説明

遮音建具及び遮音パネル

【課題】軽量でかつコスト的な有利性を発揮することができながら、遮音性に優れ、しかも、面材と補強下地桟とのプレスによる接合を品質良好なものにすることができる遮音建具及び遮音建具を提供する。
【解決手段】 一部の補強下地桟3…が、一方の面材5の側に偏って位置してもう一方の面材6から離間していると共に、残る一部の補強下地桟4…が、前記もう一方の面材6の側に偏って位置して前記一方の面材5から離間し、補強下地桟3…と面材6との間、及び、補強下地桟4…と面材5との間にプレス支持用緩衝材7…が介設され、補強下地桟3…と面材5、及び、補強下地桟4…と面材6とがプレスされて接着剤8で接合されている。各補強下地桟3…,4…は、周囲枠2で囲まれた内部において短辺方向に延ばされているとよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮音建具及び遮音パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば室内木製ドアとして、従来より、周囲枠の内部にペーパーハニカム材を充填し、面材を周囲枠を挟む両側からプレスすることにより、ペーパーハニカム材と両面材とを接着剤で接合したものや、周囲枠の内部に表裏共通の補強下地桟を設け、面材を周囲枠を挟む両側からプレスすることにより、補強下地桟と両面材とを接着剤で接合したものなどが提供されている。
【0003】
しかしながら、これらのドアでは、表裏の面材がペーパーハニカム材や共通補強下地桟で連結されているため、連結部分がサウンドブリッジとなって、遮音性能に優れないという問題がある一方で、遮音性を高めるため、面材の重量を大きくすると、ドアの施工が厄介になってしまうと共に、ドアのコストも高いものについてしまうという問題がある。
【0004】
そこで、周囲枠の内部に設けられた複数本の補強下地桟のうちの一部の補強下地桟を、一方の面材の側に偏って位置させてもう一方の面材から離間させると共に、残る一部の補強下地桟を、前記もう一方の面材の側に偏って位置させて前記一方の面材から離間させ、両面材を周囲枠を挟んで両側からプレスして、前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とを接着剤で接合した遮音ドアも提供されている。
【特許文献1】特開平9−242211号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような遮音ドアでは、各補強下地桟がいずれか一方の面材から離間しているため、プレスをすると、補強下地桟に撓みを生じて、面材と補強下地桟とがうまい具合に接合されない場合があるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に鑑み、軽量でかつコスト的な有利性を発揮することができながら、遮音性に優れ、しかも、面材と補強下地桟とのプレスによる接合を品質良好なものにすることができる遮音建具及び遮音パネルを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、内部に複数本の補強下地桟が設けられた周囲枠の両側に面板が設けられ、
前記複数本のうちの一部の補強下地桟が、一方の面材の側に偏って位置してもう一方の面材から離間していると共に、残る一部の補強下地桟が、前記もう一方の面材の側に偏って位置して前記一方の面材から離間しており、
前記一部の補強下地桟と前記もう一方の面材との間、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記一方の面材との間のそれぞれにプレス支持用緩衝材が介設され、
前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とがプレスされて接合されていることを特徴とする遮音建具によって解決される(第1発明)。
【0008】
この遮音建具では、周囲枠内の補強下地桟が各面材に接合されているので、面材の面外方向へのはらみを補強下地桟で防ぐことができるのはもちろん、
これら補強下地桟はいずれか一方の面材から離間しているので、補強下地桟がサウンドブリッジとならず、高い遮音性能を発揮することができ、
