説明

鉄道車両用シート

【課題】構造を簡易化しつつ快適性を高めることができる鉄道車両用シートを提供する。
【解決手段】鉄道車両用シート1は、背もたれ4と、背もたれ4に設けられ内部に空気を充填する袋体7と、を備えている。この鉄道車両用シート1では、電磁弁8bが開とされることで、袋体7内の空気が流出流路Lbを介して大気開放されつつ、ガイドフレーム21の自重で袋体7内の空気が流出流路Lbを介して外部へ排出され、その結果、袋体7が収縮され、背もたれ4が高さ方向に縮小される。一方、電磁弁8aが開とされることで、コンプレッサ13から袋体7内に圧縮空気が流入流路Laを介して流入され、その結果、袋体7が膨張され、背もたれ4が高さ方向に伸長される。つまり、袋体7を膨張・収縮させるだけで、背もたれ4の高さが例えば鉄道車両用シート1の向きや着座者の体型等に応じた所望な高さとなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道車両内に配置された鉄道車両用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の鉄道車両用シートとしては、例えば特許文献1に記載されているように、鉄道車両内に配置され、背もたれを具備するものが知られている。この特許文献1に記載の鉄道車両用シートは、ベンチシートであって、背もたれにおける各人の仕切り相当箇所に設けられた硬塊を有している。これにより、この鉄道車両用シートでは、着座者が等間隔に腰掛けるよう促される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭60−28528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述したような鉄道車両用シートでは、例えば座り心地等の快適性を高めることが要求されている。さらに、鉄道車両用シートとしては、近年の傾向として、その構造が簡易なものが望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、構造を簡易化しつつ快適性を高めることができる鉄道車両用シートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成するため、本発明に係る鉄道車両用シートは、鉄道車両内に配置され、背もたれを具備する鉄道車両用シートにおいて、背もたれに設けられ、その内部に空気を充填する袋体と、袋体に充填される空気量を調整し、背もたれが高さ方向に伸縮するように袋体を膨張及び収縮させる調整手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この本発明の鉄道車両用シートでは、調整手段によって袋体を膨張及び収縮させることで、背もたれの高さが例えば鉄道車両用シートの向きや着座者の体型等に応じた所望な高さにされ、着座者に対する座り心地及び安全性が高められる。さらに、このように、袋体を膨張及び収縮させるだけで背もたれが伸縮されるため、背もたれの伸縮に当たり複雑な組立て作業が不要であり、鉄道車両用シートの構造が簡易なものとなっている。従って、本発明によれば、構造を簡易化しつつ快適性を高めることが可能となる。
【0008】
また、上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、調整手段は、袋体における高さ方向の膨張及び収縮をガイドするガイドフレームを有し、鉄道車両に設けられた空気圧送装置から袋体内に空気を供給することで、背もたれが高さ方向に伸長するよう袋体を高さ方向に膨張させると共に、袋体に充填された空気を開放しつつガイドフレームの自重で空気を袋体から排出することで、背もたれが高さ方向に縮小するよう袋体を高さ方向に収縮させる構成が挙げられる。
【0009】
また、鉄道車両の前後方向に向くクロスシート状態と鉄道車両の左右方向に向くロングシート状態との間で切り替え可能に構成された切替シートであって、調整手段は、クロスシート状態のときに、背もたれが高さ方向に伸長するよう袋体を膨張させると共に、ロングシート状態のときに、背もたれが高さ方向に縮小するよう袋体を収縮させることが好ましい。この場合、クロスシート状態のときには、袋体を膨張させ、鉄道車両に特に発生し易い前後方向の揺れに対応するように背もたれを高さ方向に伸長させることができる。一方、ロングシート状態のときには、袋体を収縮させ、背もたれが窓に干渉して窓からの視界が阻害されないように背もたれを高さ方向に縮小させることができる。
【0010】
また、袋体は、背もたれのヘッドレストを構成する場合がある。このとき、袋体における高さ方向の膨張及び収縮をロックするロック機構をさらに備え、調整手段は、ロック機構によるロック状態において、袋体に充填される空気量を調整し、袋体の柔らかさを調整することが好ましい。これにより、着座者の頭部に対する保護力及びフィット感等が着座者に応じた所望なものにでき、着座者の快適性を一層高めるこが可能となる。
