説明

遊技媒体貯蓄システム及び遊技媒体貯蓄方法

【課題】同一会員保有の複数枚のカードの持玉情報を簡単に貯玉できる。
【解決手段】会員ID単位で貯玉残高を管理する会員管理DB16を備えた管理装置4と、会員カード又は一般カードを識別するカードID単位で持玉情報を管理する持玉管理DB24を備えた持玉管理サーバ5と、一般カードに記録中のカードIDを取得すると共に、会員カードに記録中のカードID及び会員IDを取得するリーダライタ部32と、カードIDを取得すると、カードIDに対応した持玉情報を持玉管理サーバ5から取得する持玉情報取得部44と、順次取得した持玉情報及び、取得した会員IDを現在会員持玉記憶部36に記憶する記憶制御部47と、貯玉指示操作を検出すると、現在会員持玉記憶部36に記憶中の全持玉情報を、現在会員持玉記憶部36に記憶中の会員IDに対応した会員管理DB16に管理中の貯玉残高に加算更新する貯玉処理部50とを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技店内の特定個人が保有する保有遊技媒体数を特定個人の貯蓄中遊技媒体数として貯蓄する遊技媒体貯蓄システム及び遊技媒体貯蓄方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、本出願人は、遊技店内の会員である遊技客が獲得した遊技媒体、例えば、持玉を景品交換することなく、遊技店内の会員の貯玉口座に貯玉すると共に、会員の貯玉口座から自分の持玉を引き出して再プレイを可能にする貯玉管理装置を提案している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、遊技台のプレイ終了時に獲得した持玉総数の範囲内で任意の玉数を、景品交換カウンタ内のオペレータ操作で会員の貯玉口座に貯玉できるようにしたので、遊技客は、オペレータを通じて、持玉総数範囲内で希望に沿う持玉数を会員の貯玉口座に貯玉することができる。
【0004】
また、近年、遊技店では、島端等に配置される玉計数機での玉計数を不要化する観点から、各遊技台に併設される台間機が玉計数機能を有し、この台間機の玉計数機能で獲得玉数を計数し、その計数結果を持玉として記憶管理し、持玉数範囲内で玉に戻して遊技を行うことができる各台計数システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
特許文献2では、遊技店の会員カードを使用して遊技台のプレイ終了時に、現在のプリペイド残高に関わるプリペイド残高情報や、現在持玉数に関わる持玉情報等を含む会員カードを遊技客に返却するものである。尚、会員カードとは、遊技店に会員登録した遊技客が使用するプリペイド一体型会員カードに相当するものである。
【0006】
また、特許文献2では、現金や一般カードを使用して遊技台のプレイ終了時に、現在のプリペイド残高を特定するプリペイド残高情報や、現在持玉数を特定する持玉情報等を含む一般カードを遊技客に返却するものである。尚、一般カードとは、遊技店の非会員の遊技客が使用する一般のプリペイドカードに相当するものである。
【0007】
特許文献2では、遊技台のプレイ終了後、遊技客は、遊技店内の景品交換カウンタに赴き、一般カード又は会員カードをオペレータに渡し、この一般カード又は会員カードの持玉情報に基づき、景品交換や、その持玉を遊技店内の会員の貯玉口座に貯玉することができる。
【0008】
また、本出願人は、遊技客の個人情報を用いて遊技店に登録された会員と、遊技客の携帯電話機を用いて遊技店に仮登録された仮会員との貯玉情報を管理し、各会員及び各仮会員に対して貯玉情報を利用した再プレイサービスを提供する携帯貯玉システムも提案している(例えば、特許文献3参照)。
【0009】
特許文献3では、会員カードが発行されていない遊技客であっても、玉計数機の携帯用リーダライタ部に遊技客の携帯電話機をかざし操作することで、携帯電話機内部のICチップの製造番号(以下、単にIDmと称する)に対応付けて遊技客を仮会員登録し、遊技客は遊技店内のカウンタに赴かなくても、その持玉を会員の貯玉口座に貯玉することができる。
【0010】
【特許文献1】特開平7−51458号公報(要約書及び図1参照)
【特許文献2】特開2007−229111号公報(段落番号「0026」及び図1参照)
【特許文献3】特開2008−188031号公報(要約書及び図2参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記従来の遊技媒体貯蓄システムでは、遊技店内の会員であっても、会員カードだけでなく、紙幣や一般カードを挿入して遊技台でプレイを開始することもあるため、通常、会員であっても、会員カードの他に、複数枚の一般カードを保有する場合がある。
【0012】
また、従来の遊技媒体貯蓄システムでは、一般カードと会員カードとで別々のリーダライタ部を備え、これら別々のリーダライタ部を使用して各カードの持玉情報を取得し、会員の貯玉口座に持玉情報を貯玉するようにしたが、一般カード用及び会員カード用のリーダライタ部に分別する必要があるため、システム全体のコスト増加に繋がる。
【0013】
また、会員カード及び一般カードのリーダライタ部を共有化することも考えられるが、同一会員で会員カードの他に一般カードが複数枚に及ぶ場合、会員の貯玉口座を識別する会員IDが会員カードにしか記録されていないため、オペレータ側では、複数枚のカードの内、特に会員カードの読取順序を意識する必要がある。
【0014】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コストの大幅削減を図りながら、同一特定個人(会員)保有の一般記録媒体(一般カード)が複数枚に及んだとしても、特定個人記録媒体(会員カード)の読取順序を意識することなく、簡単な操作で同一特定個人(会員)保有の各記録媒体(カード)の保有遊技媒体数(持玉情報)を貯蓄(貯玉)することができる遊技媒体貯蓄システム及び遊技媒体貯蓄方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するために本発明の遊技媒体貯蓄システムは、特定個人を識別する特定個人識別情報単位で貯蓄中遊技媒体数を管理する貯蓄中遊技媒体数管理部と、前記特定個人識別情報が記録された特定個人記録媒体、又は保有遊技媒体数を特定可能な媒体数情報が記録された一般記録媒体から記録情報を読み取る記録媒体読取部と、前記記録媒体読取部にて前記特定個人記録媒体から読み取られた前記特定個人識別情報を所定の記憶部に記憶すると共に、前記一般記録媒体から読み取られた前記媒体数情報から特定される前記保有遊技媒体数を累積して前記所定の記憶部に記憶する記憶制御部と、貯蓄指示操作を検出すると、前記所定の記憶部の記憶内容に前記特定個人識別情報が記憶されていることを条件に、前記所定の記憶部に記憶中の前記保有遊技媒体数を、前記特定個人識別情報に対応した前記貯蓄中遊技媒体数管理部に管理中の前記貯蓄中遊技媒体数に加算更新する貯蓄更新制御部とを有することを要件とする。
【0016】
本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の構成において、前記記憶制御部は、前記貯蓄中遊技媒体数管理部に管理中の貯蓄中遊技媒体数に対する加算更新が完了すると、前記所定の記憶部に記憶中の特定個人識別情報及び保有遊技媒体数を消去することを要件とする。
【0017】
本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の構成において、前記記憶制御部は、景品交換指示操作を検出すると、前記所定の記憶部に記憶中の保有遊技媒体数から交換対象の景品相当玉数を減算し、その減算結果を現在保有遊技媒体数として記憶更新することを要件とする。
【0018】
