説明

電動パワーステアリング装置

【課題】軸間距離を最適に維持しつつ構造簡素な電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】モータを駆動源として、ステアリングシャフトを回転駆動することにより操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置を備え、モータは、ウォームギヤ26及びホイールギヤ25を噛合してなる減速機構を介してステアリングシャフトに駆動連結された電動パワーステアリング装置において、ウォームギヤ26は、螺旋板ばねで形成されたウォーム歯を有する電動パワーステアリング装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、モータを駆動源とする電動パワーステアリング装置(EPS)には、ステアリングシャフトを回転駆動することにより、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与するものがある。通常、このようなEPSにおいて、モータは、第1及び第2のギヤを噛合してなる減速機構(例えばウォームギヤ及びホイールギヤ)を介してステアリングシャフトに連結されている。そして、同モータの回転は、この減速機構により減速されてステアリングシャフトに伝達される。
【0003】
上記のような減速機構を用いたEPSの場合、その二つのギヤの噛合状態、つまり噛合部における適切な軸間距離の設定及び維持が極めて重要な要素となる。即ち、その軸間距離が小さいほど、音や振動の発生は抑えることができるものの、各ギヤの磨耗は進みやすくなる。反対に、その軸間距離が大きくなる程、磨耗は抑えられるが音や振動が発生しやすくなるという傾向がある。そのため、各ギヤの軸間距離は、これらのバランスを考慮した上で最適と考えられる範囲に設定するとともに、歯面の磨耗等といった経年変化によらず安定的に維持されることが望ましい。
【0004】
そこで、従来、このような減速機構を用いるEPSには、例えば特許文献1に示されるように、付勢手段を用いてウォームギヤをホイールギヤに押し付けることにより、両者の軸間距離を最適に維持する、いわゆるアンチ・バックラッシュ・システムが組み込まれている。
【0005】
すなわち、図5に示されるように、減速機構101を収容するハウジング102内において、ウォームギヤ103の図5における左端部である第1の端部は、ホイールギヤ104に対して接離する方向に移動可能に設けられた第1の転がり軸受105に支持されている。また、ウォームギヤ103の右端部である第2の端部は、ハウジング102に固定された第2の転がり軸受106に支持されている。そして、第1の転がり軸受105は、その外周を囲繞するように湾曲された付勢手段としての湾曲板ばね107によりホイールギヤ104に近接する方向へ付勢される。これにより、ウォームギヤ103がその第2の端部側を中心としてホイールギヤ104へ向けて傾動し、それらの噛合部における軸間距離が最適に維持される。これにより、異音の発生も抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−100129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1のEPSでは、軸間距離は最適に維持されるものの、部品点数が多く、構造が複雑であった。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、軸間距離を最適に維持しつつ構造簡素な電動パワーステアリング装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータを駆動源として、ステアリングシャフトを回転駆動することにより操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置を備え、前記モータは、ウォームギヤ及びウォームホイールを噛合してなる減速機構を介して前記ステアリングシャフトに駆動連結された電動パワーステアリング装置において、前記ウォームギヤは、螺旋板ばねで形成されたウォーム歯を有することを要旨とする。
【0009】
2つのギヤが噛合する場合、両者の間には、少なからずバックラッシュが存在する。バックラッシュは、ギヤ同士の衝突時に発生する異音の原因となることが分かっている。そこで、同構成によれば、ウォームギヤのウォーム歯を螺旋板ばねで構成した。これにより、ウォームギヤとウォームホイールとが噛合して、そのギヤ同士が衝突したときの衝撃は、螺旋板ばねが軸方向に弾性変形することにより吸収される。従って、衝突に伴う異音の発生が抑制される。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記ウォームギヤ及び前記ウォームホイールの軸間距離は、前記ウォームギヤ及び前記ウォームホイールのピッチ円半径の和よりも小さいことを要旨とする。
