説明

電力損失パケット優先度

【課題】公共送電網での電力損失状況の管理を提供する。
【解決手段】高度検針インフラストラクチャ(AMI)(10)利用可能装置(22、40)、プログラム製品、および通信システム(26、44)。電力損失の検出に応じて電力損失メッセージを構成する電源異常検出システム(24、42)と、ネットワークを介してメッセージを送信するための通信システム(26、44)と、を備えるAMI(10)利用可能装置(22、40)が記載されている。通信システムは、電力損失メッセージを高優先度メッセージとして優先順位付するための優先順位付けシステム(28、48)と、電力損失メッセージがすべての低優先度メッセージの前に送信されることを確実にするキューイング・システム(31、50)と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に、公共送電網での電力損失状況の管理に関し、より詳細には、高度検針インフラストラクチャでの電力損失状態の間に送信されるデータ・パケットの優先順位付けに関する。
【背景技術】
【0002】
公共送電網内で電力損失状態が発生したときはいつも、ヘッド・エンドのもとへ電力損失を即時に通知することが、できるだけ遅れずに問題を修正すべき場合には重要である。高度検針インフラストラクチャ(AMI)では、メータおよび他の装置が通常、何らかのタイプの通信システム(たとえば、無線インターネット接続、セルラー電話など)を備えており、データを送るネットワーク内のノードとして働くことが多い。このような通信システムによって、装置は、とりわけ、電力損失状況を報告することができる。しかし、装置(たとえばメータ)は、非常に時間が限られたバックアップ電源(たとえば、超コンデンサ)のみを備えていることが多い。したがって、このような装置は、電力損失状態を送信する時間が非常に短い。
【0003】
メッシュ・ネットワークでは、メータは、データ源として働くだけでなく、すべてのタイプのデータ(たとえば、ステータス・メッセージ)の中継を担うルータとしても働く。したがって、電力損失の間に、送信しなければならない場合がある複数のパケットが生じる場合があるが、すべてのパケットを送信する十分な電力がない場合がある。複数のノードが電力損失を受ける場合、電力損失データをネットワークを通して送ることができる前に何らかの数の装置が電源オフすることがあるため、電力損失データを効果的に通信するメッシュ・ネットワークの能力がさらに小さくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
公共送電網での電力損失状況の管理を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電力損失メッセージをソース・メータへ伝えるパケットにより高い優先度を割り当てる検針インフラストラクチャが記載されている。電力損失パケットの送信をより高い優先度へ移して、複数のパケットを送信しなければならない場合に対処する。
【0006】
一態様においては、本発明によって、電力損失の検出に応じて電力損失メッセージを構成する電源異常検出システムと、ネットワークを介してメッセージを送信するための通信システムであって、電力損失メッセージを高優先度メッセージとして優先順位付けするための優先順位付けシステムと、電力損失メッセージが低優先度メッセージの前に送信されることを確実にするキューイング・システムと、を備える通信システムと、を備える高度検針インフラストラクチャ(AMI)利用可能装置が提供される。
【0007】
別の態様においては、本発明によって、高度検針インフラストラクチャ(AMI)装置においてメッセージを処理するための非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体上に記憶されるプログラム製品であって、電力損失の検出に応じて電力損失メッセージを認識するプログラム・コードと、メッセージを優先順位付けするためのプログラム・コードであって、電力損失メッセージは高優先度メッセージとして優先順位付けされる、プログラム・コードと、電力損失メッセージが低優先度メッセージの前に送信されることを確実にするプログラム・コードと、を含むプログラム製品が提供される。
【0008】
さらなる態様においては、本発明によって、高度検針インフラストラクチャ(AMI)装置に付随するデータを通信するための通信システムであって、電力損失メッセージを識別する電源異常検出システムと、電力損失メッセージを高優先度メッセージとして優先順位付けする優先順位付けシステムと、電力損失メッセージがすべての低優先度メッセージの前に送信されることを確実にするキューイング・システムと、を備える通信システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態によるAMIの概略図である。