本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の構成において、前記記憶制御部は、合算指示操作を検出すると、前記所定の記憶部に記憶中の保有遊技媒体数を、これら保有遊技媒体数に関わる媒体識別情報の内、任意の媒体識別情報に対応付けて記憶更新することを要件とする。
【0019】
本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の構成において、前記任意の媒体識別情報は、前記特定個人記録媒体の前記媒体識別情報に相当することを要件とする。
【0020】
本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の構成において、前記特定個人記録媒体にも前記保有遊技媒体数を特定可能な前記媒体数情報が記録され、前記記憶制御部は、前記記録媒体読取部にて前記特定個人記録媒体から読み取られた前記媒体数情報から特定される前記保有遊技媒体数と、前記一般記録媒体から読み取られた前記媒体数情報から特定される前記保有遊技媒体数とを累積して前記所定の記憶部に記憶することを要件とする。
【0021】
本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の構成において、前記記録媒体読取部は、前記特定個人保有の携帯電話機から携帯電話機識別情報を読み取り、前記貯蓄中遊技媒体数管理部は、前記携帯電話機識別情報を前記特定個人識別情報に対応付けて管理し、前記貯蓄中遊技媒体数管理部は、前記携帯電話機識別情報に対応付けて前記保有遊技媒体数を管理する保有遊技媒体数管理部を備え、前記記憶制御部は、前記記録媒体読取部にて前記携帯電話機から読み取られた前記携帯電話機の携帯電話機識別情報を前記所定の記憶部に記憶すると共に、前記保有遊技媒体数管理部から前記携帯電話機識別情報に対応付けられた前記保有遊技媒体数を取得して前記所定の記憶部に記憶し、前記貯蓄更新制御部は、前記貯蓄更新操作を検出すると、前記所定の記憶部に記憶中の保有遊技媒体数を、前記携帯電話機識別情報に対応付けて前記貯蓄中遊技媒体数管理部にて管理される貯蓄中遊技媒体数に加算更新することを要件とする。
【0022】
本発明の遊技媒体貯蓄方法は、特定個人を識別する特定個人識別情報単位で貯蓄中遊技媒体数を管理する貯蓄中遊技媒体数管理部に管理する貯蓄中遊技媒体数管理ステップと、前記特定個人識別情報が記録された特定個人記録媒体、又は保有遊技媒体数を特定可能な媒体数情報が記録された一般記録媒体から記録情報を読み取る記録媒体読取ステップと、
前記記録媒体読取ステップによる前記特定個人記録媒体から読み取られた前記特定個人識別情報を所定の記憶部に記憶すると共に、前記一般記録媒体から読み取られた前記媒体数情報から特定される前記保有遊技媒体数を累積して前記所定の記憶部に記憶する記憶制御ステップと、貯蓄指示操作を検出すると、前記所定の記憶部の記憶内容に前記特定個人識別情報が記憶されていることを条件に、前記所定の記憶部に記憶中の前記保有遊技媒体数を、前記特定個人識別情報に対応した前記貯蓄中遊技媒体数管理部に管理中の前記貯蓄中遊技媒体数に加算更新する貯蓄更新制御ステップとを含むことを要件とする。
【発明の効果】
【0023】
上記のように構成された本発明の遊技媒体貯蓄システムでは、特定個人記録媒体及び一般記録媒体の記録情報を読み取る記録媒体読取部を特定個人記憶媒体及び一般記録媒体で共有化することでシステムコストの大幅削減を図りながら、同一特定個人が保有する特定個人記録媒体の他に、一般記録媒体が複数あったとしても、記録媒体の読取順序を意識することなく、一回の処理で、複数の記録媒体の保有遊技媒体数を貯蓄することができるという効果を奏する。
【0024】
また、本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の効果に加えて、所定の記憶部に記憶中の特定個人識別情報及び保有遊技媒体数を消去するようにしたので、次回の新たな特定個人の保有遊技媒体数及び特定個人識別情報を記憶することができるという効果を奏する。
【0025】
また、本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の効果に加えて、景品交換操作を検出すると、所定の記憶部に記憶中の保有遊技媒体数から景品交換できると共に、その減算結果である保有遊技媒体数に相当する端数を貯蓄することもできるという効果を奏する。
【0026】
また、本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の効果に加えて、合算指示操作を検出すると、同一特定個人が保有する複数の記録媒体の保有遊技媒体数を一枚の記録媒体にまとめることができるという効果を奏する。
【0027】
また、本発明の遊技媒体貯蓄システムでは、上記発明の効果に加えて、任意の媒体識別情報は、特定個人記録媒体の媒体識別情報に相当するので、合算指示操作を検出すると、同一特定個人が保有する複数の記録媒体の保有遊技媒体数を一枚の特定個人記録媒体にまとめることができるという効果を奏する。
【0028】
また、本発明の遊技媒体貯蓄システムでは、上記発明の効果に加えて、一回の処理で、同一特定個人が保有する一般記録媒体に記録する保有遊技媒体数に特定個人記録媒体に記録する保有遊技媒体数も含めて貯蓄することができるという効果を奏する。
【0029】
また、本発明の遊技媒体貯蓄システムは、上記発明の効果に加えて、特定個人保有の携帯電話機を使用し、同一特定個人が保有する一般記録媒体が複数あったとしても、記録媒体及び携帯電話機の読取順序を意識することなく、一回の処理で、携帯電話機及び複数の記録媒体の保有遊技媒体数を貯蓄することができるという効果を奏する。
【0030】
また、本発明の遊技媒体貯蓄方法では、同一特定個人が保有する特定個人記録媒体の他に、一般記録媒体が複数あったとしても、記録媒体の読取順序を意識することなく、一回の処理で、複数の記録媒体の保有遊技媒体数を貯蓄することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、図面に基づき本発明の遊技媒体貯蓄システム及び遊技媒体貯蓄方法に関わる実施例について詳細に説明する。
【0032】
まず、最初に本実施例の概要を説明するとすれば、その概要は、例えば、遊技店会員が保有する会員カード及び複数枚の一般カードの持玉情報を会員カードの読取順序を意識することなく、景品管理機のオペレータ操作で会員カード及び一般カードの持玉情報を取得し、この取得した持玉情報を会員の貯玉口座に貯玉するものである。
【0033】
その結果、本実施例では、同一会員が保有する会員カードの他に一般カードが複数枚あったとしても、会員カードの読取順序を意識することなく、一回の処理で、複数枚のカードの全持玉情報を会員の貯玉口座に貯玉することができるというものである。
【実施例】
【0034】
図1は、本実施例の遊技台管理システム全体の概略構成を示すブロック図である。
【0035】
図1に示す遊技台管理システム1は、複数の遊技台110と、遊技台110毎に設け、例えば、入金操作、カードの挿入操作や携帯電話機2のかざし操作に応じて遊技玉を貸し出す玉貸機能や、貯玉残高から持玉を再度貸し出す再プレイ機能を有する玉貸出機120と、遊技台110及び玉貸出機120を配置した遊技島毎の中継機能を司る島コントローラ130とを有している。
【0036】
玉貸出機120は、各台計数機能を有し、獲得玉を計数した上で、玉に戻して遊技を行ったり、玉数をカード、例えば、一般カードや会員カードに紐付けして排出するものである。
【0037】
また、遊技台管理システムは、景品の交換処理や在庫管理を行う景品管理機3と、特殊景品を払い出す景品払出機140と、カード(一般カードや会員カード)や携帯電話機2等を使用しての会員登録やオペレータ操作で貯玉登録するカード処理機150と、会員カードや一般カード等の現在プリペイド残高を精算するカード精算機160と、この遊技台管理システム1全体を管理制御する管理装置4とを有している。
