録画再生装置
【課題】録画再生装置において、コンテンツに対して操作指示を行う際のユーザによる操作の手間を低減する。
【解決手段】HDRは、アイコン割当画面において、ユーザがアイコン、及びアイコンを割当てたい録画タイトルを選択すると、録画タイトル情報に割当てたアイコン情報を格納する。ユーザによって再生リスト表示選択画面の中から「グループ別表示」が選択された後、アイコン選択画面で所望のアイコンが選択されると、HDRは、選択されたアイコンに対応するグループ情報を取得した後、このグループ情報に格納される録画タイトルの再生リストをディスプレイ24に表示する。具体的には、図に示すように、ユーザがアイコンA1を選択した場合、アイコンA1のグループの録画タイトルをディスプレイ24に表示する。そして、ユーザが、このリストの中から、複数のコンテンツを選択して、削除を指示すると、HDRは、選択されたコンテンツを一括で削除する。
【解決手段】HDRは、アイコン割当画面において、ユーザがアイコン、及びアイコンを割当てたい録画タイトルを選択すると、録画タイトル情報に割当てたアイコン情報を格納する。ユーザによって再生リスト表示選択画面の中から「グループ別表示」が選択された後、アイコン選択画面で所望のアイコンが選択されると、HDRは、選択されたアイコンに対応するグループ情報を取得した後、このグループ情報に格納される録画タイトルの再生リストをディスプレイ24に表示する。具体的には、図に示すように、ユーザがアイコンA1を選択した場合、アイコンA1のグループの録画タイトルをディスプレイ24に表示する。そして、ユーザが、このリストの中から、複数のコンテンツを選択して、削除を指示すると、HDRは、選択されたコンテンツを一括で削除する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツにアイコンを割当て可能な録画再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョン(以下、TVという)番組等のコンテンツを録画可能なハードディスクレコーダ(以下、HDRという)が知られている。HDRは、TV番組等のコンテンツを録画するためのハードディスク(以下、HDDという)を有し、受信したコンテンツをHDDに録画する。
【0003】
ところで、近年、HDDの大容量化に伴い、膨大な数のコンテンツをHDDに録画可能であるHDRが普及している。この種のHDRでは、ユーザが所望の録画タイトル(録画されたコンテンツ)を探し出す際に、膨大な数の録画タイトルの中から所望の録画タイトルを見つけなければならないため、非常に手間が掛かるという問題がある。また、複数の録画タイトルを削除したい場合、膨大な数の録画タイトルの中から削除対象の録画タイトルを見付け出した後に削除を行うという一連の操作を繰り返さなければならないため、録画タイトルに対する操作に非常に手間が掛かるという問題もある。
【0004】
これに対して、特許文献1には、推薦コンテンツをユーザに提示するための推薦情報を生成し、その推薦情報をユーザに提示する場合、そのうちの少なくとも一部の提示形態を変化させる情報処理装置が開示されている。しかしながら、この情報処理装置では、上記問題を解決できない。
【0005】
また、特許文献2には、画面上にボタンを表示するための名称や、次画面を読み出すための識別情報や、この次画面の表示形態に対応する形態情報を含むボタン情報を受信する受信部と、受信されたボタン情報に基づいて、画面上のボタンエリア内に名称および形態情報に基づいたアイコンを所定の順序で表示する画面処理制御部とを備え、表示画面の各ボタン上に、選択・決定操作が行われた場合に表示される画面の形態を表すアイコンを所定の位置に表示させる画面処理装置が開示されている。しかしながら、この画面処理装置であっても、上記問題を解決できない。
【0006】
また、特許文献3には、HDD、デジタルカメラ、TVチューナ、及びDVD等のデータソース毎に、HDDのアイコン列、デジタルカメラのアイコン列、TVチューナのアイコン列、及びDVDのアイコン列を作成し、それぞれのアイコンを一列に並べたり、選択されたアイコンを拡大して表示したり、属性情報領域に属性情報を表示したりすることによって、操作性を高める情報処理装置が開示されている。しかしながら、この情報処理装置では、録画タイトルを選択する際の手間を低減できても、上記問題を解決できない。
【0007】
また、特許文献4には、EPGデータに基づく図をアイコン化して番組アイコンとするアイコン生成部と、番組アイコンをEPGに対応付けて、複数の番組アイコンからなるアイコンEPGを作成するアイコン制御部と、アイコンEPGの中で放送中及び数分後に放送される番組アイコンが存在するときはその旨が識別できるようにEPGを表示するデジタル放送受信装置が開示されている。しかしながら、このデジタル放送受信装置であっても、上記問題を解決できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−187576号公報
【特許文献2】特開2006−323544号公報
【特許文献3】特開2006−228114号公報
【特許文献4】特開2002−290864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、コンテンツに対して操作指示を行う際のユーザによる操作の手間を低減できる録画再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、コンテンツを録画可能な録画媒体と、ユーザによって操作され、各種の操作指示を行うための操作手段と、前記録画媒体に録画されるコンテンツに割当てられる、複数のアイコンを記憶するアイコン記憶手段と、前記録画媒体に録画されるコンテンツのうち、同一のアイコンが割当られたコンテンツを一つのグループとするグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、装置各部を制御する制御手段とを備える録画再生装置において、前記操作手段には、ユーザによって操作され、前記アイコン記憶手段に記憶された前記複数のアイコンから、所望のアイコンを選択するためのアイコン選択指示手段が設けられ、前記制御手段は、ユーザによって前記アイコン選択指示手段が操作されてアイコンが選択された後、ユーザによって前記操作手段が操作されて前記選択以外の他の操作指示が行われると、前記グル-プ情報記憶手段に記憶されているグループ情報に基づいて、前記ユーザによって選択されたアイコンが割当てられているコンテンツに対して、一括で前記他の操作指示に基づく処理を行うものである。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の録画再生装置において、アイコン画像を記憶した外部機器と接続可能な接続手段をさらに備え、前記制御手段は、前記接続手段を介して前記外部機器から取り込んだ前記アイコン画像を、アイコンとして前記アイコン記憶手段に記憶するものである。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の録画再生装置において、前記操作手段には、ユーザによって操作され、アイコンを描画するためのアイコン描画操作手段がさらに設けられ、前記アイコン記憶手段は、ユーザが前記アイコン描画操作手段を操作して描画したアイコンを記憶するものである。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の録画再生装置において、前記アイコン記憶手段に記憶されたアイコンには、該アイコンが割当てられたコンテンツの録画時間を表示するものを含むものである。
【0014】
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の録画再生装置において、前記制御手段は、前記アイコン記憶手段に記憶された、コンテンツの録画時間を表示するアイコンの並び順を、該アイコンに割当てられたコンテンツの録画時間の長い順又は短い順に並び替えた後、リスト形式で出力するものである。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明によれば、ユーザによって選択されたアイコンが割当てられているコンテンツに対して、一括で、アイコンの選択以外の他の操作指示に基づく処理(例えば、一括プロテクト処理や、一括削除処理)を行う。そのため、複数のコンテンツに対して操作指示を行う際に、コンテンツの一つずつに対して操作を行う必要がなくなるので、ユーザによる操作の手間を低減できる。
【0016】
また、請求項2の発明によれば、外部機器から取り込んだアイコン画像を、アイコンとして記憶するので、ユーザは、例えば、パソコン等を用いて作成した好みのアイコンを容易にコンテンツに割当てることができる。従って、ユーザにとって、アイコンによるコンテンツの識別性がより良くなると共に、コンテンツに割当てるアイコンの嗜好性を高めることができる。
【0017】
また、請求項3の発明によれば、ユーザが描画したアイコンを記憶するため、ユーザは、自ら作成したアイコンをコンテンツに容易に割当てることができる。従って、アイコンによるコンテンツの識別性をより良くすることができると共に、コンテンツに割当てるアイコンの嗜好性をより高めることができる。
【0018】
また、請求項4の発明によれば、コンテンツの録画時間をアイコンに表示することができるので、ユーザは、コンテンツに対して録画時間を表示させる操作を行うことなしに、アイコンを見るだけでコンテンツの録画時間が分かる。従って、ユーザによるコンテンツに対しての操作の手間を低減できる。
【0019】
また、請求項5の発明によれば、コンテンツの録画時間を表示するアイコンを、コンテンツの録画時間の長い順又は短い順に並び替えた後、リスト形式で出力できる。そのため、ユーザは、録画時間の長いコンテンツや短いコンテンツを容易に探し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態に係るHDRと、このHDRに接続されたTV受像機とを含む録画再生システムを示す斜視図。
【図2】上記HDRの内部構成を示すブロック図。
【図3】上記HDRのリモコンの上面を示す上面図。
【図4】上記TV受像機の内部構成を示すブロック図。