従って、遮音性確保のために面材の重量を大きくする必要がないから、軽量で施工性に優れ、コスト的な有利性を発揮することができる。
【0009】
そして、補強下地桟と面材とが離間している部分には、プレス支持用緩衝材が介設されているので、建具の製作過程においてプレスしても、プレス支持用緩衝材による支持作用によって補強下地桟に撓みを生じにくく、また、プレス時に補強下地桟にねじれ変形を生じることもなく、そのため、面材と補強下地桟とをうまい具合に品質良好に接合することができ、
それでいて、プレス支持用緩衝材は、緩衝作用も備えているので、サウンドブリッジとはならず、遮音性能を損なわせることもない。
【0010】
第1発明において、各補強下地桟は、周囲枠で囲まれた内部において短辺方向に延ばされているとよい(第2発明)。この場合は、このように短辺方向に延ばされていることと、プレス支持用緩衝材の介設とによって、建具の製作過程におけるプレスによる補強下地桟の撓みをより一層効果的に生じにくくすることができて、面材と補強下地桟との接合を品質良好なものにすることができる。
【0011】
また、上記の課題は、内部に複数本の補強下地桟が設けられた周囲枠の両側に面板が設けられ、
前記複数本のうちの一部の補強下地桟が、一方の面材の側に偏って位置してもう一方の面材から離間していると共に、残る一部の補強下地桟が、前記もう一方の面材の側に偏って位置して前記一方の面材から離間しており、
前記各補強下地桟が、周囲枠で囲まれた内部において短辺方向に延ばされ、
前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とがプレスされて接合されていることを特徴とする遮音建具によって解決される(第3発明)。
【0012】
この遮音建具では、特に、補強下地桟が、周囲枠で囲まれた内部を短辺方向に延ばされていることで、建具の製作過程においてプレスをしても、補強下地桟に撓みを生じにくく、そのため、面材と補強下地桟とをうまい具合に品質良好に接合することができる。
【0013】
第1〜第3発明において、補強下地桟と面材とが接着剤で接合されているとよい(第4発明)。この場合は、補強下地桟と面材とを接着剤によって品質良好に接合することができる。
【0014】
また、上記の課題は、内部に複数本の補強下地桟が設けられた周囲枠の両側に面板が設けられ、
前記複数本のうちの一部の補強下地桟が、一方の面材の側に偏って位置してもう一方の面材から離間していると共に、残る一部の補強下地桟が、前記もう一方の面材の側に偏って位置して前記一方の面材から離間しており、
前記一部の補強下地桟と前記もう一方の面材との間、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記一方の面材との間のそれぞれにプレス支持用緩衝材が介設され、
前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とがプレスされて接合されていることを特徴とする遮音パネルによって同様に解決される(第5発明)。
【0015】
また、上記の課題は、内部に複数本の補強下地桟が設けられた周囲枠の両側に面板が設けられ、
前記複数本のうちの一部の補強下地桟が、一方の面材の側に偏って位置してもう一方の面材から離間していると共に、残る一部の補強下地桟が、前記もう一方の面材の側に偏って位置して前記一方の面材から離間しており、
前記補強下地桟が、周囲枠で囲まれた内部において短辺方向に延ばされ、
前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とがプレスされて接合されていることを特徴とする遮音パネルによっても同様に解決される(第6発明)。
【発明の効果】
【0016】
本発明の遮音建具及び遮音パネルは、以上のとおりのものであるから、軽量でかつコスト的な有利性を発揮することができながら、遮音性に優れ、しかも、面材と補強下地桟とのプレスによる接合を品質良好なものにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1及び図2に示す第1実施形態の遮音建具1は、室内木製ドアについてのもので、図1において、2は木製の周囲枠、3…,4…は木製の補強下地桟、5,6は木製の面材である。周囲枠2は、図1(イ)(ロ)に示すように、上下の枠2a,2aと左右の枠2b,2bとを縦長の方形環状に組んだものからなっている。