【図2】本発明の一実施形態によるメッセージを優先順位付けすることができるAMI利用可能装置の概略図である。
【図3】本発明の別の実施形態によるメッセージを優先順位付けすることができるAMI利用可能装置の概略図である。
【図4】本発明の一実施形態による高および低優先度キューを用いるインフラストラクチャの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に、例示的な高度検針インフラストラクチャ(AMI)10を示す。インフラストラクチャ10は、インフラストラクチャ10内で動作できるようにされた複数の装置を、メッシュ・ネットワークを用いて接続している。複数の装置は、たとえば、メータ12a、12b、12c、12d、12e、ルータ16、18、およびヘッド・エンド20の組である。当然のことながら、AMI10は、単純化したインフラストラクチャを示しており、実際に実施する場合には、数百または数千の装置(たとえば、図1には具体的には示していない装置)を備えていても良い。加えて、メッシュ・ネットワークとして示しているが、当然のことながら、任意のタイプのネットワーク・インフラストラクチャを実施することができる。たとえば、ポイント・ツー・ポイント、イーサネット(商標)、電力線搬送(PLC)、セルラー、ウィマックス(WiMax)などである。図示したように、各メータ12a、12b、12c、12d、12eは、対応する通信システム14a、14b、14c、14d、14eを備えており、これらは、メッシュ・ネットワーク内の送信および/または受信ノード(すなわち、ルータ)としての機能を果たすことができる。本明細書でより詳細に説明するように、各通信システム14a、14b、14c、14d、14eは、データ通信を優先順位付けするためのメカニズムを備えており、より詳細には、メッシュ・ネットワーク内の1または複数のノードで発生する電力損失状態を含むデータ・メッセージに高優先度を割り当てるためのシステムを備えている。
【0011】
図2に、このような能力を有するAMI利用可能装置22(たとえばスマート・メータ)の例示的な実施形態を示す。図示したように、AMI利用可能装置22は、AMI利用可能装置22の場所での電源異常状態を検出するための電源異常検出システム24と、受信システム38、送信システム36、およびキューイング・システム31を用いてデータ・パケットを通信するための通信システム26と、を備えている。一実施形態においては、電源異常検出システム24は、物理的な電力損失を検出するハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の組み合わせ(たとえば、電力がオフのときにバイナリ1を出力するゲート回路)を含んでいても良い。別の実施形態においては、電源異常検出システム24は単に、付随する装置から生成される電力損失メッセージを識別するハードウェアおよび/またはソフトウェアの組み合わせを含んでいても良い。たとえば、メッセージの入力または一部を電力損失状態に付随していると解釈するコンピュータ・プログラム、ASIC(特定用途向け集積回路)デバイス、またはNICである。受信システム38は、データ・パケットを、AMI利用可能装置22自体からまたはネットワーク内の他の装置から受信することができる。たとえば、AMI利用可能装置22が電力使用メータを含んでいる場合、受信システム38を、電力使用に関するメータ・データを受信するように構成することができる。さらに、受信システム38を、メッシュ・ネットワーク内に送る目的で近くのメータからデータを(たとえば無線信号を介して)受信するように構成しても良い。送信システム36は、AMI利用可能装置22からのデータをネットワークに送信することを担う。任意のタイプの装置またはシステムを用いてデータを受信および送信しても良い。たとえば、モデム、セルラー・デバイス、ルータなどである。
【0012】
通信システム26はさらに、データ・パケットをキューイング・システム31内の高優先度キュー32または低優先度キュー34を優先順位付けするための優先順位付けシステム28を備えている。データ・パケットは、インジケータ(たとえば、優先度インジケータ・ビット)を用いて、メッセージが電力損失状態を含んでいるか否かを示しても良い。一実施形態においては、メッセージが暗号化部分および未暗号化部分を含み、電力損失情報およびまたはインジケータ・ビットをメッセージの未暗号化部分内に記憶して処理オーバヘッドを減らしても良い。別の実施形態においては、メッセージ全体を暗号化して安全な電力損失通知を実現しても良い。
【0013】
