説明

配車システム

【課題】タクシーの配車サービスにおいて、利用者の利便性を向上させる。
【解決手段】タクシー利用者(顧客)が配車センターに電話などによって配車要求すると、オペレータが端末装置12を操作することで、配車コントロールサーバ20は、配車すべきタクシー90に搭載されているETC車載器92のWCNと配車要求をした顧客とを関連づけた配車要求情報を記憶するとともに配車場システム50に送信する。配車場システム50では、DSRC無線機60がその配車要求情報を取得し、配車要求情報に含まれるWCNを検知すると、タクシー乗り場に設置された表示装置52を用いて要求したタクシー90が到着した旨を配車要求した顧客に知らせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配車システムに係り、例えば、タクシーなどを顧客の依頼に応じて所定の配車場等に配車するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からあるタクシーなどの配車システムでは、一般に顧客から電話等により配車の依頼があると、まずオペレータが、顧客から配車希望場所などの情報を聞き取り、車両監視システム等を用いて配車する車両を決定し、配車する車両の乗務員に対して、業務用無線回線を介して顧客情報を通知し配車指令を行う。オペレータから配車指令を受けた乗務員は、配車指令に基づいて車両を顧客位置まで運転をする。また、タクシー会社によっては、自社の車両専用の車両待機場を設けている場合や、その他、駅前やホテルといった場所にタクシーの待機場所が設けられている場合があり、顧客はそれらのような車両の待機場等に行くことで配車された車両に乗車することがある。このような配車システムではGPS(Global Positioning System)により取得した位置情報が業務用無線を通じてタクシーから配車センター(車両監視システム)に通知され、配車センターの端末に地図情報とともに表示され、一見して走行している位置が分かるようになっている。
【0003】
そして、タクシーなどの配車システムにおいてタクシー利用者である顧客とタクシーの乗務員の双方の利便性を向上させた幾つかの技術が提案されている。例えば、特許文献1に開示の技術では、利用頻度の多い顧客に関しメンバID(Identification)や住所・目的地などの顧客情報が予め登録されている。登録されている顧客から配車依頼があった場合、この配車システムは、配車対象車両に搭載された無線移動局(以下、単に「移動局」という)に対して顧客情報を送信する。そして、車両側ではその顧客情報を乗務員に提示する。これによって、乗務員は顧客に対して目的地等を詳細に聞く手間を省けるとともに、目的先への正確な経路を把握することができ、顧客に対するサービスの向上が実現できている。
【特許文献1】特開2007−25897号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、タクシー業界の競争は熾烈を極めていると言ってもよいほど厳しいものがある。このような状況においては、他社との差別化がタクシー会社にとっては生き残りの生命線とも言える状況にある。上述のように、サービス向上のために様々な技術が導入されているが、近年、タクシー利用者の目が非常に厳しく、単なる価格競争ではなく、利便性に対する要求が高くなっている。したがって、自社のタクシーを継続して利用してもらうために、他社と差別化ができる新たなサービスを提供する技術が求められている。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであって、タクシーの配車サービスにおいて、利用者の利便性を向上させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る態様は、配車システムに関する。この配車システムは、タクシーに搭載された車載器と双方向通信する無線通信機と、前記無線通信機が設置されている所定の場所への顧客からの配車依頼を取得し、前記配車するタクシーの前記車載器のIDと前記顧客とを関連づけた配車情報を記憶する配車情報記憶部と、前記無線通信機が前記車載器と通信し、前記車載器の前記IDを取得したときに、前記配車情報記憶部の配車情報を参照して、前記IDに関連づけられた顧客が存在するときに、依頼したタクシーが到着した旨を報知する報知部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
