説明

露光ヘッド及び画像形成装置

【課題】
発光素子が複数列配列された露光ヘッドにおける光量補正処理において、光センサーにて検出する光量のムラを抑制する。
【解決手段】
光透過性基板220に配設された第1の方向に発光素子202が配設された第1発光素子列と、第1の発光素子列とは異なる第1の方向に発光素子202が配設された第2発光素子列と、第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられ、第1発光素子列の発光素子202、及び第2発光素子列の発光素子202が発光する光を受光する第1光センサー230と、第1の側と第2の方向に反対の第2の側に設けられ、第1発光素子列の発光素子202、及び第2発光素子列の発光素子202が発光する光を受光する第2光センサー230と、発光素子202が発光した光を結像する結像光学系205と、を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真、静電複写機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置において、特に、潜像担持体に静電潜像を形成するための露光手段として用いられる露光ヘッド、並びに、露光ヘッドを用いた画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式を用いる電子写真、静電複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置においては、潜像担持体への光書き込み手段としてレーザー走査光学系を用いることが一般的であった。このような中、特許文献1には、同一基板上に有機EL発光素子とその光量を測定する光量センサーとをアレイ上に配置して露光ヘッドを構成し、発光量低下による濃度ムラを防止したものが提案されている。また、特許文献2には、透明基板上に1次元に配列された発光素子と、発光素子が形成されている透明基板の面とは異なる面に形成され、発光素子から透明基板内に照射された直射光の一部を受光する光センサーにより、発光素子毎の光量ムラを個別に補正し、画像の濃度ムラを解消することが提案されている。
【0003】
そして、特許文献3には、発光素子毎の光量ムラを補正するため、透明基板上の両面の何れかに光量センサーを設置し、透明基板内で全反射されるべき光線をその光量センサーへ導く位置に光量センサーを配置し、発光素子の光量を効率よく検出して光量検出精度を高めることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−238333号公報
【特許文献2】特開2002−127489号公報
【特許文献3】特開2004−82330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1から特許文献3に開示されるように、発光素子毎の個体差や経年変化による光量ムラを解消するため、発光素子が配置される基板上に光センサーを配置し、発光素子毎に補正を行うことはよく知られている。特に、特許文献3では、発光素子から光量センサーへの光量効率を改善することで光量検出精度を高めるように、光センサーが検出する光量のSN比を高くすることで、光量検出精度を上げ、画像の濃度ムラを改善することができる。
【0006】
光センサーが検出する光量のSN比の向上を図るためには、特許文献1、特許文献2に開示するように、各発光素子に近接するよう各発光素子に対応付けて光センサーを配置することが望ましいが、近年の高解像度化に伴って発光素子の数が増大する露光ヘッドにおいては、光センサーの数も対応して設ける必要があるため製造コストが高くなってしまう。また、特許文献1、特許文献2においては、光センサーを発光素子の配列の片側に集中して配置するため、光センサーを駆動するための各種回路などを設置するためのスペースを、光センサーと同一の基板上に設けることは困難であり、露光ヘッドの大型化につながっている。
【0007】
また、特許文献3の図14には、このような光センサーの配置に関し、ガラス基板上に千鳥状に2列に配置された発光部に対して4個の光量センサーをガラス基板の発光部を間
に挟んで副走査方向両側にそれぞれ2個ずつ配置すること、並びに、発光部から最も近い光量センサーの検出値を補正に用いることが開示されている。この構成によれば、光量の信号成分の増大を図ることは可能となる。しかしながら、このような発光部、光量センサーの配置において、発光部から最も近い光量センサーの検出値を補正に用いる場合、隣り合う発光部が異なる光量センサーで検出されることとなってしまう。そのため、光量センサー間の回路構成の違いなどを要因として、隣り合う発光部間で光量検出誤差が生じてしまい、正確に補正を行うことができない場合も生じる。
【0008】
特に、近年開発された、複数の発光素子からなる発光素子群が千鳥状に2列、3列に配列されるマイクロレンズアレイを用いた露光ヘッドにおいて、特許文献3の配置を採用すると発光素子群毎に異なる光センサーにて受光する構成となる。このような構成では、隣り合う発光素子群間で光量ムラが発生することとなり、視覚上、形成する画像における画像ムラも顕著となってしまう。
【0009】