【0038】
さらに、遊技台管理システムは、会員カードや一般カード等の現在持玉情報を集中管理する持玉管理サーバ5を有している。
【0039】
また、遊技台管理システム1は、島コントローラ130、景品管理機3、カード処理機150、カード精算機160、管理装置4及び持玉管理サーバ5間をLAN接続し、これら島コントローラ130、景品管理機3、カード処理機150、カード精算機160、管理装置4及び持玉管理サーバ5間のデータ通信を実現している。
【0040】
カード処理機150は、携帯電話機2を用いた仮会員登録や、登録済み会員及び仮会員による貯玉を行う際に利用される会員用端末装置に相当し、会員カードに記録した会員IDを読み取るカードリーダ部と、携帯電話機2から会員ID(正確にはIDm)を読み取る携帯用リーダライタ部とを有している。尚、カードリーダ部は、一般カードに記録した内容も読取可能である。
【0041】
図2は、管理装置4内部の概略構成を示すブロック図である。
【0042】
管理装置4は、LANと通信接続する管理装置側通信インタフェース11と、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスに相当し、各種情報を入力する入力部12と、例えば、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスに相当し、各種情報を出力する出力部13と、例えば、ハードディスクや不揮発性メモリ等の記憶デバイスに相当し、各種情報を記憶管理する記憶管理部14と、管理装置4全体を制御する管理装置側制御部15とを有している。
【0043】
記憶管理部14は、会員申込用紙への記入を通じて一定の個人情報が登録された会員や、携帯電話機2を通じてIDm及び属性情報のみが登録された仮会員を記憶管理する会員管理データベース(以下、単にDBと称する)16と、会員カードや一般カード等のカードに関わる各種情報を記憶管理するカード管理DB17とを有している。
【0044】
カード管理DB17は、カードを識別するカードID毎に、現在プリペイド残額を管理するプリペイド残高DB17Aと、カードID毎に、遊技客が獲得した持玉を景品交換することなく、遊技店に預ける玉を示す貯玉数(貯玉残高)を管理する貯玉DB17Bとを有し、カードID毎に、現在プリペイド残高及び現在貯玉数を集中管理している。
【0045】
図3は、実施例の管理装置4内の会員管理DB16内部のデータ内容を端的に示す説明図である。
【0046】
図3に示す会員管理DB16は、会員ID16A毎に会員種別16B、会員の貯玉口座内の貯玉残高16C、属性情報16D、会員保有の携帯電話機2のIDm16E及び会員識別の暗証番号16Fを記憶したデータベースに相当するものである。尚、属性情報16Dには、電話番号、生年月日やフリーキーワード等が含まれるものである。ここで、会員種別16Bを記憶した理由は、仮会員と本会員とを区別するものである。
【0047】
図2に示す管理装置4では、会員管理DB16で会員ID16A毎に会員種別16B、貯玉残高16C、属性情報16D、IDm16E及び暗証番号16Fを集中管理している。
【0048】
管理装置4内の管理装置側制御部15は、会員管理DB16内の貯玉残高16Cを管理する貯玉管理部15Aと、携帯電話機2を使用した仮会員登録を要求する仮会員登録処理部15Bと、カード管理DB17を管理するカード管理部15Cとを有している。
【0049】
貯玉管理部15Aは、カード処理機150又は景品管理機3から貯玉加算指示を受け付けた場合、該当する貯玉口座内の貯玉残高を加算処理し、玉貸出機120又は景品管理機3から貯玉減算指示を受け付けた場合、該当する貯玉口座内の貯玉残高を減算処理するものである。
【0050】
仮会員登録処理部15Bは、遊技客がカード処理機150の携帯用リーダライタ部に対する携帯電話機2のかざし操作を検出すると、この携帯電話機2のICチップ2AからIDmを読み取り、別途入力された属性情報及び暗証番号と共に会員管理DB16に登録することになる。
【0051】
カード管理部15Cは、カードIDに基づき、カード管理DB17内のプリペイド残高DB17A及び貯玉DB17Bを紐付け管理するものである。
【0052】
また、玉貸出機120は、カードのプリペイド残額の問合せや玉貸要求を実行すると共に、プリペイド残額が玉貸可能残額以上の場合に遊技台110に対して玉貸出サービスを実行するものである。
【0053】
また、玉貸出機120は、会員の会員カード挿入操作や会員の携帯電話機2のかざし操作に応じて、会員の貯玉残高がある場合、貯玉残高から持玉を引き出す再プレイサービスを実行するものである。
【0054】
図4は、持玉管理サーバ5内部の概略構成を示すブロック図である。
【0055】
図4に示す持玉管理サーバ5は、LANと通信接続する持玉管理サーバ側通信インタフェース21と、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスに相当し、各種情報を入力する入力部22と、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスに相当し、各種情報を出力する出力部23と、例えば、ハードディスクや不揮発性メモリ等の記憶デバイスに相当し、会員カード及び一般カードのカードID毎に、遊技客が獲得した持玉数を持玉情報として管理する持玉管理DB24と、持玉管理サーバ5全体を制御するサーバ側制御部25とを有している。
【0056】
サーバ側制御部25は、持玉管理サーバ側通信インタフェース21を通じてLAN経由で島コントローラ130と通信接続し、島コントローラ130を通じて玉貸出機120内部の会員カード及び一般カードの持玉情報を所定タイミングで収集するものである。尚、所定タイミングとは、例えば、遊技台110のプレイ終了時に玉貸出機120から会員カード又は一般カードを返却するタイミング等に相当するものである。
【0057】
また、サーバ側制御部25は、島コントローラ130を通じて各カードのカードID単位で持玉情報を収集すると、持玉管理DB24内にカードID24A単位で持玉情報24Bを記憶するものである。
【0058】
その結果、持玉管理サーバ5では、玉貸出機120から返却した会員カード及び一般カード等の全カードのカードID24A単位に持玉情報24Bを集中管理するものである。
【0059】
図5は、景品管理機3内部の概略構成を示すブロック図である。
【0060】
図5に示す景品管理機3は、遊技店内の景品交換カウンタに配置し、LANと通信接続する通信インタフェース31と、カード処理機150とのインタフェースを司ると共に、このカード処理機150を通じて会員カード及び一般カード等の非接触型ICカードからのデータ内容を取得するカードインタフェース32と、各種情報を表示する表示部33と、各種コマンドを入力する操作部34と、暗証番号等を入力するテンキー部35と、後述する会員持玉整理処理時に、取引会員の持玉情報及び会員ID等を記憶する現在会員持玉記憶部36と、景品管理機3全体を制御する制御部37とを有している。
【0061】
カードインタフェース32は、カード処理機150に対する一般カード又は会員カードのかざし操作に応じて、一般カード又は会員カードとのデータ通信を実現するものである。
【0062】
また、カードインタフェース32は、カード処理機150に対する携帯電話機2のかざし操作に応じても携帯電話機2とのデータ通信を実現するものである。
【0063】
制御部37は、カードインタフェース32を通じて一般カード又は会員カードのかざし操作に応じてカードIDを取得するカードID取得部41と、カードインタフェース32を通じて会員カードの会員IDを取得する会員ID取得部42と、カードインタフェース32を通じて携帯電話機2のIDmを取得する会員IDm取得部43とを有している。
