説明

電子部品実装プリント基板

【課題】プリント基板に形成した開口部に電子部品を着脱可能に実装して、その電子部品の取り外しに熱ストレスが生じるのを抑制することが可能な電子部品実装プリント基板を得る。
【解決手段】プリント基板1に形成した開口部2の内周2a,2bに、回路パターン3に接続されて開口部2内方に突出する突起状端子4を設け、電子部品10のリード12を突起状端子4に圧接させつつ、電子部品10を開口部2に着脱可能に圧入して実装することにより、リード12を突起状端子4により確実に接続でき、かつ、電子部品10をリード12が突起状端子4に圧接される際の保持力で開口部2に固定できるとともに、電子部品10を再利用する際には、加熱することなく電子部品10を開口部2から容易に取り外すことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント基板に開口部を設け、その開口部に電子部品を実装するようにした電子部品実装プリント基板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より種々のプリント基板が提案されており、特許文献1には、その一例としてのプリント基板が開示されている。
【0003】
上記公報のプリント基板は、その基板に電子部品である通電素子を嵌め込んで実装する開口部が形成されており、その電子部品の電極端子であるリードを、前記開口部の内周に形成したスルーホールの内面に固着するようになっている。したがって、前記電子部品はスルーホールに半田付けして固着したリードを介して基板本体に固定されている。
【特許文献1】特開平2−232986号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記プリント基板では、開口部を形成してその中に電子部品を実装するため、その電子部品を含めたプリント基板全体の厚さを減少できる。しかしながら、電子部品のリードを開口部内周のスルーホールに半田付けして固着させるため、当該リードを専用形状とする必要があり、電子部品やプリント基板が高価となってしまう。
【0005】
また、プリント基板に実装された電子部品を再利用する場合、リードを固着した半田を再溶融させて取り外すことになるが、その再溶融時に付加される熱により電子部品に熱ストレスが与えられ、場合によっては電子部品の機能損傷や破損が発生して再利用が不可能となってしまう。
【0006】
さらに、電子部品が機能損傷や破損を生じないように取り外す条件を設定した加熱装置を用いたとしても、半田を再溶融した後さらに電子部品を押し出す必要があるため、電子部品を取り外す装置自体が複雑化かつ大型化してしまい、電子部品を再利用するためのコストが嵩んでしまう。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、プリント基板に形成した開口部に電子部品を着脱可能に実装して、その電子部品の取り外し時に当該電子部品に熱ストレスが生じるのを抑制した電子部品実装プリント基板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、電子部品を嵌め込むための開口部を設けたプリント基板であって、前記開口部内周の前記電子部品の電極端子に対応する位置に、前記プリント基板の回路パターンに接続されて前記開口部内方に突出する突起状端子を設け、前記電子部品の電極端子と前記突起状端子とを圧接させつつ前記電子部品を前記開口部に圧入して着脱可能に実装したことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、前記突起状端子を、プリント基板に形成する前記開口部の輪郭に略沿って複数のスルーホールをそれぞれが互いに重なり合うようにして形成し、それら重なり合ったスルーホール間に形成される突起部を含むスルーホール内面に回路パターンに接続される導電層を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、上記突起状端子を、プリント基板の厚さ方向に対して電子部品の挿入側から反対側に行くにしたがって開口部の内方に向かって滑らかに傾斜させたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、電子部品をプリント基板に設けた開口部に実装する際に、その電子部品の電極端子が突起状端子に圧接されるので、上記電極端子を回路パターンに接続した上記突起状端子に確実に接続でき、かつ、上記電子部品は電極端子を突起状端子に圧接する際の圧接力で開口部に固定することができる。
【0012】
つまり、上記電子部品は、開口部内周に形成した突起状端子に電極端子を圧接させた状態で、当該開口部に嵌合保持されて着脱可能となっているため、電子部品に特殊な形状のリードを設けたりすることなく、容易にプリント基板に実装することができる。また、電子部品を再利用する際には、加熱することなく、電子部品を開口部から容易に取り外すことができる。
【0013】
