説明

電子装置及び電子装置制御方法

【課題】複数の電子機器を統合的に操作させることのできる電子装置及び電子装置制御方法の提供を目的とする。
【解決手段】複数の電子機器がケーブルを介して接続されることによって構成される電子装置であって、前記複数の電子機器のうち少なくとも一台の電子機器は操作パネルを備え、前記操作パネルを備えた電子機器は、前記操作パネルに対する入力イベントを前記ケーブルを介して他の電子機器に伝達する手段を有し、前記他の電子機器は、前記操作パネルを備えた電子機器より伝達されるイベントに応じて当該他の電子機器を動作させる手段を有することにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置及び電子装置制御方法に関し、特に複数の電子機器がケーブルを介して接続されることによって構成される電子装置及び電子装置制御方法関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナ等の各装置の機能を一つの筐体内に収納した複合機と呼ばれる画像形成装置が、オフィス等において利用されている(例えば、特許文献1)。斯かる複合機は、周辺機器としては比較的高価格帯に属する。
【特許文献1】特開2004−62828号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、出願人は、既存のスキャナとプリンタとを例えばUSB接続することにより、スキャナ、プリンタ、及びコピー機として機能する機器を発明した。すなわち、スキャナとして機能する場合は、スキャナが動作し、プリンタとして機能する場合はプリンタとして動作する。また、コピー機として機能する場合は、スキャナによって読み取られた画像データをプリンタによって印刷する。
【0004】
但し、単に、物理的に二つの機器を接続するだけでは、ユーザにとって操作性良く機能を提供できるとは限らない。その一つとして、操作パネルの問題が挙げられる。すなわち、スキャナ及びプリンタは、それぞれ当該機器を操作させるための操作パネルを備えているが、一台の機器として見せるためには、それぞれの操作パネルが独立して動作していては、ユーザにとって操作性が良いとはいえない。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、複数の電子機器を統合的に操作させることのできる電子装置及び電子装置制御方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで上記課題を解決するため、本発明は、複数の電子機器がケーブルを介して接続されることによって構成される電子装置であって、前記複数の電子機器のうち少なくとも一台の電子機器は操作パネルを備え、前記操作パネルを備えた電子機器は、前記操作パネルに対する入力イベントを前記ケーブルを介して他の電子機器に伝達する手段を有し、前記他の電子機器は、前記操作パネルを備えた電子機器より伝達されるイベントに応じて当該他の電子機器を動作させる手段を有することを特徴とする。
【0007】
このような電子装置では、複数の電子機器を統合的に操作させることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の電子機器を統合的に操作させることのできる電子装置及び電子装置制御方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。
【0010】
図1において、画像形成装置1は、電子装置の一例であり、USB(Universal Serial Bus)ケーブル31によって接続されたスキャナ10とプリンタ20とが一つの筐体内に納められることにより構成されている。スキャナ10とプリンタ20とは、USBケーブル31を介してデータの授受が可能とされている。
【0011】
スキャナ10は、いわゆるスキャナであり、ROM101、RAM102、CPU103、スキャナエンジン104、操作パネル105、及びUSBコネクタ106等を備える。ROM101は、各種プログラム及び当該プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。RAM102は、プログラムの実行時に当該プログラム等をロードするための記憶領域として用いられる。CPU103は、RAM102にロードされたプログラムを実行することにより、スキャナ10に係る機能を実現する。スキャナエンジン104は、紙文書より光学的に画像データを読みとるためのハードウェア一式である。操作パネル105は、液晶ディスプレイ及びキー(ボタン)等を備え、オペレータが画像形成装置1に入力を行うためのハードウェアであると共に、オペレータが画像形成装置1から出力を得るためのハードウェアである。USBコネクタ106は、USBケーブル31を接続するためのインタフェースである。
【0012】