本発明は、このようなマイクロレンズアレイを用いた露光ヘッドのように、発光素子群が複数列配列された露光ヘッドにおいて、検出する光量のムラを抑制することを主な課題とするものである。さらには、露光ヘッドの小型化、低コスト化を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明に係る露光ヘッドは、光透過性基板と、前記光透過性基板に配設された第1の方向に発光素子が配設された第1発光素子列と、前記光透過性基板に配設された前記第1の発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第2発光素子列と、前記光透過性基板に配設された前記第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられ、前記第1発光素子列の前記発光素子、及び前記第2発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第1光センサーと、前記光透過性基板に配設された前記第1の側と前記第2の方向に反対の第2の側に設けられ、前記第1発光素子列の前記発光素子、及び前記第2発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第2光センサーと、前記発光素子が発光した光を結像する結像光学系と、を有することを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明に係る露光ヘッドは、光透過性基板と、前記光透過性基板に配設された第1の方向に発光素子が配設された第1発光素子列と、前記光透過性基板に配設された前記第1発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第2発光素子列と、前記光透過性基板に配設された前記第1発光素子列および前記第2発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第3発光素子列と、前記光透過性基板に配設された前記第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられ、前記第1発光素子列の前記発光素子、前記第2発光素子列の前記発光素子、及び前記第3発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第1光センサーと、前記光透過性基板に配設された前記第1の側と前記第2の方向の反対の第2の側に設けられ、第1発光素子列の前記発光素子、第2発光素子列の前記発光素子、及び第3発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第2光センサーと、前記発光素子が発光する光を結像する結像光学系と、を有することを特徴とするものである。
【0012】
さらに、本発明に係る露光ヘッドは、前記第1光センサーと前記第2光センサーとは、前記第2の方向から見た時に前記第1光センサーと前記第2光センサーの一部がオーバーラップする位置に配設されるものである。
【0013】
また、本発明に係る画像形成装置は、光透過性基板、前記光透過性基板に配設された第1の方向に発光素子が配設された第1発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第
1の発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第2発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられた前記第1発光素子列の前記発光素子及び前記第2発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第1光センサー、前記光透過性基板に配設された前記第1の側と前記第2の方向に反対の第2の側に設けられた前記第1発光素子列の前記発光素子及び前記第2発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第2光センサー、及び前記発光素子が発光した光を結像する結像光学系を有する露光ヘッドと、前記露光ヘッドにより潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体に形成された前記潜像を現像する現像部と、を有することを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明に係る画像形成装置は、光透過性基板、前記光透過性基板に配設された第1の方向に発光素子が配設された第1発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第2発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1発光素子列および前記第2発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第3発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられた前記第1発光素子列の前記発光素子、前記第2発光素子列の前記発光素子、及び前記第3発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第1光センサー、前記光透過性基板に配設された前記第1の側と前記第2の方向の反対の第2の側に設けられた第1発光素子列の前記発光素子、第2発光素子列の前記発光素子、及び第3発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第2光センサー、及び前記発光素子が発光する光を結像する結像光学系を有する露光ヘッドと、前記露光ヘッドにより潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体に形成された前記潜像を現像する現像部と、を有することを特徴とするものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図。