このため、汎用性のある電子部品を使うことができる上、電子部品に熱ストレスを与えることが無いので耐熱性の低い電子部品が使用でき、かつ取り外し時には機能損傷や破損を抑制して電子部品の再利用性を高めるため、安価な電子部品の採用と共に再利用した電子部品によって安価なプリント基板を提供でき、さらには産廃処理や製品製造の際の環境悪化を抑制することができる。
【0014】
請求項2の発明によれば、上記突起状端子を複数のスルーホール間の重なり合った突起部に形成したため、その突起部を先の尖った山形とすることができ、以て、電子部品を開口部に圧入して電極端子を突起状端子に圧接させた際に、上記突起部が電極端子に食い込んでその電極端子と突起状端子とをより確実に接続することができる。
【0015】
請求項3の発明によれば、上記突起状端子を電子部品の挿入側から反対側に行くにしたがって開口部の内方に向かって傾斜させたので、開口部に電子部品を挿入して行くにしたがって突起状端子の食い込みが大きくなり、電極端子と突起状端子との押圧力をさらに増大して開口部における電子部品の保持力をもさらに増大でき、かつ、開口部は電子部品の挿入側とは反対側の幅が小さくなるため、電子部品を開口部の逆側から挿入されるのを抑制して逆組み付けを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を具現化した実施形態について図面を参照して説明する。図1〜図9は本発明の一実施形態を示し、図1は、プリント基板に電子部品を実装した状態の斜視図、図2は、電子部品をプリント基板の開口部に実装しようとする状態の斜視図、図3は、プリント基板に電子部品を実装した状態の断面斜視図、図4は、図1中A−A線に沿った拡大断面図である。
【0017】
また、図5は、プリント基板の開口部を示す平面図、図6は、図5中B部の拡大図、図7は、突起状端子の拡大斜視図、図8は、突起状端子の形成工程を(a)〜(f)に順を追って示す説明図、図9は、プリント基板の製造工程のフローチャートを示す説明図である。
【0018】
本実施形態の電子部品実装プリント基板(以下、プリント基板と称す)1は、図1,図2に示すように開口部2を設けてあり、電子部品10がその開口部2に嵌め込まれることにより実装される。
【0019】
電子部品10は、発光ダイオード(LED)やコンデンサ、抵抗、トランジスタ、IC等の素子である。ただし、本実施形態では、電子部品10として発光ダイオードを用いた場合を例示する。
【0020】
電子部品10は、全体的に所定厚みをもった略方形状に形成されており、電子部品10の電極端子としての複数(本実施形態では3対)のリード12が電子部品本体11の相互に対向する両側壁面11a,11bから突出し、下面11cに沿って形成されている。
【0021】
開口部2の両側壁面11a,11bに対向する内周2a,2bには、図5に示すように、リード12に対応する位置に、プリント基板1の回路パターン3に接続されて開口部2内方に突出する突起状端子4を設けてある。
【0022】
そして、電子部品10のリード12を、その電子部品本体11と突起状端子4との間で圧接させつつ、電子部品10を開口部2に着脱可能に圧入するようになっている。
【0023】
突起状端子4は、図6,図7に示すように、プリント基板1の厚さ方向に延びる2条の鋭角山形状の突起部4aと、それら2条の突起部4a間およびその突起部4aの外方側部にそれぞれ形成される円弧状凹部4bと、によって形成されており、本実施形態では、図8に示す工程を経て形成される。
【0024】
すなわち、突起状端子4は、プリント基板1に開口部2を形成する前に加工が開始され、図8(a)に示すようにプリント基板1に形成する開口部2の輪郭2cに略沿って、図8(b)に示すように複数(本実施形態では3つ)のスルーホール5をそれぞれが互いに重なり合うようにして形成し、それら重なり合ったスルーホール5間に突起部4aを形成するとともに、図8(c)に示すようにその突起部4aを含むスルーホール5の内面に、図8(d)に示す回路パターン3に接続される導電層としてのスルーホールメッキ6aを設けて形成してある。この場合、スルーホールメッキ6aとしては銅によるメッキが用いられる。
【0025】
そして、図8(e)に示すように、輪郭2cに沿って開口部2を穿設することにより、図5に示したように、当該開口部2の内周2a,2bに、突起状端子4が設けられる。
【0026】
最後に、図8(f)に示すように、突起部4aを含むスルーホール5の内面に、電子部品10の電極端子としてのリード12と接触導通する導電層が、無電解メッキ6bによって形成される。この場合、無電解メッキ6bとしては、金や、銀、錫等によるメッキが用いられる。
【0027】
図9は、開口部2および突起状端子4の形成を含めたプリント基板1の製造工程を順を追って示し、第1工程S1では、図8(a)に示すように、プリント基板1のガラエポ樹脂等の絶縁材で形成される基材1aの表面にある銅箔等の導電層7に、スルーホール5を形成するための一次パターンイメージ(スルーホール部エッチング)工程が施される。
【0028】
