説明

遊技機用呼出表示装置

【課題】席に座った状態で無理なく呼出ボタンの操作をすることを可能にする。
【解決手段】呼出ボタンユニット1は、呼出ボタン21、LCD22を収容する筺体11と、パチンコ機3の上方に設置されて筺体11を遊技機島に取り付ける取付部材12と、筺体11と取付部材12との間に介装されて筺体11を移動可能に支持する可動支持機構13と、パチンコ機3の上方に設置される呼出ランプ14とを備える。また可動支持機構13は、筺体11と取付部材12とを連結する連結アーム31と、連結アーム31を取付部材12に対して回転可能に軸支する関節部材34と、筺体11を連結アーム31に対して回転可能に軸支する関節部材35とを備える。これにより、関節部材34に軸支された連結アーム31の回転によって、筺体11が、パチンコ機の上方の位置(以下、待機位置という)と、待機位置より下方の位置との間で移動可能とされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機島に備えられる遊技機毎に設置され、遊技機に関する情報の表示と、遊技者による呼び出しの操作状態の表示とを行う遊技機用呼出表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、パチンコ機やスロット機等の遊技機が設置された遊技場においては、遊技機の上方に遊技機毎に遊技機用呼出表示装置が設置されている。
この遊技機用呼出表示装置は、一般的に、店員を呼び出す時に遊技者が操作する呼出ボタンと、この呼出ボタンが操作されると点灯する呼出ランプと、大当たり回数やスタート回数などの遊技機に関する情報を表示する表示器(例えば、LEDや液晶ディスプレイ)と、この表示器の表示内容を変更する時に操作される表示ボタンとから構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また遊技機用呼出表示装置は、上述のように、遊技機の上方に設置されている。このため店員は、遊技機島の一端から他端まで見回ることをしなくても、遊技機島の一端にいるだけで呼出ランプの点灯を確認することが可能である。これにより店員は、呼出のあった遊技機を特定して、この遊技機のところまで駆けつけることができる。また、遊技する遊技機を探している遊技者は、通路を歩きながら遊技機用呼出表示装置の表示ボタンを操作し遊技機に関する情報を確認することができる。つまり、遊技機用呼出表示装置は遊技場の店員、及び遊技する遊技機を探している遊技者にとっては、遊技機の上方に設置されるのが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−71239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、遊技機用呼出表示装置は遊技機の上方に設置されているため、遊技機で遊技中の遊技者は、店員を呼び出したり、表示器の表示内容を変更しようとしたりする場合に、遊技機の上方に手を伸ばして呼出ボタンや表示ボタンを操作しなければならない。
【0006】
しかし、身長の低い遊技者は、席に座った状態では呼出ボタンや表示ボタンに手が届き難いため、中腰で立って呼出ボタンや表示ボタンを操作しなくてはならなかった。つまり、身長の低い遊技者にとって、呼出ボタンや表示ボタンの操作は面倒なことであった。そこで、遊技機用呼出表示装置を遊技中の遊技者の近傍(例えば、玉箱を載置するカウンターの近傍)に設けてしまうと、上述したように遊技場の店員又は遊技する遊技機を探している遊技者にとっては、作業性が悪くなってしまう。
【0007】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、遊技中の遊技者、遊技する遊技機を探している遊技者、遊技場の店員の全てにとって作業性の良い遊技機用呼出表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技機用呼出表示装置は、遊技に供する情報の表示と、遊技者による呼び出しの操作状態の表示とを行う遊技機用呼出表示装置であって、上記遊技者による呼び出し操作に用いられる呼出操作手段と、上記遊技に供する情報を表示する表示手段と、上記表示手段の表示内容を閲覧する場合に操作される表示操作手段と、上記呼出操作手段と、上記表示手段と、上記表示操作手段とを収容する筐体と、呼出操作手段の操作に基づいて呼び出し表示を行う呼出表示手段と、上記筐体を遊技機島又は遊技機に取り付ける取付手段と、上記筐体と上記取付手段との間に介装され、上記筐体を、通常待機させておく待機位置と、遊技者の所望する操作位置との間で移動可能に支持する可動支持手段とを備えることを要旨とする。
【0009】
尚、「遊技に供する情報」とは、各遊技機からデータ集積した情報を管理コンピュータから適宜選択される情報をいう。例えば、遊技機へ遊技媒体がイン・アウトされた事に関連する情報、スタート回数に関連する情報、大当たり回数に関連する情報、過去の遊技機に関連するデータ、遊技場でのイベントに関連する情報、遊技場の会員に対する情報、テレビ放送を、遊技に供する情報とする。
