説明

遊技場における注文システムおよび遊技場の注文システムにおける注文方法。

【課題】注文主である注文品の届け先の遊技台の台番号を入力させる操作を不要にし、所望する注文品目の決定操作のみでサービス提供が可能な遊技場における注文システムを提供することを目的とする。
【解決手段】呼び出しランプ30の表示部34に、遊技台情報画面44と注文受付画面44とを切り替える画面表示切替操作手段と、注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段とを備え、該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置50にデータ送信することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、呼び出しランプ、あるいは遊技媒体貸出機に設けられた表示部に表示される注文メニューから選択して注文できる遊技場における注文システムおよび遊技場の注文システムにおける注文方法に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技中に飲食物が欲しくなった時や嗜好品がなくなってしまった時に、以前では呼び出しランプの呼び出しボタンを押して従業員を呼び付けて注文を伝えて注文品を届けさせたり、最近ではホールを巡回中のワゴンサービスの到着を待って注文していた。
この巡回ワゴンサービスの到着を待たずにワゴンサービスを直接呼び付けるシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
さらに、家族や友達などのグループなどで遊技の最中における遊技者の横の繋がりに対応し得る遊技場用オーダーシステムがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
しかしながら、上記従来の遊技場用オーダーシステムでは次のような問題がある。
ワゴンサービスを直接呼び付けるシステムにあっては、遊技者が例えば入力スイッチ「タバコ」を押してワゴンサービスが到着して所望するタバコを購入することになるのだが、このシステムではワゴンに積載してきた銘柄品からしか購入できないし、所望品を是非にと切望する時には再度積載し直して届けさせるようになるし、入力スイッチ「コーヒー」あるいは「紅茶」の場合にはホットまたはアイスなのか、入力スイッチ「食事」の場合にはあらゆる食事を予め用意することは不可能であるし、巡回途中で品切れとなったりするので、メニューからオーダーを聞き取り、再度届けなければならないなど、注文から手にするまでの経過時間が問題として指摘さていた。
【0005】
また、特許文献2記載の遊技場用オーダーシステムでは、オーダー管理手段に遊技者の好みを予め会員カードに登録しておき、オーダー受付画面で「いつもの」を押すと何時の場合であっても決まった品が注文できるが、「いつもの」の内容を変更する場合には他の同じ品を繰り返しオーダーしてオーダー履歴に同じ品を登録し続けなければ変更することができないので、好みの「いつもの」から他の品物をオーダーする場合には戸惑いや、オーダー毎に届け先の台番指定をしなければならずオーダー操作の煩わしさや、季節あるいは遊技の時間帯などによって飲食する物や嗜好品を変えたい時のオーダー操作が面倒といった点が問題として指摘されていた。
さらに、これらの遊技場用オーダーシステムでは、注文主である注文品の届け先の遊技台の台番号を入力させる操作(例えばレイアウト表示から台を指定する操作、テンキーで台番号を入力する操作)が必要とされていて注文品決定までに操作時間が長くなる、つまり遊技中断時間が長くなってしまうことが問題でもあるとして指摘されていた。
【0006】
【特許文献1】特開2002−336520号公報
【特許文献2】特開2007−44095号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、注文主である注文品の届け先の遊技台の台番号を入力させる操作を不要にし、所望する注文品目の決定操作のみでサービス提供が可能な遊技場における注文システムを提供することを目的とする。
さらには、注文受付画面に「いつもの」を設けずに、会員カード利用者の注文履歴を記録し、注文が繰り返される毎に、前回の注文内容を先ず優先表示させて、遊技者の注文の入力の手間を極力省いた遊技場における注文システムを提供することと、遊技場の注文システムにおける注文方法にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1に記載した遊技場における注文システムは、遊技台と遊技媒体貸出機と呼び出しランプとから構成される遊技機構と、これら遊技機構からの情報を管理する遊技場管理装置からなる注文システムであって、
遊技媒体貸出機には、挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きするカード処理部を備え、
前記呼び出しランプには、遊技台情報と注文受付を画面表示する表示部と、遊技台から出力される遊技台情報および遊技媒体貸出機から出力されるカード挿入によるカード情報の各遊技機構からの受信手段と、遊技機構の情報を遊技場管理装置へ出力する送信手段とを備えた制御部を設けると共に、