【図2】本発明の実施形態に係る露光ヘッドの構成を示す斜視図。
【図3】本発明の実施形態に係る露光ヘッドの断面図。
【図4】本発明の実施形態に係るガラス基板上での各構成の配置図。
【図5】本発明の実施形態に係る露光ヘッドにおいて補正処理を行うための制御構成を示す図。
【図6】本発明の実施形態に係る光センサーの配置を示した図。
【図7】本発明の実施形態に係る光センサーと発光素子群の位置関係を示した図。
【図8】本発明の他の実施形態に係る光センサーと発光素子群の位置関係を示した図。
【図9】本発明の他の実施形態に係る光センサーの出力特性を示した図。
【図10】本発明の他の実施形態に係る光センサーと発光素子群の位置関係を示した図。
【図11】本発明の他の実施形態に係る光センサーの出力特性を示した図。
【図12】本発明の他の実施形態に係る光センサーの配置を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態に係る露光ヘッドを搭載したタンデム型の画像形成装置1の断面を示す図である。本実施形態の画像形成装置1は、ケース本体2と、ケース本体2の前面に開閉自在に装着された第1の開閉部材3と、ケース本体2の上面に開閉自在に装着された第2の開閉部材4(排紙トレイを兼用している)とを有している。
【0017】
第1の開閉部材3は、ケース本体2の前面に開閉自在に装着された開閉蓋3'を備えて
いる。ケース本体2内には、電源回路基板及び制御回路基板を内蔵する電装品ボックス5
、画像形成ユニット6、送風ファン7、転写ベルトユニット9、給紙ユニット10が配設される。また、第1の開閉部材3内には、二次転写ユニット11、定着ユニット12、記録媒体搬送手段13が設けられている。
【0018】
転写ベルトユニット9は、図示を省略した駆動源により回転駆動される駆動ローラー14と、駆動ローラー14の斜め上方に配設される従動ローラー15と、この2本のローラー14、15間に張架されて、駆動ローラー14と従動ローラー15により、矢印方向(図の例では一次転写部材21の当接面が下方向)へ回転駆動される中間転写ベルト16とを備えている。クリーニング手段17は、中間転写ベルト16の表面に当接される。
【0019】
画像形成ユニット6は、複数(本実施形態では4色)の異なる色の画像を形成する画像形成ステーションY(イエロー用)、M(マゼンタ用)、C(シアン用)、K(ブラック用)を備えている。各画像形成ステーションY、M、C、Kは、ドラム形状の感光体(潜像担持体)20と、帯電手段22と、露光ヘッド23と、現像装置100とを有している。各色に対応する画像形成ステーションY、M、C、Kの感光体20に対向して、板バネ電極からなる一次転写部材21がその弾性力で当接され、一次転写部材21には転写バイアスが印加されている。駆動ローラー14に近接した位置には、テストパターンセンサー18が設置されている。
【0020】
感光体(潜像担持体)20は、矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。帯電手段22は、高電圧発生源に接続された導電性ブラシローラーで構成され、ブラシ外周が感光体(潜像担持体)20に対して逆方向(反時計回り方向)で、かつ、感光体(潜像担持体)20の2〜3倍の周速度で感光体(潜像担持体)20に当接回転して、感光体(潜像担持体)20の表面を一様に帯電させる。
【0021】
露光手段としての露光ヘッド23は、複数の有機EL発光素子を感光体(潜像担持体)20の軸方向(主走査方向)及び幅方向(副走査方向)にアレイ状に複数列配列した有機EL発光素子アレイを用いている。有機EL発光素子を用いた露光ヘッド23は、レーザー走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトであるため、感光体(潜像担持体)20に対して近接して配置でき、装置全体を小型化できるという利点を有する。また、レーザー走査光学系のように部品点数が多くないので構成が簡略化される。なお、本発明の露光ヘッドに用いる発光素子としては、このような有機EL発光素子に限定されるものではなくLEDなどの各種発光素子を用いることができる。なお、本実施形態では、各画像形成ステーションY、M、C、K中、感光体(潜像担持体)20と、帯電手段22と、露光ヘッド23とを1つの感光体ユニット25として着脱可能とすることで、メンテナンス時の便宜を図っている。
【0022】
次に、現像装置100の詳細について、画像形成ステーションKを例にとって説明する。現像装置100は、トナー(図のハッチング部)を貯留するケース103と、このケース103内に形成されたトナー収容部101と、トナー収容部101内に配設されたアジテーター119と、トナー収容部101の上部に区画形成されたトナーガイド部材133を有している。また、現像装置100は、トナーガイド部材133の上方に配設された供給ローラー105と、トナーガイド部材133に設けられ供給ローラー105に当接される当接部143と、トナーガイド部材133及び潜像担持体20に当接するように配設される現像ローラー107と、現像ローラー107に当接する規制ブレード109とを有している。