【0010】
このように構成された請求項1の遊技機用呼出表示装置は、可動支持手段によって、筺体が、通常待機させておく待機位置と、遊技者の所望する操作位置との間で移動可能とされる。これにより、筺体に収容された呼出操作手段、表示手段及び表示操作手段は、一体となって待機位置と操作位置との間で移動する。
【0011】
尚、呼出表示手段は、筐体が操作位置まで移動しても、遊技場の所望する呼出表示手段の取付位置を維持するため、遊技場の従業員が常に点灯状態を確認する事ができる。また、呼出表示手段は、遊技場の従業員が例えば遊技機島の端から見やすい位置を維持していれば良く、例えば、回転、傾斜角度が変化したり、傾倒したりしてもよい。また、呼出表示手段の位置が変化するものであっても、所定の呼出の時に、いつも同じ場所で呼出表示手段が注意喚起して呼出表示を行うもので有れば、呼出表示手段の呼出時、非呼出時がそれぞれ異なる位置で呼出表示されるものであってもよい。
【0012】
請求項2の発明の遊技機用呼出表示装置は、上記可動支持手段は、上記筺体に連結された連結アームと、該連結アームを上記取付手段に対して回転可能に軸支する第1関節部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用呼出表示装置を要旨とする。
【0013】
これにより、請求項1の作用に加え、連結アームに連結された筺体が、第1関節部材を中心として、待機位置と操作位置との間で回転する。また、例えば、第1関節部材の構造を、遊技機の遊技面に沿って連結アームが回転するようにすることで、待機位置から操作位置までの移動経路が遊技面の近傍になる。
【0014】
請求項3の発明の遊技機用呼出表示装置は、上記連結アームと上記筺体とは、該筺体を回転可能に軸支する第2関節部材によって連結されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機用呼出表示装置を要旨とする。
【0015】
これにより、請求項2の作用に加え、連結アームに連結された筺体が、第2関節部材を中心として回転する。また、例えば、第2関節部材を、連結アームの軸方向を回転軸として筺体が回転する構造とすることで、筺体に収容されている表示手段の表示方向が上下方向に移動される。或いは、例えば、第2関節部材の構造を、遊技機の遊技面に沿って筺体が回転するようにすることで、表示手段の表示画面が遊技面に沿って回転される。
【0016】
請求項4の発明の遊技機用呼出表示装置は、上記筺体の回転角度を検出する回転角度検出手段と、上記回転角度検出手段によって検出された上記回転角度に基づいて、上記表示手段に表示される画像を変更する表示変更手段とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技機用呼出表示装置を要旨とする。
【0017】
このように構成された請求項4の遊技機用呼出表示装置は、請求項1〜請求項3の何れかの作用に加え、回転角度検出手段によって筺体の回転角度が検出され、更に表示変更手段によって、回転角度検出手段で検出された回転角度に基づいて、表示手段に表示される画像が変更される。
【発明の効果】
【0018】
請求項1の発明の遊技機用呼出表示装置は、呼出操作手段と表示手段と表示操作手段とが収容された筺体を、通常待機させておく待機位置と、遊技者の所望する操作位置との間で移動させることができる。
【0019】
このため、呼出操作手段や表示操作手段を遊技者の所望する位置に移動させることができ、遊技中の遊技者は、筐体を操作位置に移動させることで遊技中に席に座った状態で呼出操作手段や表示操作手段を無理なく操作することが可能になる。例えば、待機位置が遊技機の上方である場合に、遊技者の所望する位置として、待機位置より下方の位置に筺体を移動させることにより、身長の低い遊技者でも席に座った状態で呼出操作手段や表示操作手段に無理なく手が届くようになり、遊技中に席に座った状態で呼出操作手段や表示操作手段を無理なく操作することが可能になる。この結果、例えば身長の低い遊技者が中腰で立って呼出操作手段や表示操作手段を操作する必要がなくなり、遊技者の負担を軽減し、顧客満足度の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0020】
また、筐体を待機位置に移動させておくことで、遊技する遊技機を探している遊技客は、立った状態で表示操作手段を無理なく操作することが可能になる。さらに、呼出表示手段は、筐体の位置が移動しても、取付位置が移動することがないため、遊技場の店員が常に点灯状態を確認することができる。
【0021】
請求項2の発明の遊技機用呼出表示装置は、請求項1の効果に加え、筺体に連結された連結アーム、及び連結アームを回転可能に軸支する第1関節部材という簡便な構成で可動支持手段が設けられているので、遊技機用呼出表示装置の製造工数の低減、部品数の低減を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0022】