該制御部は、前記表示部に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項2に記載した遊技場における注文システムは、遊技台と遊技媒体貸出機とから構成される遊技機構と、これら遊技機構からの情報を管理する遊技場管理装置からなる注文システムであって、
遊技媒体貸出機には、挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きするカード処理部と、遊技台情報と注文受付を画面表示する表示部とを設け、
遊技台から出力される遊技台情報の受信手段と、該遊技媒体貸出機へのカード挿入によるカード情報を遊技場管理装置へ出力する送信手段とを備えた制御部を設けると共に、
該制御部は、前記表示部に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項3に記載した遊技場における注文システムは、遊技台と遊技媒体貸出機と呼び出しランプとから構成される遊技機構と、これら遊技機構からの情報を管理する遊技場管理装置からなる注文システムであって、
前記呼び出しランプには、挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きするカード処理部と、遊技台情報と注文受付を画面表示する表示部と、遊技台から出力される遊技台情報の受信手段と、遊技機構の情報を遊技場管理装置へ出力する送信手段と、を備えた制御部を設けると共に、
該制御部は、前記表示部に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項4に記載した遊技場における注文システムは、遊技台と遊技媒体貸出機と呼び出しランプとから構成される遊技機構、または遊技台と遊技媒体貸出機とから構成される遊技機構のいずれかの遊技機構において、
挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きするカード処理部を備えたカードユニットを設け、
遊技機構である呼び出しランプ、または遊技媒体貸出機のいずれかに、遊技台情報と注文受付を画面表示する表示部と、遊技台から出力される遊技台情報、およびカードユニットから出力されるカード挿入によるカード情報の受信手段と、遊技機構の情報を遊技場管理装置へ出力する送信手段と、を備えた制御部を設けると共に、
該制御部は、前記表示部に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項5に記載した遊技場の注文システムにおける注文方法は、請求項1または請求項2記載の遊技場における注文システムにおいて、遊技客が遊技の最中に注文しようとした際に、初回注文操作は層別メニューから順次選択させることになるが、同遊技客の遊技中における注文が度重なる毎に注文履歴に注文品目を記憶させ、再び同遊技客から同類の再度の注文の際に、前回注文した品目を表示させて層別メニューからの選択操作を省いたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の遊技場における注文システムによれば、注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に送信するので、注文はどの遊技機構からのものであるかが明確であるので、届け先の遊技機構を改めて指示入力することが不要であるので指示操作の手間を省くことができた。
したがって、遊技を中断して注文のために費やす時間が短時間で済み、しかも所望する品が1回の注文で速やかに届けられるようになった。
【0014】
嗜好品であれば大概の人は、いつも同じ物を買い求めるのが常であるから、注文の際に最初から一々選択させ直す必要はないので、必要な注文手続を省いた方が便利であるし、利用者からは歓迎される。
このために本発明の遊技場の注文システムにおける注文方法によれば、遊技客が遊技の最中に注文しようとした際に、初回注文操作は層別メニューから順次選択させることになるが、同遊技客の遊技中における注文が度重なる毎に注文履歴に注文品目を記憶させ、再び同遊技客から同類の再度の注文の際に、前回注文した品目を表示させて層別メニューからの選択操作を短絡させる方法であるので、面倒な注文操作を省略させることができ、遊技中断と注文時間が短時間で済み、利用者からは大いに歓迎されたものになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の注文システムで、注文が発せられ、注文品の届け先である遊技機構のアドレス情報としては、通信ネットワークにおける個々の通信機器やコンピュータの住所として各機器に割り振られる識別番号のIPアドレス、または管理・割り当てのために設定する固有な番号(例えば、MACアドレス)であっても良いし、個々の機器の制御部にIDスイッチ(例えば、ロータリーDIPスイッチ)を設けて番号を設定するものでも良い。
【0016】
本発明の注文システムでは、嗜好品や飲食物の有償品の注文に加え、遊技場の無償の行為(例えば、両替、ドル箱、目押し、操作説明等)や、サービス品目(例えば、水、おしぼり等)をメニューに加えることもできる。