【0064】
制御部37は、カードID取得部41にてカードIDを取得すると、カードIDに対応する持玉情報を取得する持玉情報取得部44と、会員ID取得部42にて会員IDを取得すると、会員IDに対応する会員IDがあるか否かを照合する会員ID照合部45とを有している。
【0065】
持玉情報取得部44は、カードIDに対応する持玉情報を取得すべく、LAN経由で持玉管理サーバ5に問合せるものである。尚、持玉管理サーバ5内のサーバ側制御部25は、持玉管理DB24内のカードID24Aに対応する持玉情報24Bを取得し、LAN経由で持玉情報24Bを景品管理機3に通知するものである。
【0066】
会員ID照合部45は、会員カードの会員IDが会員管理DB16内にあるか否かを照合すべく、LAN経由で管理装置4に問合せるものである。尚、管理装置4内の管理装置側制御部15は、会員IDが会員管理DB16内にあるか否かを判定し、その判定結果をLAN経由で景品管理機3に通知するものである。会員ID照合部45は、管理装置4の問合せ結果に基づき、会員カードの会員IDが会員管理DB16内にあるか否かを判定するものである。
【0067】
制御部37は、テンキー部35を通じて暗証番号を照合する暗証番号照合部46と、現在会員持玉記憶部36を記憶制御する記憶制御部47と、景品交換処理を実行する景品交換処理部48と、持玉合算処理を実行する持玉合算処理部49と、貯玉処理を実行する貯玉処理部50とを有している。
【0068】
暗証番号照合部46は、会員ID照合部45にて会員IDが会員管理DB16内にある場合、テンキー部35を通じて暗証番号を取得し、暗証番号が会員管理DB16内の会員IDに対応した会員暗証番号に合致したか否かを照合すべく、LAN経由で管理装置4に問合せるものである。尚、管理装置4内の管理装置側制御部15は、暗証番号が会員管理DB16内の会員IDに対応した会員暗証番号に合致したか否かを判定し、その判定結果をLAN経由で景品管理機3に通知するものである。暗証番号照合部46は、管理装置4の問合せ結果に基づき、暗証番号を照合するものである。
【0069】
記憶制御部47は、持玉情報取得部44を通じて一般カード又は会員カードのカードIDに対応した持玉情報を取得すると、この持玉情報をカードIDに対応づけて現在会員持玉記憶部36に記憶するものである。
【0070】
また、記憶制御部47は、会員ID照合部45及び暗証番号照合部46の照合結果に基づき、正当な会員と判断した場合、会員IDを現在会員持玉記憶部36に記憶するものである。
【0071】
記憶制御部47は、同一会員の会員カード及び一般カードの各カードIDに対応した持玉情報を現在会員持玉記憶部36に順次記憶すると共に、正当な会員と判断した場合、会員IDを現在会員持玉記憶部36に記憶するものである。
【0072】
景品交換処理部48は、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報に基づき、持玉情報範囲内で景品交換を実行するものである。
【0073】
持玉合算処理部49は、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報を合算し、この合算した持玉情報を、持玉管理サーバ5の持玉管理DB24内の会員カードのカードID24Aに対応した持玉情報24Bとして更新するものである。
【0074】
貯玉処理部50は、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報を現在会員持玉記憶部36に記憶中の会員IDに対応した会員管理DB16内の貯玉残高16Cに貯玉するものである。
【0075】
尚、請求項記載の遊技媒体貯蓄システムは景品管理機3、管理装置4及び持玉管理サーバ5、特定個人識別情報は会員ID16A、貯蓄中遊技媒体数は貯玉残高16C、貯蓄中遊技媒体数管理部は会員管理DB16、特定個人記録媒体は会員カード、一般記録媒体は一般カード、記録媒体読取部はカード処理機150及びカードインタフェース32、媒体識別情報はカードID24A、保有遊技媒体数は持玉情報24B、保有遊技媒体数管理部は持玉管理DB24、記憶制御部は記憶制御部47、景品交換処理部48、持玉合算処理部49及びサーバ側制御部25、所定の記憶部は現在会員持玉記憶部36、貯蓄更新制御部は貯玉処理部50及び管理装置側制御部15、携帯電話機は携帯電話機2、携帯電話機識別情報はIDmに対応するものである。
【0076】
次に、本実施例の遊技台管理システム1の動作について説明する。図6乃至図11は、会員持玉整理処理に関わる景品管理機3内部の制御部37の処理動作を示すフローチャートである。
【0077】
図6乃至図11に示す会員持玉整理処理は、同一会員保有の複数枚のカードの持玉情報を景品交換、貯玉若しくは、一枚の会員カードにまとめる合算等のカード整理をする処理である。
【0078】
図6において景品管理機3の制御部37は、会員との取引開始に応じて会員持玉整理処理の起動を開始する開始操作を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
【0079】
制御部37は、開始操作を検出した場合(ステップS11肯定)、カードインタフェース32を通じて取引会員のカードを検出したか否かを判定する(ステップS12)。尚、カードインタフェース32は、カード処理機150を通じて、オペレータによるカードの読取操作(かざし操作)でカード検出するものである。
【0080】
制御部37は、カードを検出した場合(ステップS12肯定)、カードID取得部41を通じてカード内のカードIDを取得する(ステップS13)。
【0081】
制御部37は、カード内のカードIDを取得すると、カードIDに基づき、同カードは会員カードであるか否かを判定する(ステップS14)。
【0082】
制御部37内の持玉情報取得部44は、同カードは会員カードではない場合(ステップS14否定)、カードIDに対応する持玉情報をLAN経由で持玉管理サーバ5に問合せる(ステップS15)。尚、持玉管理サーバ5内のサーバ側制御部25は、カードIDに対応する持玉情報の問合せを検出すると、カードID24Aに対応した持玉情報24Bを持玉管理DB24から検索し、そのカードID24Aに対応した持玉情報24Bを問合せ結果としてLAN経由で景品管理機3に通知する。
【0083】
制御部37内部の記憶制御部47は、持玉管理サーバ5の問合せ結果に基づき、LAN経由でカードIDに対応する持玉情報を取得した場合(ステップS16)、カードIDに対応する持玉情報を現在会員持玉記憶部36に記憶し(ステップS17)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の各カードIDに対応した持玉情報を交換可能持玉として表示部33に画面表示し(ステップS18)、更なる、次カードの読取操作(かざし操作)、景品交換指示操作、持玉合算指示操作や貯玉指示操作を案内するガイダンスを表示部33に表示する(ステップS19)。尚、景品管理機3のオペレータは、ガイダンス表示に基づき、次に指示すべき指示操作内容を認識することができる。
【0084】
また、制御部37は、カードが会員カードの場合(ステップS14肯定)、会員ID取得部42を通じて会員IDを取得する(ステップS20)。
【0085】
持玉情報取得部44は、会員IDを取得すると、カードID(会員ID)に対応する持玉情報をLAN経由で持玉管理サーバ5に問合せる(ステップS21)。
【0086】
記憶制御部47は、持玉管理サーバ5の問合せ結果に基づき、LAN経由でカードIDに対応する持玉情報を取得した場合(ステップS22)、カードIDに対応する持玉情報を現在会員持玉記憶部36に記憶する(ステップS23)。
【0087】