また、例えば、第1関節部材の構造を、遊技機の遊技面に沿って連結アームが回転するようにすることで、待機位置から操作位置までの移動経路が遊技面の近傍になる。このため、筺体が、遊技者側に向かって大きく移動することがないので、例えば、連結アームが不用意に押されたとしても、筺体が遊技者側に飛び出さなくなり、遊技者に筺体が当ってしまうという事故を防止することができる。
【0023】
請求項3の発明の遊技機用呼出表示装置は、請求項2の効果に加え、筺体を連結アームに対して回転させることが可能になる。これにより、例えば、連結アームの軸方向を回転軸として筺体が回転されることで、筺体に収容されている表示手段の表示方向が上下方向に変わることになり、遊技者が表示手段の表示方向を上下させて、好みの状態に調整することができる。
【0024】
或いは、例えば、第2関節部材の構造を、遊技機の遊技面に沿って筺体が回転するようにすることで、表示手段の表示画面を遊技面に沿って回転させることが可能になる。このため、例えば、筺体が、第1関節部材を中心に遊技機の遊技面に沿って回転することにより、表示手段の表示画面が遊技面に沿って斜めに傾いた場合に、筺体を第2関節部材を中心に回転させて、表示画面を、斜めに傾いた状態から直立した状態に戻すことができる。
【0025】
請求項4の発明の遊技機用呼出表示装置は、請求項1〜請求項3の何れかの効果に加え、筺体の回転角度に基づいて、表示手段に表示される画像を変更することが可能になる。これにより、例えば、第1関節部材または第2関節部材による筺体の回転で、表示手段の表示画面の向きが変わる場合であっても、向きに応じて、表示画面に表示される画像の向きを変えて回転前と同じにすることができる。これにより、筺体の回転で画像の向きが変わり、表示画面に表示される画像が視認され難くなってしまうという不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】第1実施形態の呼出ボタンユニット1を設置した遊技機島2の斜視図である。
【図2】第1実施形態の可動支持機構13の機構を説明するための呼出ボタンユニット1の正面図である。
【図3】第1実施形態の呼出ボタンユニット1の電気的構成を表すブロック図である。
【図4】第1表示変更処理を表すフローチャートである。
【図5】LCD22の表示画面の向きの変化を説明するための呼出ボタンユニット1の正面図である。
【図6】LCD22による表示の向きの変更を説明するための呼出ボタンユニット1の正面図である。
【図7】筺体11の待機位置と操作位置との間での移動を説明するための呼出ボタンユニット1の正面図である。
【図8】回転連結部31cによる筺体11の回転を説明するための呼出ボタンユニット1を設置した遊技機島2の斜視図である。
【図9】第2実施形態の呼出ボタンユニット1を設置した遊技機島2の斜視図である。
【図10】第2実施形態の可動支持機構13の機構を説明するための呼出ボタンユニット1の正面図である。
【図11】第2実施形態の呼出ボタンユニット1の電気的構成を表すブロック図である。
【図12】第2表示変更処理を表すフローチャートである。
【図13】表示位置L1〜L6を説明するためのパチンコ機3及び呼出ボタンユニット1の正面図である。
【図14】第1表示位置L1におけるLCD22の表示画面を示す筺体11の正面図である。
【図15】第2表示位置L2におけるLCD22の表示画面を示す筺体11の正面図である。
【図16】第3表示位置L3におけるLCD22の表示画面を示す筺体11の正面図である。
【図17】第2表示位置L2から関節部材34を中心に時計周りに90°回転した状態を説明するパチンコ機3及び呼出ボタンユニット1の正面図である。
【図18】呼出ボタンユニット100の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態について図面を基に説明する。
図1は、本発明が適用された呼出ボタンユニット1を設置した遊技機島2の斜視図である。
【0028】
図1に示すように、複数のパチンコ遊技機(以降、パチンコ機と称す)3が遊技機島2に設置され、さらに、各パチンコ機3に対応して呼出ボタンユニット1が設置されている。
【0029】
呼出ボタンユニット1の正面には、遊技者が遊技場内の店員を呼び出す場合に操作される呼出ボタン21と、パチンコ機3に関する情報を表示する液晶ディスプレイ(以下、LCDという)22と、LCD22に表示される内容を切り替えるためのデータボタン23とが配置されている。
【0030】
そして呼出ボタンユニット1は、呼出ボタン21、LCD22及びデータボタン23を収容する筺体11と、パチンコ機3の上方に設置されて筺体11を遊技機島2に取り付ける取付部材12と、筺体11と取付部材12との間に介装されて筺体11を移動可能に支持する可動支持機構13と、パチンコ機3の上方に設置されて呼出ボタン21が操作されると点灯する呼出ランプ14とを備える。
【0031】
尚、筺体11には、筺体11を移動させる時に遊技者により把持される取手24が設けられている。