【0017】
本発明の注文システムの画面表示切替操作手段は、画面表示部であるタッチパネルの外部スイッチとして設けることも、タッチパネル内に設けることもできる。
例えば、遊技台情報が画面表示されている時に注文受付の表示切替を、また注文受付の画面表示がされている時には遊技台情報を表示切替させるようにタッチ操作エリアを表示させても良い。
【0018】
本発明の注文システムのカード処理部によって、挿入されることによって遊技者が特定されるので、予め登録されている名前やニックネームを画面表示することもできる。
例えば、注文操作のメニュー画面に「AAAAさん、ご注文ありがとう」、あるいは時間経過毎に「AAAAさん、飲み物はいかがですか」等を名前またはニックネームで案内表示させても良い。
【0019】
本発明の注文システムの注文受付画面は、飲み物は季節によって、食事メニューは時間帯によって軽食に変更したり、あるいは会員の性別や喫煙者であるかどうかで、表示メニューを変えたり、不表示にしたりすることもできる。
例えば、ドリンクメニューで夏期はアイス、冬期はホットを優先表示させる、また喫煙を好まない遊技者にはタバコメニューは表示しないようにさせても良い。
【0020】
本発明の遊技場の注文システムにおける注文方法では、遊技客が遊技の最中に注文しようとした際に、初回注文操作は層別メニューから順次選択させることになるが、同遊技客の遊技中における注文が度重なる毎に注文履歴に注文品目を記憶させ、再び同遊技客から同類の再度の注文であれば、前回、前々回と遡って注文した品目を表示させて層別メニューからの選択操作を省いても良い。
【実施例】
【0021】
以下、本発明の実施例1について説明する。
図1は、パチンコ遊技のための遊技機構1を構成するパチンコ遊技機10、遊技機10の隣にあって遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出すための台間玉貸機20、遊技機10の直上にあって通常は遊技台情報(特賞確率や出玉率および特賞発生回数や発生履歴等)を情報提供するための情報表示がされている呼び出しランプ30の配置を示す正面図である。
なお、遊技機はスロットマシーン、台間玉貸機は台間メダル貸機であっても良い。
【0022】
図2は、本発明の注文システムの一構成である呼び出しランプ30の正面図である。
始めに、本発明の呼び出しランプ30の構成について説明するが、本実施形態の呼び出しランプの構成(種々表示する機能、取付け位置等)に限定されるものでない。
図2に示す呼び出しランプ30の表示本体部31には、中央に遊技台情報を示す表示部34が設けられている。
表示部34は、ディスプレイモニタとマトリクス・スイッチを組み合わせたタッチパネルを装着したものである。
【0023】
また、データボタン33aと注文メニューボタン33b、CALLボタン33cと納品ボタン33dも設けられている。
表示本体装置35の両側にはランプ32が設けられ、CALLボタン33cが押された時、あるいは遊技台の大当たり信号(大当たり中や確立変動中)に基づいて点灯、点滅するように内蔵された制御部40にて制御される。
【0024】
上記した表示部34は、遊技者が必要に応じてデータボタン33aを操作することによって様々な遊技台情報の内容が表示画面として切替わって表示される。
この遊技台情報が画面表示されている時に注文メニューボタン33bを操作すると、図6aの注文メニューの初期画面が表示画面として切替わって表示される。
また、CALLボタン33cを操作することによってランプ32が点灯し、遊技者が店員を呼び出す際(例えば、表台のトラブル、玉箱要求等)に操作する。
納品ボタン33dは、遊技者の注文品を届けた際に店員が納品完了のサインとして操作する。
【0025】
表示部34には、遊技台情報の内容が表示される。
ここでの表示部34の内容は、上段に「本日の大当たり回数」「前日」「前々日」に発生した大当たり回数表示35aが表示され、中段に「確立変動した回数、遊技台のスタートチェッカーに入賞した数、スタート回数」の確変・スタート回数表示35bが各々表示され、下段には、上記各々の回数をグラフ化したドット表示35cが表示される。
遊技者が前日、前々日の大当たり回数データを見たい場合は、データボタン33aを操作することによって、上段の大当たり回数表示35aに順次可変して表示される。
例えば、遊技者がデータボタンを1回操作すると前日のデータが表示され、2回操作すると前々日のデータが表示され、3回操作すると元の本日のデータが表示される。
【0026】
なお、図示しないが、他に表示部34の内容としては、上段に「本日の大当たり回数」「前日」「前々日」に発生した大当たり回数が表示され、中段に「本日の小当たり回数」「前日」「前々日」に発生した大当たり回数が表示され、下段に「確立変動した回数、遊技台のスタートチェッカーに入賞した数、スタート回数」を各段で表示させたものでも良い。上記した表示部34の内容に限定するものではない。
【0027】