【0011】
また、調整手段は、袋体に充填された空気を吸引して袋体を収縮させるポンプを有することが好ましい。この場合、袋体を積極的に収縮させることが可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、構造を簡易化しつつ快適性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係る鉄道車両用シートのクロスシート時の状態を示す概略側断面図である。
【図2】図1の鉄道車両用シートのロングシート時の状態を示す概略側断面図である。
【図3】図1の状態の鉄道車両用シートを示す斜視図である。
【図4】図2の状態の鉄道車両用シートを示す斜視図である。
【図5】図2の状態の鉄道車両用シートの他の例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、「前」「後」「左」「右」の語は、鉄道車両の前後方向、左右方向に対応するものである。
【0015】
図1は本発明の一実施形態に係る鉄道車両用シートのクロスシート時の状態を示す概略側断面図、図2は図1の鉄道車両用シートのロングシート時の状態を示す概略側断面図、図3は図1の状態の鉄道車両用シートを示す斜視図、図4は図2の状態の鉄道車両用シートを示す斜視図である。なお、図1の車両進行方向は、図1では紙面左右方向、図2では紙面垂直方向、図3,4では紙面上下方向である。
【0016】
図1〜4に示すように、本実施形態の鉄道車両用シート1は、指定席車両及び通勤形車両として兼用される鉄道車両T内に配置されるものであり、複数人が腰掛け可能なベンチシートである。具体的には、図3,4に示すように、鉄道車両用シート1は、2人掛けシートとされ、鉄道車両T内の左右方向中央に通路Aが形成されるよう該鉄道車両T内の左右方向両端部に配設されている。ここでの鉄道車両用シート1は、指定席車両のときには前後方向を向くクロスシートとされ、通勤車両のときには左右方向を向くロングシートとされている。
【0017】
図1に示すように、鉄道車両用シート1は、鉄道車両Tの床面11に固定されたベース2と、ベース2上に設けられた座部3と、座部3に一体に設けられた背もたれ4と、を備えている。また、この鉄道車両用シート1の側部には、アームレスト5が取り付けられている。なお、背もたれ4は、背ずり又はシートバックとも称される。
【0018】
ベース2は、座部3を支持するものであり、鉄道車両用シート1の向きに応じて座部3を好適に支持すべく左右方向に伸縮可能とされている。つまり、鉄道車両用シート1がクロスシートのときには左右方向に伸長される一方、鉄道車両用シート1がロングシートのときには左右方向に縮小される。
【0019】
背もたれ4は、その高さ方向における中央から下端に亘って配置され座部3に連続するよう設けられた基部6と、この基部6の上方に設けられた袋体7と、を有している。袋体7は、背もたれ4の上端部を構成する、すなわち、鉄道車両用シート1のヘッドレストを構成するものとして、着座者の頭部に対応する高さ位置に配置されている。
【0020】
この袋体7は、内部に空気を充填する空気室として機能し、充填する空気量に応じて膨張及び収縮可能とされている。具体的には、袋体7は、背もたれ4の高さが通常の鉄道車両用シートにおける背もたれの高さと同様な高さとなるまで膨張可能とされている。また、この袋体7は、図2に示すように、背もたれ4の高さが鉄道車両Tの窓12に差し掛からない高さとなるまで収縮可能とされている(詳しくは、後述)。
【0021】
この袋体7には、充填される空気量を調整するためのものとして、その内部に連通する空気流路Lが接続されている。空気流路Lとしては、例えば配管やチューブ等が用いられている。この空気流路Lは、袋体7内に空気を流入させるための流入流路Laと、袋体7内から空気を流出させるための流出流路Lbと、を含んで構成されている。
【0022】
流入流路La及び流出流路Lbには、その流路を開放及び遮断する電磁弁8a,8bがそれぞれ設けられている。つまり、電磁弁8a,8bを共に閉とすることで、袋体7が密封状態とされる。流入流路Laは、電磁弁8aの流入方向の上流側(図示右側)においてコンプレッサ(空気圧送装置)13に接続されている。コンプレッサ13としては、例えば鉄道車両Tに既設のブレーキ用コンプレッサが利用されている。
【0023】
一方、流出流路Lbは、電磁弁8bの流出方向の下流側(図示右側)において吸引ポンプ(ポンプ)9に接続されている。吸引ポンプ9は、袋体7に充填された空気を吸引するように、流出流路Lbを流通する空気を外部へ圧送する。
【0024】
電磁弁8a,8b及び吸引ポンプ9には、例えばCPU、ROM、及びRAM等から構成されたコントローラ10が設けられている。コントローラ10は、電磁弁8a,8bの開閉をそれぞれ制御すると共に、吸引ポンプ9の駆動を制御する。
【0025】