【図5】上記HDRにおけるアイコンの描画処理の手順を示すフローチャート。
【図6】上記HDRにおけるアイコンの取り込み処理の手順を示すフローチャート。
【図7】上記HDRにおける録画時間アイコンの作成処理の手順を示すフローチャート。
【図8】上記HDRのアイコンデータに格納されるアイコンのリストを示す説明図。
【図9】上記HDRにおいて作成されるアイコンの一例を示す説明図。
【図10】上記HDRにおいて作成されるアイコンの別の例を示す説明図。
【図11】上記HDRにおけるアイコンの割当て処理の手順を示すフローチャート。
【図12】上記HDRによって表示されるアイコン割当画面の一例を示す説明図。
【図13】上記HDRによって表示される再生リスト表示選択画面の一例を示す説明図。
【図14】上記HDRによって表示される再生リストの一例を示す説明図。
【図15】上記HDRにおけるグループ別表示処理の手順を示すフローチャート。
【図16】上記HDRによって表示されるアイコン選択画面の一例を示す説明図。
【図17】上記HDRによって表示される再生リストの別の例を示す説明図。
【図18】上記HDRにおけるグループ別表示処理の別の手順を示すフローチャート。
【図19】上記HDRにおけるコンテンツの一括処理の手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態に係るハードディスクレコーダ(請求項における録画再生装置)について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、ハードディスクレコーダ(以下、HDRという)1と、このHDR1にHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブル4を介して接続されたテレビジョン(以下、TVという)受像機2とを含む録画再生システム100の概略構成を示す。図2は、HDR1の内部構成を示し、図3は、HDR1に対して各種の操作指示を行うためのリモコン(操作手段)5の上面を示す。図4は、TV受像機2の内部構成を示す。
【0022】
HDR1、及びTV受像機2は、いずれもHDMI(High−Definition Multimedia Interface)に対応した機器であり、HDMI−CEC(Consumer Electronics Control)に基づくCECコマンドと、CECコマンドに対するレスポンスデータとを送受信可能である。HDR1とTV受像機2とは、HDMIケーブル4を介して接続され、HDR1から供給された映像はTV受像機2のディスプレイ24に表示可能である。
【0023】
HDMIケーブル4は、映像信号及び音声信号等の伝送ラインであるTMDS(Transition Minimized Differential Singnaling)ラインと、CECコマンドを双方向に伝送する伝送ラインであるCECラインとを含むものである。
【0024】
HDR1は、図2に示すように、アンテナ11に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部12と、デコーダ部13と、リモコン5から送信されるリモコン信号を受信するリモコン信号受信部14と、HDMI規格に対応した外部機器を接続するためのHDMI端子部(接続手段)15と、USB(Universal Serial Bus)ポート(接続手段)16とを備える。
【0025】
また、HDR1は、各種情報を記憶したメモリ(アイコン記憶手段、グループ情報記憶手段)17と、チューナ部12によって受信されたTV番組等のコンテンツを録画するハードディスク(以下、HDDという;請求項における録画媒体)18と、HDD18に対するTV番組の書き込みや読み出しを行うアクセス部19と、装置各部を制御するための制御用マイコン(制御手段)10とをさらに備える。
【0026】
チューナ部12は、アンテナ11を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の番組情報とが含まれている。
【0027】
デコーダ部13は、チューナ部12によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTS(トランスポートストリーム)パケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0028】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御用マイコン10に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御用マイコン10に出力する。
【0029】
データデコード回路は、SI(Service Information)データを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御用マイコン10に出力する。SIデータは、TV番組の番組情報が格納されたEIT(Event Information Table)等を有している。
【0030】
HDMI端子部15には、TV受像機2と接続されたHDMIケーブル4の一端が接続されている。なお、HDMI端子部15には、HDMI規格に対応したデジタルカメラ等も接続できる。
【0031】
USBポート16は、USBケーブルを介して、USB規格に対応するビデオカメラ6等の外部機器と接続可能である。USBポート16は、接続された外部機器から供給される画像データを受信し、制御用マイコン10に送信する。
【0032】
メモリ17は、制御用マイコン10を動作させるためのプログラム17aと、番組情報17bと、予約録画番組情報17cと、録画タイトル情報17dと、アイコンデータ(アイコン記憶手段)17eと、グループデータ(グループ情報記憶手段)17fとを格納している。
【0033】
予約録画番組情報17cには、ユーザによって設定された予約録画番組の情報が格納されている。具体的には例えば、○月○日の午後8時から午後8時54分までAチャンネルを録画するといった録画情報と、この録画コンテンツに割当てるアイコンの情報とが格納されている。
【0034】
録画タイトル情報17dには、HDD18に録画されたコンテンツ(録画タイトル)の情報が格納されている。具体的には、コンテンツの番組名、録画時間、録画日時、及びそのコンテンツに割当てられたアイコン情報が格納されている。
【0035】
アイコンデータ17eには、HDD18に録画される各コンテンツに割当てられる、複数のアイコンの情報が格納されている。アイコンデータ17eには、HDR1の製造時に、いくつかのアイコンの情報が予め格納されている。また、アイコンデータ17eには、新たにアイコンを追加して格納することができる。グループデータ17fには、HDD18に録画されるコンテンツのうち、同一のアイコンが割当られたコンテンツを一つのグループとするグループ情報が格納されている。
【0036】
制御用マイコン10は、再生制御部10aと、録画制御部10bと、番組情報取得部10cと、HDMI通信制御部10dと、アイコン格納制御部10eと、アイコン描画部10fと、グループ登録部10gと、録画タイトル表示制御部10hと、コンテンツ一括処理部10iとを有し、ユーザによるリモコン5の操作に基づいてHDR1の制御処理を行う。
【0037】
再生制御部10aは、アクセス部19によってHDD18から読み出されたコンテンツの再生を行い、再生されたコンテンツの映像信号及び音声信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に出力する処理を行う。録画制御部10bは、ユーザによる録画指示や予約録画番組情報17cの内容に基づき、チューナ部12によって受信されたTV番組を、アクセス部19を用いてHDD18に録画する処理を行う。
【0038】
番組情報取得部10cは、デコーダ部13から受信したEITに基づき、番組タイトルや放送開始時間等のTV番組の番組情報を取得して、メモリ17の番組情報17bに格納する処理を行う。
【0039】
HDMI通信制御部10dは、TV受像機2に対して、HDMI−CEC規格に基づくCECコマンド及びレスポンスデータの送受信や、コンテンツの映像信号及び音声信号の送信や、各種メニュー画面の映像信号を送信するための処理を行う。
【0040】
アイコン格納制御部10eは、画像データをアイコンとしてメモリ17のアイコンデータ17eに格納する処理を行う。具体的には、アイコン格納制御部10eは、USBポート16に接続された外部機器から取り込んだ画像データをアイコンとして、アイコンデータ17eに格納する処理や、HDD18に録画されたコンテンツ内の映像の一部をアイコンとして、アイコンデータ17eに格納する処理を行う。また、アイコン格納制御部10eは、ユーザによって描画された画像データをアイコンとして、アイコンデータ17eに格納する処理や、HDD18に録画されたコンテンツの録画時間を表示するアイコン(以下、録画時間アイコンという)をアイコンデータ17eに格納する処理を行う。
【0041】
アイコン描画部10fは、ユーザがリモコン5を操作することによりアイコンを描画するための描画画面(お絵書き画面)を表示する処理を行う。
【0042】
グループ登録部10gは、同一アイコンが割当てられているコンテンツを1つのグループとするグループ情報を、メモリ17のグループデータ17fに格納する処理を行う。
【0043】
録画タイトル表示制御部10hは、HDD18に録画されているコンテンツの内容に基づいて、これらのコンテンツの録画タイトルの一覧をリスト表示する処理や、ユーザによって指定された条件に合致するコンテンツの録画タイトルの一覧をリスト表示する処理を行う。また、録画タイトル表示制御部10hは、HDD18に録画されているコンテンツと、予約されたコンテンツとを含む録画タイトルの一覧をリスト表示することもできる。
【0044】
コンテンツ一括処理部10iは、ユーザによって選択されたコンテンツに対して、ユーザによって指示された内容の処理を一括で行うものである。具体的には例えば、コンテンツA〜Cの3つのコンテンツがユーザによって選択された後に、ユーザによってこれらの削除が指示されると、コンテンツ一括処理部10iは、コンテンツA〜Cの3つのコンテンツを一括で削除する処理を行う。
【0045】