上記表示部34に表示した遊技台情報(「本日の大当たり回数」「前日」「前々日」「確立変動した回数」「スタート回数」は、内部の制御部(CPU)40の記憶部(メモリ)45にて記憶されている。データボタン33aの操作に応じて記憶部から要求された日のデータが表示される。
【0028】
図3は、本発明の遊技場における注文システムの概念図である。
遊技機構1は、遊技機10、台間玉貸機20,呼び出しランプ30から構成される。
遊技機10は、遊技台情報を呼び出しランプ30の制御部40の受信手段に伝送するCPU11を備える。
台間玉貸機20は、カード処理部21、紙幣処理部22、硬貨処理部23、貸玉処理部24、テンキー25の各機能を制御し、カード情報と貸出機管理番号情報と売上情報を呼び出しランプ30の制御部40の受信手段に伝送するCPU26を備える。
【0029】
呼び出しランプ30の制御部40は、遊技機10から出力される遊技台情報と、台間玉貸機20から出力されるカード挿入によるカード情報と貨幣による売上情報が入力される受信手段41と、これら情報に加え注文データの情報が管理装置50に出力される送信手段42を備える。
遊技機構1は複数連ねて設置する場合に通信ネットワーク、あるいは中継器55を経由して管理装置50に接続される。
【0030】
図4は、呼び出しランプ30の制御部40の構成を示すブロック図である。
制御部40には、操作入力手段を構成するタッチパネル機能を有する表示部34が接続されている。
操作入力系と表示出力系には、押圧操作してデータ表示43または注文メニュー表示44を切り替え表示させる画面表示切替手段を構成するデータボタン33aと注文メニューボタン33bが設けられ、画面表示切替手段の操作から表示部34に表示されるメニュー選択から注文受付までを操作させる注文操作手段(タッチパネルとしても機能する表示部34)とが接続されている。
【0031】
データ入出力には、遊技台10と台間玉貸機20からの伝送されるデータを受信する受信手段(受信部41)と、遊技機10からの遊技台情報と台間玉貸機20からのカードデータや売上信号と呼び出しランプ30で注文操作がされて注文が確定された際に遊技者情報・遊技機構のアドレス情報・注文品目を管理装置50に伝送する送信手段(送信部42)が接続されている。
さらに店員呼び出しのためのCALLボタン33c、注文品の納品完了を伝える納品ボタン33d、遊技台10からの日々変化する遊技台情報をデータ記憶するための記憶部45が接続され、ランプ表示32はCALLボタン33cが操作された時や遊技台の大当たり信号の時に点灯あるいは点滅表示するよう接続されている。
また記憶部45には遊技機構のアドレス情報である管理識別番号が、この遊技機構の特定番号が記憶保持されている。
【0032】
図5は、管理装置50の制御部60の構成を示すブロック図である。
受信部61は、遊技機10・台間玉貸機20・呼び出しランプ30のこれら遊技機構1から中継器55を経て伝送される情報データを受信する。
送信部62は、受信部61からの受信情報に基づいて処理した結果の情報データを、中継器55を経て各遊技機構1へ送信する。
送信された情報データは、呼び出しランプ30の制御部40の受信手段41から入力されて処理される。
【0033】
注文管理装置65は、注文が受け付けられた際に図示しないディスプレイに受付順に遊技機構の管理番号・注文品目・受付時刻と注文者が会員であれば会員No.等がリスト表示される。
ディスプレイ表示に従って納品サービスを展開し、注文品が納品された時に呼び出しランプ30の納品ボタン33dが押されるとディスプレイの注文リストから削除されると同時に、注文管理DB66に会員No.と共に注文品目が履歴情報として追記されると同時に、注文代金を玉による支払いを選択した場合には会員DB63の会員No.別に蓄積されている獲得玉の総数より差し引く処理を行う。
遊技台情報DB64は、遊技機構1の遊技台10の遊技台情報を集計するためのデータベースである。
【0034】
本発明の注文システムの注文操作について説明する。
呼び出しランプ30には、待機中は表示部34には遊技台情報が表示されている。
遊技客はこの遊技台情報から遊技台を選択することになる。遊技客が個人を特定する情報が書き込まれた会員カードの保有者(以下、遊技者Aという)であれば、台間玉貸機20のカード挿入口21から挿入し、テンキー25で暗証番号を入力することで遊技者A(会員No.NNNN)が登録情報から特定される。
この時点で、管理装置50に、「遊技者A(会員No.NNNN)」が遊技機構1の「遊技機構の管理番号NNN」にて遊技開始されたことをセットされたデータとして入力され、会員DB63を検索して会員番号の格納データに貯玉が記録されていたら台間玉貸機20に利用可能な貯玉数データを送信することになる。したがって、挿入カードに既に獲得済みの貯玉が在れば再プレー可能となる。
【0035】
紙幣挿入口22,硬貨投入口23は、非会員である遊技者が貸玉を受ける際に、または会員である遊技者がカード挿入後に追加貸玉を受ける際に貨幣が利用できる。
【0036】
さて、遊技者Aが遊技中に飲食物を欲してきたり、愛飲しているタバコが無くなったりした際に、席を立たずに注文によって適えたい時に、注文メニューボタン33bを押すと、表示部34の表示が遊技台情報表示から、図6aの注文メニュー画面に切り替わる。
