説明

電子機器及び電子機器の制御方法

【課題】複数の選択肢から効率良く一の選択肢を選択できる電子機器および複数の選択肢から効率良く一の選択肢を選択する方法を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、入力操作キー14と、入力操作キー14により操作が検出されてからの経過時間を測定するタイマー21と、操作が検出されてからの経過時間と複数の文字とを対応づけて記憶する記憶部22と、入力操作キー14に対する1回目の操作が検出された後に2回目の操作が検出されると記憶部22に記憶された複数の文字の中から1回目の操作から2回目の操作までの経過時間に対応づけられた一の文字を選択する制御部50と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機等の電子機器および電子機器の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、操作検出部に対する操作により、複数の選択肢から一の選択肢を選択する電子機器が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−5589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に記載されている電子機器では、操作検出部に対する操作の回数と複数の選択肢とが対応づけられているため、複数の選択肢から一の選択肢を選択するために行う操作の回数が多くなる場合があり、効率が悪いという課題があった。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、複数の選択肢から効率良く一の選択肢を選択できる電子機器および電子機器の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る電子機器は、操作部と、前記操作部に対する操作を検出する操作検出部と、当該操作検出部により操作が検出されてからの経過時間を測定する測定部と、複数の選択肢と前記複数の選択肢のそれぞれに対応して設定される設定時間を対応づけて記憶する記憶部と、前記操作部に対する第1の操作が検出された後に前記操作部に対する第2の操作が検出された場合、前記測定部により前記第1の操作から前記第2の操作までの経過時間を測定すると共に、前記記憶部に記憶された前記設定時間の中で前記第1の操作から前記第2の操作までの経過時間に対応する設定時間と対応づけられた選択肢を選択する制御部と、を備える。
【0007】
また、好適には、表示部をさらに備え、前記制御部は、前記経過時間に応じて選択した前記選択肢を前記表示部に表示する。
【0008】
また、好適には、前記制御部は、前記操作部に対する前記第1の操作が検出されると前記測定部により前記第1の操作が検出されてからの経過時間を測定し、前記第1の操作が検出されてからの経過時間に応じた設定時間に対応づけられた前記選択肢を前記表示部に順次表示する。
【0009】
また、上記課題を解決するために、本発明に係る電子機器の制御方法は、操作部と、前記操作部に対する操作を検出する操作検出部を備える電子機器の制御方法であって、前記操作部に対する第1の操作を検出する第1検出工程と、前記操作部により第1の操作が検出されてからの経過時間を測定する測定工程と、前記操作部に対する第2の操作を検出する第2検出工程と、前記第1検出工程において第1の操作が検出されてから前記第2検出工程において前記第2の操作が検出されるまでの経過時間に対応づけられた一の選択肢を前記複数の選択肢の中から選択する選択工程とを有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の選択肢から効率良く一の選択肢を選択できる
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図である。
【図2】操作キー群11の正面図である。
【図3】携帯電話機1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
【図4】携帯電話機1の動作例を示すフローチャートである。
【図5】経過時間tと文字とを対応づけたテーブルの例を示す図である。
【図6】図4に示すフローチャートに対応した表示部31の状態を時系列で示す図である。
【図7】経過時間tに係る閾値の設定方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。図1は、本実施形態における電子機器としての携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図である。
【0013】
図1に示すように、携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結される。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能に構成される。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)にすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
【0014】
操作部側筐体2は、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12とを備える。
【0015】
音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の下端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の下端部側に配置される。
【0016】