リモコン5は、図3に示すように、「0」〜「9」の10個の数字に対応する「0」〜「9」までの数字キー51(51a〜51jの総称)と、入力した文字や数字を消去するクリアキー52と、上下左右の各方向に操作可能な十字キー53(53a〜53dの総称;請求項におけるアイコン描画操作手段)と、決定キー(アイコン選択指示手段)54とを有する。また、リモコン5は、再生ボタン55と、録画ボタン56と、停止ボタン57と、メニューボタン58と、電源ボタン59と、ハードディスクレコーダ3に対してユーザによる操作に応じた操作信号を送信するための信号送信部50とをさらに有する。
【0046】
十字キー53は、TV受像機2のディスプレイ24に表示したカーソルを操作するためのものである。また、十字キー53は、ユーザがアイコンを描画する際に、描画用のカーソルを操作するのにも用いられる。決定キー54は、各種の入力や選択を行うためのものである。具体的には例えば、ユーザがコンテンツに所望のアイコンを割当てる際に、決定キー54を操作して、アイコンデータ17eに記憶された複数のアイコンから、所望のアイコンを選択する。
【0047】
再生ボタン55は、HDD18に録画されたコンテンツの再生を指示するためのものである。録画ボタン56は、HDD18にTV番組の録画を行うように指示するためのものである。停止ボタン57は、コンテンツの再生の停止を指示するためのものである。
【0048】
メニューボタン58は、各種動作の指示画面であるメニュー画面を表示させるためのものである。ユーザはメニュー画面上の各種メニューを選択することにより、HDR1に対して、例えば、アイコンの描画や、アイコンの割当てや、録画タイトルの再生リストの表示等を指示することができる。電源ボタン59は、HDR1に対して電源のオン/オフを指示するためのものである。
【0049】
TV受像機2は、図4に示すように、アンテナ21に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部22と、デコーダ部23と、映像を表示するディスプレイ24と、音声を出力するスピーカ25と、ユーザによって操作される複数のボタンを有する操作部26とを備える。また、TV受像機2は、HDMIに対応した外部機器を接続するためのHDMI端子部27と、各種情報を記憶したメモリ28と、装置各部を制御するための制御用マイコン29とをさらに備える。
【0050】
チューナ部22は、アンテナ21を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の番組タイトル等の番組情報とが含まれている。
【0051】
デコーダ部23は、チューナ部22によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTSパケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0052】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御用マイコン29に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御用マイコン29に出力する。データデコード回路は、SIデータを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御用マイコン29に出力する。
【0053】
ディスプレイ24は、チューナ部22によって受信されたTV番組の映像や、HDR1から供給された映像を表示する。スピーカ25は、チューナ部22によって受信されたTV番組の音声や、HDR1から供給された音声を出力する。HDMI端子部27には、HDR1と接続されたHDMIケーブル4の他端が接続されている。メモリ28は、制御用マイコン29を動作させるためのプログラム28aを格納している。
【0054】
制御用マイコン29は、映像出力部29aと、音声出力部29bと、HDMI通信制御部29cとを有し、ユーザによる操作部26の操作に基づいて自装置の制御処理を行う。映像出力部29aは、デコーダ部23から受信したTV番組の映像信号や、HDR1から供給された映像信号をディスプレイ24に出力する。音声出力部29bは、デコーダ部23から受信したTV番組の音声信号や、HDR1から供給された音声信号をスピーカ25に出力する。HDMI通信制御部29cは、HDR1に対して、HDMI−CECに基づくCECコマンド及びレスポンスデータの送受信や、HDR1から送信された映像信号及び音声信号の受信を行う処理をする。
【0055】
次に、HDR1におけるアイコンの描画処理の手順について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。まず、制御用マイコン10は、ユーザがリモコン5を操作してメニュー画面からアイコン描画画面の表示を指示すると(S1)、制御用マイコン10は、アイコン描画部10fを用いて、アイコン描画画面をTV受像機2のディスプレイ24に表示する。アイコン描画画面は、リモコン5の十字キー53で操作可能な描画用のカーソルと、描画色選択リスト、及び線の太さサイズ選択リスト等から構成され、ユーザによるリモコン5の操作に応じて、アイコンを描画できる。
【0056】
ユーザがリモコン5を操作することによりアイコンを描画すると(S3)、制御用マイコン10は、アイコン格納制御部10eを用いて、描画されたアイコンをメモリ17のアイコンデータ17eに格納する(S4)。
【0057】
次に、HDR1におけるアイコンの取り込み処理の手順について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、USBポート16に、USBケーブルを介してビデオカメラ6が接続されているものとし、ビデオカメラ6には、画像データが記憶されているものとする。
【0058】
まず、制御用マイコン10は、USBポート16を介して、ビデオカメラ6に記憶されている画像データを取り込んだ後(S11)、アイコン格納制御部10eを用いて、取り込んだ画像データからアイコンを作成する(S12)。具体的には、画像データの一部を切り取ることによりアイコンとする処理を行う。
【0059】
そして、制御用マイコン10は、アイコン格納制御部10eを用いて、上記S12で作成したアイコンを、メモリ17のアイコンデータ17eに格納する(S13)。
【0060】
次に、HDR1における録画時間アイコンの作成処理の手順について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。まず、ユーザがリモコン5を操作してメニュー画面から録画時間アイコン作成画面の表示を指示すると(S21)、制御用マイコン10は、録画タイトル表示制御部10hを用いて、HDD18に録画されている録画タイトルのリストを表示する(S22)。
【0061】
そして、ユーザがリモコン5を操作することにより、録画時間アイコンを作成したい録画タイトルを選択すると(S23)、制御用マイコン10は、アイコン格納制御部10eを用いて、ユーザによって選択された録画タイトルに対応するコンテンツの録画時間を検出して、検出した録画時間を表示するアイコン(録画時間アイコン)を作成する(S24)。ここで作成される録画時間アイコンは、例えば、録画時間が1時間6分41秒である場合、「1:06:41」の文字が表示されるものである。
【0062】
そして、制御用マイコン10は、アイコン格納制御部10eを用いて、作成した録画時間アイコンを、メモリ17のアイコンデータ17eに格納する(S25)。
【0063】
次に、HDR1のアイコンデータ17eに格納されるアイコンについて、図8乃至図10を参照して説明する。図8は、アイコンデータ17eに格納されたアイコンに基づく、アイコンリスト70の説明図である。図9及び図10は、アイコンデータ17eに格納されるアイコンの例を示す。
【0064】
アイコンリスト70において、71は画像のアイコンの一例を示す。72は、文字やイラストのアイコンの一例を示す。73は、例えばGIFアニメーション等の動きのある映像に基づくアイコン(以下、映像アイコンという)の一例を示し、74は、お絵書き機能で作成したアイコンの一例を示す。75は、録画時間アイコンの一例を示す。
【0065】
アイコンデータ17eには、既存のアイコンを組み合わせることによって作成された新しいアイコンを格納してもよい。具体的には例えば、画像のアイコン71aと、お絵書き機能で作成されたフレーム画像(図示せず)とを組み合わせて、図9に示すような画像アイコンを作成してもよい。また、映像アイコン73aと、お絵書き機能で作成されたフレーム画像(図示せず)とを組み合わせて、図10に示すような画像アイコンを作成してもよい。
【0066】
次に、HDR1におけるアイコンの割当て処理の手順について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、アイコンの割当て処理の手順を示すフローチャートである。図12は、ディスプレイ24に表示されるアイコン割当画面の説明図である。
【0067】
まず、ユーザがリモコン5を操作してメニュー画面からアイコン割当画面の表示を指示すると(S41)、制御用マイコン10は、録画タイトル表示制御部10hを用いて、HDD18に録画されている録画タイトルのリストを含むアイコン割当画面を表示する(S42)。
【0068】
そして、ユーザがリモコン5を操作することにより、アイコンを選択すると共に、このアイコンを割当てたい録画タイトルを選択すると(S43)、制御用マイコン10は、録画タイトルにアイコンを割当てる(S44)。具体的には、制御用マイコン10は、メモリ17の録画タイトル情報17dに、割当てたアイコンの情報を格納する。そして、制御用マイコン10は、グループ登録部10gを用いて、上記S44でアイコンを割当てたコンテンツと、既にこのアイコンが割当てられているコンテンツとを、同一グループとするグループ情報をグループデータ17fに格納する(S45)。
【0069】
次に、HDR1における再生リストの表示について、図13及び図14を参照して説明する。図13は、TV受像機2のディスプレイ24に表示される再生リスト表示選択画面を示し、図14は、ディスプレイ24に表示される再生リストの一例を示す。再生リストは、HDD18に録画されている録画タイトルの一覧である。
