遊技機
【課題】当選確率の高い遊技状態に制御されているときの遊技の興趣の低下を抑制することのできる遊技機を提供する。
【解決手段】特別遊技状態では、第2始動口604よりもその上側に設けられる第1始動口602への遊技球の入球確率のほうが低くなるように設けられている。そして、第2始動口604に遊技球が入球したときは、第1始動口602との間での遊技球の入球順にかかわらず、第2始動口604への遊技球の入球に応じた抽選処理が行われる。このような特別遊技状態にあるにもかかわらず、第1始動口602側での抽選処理が行われるときは、当該抽選処理の当選種別に短開放通常大当たりを含ませておき、この抽選の結果、短開放通常大当たりに当選されたときは、長開放大当たり遊技を経ることなく通常遊技状態に制御する。
【解決手段】特別遊技状態では、第2始動口604よりもその上側に設けられる第1始動口602への遊技球の入球確率のほうが低くなるように設けられている。そして、第2始動口604に遊技球が入球したときは、第1始動口602との間での遊技球の入球順にかかわらず、第2始動口604への遊技球の入球に応じた抽選処理が行われる。このような特別遊技状態にあるにもかかわらず、第1始動口602側での抽選処理が行われるときは、当該抽選処理の当選種別に短開放通常大当たりを含ませておき、この抽選の結果、短開放通常大当たりに当選されたときは、長開放大当たり遊技を経ることなく通常遊技状態に制御する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技領域に打ち込まれた遊技球が流下する遊技盤と、
前記遊技領域を流下する遊技球の入賞が許容される開状態と前記遊技領域を流下する遊技球の入賞が許容されない閉状態との間で動作可能な可変入賞口と、
前記遊技領域を流下する遊技球が受け入れられる第1受入口と、
前記第1受入口への遊技球の受け入れに基づいて始動情報を抽出する第1始動情報抽出手段と、
前記第1始動情報抽出手段によって抽出された始動情報を第1の上限値まで記憶する第1始動情報記憶手段と、
所定の始動条件が成立したとき、前記第1始動情報記憶手段によって記憶されている始動情報のうちの最も早く記憶された始動情報に基づいて大賞当たりの当落にかかる抽選処理を行う当落判定手段と、
前記当落判定手段により前記大賞当たりに当選された旨判定されたとき、多量の遊技球が賞として遊技者に付与されるべく、遊技球が容易に入賞される態様で前記可変入賞口を動作させる大賞当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段と、
前記大賞当たりが当選されたことを契機として、前記当落判定手段によって大賞当たりと判定される確率が相対的に低い通常遊技状態と、前記当落判定手段によって大賞当たりと判定される確率が相対的に高い特別遊技状態とのいずれかに制御する遊技状態制御手段と、
前記当落判定手段による抽選処理の結果が示唆されるように所定の表示画面にて図柄の変動表示を行う図柄表示手段と、
を備え、前記可変入賞口が動作するときは、少なくとも当該可変入賞口に入賞した遊技球の個数に応じた分の遊技球が賞として遊技者に付与される遊技機であって、
前記通常遊技状態に制御されているときよりも前記特別遊技状態に制御されているときのほうが高い頻度をもって動作する可動部材と、
前記第1受入口の上方に配置されるとともに、前記可動部材が高い頻度をもって動作する前記特別遊技状態に制御されているときは、前記遊技領域を流下する遊技球の受け入れ確率が前記第1受入口よりも低くなるように設けられた第2受入口と、
前記第2受入口への遊技球の受け入れに基づいて始動情報を抽出する第2始動情報抽出手段と、
前記第2始動情報抽出手段によって抽出された始動情報を第2の上限値まで記憶する第2始動情報記憶手段と、を備え、
前記当落判定手段は、
前記所定の始動条件が成立したとき、前記第1始動情報記憶手段に始動情報が記憶されているか否かを判断する第1始動判断手段、及び
前記第1始動判断手段により始動情報が記憶されている旨判断されたとき、前記第2始動情報記憶手段に当該始動情報よりも先に記憶された始動情報があるか否かにかかわらず、前記第1始動情報記憶手段に記憶されている始動情報のうちの最も早く記憶された始動情報に基づいて前記大賞当たりの当落にかかる抽選処理を行う第1判定手段、及び
前記第1始動判断手段により始動情報が記憶されている旨判断されなかったとき、前記第2始動情報記憶手段に記憶されている始動情報のうちの最も早く記憶された始動情報に基づいて前記大賞当たりの当落にかかる抽選処理を行う第2判定手段、
を有するものであり、
前記第1判定手段は、前記大賞当たりのみが当選種別に含まれる前記抽選処理を行うものであり、
前記第2判定手段は、前記第1受入口よりも前記第2受入口のほうが遊技球の受け入れ確率が低くなる前記特別遊技状態に制御されているにもかかわらず、前記第1始動情報記憶手段及び前記第2始動情報記憶手段のうちの前記第2始動情報記憶手段にのみ始動情報が記憶されている条件のもとで前記抽選処理を行うときは、当該抽選処理の結果に、前記大賞当たりのほか、小賞当たりも当選種別に含ませた上で当該抽選処理を行うものであり、
前記当たり遊技実行手段は、前記特別遊技状態に制御されているときに前記第2判定手段によって前記抽選処理が行われた結果、前記小賞当たりが当選されたときは、遊技球が辛うじて入賞可能となる態様で前記可変入賞口を動作させる小賞当たり遊技を実行するものであり、