図2は、可動支持機構13の機構を説明するための呼出ボタンユニット1の正面図である。尚、図2では、可動支持機構13を実線で示すとともに、筺体11、取付部材12、呼出ランプ14及び取手24を破線で示す。
【0032】
可動支持機構13は、図2に示すように、筺体11と取付部材12とを連結する連結アーム31と、連結アーム31を取付部材12に対して回転可能に軸支する関節部材34と、筺体11を連結アーム31に対して回転可能に軸支する関節部材35とを備える。
【0033】
これらのうち連結アーム31は、一端31a側のアーム部(以下、一端側アーム部という)32と、他端31b側のアーム部(以下、他端側アーム部という)33とから構成される。そして連結アーム31は、一端31aで関節部材34に連結されるとともに、他端31bで関節部材35に連結される。
【0034】
尚、関節部材34は、パチンコ機3の遊技面に対する垂直方向を回転軸として連結アーム31を回転可能(矢印Y1を参照)とするために、連結アーム31に固定された回転軸34aを軸受34bによって軸支する。尚、回転軸34aは、図示しない締め付け部材によって、筺体11及び連結アーム31の自重で連結アーム31が回転してしまうことがない強度で締め付けられる。
【0035】
また関節部材35は、連結アーム31の軸に対する垂直方向を回転軸として筺体11を回転可能(矢印Y2を参照)とするために、筺体11に固定された回転軸35aを軸受35bによって軸支する。尚、回転軸35aは、図示しない締め付け部材によって、筺体11の自重で筺体11が回転してしまうことがない強度で締め付けられる。
【0036】
更に、一端側アーム部32における関節部材34に軸支されていない側の端部32aと、他端側アーム部33における筺体11に軸支していない側の端部33aとは、回転連結部31cで、連結アーム31の軸方向を回転軸(回転軸31dを参照)として回転可能(矢印Y3を参照)に連結される。
【0037】
図3は呼出ボタンユニット1の電気的構成を表すブロック図である。
呼出ボタンユニット1は、図3に示すように、上述の呼出ランプ14、呼出ボタン21、LCD22、及びデータボタン23と、筺体11に設置されて筺体11に加わる加速度を互いに直交するX,Y,Z軸方向で検出する加速度センサ61と、呼出ランプ14及びLCD22の動作を制御する制御部50とから構成される。
【0038】
これらのうち制御部50は、種々の演算処理を実行するCPU51と、種々の処理プログラムが格納されたROM52と、種々のデータを格納するRAM53と、制御部50の外部との間で信号の入出力を行う入出力部54と、呼出ランプ14に駆動信号を伝えるランプ駆動回路56と、LCD22に駆動信号を伝えるLCD駆動回路57とから構成され、CPU51、ROM52、RAM53及び入出力部54はバス55を介して接続されている。
【0039】
尚、入出力部54には、呼出ランプ14、呼出ボタン21、LCD22、データボタン23、ランプ駆動回路56、LCD駆動回路57、及び加速度センサ61が接続される。
このように構成された呼出ボタンユニット1において、CPU51は、筺体11の位置に応じてLCD22による表示画像を変更する第1表示変更処理を実行する。
【0040】
ここで、呼出ボタンユニット1のCPU51が実行する第1表示変更処理の手順を、図4を用いて説明する。図4は第1表示変更処理を表すフローチャートである。この第1表示変更処理は、CPU51が起動している間に繰り返し実行される処理である。
【0041】
この第1表示変更処理においては、呼出ボタンユニット1のCPU51は、まず、S10にて、加速度センサ61からの信号を入力する。そしてS20にて、S10で入力した信号に基づいて筺体11の位置を算出する。その後S30にて、S20で算出した筺体11の位置に基づいて、LCD22の表示画面の回転角度を算出する。例えば、図5に示すように、筺体11を、取付部材12と略同じ高さとなっている位置(以下、待機位置ともいう)KL1から、取付部材12の真下となっている位置SL1に移動させる(つまり、関節部材34の回転軸34aを中心に時計周りに90°回転させる)と、LCD22の表示画面の向きは時計回りに90°回転した状態になるので、筺体11の位置に基づいて、LCD22の表示画面の回転角度の算出が可能である。尚、関節部材35の回転軸35aを中心に時計周りに90°回転させた場合も同様である。
【0042】
そしてS40にて、S30で算出したLCD22の表示画面の回転角度に基づいて、LCD22による表示の向きを変更する。例えば、図5に示すように、筺体11を待機位置KL1(図5中の実線で示す筺体11及びLCD22を参照)から時計周りに90°回転(矢印Y4を参照)させた場合(図5中の1点鎖線で示す筺体11及びLCD22を参照)には、図6(a)に示すように、LCD22に表示された画像は横に倒れた状態となるが、LCD22による表示を反時計周りに90°回転させることにより、図6(b)に示すように、直立した状態に戻す。
【0043】
そしてS40の処理が終了すると、第1表示変更処理を一旦終了する。