高優先度キュー32を用いて、電力損失メッセージを含むデータ・パケットを保持する。たとえば、電力損失が検出されたら、電源異常検出システム24は、適切な電力損失メッセージを、優先度インジケータ・ビットをターン・オンした状態で通信システム26へ転送して、ネットワークを介してヘッド・エンドへ送信することを図る。受信したら、優先順位付けシステム28は、優先度インジケータ・ビットを調べ、ビットがターン・オンされていることを認識して、電力損失メッセージを高優先度キュー32内に置く。逆に、通常動作の間に送受信されたデータ・パケット(たとえば、メータ・データ)は、低優先度キュー34内に置く。送信システム36は、データ・パケットがいつ到着したかに関係なく、高優先度キュー32からのデータ・パケットを最初に処理および送信する。
【0014】
結果的に、AMIネットワーク・デバイス22で電力損失が発生した場合、通信システム26は、データ・パケットを送信するバック・アップ電源が数秒しかない場合がある。電源異常メッセージが高優先度キュー32内に置かれるため、メッセージの送信が成功する可能性が非常に高くなる。同様に、受信システム38が近くの装置から電源異常メッセージを受信する場合、そのメッセージも高優先度キュー32内に置かれるため、ネットワーク崩壊前に送信が成功する可能性が高くなる。
【0015】
相対的優先順位付けシステム30を用いて、高優先度キュー32内の複数のメッセージを優先順位付けしても良い。たとえば、複数の電力損失メッセージの中のある電力損失メッセージに比較的高い優先度を割り当てることを、メッセージが渡った(すなわち、「跳び」回った:“hopped”)装置の数に基づいて行なっても良い。このような実施形態では、優先度ビットの組を用いて、電力損失メッセージを識別するだけでなく、パケットが移動した跳びの数を示すこともできる。こうして、電力を損失した最も遠いノードを、電力不足によってメッシュが崩壊する前に決定することができる。他の状況では、跳び数が最も少ないパケットを、より高い優先度に対して用いることができる。他の状況では、先入れ先出し処理を用いることができる。これを監視するために、優先度ビットの組には、たとえばメッセージが装置によって処理される度に増加するn−ビット・フィールドを含めることができる。
【0016】
図3に、キューイング・システムが単一キュー50を含む代替的な実施形態を示す。この場合に、AMI利用可能装置40が電源異常検出システム42と通信システム44とを備え、通信システム44は受信システム46と送信システム52とを有していることは、図2を参照して説明したことと同様である。しかし、AMI利用可能装置40は、単一キュー50および優先順位付けシステム48を用いている。優先順位付けシステム48は、キュー50の先頭における電源異常メッセージを、すべての他のデータ・パケットよりも優先させるように構成されている。複数の電源異常メッセージがキュー50内に置かれている場合には、優先順位付けシステム48は、パケットが移動した跳び数などに基づいてこれらのメッセージを優先順位付けするための任意のアルゴリズム(たとえば、先入れ先出し)を用いることができる。
【0017】
なお、AMI利用可能装置22、40は1または複数の別個の構成部品を用いて実施しても良い。たとえば、電源異常検出検出システム42を、たとえばメータ内で実施しても良く、一方で、通信システム26を、メータと一体化したネットワーク・インターフェース・コントローラ(NIC)内で実施しても良い。あるいは、電源異常検出システム42および通信システム26を、単一の装置たとえばメータまたはNIC内で完全に実施しても良い。
【0018】
なお、図2および3に記載したキューイング・システムは、受信キューおよび送信キューの一方または両方を含むように実施しても良い。図4に、受信(RX)および送信(TX)キューの両方を用いることを示すインフラストラクチャを示す。実施形態には、3つの装置、メータ51、メッシュ・ノード52、およびテイク・アウト・ポイント54が含まれている。図示したように、メータ51は、電力損失メッセージを送信するための高優先度送信キュー56と、メータ・データを送信するための低優先度送信キュー58とを備えている。メッシュ・ノード52は、電力損失メッセージを受信するための高優先度受信キュー60と、メータ・データを受信するための低優先度受信キュー62とを備えている。メッシュ・ノード52はまた、電力損失メッセージを送信するための高優先度送信キュー64と、メータ・データを送信するための低優先度送信キューとを備えている。テイク・アウト・ポイント54は、電力損失メッセージを受信するための高優先度受信キュー68と、メータ・データを受信するための低優先度受信キュー70とを備えている。図に示すように、このインフラストラクチャによって、電力損失メッセージがテイク・アウト・ポイント54に達する可能性を最も高くすることができる。
【0019】