このとき、図8(a)に示したように、スルーホール5の形成部分は、そのスルーホール5の径よりも若干大径の領域に導電層7を除去する除去部分7aを設け、その除去部分7aで基材1aが露出した状態となっており、スルーホール5を穿設した際にその周縁部で導電層7の剥離や焼けが防止される。
【0029】
次に、第2工程S2では、図8(b)に示したように、除去部分7aにスルーホール5を形成した後、第3工程S3によってスルーホール5の内面およびその周縁部の導電層7の除去部分7aにスルーホールメッキ6aが施される。
【0030】
そして、第4工程S4では、図8(d)に示したように、スルーホール5の内面に施したスルーホールメッキ6aを含めた回路パターン3を形成する為の二次パターンイメージ(エッチング:回路パターン形成)工程が施される。
【0031】
次に、第5工程S5では、絶縁性を確保する必要がある部分を被膜するレジストを施した後、第6工程S6で、回路記号の文字や線を印刷するシルク印刷を施し、第7工程S7では、図8(e)に示したように開口部2を加工する。
【0032】
その後、第8工程S8によって突起状端子4や基板電極に対し無電解メッキ6bを施してプリント基板1を形成した後、第9工程S9によってプリント基板1を検査して、第10工程S10でそのプリント基板1が完成品として提供される。
【0033】
また、本実施形態のプリント基板1では、突起状端子4を、プリント基板1の厚さ方向に対して電子部品10の挿入側(本実施形態ではプリント基板1の上面側)から反対側(プリント基板1の下面側)に行くにしたがって開口部2の内方に向かって滑らかに傾斜させることが望ましい。
【0034】
以上の構成により、本実施形態のプリント基板1によれば、電子部品10をプリント基板1に設けた開口部2に実装する際に、その電子部品10のリード12が開口部2の内周2a,2bに形成した突起状端子4に圧接されるので、リード12を回路パターン3に接続した突起状端子4により確実に接続することができる。このとき、電子部品10は、リード12を突起状端子4に圧接する際の保持力、すなわち、電子部品10を開口部2に圧入する際の保持力によって、開口部2に固定することができる。
【0035】
つまり、電子部品10は、図3,図4に示すように、開口部2の内周2a,2bに形成した突起状端子4にリード12を圧接させた状態で嵌合保持され、電子部品10を取り外す場合に、その電子部品10のリード12が半田付けされていないため、電子部品10をプリント基板1の裏面側から押し出すことにより、加熱手段を用いること無く開口部2から容易に取り外すことができる。
【0036】
このため、電子部品10の実装時も取り外し時も熱が影響しないことから、耐熱性の低い電子部品を使用でき、かつ電子部品10の取り外しの際には熱ストレスの発生が無く、機能損傷や破損が生ずるのが防止されて電子部品を再利用する際の信頼性が確保されるため、安価な電子部品の採用と共に再利用した電子部品10によって安価なプリント基板を提供でき、さらには、産廃処理や製品製造の際の環境悪化を抑制することができる。
【0037】
また、本実施形態では、上記作用効果に加えて、突起状端子4をプリント基板1に形成する開口部2の輪郭2cに略沿って複数のスルーホール5をそれぞれが互いに重なり合うようにして形成し、それら重なり合ったスルーホール5間に突起部4aを形成したので、突起部4aは先の尖った山形となり、リード12を突起状端子4に圧接させた際に、突起部4aがリード12に食い込んでそのリード12と突起状端子4とをより確実に接続することができる。
【0038】
さらに、突起状端子4を電子部品10の挿入側から反対側に行くにしたがって開口部2の内方に向かって傾斜させたので、開口部2に電子部品10を挿入して行くにしたがって突起状端子4の食い込みが大きくなるため、リード12と突起状端子4との接触力をさらに増大しつつ電子部品10の固定力をもさらに増大できる。
【0039】
また、突起状端子4が傾斜されることにより、開口部2はその突起状端子4の形成部分で電子部品10の挿入側よりも反対側の幅が小さくなるため、電子部品10を開口部2の逆側から挿入されるのを防止して逆組み付けを防止できる。
【0040】
なお、本発明は、次のような別の実施形態に具現化することができる。以下の別の実施形態でも上記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
【0041】
(1)上記実施形態では、電子部品として、発光ダイオードを用いた場合について例示したが、他の電子部品についても、全く同様に実施することができる。
【0042】
(2)突起状端子の数は、適宜に設定可能であるし、また、突起状端子を、開口部の相互に対向する一対の周壁のみならず、全ての周壁に設けてもよい。また、開口部自体の形状も、矩形状には限定されない。
【0043】
また、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
【0044】
(イ)請求項1〜3のいずれかに記載の電子部品実装プリント基板では、開口部内周に設けた突起状端子に複数の突起部を設けるのが好適である。
【0045】