【0070】
ユーザがリモコン5を操作してメニュー画面から再生リスト表示選択画面の表示を指示すると、図13に示すような再生リスト表示選択画面が表示される。再生リスト表示選択画面には、再生リストの表示種別として、「録画日時別表示」、「タイトル別表示」、及び「グループ別表示」の3つがある。
【0071】
ユーザによって、例えば「録画日時別表示」が選択されると、図14に示すような再生リストが表示される。再生リストには、録画タイトル名と、録画日時と、各録画タイトルに割当てられたアイコン81a〜81fとが表示される。
【0072】
次に、HDR1におけるグループ別再生リストの表示について、図15乃至図17を参照して説明する。図15は、グループ別再生リストの表示処理の手順を示すフローチャートである。図16は、TV受像機2のディスプレイ24に表示されるアイコン選択画面を示し、図17は、ディスプレイ24に表示されるグループ別再生リストの一例を示す。
【0073】
まず、ユーザによって再生リスト表示選択画面24の選択項目中から「グループ別表示」が選択されると(S61)、制御用マイコン10は、メモリ17のアイコンデータ17eの内容に基づき、TV受像機2のディスプレイ24にアイコン選択画面を表示させる(S62)。アイコン選択画面は、図16に示すように、アイコンデータ17eに格納されている各アイコンが表示される画面である。
【0074】
そして、ユーザが所望のアイコンを選択すると(S63)、制御用マイコン10は、グループデータ17fから、ユーザによって選択されたアイコンに対応するグループ情報を取得した後、録画タイトル表示制御部10hを用いて、このグループ情報に対応した録画タイトルの再生リストをディスプレイ24に表示する(S64)。具体的には例えば、ユーザによって上記図16に示したアイコン選択画面の中から、アイコンA1が選択された場合、図17に示すように、アイコンA1が割当てられているグループの録画タイトルがディスプレイ24に表示される。
【0075】
次に、HDR1におけるグループ別再生リストの表示処理の別の例について、図18を参照して説明する。図18は、録画時間アイコンにおけるグループ別再生リストの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0076】
まず、ユーザによって再生リスト表示選択画面の中から「グループ別表示」が選択されると(S71)、制御用マイコン10は、メモリ17のアイコンデータ17eの内容に基づき、TV受像機2のディスプレイ24にアイコン選択画面を表示させる(S72)。
【0077】
そして、ユーザが録画時間アイコンを選択すると(S73)、制御用マイコン10は、グループデータ17fから、録画時間アイコンに対応するグループ情報を取得した後、録画タイトル表示制御部10hを用いて、録画時間アイコンが割当てられている録画タイトルの再生リストをディスプレイ24に表示する(S74)。ここで表示される再生リストのアイコンには、例えば、「2:29:47」や、「1:06:41」や、「0:15:54」等が表示される。
【0078】
そして、ユーザが録画タイトルの並び順を、録画時間の短い順に並び替えるように指示すると(S75)、制御用マイコン10は、録画時間の短い順に並び変えた後に、録画タイトルの再生リストをディスプレイ24に表示する(S76)。ここで表示される再生リストのアイコンには、例えば、「0:15:54」、「1:06:41」、「2:29:47」の順ように、録画時間の短いものから表示される。なお、ここでは、ユーザによって録画時間の短い順に並び替えるように指示される例を示したが、これに限られず、例えば、録画時間の長い順に並び替えるように指示されるものであってもよい。
【0079】
次に、HDR1におけるコンテンツの一括処理の手順について、図19に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、上記図15で示した処理により、ユーザによって選択されたアイコンに対応する録画タイトルの再生リストがディスプレイ24に表示されているものとする。
【0080】
ユーザが、再生リストの中から、複数のコンテンツを選択して(S81)、削除を指示すると(S82)、制御用マイコン10は、コンテンツ一括処理部10iを用いて、ユーザによって選択されたコンテンツを一括して削除する(S83)。なお、ユーザは、上記S81において、同一アイコンを一括して選択してもよい。また、上記S82において、ユーザは録画コンテンツ名の変更や、アイコンの変更や、削除対象から除外するためのプロテクト処理等を指示してもよい。
【0081】
上述したように、本実施形態に係るHDR1においては、コンテンツ一括処理部10iを用いて、ユーザによって選択されたアイコンが割当てられているコンテンツに対して、一括で、削除処理や、プロテクト処理等の処理を行う。そのため、複数のコンテンツに対して操作指示を行う際に、コンテンツの一つずつに対して操作を行う必要がなくなるので、ユーザによる操作の手間を低減できる。
【0082】
また、USBポート16に接続された外部機器から取り込んだ画像データを、アイコンとしてアイコンデータ17eに格納するので、ユーザは、例えば、パソコン等を用いて作成した好みのアイコンを容易にコンテンツに割当てることができる。従って、ユーザにとって、アイコンによるコンテンツの識別性がより良くなると共に、コンテンツに割当てるアイコンの嗜好性を高めることができる。
【0083】
また、ユーザが描画したアイコンをアイコンデータ17eに格納するため、ユーザは、自ら作成したアイコンをコンテンツに容易に割当てることができる。従って、アイコンによるコンテンツの識別性をより良くすることができると共に、コンテンツに割当てるアイコンの嗜好性をより高めることができる。
【0084】
また、コンテンツの録画時間をアイコンに表示することができるので、ユーザは、コンテンツに対して録画時間を表示させる操作を行うことなしに、アイコンを見るだけでコンテンツの録画時間が分かる。従って、ユーザによるコンテンツに対しての操作の手間を低減できる。
【0085】
また、コンテンツの録画時間を表示するアイコンを、コンテンツの録画時間の長い順又は短い順に並び替えた後、再生リストで出力できる。そのため、ユーザは、録画時間の長いコンテンツや短いコンテンツを容易に探し出すことができる。
【0086】
また、同一アイコンが割り当てられたコンテンツの録画タイトルのみを再生リストに表示することができるため、ユーザは、ユーザ自身が録画した録画タイトル等を容易に確認することができる。
【0087】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、請求項に示す録画再生装置がHDRである例を示したが、これに限られず、コンテンツを録画可能なAV機器であればよい。また、HDRが、HDMI端子部に接続されたTV受像機のディスプレイに再生リストを表示する例を示したが、TV受像機以外のAV機器の表示部に表示してもよい。
【0088】
また、USBポートに接続された外部機器からアイコン用の画像データを取り込む例を示したが、これに限られず、HDMI端子部に接続された外部機器からアイコン用の画像データを取り込んでもよい。また、ユーザによって選択されたアイコンをコンテツに割り当てる例を示したが、ユーザがアイコンの割当てをしなかったコンテンツには、録画時間アイコンをデフォルトで作成して割り当てるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0089】
1 HDR(録画再生装置)
5 リモコン(操作手段)
10 制御用マイコン(制御手段)
15 HDMI端子部(接続手段)
16 USBポート(接続手段)
17 メモリ(アイコン記憶手段、グループ情報記憶手段)
18 HDD(録画媒体)
53 十字キー(アイコン描画操作手段)
54 決定キー(アイコン選択指示手段)
17e アイコンデータ(アイコン記憶手段)
17f グループデータ(グループ情報記憶手段)
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツにアイコンを割当て可能な録画再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョン(以下、TVという)番組等のコンテンツを録画可能なハードディスクレコーダ(以下、HDRという)が知られている。HDRは、TV番組等のコンテンツを録画するためのハードディスク(以下、HDDという)を有し、受信したコンテンツをHDDに録画する。
【0003】
ところで、近年、HDDの大容量化に伴い、膨大な数のコンテンツをHDDに録画可能であるHDRが普及している。この種のHDRでは、ユーザが所望の録画タイトル(録画されたコンテンツ)を探し出す際に、膨大な数の録画タイトルの中から所望の録画タイトルを見つけなければならないため、非常に手間が掛かるという問題がある。また、複数の録画タイトルを削除したい場合、膨大な数の録画タイトルの中から削除対象の録画タイトルを見付け出した後に削除を行うという一連の操作を繰り返さなければならないため、録画タイトルに対する操作に非常に手間が掛かるという問題もある。
【0004】
これに対して、特許文献1には、推薦コンテンツをユーザに提示するための推薦情報を生成し、その推薦情報をユーザに提示する場合、そのうちの少なくとも一部の提示形態を変化させる情報処理装置が開示されている。しかしながら、この情報処理装置では、上記問題を解決できない。
【0005】
また、特許文献2には、画面上にボタンを表示するための名称や、次画面を読み出すための識別情報や、この次画面の表示形態に対応する形態情報を含むボタン情報を受信する受信部と、受信されたボタン情報に基づいて、画面上のボタンエリア内に名称および形態情報に基づいたアイコンを所定の順序で表示する画面処理制御部とを備え、表示画面の各ボタン上に、選択・決定操作が行われた場合に表示される画面の形態を表すアイコンを所定の位置に表示させる画面処理装置が開示されている。しかしながら、この画面処理装置であっても、上記問題を解決できない。
【0006】