【0019】
補強下地桟3…,4…は、面材5,6の取付けの下地であると共に、面材5,6が面外方向へはらむのを防ぐもので、
一方の面材5の側に偏って位置してもう一方の面材6から離間する一方の群の3つの補強下地桟3…と、前記もう一方の面材6の側に偏って位置して前記一方の面材5から離間するもう一方の群の3つの補強下地桟4…とに分けられ、
前記一方の群の補強下地桟3…は、周囲枠2の短辺方向、即ち左右方向に延ばされて、周囲枠2の上下の枠2a,2a間に所定の間隔おきに配置されると共に、前記もう一方の群の補強下地桟4…も、周囲枠2の短辺方向に延ばされて、周囲枠2の上下の枠2a,2a間に所定の間隔おきに配置され、
これら一方の群の各補強下地桟3ともう一方の群の各補強下地桟4とは、上下に離間して隣り合う配置関係にされ、両端部が左右の枠2b,2bに接合されて、周囲枠2内に設けられている。
【0020】
また、前記一方の群の各補強下地桟3には、前記もう一方の面材6と対向する側の面部に、該もう一方の面材6との離間寸法に対応する厚さ寸法のプレス支持用緩衝材7が両面テープ等により取り付けられると共に、前記もう一方の群の各補強下地桟4には、前記一方の面材5と対向する側の面部に、該一方の面材5との離間寸法に対応する厚さ寸法のプレス支持用緩衝材7が同じく両面テープ等により取り付けられている。
【0021】
各プレス支持用緩衝材7は、プレス時の支持作用を必要充分に行うことができ、しかも、遮音性能を損なわせることのない性質を備えたものからなっていて、例えば、バネ定数が10〜50kgf/mmのゴム状材などが好適に用いられる。
【0022】
なお、本実施形態では、各プレス支持用緩衝材7は、各補強下地桟3,4の長手方向の中央部に点状に1つ備えられているが、長手方向の中間部に所定の間隔をおいて複数、点状に備えられていてもよいし、各補強下地桟3,4の長手方向の全長ないしはほぼ全長、あるいは、長手方向の一部にわたる範囲に線状に備えられていてもよい。
【0023】
遮音ドア1の製作は、上記のようにして補強下地桟3…,4…が内部に設けられた周囲枠2の両面部と、各補強下地桟3…,4…の、プレス支持用緩衝材7…の存在する側とは反対の側の面部とに、接着剤8を塗布したのち、図2(イ)〜(ハ)に示すように、周囲枠2の両側に面材5,6を重ね合わせ状態にしてプレスをすると、周囲枠2と両面材5,6、並びに、前記一方の群の補強下地桟3…と前記一方の面材5、及び、前記もう一方の群の補強下地桟4…と前記もう一方の面材6とが接着剤8…にて接合されて、図1(ハ)(ニ)に示すような遮音ドア1に製作される。なお、接着剤8は、間隔的に塗布されていてもよいし、全体に塗布されていてもよい。
【0024】
上記のプレスにおいて、補強下地桟3…,4…と面材5,6とが離間している部分にはプレス支持用緩衝材7…が介設されているので、各プレス支持用緩衝材7…による支持作用が働き、また、各補強下地桟3…,4…は周囲枠2内を短辺方向に延ばされているので、それ自体で撓みにくく、それらが相俟って、各補強下地桟3…,4…は撓みを生じにくく、そのため、面材5,6と周囲枠2はいうに及ばす、面材5,6と各補強下地桟3…,4…も接着剤8…で品質良好に接合される。なお、内部にはグラスウール9が装填されている。
【0025】
このように、上記の遮音ドア1では、周囲枠2内の各群の補強下地桟3…,4…が各面材5,6に接着剤で接合されているので、各面材5,6の面外方向へのはらみを各群の補強下地桟3…,4…で防ぐことができ、また、これらの補強下地桟3…,4…は、いずれか一方の面材から離間しているので、補強下地桟3…,4…がサウンドブリッジとならず、そのため、高い遮音性能を発揮することができると共に、面材5,6の重量を大きくする必要がなくて、施工性に優れ、コスト的な有利性も発揮することができる。
【0026】
しかも、補強下地桟3…,4…と面材5,6とが離間している部分には、上記のように、プレス支持用緩衝材7…が介設されているので、ドア1の製作過程において上記のようにプレスを行っても、プレス支持用緩衝材7…による支持作用によって補強下地桟3…,4…に撓みを生じにくく、また、プレス支持用緩衝材7…は補強下地桟3…,4…と面材5,6との間に介在するように備えられるので、プレス時に補強下地桟3…,4…にねじれ変形を生じるようなこともなく、そのため、面材5,6と補強下地桟3…,4…とを接着剤8…で品質良好に接合することができ、そして、プレス支持用緩衝材7…は、緩衝作用も備えているので、サウンドブリッジとはならず、遮音性能を損なわせることもない。