プリンタ20は、いわゆるプリンタであり、ROM201、RAM202、CPU203、プリンタエンジン204、及びUSBコネクタ205等を備える。ROM201は、各種プログラム及び当該プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。RAM202は、プログラムの実行時に当該プログラム等をロードするための記憶領域として用いられる。CPU203は、RAM202にロードされたプログラムを実行することにより、プリンタ20に係る機能を実現する。プリンタエンジン204は、画像データを印刷用紙に印刷するためのハードウェア一式である。USBコネクタ205は、USBケーブル31を接続するためのインタフェースである。なお、プリンタ20にも、プリンタ20を操作させるための操作パネル(液晶ディスプレイ及びキー(ボタン)等)が備えられていてもよい。
【0013】
斯かる構成により、画像形成装置1は、少なくとも、スキャナ、プリンタ、及びコピー機として機能し得る。スキャナとして機能する場合は、スキャナ10が動作する。プリンタとして機能する場合は、プリンタ20が動作する。コピー機として機能する場合は、スキャナ10及びプリンタ20の双方が動作する。すなわち、スキャナによってコピー元の原稿より画像データが読み取られる。当該画像データはUSBタスクケーブル31によってプリンタ20に送信される。プリンタ20によって当該画像データが印刷されることにより、コピー文書が作成される。このように、画像形成装置1は、複合機として機能することができる。
【0014】
図2は、本発明の実施の形態における画像形成装置のソフトウェア構成例を示す図である。
【0015】
図2において、画像形成装置1のスキャナ10におけるソフトウェアは、USBホストコントローラ11、リアルパネルコントローラ12、イベントコントローラ13、及びジョブコントローラ14等より構成される。これら各部は、RAM102にロードされたプログラムがCPU103によって処理されることによりプロセスとして起動される。
【0016】
USBホストコントローラ11は、プリンタ20とのUSBケーブル31を介した通信を制御する。リアルパネルコントローラ12は、操作パネル15に対する入出力制御を行う。イベントコントローラ13は、スキャナ10の状態の変化に応じてイベントを発行する。ジョブコントローラ14は、スキャナ10において生成される各種のジョブを制御する。
【0017】
プリンタ20におけるソフトウェアは、仮想パネルコントローラ21、USBクライアントコントローラ22、イベントコントローラ23、及びジョブコントローラ24等より構成される。これら各部は、RAM202にロードされたプログラムがCPU203によって処理されることによりプロセスとして起動される。
【0018】
仮想パネルコントローラ21は、プリンタ20において発生するイベントに応じてスキャナ10の操作パネル105の表示を変化させるための仲介や、操作パネル15に対する入力に応じてプリンタ20を動作させるための仲介を行う。USBクライアントコントローラ22は、スキャナ10とのUSBケーブル31を介した通信を制御する。イベントコントローラ23は、プリンタ20の状態の変化に応じてイベントを発行する。ジョブコントローラ24は、プリンタ20において生成される各種のジョブを制御する。なお、プリンタ20が操作パネルを備えている場合、プリンタ20には、リアルパネルコントローラ25も有する。リアルパネルコントローラ25は、プリンタ20の操作パネルに対する入出力制御を行う。
【0019】
以下、画像形成装置1の処理手順について説明する。図3は、スキャナの操作パネルによってプリンタを操作させる際の画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【0020】
図3の処理の前提として、スキャナ10の操作パネル105には、プリンタ20を操作させるための操作画面(プリンタ用メニュー画面)が表示されている。プリンタ用メニュー画面を表示させ、当該プリンタ用メニュー画面に対する操作に対応させて発行すべきコマンド等が定義された情報(画面制御情報)は、予めスキャナ10のROM101に格納されていてもよいし、プリンタ20のROM201に格納されていてもよい。後者の場合、スキャナ10は、プリンタ用メニュー画面の表示が要求された際、又は画像形成装置1の起動時等に、USBケーブル31を介してプリンタ20と通信を行い、プリンタ用メニュー画面に対応する画面制御情報をプリンタ20より取得し、RAM101に格納する。
【0021】
斯かる画面制御情報に基づいてスキャナ10の操作パネル105に表示されているプリンタメニュー画面に対して、ユーザによって何らかの入力(例えば、メニューの選択等)が行われると、リアルパネルコントローラ12は、当該入力をイベントコントローラ13に通知する(S101)。続いて、イベントコントローラ13は、画面制御情報に基づいて、当該入力に応じたスキャナ10の内部処理の実行の要否を判定する(S102)。内部処理が必要である場合(すなわち、操作パネル105に対する入力が、スキャナ10に関係するものである場合)(S102でYes)、イベントコントローラ13は、スキャナ10において起動している各タスク(プロセス)に対して当該入力に対応したイベント(入力イベント)を発行する(S103)。この場合、スキャナ10内部では、入力イベントに基づいて、入力イベントに対応したタスク(例えば、ジョブコントローラ14)が処理を実行する。一方、当該入力に応じて内部処理が必要で無い場合(S102でNo)、入力イベントの発行は行われない。