また、特許文献3には、HDD、デジタルカメラ、TVチューナ、及びDVD等のデータソース毎に、HDDのアイコン列、デジタルカメラのアイコン列、TVチューナのアイコン列、及びDVDのアイコン列を作成し、それぞれのアイコンを一列に並べたり、選択されたアイコンを拡大して表示したり、属性情報領域に属性情報を表示したりすることによって、操作性を高める情報処理装置が開示されている。しかしながら、この情報処理装置では、録画タイトルを選択する際の手間を低減できても、上記問題を解決できない。
【0007】
また、特許文献4には、EPGデータに基づく図をアイコン化して番組アイコンとするアイコン生成部と、番組アイコンをEPGに対応付けて、複数の番組アイコンからなるアイコンEPGを作成するアイコン制御部と、アイコンEPGの中で放送中及び数分後に放送される番組アイコンが存在するときはその旨が識別できるようにEPGを表示するデジタル放送受信装置が開示されている。しかしながら、このデジタル放送受信装置であっても、上記問題を解決できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−187576号公報
【特許文献2】特開2006−323544号公報
【特許文献3】特開2006−228114号公報
【特許文献4】特開2002−290864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、コンテンツに対して操作指示を行う際のユーザによる操作の手間を低減できる録画再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、コンテンツを録画可能な録画媒体と、ユーザによって操作され、各種の操作指示を行うための操作手段と、前記録画媒体に録画されるコンテンツに割当てられる、複数のアイコンを記憶するアイコン記憶手段と、前記録画媒体に録画されるコンテンツのうち、同一のアイコンが割当られたコンテンツを一つのグループとするグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、装置各部を制御する制御手段とを備える録画再生装置において、前記操作手段には、ユーザによって操作され、前記アイコン記憶手段に記憶された前記複数のアイコンから、所望のアイコンを選択するためのアイコン選択指示手段が設けられ、前記制御手段は、ユーザによって前記アイコン選択指示手段が操作されてアイコンが選択された後、ユーザによって前記操作手段が操作されて前記選択以外の他の操作指示が行われると、前記グル-プ情報記憶手段に記憶されているグループ情報に基づいて、前記ユーザによって選択されたアイコンが割当てられているコンテンツに対して、一括で前記他の操作指示に基づく処理を行うものである。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の録画再生装置において、アイコン画像を記憶した外部機器と接続可能な接続手段をさらに備え、前記制御手段は、前記接続手段を介して前記外部機器から取り込んだ前記アイコン画像を、アイコンとして前記アイコン記憶手段に記憶するものである。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の録画再生装置において、前記操作手段には、ユーザによって操作され、アイコンを描画するためのアイコン描画操作手段がさらに設けられ、前記アイコン記憶手段は、ユーザが前記アイコン描画操作手段を操作して描画したアイコンを記憶するものである。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の録画再生装置において、前記アイコン記憶手段に記憶されたアイコンには、該アイコンが割当てられたコンテンツの録画時間を表示するものを含むものである。
【0014】
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の録画再生装置において、前記制御手段は、前記アイコン記憶手段に記憶された、コンテンツの録画時間を表示するアイコンの並び順を、該アイコンに割当てられたコンテンツの録画時間の長い順又は短い順に並び替えた後、リスト形式で出力するものである。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明によれば、ユーザによって選択されたアイコンが割当てられているコンテンツに対して、一括で、アイコンの選択以外の他の操作指示に基づく処理(例えば、一括プロテクト処理や、一括削除処理)を行う。そのため、複数のコンテンツに対して操作指示を行う際に、コンテンツの一つずつに対して操作を行う必要がなくなるので、ユーザによる操作の手間を低減できる。
【0016】
また、請求項2の発明によれば、外部機器から取り込んだアイコン画像を、アイコンとして記憶するので、ユーザは、例えば、パソコン等を用いて作成した好みのアイコンを容易にコンテンツに割当てることができる。従って、ユーザにとって、アイコンによるコンテンツの識別性がより良くなると共に、コンテンツに割当てるアイコンの嗜好性を高めることができる。
【0017】
また、請求項3の発明によれば、ユーザが描画したアイコンを記憶するため、ユーザは、自ら作成したアイコンをコンテンツに容易に割当てることができる。従って、アイコンによるコンテンツの識別性をより良くすることができると共に、コンテンツに割当てるアイコンの嗜好性をより高めることができる。
【0018】
また、請求項4の発明によれば、コンテンツの録画時間をアイコンに表示することができるので、ユーザは、コンテンツに対して録画時間を表示させる操作を行うことなしに、アイコンを見るだけでコンテンツの録画時間が分かる。従って、ユーザによるコンテンツに対しての操作の手間を低減できる。
【0019】
また、請求項5の発明によれば、コンテンツの録画時間を表示するアイコンを、コンテンツの録画時間の長い順又は短い順に並び替えた後、リスト形式で出力できる。そのため、ユーザは、録画時間の長いコンテンツや短いコンテンツを容易に探し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態に係るHDRと、このHDRに接続されたTV受像機とを含む録画再生システムを示す斜視図。
【図2】上記HDRの内部構成を示すブロック図。
【図3】上記HDRのリモコンの上面を示す上面図。
【図4】上記TV受像機の内部構成を示すブロック図。
【図5】上記HDRにおけるアイコンの描画処理の手順を示すフローチャート。
【図6】上記HDRにおけるアイコンの取り込み処理の手順を示すフローチャート。
【図7】上記HDRにおける録画時間アイコンの作成処理の手順を示すフローチャート。
【図8】上記HDRのアイコンデータに格納されるアイコンのリストを示す説明図。
【図9】上記HDRにおいて作成されるアイコンの一例を示す説明図。
【図10】上記HDRにおいて作成されるアイコンの別の例を示す説明図。
【図11】上記HDRにおけるアイコンの割当て処理の手順を示すフローチャート。
【図12】上記HDRによって表示されるアイコン割当画面の一例を示す説明図。
【図13】上記HDRによって表示される再生リスト表示選択画面の一例を示す説明図。
【図14】上記HDRによって表示される再生リストの一例を示す説明図。
【図15】上記HDRにおけるグループ別表示処理の手順を示すフローチャート。
【図16】上記HDRによって表示されるアイコン選択画面の一例を示す説明図。
【図17】上記HDRによって表示される再生リストの別の例を示す説明図。
【図18】上記HDRにおけるグループ別表示処理の別の手順を示すフローチャート。
【図19】上記HDRにおけるコンテンツの一括処理の手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態に係るハードディスクレコーダ(請求項における録画再生装置)について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、ハードディスクレコーダ(以下、HDRという)1と、このHDR1にHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブル4を介して接続されたテレビジョン(以下、TVという)受像機2とを含む録画再生システム100の概略構成を示す。図2は、HDR1の内部構成を示し、図3は、HDR1に対して各種の操作指示を行うためのリモコン(操作手段)5の上面を示す。図4は、TV受像機2の内部構成を示す。
【0022】
HDR1、及びTV受像機2は、いずれもHDMI(High−Definition Multimedia Interface)に対応した機器であり、HDMI−CEC(Consumer Electronics Control)に基づくCECコマンドと、CECコマンドに対するレスポンスデータとを送受信可能である。HDR1とTV受像機2とは、HDMIケーブル4を介して接続され、HDR1から供給された映像はTV受像機2のディスプレイ24に表示可能である。
【0023】
HDMIケーブル4は、映像信号及び音声信号等の伝送ラインであるTMDS(Transition Minimized Differential Singnaling)ラインと、CECコマンドを双方向に伝送する伝送ラインであるCECラインとを含むものである。
【0024】
HDR1は、図2に示すように、アンテナ11に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部12と、デコーダ部13と、リモコン5から送信されるリモコン信号を受信するリモコン信号受信部14と、HDMI規格に対応した外部機器を接続するためのHDMI端子部(接続手段)15と、USB(Universal Serial Bus)ポート(接続手段)16とを備える。
【0025】
また、HDR1は、各種情報を記憶したメモリ(アイコン記憶手段、グループ情報記憶手段)17と、チューナ部12によって受信されたTV番組等のコンテンツを録画するハードディスク(以下、HDDという;請求項における録画媒体)18と、HDD18に対するTV番組の書き込みや読み出しを行うアクセス部19と、装置各部を制御するための制御用マイコン(制御手段)10とをさらに備える。
【0026】
チューナ部12は、アンテナ11を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の番組情報とが含まれている。