以上、本発明によると、タクシーの配車サービスにおいて、利用者の利便性を向上させる技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本実施形態に係るタクシー配車システム10の概略構成を模式的に示す図であり、本図をもとにタクシー配車システム10で実現する配車サービスの概要を説明する。タクシー配車システム10は、タクシー会社等の配車センター11に設置される配車コントロールサーバ20と、タクシー乗り場(待合所)等に設置される配車場システム50とから構成され、配車コントロールサーバ20と配車場システム50とはインターネットまたは専用回線等のネットワーク回線14を介して接続されている。配車センター11の配車コントロールサーバ20には、配車オペレータ(以下、単に「オペレータ」という)が操作する端末装置12と基地局無線機16とが接続されている。また、配車場システム50は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)無線機60と、DSRCアンテナ51と、表示装置52とを備えている。
【0009】
そして、タクシー利用者(顧客)が配車センターに電話などによって配車センター11に配車依頼すると、オペレータが端末装置12を操作することで、配車コントロールサーバ20は、配車すべきタクシー90に搭載されているETC車載器92のWCN(Wireless Call Number)と配車要求をした顧客とを関連づけた配車要求情報を記憶するとともに配車場システム50に送信する。また、タクシーの移動局94に対して基地局無線機16を介して配車依頼が通知される。配車場システム50では、DSRC無線機60がその配車要求情報を取得し、タクシー90がタクシー乗り場(配車場システム50の設置場所)に到着してETC車載器92とDSRC無線機60とがDSRCアンテナ51を介して通信し、配車センター11から送信されてきた配車要求情報に含まれるWCNとETC車載器92から送信されてきたWCNとを照合して、それらWCNが一致すると、タクシー乗り場に設置された表示装置52を用いて要求したタクシー90が到着した旨を配車要求した顧客に知らせる。
【0010】
図2は、主に配車コントロールサーバ20の概略構成を示す機能ブロック図である。配車コントロールサーバ20は、サーバ主制御部22と、外部接続インタフェイス24と、データベース部30と、配車管理部40とを備える。サーバ主制御部22は、配車コントロールサーバ20の各構成要素を統括的に制御する。また、外部接続インタフェイス24は、端末装置12や基地局無線機16と接続したり、ネットワーク回線14を介して配車場システム50に接続する。
【0011】
データベース部30は、車両情報部31と、顧客情報部32と、配車情報部33とを備えている。車両情報部31は、タクシー会社が所有するタクシー90に関する車両情報が記録している。図3は、車両情報部31の車両情報のデータ例を示している。車両情報としては、例えば、自動車登録番号、ETC車載器92のWCN、タクシー90の乗務員の名前、タクシー会社がつけたタクシー90の番号が含まれている。図示の一番上に記載の情報では、自動車登録番号「12−34」、WCN「12345671」、乗務員名「佐藤」、タクシー番号「001」となっている。
【0012】
また、図4は、顧客情報部32の顧客情報のデータ例を示している。顧客情報部32は、顧客ID、顧客名、携帯電話番号、携帯電話のメールアドレス(図示では「携帯メール」)、登録住所1及び2、利用履歴などの顧客情報を受け付けて記憶する。図示の2番目に記載の情報では、顧客ID「A0002」、顧客名「中村」、携帯電話番号「090−1234−1234」、携帯電話のメールアドレス「1234@YYY.com」、登録住所1「C市D町Z−Y−X」、登録住所2「A市F町V−W−X」、利用履歴「10回」となっている。この顧客情報の受付及び登録は、端末装置12を介してオペレータによってなされてもよいし、所定のウェブページにおいてユーザによって登録されてもよい。また、利用履歴は、回数でなく利用された日時であってもよい。
【0013】