また、袋体7には、該袋体7における高さ方向の膨張及び収縮をガイドするガイドフレーム21が取り付けられている。ガイドフレーム21は、袋体7の上部及び背部を少なくとも覆うと共に、基部6に対し高さ方向に摺動可能(相対移動可能)に固定されている。
【0026】
また、ガイドフレーム21と基部6との間には、ロック機構22が取り付けられている。ロック機構22は、ガイドフレーム21の基部6に対する摺動を停止させることで、袋体7における高さ方向の膨張及び収縮をロックする。ここでのロック機構22は、ガイドフレーム21と基部6とをビス等で互いに係止することで、ガイドフレーム21を摺動不能にしている。
【0027】
以上のように構成された鉄道車両用シートでは、例えば、鉄道車両用シート1がクロスシートのとき(鉄道車両Tが指定席車両のとき)において鉄道車両Tが駅に停車した場合、車掌や乗務員によってコントローラ10が制御されて以下の動作が実行される。
【0028】
すなわち、ベース2が左右方向に縮小されると共に、鉄道車両用シート1が車両内側を向くように座部3及び背もたれ4が90°回転され、鉄道車両用シート1がロングシートとされる(鉄道車両Tが通勤車両とされる)。
【0029】
このとき、ロック機構22が解除され、ガイドフレーム21が高さ方向に摺動可能な状態とされる。これと共に、互いに閉とされている電磁弁8a,8bのうちの電磁弁8bが開とされることで、袋体7に充填された空気が流出流路Lbを介して大気開放される。併せて、ガイドフレーム21の自重で袋体7内の空気が流出流路Lbを介して外部へ排出される。これにより、袋体7がガイドフレーム21に沿って高さ方向に収縮され、背もたれ4が高さ方向に縮小される。
【0030】
さらに、上述した袋体7の収縮と同時に、吸引ポンプ9が駆動されて袋体7内の空気が吸引される。これにより、袋体7がガイドフレーム21に沿って高さ方向に積極的に収縮され、背もたれ4が高さ方向に積極的に縮小される。その結果、袋体7が収縮され、背もたれ4の高さが窓12の下端よりも低くなるまで縮小されることとなる。その後、吸引ポンプ9の駆動が停止されて電磁弁8bが閉とされると共に、ロック機構22が再作動され、背もたれ4の高さが変動しない状態とされる。
【0031】
他方、例えば、鉄道車両用シート1がロングシートのときにおいて鉄道車両Tが駅に停車した場合、コントローラ10が制御されて以下の動作が実行される。
【0032】
すなわち、ベース2が左右方向に伸長されると共に、鉄道車両用シート1が車両前側を向くように座部3及び背もたれ4が90°回転され、鉄道車両用シート1がクロスシートとされる。このとき、ロック機構22が解除され、ガイドフレーム21が高さ方向に摺動可能な状態とされる。これと共に、互いに閉とされている電磁弁8a,8bのうちの電磁弁8aが開とされ、コンプレッサ13から袋体7内に圧縮空気が流入流路Laを介して流入される。これにより、袋体7がガイドフレーム21に沿って高さ方向に膨張させ、背もたれ4が高さ方向に伸長させる。
【0033】
その結果、袋体7が膨張され、背もたれ4の高さが着座者の頭部に対応する高さとなるまで伸長されることとなる。その後、電磁弁8aが閉とされると共に、ロック機構22が再作動され、背もたれ4の高さが変動しない状態とされる。
【0034】
以上、本実施形態の鉄道車両用シート1では、袋体7を膨張及び収縮させ、背もたれ4の高さを所望な高さ(例えば、鉄道車両用シート1の向きや着座者の体型等に応じた高さ)にすることができる。よって、着座者に対する座り心地及び安全性を高めることが可能となる。さらに、袋体7を膨張及び収縮させるだけで背もたれ4が伸縮されるため、背もたれ4の伸縮に当たって複雑な組立て作業が不要となり、シート構造が簡易なものとされる。従って、本実施形態によれば、構造を簡易化しつつ、快適性を高めることが可能となる。
【0035】
なお、本実施形態では、前述のようにシート構造を簡易にできるため、背もたれ4の伸縮に係る例えばボルト、ねじ及びばね等を用いる必要性を低減でき、よって、軽量化が可能となると共に、部品疲労のおそれも少ない。
【0036】
また、本実施形態では、上述したように、鉄道車両Tがクロスシートのときに、背もたれ4を伸長させ、ロングシートのときに、背もたれを縮小させている。よって、クロスシートのときには、鉄道車両Tに特に発生し易い前後方向の揺れや振動に対応するように背もたれ4を高さ方向に伸長させ、優れた座り心地と安全性を実現することができる。そして、ロングシートのときには、背もたれ4が窓12に干渉して窓12からの視界が阻害されないように背もたれ4を高さ方向に縮小させることができ、窓12からの景色を快適に楽しむことが可能となる。
【0037】
また、本実施形態では、上述したように、袋体7に充填された空気を吸引ポンプ9により吸引して袋体7を収縮させている。よって、袋体7を積極的に収縮させ、背もたれ4を迅速且つ確実に縮小させることが可能となる。
【0038】