このように構成された呼出ボタンユニット1では、図7に示すように、関節部材34に軸支された連結アーム31の回転(矢印Y5を参照)によって、筺体11が、パチンコ機3の上方の位置(以下、待機位置という。図7中の実線で示す筺体11及びLCD22を参照。)KL2と、待機位置KL2より下方の位置(以下、操作位置という。図7中の1点鎖線で示す筺体11及びLCD22を参照)SL2との間で移動可能とされる。これにより、筺体11に収容された呼出ボタン21とデータボタン23とLCD22は、一体となって待機位置KL2と操作位置SL2との間で移動する。なお、図7は、図示しない取手24を持って筐体11を下方向に動かした際の図であり、関節部材35によって、水平状態を維持したまま筐体11を下方に移動させている状況を示している。
【0044】
このため、筺体11が操作位置の場合には、身長の低い遊技者でも席に座った状態で呼出ボタン21とデータボタン23とに無理なく手が届くようになり、身長の低い遊技者でも、遊技中に席に座った状態で呼出ボタン21とデータボタン23を無理なく操作することが可能になる。
【0045】
この結果、遊技者が中腰で立って呼出ボタン21とデータボタン23を操作する必要がなくなり、遊技者の負担を軽減し、顧客満足度の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0046】
尚、呼出ランプ14は、筺体11が操作位置まで移動しても、遊技機の上方の位置を維持するため、遊技機島2の端にいる店員が常に点灯状態を確認することが可能である。例えば、店員は、呼出ランプ14が点灯していると、呼出のあったパチンコ機3を特定して、遊技機島2の端からこのパチンコ機3のところまで駆けつけることができる。
【0047】
また、筺体11に連結された連結アーム31、及び連結アーム31に固定された回転軸34aを軸受34bによって軸支する関節部材34という簡便な構成で可動支持機構13が設けられているので、呼出ボタンユニット1の製造工数の低減、部品数の低減を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0048】
また、回転連結部31cによって連結アーム31の軸方向を回転軸(図2中の回転軸31dを参照)として筺体11が回転(図2中の矢印Y3を参照)されるので、例えば、図8に示すように、LCD22の表示画面の傾斜角度RAを変えることが可能になり、(図8では、パチンコ機3の遊技面に対して垂直となる角度)、遊技者が、LCD22の表示方向を好みの状態に調整することができる。
【0049】
また、筺体11の位置に基づいて、LCD22の表示画面の回転角度を算出し(S30)、算出したLCD22の表示画面の回転角度に基づいて、LCD22による表示の向きを変更する(S40)。このため、LCD22の表示画面の向きが変わる場合であっても、向きに応じて、表示画面に表示される画像の向きを変えて回転前と同じにすることができる。これにより、筺体11の回転で画像の向きが変わり、LCD22の表示画面に表示される画像が視認され難くなってしまうという不具合を防止することができる。
【0050】
以上説明した実施形態において、呼出ボタンユニット1は本発明における遊技機用呼出表示装置、呼出ボタン21は本発明における呼出操作手段、LCD22は本発明における表示手段、データボタン23は本発明における表示操作手段、呼出ランプ14は本発明における呼出表示手段、取付部材12は本発明における取付手段、可動支持機構13は本発明における可動支持手段である。
【0051】
また、関節部材34は本発明における第1関節部材、関節部材35及び回転連結部31cは本発明における第2関節部材、S20及びS30の処理は本発明における回転角度検出手段、S40の処理は本発明における表示変更手段である。
【0052】
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態について図面を基に説明する。
図9は、本発明が適用された呼出ボタンユニット1を設置した遊技機島2の斜視図である。
【0053】
図9に示すように、複数のパチンコ遊技機(以降、パチンコ機と称す)3が遊技機島2に設置され、さらに、各パチンコ機3に対応して呼出ボタンユニット1が設置されている。
【0054】
呼出ボタンユニット1の正面には、遊技者が遊技場内の店員を呼び出す場合に操作される呼出ボタン21と、パチンコ機3に関する情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)22と、LCD22に表示されるメニュー画面(後述)上で項目を選択する場合に操作される選択ボタン25と、選択ボタン25で選択した項目を確定する場合に操作される確定ボタン26とが配置されている。尚、LCD22の表示画面は、長方形状に構成されている。
【0055】
そして呼出ボタンユニット1は、呼出ボタン21、LCD22、選択ボタン25及び確定ボタン26を収容する筺体11と、パチンコ機3の上方に設置されて筺体11を遊技機島2に取り付ける取付部材12と、筺体11と取付部材12との間に介装されて筺体11を移動可能に支持する可動支持機構13と、パチンコ機3の上方に設置されて呼出ボタン21が操作されると点灯する呼出ランプ14とを備える。