ここで遊技者Aがタバコを注文しようとした場合を例にして操作手順を説明すると、メニュー表示から「タバコ」を選択して押す、すると図6bの「タバコ」の銘柄選択画面が表示される。
【0037】
銘柄表示から指定銘柄である「MILDSEVEN」(登録商標)を選択して押すと、図6cの指定品目選択画面に辿り着き、愛飲している「3mg」を押すことになる。
すると、図6dの注文確認画面となり、ここで支払決済の方法を尋ねられ、「現金」または「玉」のいずれかを選択して押す。
代金の支払いを玉で行う場合には、「玉」を選択して押すと、図6eの注文受付画面となる。
この注文受付画面表示と共に、「遊技者A」が遊技台10の「遊技機構の管理番号NNN」から、「タバコMILDSEVEN(登録商標)3mg」を注文したことが、管理装置50に注文データとして引き継がれ、注文管理装置65の注文管理DB66に会員別の注文履歴にデータとして加えられるのである。
【0038】
暫くして注文品が届けられると、届けた店員が納品ボタン33dを押して注文取引が完了する。
この納品ボタン33dは、注文代金の支払いが「現金」の場合は、届けた店員に品物と交換に現金で代金を支払いがされた時点で、一方注文代金の支払いが「玉」を選択した場合は、納品後に納品ボタン33dが押されると、管理装置50の会員DB63の当該会員の管理データである貯玉データ数から代金に換算された玉数を差し引くことになる。
図6cの指定品目表示に注文個数を表示に、「1個」・「2個」・「3個」などと追加表示するようにしても良い
図中の表示「戻る」は、各画面の一つ目の表示に戻るようにさせて、入力ミスを防ぐようにしてある。
【0039】
この後、遊技中に今度は、飲食物を欲した場合には、注文メニューボタン33bを押して、表示部34の表示に図6aの注文メニュー画面を表示させ、飲み物を注文したい場合には「ドリンク」を、食事を注文したい場合には「食事」を押すと、「ドリンク」は図7のように、また「食事」であった場合には図8のようにメニューが表示され、いずれであっても注文品目の選択画面を経て、注文受付画面によって注文品が届けられるのを待つことになる。
注文品が届けられた際の処理は納品ボタン33dが押されることで、「タバコ」での処理と同様に行われる。
【0040】
本発明の遊技場における注文システムでは、注文受付画面表示と共に、会員である「遊技者A」が遊技機構1の「遊技機構の管理番号NNN」から注文した品目が、管理装置50に注文データとして引き継がれ、注文管理装置65の会員別の注文履歴にデータとして加えられるから、再び「タバコ」を注文しようとすると次のように初回の注文メニューの画面表示が異なってくる。
【0041】
初回の注文から2回目以降の注文に対しては、注文品目の選択画面が省略されて表示される。
初回同様に、注文メニューボタン33bを押すと表示部34に図9a(図6aと同表示)の注文メニュー画面が表示されるから「タバコ」を押す、ここまでは同様な操作である。
すると、表示部34には図9bのように、遊技者Aが前回に注文された銘柄の指定品目が表示されるのである。
嗜好品であれば大概の人は、いつも同じ物を買い求めるのが常であるから、注文の際に銘柄から一々選択させ直す必要はないのであるから、必要な注文手続を省いた方が便利であるし、利用者からは歓迎される。
【0042】
図9bで、前回と同じ品目で注文するのであれば「YES」を、今回は前回とは違う品目を買い求めたいのであれば「NO」を押す。
「YES」であれば、図9cの注文受付画面が表示され、納品がされた時の処理は前回の納品の時と同様な操作処理が行われることになる。
「NO」であれば、図6bの銘柄選択画面が表示されるから、初回の注文操作と同様な操作手順で行い、図6eの注文受付画面で前回とは異品目を注文できる。
【0043】
注文品が「タバコ」以外の「ドリンク」あるいは「食事」であっても、次回注文時には前回注文した品目が表示されから、前回と同じ品目を再び注文するのであれば「YES」を、前回とは違う品目を注文したいのであれば「NO」を選択する。
【0044】
このように会員である遊技者Aが注文した品目は、注文の度に管理装置50のデータベースに注文履歴として記録されるから、日を改めて来店して会員カードによる遊技を行って、遊技中に注文(例えば、タバコ)をする際には、前回来店時に注文した注文履歴データによって、注文メニューボタン33bを操作すると表示部34に表示される画面(図9a)の注文メニュー画面から「タバコ」を押す。さすれば前回来店時の注文された品目が画面表示(図9b)されることによって、いつもの好みの品目が即座に注文できる(図9c)。
このような注文は会員である限り、いつでも毎回利用できる。
【0045】
当日限りで利用する会員カードを保有しない非会員(以下、遊技者Bという)にも本発明の遊技場における注文システムを利用することが可能であるが、遊技者Bは注文品の代金支払いは玉ではできず、専ら現金でのみする点で会員である遊技者Aとは異なる。
遊技者Bは、遊技開始に当たって、先ず台間玉貸機20に紙幣を挿入または硬貨を投入して貸玉を受けて遊技を開始する。
この時に、管理装置50に、「遊技者B(非会員)」が遊技機10の「管理台番号NNN」にて遊技開始されたことをセットされたデータとして入力される。