【0027】
特に、本実施形態では、各群の補強下地桟3…,4…が、縦長方形状の周囲枠2で囲まれた内部を短辺方向に延ばされているので、プレス支持用緩衝材7…の使用と相俟って、ドアの製作過程でのプレスにおける補強下地桟3…,4…の撓みをより一層効果的に生じにくくすることができて、面材5,6と補強下地桟3…,4…との接合を品質良好なものにすることができる。
【0028】
因みに、上記のような構成の遮音ドア(実施例)と、周囲枠の内部に充填したペーパーハニカム材を両面材に接合して形成したドア(比較例1)と、周囲枠の内部に設けた表裏共通の補強下地桟を両面材に接合して形成したドア(比較例2)とについて、遮音性能についての試験を行ったところ、図5のグラフに示すように、上記の実施形態の構造を備えた遮音ドアが高い遮音性能を発揮しうることを確認することができた。
【0029】
図3に示す第2実施形態の遮音ドア1は、プレス支持用緩衝材が省略されているもので、その他は、第1実施形態と同様である。本実施形態では、各群の補強下地桟3…,4…が、縦長方形状の周囲枠2で囲まれた内部を短辺方向に延ばされているので、補強下地桟3…,4…それ自体で撓みにくく、そのため、ドアの製作過程でのプレスにおける補強下地桟3…,4…の撓みを生じにくくすることができて、面材5,6と補強下地桟3…,4…との接合を品質良好なものにすることができる。特に、幅寸法の小さな遮音ドアでは、このような構造も有効である。
【0030】
図4に示す第3実施形態の遮音ドア1は、一方の面材5の側に偏る1つの補強下地桟3と、もう一方の面材6の側に偏る1つの補強下地桟4とが、縦長方形状の周囲枠2内の幅方向の中央部分において、長辺方向、即ち上下方向に延びるように備えられて、それらの両端部が上下の枠2a,2aに接合され、各補強下地桟3,4の長手方向の中間部に、複数のプレス支持用緩衝材7…が所定の間隔をおいて設けられたもので、その他は第1実施形態と同様である。
【0031】
本実施形態では、補強下地桟3,4が長辺方向に延ばされているが、各補強下地桟3,4には、その長手方向の中間部に複数のプレス支持用緩衝材7…が所定の間隔をおいて設けられているので、ドアの製作過程でのプレスにおける各補強下地桟3,4の撓みを、それぞれ複数のプレス支持用緩衝材7…による支持作用によって生じにくくすることができて、面材5,6と補強下地桟3,4との接合を品質良好なものにすることができる。
【0032】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、面材5,6と補強下地桟3,4とを接着剤8で接合する場合を示しているが、接合は接着剤に限られるものではなく、遮音ドア1の製作過程において、面材5,6と補強下地桟3,4との接合を、面材5,6を補強下地桟3,4の側にプレスすることによって行う各種形式の接合であってよい。
【0033】
また、上記の実施形態では、本発明の遮音建具及び遮音パネルを開き戸式の遮音ドアに適用した場合を示したが、引き戸式などの各種遮音建具に適用することも可能で建具の種類に制限はなく、また、第5,第6発明では、遮音建具に限らず、各種遮音パネルに適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】第1実施形態の遮音ドアを示すもので、図(イ)は内部に補強下地桟が設けられた周囲枠の正面図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断面矢視図、図(ハ)は遮音ドアの断面側面図、図(ニ)は図(ハ)のA部拡大図である。
【図2】図(イ)及び図(ロ)は同遮音ドアの製造過程を順次に示す断面正面図、図(ハ)は図(ロ)の要部拡大図である。
【図3】第2実施形態の遮音ドアを示すもので、図(イ)は内部に補強下地桟が設けられた周囲枠の正面図、図(ロ)は図(イ)のII−II線断面矢視図、図(ハ)は遮音ドアの断面側面図、図(ニ)は図(ハ)のB部拡大図である。