さらに、制御部37内部の会員ID照合部45は、会員IDが会員管理DB16内にあるか否かを照合すべく、LAN経由で管理装置4に問合せる(ステップS24)。尚、管理装置4内部の管理装置側制御部15は、会員IDが会員管理DB16内にあるか否かを判定し、その判定結果を問合せ結果として景品管理機3に通知するものである。
【0088】
会員ID照合部45は、問合せ結果に基づき、会員IDが会員管理DB16内にあるか否かを判定する(ステップS25)。
【0089】
制御部37内の暗証番号照合部46は、会員IDが会員管理DB16内にある場合(ステップS25肯定)、テンキー部35を通じて暗証番号を検出したか否かを判定する(ステップS26)。
【0090】
暗証番号照合部46は、暗証番号を検出した場合(ステップS26肯定)、暗証番号が会員管理DB16内の会員ID16A対応の暗証番号16Fに合致しているか否かを照合すべく、LAN経由で管理装置4に問合せる(ステップS27)。尚、管理装置側制御部15は、暗証番号が会員管理DB16内の会員ID16A対応の暗証番号16Fに合致しているか否かを判定し、その判定結果を問合せ結果として景品管理機3に通知するものである。
【0091】
暗証番号照合部46は、問合せ結果に基づき、暗証番号が会員管理DB16内の会員ID16A対応の暗証番号16Fに合致したか否かを判定する(ステップS28)。
【0092】
記憶制御部47は、暗証番号が会員管理DB16内の会員ID16A対応の暗証番号16Fに合致した場合(ステップS28肯定)、会員IDを現在会員持玉記憶部36に記憶し(ステップS29)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報を表示部33に表示すべく、ステップS18に移行する。
【0093】
また、制御部37は、開始操作を検出しなかった場合(ステップS11否定)、図6の処理動作を終了する。
【0094】
また、制御部37は、カードインタフェース32を通じてカード処理機150でのカードを検出しなかった場合(ステップS12否定)、カード検出を継続監視すべく、ステップS12に移行する。
【0095】
また、会員ID照合部45は、問合せ結果に基づき、会員IDが会員管理DB16内にない場合(ステップS25否定)会員エラーを表示部33に表示し(ステップS30)、図6に示す処理動作を終了する。
【0096】
また、暗証番号照合部46は、暗証番号を検出しなかった場合(ステップS26否定)、暗証番号を検出したか否かを継続監視すべく、ステップS26に移行する。
【0097】
また、記憶制御部47は、暗証番号が会員管理DB16内の会員ID16A対応の暗証番号16Fに合致しなかった場合(ステップS28否定)、暗証番号エラーを表示部33に表示し(ステップS31)、暗証番号を検出したか否かを判定すべく、ステップS26に移行する。
【0098】
また、制御部37は、ステップS19にてガイダンス表示後、次カード読取指示操作(かざし操作)を検出したか否かを判定する(ステップS32)。
【0099】
制御部37は、次カード読取指示操作を検出した場合(ステップS32肯定)、図7に示すM1に移行する。
【0100】
また、制御部37は、次カード読取指示操作を検出しなかった場合(ステップS32否定)、景品交換指示操作を検出したか否かを判定する(ステップS33)。
【0101】
制御部37は、景品交換指示操作を検出しなかった場合(ステップS33否定)、持玉合算指示操作を検出したか否かを判定する(ステップS34)。
【0102】
制御部37は、持玉合算指示操作を検出しなかった場合(ステップS34否定)、貯玉指示操作を検出したか否かを判定する(ステップS35)。制御部37は、貯玉指示操作を検出した場合(ステップS35肯定)、図8に示すM3に移行する。
【0103】
また、制御部37は、景品交換指示操作を検出した場合(ステップS33肯定)、図11に示すM5に移行する。
【0104】
また、制御部37は、持玉合算指示操作を検出した場合(ステップS34肯定)、図9に示すM4に移行する。
【0105】
また、制御部37は、貯玉指示操作を検出しなかった場合(ステップS35否定)、次カード読取指示操作(かざし操作)を検出したか否かを判定すべく、ステップS32に移行する。
【0106】
図7に示すM1において記憶制御部47は、現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みであるか否かを判定する(ステップS41)。
【0107】
制御部37は、現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みの場合(ステップS41肯定)、カードインタフェース32を通じて、次のカードを検出したか否かを判定する(ステップS42)。
【0108】
制御部37は、次のカードを検出した場合(ステップS42肯定)、カードID取得部41を通じてカードIDを取得し(ステップS43)、カードIDに基づき、カードが会員カードであるか否かを判定する(ステップS44)。
【0109】
制御部37は、カードが会員カードの場合(ステップS44肯定)、二枚目の会員カードと判断し、同会員カードの受付を無効にし、同会員カードの受付エラーを表示部33に表示し(ステップS45)、再度、ガイダンス表示すべく、図6に示すM6に移行する。
【0110】
また、制御部37は、現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みでない場合(ステップS41否定)、カードインタフェース32を通じて、次のカードを検出したか否かを判定する(ステップS46)。
【0111】
制御部37は、次のカードを検出した場合(ステップS46肯定)、次のカードのカードIDを取得すべく、図6に示すM8に移行する。
【0112】
また、制御部37は、次のカードを検出しなかった場合(ステップS46否定)、次のカード検出を継続監視すべく、ステップS46に移行する。
【0113】
また、制御部37は、次のカードを検出しなかった場合(ステップS42否定)、次のカード検出を継続監視すべく、ステップS42に移行する。
【0114】
また、制御部37は、カードIDに基づき、カードが会員カードでない場合(ステップS44否定)、カードIDに対応する持玉情報を持玉管理サーバ5に問合せるべく、図6に示すM7のステップS15に移行する。
【0115】
図8に示すM3において記憶制御部47は、図6に示すステップS35の貯玉指示操作を検出した場合、現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みであるか否かを判定する(ステップS61A)。制御部37内の貯玉処理部50は、現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みの場合(ステップS61A肯定)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の全持玉情報及び会員IDに基づき、同持玉情報を会員管理DB16内の会員ID16Aに対応する貯玉残高16Cに貯玉すべく、LAN経由で管理装置4に貯玉要求を指示する(ステップS61)。
【0116】
尚、管理装置側制御部15は、貯玉要求に応じて、全持玉情報及び会員IDに基づき、同持玉情報を会員管理DB16内の会員ID16Aに対応する貯玉残高16Cに貯玉後、その貯玉完了をLAN経由で景品管理機3に通知する。さらに、管理装置側制御部15は、同持玉情報を会員管理DB16内の会員ID16Aに対応する貯玉残高16Cに貯玉後、各カードID24Aに対応する持玉情報24Bを消去すべく、持玉管理サーバ5内の持玉管理DB24を更新制御するものである。
【0117】
