説明

音声メッセージシステムによる発呼者の認識

【課題】 従来技術の音声メッセージイング・システムの欠点を改良する。
【解決手段】 発呼者の真正な同一性を決定するために、加入者のグリーティングの音声分析を使用する。加入者によりグリーティングが録音された(例えば、加入者が、ボイスメール・システムの決まり文句のグリーティング若しくは習慣的グリーティングの一部としてその喋り声を発声する)場合、システムはグリーティングを分析し、そして、グリーティングの音声署名又は声紋を作成できる。この声紋分析はシステム内に記憶され、そして、加入者と関連づけられる。加入者が声紋を作成するために以前に分析したグリーティングを変更する場合、メッセージイング・システムは場合により、加入者の新たな声紋を作成するために、新たに録音されたグリーティングを分析することもできる。そして、システムは将来の認識タスクのためにシステム内に新たな声紋を記憶する。次いで、この声紋は音声メッセージを残した発呼者の同一性を識別するために使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信に関し、特に、拡張発呼者ID情報の提供に関する。更に特定的には、本発明は、企業内ボイスメール・システムにおける音声分析及び声紋との比較に基づく発呼者ID情報の提供に関する。
【背景技術】
【0002】
発呼者ID(CID)又は発呼者番号識別(CNID)は基本電話サービス(POTS)ラインにより提供される公衆電話サービスである。POTSラインは、呼出し音信号の発信中、又は呼出に応答される前であって、呼出がセットアップされているときに、発呼者の番号を被呼者の電話装置に送信する。CIDは場合により、氏名(個人名又は会社名)を発呼者電話番号、CNIDと共に提供することもでき、これらは場合により、被呼者の電話機の表示装置に表示される。通話中着信のCID(CIDCW)も同様に操作され、CIDCWは、被呼者が既に電話中の時に、着信発呼者の番号と、場合により氏名を表示する。
【0003】
ボイスメールは電話メッセージを管理する集中システムであり、典型的には、大企業などのような非常に多数の人々のためのシステムである。このシステムのオペレーションは、被呼者が電話に出られないときにグリーティングを代行することを含む。この場合、グリーティングが完了した後に、発呼者は被呼者にメッセージを残すこともできる。
【0004】
発呼者により残されたメッセージはその後被呼者により検索可能であり、後の任意の時点で再生可能である。被呼者のための追加機能は、残置メッセージを保存する機能、残置メッセージを転送する機能、残置メッセージに応答する機能、発呼者に折り返し電話をかける機能などである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現行の大抵の音声メッセージイング・システム(VMS)は、PSTNのようなネットワークから受信された信号情報に基づき、残置メッセージと共にCID情報を提供する。この情報は、VMSが接続される全てのタイプの信号方式により受信され得る。例えば、この呼はPSTNネットワーク又はIPネットワーク(例えば、H.323, SIP又は一般的な全てのアナログ又はデジタルネットワーク)からVMSに着信し得る。CIDに関する情報が重要であるが、状況に応じて、ボイスメール加入者にとって無関係な情報をも提供することが時々ある。例えば、外線からの音声メッセージが電話セールスでなく、ホテル又はその他の外線からの加入者の同僚の呼出であることを知ることが加入者にとって一層重要な場合もある。同様に、会議室の電話から残置された音声メッセージのCID情報が、音声メッセージを実際に残した人間の同定に関心を引くものでないこともある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の或る側面は、VMSを知的アルゴリズム及び方法により拡張することができるメカニズムに関する。この知的アルゴリズム及び方法はボイスメール・システム・ユーザに対して発呼者を認識し、そして一層正確に同定する。
【0007】
本発明の或る実施態様では、通信は、音声認識アルゴリズムを有するメッセージイング・システムが音声メッセージの発呼者に関する情報を提供できるようにすることにより拡張される。
【0008】
現行の音声メッセージイング・システムには生産性の問題が存在する。或る状況下において、音声メッセージに格納されたCID情報は発呼者(すなわち、企業PBX及びボイスメール・システムの全ての加入者)の真の同一性を明らかにしない。ボイスメール・システム加入者は、発呼者が適正に識別された高優先度により処理されるであろうメッセージに対して応答を取得しないこともある。現行のメッセージイング・システムの基本的CIDの欠点は例えば、
【0009】
1.会議室から発呼された。ボイスメール加入者がメッセージを通して見る(例えば、可視メッセージ)又はメッセージを聴取する(例えば、TUIインターフェース)ために、ヘッダーはCIDフィールド内の会議室番号を見る。発呼した人間の同一性は示されない。更に、ボイスメールが“内線”電話から残されたものであるにも拘わらず、受信者は真の発呼者に“応答”することができない。なぜなら、発呼者が発呼者自身の内線電話から発呼していないからである。
【0010】
2.同僚Bのオフィスから同僚Aが同僚Cに残したメッセージの同一性は明らかにされない。音声メッセージ・ヘッダーは、当該メッセージが同僚Aの代わりに、同僚Bから為されたものであることを示す。例えば、同僚のオフィスからメッセージを残した監督者(スーパーバイザー)が、同僚からの音声メッセージよりも加入者にとって一層重要なことがある。しかし、発呼者の実際の識別が無ければ、一般的に、加入者は発呼者が誰なのか知ることが出来ず、あるいは、メッセージを実際に聴取しなければ、発呼者のメールボックスに簡単に“応答”することもできない。
【0011】