【0023】
次に、記録媒体Pの搬送経路に設けられる各種部材について説明する。給紙ユニット10は、記録媒体Pが保持される給紙カセット35と、給紙カセット35から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラー36を備えている。第1の開閉部材3内には、二
次転写部への記録媒体Pの給紙タイミングを規定するレジストローラー対37と、対向駆動ローラー19を中間転写ベルト16に圧接して二次転写を行う二次転写ユニット11と、定着ユニット12と、記録媒体搬送路13と、排紙ローラー対39と、両面プリント用搬送路40を備えている。記録媒体Pに両面プリントする場合には、片面に印刷した後、記録媒体Pを排紙ローラー対39を逆方向に回転することで両面プリント用搬送路40に搬送し、レジストローラー対37から再度、記録媒体搬送路13で再度搬送して裏面の印刷を行う。
【0024】
定着ユニット12は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵する加熱ローラー45と、この加熱ローラー45を押圧付勢する加圧ローラー46と、加圧ローラー46に揺動可能に配設されたベルト張架部材47と、加圧ローラー46とベルト張架部材47間に張架された耐熱ベルト49を有している。記録媒体Pに二次転写されたカラー画像は、加熱ローラー45と耐熱ベルト49で形成するニップ部において所定の温度で記録媒体Pに定着される。
【0025】
次に、本発明の露光ヘッドの構成について説明する。図2は、露光ヘッドの構成を示す一部を破断した斜視図であり、図3は露光ヘッドの副走査方向(幅方向)での断面図である。
【0026】
図2は、露光ヘッド23を拡大して示す概略の斜視図である。図中、204は発光素子群、205はマイクロレンズ、206はマイクロレンズアレイ、220は光透過性基板としてのガラス基板、221はケース、222は受け孔、224は固定金具、225は位置決めピン、226はねじ挿入孔、227は封止部材、228は遮光部材、229は透孔をそれぞれ示している。
【0027】
発光素子群204は、複数の発光素子の集合であって、ガラス基板220上に主走査方向(長手方向)・副走査方向(幅方向)にアレイ状に配列され、発光素子パターンを形成している。この発光素子群204は、主走査方向に長尺状に設けられているケース221中に保持されている。
【0028】
図2においては、各感光体(潜像担持体)20に対して、露光ヘッド23を正確に位置決めするために、位置決めピン225とねじ挿入孔226を設けている。位置決めピン225を、対向する側に設けられた位置決め孔に嵌入させる。また、長尺のケース221の両端に設けられたねじ挿入孔226に固定ねじをねじ込むことで、露光ヘッド23は画像形成装置1側の所定位置に固定される。
【0029】
図3は、本発明の実施形態に係る露光ヘッド23の副走査方向の断面図であり、図2の構成を部分的に示している。ここで、副走査方向とは潜像担持体20の回転軸に直交する方向を意味し、後記する主走査方向とは潜像担持体20の回転軸に平行な方向を意味する。ガラス基板220の下面には発光素子群204が載置され、また、ガラス基板220の上面には、光量補正を行うための光センサー230が載置されている。発光素子群204内の発光素子からの出力光は、その前面に配置されるマイクロレンズ205を通して感光体(潜像担持体)20へ照射される。ケース221は、ガラス基板220の周囲を覆い、感光体(潜像担持体)20に面した側を開放している。封止部材227は、出力光が感光体20への照射面とは反対側に放射されることを防止して発光効率を高めている。ガラス基板220は、長尺のケース221に設けられた受け孔222中に嵌め込まれ、裏蓋223を被せて固定金具224により固定される。
【0030】
ガラス基板220の上面側には、発光体アレイの各発光素子群204と整列するように透孔229が穿たれた遮光部材228が載置される。そして、遮光部材228の上面側に
は、透孔229と対応する位置にマイクロレンズ205が設けられたマイクロレンズアレイ206が載置される。その際、各マイクロレンズ205の光軸は、発光素子群204の略中心に位置するように載置される。
【0031】
図4は、本発明の実施形態に係る露光ヘッドにおけるガラス基板220上での各構成の配置図であり、ちょうどガラス基板220を主走査方向(第1の方向)において部分的に記載した図面となっている。また、図面中、一点鎖線の丸印で囲まれた部分は、ガラス基板220に対するマイクロレンズ205の位置関係を示している。そして、その1つについて拡大されたものが図中右下に示されている。ガラス基板220上には、マイクロレンズ205が位置する部分内に、複数の発光素子202の集まりで構成された発光素子群204が配置されている。
【0032】
本実施形態では、主走査方向(第1の方向)に3個の発光素子202を配列した発光素子列を、副走査方向に2列形成して1つの発光素子群204としている。この発光素子群204を主走査方向及び副走査方向に複数設けて発光素子パターンが形成される。発光素子群204内での発光素子202の数はこの実施形態に限られるものでなく、適宜数にて設けることができる。実際には、1つの発光素子群204内に数十個程度の発光素子202を設けることが可能である。また、発光素子群204内の発光素子202の配列についても、本実施形態のような3行×2列に限ることなく、n行×m列(n、m;1以上の整数)において適宜に配列することが可能である。