表示部側筐体3は、各種情報を表示するための表示部31と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部32とを備える。ここで、表示部31は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
【0017】
次に、図2により、入力操作キー14について説明する。図2は、操作キー群11の正面図である。
【0018】
入力操作キー14は、オフフックキー14aと、クリアキー14bと、オンフックキー14cと、テンキー14dとから構成される。テンキー14dには、それぞれひらがなやアルファベット等の文字が割り当てられている。
【0019】
図3は、携帯電話機1の基本的な構成要素を示したブロック図である。図3に示されるように、携帯電話機1は、操作キー群11と、音声入力部12と、測定部としてのタイマー21と、記憶部22と、表示部31と、音声出力部32と、通信部33と、制御部50とを有して構成される。
【0020】
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14(操作部)と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15とにより構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、あるいは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
【0021】
入力操作キー14は、当該キー14に対する入力操作を検出することができる。すなわち、入力操作キー14に対する操作が行われると、入力操作キー14は電気信号を制御部50に送信する。
【0022】
オフフックキー14aに対する操作が検出されると、例えば制御部50により通信部33による通信(通話)が開始される。クリアキー14bに対する操作が行われると、例えば制御部50により直前の操作が取り消される。オンフックキー14cに対する操作が検出されると、例えば制御部50により現在の操作が終了し、待ち受け画面に戻る。オンフックキー14cに対する長押し操作が検出されると、制御部50により携帯電話機1の電源がオフになる。
【0023】
テンキー14dには、それぞれひらがなやアルファベット等の文字が割り当てられている。例えば、「1」キーに対する操作が検出されると、制御部50により、後述の記憶部22に記憶された「あ」「い」「う」「え」「お」等の文字の中から1つの文字が選択される。
【0024】
音声入力部12は、入力される音を電気信号に変えて通信部33により送信可能にする。
【0025】
タイマー21は、携帯電話機1の動作に係る時間を測定することができる。例えば、タイマー21は、入力操作キー14に対する操作が検出されてからの経過時間を測定することができる。
【0026】
記憶部22は、携帯電話機1に係る種々の情報を記憶する記憶デバイスである。記憶部22には、写真データや音楽データ、そして後述する図4に示すフローチャートに沿って本実施形態の動作を実現するためのプログラム等が格納されている。
【0027】
また、記憶部22は、「あ」「い」「う」「え」「お」「a」「b」「c」「d」「e」等の文字(複数の選択肢)を記憶する。これらの文字は、後述する経過時間tに対応づけられている。
【0028】
表示部31は、液晶や有機EL(Electro Luminescence)等で構成される表示デバイスであり、携帯電話機1に係る種々の情報を表示する。
【0029】
音声出力部32は、通信部33により受信した信号を音に変えて出力する。
【0030】
通信部33は、音声通信、メールの送受信、インターネットへの接続、GPS(Global Positioning System)信号の受信等の通信を行う。
【0031】
制御部50は、上記の携帯電話機1の各構成要素の動作を、記憶部22に格納されたプログラムによって制御する。制御部50は、音声入力部12、タイマー21、表示部31、音声出力部32に対して所定の制御信号を送信する。
【0032】
また、制御部50は、入力操作キー14から送信される信号を受信すると、入力操作キー14に対する操作を検出する。すなわち、制御部50は、操作検出部としても動作する。
【0033】
以下、携帯電話機1の具体的な動作について、図4乃至図6を参照しながら説明する。図4は、携帯電話機1の動作例を示すフローチャートである。図5は、経過時間tと文字とを対応づけたテーブルの例を示す図である。図6は、図4に示すフローチャートに対応した表示部31の状態を時系列で示す図である。
【0034】
本実施形態においては、図5に示すように、入力操作キー14のテンキー14dに含まれる「1」キーに対する1回目の操作(第1の操作)が検出されてから2回目の操作(第2の操作)が検出されるまでの経過時間tと「あ」「い」「う」「え」「お」の文字とが対応づけられている。
【0035】
まず、「1」キーに対する1回目の操作が検出されると、制御部50はタイマー21をスタートさせて1回目の操作が検出されてからの経過時間tの測定を開始させる(ステップS1)。ここで、図6(b)の一番左に示すように、制御部50は表示部31に「あ」の文字を表示させる(ステップS2)。
【0036】
そして、制御部50は、「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t1以内に検出されたかを判断する(ステップS3)。「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t1以内に検出されたと制御部50が判断した場合には(ステップS3でYES)、制御部50により「あ」の文字の入力が確定される(ステップS4)。すなわち、制御部50によって、記憶部22に記憶された「あ」「い」「う」「え」「お」の中から、1回目の操作から2回目の操作までの経過時間tに対応づけられた「あ」が選択される。入力が確定すると、制御部50はタイマー21による経過時間tの測定をストップさせ(ステップS17)、一連の処理を終了する。