【0056】
尚、筺体11には、筺体11を移動させる時に遊技者により把持される取手24が設けられている。
図10は、可動支持機構13の機構を説明するための呼出ボタンユニット1の正面図である。
【0057】
第2実施形態の可動支持機構13は、図10に示すように、後述の条件が成立すると筺体11の下方への移動を阻止する移動阻止部材36が追加された点以外は、第1実施形態の可動支持機構13と同一である。
【0058】
この移動阻止部材36は、連結アーム31において一端31aの近傍から突出した突起36aと、取付部材12の表面から没した状態(以下、没状態という)と突出した状態(以下、突出状態という)との間で出没状態を変化可能に構成された可動突起36bとを備える。
【0059】
なお本実施形態では、突起36aは、連結アーム31が水平に配置されている時に、上から下に向かって略垂直方向に突出するように形成される。また、可動突起36bは、連結アーム31が水平に配置されている時に、突起36aの左側に隣接するように配置される。
【0060】
図11は呼出ボタンユニット1の電気的構成を表すブロック図である。
第2実施形態の呼出ボタンユニット1は、図11に示すように、データボタン23が省略された点と、上述の選択ボタン25及び確定ボタン26と、可動突起36bを駆動するソレノイド62とが追加された点以外は、第1実施形態の呼出ボタンユニット1と同一である。尚、選択ボタン25、確定ボタン26及びソレノイド62は、入出力部54に接続される。
【0061】
このように構成された呼出ボタンユニット1において、CPU51は、筺体11の位置や回転角度に応じてLCD22による表示の内容を変更する第2表示変更処理を実行する。
【0062】
ここで、呼出ボタンユニット1のCPU51が実行する第2表示変更処理の手順を、図12を用いて説明する。図12は第2表示変更処理を表すフローチャートである。この第2表示変更処理は、CPU51が起動している間に繰り返し実行される処理である。
【0063】
この第2表示変更処理においては、呼出ボタンユニット1のCPU51は、まず、S110にて、加速度センサ61からの信号を入力する。そしてS120にて、S110で入力した信号に基づいて、筺体11の位置を算出するとともに、関節部材35の回転軸35aを中心に回転する筺体11の回転角度を算出する。
【0064】
その後S130にて、筺体11の位置及び回転角度に応じて、LCD22による表示を変える。本実施形態では、筺体11が、図13に示す6箇所の位置L1〜L6に配置されている場合に、位置L1〜L6に応じて異なる種類の表示をLCD22に行わせる。
【0065】
具体的には、筺体11が、パチンコ機3の上方に設置されて、LCD22の表示画面の4辺を構成する長方形の長辺が水平方向となっている位置(以下、第1表示位置L1という)に配置されている場合には、本日の大当り回数及びスタート回数等のデータの表示(図14参照)をLCD22に行わせる。
【0066】
また筺体11が、関節部材35の回転軸35aを中心に第1表示位置L1から反時計周りに90°回転(矢印Y11を参照)させた位置(以下、第2表示位置L2という)に配置されている場合には、直近7回までの大当りについて大当りになるまでのスタート回数の表示(図15参照)をLCD22に行わせる。
【0067】
また筺体11が、関節部材35の回転軸35aを中心に第1表示位置L1から時計周りに90°回転(矢印Y12を参照)させた位置(以下、第3表示位置L3という)に配置されている場合には、1日前から10日前までについて1日当たりの大当り回数等の表示(図16参照)をLCD22に行わせる。
【0068】
また筺体11が、関節部材34の回転軸34aを中心に第1表示位置L1から時計周りに90°回転させた位置(以下、第4表示位置L4という)に配置されている場合には、当該遊技場でのイベント情報の表示(不図示)をLCD22に行わせる。
【0069】
また筺体11が、関節部材35の回転軸35aを中心に第4表示位置L4から時計周りに90°回転(矢印Y13を参照)させた位置(以下、第5表示位置L5という)に配置されている場合には、テレビ放送(不図示)をLCD22に行わせる。尚、遊技者がテレビ放送のチャンネルを選択する場合には、視聴可能なチャンネル番号を示すメニュー画面(不図示)が表示され、選択ボタン25でチャンネル番号を選択した後に確定ボタン26を操作することで、遊技者が所望するチャンネルのテレビ放送が表示される。
【0070】
また筺体11が、関節部材35の回転軸35aを中心に第5表示位置L5から時計周りに90°回転(矢印Y14を参照)させた位置(以下、第6表示位置L6という)に配置されている場合には、当該遊技場の会員に対する情報の表示(不図示)をLCD22に行わせる。
【0071】
尚、図14〜図16に示すように、第1表示位置L1では、LCD22の表示画面は横長の長方形であり、第2表示位置L2及び第3表示位置L3では、LCD22の表示画面は縦長の長方形である。このため、第1表示位置L1では、横長の表示画面に適したレイアウトでデータの表示を行い、第2表示位置L2及び第3表示位置L3では、縦長の表示画面に適したレイアウトでデータの表示を行う。