【0011】
同構成によれば、ウォームギヤは、螺旋板ばねがウォームホイールから離間する方向へ弾性変形した状態で噛合する。この弾性変形による、螺旋板ばねの弾性力は、ウォームホイールへ近接する方向へ作用する。このため、第1及び第2のギヤとの内部隙間が詰められて異音の発生が抑制される。また、異音の発生を抑制するために従来必要であったウォームギヤをホイールギヤ側へ押圧する付勢手段等の構成を省略することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置において、前記螺旋板ばねを有するギヤは、軸部と、これと一体形成されるとともにこれを間隙を有する態様で囲繞するギヤ部とから構成され、前記ギヤ部は、前記螺旋板ばねによって形成されるとともに、その両端部において、前記軸部と連結されてなることを要旨とする。
【0013】
同構成によれば、軸部が回転するとき、ギヤ部はこの軸部と一体回転する。すなわち、ギヤ部の捩れが抑制される。従って、ウォームギヤとウォームホイールとが噛合している状態において、一方のギヤの回転を他方のギヤへ伝達する際、回転がギヤ部、すなわち螺旋板ばねの捩れによって吸収されない。従って、モータの回転の伝達損失が抑制される。
【発明の効果】
【0014】
本発明では、軸間距離を最適に維持しつつ構造簡素な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。
【図2】本実施形態のEPSアクチュエータの概略構成を示す断面図。
【図3】図2のウォームギヤの詳細を示す拡大図。
【図4】他の実施例のウォームギヤの詳細を示す拡大図。
【図5】従来のEPSアクチュエータの概略構成を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置(EPS)1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。これにより、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。なお、ステアリングシャフト3は、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角、即ち車両の進行方向が変更される。
【0017】
また、EPS1は、モータ21を駆動源として操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ22と、該EPSアクチュエータ22の作動を制御するECU23とを備えている。
【0018】
EPSアクチュエータ22は、いわゆるコラム型のEPSアクチュエータとして構成されている。具体的には、EPSアクチュエータ22の駆動源であるモータ21は、減速機構24を介してコラムシャフト8と駆動連結されている。この減速機構24は、コラムシャフト8に連結されたホイールギヤ25と、モータ21に連結されたウォームギヤ26とを噛合することにより構成される。そして、そのモータ21の回転を減速機構24により減速してコラムシャフト8に伝達することによって、モータトルクをアシスト力として操舵系に付与する。
【0019】
ECU23には、コラムシャフト8を介して伝達される操舵トルクを検出するためのトルクセンサ31が接続されている。具体的には、コラムシャフト8は、ステアリング2に連結される上側軸32と、ホイールギヤ25が設けられた下側軸33とをトーションバー34を介して連結する。そして、トルクセンサ31は、そのトーションバー34の捻れ角を測定することにより、操舵系に入力される操舵トルクτを検出して、これをECU23に出力する。
【0020】
また、ECU23には、上記トルクセンサ31とともに、車速センサ35が接続されている。そして、ECU23は、これらセンサにより検出される車速V及び操舵トルクτに基づいて、EPSアクチュエータ22の作動を制御する。詳述すると、ECU23は、モータ21の発生するトルクの制御を通じて、操舵系に付与するアシスト力の制御を実行する。
【0021】
次に、本実施形態におけるEPSアクチュエータの構成について説明する。
図2に示すように、EPSアクチュエータ22は、減速機構24を収容するハウジング41を備えている。このハウジング41は、モータ21の一部が収容されるモータ収容部42、及び同モータ収容部42に連続して形成されるとともにウォームギヤ26が収容されるウォームギヤ収容部43、及び同ウォームギヤ収容部43に連続して形成されるとともにホイールギヤ25が収容されるホイールギヤ収容部44を備えている。また、ウォームギヤ収容部43において、ウォームギヤ26の図2における左側の端部にあたる第1の端部側には、略円形状の開口を有する開口部45が形成されている。開口部45は、エンドカバー47により閉塞されている。
【0022】