これは当日の遊技終了時点、あるいは一定時間が経過して遊技が継続されていないと判断がされた時点までである。
【0046】
この遊技者Bが、遊技中に注文をする場合には、注文メニューボタン33bを押すと、表示部34の表示が遊技台情報表示から、図6aの注文メニュー画面に切り替わる。
ここで遊技者Bがタバコを注文しようとした場合を例にして操作手順を説明すると、メニュー表示から「タバコ」を選択して押す、すると図6bの「タバコ」の銘柄選択画面が表示される。
【0047】
銘柄表示から指定銘柄である「MILDSEVEN」(登録商標)を選択して押すと、図6cの指定品目選択画面に辿り着き、愛飲している「3mg」を押すことになる。
すると、図6dの注文確認画面となるが、非会員である遊技者Bからの注文であることが判明しているので、表示「玉」は消灯(操作不可状態)させ、「現金」のみの支払いであることを確認させて押させると、図6eの注文受付画面となるが、この場合の表示「玉NNN個です。」という案内表示は消灯して非表示させる。
この注文受付画面表示と共に、「遊技者B」が遊技機構1の「遊技機構の管理番号NNN」から、「タバコMILDSEVEN(登録商標)3mg」を注文したことが呼び出しランプ30から、管理装置50に注文データとして引き継がれ、注文管理装置65の遊技台別の注文履歴にデータとして加えられるのである。
【0048】
暫くして注文品が届けら、現金と引き替えに届けた店員が納品ボタン33dを押して注文取引が完了する。
【0049】
この後、遊技中に今度は、飲食物を欲した場合には、注文メニューボタン33bを押して、表示部34の表示に図6aの注文メニュー画面を表示させ、飲み物を注文したい場合には「ドリンク」を、食事を注文したい場合には「食事」を押すと、「ドリンク」は図7のように、また「食事」であった場合には図8のようにメニューが表示され、いずれであっても注文品目の選択画面を経て、注文受付画面によって注文品が届けられるのを待つことになる。
注文品が届けられた際の処理は納品ボタン33dが押されることで、「タバコ」での処理と同様に行われる。
【0050】
本発明の遊技場における注文システムでは、注文受付画面表示と共に、非会員であっても「遊技者B」が遊技機構1の「遊技機構の管理番号NNN」から注文した品目が、遊技の継続中は管理装置50に注文データとして引き継がれ、注文管理装置65の遊技台別の注文履歴にデータとして加えられるから、再び「タバコ」を注文しようとすると次のように初回の注文メニューの画面表示が異なってくる。
【0051】
初回の注文から2回目以降の注文に対しては、会員である遊技者Aが注文する場合の操作と同じであるが、納品時に会員である遊技者Aは玉または現金のいずれかの選択による支払いが可能であるのに対し、非会員である遊技者Bの注文品引き渡しの時には常に現金に限られることのみ相違する。
【0052】
次いで、本発明の第2実施例について説明する。
図10は、本実施例における注文システムの概念図である。
本実施例の遊技機構1は、パチンコ遊技機10、台間玉貸機20から構成される。
遊技機10は、遊技台情報を台間玉貸機20の制御部226の受信手段に伝送するCPU11を備える。
台間玉貸機20には図示しないが、遊技台情報(特賞確率や出玉率および特賞発生回数や発生履歴等)を情報提供するためと注文を操作できる表示部234を備えると共に、カード処理部221、紙幣処理部222、貨幣処理部223、貸玉処理部224、テンキー225、表示部234、呼び出し表示232を備える。
遊技機構1は複数連ねて設置する場合に通信ネットワーク、あるいは中継器55を経由して管理装置50に接続される。
本例の管理装置50の制御部60の構成と機能、さらには注文管理装置65の処理機能についても実施例1と同様であるので、説明を省略する。
【0053】
図11は、台間玉貸機20の制御部226の構成を示すブロック図である。
制御部226には、操作入力手段を構成するタッチパネル機能を有する表示部234が接続されている。
操作入力系と表示出力系には、押圧操作してデータ表示243または注文メニュー表示244を切り替え表示させる画面表示切替手段を構成するデータボタン233aと注文メニューボタン233bが設けられ、画面表示切替手段の操作から表示部234に表示されるメニュー選択から注文受付までを操作させる注文操作手段(タッチパネルとしても機能する表示部234)とが接続されている。
【0054】
データ入出力には、遊技台10から伝送されるデータを受信する受信手段(受信部241)と、遊技機10からの遊技台情報と台間玉貸機20からのカードデータや売上信号と表示部234で注文操作がされて注文が確定された際に遊技者情報・遊技機構のアドレス情報・注文品目を管理装置50に伝送する送信手段(送信部242)が接続されている。
さらに店員呼び出しのためのCALLボタン233c、注文品の納品完了を伝える納品ボタン233d、遊技台10からの日々変化する遊技台情報をデータ記憶するための記憶部245が接続され、呼び出し表示232はCALLボタン233cが操作された時や遊技台の大当たり信号の時に点灯あるいは点滅表示するよう接続されている。