【0072】
そしてS130の処理が終了すると、S140にて、筺体11が第2表示位置L2に配置されているかを判断する。ここで、筺体11が第2表示位置L2に配置されていれば(S140)、S150にて、ソレノイド62をオンにすることにより可動突起36bを突出状態にして、第2表示変更処理を一旦終了する。一方、筺体11が第2表示位置L2に配置されていなければ(S140)、S160にて、ソレノイド62をオフにすることにより可動突起36bを没状態にして、第2表示変更処理を一旦終了する。
【0073】
つまり、S140〜S160では、筺体11が第2表示位置L2に配置されている状態で関節部材34の回転軸34aを中心に時計周りに回転させると、突起36aが可動突起36bに当るようにすることで、時計周りの回転を阻止する。これにより、筺体11が第2表示位置L2に配置されている状態(図17中の実線で示す筺体11を参照)から、関節部材34の回転軸34aを中心に時計周りに90°回転(図17中の矢印Y15を参照)して、筺体11が、隣のパチンコ機3の遊技面の一部を隠してしまう(図17中の1点鎖線で示す筺体11を参照)ことを防止できる。
【0074】
このように構成された呼出ボタンユニット1では、関節部材34に軸支された連結アーム31の回転によって、筺体11が、パチンコ機3の上方の位置(待機位置)と、待機位置より下方の位置(操作位置)との間で移動可能とされる。これにより、筺体11に収容された呼出ボタン21、LCD22、選択ボタン25及び確定ボタン26は、一体となって待機位置と操作位置との間で移動する。
【0075】
このため、呼出ボタン21、LCD22、選択ボタン25及び確定ボタン26を遊技者の所望する位置に移動させることができ、遊技中の遊技者は、筐体11を操作位置に移動させることで遊技中に席に座った状態で呼出ボタン21、LCD22、選択ボタン25及び確定ボタン26を無理なく操作することが可能になる。例えば、待機位置が遊技機の上方である場合に、遊技者の所望する位置として、待機位置より下方の位置に筺体を移動させることにより、身長の低い遊技者でも席に座った状態で呼出ボタン21、LCD22、選択ボタン25及び確定ボタン26に無理なく手が届くようになり、身長の低い遊技者でも、遊技中に席に座った状態で呼出ボタン21、LCD22、選択ボタン25及び確定ボタン26を無理なく操作することが可能になる。
【0076】
この結果、遊技者が中腰で立って呼出ボタン21、LCD22、選択ボタン25及び確定ボタン26を操作する必要がなくなり、遊技者の負担を軽減し、顧客満足度の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0077】
また、筐体11を待機位置に移動させておくことで、遊技する遊技機を探している遊技客は、立った状態で選択ボタン25及び確定ボタン26を無理なく操作することが可能になる。さらに、呼出ランプ14は、筐体11の位置が移動しても、取付位置が移動することが無いため、遊技場の店員が常に点灯状態を確認することができる。
【0078】
また、筺体11の位置を算出するとともに、関節部材35の回転軸35aを中心に回転する筺体11の回転角度を算出し(S120)、筺体11の位置及び回転角度に応じて、LCD22による表示を変える(S130)。
【0079】
具体的には、LCD22の表示画面は長方形状に構成されており、筺体11の回転によりLCD22の表示画面が横長になった場合には、横長の表示画面に適したレイアウトでデータの表示を行い、筺体11の回転によりLCD22の表示画面が縦長になった場合には、縦長の表示画面に適したレイアウトでデータの表示を行う。つまり、LCD22の表示画面の向きに応じた適切なレイアウトで表示を行うことができる。
【0080】
以上説明した実施形態において、選択ボタン25及び確定ボタン26は本発明における表示操作手段、S120の処理は本発明における回転角度検出手段、S130の処理は本発明における表示変更手段である。
【0081】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、筺体11と取付部材12とを連結する連結アーム31を、関節部材34によって回転可能に軸支することで、筺体11を待機位置と操作位置との間で移動可能とするものを示した。しかし、図18に示す呼出ボタンユニット100のように、呼出ランプ111を収容する第1収容部101と、呼出ボタン112を収容する第2収容部102とを備え(図18(a)参照)、第2収容部102を第1収容部101に対して下方にスライド可能に構成したものであってもよい(図18(b)参照)。
【0082】
また上記実施形態においては、呼出ボタン21、データボタン23等の操作ボタンを備え、これらの操作ボタンを介して遊技者からの指示が入力されるものを示したが、LCD22の代わりにタッチパネルを設置し、このタッチパネルを介して指示が入力されるようにしてもよい。
【0083】