【0033】
各発光素子群204は副走査方向では主走査方向の先頭位置をずらして千鳥状に配列されている。図4の例では、発光素子群204の列が副走査方向に3列配置されたものとなっている。この発光素子群204の列は、3列に限られるものではなく、必要に応じて2列以上の適宜数にて設けることが可能である。
【0034】
発光素子202は、ドライバー231と配線207を介して接続されている。本実施形態では、ガラス基板220の中心を境として異なるドライバー231が発光素子202を個別に駆動している。このように両側にドライバー231を設けて配線することで、大量の発光素子202を駆動する場合においても配線構成を簡略化すると共に、確実な配線を実現することが可能となる。破線四角形で記載される光センサー230はフォトダイオードなどが用いられ、発光素子202が配置される面と反対側の面に設けられる。
【0035】
図5は、本発明の実施形態に係る露光ヘッドにおいて、光センサー230による補正処理を行うための制御構成を示した図である。図3と同様、副走査方向における露光ヘッドの断面図であり、ガラス基板220に対向して位置する潜像担持体20が示されている。画像形成装置において印字を行う通常動作時には、ガラス基板220の裏面に設けられた発光素子202からの出力光は、マイクロレンズ205を介して潜像担持体20の表面に照射され静電潜像を形成する。一方、各発光素子202に対する補正処理、すなわち、キャリブレーション時には、発光素子202から放射した出力光は、光センサー230にて検出される。
【0036】
発光素子202は、ドライバー231を含んで構成される光量検出部300の制御によって個別に点灯制御される。一方、光センサー230には、検出光量に応じて出力される電流値を電圧値に変換するI/V変換回路301と、変換された電圧値をデジタル化するADC302、そして、デジタル化された光量に基づいて発光素子202の点灯制御に対する補正処理を行う光量補正手段303からなる光量検出部300が接続されている。本実施形態では、光センサー230を、発光素子202が設けられたガラス基板220とは反対側の面(図に示したガラス基板220の表面)に設けた構成としているが、光センサー230は、ガラス基板220の表面のみならず、裏面、あるいは、側面に設ける構成と
してもよい。ガラス基板220の裏面に設けた場合には、光センサー230は発光素子202からの反射光を検出することとなる。
【0037】
では、経年劣化などによる発光素子202毎の出力光のバラツキを補正し、形成する画像の濃度ムラを防止するための補正処理の一例について説明する。まず、露光ヘッド出荷時に、各発光素子202からマイクロレンズ205を介して潜像担持体20上に露光される光量を各発光素子202毎に測定しておく。そのためには露光ヘッドを検査ジグに取り付ける。検査ジグには、発光素子202から放射される出力光を潜像担持体20が配置される位置にて検出する光量検出器が配置されている。この光量検出器としては1個の検出器を移動させながら、各発光素子202発光光量を検出するものでも、発光素子202に対応して同じ数の検出器が配置されるものであってもよい。そして、発光制御手段400の制御により各発光素子202を順に発光させ、検査ジグの光量検出器で検出した値Pgn(添字nはn番目の発光素子202を表す。)と共に、光センサー230にて検出した
値Phnを各発光素子毎に得る。そして、各発光素子202に対して補正係数Pgn/P
hnを算出する。
【0038】
このようにして求めた補正係数Pgn/Phnは、図中、光量補正手段303、あるいは、発光制御手段400内のメモリー中に記憶させておく。このメモリー中に記憶された補正係数Pgn/Phnを用いて各発光素子202に対する補正処理が行われる。その方法の一例を説明する。露光ヘッド内の個々の発光素子202を、予め記憶させてある初期値のデータに基づいて発光制御手段400により発光させ、そのときの測定値を光センサー230に計測する。その測定値にメモリー中に記憶させてある補正係数Pgn/Phnを乗じることで個々の発光素子202の像面位置での光量が算出される。
【0039】
この算出された光量を目標の光量と比較して、算出された光量が目標の光量となるよう、その差に基づいて個々の発光素子202に流す電流などを制御して、各発光素子202での発光光量が目標の光量となるように補正する。このような補正処理を全ての発光素子202について繰り返し行い、全ての発光素子の光量が目標値となるように調整する。この補正処理は、画像形成装置の電源投入直後や、印字開始前、或いは、所定印字枚数に達したときなど適宜のタイミングで行うことができる。
【0040】
なお、補正処理としてはこのような処理以外に、例えば、図4における各発光素子202付近に、予め所定光量に調整されたリファレンス用発光素子を適宜数設けておき、このリファレンス用発光素子との比較に基づいて各発光素子202の光量補正を行うようにしてもよい。このリファレンス用発光素子は通常の印字処理では使用されることがないため使用による経年劣化がほとんどない。よって、このリファレンス用発光素子と光量を一致させることで各発光素子202の光量を揃えることが可能となる。この場合、好ましくは、リファレンス用発光素子を各発光素子群204毎に設けておくとよい。