なお、本実施形態では、ロック機構22によるロック状態において着座者や乗務員がコントローラ10を制御することにより、電磁弁8a,8bの開閉及び吸引ポンプ9の駆動を制御して袋体7内の空気量を調整し、袋体7の柔らかさを調整してもよい。この場合、着座者の頭部に対する保護力及びフィット感等を着座者に応じた所望なものにすることができる。よって、快適性を一層高めるこが可能となる。
【0039】
ちなみに、本実施形態では、例えば鉄道車両Tの冷暖房システムを利用し、袋体7内の空気の温度を制御することで、着座者の頭部周辺を暖めたり冷やしたりすることができる。この点においても、着座者の快適性を一層高めるこが可能となる。
【0040】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態は、クロスシートとロングシートとで切替え可能な鉄道車両用シート1であるが、本発明は、シートの向きが変化しない通常の鉄道車両シートにも勿論適用可能である。
【0041】
また、上記実施形態は、袋体7に充填された空気を吸引する吸引ポンプ9を備えているが、吸引ポンプ9を備えない場合もある。また、上記実施形態では、袋体7がヘッドレストを構成するよう背もたれ4の上端部に設けられているが、背もたれ4において袋体7が設けられる位置は限定されるものではなく、要は、背もたれ4が伸縮できるよう背もたれ4に設けられていればよい。例えば、図5に示すように、背もたれ4の下端部に袋体7が設けられていてもよい。この場合、袋体7が膨張及び収縮されると、背もたれ4の下部が高さ方向に伸縮され、その結果、背もたれ4の高さを所望な高さとすることが可能となる。
【0042】
なお、以上において、ガイドフレーム21、空気流路L及び電磁弁8a,8bが、袋体を膨張及び収縮させる調整手段を少なくとも構成する。
【符号の説明】
【0043】
1…鉄道車両用シート、4…背もたれ、7…袋体、8a,8b…電磁弁(調整手段)、9…吸引ポンプ(ポンプ)、13…コンプレッサ(空気圧送装置)、21…ガイドフレーム(調整手段)、22…ロック機構、L…空気流路(調整手段)、T…鉄道車両。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道車両内に配置され、背もたれを具備する鉄道車両用シートにおいて、
前記背もたれに設けられ、その内部に空気を充填する袋体と、
前記袋体に充填される空気量を調整し、前記背もたれが高さ方向に伸縮するように前記袋体を膨張及び収縮させる調整手段と、を備えたことを特徴とする鉄道車両用シート。
【請求項2】
前記調整手段は、
前記袋体における高さ方向の膨張及び収縮をガイドするガイドフレームを有し、
前記鉄道車両に設けられた空気圧送装置から前記袋体内に空気を供給することで、前記背もたれが高さ方向に伸長するよう前記袋体を高さ方向に膨張させると共に、
前記袋体に充填された空気を開放しつつ前記ガイドフレームの自重で前記空気を前記袋体から排出することで、前記背もたれが高さ方向に縮小するよう前記袋体を高さ方向に収縮させることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用シート。
【請求項3】
前記鉄道車両の前後方向に向くクロスシート状態と前記鉄道車両の左右方向に向くロングシート状態との間で切り替え可能に構成された鉄道車両用シートであって、
前記調整手段は、前記クロスシート状態のときに、前記背もたれが高さ方向に伸長するよう前記袋体を膨張させると共に、前記ロングシート状態のときに、前記背もたれが高さ方向に縮小するよう前記袋体を収縮させることを特徴とする請求項1又は2記載の鉄道車両用シート。
【請求項4】
前記袋体は、前記背もたれのヘッドレストを構成することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の鉄道車両用シート。
【請求項5】
前記袋体における高さ方向の膨張及び収縮をロックするロック機構をさらに備え、
前記調整手段は、前記ロック機構によるロック状態において、前記袋体に充填される空気量を調整し、前記袋体の柔らかさを調整することを特徴とする請求項4記載の鉄道車両用シート。
【請求項6】
前記調整手段は、前記袋体に充填された空気を吸引して前記袋体を収縮させるポンプを有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載の鉄道車両用シート。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−63134(P2011−63134A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−215854(P2009−215854)
【出願日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【出願人】(000003377)東急車輛製造株式会社 (332)
【Fターム(参考)】