本発明の技術的効果には、電力損失メッセージをソース・メータに伝えるパケットに優先度を割り当てるメカニズムが含まれている。これらのより高い優先度パケットの送信を、高優先度キュー、または共有キューの先頭のいずれかに移す。電力損失パケットの表示をパケットの未暗号化部分に設けることができ、その結果、メカニズムは、パケットを迅速に認識して適切なキューに処理することを、復号化を必要とせずに行なうことができる。
【0020】
本発明の種々の実施形態においては、本明細書で説明したシステムおよび方法の態様を、完全にハードウェア実施形態、完全にソフトウェア実施形態、またはハードウェアおよびソフトウェア要素の両方を含む実施形態の形で実施することができる。一実施形態においては、処理機能をソフトウェアで実施しても良い。ソフトウェアは、たとえば、限定することなく、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどである。
【0021】
さらに、処理機能は、コンピュータまたは任意の命令実行システム(たとえば、処理装置)によって用いるかまたはそれと共に用いるためのプログラム・コードを与えるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読取可能な媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラム製品という形を取ることができる。この説明の目的上、コンピュータ利用可能またはコンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ、命令実行システム、機器によって用いるかまたはそれらと共に用いるためのプログラムを収容または記憶することができる任意のコンピュータ読取可能な記憶媒体とすることができる。さらなる実施形態を、コンピュータ、命令実行システム、機器、または装置によって用いるかまたはそれらと共に用いるためのプログラムを通信するか、伝搬するか、または運ぶことができるコンピュータ読取可能な伝送媒体(または伝搬媒体)上で具体化しても良い。
【0022】
コンピュータ読取可能な媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外、または半導体システム(もしくは機器もしくは装置)とすることができる。コンピュータ読取可能な媒体の例としては、半導体または固体メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、固い磁気ディスク、および光ディスクが挙げられる。光ディスクの現在の例としては、コンパクト・ディスク−読み出し専用メモリ(CD−ROM)、コンパクト・ディスク−読み出し/書き込み(CD−R/W)、およびデジタル・ビデオ・ディスク(DVD)が挙げられる。
【0023】
いずれにしても、本明細書で説明したAMI利用可能装置としては、インストールされたプログラム・コードを実行することができる1または複数の汎用コンピューティング製品(たとえば、コンピューティング・デバイス)を挙げることができる。本明細書で用いる場合、当然のことながら、「プログラム・コード」の意味は、任意の言語、コード、または表記法で表した命令の任意の収集物であって、コンピューティング・デバイスに、特定の機能を直接的に実行するかまたは以下のものの任意の組み合わせの後で実行する情報処理能力を所有させる収集物である。(a)別の言語、コード、または表記法への変換、(b)異なる具体的形式での再現、および/または(c)復元。この点で、本明細書で説明したシステムおよび装置は、システム・ソフトウェアおよび/またはアプリケーション・ソフトウェアの任意の組み合わせとして具体化することができる。
【0024】
本明細書で用いる専門用語は、単に特定の実施形態を説明するためであり、本開示を限定することは意図されていない。本明細書で用いる場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明らかに他の意味を示す場合を除き、複数形も含むことが意図されている。さらに当然のことながら、用語「備える(comprises)」および/または「備えている(comprising)」は、本明細書で用いる場合、記載した特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成部品の存在を特定しているが、1または複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成部品、および/またはそのグループの存在または付加を排除するものではない。
【0025】
本開示を、その好ましい実施形態とともに詳細に図示し説明してきたが、当然のことながら、変形および変更が当業者には想起される。したがって、当然のことながら、添付の請求項は、本開示の真の趣旨に含まれるすべての変更および変形に及ぶことが意図されている。
【0026】