尚、本実施例では、呼出ボタンユニット1(遊技機用呼出表示装置)が、遊技に供する情報の表示と、遊技者による呼び出しの操作状態の表示とを1体の装置であるものを示したが、上記表示を分離独立した位置で表示する装置であっても良い。
【0084】
尚、本実施例では、可動支持機構13の取付部材12の位置を遊技機の上方の呼出ランプ14と略同位置としたが、取付部材12を着脱可能な構成として遊技機島2の適宜位置に装着したり、遊技機の適宜位置に装着する構成であっても良い。
【0085】
尚、可動支持機構13の関節部材(回転軸)を遊技面に対する垂直方向へ伸縮できるように伸縮手段を備えると良い。この様な構成にすると、各遊技機毎に遊技者側へ遊技機枠部材の突出量が異なっていても伸縮手段を調整する事で対応する事ができる。
【0086】
尚、本実施例では、回転されたLCD22の回転角度を検出してレイアウトを変更するものを示したが、LCD22に表示される表示内容のレイアウトは、長方形状の表示画面が縦長、横長のどちらの表示画面で表示されていたとしても、遊技者が選択ボタンを操作して適宜選択できるようにしても良い。この様な場合、レイアウトが縦長と、横長の表示画面で収まりきらない時には、レイアウトを縮小表示して表示する手段を備えていると良い。
【0087】
尚、本実施例では、図1、図8、図9に示す取付部材12が固定される構造になっているが、図1、図8、図9の取付部材12が上下方向に図示しない駆動機構を利用してスライド移動可能にするようにしても良い。この様にする事により、各遊技機の盤面構成毎に異なる待機位置や操作位置を遊技者の所望する位置に変更する事ができる。また、図8の取付部材12が上下方向にスライド移動可能に構成されている場合には、隣の遊技客の視線が気になる場合等にも視界を妨げる手段となり、遊技者の所望するパーソナルスペースを確保する事ができる。
【0088】
尚、本実施例では取手24を筐体11の長手方向に設置したが、操作しやすい場所であればどの様な場所に、何個取り付けても良い。
尚、本実施例に記載した構成は、それぞれ実施例に記載した構成で作用する機能だけでなく、実施例中に記載した全ての構成を可能な限りそれぞれ選択し、組み合わせて機能させる事も有効である。
【符号の説明】
【0089】
1…呼出ボタンユニット、2…遊技機島、3…パチンコ機、11…筺体、12…取付部材、13…可動支持機構、14…呼出ランプ、21…呼出ボタン、22…LCD、23…データボタン、24…取手、25…選択ボタン、26…確定ボタン、31…連結アーム、31a…一端、31b…他端、31c…回転連結部、31d…回転軸、32…一端側アーム部、32a…端部、33…他端側アーム部、33a…端部、34,35…関節部材、34a,35a…回転軸、34b,35b…軸受、36…移動阻止部材、36a…突起、36b…可動突起、50…制御部、51…CPU、52…ROM、53…RAM、54…入出力部、55…バス、56…ランプ駆動回路、57…LCD駆動回路、61…加速度センサ、62…ソレノイド、80…回転阻止機構、81…ベルト、82,83…ローラ、84,85…突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技に供する情報の表示と、遊技者による呼び出しの操作状態の表示とを行う遊技機用呼出表示装置であって、
上記遊技者による呼び出し操作に用いられる呼出操作手段と、
上記遊技に供する情報を表示する表示手段と、
上記表示手段の表示内容を閲覧する場合に操作される表示操作手段と、
上記呼出操作手段と、上記表示手段と、上記表示操作手段とを収容する筐体と、
上記呼出操作手段の操作に基づいて呼び出し表示を行う呼出表示手段と、
上記筐体を遊技機島又は遊技機に取り付ける取付手段と、
上記筐体と上記取付手段との間に介装され、上記筐体を、通常待機させておく待機位置と、遊技者の所望する操作位置との間で移動可能に支持する可動支持手段とを備えることを特徴とする遊技機用呼出表示装置。
【請求項2】
上記可動支持手段は、
上記筺体に連結された連結アームと、
該連結アームを上記取付手段に対して回転可能に軸支する第1関節部材と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用呼出表示装置。
【請求項3】
上記連結アームと上記筺体とは、該筺体を回転可能に軸支する第2関節部材によって連結された
ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機用呼出表示装置。
【請求項4】
上記筺体の回転角度を検出する回転角度検出手段と、
上記回転角度検出手段によって検出された上記回転角度に基づいて、上記表示手段に表示される画像を変更する表示変更手段とを備える
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技機用呼出表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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