こうすれば、各突起状端子に対する電子部品の電極端子の電気的接続点および機械的固定点を複数設けることができるため、電極端子の接続信頼性および電子部品の固定信頼性をより高めることができる。
【0046】
(ロ)請求項1〜3または前記(イ)のいずれかに記載の電子部品実装プリント基板では、突起状端子が金、錫または銅等の無電解メッキで表面処理されることが好適である。
【0047】
こうすれば、一般的な製造方法で突起状端子と電子部品の電極端子とを電気的に接続することができるため、プリント基板を安価に提供することができる。
【0048】
(ハ)請求項1〜3または前記(イ)のいずれかに記載の電子部品実装プリント基板では、突起状端子がソルダーコート(半田コート)されることが好適である。
【0049】
こうすれば、一般的な製造方法で突起状端子と電子部品の電極端子とを電気的に接続することができるため、プリント基板を安価に提供することができる。
【0050】
(ニ)電子部品が実装される開口部を形成するプリント基板の製造方法は、プリント基板の基材表面の導電層を除去する一次パターンイメージ(エッチング)工程と、開口部の輪郭に略沿って複数のスルーホールを形成するスルーホール形成工程と、スルーホールの内面に銅メッキを施すスルーホールメッキ工程と、スルーホールの内面に施した銅メッキに接続するように回路パターンを形成する二次パターンイメージ(エッチング)工程と、前記輪郭に沿って開口部を穿設する開口部形成工程と、突起状端子やランド部へ無電解メッキを施す無電解メッキ工程と、を備えるのが好適である。
【0051】
こうすれば、従来のプリント基板の製造方法で本発明のプリント基板を形成できるため、特別な製造コストを掛けることなく従来の製造コスト略同等なコスト条件で電子部品実装プリント基板を提供することができる。
【0052】
(ホ)電子部品が実装される開口部を形成するプリント基板の製造方法であって、前記(ニ)に記載のプリント基板の製造方法に対し、無電解メッキ工程の代わりにソルダーコート(半田コート)処理を、二次パターン工程と開口部形成工程の間に施す事が好適である。
【0053】
こうすれば、従来プリント基板の製造方法で本発明のプリント基板を形成でき、(ニ)に記載の製造方法よりも更に製造コストを抑制した電子部品実装プリント基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の一実施形態にかかるプリント基板に電子部品を実装した状態の斜視図。
【図2】本発明の一実施形態にかかる電子部品をプリント基板の開口部に実装しようとする状態の斜視図。
【図3】本発明の一実施形態にかかるプリント基板に電子部品を実装した状態の断面斜視図。
【図4】図1中A−A線に沿った拡大断面図。
【図5】本発明の一実施形態にかかるプリント基板の開口部を示す平面図。
【図6】図5中B部の拡大図。
【図7】本発明の一実施形態にかかる突起状端子の拡大斜視図。
【図8】本発明の一実施形態にかかる突起状端子の形成工程を(a)〜(f)に順を追って示す説明図。
【図9】本発明の一実施形態にかかるプリント基板の製造工程のフローチャートを示す説明図。
【符号の説明】
【0055】
1 電子部品実装プリント基板
2 開口部
2a,2b 開口部内周
2c 輪郭
3 回路パターン
4 突起状端子
4a 突起部
5 スルーホール
6a 銅メッキ
6b 無電解メッキ
10 電子部品
11 電子部品本体
12 リード(電極端子)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品を嵌め込むための開口部を設けたプリント基板であって、
前記開口部内周の前記電子部品の電極端子に対応する位置に、前記プリント基板の回路パターンに接続されて前記開口部内方に突出する突起状端子を設け、
前記電子部品の電極端子と前記突起状端子とを圧接させつつ前記電子部品を前記開口部に圧入して着脱可能に実装したことを特徴とする電子部品実装プリント基板。
【請求項2】
前記突起状端子を、プリント基板に形成する前記開口部の輪郭に略沿って複数のスルーホールをそれぞれが互いに重なり合うようにして形成し、それら重なり合ったスルーホール間に形成される突起部を含むスルーホール内面に回路パターンに接続される導電層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装プリント基板。
【請求項3】
前記突起状端子を、プリント基板の厚さ方向に対して電子部品の挿入側から反対側に行くにしたがって開口部の内方に向かって滑らかに傾斜させたことを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品実装プリント基板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−129092(P2007−129092A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−321112(P2005−321112)
【出願日】平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】