【0055】
本例における注文システムの注文操作について説明する。
台間玉貸機20には、待機中は表示部234には遊技台情報が表示されている。
遊技客はこの遊技台情報から遊技台を選択することになる。遊技客が個人を特定する情報が書き込まれた会員カードの保有者(以下、遊技者Aという)であれば、台間玉貸機20のカード挿入口221から挿入し、テンキー225で暗証番号を入力することで遊技者A(会員No.NNNN)が登録情報から特定される。
この時点で、管理装置50に、「遊技者A(会員No.NNNN)」が遊技機構1の「遊技機構の管理番号NNN」にて遊技開始されたことをセットされたデータとして入力され、会員DB63を検索して会員番号の格納データに貯玉が記録されていたら台間玉貸機20に利用可能な貯玉数データを送信することになる。したがって、挿入カードに既に獲得済みの貯玉が在れば再プレー可能となる。
【0056】
ここで、遊技者Aが注文メニューボタン233bを押して、表示部234の画面表示を遊技台情報表示から図6aの注文メニュー画面に切り替えて、表示された注文メニュー画面から「タバコ」を選択した場合を例にすると、注文受付画面表示までの注文操作の操作手順と注文品の届けられた際の支払い処理等は、実施例1で詳述した内容と同方法が採用されている(参照段落0032〜0047)。
【0057】
次いで、本発明の第3実施例について説明する。
本実施例の遊技機構1は、パチンコ遊技機10、台間玉貸機20、呼び出しランプ30から構成される。
呼び出しランプ30には図示しないが、前記の実施例1と同様に、表示部34・各ボタン33a〜33d・ランプ32を備えると共に、挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きをするカード処理部331を備え、表示部34に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技台の管理台番号を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信する制御部40とから構成したものである。
本実施例によれば、該制御部40内の記憶部45にアドレス情報(ネットワークに接続された各呼び出しランプ30に割り振られた識別番号)と注文品目とカード情報とを組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする。
【0058】
次いで、本発明の第4実施例について説明する。
本実施例では、パチンコ遊技機10、台間玉貸機20、呼び出しランプ30から構成される遊技機構、またはパチンコ遊技機10、台間玉貸機20から構成される遊技機構のいずれかの遊技機構1に図示しないが、挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きをするカード処理部401を備えたカードユニット400を備えた構成したものである。
本例の場合の遊技機構で、パチンコ遊技機10、台間玉貸機20、呼び出しランプ30から構成される遊技機構では、前記の実施例1の台間玉貸機20のカード処理部21をカードユニット400(カード処理部401)に置き換えたものである。
また、本例の場合の遊技機構で、パチンコ遊技機10、台間玉貸機20から構成される遊技機構では、前記の実施例2の台間玉貸機20のカード処理部21をカードユニット400(カード処理部401)に設け、カード処理専用ユニットとしたものである。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】遊技機構である遊技機、台間玉貸機、呼び出しランプの配置を示した正面図である。
【図2】呼び出しランプの正面図である。
【図3】本発明の遊技場における注文システムの概念図である。
【図4】呼び出しランプの制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】管理装置の制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】実施例のおける注文品「タバコ」の場合の注文メニュー画面から注文受付画面の表示説明図である。
【図7】実施例における注文品「ドリンク」の場合の表示説明図である。
【図8】実施例における注文品「食事」の場合の表示説明図である。
【図9】実施例おける2回目以降の注文に対する表示説明図である。
【図10】第2実施例における遊技場における注文システムの概念図である。
【図11】第2実施例における遊技媒体貸出機の制御部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0060】
10 遊技機
20 台間玉貸機
30 呼び出しランプ
33a データボタン
33b 注文メニューボタン
33c CALLボタン
33d 納品ボタン
34 表示部
40 呼び出しランプ制御部
50 管理装置
55 中継器
60 管理装置制御部
65 注文管理装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技台と遊技媒体貸出機と呼び出しランプとから構成される遊技機構と、これら遊技機構からの情報を管理する遊技場管理装置からなる注文システムであって、