【0041】
以上のような各種補正処理により、各発光素子202の発光量を均一にし、形成される画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。では次に、補正処理で使用する光センサー230の配置について説明する。図6は、ガラス基板220上における光センサー230配置の様子を示した図である。図4にて説明したようにガラス基板220上には、第1の方向(主走査方向)に沿って発光素子群204の列を3列含む発光素子パターンが形成されている。光センサー230は、この発光素子パターンに対し、第1の方向と直交する第1の側と第2の側に複数配置される。また、この複数の光センサー230は、第1の方向において第1の側と第2の側、交互に、すなわち、ちょうど図に示したように互い違いとなるように配置される。このような複数個の光センサー230を発光素子に近接して配置する構成によれば、光センサー230の出力信号のSN比を向上させることができる。また、各側の光センサー230間にはスペースを設けることが可能となり、このスペースを
光センサー230の光量を検出する光量検出部300の回路の設置場所とすることで、露光ヘッドを小型化することも可能となる。
(第1実施形態)
では、本発明の特徴である光センサー230の配置に関する第1実施形態について図7を用いて説明を行う。図7は、図6の一部を拡大した図であって、ガラス基板220上における光センサー230と発光素子群204の位置関係を示した図となっている。ガラス基板220上に形成される発光素子パターンは、発光素子群204が第1列に沿って並んだ第1発光素子群列、第2列に沿って並んだ第2発光素子群列、第3列に沿って並んだ第3発光素子群列にて形成されている。光センサー230は、この発光素子パターンを挟んで両側に設置される。
【0042】
本実施形態では、前述した補正処理において、図に示す光センサー1が領域A内に位置する発光素子群204を受け持ち、光センサー2が領域B内に位置する発光素子群204を受け持つ。即ち、補正処理にて各発光素子群204内の発光素子202を1個ずつ点灯する際、領域A内に位置する発光素子202は光センサー1にて受光を行い、領域B内に位置する発光素子202は光センサー2にて受光を行い光量を検出する。このように第1列から第3列発光素子群に属する発光素子202について同一の光センサー230にて受光を行うことで、画像形成(印字)を行う際、実際に隣り合う発光素子202に対して同一の光センサー230にて補正を行うことが可能となる。よって、補正処理において、光量検出誤差が隣接する発光素子群204単位で発生することを防止し、画像形成(印字)における画像ムラを抑制することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、光センサー230の配置に関する第2実施形態について図8、図9を用いて説明する。図8は、図6の一部を拡大した図であって、ガラス基板220上における光センサー230と発光素子群204の位置関係を示した図となっている。図9は、主走査方向(第1の方向)に対する各光センサー230の出力を示した特性図である。本実施形態は第1実施形態と比較して、光センサー1と、発光素子パターンを挟んで対向する光センサー2との間にオーバーラップ部分を設けた点で異なったものとなっている。
【0043】
各光センサー230の出力特性は図9に示すように、光センサー1においては、第1、第2、第3発光素子群列の順に、そして、光センサー2においては、第3、第2、第1列発光素子群列の順に出力は低下していく。また、光センサー230の中央部分では、第1の方向での位置に関係なく一定の出力を得ることができるものの、第1の方向における端部(以下「肩部分」と呼ぶことにする)付近において出力が低下する特性となる。このような肩部分での出力低下特性にて使用した場合には、同じ光センサー230を用いた場合であっても光量検出誤差が生じてしまうこととなる。
【0044】
本実施形態は、この光センサー230の肩部分での出力低下に考慮したものであり、図8に示すように光センサー1とそれに対向する光センサー2とが、第1の方向において部分的にオーバーラップする部分を設けたことを特徴としたものである。このような特性によれば、光センサー230の特性が低下する肩部分での使用を避け、中央部分のフラットな特性にて、発光素子202からの光量を検出することが可能となる。したがって、補正処理において、光センサー230における第1の方向での光量検出誤差を防止することが可能となり、画像形成(印字)における画像ムラを更に抑制することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、光センサー230の配置に関する第3実施形態について図10、図11を用いて説明する。図10は、図6の一部を拡大した図であって、ガラス基板220上における光センサー230と発光素子群204の位置関係を示した図である。図11は、第1列発光素子群について、主走査方向(第1の方向)に対する各光センサー230の出力を示した特性図となっている。第1、第2実施形態では、各発光素子202の光量を1つの光セン
サー230で検出したのに対し、本実施形態は、発光素子パターンを挟んで対向すると共に、第1の方向にて隣接する光センサー230同士の出力を合成して光量を検出することを特徴としている。具体的には、光センサー1の中央部分の領域A、光センサー2の中央部分の領域Bに属する発光素子202に対しては、それぞれ、光センサー1、光センサー2のみの出力によって光量を検知し、各光センサー230の肩部分付近の領域Cに属する発光素子202に対しては、光センサー1と光センサー2の出力を合成(加算)することで光量を検知するものである。