図5は配車情報部33のサーバ側配車情報のデータ例を示している。配車情報部33は、現在運行中のタクシー90について車両情報(タクシー番号及びWCN)、顧客名、走行位置、目的先地、配車依頼の有無などが関連づけられて記憶される。例えば、図示の1番目の情報では、タクシー番号「002」、WCN「12345672」、顧客名「A0002/中村」、走行位置「A市J町付近」、目的地「PQR乗場」、配車依頼「回送中」となっている。顧客名は、既に登録がある場合には、図示の一番上の記載のように顧客IDと顧客名が記録され、顧客がいない場合には「無」と記録され、特定できない場合には「不明」と記録される。また、走行位置は、例えばタクシー90が搭載するGPSの位置データが利用されたり、乗務員からの報告が利用されたりする。GPSのデータが利用される場合、ポーリング方式により、基地局無線機16からの呼び出しに応答してタクシー90に搭載の移動局94が、GPSの位置データを基地局無線機16に通知するようにしてもよい。図示では、走行位置が住所として記憶されるが、緯度及び経度で記憶されてもよい。
【0014】
図2の説明に戻る。配車管理部40は、配車登録部41と、顧客登録部43とを備えている。配車登録部41は、運行中のタクシー90の車両情報を取得して配車情報部33に記憶する。また、配車登録部41は、顧客が乗車した場合その旨を配車情報部33に記憶されているサーバ側配車情報に反映させ、また、配車依頼があったときには、配車依頼情報(顧客名と配車先など)をサーバ側配車情報に反映させる。配車情報部33への登録や反映は、オペレータにより端末装置12を介してなされてもよい。また、タクシー90が運行中か否かは会社から出車した旨を登録することで判定してもよい。また、配車依頼は所定のウェブページ等のネットワーク経由でユーザから直接なされてもよい。配車登録部41は、所定のタイミングで基地局無線機16によってポーリングを行い、運行中のタクシー90の位置を更新する。また、配車登録部41は、顧客がタクシー90に乗車した旨または降車した旨、さらに、タクシー90が所定の待機場へ場所に到着した旨またはそこから出発した旨などの情報を取得すると、その情報を配車情報部33に反映させて更新する。なお、このタクシー配車システム10では、タクシー乗り場にDSRC無線機60が設置されている。したがって、DSRC無線機60がタクシー90のETC車載器92と通信可能となると、タクシー90がタクシー乗り場に到着したと判断し、また、通信できなくなるとタクシー乗り場から離れたと判断し、それら判断の内容がネットワーク回線14を介して配車コントロールサーバ20に通知される。配車コントロールサーバ20の配車登録部41は、その旨を配車情報部33の車両情報に反映させる。
【0015】
図6は、配車場システム50について主にDSRC無線機60の概略構成を示す機能ブロック図である。DSRC無線機60は、無線機主制御部61と、外部接続インタフェイス62と、無線部63と、報知制御部70とを備える。無線機主制御部61は、DSRC無線機60の各構成要素を統括的に制御する。また、外部接続インタフェイス62は、ネットワーク回線14を介して配車コントロールサーバ20などの外部機器と通信接続する。無線部63は、DSRCアンテナ51を介して、タクシー90のETC車載器92と双方向通信する。
【0016】
報知制御部70は、WCN管理部72と報知用情報部73とを備える。WCN管理部72は、配車場システム50が設置されているタクシー乗り場へ配車登録されたタクシー90について配車コントロールサーバ20から配車情報を取得し、配車場側配車情報として報知用情報部73に記憶する。また、WCN管理部72は、タクシー90のETC車載器92と通信して無線部63が取得したタクシー90のWCNが報知用情報部73に記憶されているWCNのいずれかと一致すると、表示装置52に対して、顧客名を表示し、配車された旨が顧客に報知される。さらに、WCN管理部72は、一旦認識されたWCNを検知できなくなったときに、タクシー乗り場から出場したと判断して、配車コントロールサーバ20にその旨を通知する。配車コントロールサーバ20では、配車登録部41がその通知を受けて配車情報部33のサーバ側配車情報を報知用情報部73の配車場側配車情報に反映させる。ここで、報知制御部70は、DSRC無線機60に備わる構成となっているが、当然に、DSRC無線機60から独立した構成で、外部接続インタフェイス62を介して接続する構成であってもよいし、表示装置52に含まれる構成であってもよい。
【0017】
以上の構成によるタクシー配車システム10の動作について説明する。図7は、タクシー配車システム10の動作を示すフローチャートである。まず、予め、タクシー会社が所有するタクシー90に関して、オペレータによって車両情報部31に車両情報が登録される(S110)。車両情報としては、上述のように自動車登録番号、ETC車載器92のWCN、タクシー90の乗務員の名前、タクシー会社がつけたタクシー90の番号が含まれている。