【0037】
一方、ステップS3において「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t1以内に検出されない、すなわち2回目の操作が検出されずに時間t1が経過したと制御部50が判断した場合には(ステップS3でNO)、図6(b)の左から2番目に示すように、制御部50は表示部31に「い」の文字を表示させる(ステップS5)。
【0038】
そして、制御部50は、「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t2以内に検出されたかを判断する(ステップS6)。「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t2以内に検出されたと制御部50が判断した場合には(ステップS6でYES)、制御部50により「い」の文字の入力が確定される(ステップS7)。入力が確定すると、制御部50はタイマー21による経過時間tの測定をストップさせ(ステップS17)、一連の処理を終了する。
【0039】
一方、ステップS6において「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t2以内に検出されない、すなわち2回目の操作が検出されずに時間t2が経過したと制御部50が判断した場合には(ステップS6でNO)、図6(b)の中央に示すように、制御部50は表示部31に「う」の文字を表示させる(ステップS8)。
【0040】
そして、制御部50は、「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t3以内に検出されたかを判断する(ステップS9)。「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t3以内に検出されたと制御部50が判断した場合には(ステップS9でYES)、制御部50により「う」の文字の入力が確定される(ステップS10)。入力が確定すると、制御部50はタイマー21による経過時間tの測定をストップさせ(ステップS17)、一連の処理を終了する。
【0041】
一方、ステップS9において「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t3以内に検出されない、すなわち2回目の操作が検出されずに時間t3が経過したと制御部50が判断した場合には(ステップS9でNO)、図6(b)の右から2番目に示すように、制御部50は表示部31に「え」の文字を表示させる(ステップS11)。
【0042】
そして、制御部50は、「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t4以内に検出されたかを判断する(ステップS12)。「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t4以内に検出されたと制御部50が判断した場合には(ステップS12でYES)、制御部50により「え」の文字の入力が確定される(ステップS13)。入力が確定すると、制御部50はタイマー21による経過時間tの測定をストップさせ(ステップS17)、一連の処理を終了する。
【0043】
一方、ステップS12において「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t4以内に検出されない、すなわち2回目の操作が検出されずに時間t4が経過したと制御部50が判断した場合には(ステップS12でNO)、図6(b)の一番右に示すように、制御部50は表示部31に「お」の文字を表示させる(ステップS14)。
【0044】
そして、制御部50は、「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t5以内に検出されたかを判断する(ステップS15)。「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t5以内に検出されたと制御部50が判断した場合には(ステップS15でYES)、制御部50により「お」の文字の入力が確定される(ステップS16)。入力が確定すると、制御部50はタイマー21による経過時間tの測定をストップさせ(ステップS17)、一連の処理を終了する。
【0045】
一方、ステップS15において「1」キーに対する2回目の操作が経過時間t5以内に検出されないと制御部50が判断した場合には(ステップS15でNO)、制御部50はタイマー21による経過時間tの測定をストップさせ(ステップS17)、一連の処理を終了する。
【0046】
なお、上述したように、本実施形態に係る携帯電話機1においては、「1」キーに対して1回目の操作があってから2回目の操作があるまでの経過時間tに応じて「あ」「い」「う」「え」「お」のうち1つの文字が選択される。これに加えて、本実施形態に係る携帯電話機1においては、従来のようにテンキー14dに対する操作の回数に応じて「あ」「い」「う」「え」「お」のうち1つの文字が選択されるような制御が可能である。これにより、記憶部22に記憶された上述の経過時間tに係る閾値t1、t2、t3、t4およびt5をユーザーの操作によって設定することができる。
【0047】
図7を参照して、経過時間tに係る閾値の設定方法を説明する。閾値設定のための入力文字列を「ここのおと」とすると、1文字目の「こ」を入力するために「2」キーを5回操作する際の時間t11〜t14と、2文字目に移行するまでの時間t1endを測定する。同様に2文字目以降における時間を測定し、それぞれにかかった時間の平均値を文字の切り替わり時間に設定する(例えば最初の文字の切り替わり時間t1は、図中のt11、t21、t31、t41およびt51の5つの平均値となる)。