この書面の説明では、実施例を用いて、本発明を、ベスト・モードも含めて開示するとともに、どんな当業者も本発明を実施できるように、たとえば任意の装置またはシステムを作りおよび用いること、ならびに取り入れた任意の方法を実行することができるようにしている。本発明の特許可能な範囲は、請求項によって定められるとともに、当業者に想起される他の実施例を含んでいても良い。このような他の実施例は、請求項の文字通りの言葉使いと違わない構造要素を有する場合、または請求項の文字通りの言葉使いとの違いが非実質的である均等な構造要素を含む場合には、請求項の範囲内であることが意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力損失の検出に応じて電力損失メッセージを構成する電源異常検出システム(24、42)と、
ネットワークを介してメッセージを送信するための通信システム(26、44)であって、
前記電力損失メッセージを高優先度メッセージとして優先順位付けするための優先順位付けシステム(28、48)と、
前記電力損失メッセージが低優先度メッセージの前に送信されることを確実にするキューイング・システム(31、50)と、を備える通信システム(26、44)と、を備える高度検針インフラストラクチャ(AMI)(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項2】
前記AMI利用可能装置(22、40)はメータ(50)を備え、前記低優先度メッセージはメータ・データを含む請求項1に記載のAMI(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項3】
前記キューイング・システム(31)は高優先度キュー(32)および低優先度キュー(34)を含む請求項1に記載のAMI(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項4】
前記キューイング・システム(50)は、高優先度メッセージおよび低優先度メッセージの両方を取り扱うための単一キューを含む請求項1に記載のAMI(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項5】
前記電力損失メッセージは暗号化部分および未暗号化部分を含み、前記優先順位付けシステム(28、48)は、受信メッセージの未暗号化部分に記憶されたインジケータを検査して前記受信メッセージが電力損失メッセージであるか否かを判定する請求項1に記載のAMI(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項6】
前記通信システム(26、44)はさらに、他のAMI(10)利用可能装置(22、40)からメッセージを受けて送るための受信システム(38、46)を備え、前記優先順位付けシステム(28、48)は、受信した電力損失メッセージを高優先度メッセージとして優先順位付けする請求項1に記載のAMI(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項7】
前記優先順位付けシステム(28)は、複数の高優先度メッセージを優先順位付けするための相対的優先順位付けシステム(30)を備える請求項6に記載のAMI(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項8】
前記複数の高優先度メッセージは、前記複数の高優先度メッセージのそれぞれが渡る装置の数に基づいて優先順位付けされる請求項7に記載のAMI(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項9】
前記キューイング・システム(31、50)は送信キューおよび受信キューを含む請求項1に記載のAMI(10)利用可能装置(22、40)。
【請求項10】
高度検針インフラストラクチャ(AMI)(10)装置(22、40)に付随するデータを通信するための通信システム(26、44)であって、
電力損失メッセージを識別する電源異常検出システム(24、42)と、
前記電力損失メッセージを高優先度メッセージとして優先順位付けする優先順位付けシステム(28、48)と、
前記高優先度メッセージがすべての低優先度メッセージの前に送信されることを確実にするキューイング・システム(31)と、を備える通信システム(26、44)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−205303(P2012−205303A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−61320(P2012−61320)
【出願日】平成24年3月19日(2012.3.19)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】