遊技媒体貸出機には、挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きするカード処理部を備え、
前記呼び出しランプには、
遊技台情報と注文受付を画面表示する表示部と、
遊技台から出力される遊技台情報および遊技媒体貸出機から出力されるカード挿入によるカード情報の各遊技機構からの受信手段と、
遊技機構の情報を遊技場管理装置へ出力する送信手段と、を備えた制御部を設けると共に、
該制御部は、
前記表示部に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、
注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、
該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする遊技場における注文システム。

【請求項2】
遊技台と遊技媒体貸出機とから構成される遊技機構と、これら遊技機構からの情報を管理する遊技場管理装置からなる注文システムであって、
遊技媒体貸出機には、
挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きするカード処理部と、遊技台情報と注文受付を画面表示する表示部とを設け、
遊技台から出力される遊技台情報の受信手段と、
該遊技媒体貸出機へのカード挿入によるカード情報を遊技場管理装置へ出力する送信手段と、を備えた制御部を設けると共に、
該制御部は、
前記表示部に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、
注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、
該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする遊技場における注文システム。

【請求項3】
遊技台と遊技媒体貸出機と呼び出しランプとから構成される遊技機構と、これら遊技機構からの情報を管理する遊技場管理装置からなる注文システムであって、
前記呼び出しランプには、
挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きするカード処理部と、
遊技台情報と注文受付を画面表示する表示部と、
遊技台から出力される遊技台情報の受信手段と、
遊技機構の情報を遊技場管理装置へ出力する送信手段と、を備えた制御部を設けると共に、
該制御部は、
前記表示部に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、
注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、
該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする遊技場における注文システム。

【請求項4】
遊技台と遊技媒体貸出機と呼び出しランプとから構成される遊技機構、または遊技台と遊技媒体貸出機とから構成される遊技機構のいずれかの遊技機構において、
挿入されることによって遊技者を特定するカードの読み書きするカード処理部を備えたカードユニットを設け、
遊技機構である呼び出しランプ、または遊技媒体貸出機のいずれかに、
遊技台情報と注文受付を画面表示する表示部と、
遊技台から出力される遊技台情報、およびカードユニットから出力されるカード挿入によるカード情報の受信手段と、
遊技機構の情報を遊技場管理装置へ出力する送信手段と、を備えた制御部を設けると共に、
該制御部は、
前記表示部に遊技台からの遊技台情報画面と注文受付画面とを切り替える画面表示切替操作手段と、
注文受付の際に注文品目のメニュー選択から注文受付までを画面表示させる注文操作手段と、
該注文操作手段によって注文が決定されると、注文品目とカード情報と遊技機構のアドレス情報を組情報として遊技場管理装置に前記送信手段から送信することを特徴とする遊技場における注文システム。

【請求項5】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技場における注文システムにおいて、
遊技客が遊技の最中に注文しようとした際に、初回注文操作は層別メニューから順次選択させることになるが、同遊技客の遊技中における注文が度重なる毎に注文履歴に注文品目を記憶させ、再び同遊技客から同類の再度の注文の際に、前回注文した品目を表示させて層別メニューからの選択操作を省いたことを特徴とする遊技場の注文システムにおける注文方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−45190(P2009−45190A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−213247(P2007−213247)
【出願日】平成19年8月20日(2007.8.20)
【出願人】(000162906)シチズン狭山株式会社 (162)
【Fターム(参考)】