【0048】
以上の構成を有する本実施形態の携帯電話機1によれば、入力操作キーのテンキー14dに含まれる「1」キーに対する1回目の操作(第1の操作)が検出されてから2回目の操作(第2の操作)が検出されるまでの経過時間tに応じて、制御部50により「あ」「い」「う」「え」「お」の文字の中から1つの文字が選択される。これにより、複数の文字から効率良く1つの文字を選択できる。
【0049】
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、電子機器として携帯電話機について説明しているが、これに限定されず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等のその他の電子機器であってもよい。
【0050】
また、本実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式に限定されるものではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(ターン)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部4を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。また、携帯電話機1は、開閉及び回転可能ないわゆる2軸ヒンジタイプであってもよい。
【0051】
また、本実施形態においては、複数の選択肢として「あ」「い」「う」「え」「お」等の文字として説明を行っているが、本発明はこれに限定されず、例えば音楽再生リストの曲名やデジタルカメラの撮影モード等の選択肢であってもよい。
また、本実施形態においては、図4のフローチャートのステップS2、ステップS5、ステップS8、ステップS11およびステップS14において、制御部50により表示部31に「あ」「い」「う」「え」「お」の文字が表示されるが、本発明はこれに限定されず、タイマー21により入力操作キー14に対する1回目の操作が検出されてからの経過時間tに基づき、2回目の操作が検出されたときに表示部31に文字を表示して入力を確定してもよい。
【0052】
また、本実施形態においては、ステップS15において時間tendが経過したと制御部50が判断した場合、またはステップS4、ステップS7、ステップS10、ステップS13およびステップS16において入力が確定した場合には、ステップS17においてタイマー21が終了して一連の処理を終了するが、一連の処理を終了することなく、再び「あ」が表示部31に表示されるよう制御部50による制御を行ってもよい。すなわち、ステップS15において時間tendが経過した後も継続してタイマー21により経過時間を測定し、「あ」「い」「う」「え」「お」の文字が循環して表示されるよう制御部50により制御を行ってもよい。
【符号の説明】
【0053】
1 携帯電話機(電子機器)
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
11 操作キー群
13 機能設定操作キー
14 入力操作キー(操作部)
15 決定操作キー
21 タイマー(測定部)
22 記憶部
31 表示部
50 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部と、
前記操作部に対する操作を検出する操作検出部と、
当該操作検出部により操作が検出されてからの経過時間を測定する測定部と、
複数の選択肢と前記複数の選択肢のそれぞれに対応して設定される設定時間を対応づけて記憶する記憶部と、
前記操作部に対する第1の操作が検出された後に前記操作部に対する第2の操作が検出された場合、前記測定部により前記第1の操作から前記第2の操作までの経過時間を測定すると共に、前記記憶部に記憶された前記設定時間の中で前記第1の操作から前記第2の操作までの経過時間に対応する設定時間と対応づけられた選択肢を選択する制御部と、を備える電子機器。
【請求項2】
表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記経過時間に応じて選択した前記選択肢を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記操作部に対する前記第1の操作が検出されると前記測定部により前記第1の操作が検出されてからの経過時間を測定し、
前記第1の操作が検出されてからの経過時間に応じた設定時間に対応づけられた前記選択肢を前記表示部に順次表示することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
操作部と、前記操作部に対する操作を検出する操作検出部を備える電子機器の制御方法であって、
前記操作部に対する第1の操作を検出する第1検出工程と、
前記操作部により第1の操作が検出されてからの経過時間を測定する測定工程と、
前記操作部に対する第2の操作を検出する第2検出工程と、
前記第1検出工程において第1の操作が検出されてから前記第2検出工程において前記第2の操作が検出されるまでの経過時間に対応づけられた一の選択肢を前記複数の選択肢の中から選択する選択工程と、
を有する電子機器の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−114607(P2011−114607A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−269567(P2009−269567)
【出願日】平成21年11月27日(2009.11.27)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】