【図4】第3実施形態の遮音ドアを示すもので、図(イ)は内部に補強下地桟が設けられた周囲枠の正面図、図(ロ)は図(イ)のIII−III線断面矢視図、図(ハ)は遮音ドアの断面側面図、図(ニ)は図(ハ)のC部拡大図である。
【図5】本発明の遮音ドアと従来の遮音ドアについての遮音性能を比較するグラフ図である。
【符号の説明】
【0035】
1…遮音ドア(遮音建具、遮音パネル)
2…周囲枠
3…一方(一部)の補強下地桟
4…もう一方(残る一部)の補強下地桟
5…一方の面材
6…もう一方の面材
7…プレス支持用緩衝材
8…接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に複数本の補強下地桟が設けられた周囲枠の両側に面板が設けられ、
前記複数本のうちの一部の補強下地桟が、一方の面材の側に偏って位置してもう一方の面材から離間していると共に、残る一部の補強下地桟が、前記もう一方の面材の側に偏って位置して前記一方の面材から離間しており、
前記一部の補強下地桟と前記もう一方の面材との間、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記一方の面材との間のそれぞれにプレス支持用緩衝材が介設され、
前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とがプレスされて接合されていることを特徴とする遮音建具。
【請求項2】
前記各補強下地桟が、周囲枠で囲まれた内部において短辺方向に延ばされている請求項1に記載の遮音建具。
【請求項3】
内部に複数本の補強下地桟が設けられた周囲枠の両側に面板が設けられ、
前記複数本のうちの一部の補強下地桟が、一方の面材の側に偏って位置してもう一方の面材から離間していると共に、残る一部の補強下地桟が、前記もう一方の面材の側に偏って位置して前記一方の面材から離間しており、
前記各補強下地桟が、周囲枠で囲まれた内部において短辺方向に延ばされ、
前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とがプレスされて接合されていることを特徴とする遮音建具。
【請求項4】
補強下地桟と面材とが接着剤で接合されている請求項1乃至3のいずれか一に記載の遮音建具。
【請求項5】
内部に複数本の補強下地桟が設けられた周囲枠の両側に面板が設けられ、
前記複数本のうちの一部の補強下地桟が、一方の面材の側に偏って位置してもう一方の面材から離間していると共に、残る一部の補強下地桟が、前記もう一方の面材の側に偏って位置して前記一方の面材から離間しており、
前記一部の補強下地桟と前記もう一方の面材との間、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記一方の面材との間のそれぞれにプレス支持用緩衝材が介設され、
前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とがプレスされて接合されていることを特徴とする遮音パネル。
【請求項6】
内部に複数本の補強下地桟が設けられた周囲枠の両側に面板が設けられ、
前記複数本のうちの一部の補強下地桟が、一方の面材の側に偏って位置してもう一方の面材から離間していると共に、残る一部の補強下地桟が、前記もう一方の面材の側に偏って位置して前記一方の面材から離間しており、
前記補強下地桟が、周囲枠で囲まれた内部において短辺方向に延ばされ、
前記一部の補強下地桟と前記一方の面材、及び、前記残る一部の補強下地桟と前記もう一方の面材とがプレスされて接合されていることを特徴とする遮音パネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−150133(P2009−150133A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−329390(P2007−329390)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【出願人】(390037154)大和ハウス工業株式会社 (946)
【出願人】(000100805)アイシン高丘株式会社 (202)
【Fターム(参考)】