【0045】
図11には、第1列発光素子群についての光センサー1、光センサー2の各出力特性、並びに、領域Cにおける合成出力特性が示されている。このように肩部分での出力低下が発生する領域Cにおいて、互いに向き合う光センサー230の出力を合成することで信号強度の向上を図ることが可能となる。なお、本実施形態においても、第2の実施形態のように、光センサー1とそれに対向する光センサー2とが、第1の方向において部分的にオーバーラップする部分を設けるように構成してもよい。
(第4実施形態)
次に、光センサー230の配置に関する第4実施形態について図12を用いて説明する。この第4実施形態は、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせた構成とするものである。即ち、図に示す検出部1に接続される光センサー2−1、1−1、2−2(以下、「第1光センサー群」という)については、対向する光センサー230の肩部分を、図で示すbの幅だけオーバーラップさせ、これら各光センサー230の出力にて光量検出を行う。また、検出部2に接続される光センサー1−2、2−3、1−3(以下、「第2光センサー群」という)についても同様に、対向する光センサーの肩部分をbの幅だけオーバーラップさせ、これら各光センサー230の出力にて光量検出を行う。このような構成により、各光センサー群では、第3実施形態で説明したように第1の方向において隣接する光センサー230間同士にて互いの出力を合成し、光センサー230の肩部分で減衰しがちな信号強度の向上を図ることが可能となる。
【0046】
一方、第1光センサー群と第2光センサー群とは、図で示すaの幅だけオーバーラップさせている。具体的には、光センサー2−2と光センサー1−2とが幅aにおいてオーバーラップしている。第1、第2光センサー群の間では信号を合成していないが、このような構成とすることで、光センサー230の肩部分での光量検出を避け、中央部分でのフラットな特性部分にて光量を検出することで光量検出誤差を抑えることが可能となる。
【0047】
本実施形態において、各光センサー間のオーバーラップする幅としては、幅a>幅bとすることが好ましい。これは、幅bでオーバーラップする光センサー230間では、互いに出力を合成するため、信号を合成しない場合のオーバーラップする幅aよりも小さくすることが可能となることを理由としている。
【0048】
以上、本発明の各種実施形態について説明を行ってきたが、本発明における光センサー230の配置を採用した露光ヘッドによれば、光センサー230にて検出する信号のSN比改善を図り、補正処理において、隣接する発光素子群間での光量検出誤差を抑えることが可能となる。また、小数の光センサー230を効率的に配置することで低コスト化を図ることが可能となっている。そして、光センサー230間のスペースを回路配置に利用することで、露光ヘッドを小型化を図ることも可能となる。
【0049】
なお、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
【符号の説明】
【0050】
1…画像形成装置、2…ケース本体、3…第1の開閉部材、3'…開閉蓋、4…第2の開
閉部材、5…電装品ボックス、6…画像形成ユニット、7…送風ファン、9…転写ベルトユニット、10…給紙ユニット、11…二次転写ユニット、12…定着ユニット、13…記録媒体搬送手段、14…駆動ローラー、15…従動ローラー、16…中間転写ベルト、17…クリーニング手段、18…テストパターンセンサー、19…対向駆動ローラー、20…感光体(潜像担持体)、21…一次転写部材、22…帯電手段、23…光学ヘッド、35…給紙カセット、36…ピックアップローラー、37…レジストローラー対、39…排紙ローラー対、40…両面プリント用搬送路、45…加熱ローラー、46…加圧ローラー、47…ベルト張架部材、49…耐熱ベルト、100…現像装置、101…トナー収容部、103…ケース、105…供給ローラー、107…現像ローラー、109…規制ブレード、111…板バネ部材、112…弾性部材、113…トナー、117…回転軸、119…アジテーター、121…アーム部材、123…撹拌フィン、129…トナー案内面、131…トナー案内空間部、133…トナーガイド部材、135…スクレーパ、137…平坦搬送部、139…一時貯留部、141…湾曲部、143…当接部、144…スペーサ、202…発光素子、204…発光素子群、205…マイクロレンズ、206…マイクロレンズアレイ、207…配線、220…ガラス基板、221…ケース、222…受け孔、223…裏蓋、224…固定金具、225…位置決めピン、226…ねじ挿入孔、227…封止部材、228…遮光部材、229…透孔、230…光センサー、231…ドライバー、300…光量検出部、301…I/V変換回路、302…ADC、303…光量補正手段、400…発光制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光透過性基板と、
前記光透過性基板に配設された第1の方向に発光素子が配設された第1発光素子列と、
前記光透過性基板に配設された前記第1の発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第2発光素子列と、