記憶制御部47は、管理装置4からLAN経由で貯玉完了を受信した場合(ステップS62)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報及び会員IDを消去し(ステップS63)、貯玉完了を表示部33に画面表示し(ステップS64)、図8に示す処理動作を終了する。尚、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報及び会員IDを消去することで、次の会員の持玉情報及び会員IDが記憶可能になる。
【0118】
また、記憶制御部47は、現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みでない場合(ステップS61A否定)、図10に示すM2に移行する。
【0119】
また、図9に示すM4において記憶制御部47は、図6に示すステップS34の持玉合算指示操作を検出した場合、現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みであるか否かを判定する(ステップS71A)。制御部37内の持玉合算処理部49は、現在管理持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みの場合(ステップS71A肯定)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の全持玉情報及び会員IDに基づき、持玉情報を会員カードのカードID24Aに対応した持玉情報24Bに上書き更新すべく、LAN経由で持玉管理サーバ5に持玉合算要求を指示する(ステップS71)。
【0120】
尚、サーバ側制御部25は、持玉合算要求に応じて、現在会員持玉記憶部36に記憶中の全カードの持玉情報を合算し、その合算した持玉情報を会員カードのカードIDに対応した、持玉管理DB24内の持玉情報に上書き更新し、持玉合算完了をLAN経由で景品管理機3に通知するものである。その結果、会員は、複数枚の一般カードを含む全カードの持玉情報を一枚の会員カードにまとめることができる。
【0121】
記憶制御部47は、持玉合算完了を受信した場合(ステップS72)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報及び会員IDを消去し(ステップS73)、持玉合算完了画面を表示部33に画面表示し(ステップS74)、図9に示す処理動作を終了する。
【0122】
また、記憶制御部47は、現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みでない場合(ステップS71A否定)、図10に示すM2に移行する。
【0123】
また、図10に示すM2において制御部37は、図8に示すステップS61A又は図9に示すステップS71Aにて現在会員持玉記憶部36内に会員IDが記憶済みでない場合、会員カードを要求する会員カード要求ガイダンスを表示部33に表示する(ステップS51)。
【0124】
制御部37は、会員カード要求ガイダンスを表示すると、カードインタフェース32を通じてカードを検出したか否かを判定する(ステップS52)。
【0125】
制御部37は、カードインタフェース32を通じてカードを検出した場合(ステップS52肯定)、カードID取得部41を通じてカードIDを取得し(ステップS53)、カードIDに基づき、カードが会員カードであるか否かを判定する(ステップS54)。
【0126】
制御部37は、カードが会員カードの場合(ステップS54肯定)、会員IDを取得すべく、図6に示すM9のステップS20に移行する。
【0127】
制御部37は、カードインタフェース32を通じてカードを検出しなかった場合(ステップS52否定)、カード検出を継続監視すべく、ステップS52に移行する。
【0128】
また、制御部37は、カードIDに基づき、カードが会員カードでない場合(ステップS54否定)、今一度、会員カードを要求する会員カード要求ガイダンスを表示すべく、ステップS51に移行する。
【0129】
図11に示すM5において制御部37内の景品交換処理部48は、図6に示すステップS33にて景品交換指示操作を検出した場合(ステップS33肯定)、交換対象景品を指定すると(ステップS81)、景品相当玉数が現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報以内であるか否かを判定する(ステップS82)。
【0130】
記憶制御部47は、景品相当玉数が現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報以内の場合(ステップS82肯定)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報から景品相当玉数を減算更新し(ステップS83)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報が所定値未満であるか否かを判定する(ステップS84)。尚、所定値とは、最小の景品価値相当の玉数に相当するものである。
【0131】
記憶制御部47は、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報が所定値未満の場合(ステップS84肯定)、景品完了表示を表示部33に画面表示し(ステップS85)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報及び会員IDを消去し(ステップS86)、図11に示す処理動作を終了する。
【0132】
制御部37は、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報が所定値未満でない場合(ステップS84否定)、景品交換指示操作を検出したか否かを判定する(ステップS87)。
【0133】
景品交換処理部48は、景品交換指示操作を検出した場合(ステップS87肯定)、交換対象景品を指定すべく、ステップS81に移行する。
【0134】
また、記憶制御部47は、景品相当玉数が現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報以内でない場合(ステップS82否定)、再度、交換対象景品を指定すべく、ステップS81に移行する。
【0135】
また、制御部37は、景品交換指示操作を検出しなかった場合(ステップS87否定)、持玉合算指示操作を検出したか否かを判定する(ステップS88)。
【0136】
制御部37は、持玉合算指示操作を検出した場合(ステップS88肯定)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報、すなわち景品交換後の持玉端数を合算し、この持玉端数を会員カードのカードIDに対応付けて合算更新すべく、図9に示すM4に移行する。
【0137】
また、制御部37は、持玉合算指示操作を検出しなかった場合(ステップS88否定)、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報、すなわち景品交換後の持玉端数の貯玉指示操作を検出したか否かを判定する(ステップS89)。制御部37は、貯玉指示操作を検出した場合(ステップS89肯定)、景品交換後の持玉端数の貯玉を指示すべく、図8に示すM3に移行する。
【0138】
また、制御部37は、貯玉指示操作を検出しなかった場合(ステップS89否定)、景品交換指示操作を検出したか否かを判定すべく、ステップS87に移行する。
【0139】
本実施例では、同一会員保有の会員カードの他に、一般カードが複数枚あったとしても、これら複数枚のカードの持玉情報を会員管理DB16内の会員カードの会員ID16A対応の貯玉残高16Cに加算更新するようにしたので、オペレータは、会員カードの読取順序を意識することなく、同一会員保有の全カードの持玉情報を簡単に貯玉することができる。
【0140】
本実施例では、会員カード及び一般カードの情報読取動作を一台のカード処理機150でまかなうことで、システム全体のコストを大幅に軽減することができる。