【0018】
そして、顧客が電話などで配車センターに配車の依頼をすると(S112)、オペレータが端末装置12を操作してタクシー乗り場へ回送するタクシー90を選択して、所定の受付画面によって依頼してきた顧客名を入力することで、タクシー90と顧客を紐付ける(S114)。このとき、顧客情報部32に登録されている顧客であれば、登録されている顧客IDや携帯電話の番号により、顧客名が端末装置12に呼び出されるようにしてもよい。顧客名が入力されると、配車登録部41は選択されたタクシー90のサーバ側配車情報に依頼をした顧客情報の一部または全部を付加し、さらに、選択されたタクシー90のWCNと顧客情報をDSRC無線機60に通知する(S116)。また、同時に、配車登録部41は、基地局無線機16からタクシー90の移動局94に対して、依頼があったタクシー乗り場へ回送するように通知する(S118)。
【0019】
一方、配車場システム50では、このタクシー配車システム10を利用するタクシー90を特定するために、配車コントロールサーバ20(配車登録部41)から配車情報(サーバ側配車情報の全部または一部)を取得し回送中のタクシー90に関するWCNが配車場側配車情報として報知用情報部73に記憶され、所期のタイミングで配車コントロールサーバ20より通知を受けて更新される(S210)。そして、WCN管理部72は、顧客名を含む配車情報を取得すると、配車場側配車情報を更新するとともに、タクシー90が配車されたときに表示装置52に表示する文字を作成し、WCNと関連づけて報知用情報部73に記憶する(S212)。例えば、WCN管理部72は、「○○様お待たせしました」という文を作成し、報知用情報部73に記憶する。
【0020】
そして、回送指示を受けたタクシー90が所定のタクシー乗り場に到着して、図示しない車両検知センサがタクシー90を検知すると、DSRC無線機60は、タクシー90のETC車載器92とDSRCによる双方向の通信を実行する(S214)。具体的には、埋設されているループコイルなどの車両検出センサの上をタクシー90が通過すると、車両検出センサはその旨を検知して無線機主制御部61に通知する。無線機主制御部61は、通信出力を所定レベルに制御しETC車載器92との通信を開始する。DSRC無線機60とETC車載器92間の通信の初期接続処理が終了すると、まず、WCN管理部72が、タクシー90のETC車載器92に対してWCNを要求する。その要求を受けたETC車載器92は、自身のWCNをWCN管理部72に通知する。
【0021】
ETC車載器92からWCNの通知を受けたWCN管理部72は、報知用情報部73の配車場側配車情報を参照して、そのWCNが顧客に関連づけられているか確認する(S216)。顧客情報が含まれている場合、S212の処理において、表示すべき文字が作成されているので、WCN管理部72は、表示装置52に「○○様お待たせしました」と表示させ顧客に報知するとともに(S218)、表示した旨を報知用情報部73の配車場側配車情報に反映させる(S220)。
【0022】
タクシー90の乗務員が配車を依頼した顧客を乗車させタクシー乗り場から出場すると、WCN管理部72は、その旨を報知用情報部73の配車場側配車情報に反映させる(S222)とともに、配車コントロールサーバ20に通知する。そして、配車コントロールサーバ20の配車登録部41は、出場した旨を配車情報部33に反映させる(S120)。タクシー乗り場からの出場は、DSRC無線機60とETC車載器92との通信が所定期間できなくなったことで判断されてもよいし、出場口に図示しない出口用のDSRC無線機が設置されていればそのDSRC無線機との通信により判断されてもよい。また、表示装置52に配車された旨が表示されてから所定期間経過した場合、例えば5分経過した場合に、再度表示装置52に表示されるようにしてもよいし、さらに、10分経過した場合に、配車をキャンセルする旨を通知するようにしてもよい。また、5分経過した場合に、その旨を報知用情報部73から配車コントロールサーバ20に通知し、配車コントロールサーバ20で顧客情報部32を参照して、配車コントロールサーバ20が登録している携帯電話のメールアドレスに連絡してもよい。また、配車センターの端末装置12に警告表示がなされ、その警告表示を見たオペレータから連絡するようにしてもよい。
【0023】