【0027】
デコーダ部13は、チューナ部12によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTS(トランスポートストリーム)パケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0028】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御用マイコン10に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御用マイコン10に出力する。
【0029】
データデコード回路は、SI(Service Information)データを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御用マイコン10に出力する。SIデータは、TV番組の番組情報が格納されたEIT(Event Information Table)等を有している。
【0030】
HDMI端子部15には、TV受像機2と接続されたHDMIケーブル4の一端が接続されている。なお、HDMI端子部15には、HDMI規格に対応したデジタルカメラ等も接続できる。
【0031】
USBポート16は、USBケーブルを介して、USB規格に対応するビデオカメラ6等の外部機器と接続可能である。USBポート16は、接続された外部機器から供給される画像データを受信し、制御用マイコン10に送信する。
【0032】
メモリ17は、制御用マイコン10を動作させるためのプログラム17aと、番組情報17bと、予約録画番組情報17cと、録画タイトル情報17dと、アイコンデータ(アイコン記憶手段)17eと、グループデータ(グループ情報記憶手段)17fとを格納している。
【0033】
予約録画番組情報17cには、ユーザによって設定された予約録画番組の情報が格納されている。具体的には例えば、○月○日の午後8時から午後8時54分までAチャンネルを録画するといった録画情報と、この録画コンテンツに割当てるアイコンの情報とが格納されている。
【0034】
録画タイトル情報17dには、HDD18に録画されたコンテンツ(録画タイトル)の情報が格納されている。具体的には、コンテンツの番組名、録画時間、録画日時、及びそのコンテンツに割当てられたアイコン情報が格納されている。
【0035】
アイコンデータ17eには、HDD18に録画される各コンテンツに割当てられる、複数のアイコンの情報が格納されている。アイコンデータ17eには、HDR1の製造時に、いくつかのアイコンの情報が予め格納されている。また、アイコンデータ17eには、新たにアイコンを追加して格納することができる。グループデータ17fには、HDD18に録画されるコンテンツのうち、同一のアイコンが割当られたコンテンツを一つのグループとするグループ情報が格納されている。
【0036】
制御用マイコン10は、再生制御部10aと、録画制御部10bと、番組情報取得部10cと、HDMI通信制御部10dと、アイコン格納制御部10eと、アイコン描画部10fと、グループ登録部10gと、録画タイトル表示制御部10hと、コンテンツ一括処理部10iとを有し、ユーザによるリモコン5の操作に基づいてHDR1の制御処理を行う。
【0037】
再生制御部10aは、アクセス部19によってHDD18から読み出されたコンテンツの再生を行い、再生されたコンテンツの映像信号及び音声信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に出力する処理を行う。録画制御部10bは、ユーザによる録画指示や予約録画番組情報17cの内容に基づき、チューナ部12によって受信されたTV番組を、アクセス部19を用いてHDD18に録画する処理を行う。
【0038】
番組情報取得部10cは、デコーダ部13から受信したEITに基づき、番組タイトルや放送開始時間等のTV番組の番組情報を取得して、メモリ17の番組情報17bに格納する処理を行う。
【0039】
HDMI通信制御部10dは、TV受像機2に対して、HDMI−CEC規格に基づくCECコマンド及びレスポンスデータの送受信や、コンテンツの映像信号及び音声信号の送信や、各種メニュー画面の映像信号を送信するための処理を行う。
【0040】
アイコン格納制御部10eは、画像データをアイコンとしてメモリ17のアイコンデータ17eに格納する処理を行う。具体的には、アイコン格納制御部10eは、USBポート16に接続された外部機器から取り込んだ画像データをアイコンとして、アイコンデータ17eに格納する処理や、HDD18に録画されたコンテンツ内の映像の一部をアイコンとして、アイコンデータ17eに格納する処理を行う。また、アイコン格納制御部10eは、ユーザによって描画された画像データをアイコンとして、アイコンデータ17eに格納する処理や、HDD18に録画されたコンテンツの録画時間を表示するアイコン(以下、録画時間アイコンという)をアイコンデータ17eに格納する処理を行う。
【0041】
アイコン描画部10fは、ユーザがリモコン5を操作することによりアイコンを描画するための描画画面(お絵書き画面)を表示する処理を行う。
【0042】
グループ登録部10gは、同一アイコンが割当てられているコンテンツを1つのグループとするグループ情報を、メモリ17のグループデータ17fに格納する処理を行う。
【0043】
録画タイトル表示制御部10hは、HDD18に録画されているコンテンツの内容に基づいて、これらのコンテンツの録画タイトルの一覧をリスト表示する処理や、ユーザによって指定された条件に合致するコンテンツの録画タイトルの一覧をリスト表示する処理を行う。また、録画タイトル表示制御部10hは、HDD18に録画されているコンテンツと、予約されたコンテンツとを含む録画タイトルの一覧をリスト表示することもできる。
【0044】
コンテンツ一括処理部10iは、ユーザによって選択されたコンテンツに対して、ユーザによって指示された内容の処理を一括で行うものである。具体的には例えば、コンテンツA〜Cの3つのコンテンツがユーザによって選択された後に、ユーザによってこれらの削除が指示されると、コンテンツ一括処理部10iは、コンテンツA〜Cの3つのコンテンツを一括で削除する処理を行う。
【0045】
リモコン5は、図3に示すように、「0」〜「9」の10個の数字に対応する「0」〜「9」までの数字キー51(51a〜51jの総称)と、入力した文字や数字を消去するクリアキー52と、上下左右の各方向に操作可能な十字キー53(53a〜53dの総称;請求項におけるアイコン描画操作手段)と、決定キー(アイコン選択指示手段)54とを有する。また、リモコン5は、再生ボタン55と、録画ボタン56と、停止ボタン57と、メニューボタン58と、電源ボタン59と、ハードディスクレコーダ3に対してユーザによる操作に応じた操作信号を送信するための信号送信部50とをさらに有する。
【0046】
十字キー53は、TV受像機2のディスプレイ24に表示したカーソルを操作するためのものである。また、十字キー53は、ユーザがアイコンを描画する際に、描画用のカーソルを操作するのにも用いられる。決定キー54は、各種の入力や選択を行うためのものである。具体的には例えば、ユーザがコンテンツに所望のアイコンを割当てる際に、決定キー54を操作して、アイコンデータ17eに記憶された複数のアイコンから、所望のアイコンを選択する。
【0047】
再生ボタン55は、HDD18に録画されたコンテンツの再生を指示するためのものである。録画ボタン56は、HDD18にTV番組の録画を行うように指示するためのものである。停止ボタン57は、コンテンツの再生の停止を指示するためのものである。
【0048】
メニューボタン58は、各種動作の指示画面であるメニュー画面を表示させるためのものである。ユーザはメニュー画面上の各種メニューを選択することにより、HDR1に対して、例えば、アイコンの描画や、アイコンの割当てや、録画タイトルの再生リストの表示等を指示することができる。電源ボタン59は、HDR1に対して電源のオン/オフを指示するためのものである。
【0049】
TV受像機2は、図4に示すように、アンテナ21に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部22と、デコーダ部23と、映像を表示するディスプレイ24と、音声を出力するスピーカ25と、ユーザによって操作される複数のボタンを有する操作部26とを備える。また、TV受像機2は、HDMIに対応した外部機器を接続するためのHDMI端子部27と、各種情報を記憶したメモリ28と、装置各部を制御するための制御用マイコン29とをさらに備える。
【0050】
チューナ部22は、アンテナ21を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の番組タイトル等の番組情報とが含まれている。
【0051】
デコーダ部23は、チューナ部22によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTSパケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0052】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御用マイコン29に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御用マイコン29に出力する。データデコード回路は、SIデータを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御用マイコン29に出力する。
【0053】
ディスプレイ24は、チューナ部22によって受信されたTV番組の映像や、HDR1から供給された映像を表示する。スピーカ25は、チューナ部22によって受信されたTV番組の音声や、HDR1から供給された音声を出力する。HDMI端子部27には、HDR1と接続されたHDMIケーブル4の他端が接続されている。メモリ28は、制御用マイコン29を動作させるためのプログラム28aを格納している。
【0054】