前記光透過性基板に配設された前記第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられ、前記第1発光素子列の前記発光素子、及び前記第2発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第1光センサーと、
前記光透過性基板に配設された前記第1の側と前記第2の方向に反対の第2の側に設けられ、前記第1発光素子列の前記発光素子、及び前記第2発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第2光センサーと、
前記発光素子が発光した光を結像する結像光学系と、
を有することを特徴とする露光ヘッド。
【請求項2】
光透過性基板と、
前記光透過性基板に配設された第1の方向に発光素子が配設された第1発光素子列と、
前記光透過性基板に配設された前記第1発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第2発光素子列と、
前記光透過性基板に配設された前記第1発光素子列および前記第2発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第3発光素子列と、
前記光透過性基板に配設された前記第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられ、前記第1発光素子列の前記発光素子、前記第2発光素子列の前記発光素子、及び前記第3発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第1光センサーと、
前記光透過性基板に配設された前記第1の側と前記第2の方向の反対の第2の側に設けられ、第1発光素子列の前記発光素子、第2発光素子列の前記発光素子、及び第3発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第2光センサーと、
前記発光素子が発光する光を結像する結像光学系と、
を有することを特徴とする露光ヘッド。
【請求項3】
前記第1光センサーと前記第2光センサーとは、前記第2の方向から見た時に前記第1光センサーと前記第2光センサーの一部がオーバーラップする位置に配設される請求項1または請求項2に記載の露光ヘッド。
【請求項4】
光透過性基板、前記光透過性基板に配設された第1の方向に発光素子が配設された第1発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1の発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第2発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられた前記第1発光素子列の前記発光素子及び前記第2発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第1光センサー、前記光透過性基板に配設された前記第1の側と前記第2の方向に反対の第2の側に設けられた前記第1発光素子列の前記発光素子及び前記第2発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第2光センサー、及び前記発光素子が発光した光を結像する結像光学系を有する露光ヘッドと、
前記露光ヘッドにより潜像が形成される潜像担持体と、
前記潜像担持体に形成された前記潜像を現像する現像部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
光透過性基板、前記光透過性基板に配設された第1の方向に発光素子が配設された第1発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第2発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1発光
素子列および前記第2発光素子列とは異なる前記第1の方向に発光素子が配設された第3発光素子列、前記光透過性基板に配設された前記第1の方向と直交する第2の方向の第1の側に設けられた前記第1発光素子列の前記発光素子、前記第2発光素子列の前記発光素子、及び前記第3発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第1光センサー、前記光透過性基板に配設された前記第1の側と前記第2の方向の反対の第2の側に設けられた第1発光素子列の前記発光素子、第2発光素子列の前記発光素子、及び第3発光素子列の前記発光素子が発光する光を受光する第2光センサー、及び前記発光素子が発光する光を結像する結像光学系を有する露光ヘッドと、
前記露光ヘッドにより潜像が形成される潜像担持体と、
前記潜像担持体に形成された前記潜像を現像する現像部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2010−179464(P2010−179464A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−22219(P2009−22219)
【出願日】平成21年2月3日(2009.2.3)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】