モータ21は、ハウジング41に貫設されたステアリングシャフト3(コラムシャフト8)の軸線方向に対して、その出力軸48の軸線方向が直交するように、詳しくはいわゆる「捩れ」の関係となる態様で同ハウジング41に固定されている。そして、その出力軸48に連結されたウォームギヤ26は、その両端がハウジング41内に設けられた第1及び第2の転がり軸受51,52により回転可能に支持されるとともに、ステアリングシャフト3に連結されたホイールギヤ25に噛合されている。なお、本実施形態では、これら第1及び第2の転がり軸受51,52には、ボール軸受が採用されている。
【0023】
ウォームギヤ26は、ホイールギヤ25との噛合部における最適な軸間距離の維持、及び同噛合部における内部隙間を詰めて異音の発生を抑制するために、次のように形成されている。
【0024】
詳述すると、図3に示されるように、このウォームギヤ26は、円柱状の軸部60と、同軸部60の軸心に沿ってこれを囲繞するギヤ部70とからなる。軸部60には、モータ21の出力軸48側から基端支持部61、中心軸部62、先端支持部63が形成されている。基端支持部61は、第1の転がり軸受51に、先端支持部63は、第2の転がり軸受52に回転可能に支持されている。基端支持部61及び先端支持部63の直径は等しく、中心軸部62の直径は、基端支持部61及び先端支持部63の直径よりも小さく設定されている。
【0025】
ギヤ部70は、螺旋板ばねである。この螺旋板ばねは、帯状の金属板材が螺旋状に巻回されることにより形成されてウォーム歯としての役割を発揮するものである。このギヤ部70は、中心軸部62との間に間隙を有する態様でこれを囲繞するとともに、その両端部は、基端支持部61及び先端支持部63と連結されている。このため、ギヤ部70は、軸部60と一体回転するとともに、軸心方向及びこれと直交する方向に弾性変形することが可能とされている。なお、ウォームギヤ26のピッチ円半径をWrとする。
【0026】
図2に示されるように、ウォームギヤ26は、ホイールギヤ25と噛合された状態で、ウォームギヤ収容部43に収容される。このとき、捩れの位置の関係にあるホイールギヤ25の軸心とウォームギヤ26の軸心との距離は、ホイールギヤ25のピッチ円半径Hrとウォームギヤ26のピッチ円半径Wrとの和よりも小さく設定される。すなわち、ホイールギヤ25とウォームギヤ26との軸間距離Lは、以下に示す(1)式で表される。
【0027】
L<Hr+Wr・・・(1)
従って、ウォームギヤ26のギヤ部70は、ホイールギヤ25との噛合部において、ホイールギヤ25のピッチ円半径Hrとウォームギヤ26のピッチ円半径Wrとの和から軸間距離Lを引いた差分距離の分だけホイールギヤ25から離間する側(図2における上側)へ弾性変形した状態となる。すなわち、ギヤ部70は、軸部60との間に設けられたすき間を利用して噛合部分を中心に全体が上側へたわむ。この差分距離Lxは、以下に示す(2)式で表される。
【0028】
Lx=(Hr+Wr)−L>0・・・(2)
従って、ギヤ部70には、弾性変形量である差分距離Lxの分だけ、弾性力が蓄えられる。このため、ギヤ部70は、ホイールギヤ25に近接する側(図2における下側)へ弾性復帰しようとする。これにより、ホイールギヤ25とウォームギヤ26との噛み合いが好適に維持される。
【0029】
EPS1の長期間の使用に伴い、ホイールギヤ25又はウォームギヤ26、若しくはその両方の歯の部分が摩耗するおそれがあるものの、その摩耗量はわずかである。この場合、その摩耗した分だけ、ホイールギヤ25のピッチ円半径Hr又はウォームギヤ26のピッチ円半径Wr、若しくはその両方が小さくなる。このときのホイールギヤ25のピッチ円半径をHrm、ウォームギヤ26のピッチ円半径をWrmとしたとき、摩耗後の差分距離Lxmは、以下に示す(3)式で表される。
【0030】
Lx>Lxm=(Hrm+Wrm)−L>0・・・(3)
(3)式からも分かるように、ピッチ円半径Hr,Wrの減少に伴い、差分距離Lxmも減少する。これにより、ギヤ部70の弾性変形量は少なくなるものの、弾性変形自体は維持される。従って、ホイールギヤ25とウォームギヤ26との噛合が好適に維持される。
【0031】
次に、モータ21の回転をアシスト力として操舵系に付与するときにウォームギヤ26の作用について説明する。
モータ21が回転するとき、ホイールギヤ25の歯面とウォームギヤ26の歯面とが衝突する。このとき、ウォーム歯には、ウォームギヤ26の軸方向、すなわちホイールギヤ25の回転方向への弾性変形が可能とされた螺旋板ばねが採用されているので、両者の歯面が衝突した際には、ウォームギヤ26のギヤ部70が軸方向へ弾性変形する。これにより、衝突した際の衝撃が吸収されるので、このときの歯打ち音が抑制される。また、ウォーム歯の弾性変形に伴い、これに蓄えられる弾性力により、同ウォーム歯の歯面は、ホイールギヤ25の歯面に押圧される。これにより両者の噛合は、摺接が抑制された状態に維持される。従って、モータ21の回転の伝達損失が抑制される。
【0032】