制御用マイコン29は、映像出力部29aと、音声出力部29bと、HDMI通信制御部29cとを有し、ユーザによる操作部26の操作に基づいて自装置の制御処理を行う。映像出力部29aは、デコーダ部23から受信したTV番組の映像信号や、HDR1から供給された映像信号をディスプレイ24に出力する。音声出力部29bは、デコーダ部23から受信したTV番組の音声信号や、HDR1から供給された音声信号をスピーカ25に出力する。HDMI通信制御部29cは、HDR1に対して、HDMI−CECに基づくCECコマンド及びレスポンスデータの送受信や、HDR1から送信された映像信号及び音声信号の受信を行う処理をする。
【0055】
次に、HDR1におけるアイコンの描画処理の手順について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。まず、制御用マイコン10は、ユーザがリモコン5を操作してメニュー画面からアイコン描画画面の表示を指示すると(S1)、制御用マイコン10は、アイコン描画部10fを用いて、アイコン描画画面をTV受像機2のディスプレイ24に表示する。アイコン描画画面は、リモコン5の十字キー53で操作可能な描画用のカーソルと、描画色選択リスト、及び線の太さサイズ選択リスト等から構成され、ユーザによるリモコン5の操作に応じて、アイコンを描画できる。
【0056】
ユーザがリモコン5を操作することによりアイコンを描画すると(S3)、制御用マイコン10は、アイコン格納制御部10eを用いて、描画されたアイコンをメモリ17のアイコンデータ17eに格納する(S4)。
【0057】
次に、HDR1におけるアイコンの取り込み処理の手順について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、USBポート16に、USBケーブルを介してビデオカメラ6が接続されているものとし、ビデオカメラ6には、画像データが記憶されているものとする。
【0058】
まず、制御用マイコン10は、USBポート16を介して、ビデオカメラ6に記憶されている画像データを取り込んだ後(S11)、アイコン格納制御部10eを用いて、取り込んだ画像データからアイコンを作成する(S12)。具体的には、画像データの一部を切り取ることによりアイコンとする処理を行う。
【0059】
そして、制御用マイコン10は、アイコン格納制御部10eを用いて、上記S12で作成したアイコンを、メモリ17のアイコンデータ17eに格納する(S13)。
【0060】
次に、HDR1における録画時間アイコンの作成処理の手順について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。まず、ユーザがリモコン5を操作してメニュー画面から録画時間アイコン作成画面の表示を指示すると(S21)、制御用マイコン10は、録画タイトル表示制御部10hを用いて、HDD18に録画されている録画タイトルのリストを表示する(S22)。
【0061】
そして、ユーザがリモコン5を操作することにより、録画時間アイコンを作成したい録画タイトルを選択すると(S23)、制御用マイコン10は、アイコン格納制御部10eを用いて、ユーザによって選択された録画タイトルに対応するコンテンツの録画時間を検出して、検出した録画時間を表示するアイコン(録画時間アイコン)を作成する(S24)。ここで作成される録画時間アイコンは、例えば、録画時間が1時間6分41秒である場合、「1:06:41」の文字が表示されるものである。
【0062】
そして、制御用マイコン10は、アイコン格納制御部10eを用いて、作成した録画時間アイコンを、メモリ17のアイコンデータ17eに格納する(S25)。
【0063】
次に、HDR1のアイコンデータ17eに格納されるアイコンについて、図8乃至図10を参照して説明する。図8は、アイコンデータ17eに格納されたアイコンに基づく、アイコンリスト70の説明図である。図9及び図10は、アイコンデータ17eに格納されるアイコンの例を示す。
【0064】
アイコンリスト70において、71は画像のアイコンの一例を示す。72は、文字やイラストのアイコンの一例を示す。73は、例えばGIFアニメーション等の動きのある映像に基づくアイコン(以下、映像アイコンという)の一例を示し、74は、お絵書き機能で作成したアイコンの一例を示す。75は、録画時間アイコンの一例を示す。
【0065】
アイコンデータ17eには、既存のアイコンを組み合わせることによって作成された新しいアイコンを格納してもよい。具体的には例えば、画像のアイコン71aと、お絵書き機能で作成されたフレーム画像(図示せず)とを組み合わせて、図9に示すような画像アイコンを作成してもよい。また、映像アイコン73aと、お絵書き機能で作成されたフレーム画像(図示せず)とを組み合わせて、図10に示すような画像アイコンを作成してもよい。
【0066】
次に、HDR1におけるアイコンの割当て処理の手順について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、アイコンの割当て処理の手順を示すフローチャートである。図12は、ディスプレイ24に表示されるアイコン割当画面の説明図である。
【0067】
まず、ユーザがリモコン5を操作してメニュー画面からアイコン割当画面の表示を指示すると(S41)、制御用マイコン10は、録画タイトル表示制御部10hを用いて、HDD18に録画されている録画タイトルのリストを含むアイコン割当画面を表示する(S42)。
【0068】
そして、ユーザがリモコン5を操作することにより、アイコンを選択すると共に、このアイコンを割当てたい録画タイトルを選択すると(S43)、制御用マイコン10は、録画タイトルにアイコンを割当てる(S44)。具体的には、制御用マイコン10は、メモリ17の録画タイトル情報17dに、割当てたアイコンの情報を格納する。そして、制御用マイコン10は、グループ登録部10gを用いて、上記S44でアイコンを割当てたコンテンツと、既にこのアイコンが割当てられているコンテンツとを、同一グループとするグループ情報をグループデータ17fに格納する(S45)。
【0069】
次に、HDR1における再生リストの表示について、図13及び図14を参照して説明する。図13は、TV受像機2のディスプレイ24に表示される再生リスト表示選択画面を示し、図14は、ディスプレイ24に表示される再生リストの一例を示す。再生リストは、HDD18に録画されている録画タイトルの一覧である。
【0070】
ユーザがリモコン5を操作してメニュー画面から再生リスト表示選択画面の表示を指示すると、図13に示すような再生リスト表示選択画面が表示される。再生リスト表示選択画面には、再生リストの表示種別として、「録画日時別表示」、「タイトル別表示」、及び「グループ別表示」の3つがある。
【0071】
ユーザによって、例えば「録画日時別表示」が選択されると、図14に示すような再生リストが表示される。再生リストには、録画タイトル名と、録画日時と、各録画タイトルに割当てられたアイコン81a〜81fとが表示される。
【0072】
次に、HDR1におけるグループ別再生リストの表示について、図15乃至図17を参照して説明する。図15は、グループ別再生リストの表示処理の手順を示すフローチャートである。図16は、TV受像機2のディスプレイ24に表示されるアイコン選択画面を示し、図17は、ディスプレイ24に表示されるグループ別再生リストの一例を示す。
【0073】
まず、ユーザによって再生リスト表示選択画面24の選択項目中から「グループ別表示」が選択されると(S61)、制御用マイコン10は、メモリ17のアイコンデータ17eの内容に基づき、TV受像機2のディスプレイ24にアイコン選択画面を表示させる(S62)。アイコン選択画面は、図16に示すように、アイコンデータ17eに格納されている各アイコンが表示される画面である。
【0074】
そして、ユーザが所望のアイコンを選択すると(S63)、制御用マイコン10は、グループデータ17fから、ユーザによって選択されたアイコンに対応するグループ情報を取得した後、録画タイトル表示制御部10hを用いて、このグループ情報に対応した録画タイトルの再生リストをディスプレイ24に表示する(S64)。具体的には例えば、ユーザによって上記図16に示したアイコン選択画面の中から、アイコンA1が選択された場合、図17に示すように、アイコンA1が割当てられているグループの録画タイトルがディスプレイ24に表示される。
【0075】
次に、HDR1におけるグループ別再生リストの表示処理の別の例について、図18を参照して説明する。図18は、録画時間アイコンにおけるグループ別再生リストの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0076】
まず、ユーザによって再生リスト表示選択画面の中から「グループ別表示」が選択されると(S71)、制御用マイコン10は、メモリ17のアイコンデータ17eの内容に基づき、TV受像機2のディスプレイ24にアイコン選択画面を表示させる(S72)。
【0077】
そして、ユーザが録画時間アイコンを選択すると(S73)、制御用マイコン10は、グループデータ17fから、録画時間アイコンに対応するグループ情報を取得した後、録画タイトル表示制御部10hを用いて、録画時間アイコンが割当てられている録画タイトルの再生リストをディスプレイ24に表示する(S74)。ここで表示される再生リストのアイコンには、例えば、「2:29:47」や、「1:06:41」や、「0:15:54」等が表示される。
【0078】
そして、ユーザが録画タイトルの並び順を、録画時間の短い順に並び替えるように指示すると(S75)、制御用マイコン10は、録画時間の短い順に並び変えた後に、録画タイトルの再生リストをディスプレイ24に表示する(S76)。ここで表示される再生リストのアイコンには、例えば、「0:15:54」、「1:06:41」、「2:29:47」の順ように、録画時間の短いものから表示される。なお、ここでは、ユーザによって録画時間の短い順に並び替えるように指示される例を示したが、これに限られず、例えば、録画時間の長い順に並び替えるように指示されるものであってもよい。
【0079】
次に、HDR1におけるコンテンツの一括処理の手順について、図19に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、上記図15で示した処理により、ユーザによって選択されたアイコンに対応する録画タイトルの再生リストがディスプレイ24に表示されているものとする。