以上のような構成及び処理により、例えば、タクシー90を待つタクシー乗り場等においてタクシー90が来た場合、利用者はどの顧客を迎えに来たタクシー90なのかが容易に分かるため、利用者の利便性が向上する。以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、タクシー90を配車指示したときに、タクシー90が到着する順番が前後することがある。その場合、タクシー90を入れ替えても良い。また、顧客によっては、特定のドライバーを希望する場合がある。その場合、入れ替わらないようにしてもよい。したがって、上記のようにタクシー90の入替を行う場合は、予め配車情報(サーバ側配車情報や配車場側配車情報)に、入替の可否が登録されるようにする。
【0024】
本実施形態の概要をまとめると以下の通りである。
本実施形態の配車システムは、タクシーに搭載され、固有のIDを有する車載器と双方向通信する無線通信機と、前記無線通信機が設置されている所定の場所への顧客からの配車依頼を取得し、前記配車するタクシーの前記車載器のIDと前記顧客とを関連づけた配車情報を記憶する配車情報記憶部と、前記無線通信機が前記車載器と通信し、前記車載器の前記IDを取得したときに、前記配車情報記憶部の配車情報を参照して、前記IDに関連づけられた顧客が存在するときに、依頼したタクシーが到着した旨を報知する報知部とを備える。
前記車載器の前記IDと前記タクシーとを関連づけた車両情報を記憶する車両情報記憶部を備えてもよい。
また、前記配車依頼に関して、前記顧客と当該顧客に配車すべきタクシーを選択し、選択したタクシーに対して配車依頼を受けた旨を通知する配車通知部を備えてもよい。
また、前記双方向通信は、DSRC通信であり、前記車載器の前記IDは、WCNであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】実施形態に係る、タクシー配車システムのサービス概要を模式的に示す概略図である。
【図2】実施形態に係る、配車コントロールサーバの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】実施形態に係る、車両情報部の車両情報のデータ例を示す図である。
【図4】実施形態に係る、顧客情報部の顧客情報のデータ例を示す図である。
【図5】実施形態に係る、配車情報部のサーバ側配車情報のデータ例を示す図である。
【図6】実施形態に係る、DSRC無線機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図7】実施形態に係る、配車システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0026】
10 タクシー配車システム
11 配車センター
14 ネットワーク回線
16 基地局無線機
20 配車コントロールサーバ
22 サーバ主制御部
30 データベース部
31 車両情報部
32 顧客情報部
33 配車情報部
40 配車管理部
41 配車登録部
43 顧客登録部
50 配車場システム
52 表示装置
60 DSRC無線機
61 無線機主制御部
63 無線部
70 報知制御部
72 WCN管理部
73 報知用情報部
80 表示装置
92 ETC車載器
94 移動局

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タクシーに搭載された車載器と双方向通信する無線通信機と、
前記無線通信機が設置されている所定の場所への顧客からの配車依頼を取得し、前記配車するタクシーの前記車載器のIDと前記顧客とを関連づけた配車情報を記憶する配車情報記憶部と、
前記無線通信機が前記車載器と通信し、前記車載器の前記IDを取得したときに、前記配車情報記憶部の配車情報を参照して、前記IDに関連づけられた顧客が存在するときに、依頼したタクシーが到着した旨を報知する報知部と
を備えることを特徴とする配車システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−282596(P2009−282596A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−131667(P2008−131667)
【出願日】平成20年5月20日(2008.5.20)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】