【0022】
ステップS102又はステップS103に続いて、USBホストコントローラ11は、USBケーブル31を介した通信によって(エンドポイント0(EP0)を介して)当該入力イベントに対応したコマンドをプリンタ20に伝達(送信)する(S104)。
【0023】
続いて、スキャナ20のUSBクライアントコントローラ22は、EP0を介してスキャナ10からのコマンドを受信する(S105)。受信されたコマンドは、仮想パネルコントローラ21に伝達され、仮想パネルコントローラ21により解釈される。解釈の結果(プリンタ20においてどのような処理を実行すべきかを示す内容)は、イベントコントローラ23に伝達され、イベントコントローラ23によってイベントに変換される(S106)。
【0024】
続いて、イベントコントローラ23は、変換されたイベントに応じたプリンタ20の処理の実行の要否を判定する(S107)。処理の実行が必要である場合(すなわち、操作パネル105に対する入力がプリンタ20に関するものである場合)(S107でYes)、当該イベントに対応したタスクによって、当該イベントに対応した処理が実行される(S108)。例えば、プリンタ20の各種パラメータの設定変更等が行われる。一方、処理の実行が必要で無い場合(S107でNo)、当該イベントは無視(破棄)される。
【0025】
なお、上記では、スキャナ10の操作パネル105に対する入力がコマンドに変換されてプリンタ20に伝達される例を説明したが、コマンドではなく、操作されたキー(ボタン)の識別情報がそのままプリンタ20に伝達されるようにしてもよい。この場合、プリンタ20の仮想パネルコントローラ21は、当該識別情報を解釈し、その解釈の結果をイベントコントローラ23に伝達する。
【0026】
次に、図4は、プリンタにおいて発生するイベントに応じてスキャナの操作パネルの表示を更新する際の画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【0027】
例えば、プリンタ20において、印刷の完了、トナー切れ、用紙切れ、若しくは故障の発生等、ユーザの操作とは非同期に発生するイベント、又はプリンタ20が操作パネルを備える場合に、当該操作パネルにおけるキー操作によって発生するイベントが検知されると(S201)、プリンタ20のイベントコントローラ23は、当該イベントに応じて、プリンタ20のステータスを更新する必要があるか否かを判断する(S202)。ここで、ステータスとは、プリンタの状態を識別するためのパラメータをいう。ステータスの更新が必要な場合(S202でYes)、イベントコントローラ23は、ステータスを更新する(S203)。なお、プリンタ20が操作パネルを備えている場合、なお、プリンタ20が操作パネルを備えている場合、ステータスの更新に応じて、リアルパネルコントローラ25によって、プリンタ20の操作パネルの表示が更新される。
【0028】
一方、スキャナ10は、USBケーブル31を介して定期的にプリンタ20に対してステータスの問い合わせ(ポーリング)を行っている。当該ポーリングに応じ、プリンタ20の仮想パネルコントローラ21は、ステータスの更新に応じた表示情報(ステータスを示す表示文字列等)をUSBクライアントコントローラ22に出力する。USBクライアントコントローラ22は、当該表示情報をEP0を介してスキャナ10に伝達(送信)する(S204)。
【0029】
スキャナ20のUSBホストコントローラ11は、EP0を介してプリンタ20からの表示情報を受信する(S205)。受信された表示情報は、イベントコントローラ13に伝達され、イベントコントローラ13によってイベントに変換される(S206)。すなわち、イベントコントローラ13は、当該表示情報に応じたイベントを発生させる。
【0030】
続いて、イベントコントローラ13は、変換されたイベントに応じたスキャナ10の処理の実行の要否を判定する(S207)。処理の実行が必要である場合(S207でYes)、イベントコントローラ13は、当該イベントを発行する。リアルパネルコントローラ12は当該イベントを検出すると、当該イベントに応じて操作パネル105の表示内容を更新する(S208)。したがって、プリンタ20におけるステータスの変化に対応した表示が、スキャナ10の操作パネル上で行われる。
【0031】
なお、上記では、プリンタ20よりスキャナ10に表示情報が伝達される例を説明したが、表示情報ではなく、プリンタ20のステータスが伝達されるようにしてもよい。この場合、スキャナ10のイベントコントローラ13は、ステータスをイベントに変換し、当該イベントを発行する。
【0032】
上述したように、本実施の形態における画像形成装置1によれば、スキャナ10の操作パネル105によってプリンタ20を操作することができる。また、プリンタ20において発生したイベントに応じてスキャナ10の操作パネル105の表示を更新することができる。したがって、スキャナ10とプリンタ20とを統合的に操作させることができる。
【0033】
