施することができる。即ち、携帯電話機10において、適切なタイミングでキャラクタのデータを取得することができる。但し、重畳表示用のキャラクタのデータの取得要求を送信するタイミングは必ずしも上記である必要はない。例えば、一定間隔で検出部111がアプリケーションの状態を検出して、当該検出に基づいて取得要求を送信することとしてもよい。また、ユーザの操作をトリガとして上記の処理が行われてもよい。
【0060】
また、本実施形態のように、取得要求の送信にURLを用いることとすれば、既存の通信のスキームを利用して確実かつ容易に本発明を実施することができる。
【0061】
なお、本実施形態では、携帯端末は携帯電話機10であるものとしたが、必ずしも携帯電話機10である必要は無く、画像を画面に表示する表示装置を有するものであればよい。具体的には、例えば、ディスプレイを有するPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末でもよい。また、携帯電話機10とコンテンツサーバ20との間では、移動体通信により通信が行われることとしたが、必ずしも移動体通信でなくてもよく、通信が行われ情報の送受信が可能となっていればよい。例えば、近距離無線通信により通信が行われてもよい。
【0062】
また、本実施形態に係る携帯電話機10において、検出手段である検出部111と取得要求送信手段の一機能であるURL生成部112とは、アプリケーションを処理するアプリケーション処理部106に含まれていたが、それらはそれぞれ独立した構成要素になっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯端末である携帯電話機、及び当該携帯電話機を含んで構成される通信ステムの構成を示す図である。
【図2】携帯電話機のディスプレイにおける表示内容を示す図である。
【図3】携帯電話機からコンテンツサーバに送信されるキャラクタのデータの取得要求であるURLの例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るコンテンツサーバのハードウェア構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る通信システム及び携帯電話機で実行される処理(制御方法)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0064】
1…通信システム、10…携帯電話機、101…ディスプレイ、102…キャラクタ表示部、103…キャラクタデータ格納部、104…アプリケーション格納部、105…入力部、106…アプリケーション処理部、107…データ送信部、108…キャラクタデータ受信部、109…キャラクタデータ判断部、110…実行部、111…検出部、112…URL生成部、121…CPU、122…RAM、123…ROM、124…操作部、125…無線通信部、126…アンテナ、20…コンテンツサーバ、201…データ受信部、202…キャラクタデータ選択部、203…キャラクタデータ格納部、204…キャラクタデータ送信部、221…CPU、222…RAM、223…ROM、224…通信モジュール、225…補助記憶装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末と、当該携帯端末との通信を行うことができるコンテンツサーバと、を含んで構成される通信システムであって、
前記携帯端末は、
所定のアプリケーションを実行する実行手段と、
前記実行手段により実行される前記所定のアプリケーションの状態を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記所定のアプリケーションの状態に応じた、前記表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を、前記コンテンツサーバに送信する取得要求送信手段と、
前記取得要求手段により送信された取得要求に応じて、前記コンテンツサーバから送信される前記キャラクタのデータを受信するキャラクタデータ受信手段と、
前記受信手段により受信される前記データに係るキャラクタを、前記表示装置に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示手段と、
を備え、
前記コンテンツサーバは、
前記携帯端末から送信される前記取得要求を受信する取得要求受信手段と、
前記取得要求受信手段により受信された前記取得要求に応じた前記キャラクタのデータを前記携帯端末に送信するキャラクタデータ送信手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。
【請求項2】
前記所定のアプリケーションは、当該アプリケーションの状態に応じたキャラクタを前記表示装置に表示するものであり、
前記取得要求に係るキャラクタは、前記アプリケーションの状態に応じて前記表示装置に表示されるキャラクタである、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記取得要求送信手段は、前記所定のアプリケーションの終了時に、前記取得要求を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記取得要求送信手段は、取得要求に応じたURLを生成して、生成したURLにアクセスすることで、当該取得要求の送信を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の通信システム。
【請求項5】
前記取得要求送信手段は、生成する前記URLに取得要求に係るキャラクタのデータを示す情報を含めることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
【請求項6】
画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末であって、
所定のアプリケーションを実行する実行手段と、
前記実行手段により実行される前記所定のアプリケーションの状態を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記所定のアプリケーションの状態に応じた、前記表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を、前記コンテンツサーバに送信する取得要求送信手段と、
前記取得要求手段により送信された取得要求に応じて、前記コンテンツサーバから送信される前記キャラクタのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信される前記データに係るキャラクタを、前記表示装置に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示手段と、
を備える携帯端末。
【請求項7】
画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末と、当該携帯端末との通信を行うことができるコンテンツサーバと、を含んで構成される通信システムにおける制御方法であって、
前記携帯端末が、
所定のアプリケーションを実行する実行ステップと、
前記実行ステップにおいて実行される前記所定のアプリケーションの状態を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて検出された前記所定のアプリケーションの状態に応じた、前記表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を、前記コンテンツサーバに送信する取得要求送信ステップと、
前記取得要求ステップにおいて送信された取得要求に応じて、前記コンテンツサーバから送信される前記キャラクタのデータを受信するキャラクタデータ受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信される前記データに係るキャラクタを、前記表示装置に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示ステップと、
を含み、
前記コンテンツサーバが、
前記携帯端末から送信される前記取得要求を受信する取得要求受信ステップと、
前記取得要求受信ステップにおいて受信された前記取得要求に応じた前記キャラクタのデータを前記携帯端末に送信するキャラクタデータ送信ステップと、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項8】
画像を画面に表示する表示装置を有する携帯端末における制御方法であって、
所定のアプリケーションを実行する実行ステップと、
前記実行ステップにおいて実行される前記所定のアプリケーションの状態を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて検出された前記所定のアプリケーションの状態に応じた、前記表示装置に表示される画像に重畳表示されるキャラクタのデータの取得要求を、前記コンテンツサーバに送信する取得要求送信ステップと、
前記取得要求ステップにおいて送信された取得要求に応じて、前記コンテンツサーバから送信される前記キャラクタのデータを受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信される前記データに係るキャラクタを、前記表示装置に表示される画像に重畳表示するキャラクタ表示ステップと、
を含む制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−252649(P2008−252649A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−92843(P2007−92843)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】