【0141】
また、本実施例では、同一会員保有の会員カードの他に、一般カードが複数枚あったとしても、これら複数枚のカードの持玉情報を持玉管理DB24内の会員カードのカードID24A対応の持玉情報24Bに上書き更新するようにしたので、オペレータは、会員カードの読取順序を意識することなく、同一会員保有の全カードの持玉情報を一枚の会員カードにまとめることができる。
【0142】
また、本実施例では、同一会員保有の会員カードの他に、一般カードが複数枚あったとしても、これら複数枚のカードの持玉情報で景品交換した後、景品交換後の持玉端数を会員管理DB16内の会員カードの会員ID16A対応の貯玉残高16Cに加算更新するようにしたので、オペレータは、景品交換後の持玉端数を同一会員の貯玉口座に貯玉することができる。
【0143】
また、本実施例では、同一会員保有の会員カードの他に、一般カードが複数枚あったとしても、これら複数枚のカードの持玉情報を景品交換した後、景品交換後の持玉端数を持玉管理DB24内の会員カードのカードID24A対応の持玉情報24Bに上書き更新するようにしたので、オペレータは、景品交換後の持玉端数を一枚の会員カードにまとめることができる。
【0144】
尚、本実施例では、遊技媒体として、パチンコ遊技台で使用する遊技玉を例に挙げて説明したが、遊技玉に限定されるものではなく、例えば、パチスロ遊技台で使用する遊技メダルであっても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0145】
また、本実施例では、会員カード及び一般カードとして非接触型ICカードを例に挙げて説明したが、例えば、磁気カード等であっても良く、カード処理機150を通じて会員カードの会員IDを取得し、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0146】
また、本実施例では、カード処理機150を通じて会員カードの会員IDを取得し、この会員ID16Aに対応した会員管理DB16内の貯玉残高16Cに同会員の持玉情報を加算更新する貯玉機能について説明したが、例えば、カード処理機150を通じて携帯電話機2のIDmを取得し、この会員IDm16Eの会員ID16Aに対応した会員管理DB16内の貯玉残高16Cに同会員の持玉情報を加算更新するようにしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。尚、携帯電話機2でなくても、個別識別情報を内蔵した汎用的に使用される定期券等のICカードを使用したとしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0147】
また、本実施例では、カードID24A毎に持玉情報24Bを管理する持玉管理DB24を持玉管理サーバ5内に設けるようにしたが、持玉管理DBを管理装置4内部に設けるようにしても良い。
【0148】
また、本実施例では、同一会員保有の会員カード及び一般カードの内、2枚目の会員カードの読取操作を検出した場合、2枚目の会員カードのカードID及び会員IDを無効にし、図7に示すステップS45にて会員カードの受付エラーを表示部33に表示するようにしたが、読取操作を検出した複数枚の会員カードの内、一枚の会員カードを選択し、この選択した会員カードの会員ID及び持玉情報を現在会員持玉記憶部36に記憶するようにしても良い。
【0149】
また、本実施例では、一般カード及び会員カード自体に持玉情報を記録することなく、持玉管理DB24でカードID24Aに対応付けて持玉情報を管理するようにしたが、例えば、一般カード及び会員カード自体にカードID及び持玉情報を記録するようにしても同様の効果を得ることができる上、持玉管理サーバ5が不要になってシステムを簡略化することができ、通信負荷の軽減を図ることで処理スピードの大幅向上を図ることができる。尚、この場合、カード処理機150を通じてカードからカードID及び持玉情報を取得した場合、その持玉情報を現在会員持玉記憶部36に記憶した後、同カードから持玉情報を消去するものである。
【0150】
また、本実施例では、同一会員保有の複数枚のカードの持玉情報を持玉管理DB24内の会員カードのカードID24Aに対応付けて上書き更新するようにしたが、会員保有の会員カードではなく、持玉管理DB24内の一般カードのカードIDに対応付けて持玉情報を上書き更新するようにしても良い。
【0151】
また、本実施例では、持玉管理DB24を持玉管理サーバ5内に設けるようにしたが、持玉管理DBを景品管理機3内部に設けるようにしても良く、この場合、持玉管理サーバ5に対してカードIDの持玉情報を問合せる必要もなく、景品管理機3側の持玉管理サーバ5との通信負担を軽減することができる。
【0152】
また、本実施例では、会員管理DB16を管理装置4内に設けるようにしたが、会員管理DBを景品管理機3内部に設けるようにしても良く、この場合、管理装置4に対してカードIDの暗証番号照合や会員ID照合を問合せる必要もなく、景品管理機3側の管理装置4との通信負担を軽減することができる。
【0153】
また、本実施例では、持玉情報取得部44を通じて一般カード又は会員カードのカードIDに対応した持玉情報を取得すると、この持玉情報をカードIDに対応づけて現在会員持玉記憶部36に記憶すると共に、正当な会員と判断した場合、会員IDを現在会員持玉記憶部36に記憶するようにしたが、持玉情報及び会員IDを単一の現在会員持玉記憶部36に記憶せず、これら持玉情報及び会員IDを別個の記憶部に記憶するようにしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0154】
また、本実施例では、持玉合算処理部49を通じて、現在会員持玉記憶部36に記憶中の持玉情報を合算し、この合算した持玉情報を、持玉管理サーバ5の持玉管理DB24内の会員カードのカードID24Aに対応した持玉情報24Bとして更新するようにしたが、会員カードのカードID24Aに限定されるものではなく、複数の一般カードの内、指定の一般カードのカードID24Aに対応付けて合算した持玉情報を更新登録するようにしても良く、この場合、読み取ったカードの中に会員カードがあるか否かを判定する必要もなくなる。
【0155】
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲を逸脱しない限り、各種様々な実施例が実施可能であることは言うまでもない。また、本実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
【0156】
また、本実施例で説明した各種処理の内、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動で行うことも可能であることは勿論のこと、その逆に、手動で行われるものとして説明した処理の全部又は一部を自動で行うことも可能であることは言うまでもない。また、本実施例で説明した処理手順、制御手順、具体的名称、各種データやパラメータを含む情報についても、特記した場合を除き、適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0157】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的に記載したものであって、必ずしも物理的に図示のように構成されるものではなく、その各装置の具体的な態様は図示のものに限縮されるものでは到底ないことは言うまでもない。
【0158】
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上、又は同CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0159】