なお、スキャナ10とプリンタ20との立場は逆であってもよい。すなわち、プリンタ20の操作パネルによって、スキャナ10及びプリンタ20の操作を統合的に行えるようにしてもよい。
【0034】
また、本実施の形態では2台の機器を接続した例について説明したが、3台以上の機器を階層的に接続し、当該3台以上の機器を、そのうちの一台の機器に備えられている操作パネルによって統合的に操作可能としてもよい。この場合、当該操作パネルを備えた機器のソフトウェア構成は、本実施の形態におけるスキャナ10と同様とし、他の機器のソフトウェア構成は、本実施の形態におけるプリンタ20と同様とすればよい。
【0035】
3台以上の機器を接続する例としては、例えば、PCと、スキャナと、プリンタとを接続する例が挙げられる。この場合、PCにスキャナ及びプリンタを統合的に操作させるための画面(例えば、コピー用の画面)を表示させるようにしてもよい。
【0036】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における画像形成装置のソフトウェア構成例を示す図である。
【図3】スキャナの操作パネルによってプリンタを操作させる際の画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図4】プリンタにおいて発生するイベントに応じてスキャナの操作パネルの表示を更新する際の画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0038】
1 画像形成装置
10 スキャナ
11 USBホストコントローラ
12 リアルパネルコントローラ
13 イベントコントローラ
14 ジョブコントローラ
20 プリンタ
21 仮想パネルコントローラ
22 USBクライアントコントローラ
23 イベントコントローラ
24 ジョブコントローラ
101 ROM
102 RAM
103 CPU
104 スキャナエンジン
105 操作パネル
106 USBコネクタ
201 ROM
202 RAM
203 CPU
204 プリンタエンジン
205 USBコネクタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電子機器がケーブルを介して接続されることによって構成される電子装置であって、
前記複数の電子機器のうち少なくとも一台の電子機器は操作パネルを備え、
前記操作パネルを備えた電子機器は、前記操作パネルに対する入力イベントを前記ケーブルを介して他の電子機器に伝達する手段を有し、
前記他の電子機器は、前記操作パネルを備えた電子機器より伝達されるイベントに応じて当該他の電子機器を動作させる手段を有することを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記他の電子機器は、当該他の電子機器において発生するイベントを前記ケーブルを介して前記操作パネルを備えた電子機器に伝達する手段を有し、
前記操作パネルを備えた電子機器は、前記他の電子機器より伝達されるイベントに基づいて、当該操作パネルの表示内容を更新する手段を有することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項3】
前記複数の電子機器はスキャナとプリンタとを含み、
前記スキャナ及びプリンタの少なくともいずれか一方は、操作パネルを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子装置。
【請求項4】
複数の電子機器がケーブルを介して接続されることによって構成される電子装置による電子装置制御方法であって、
前記複数の電子機器のうち少なくとも一台の電子機器は操作パネルを備え、
前記操作パネルを備えた電子機器が、前記操作パネルに対する入力イベントを前記ケーブルを介して他の電子機器に伝達する手順と、
前記他の電子機器が、前記操作パネルを備えた電子機器より伝達されるイベントに応じて当該他の電子機器を動作させる手順とを有することを特徴とする電子装置制御方法。
【請求項5】
前記他の電子機器が、当該他の電子機器において発生するイベントを前記ケーブルを介して前記操作パネルを備えた電子機器に伝達する手順と、
前記操作パネルを備えた電子機器が、前記他の電子機器より伝達されるイベントに基づいて、当該操作パネルの表示内容を更新する手順とを有することを特徴とする請求項4記載の電子装置制御方法。
【請求項6】
前記複数の電子機器はスキャナとプリンタとを含み、
前記スキャナ及びプリンタの少なくともいずれか一方は、操作パネルを備えていることを特徴とする請求項4又は5記載の電子装置制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−182464(P2008−182464A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−14070(P2007−14070)
【出願日】平成19年1月24日(2007.1.24)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】