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)モータ21の回転をホイールギヤ25に伝達するギヤに、円柱状の軸部60とウォーム歯として機能する螺旋板ばねからなるギヤ部70とを有するウォームギヤ26を採用した。これにより、モータ21の回転に伴いウォームギヤ26が回転して、同ウォームギヤ26の歯面とホイールギヤ25の歯面とが衝突したとき、螺旋板ばねで構成されたギヤ部70がウォームギヤ26の軸方向に弾性変形する。これにより、衝突した際の衝撃が吸収されるので、このときの歯打ち音が抑制される。また、ウォーム歯の弾性変形に伴い、これに蓄えられる弾性力により、同ウォーム歯の歯面は、ホイールギヤ25の歯面に押圧される。これにより両者の噛合は、摺接が抑制された状態に維持される。従って、モータ21の回転の伝達ロスが抑制される。
【0033】
(2)ホイールギヤ25とウォームギヤ26との軸間距離Lをホイールギヤ25のピッチ円半径Hrとウォームギヤ26のピッチ円半径Wrとの和よりも小さく設定した。これにより、ホイールギヤ25とウォームギヤ26とを組み付けた状態において、ウォームギヤ26のギヤ部70は、ホイールギヤ25から離間する方向へ弾性変形し、この弾性変形に伴いホイールギヤ25へ近接する方向への弾性力を発揮する。このため、ホイールギヤ25とウォームギヤ26との噛み合いが好適に維持される。これにより、両者の内部隙間が詰められて異音の発生が抑制される。また、異音の発生を抑制するために従来必要であったウォームギヤをホイールギヤ側へ押圧する付勢手段等の構成を省略することができる。
【0034】
(3)ウォームギヤ26を円柱状の軸部60とこれと一体形成されたギヤ部70とによって構成した。これにより、軸部60とギヤ部70とは一体回転する。すなわち、軸部60とギヤ部70との捩れが抑制されている。これにより、モータ21の回転の伝達ロスが抑制される。
【0035】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態のウォームギヤ26は、軸部60とギヤ部70とによって構成されたが、軸部60は必ずしも必要ない。詳しくは、基端支持部61と先端支持部63とを連結する中心軸部62を設けなくともよい。このように構成した場合のウォームギヤ80を図4に示す。このように、構成した場合であっても、ウォームギヤ80の歯面とホイールギヤ25の歯面とが衝突したとき、螺旋板ばねで構成されたギヤ部70がウォームギヤ80の軸方向に弾性変形する。これにより、衝突した際の衝撃が吸収されるので、このときの歯打ち音が抑制される。
【0036】
・上記実施形態では、コラム型のEPS1に具体化したが、第1及び第2のギヤを噛合してなる減速機構24を介してモータとステアリングシャフトとが駆動連結される構成を有するものであればよい。例えば、ピニオンシャフトに対してアシスト力を付与するいわゆるピニオン型のEPSに適用してもよい。
【符号の説明】
【0037】
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、24…減速機構、25…ホイールギヤ、26,80…ウォームギヤ、60…軸部、61…基端支持部、62…中心軸部、63…先端支持部、70…ギヤ部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータを駆動源として、ステアリングシャフトを回転駆動することにより操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置を備え、前記モータは、ウォームギヤ及びウォームホイールを噛合してなる減速機構を介して前記ステアリングシャフトに駆動連結された電動パワーステアリング装置において、
前記ウォームギヤは、螺旋板ばねで形成されたウォーム歯を有する電動パワーステアリング装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記ウォームギヤ及び前記ウォームホイールの軸間距離は、前記ウォームギヤ及び前記ウォームホイールのピッチ円半径の和よりも小さいことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記螺旋板ばねを有するギヤは、軸部と、これと一体形成されるとともにこれを間隙を有する態様で囲繞するギヤ部とから構成され、前記ギヤ部は、前記螺旋板ばねによって形成されるとともに、その両端部において、前記軸部と連結されてなる電動パワーステアリング装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−121408(P2012−121408A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−272625(P2010−272625)
【出願日】平成22年12月7日(2010.12.7)
【出願人】(000001247)株式会社ジェイテクト (7,053)
【Fターム(参考)】