本発明の遊技媒体貯蓄システムでは、特定個人記録媒体及び一般記録媒体の記録情報を読み取る記録媒体読取部を特定個人記憶媒体及び一般記録媒体で共有化することでシステムコストの大幅削減を図りながら、同一特定個人が保有する特定個人記録媒体の他に、一般記録媒体が複数あったとしても、記録媒体の読取順序を意識することなく、一回の処理で、複数の記録媒体の保有遊技媒体数を貯蓄することができるため、例えば、遊技店内のパチンコ台等の貯玉システムに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0160】
【図1】本実施例の遊技台管理システム全体の概略構成を示すブロック図である。
【図2】管理装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】管理装置内部の会員管理DBのデータ内容を端的に示す説明図である。
【図4】持玉管理サーバ内部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本実施例の要部である景品管理機内部の概略構成を示すブロック図である。
【図6】会員持玉整理処理に関わる景品管理機内の制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】会員持玉整理処理に関わる景品管理機内の制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】会員持玉整理処理に関わる景品管理機内の制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】会員持玉整理処理に関わる景品管理機内の制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】会員持玉整理処理に関わる景品管理機内の制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図11】会員持玉整理処理に関わる景品管理機内の制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0161】
2 携帯電話機
3 景品管理機
4 管理装置
5 持玉管理サーバ
15 管理装置側制御部
16 会員管理DB
24 持玉管理DB
25 サーバ側制御部
36 現在会員持玉記憶部
41 カードID取得部
42 会員ID取得部
43 会員IDm取得部
44 持玉情報取得部
47 記憶制御部
48 景品交換処理部
49 持玉合算処理部
50 貯玉処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定個人を識別する特定個人識別情報単位で貯蓄中遊技媒体数を管理する貯蓄中遊技媒体数管理部と、
前記特定個人識別情報が記録された特定個人記録媒体、又は保有遊技媒体数を特定可能な媒体数情報が記録された一般記録媒体から記録情報を読み取る記録媒体読取部と、
前記記録媒体読取部にて前記特定個人記録媒体から読み取られた前記特定個人識別情報を所定の記憶部に記憶すると共に、前記一般記録媒体から読み取られた前記媒体数情報から特定される前記保有遊技媒体数を累積して前記所定の記憶部に記憶する記憶制御部と、
貯蓄指示操作を検出すると、前記所定の記憶部の記憶内容に前記特定個人識別情報が記憶されていることを条件に、前記所定の記憶部に記憶中の前記保有遊技媒体数を、前記特定個人識別情報に対応した前記貯蓄中遊技媒体数管理部に管理中の前記貯蓄中遊技媒体数に加算更新する貯蓄更新制御部と
を有することを特徴とする遊技媒体貯蓄システム。
【請求項2】
前記記憶制御部は、
前記貯蓄中遊技媒体数管理部に管理中の貯蓄中遊技媒体数に対する加算更新が完了すると、前記所定の記憶部に記憶中の特定個人識別情報及び保有遊技媒体数を消去することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体貯蓄システム。
【請求項3】
前記記憶制御部は、
景品交換指示操作を検出すると、前記所定の記憶部に記憶中の保有遊技媒体数から交換対象の景品相当玉数を減算し、その減算結果を現在保有遊技媒体数として記憶更新することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技媒体貯蓄システム。
【請求項4】
前記記憶制御部は、
合算指示操作を検出すると、前記所定の記憶部に記憶中の保有遊技媒体数を、これら保有遊技媒体数に関わる媒体識別情報の内、任意の媒体識別情報に対応付けて記憶更新することを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の遊技媒体貯蓄システム。
【請求項5】
前記任意の媒体識別情報は、
前記特定個人記録媒体の前記媒体識別情報に相当することを特徴とする請求項4記載の遊技媒体貯蓄システム。
【請求項6】
前記特定個人記録媒体にも前記保有遊技媒体数を特定可能な前記媒体数情報が記録され、
前記記憶制御部は、
前記記録媒体読取部にて前記特定個人記録媒体から読み取られた前記媒体数情報から特定される前記保有遊技媒体数と、前記一般記録媒体から読み取られた前記媒体数情報から特定される前記保有遊技媒体数とを累積して前記所定の記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜5の何れか一に記載の遊技媒体数貯蓄システム。
【請求項7】
前記記録媒体読取部は、
前記特定個人保有の携帯電話機から携帯電話機識別情報を読み取り、
前記貯蓄中遊技媒体数管理部は、
前記携帯電話機識別情報を前記特定個人識別情報に対応付けて管理し、
前記貯蓄中遊技媒体数管理部は、
前記携帯電話機識別情報に対応付けて前記保有遊技媒体数を管理する保有遊技媒体数管理部を備え、
前記記憶制御部は、
前記記録媒体読取部にて前記携帯電話機から読み取られた前記携帯電話機の携帯電話機識別情報を前記所定の記憶部に記憶すると共に、前記保有遊技媒体数管理部から前記携帯電話機識別情報に対応付けられた前記保有遊技媒体数を取得して前記所定の記憶部に記憶し、
前記貯蓄更新制御部は、
前記貯蓄更新操作を検出すると、前記所定の記憶部に記憶中の保有遊技媒体数を、前記携帯電話機識別情報に対応付けて前記貯蓄中遊技媒体数管理部にて管理される貯蓄中遊技媒体数に加算更新することを特徴とする請求項1〜6の何れか一に記載の遊技媒体貯蓄システム。
【請求項8】
特定個人を識別する特定個人識別情報単位で貯蓄中遊技媒体数を管理する貯蓄中遊技媒体数管理部に管理する貯蓄中遊技媒体数管理ステップと、
前記特定個人識別情報が記録された特定個人記録媒体、又は保有遊技媒体数を特定可能な媒体数情報が記録された一般記録媒体から記録情報を読み取る記録媒体読取ステップと、
前記記録媒体読取ステップによる前記特定個人記録媒体から読み取られた前記特定個人識別情報を所定の記憶部に記憶すると共に、前記一般記録媒体から読み取られた前記媒体数情報から特定される前記保有遊技媒体数を累積して前記所定の記憶部に記憶する記憶制御ステップと、
貯蓄指示操作を検出すると、前記所定の記憶部の記憶内容に前記特定個人識別情報が記憶されていることを条件に、前記所定の記憶部に記憶中の前記保有遊技媒体数を、前記特定個人識別情報に対応した前記貯蓄中遊技媒体数管理部に管理中の前記貯蓄中遊技媒体数に加算更新する貯蓄更新制御ステップと
を含むことを特徴とする遊技媒体貯蓄方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−172390(P2010−172390A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−15928(P2009−15928)
【出願日】平成21年1月27日(2009.1.27)
【出願人】(000001432)グローリー株式会社 (1,344)
【Fターム(参考)】