【0080】
ユーザが、再生リストの中から、複数のコンテンツを選択して(S81)、削除を指示すると(S82)、制御用マイコン10は、コンテンツ一括処理部10iを用いて、ユーザによって選択されたコンテンツを一括して削除する(S83)。なお、ユーザは、上記S81において、同一アイコンを一括して選択してもよい。また、上記S82において、ユーザは録画コンテンツ名の変更や、アイコンの変更や、削除対象から除外するためのプロテクト処理等を指示してもよい。
【0081】
上述したように、本実施形態に係るHDR1においては、コンテンツ一括処理部10iを用いて、ユーザによって選択されたアイコンが割当てられているコンテンツに対して、一括で、削除処理や、プロテクト処理等の処理を行う。そのため、複数のコンテンツに対して操作指示を行う際に、コンテンツの一つずつに対して操作を行う必要がなくなるので、ユーザによる操作の手間を低減できる。
【0082】
また、USBポート16に接続された外部機器から取り込んだ画像データを、アイコンとしてアイコンデータ17eに格納するので、ユーザは、例えば、パソコン等を用いて作成した好みのアイコンを容易にコンテンツに割当てることができる。従って、ユーザにとって、アイコンによるコンテンツの識別性がより良くなると共に、コンテンツに割当てるアイコンの嗜好性を高めることができる。
【0083】
また、ユーザが描画したアイコンをアイコンデータ17eに格納するため、ユーザは、自ら作成したアイコンをコンテンツに容易に割当てることができる。従って、アイコンによるコンテンツの識別性をより良くすることができると共に、コンテンツに割当てるアイコンの嗜好性をより高めることができる。
【0084】
また、コンテンツの録画時間をアイコンに表示することができるので、ユーザは、コンテンツに対して録画時間を表示させる操作を行うことなしに、アイコンを見るだけでコンテンツの録画時間が分かる。従って、ユーザによるコンテンツに対しての操作の手間を低減できる。
【0085】
また、コンテンツの録画時間を表示するアイコンを、コンテンツの録画時間の長い順又は短い順に並び替えた後、再生リストで出力できる。そのため、ユーザは、録画時間の長いコンテンツや短いコンテンツを容易に探し出すことができる。
【0086】
また、同一アイコンが割り当てられたコンテンツの録画タイトルのみを再生リストに表示することができるため、ユーザは、ユーザ自身が録画した録画タイトル等を容易に確認することができる。
【0087】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、請求項に示す録画再生装置がHDRである例を示したが、これに限られず、コンテンツを録画可能なAV機器であればよい。また、HDRが、HDMI端子部に接続されたTV受像機のディスプレイに再生リストを表示する例を示したが、TV受像機以外のAV機器の表示部に表示してもよい。
【0088】
また、USBポートに接続された外部機器からアイコン用の画像データを取り込む例を示したが、これに限られず、HDMI端子部に接続された外部機器からアイコン用の画像データを取り込んでもよい。また、ユーザによって選択されたアイコンをコンテツに割り当てる例を示したが、ユーザがアイコンの割当てをしなかったコンテンツには、録画時間アイコンをデフォルトで作成して割り当てるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0089】
1 HDR(録画再生装置)
5 リモコン(操作手段)
10 制御用マイコン(制御手段)
15 HDMI端子部(接続手段)
16 USBポート(接続手段)
17 メモリ(アイコン記憶手段、グループ情報記憶手段)
18 HDD(録画媒体)
53 十字キー(アイコン描画操作手段)
54 決定キー(アイコン選択指示手段)
17e アイコンデータ(アイコン記憶手段)
17f グループデータ(グループ情報記憶手段)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを録画可能な録画媒体と、
ユーザによって操作され、各種の操作指示を行うための操作手段と、
前記録画媒体に録画されるコンテンツに割当てられる、複数のアイコンを記憶するアイコン記憶手段と、
前記録画媒体に録画されるコンテンツのうち、同一のアイコンが割当られたコンテンツを一つのグループとするグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備える録画再生装置において、
前記操作手段には、ユーザによって操作され、前記アイコン記憶手段に記憶された前記複数のアイコンから、所望のアイコンを選択するためのアイコン選択指示手段が設けられ、
前記制御手段は、ユーザによって前記アイコン選択指示手段が操作されてアイコンが選択された後、ユーザによって前記操作手段が操作されて前記選択以外の他の操作指示が行われると、前記グル-プ情報記憶手段に記憶されているグループ情報に基づいて、前記ユーザによって選択されたアイコンが割当てられているコンテンツに対して、一括で前記他の操作指示に基づく処理を行うことを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
アイコン画像を記憶した外部機器と接続可能な接続手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記接続手段を介して前記外部機器から取り込んだ前記アイコン画像を、アイコンとして前記アイコン記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項3】
前記操作手段には、ユーザによって操作され、アイコンを描画するためのアイコン描画操作手段がさらに設けられ、
前記アイコン記憶手段は、ユーザが前記アイコン描画操作手段を操作して描画したアイコンを記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の録画再生装置。
【請求項4】
前記アイコン記憶手段に記憶されたアイコンには、該アイコンが割当てられたコンテンツの録画時間を表示するものを含むことを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記アイコン記憶手段に記憶された、コンテンツの録画時間を表示するアイコンの並び順を、該アイコンに割当てられたコンテンツの録画時間の長い順又は短い順に並び替えた後、リスト形式で出力することを特徴とする請求項4に記載の録画再生装置。
【請求項1】
コンテンツを録画可能な録画媒体と、
ユーザによって操作され、各種の操作指示を行うための操作手段と、
前記録画媒体に録画されるコンテンツに割当てられる、複数のアイコンを記憶するアイコン記憶手段と、
前記録画媒体に録画されるコンテンツのうち、同一のアイコンが割当られたコンテンツを一つのグループとするグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備える録画再生装置において、
前記操作手段には、ユーザによって操作され、前記アイコン記憶手段に記憶された前記複数のアイコンから、所望のアイコンを選択するためのアイコン選択指示手段が設けられ、
前記制御手段は、ユーザによって前記アイコン選択指示手段が操作されてアイコンが選択された後、ユーザによって前記操作手段が操作されて前記選択以外の他の操作指示が行われると、前記グル-プ情報記憶手段に記憶されているグループ情報に基づいて、前記ユーザによって選択されたアイコンが割当てられているコンテンツに対して、一括で前記他の操作指示に基づく処理を行うことを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
アイコン画像を記憶した外部機器と接続可能な接続手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記接続手段を介して前記外部機器から取り込んだ前記アイコン画像を、アイコンとして前記アイコン記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項3】
前記操作手段には、ユーザによって操作され、アイコンを描画するためのアイコン描画操作手段がさらに設けられ、
前記アイコン記憶手段は、ユーザが前記アイコン描画操作手段を操作して描画したアイコンを記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の録画再生装置。
【請求項4】
前記アイコン記憶手段に記憶されたアイコンには、該アイコンが割当てられたコンテンツの録画時間を表示するものを含むことを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記アイコン記憶手段に記憶された、コンテンツの録画時間を表示するアイコンの並び順を、該アイコンに割当てられたコンテンツの録画時間の長い順又は短い順に並び替えた後、リスト形式で出力することを特徴とする請求項4に記載の録画再生装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図11】
【図13】
【図15】
【図18】
【図19】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図14】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図11】
【図13】
【図15】
【図18】
【図19】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図14】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2012−95125(P2012−95125A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−241088(P2010−241088)
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】
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