前記遊技状態制御手段は、前記特別遊技状態に制御されているにもかかわらず前記第2判定手段によって前記抽選処理が行われてしまい、その結果、前記小賞当たりが当選されてしまったときは、前記当たり遊技実行手段により前記小賞当たり遊技が実行された後、前記小賞当たりの当選を契機として、所定のタイミングにて前記通常遊技状態に制御する
ことを特徴とする遊技機。
【請求項1】
遊技領域に打ち込まれた遊技球が流下する遊技盤と、
前記遊技領域を流下する遊技球の入賞が許容される開状態と前記遊技領域を流下する遊技球の入賞が許容されない閉状態との間で動作可能な可変入賞口と、
前記遊技領域を流下する遊技球が受け入れられる第1受入口と、
前記第1受入口への遊技球の受け入れに基づいて始動情報を抽出する第1始動情報抽出手段と、
前記第1始動情報抽出手段によって抽出された始動情報を第1の上限値まで記憶する第1始動情報記憶手段と、
所定の始動条件が成立したとき、前記第1始動情報記憶手段によって記憶されている始動情報のうちの最も早く記憶された始動情報に基づいて大賞当たりの当落にかかる抽選処理を行う当落判定手段と、
前記当落判定手段により前記大賞当たりに当選された旨判定されたとき、多量の遊技球が賞として遊技者に付与されるべく、遊技球が容易に入賞される態様で前記可変入賞口を動作させる大賞当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段と、
前記大賞当たりが当選されたことを契機として、前記当落判定手段によって大賞当たりと判定される確率が相対的に低い通常遊技状態と、前記当落判定手段によって大賞当たりと判定される確率が相対的に高い特別遊技状態とのいずれかに制御する遊技状態制御手段と、
前記当落判定手段による抽選処理の結果が示唆されるように所定の表示画面にて図柄の変動表示を行う図柄表示手段と、
を備え、前記可変入賞口が動作するときは、少なくとも当該可変入賞口に入賞した遊技球の個数に応じた分の遊技球が賞として遊技者に付与される遊技機であって、
前記通常遊技状態に制御されているときよりも前記特別遊技状態に制御されているときのほうが高い頻度をもって動作する可動部材と、
前記第1受入口の上方に配置されるとともに、前記可動部材が高い頻度をもって動作する前記特別遊技状態に制御されているときは、前記遊技領域を流下する遊技球の受け入れ確率が前記第1受入口よりも低くなるように設けられた第2受入口と、
前記第2受入口への遊技球の受け入れに基づいて始動情報を抽出する第2始動情報抽出手段と、
前記第2始動情報抽出手段によって抽出された始動情報を第2の上限値まで記憶する第2始動情報記憶手段と、を備え、
前記当落判定手段は、
前記所定の始動条件が成立したとき、前記第1始動情報記憶手段に始動情報が記憶されているか否かを判断する第1始動判断手段、及び
前記第1始動判断手段により始動情報が記憶されている旨判断されたとき、前記第2始動情報記憶手段に当該始動情報よりも先に記憶された始動情報があるか否かにかかわらず、前記第1始動情報記憶手段に記憶されている始動情報のうちの最も早く記憶された始動情報に基づいて前記大賞当たりの当落にかかる抽選処理を行う第1判定手段、及び
前記第1始動判断手段により始動情報が記憶されている旨判断されなかったとき、前記第2始動情報記憶手段に記憶されている始動情報のうちの最も早く記憶された始動情報に基づいて前記大賞当たりの当落にかかる抽選処理を行う第2判定手段、
を有するものであり、
前記第1判定手段は、前記大賞当たりのみが当選種別に含まれる前記抽選処理を行うものであり、
前記第2判定手段は、前記第1受入口よりも前記第2受入口のほうが遊技球の受け入れ確率が低くなる前記特別遊技状態に制御されているにもかかわらず、前記第1始動情報記憶手段及び前記第2始動情報記憶手段のうちの前記第2始動情報記憶手段にのみ始動情報が記憶されている条件のもとで前記抽選処理を行うときは、当該抽選処理の結果に、前記大賞当たりのほか、小賞当たりも当選種別に含ませた上で当該抽選処理を行うものであり、
前記当たり遊技実行手段は、前記特別遊技状態に制御されているときに前記第2判定手段によって前記抽選処理が行われた結果、前記小賞当たりが当選されたときは、遊技球が辛うじて入賞可能となる態様で前記可変入賞口を動作させる小賞当たり遊技を実行するものであり、
前記遊技状態制御手段は、前記特別遊技状態に制御されているにもかかわらず前記第2判定手段によって前記抽選処理が行われてしまい、その結果、前記小賞当たりが当選されてしまったときは、前記当たり遊技実行手段により前記小賞当たり遊技が実行された後、前記小賞当たりの当選を契機として、所定のタイミングにて前記通常遊技状態に制御する
ことを特徴とする遊技機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【公開番号】特開2009−6063(P2009−6063A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−172418(P2007−172418)
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【出願人】(000148922)株式会社大一商会 (3,262)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【出願人】(000148922)株式会社大一商会 (3,262)
【Fターム(参考)】
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