3.未確認CIDを有する外線呼は、重要でない呼として、加入者により見落とされるか又は検分されない。加入者は当該メッセージが、例えば、エリア外電話番号を有するホテルに滞在する監督者又はビジネス業者からの呼に関連するものであることを知らない。ユーザは監督者又は同僚からの当該メッセージを実際に聴取するまで十分に理解しない。更に、ユーザは発呼者のメールボックス内のメッセージへの応答を簡単に残すことができない。
【0012】
従って、本発明の或る実施態様は、メッセージイング・システムに音声メッセージを実際に残した人物の識別を提供する。その解決手段は、メッセージイング・システムの既知声紋と発呼者の音声を比較することによる発呼者の音声認識分析に基づく。声紋分析を行う多数の公知技術を本発明のシステム及び方法で使用し、発呼者の同一性決定をアシストすることができる。
【0013】
例えば、本発明の実施態様では、この同定には、メールボックス所有者による手作業介入は不要である。加入者のグリーティング(挨拶)の音声分析を使用できる。加入者によりグリーティングが録音された(例えば、加入者が、ボイスメール・システムの決まり文句のグリーティング若しくは習慣的グリーティングの一部としてその喋り声を発声する)場合、システムはグリーティングを分析し、そして、グリーティングの音声署名又は声紋を作成できる。この声紋分析はシステム内に記憶され、そして、加入者と関連づけられる。保存領域を節約するために、メッセージイング・システムは加入者一人当たり1個の声紋だけを記憶する。しかし、特定の加入者に多数の声紋を関連させるために、システムを大型化することもできる。加入者が声紋を作成するために以前に分析したグリーティングを変更する場合、メッセージイング・システムは場合により、加入者の新たな声紋を作成するために、新たに録音されたグリーティングを分析することもできる。そして、システムは将来の認識タスクのためにシステム内に新たな声紋を記憶する。
【0014】
本発明の或る実施態様では、システムが発呼者を識別するために行うことができる方法は多数のステップに基づくことができる。システムにより行われる比較回数を低減するために、加入者A用のメッセージイング・システムに着呼した呼についてCID情報が利用可能であり、かつ、当該CIDがメッセージイング・システム内の別の加入者ID(例えば、加入者B)と合致する場合、声紋分析は、加入者Bの声紋と当該メッセージの声紋を最初に比較することから開始される。合致しない場合、比較作業をシステム内のその他の声紋に拡大しなければならない。このサーチ・アルゴリズムは、幾つかのファクターを閲覧するように設計することができる。このようなファクターは例えば、日時、加入者A又はBの組織に関連する組織図、加入者接触情報における人物の同一性及びその他のファクターなどである。前記その他のファクターは例えば、加入者Aのボイスメールボックス内で分析されかつ同定された最近のメッセージ(すなわち、同じ人物が繰り返し音声メッセージを残した場合)などである。
【0015】
現用のネットワークの帯域幅制約(例えば、PSTNネットワークにおける制限周波数範囲付近で濾波された音声)に基づき、外線電話からの或る人物の呼により残された音声メッセージの品質は著しく劣化され、そして、声紋比較は、全く信頼できないID合致結果をもたらすことがある。このような場合、本発明のシステムは場合により、特定の声紋合致が正確であると見做すことができるか否かを決定するために信頼閾値レベルを使用することもできる。分析結果が加入者に割り当てられた閾値以下である場合、合致は不正確と見做され、そして、決定が停止されるまで、比較が続けられる。全ての加入者は事前に用意されたデフォルト閾値レベルを有することもできる。閾値レベルは加入者により何時でも調整できる値である。例えば、加入者が音声認識の結果としてメッセージの不正確識別を発見した場合、加入者は不正確合致の傾向を低減するために閾値を高めることができる。
【0016】
声紋合致が発見され、かつ、分析からのCID情報が信号方式を介するネットワークから受信されたCID情報と異なる場合、“認識CID”はメッセージと共に保存される。これは通常、発呼者に関連される内部ボイスメール/PBX内線であるが、これに限定されない。この認識CID情報は、加入者がシステム内で応答又は回送を決定するメッセージの正しいルーチングのような、メッセージ・ルーチング・オプションを適正に処理するために使用できる。メッセージ呼出及び優先順位付けの追加規則を、メッセージについて作成することができ、この規則は“認識CID”情報を利用する。例えば、外線電話番号から残された音声メッセージが加入者の監督者からのメッセージとして識別される場合、メッセージの優先度を自動的に高め、そして、別のユーザを呼び出すこともできる。これが有用である事例は例えば、監督者が顧客の電話を用いて顧客先から発呼しているような場合である。この場合、ネットワークにより送信されたCIDは加入者に未確認の外線電話番号として出てくる。しかし、本発明のメッセージイング・システムにより行われた分析に基づく“認識CID”はメッセージを残した人物が監督者であることを示す。監督者は顧客と話しながら、加入者の助けを得るために、加入者に達しようと試行することができる。この場合、メッセージイング・システムは監督者を発呼者として識別し、そして、監督者が外線/未確認電話番号から発呼していると認識し、そして、当該メッセージの優先度を高める。これら又は類似タイプの優先順位付け規則を、メッセージイング・システムに対するインターフェースを用いることにより、一般ポリシーとして管理することができる。
【0017】
更に、本明細書に開示したシステム、技術及びプロトコルは音声プラス映像マルチメディア・メッセージイング・システムでも作動するように拡張させることができる。声紋のコンセプトは、“IDプリント”のコンセプトに拡張させることができる。“IDプリント”は、マルチメディア・メッセージイング・システムにより作成された又はそれ自体による顔の分析に基づく“顔認識プリント(顔紋)”と声紋との組合せである。前記のように、本発明のシステムは、IDプリントの作成中(例えば、グリーティング中)に、メールボックス加入者により学習させることができる。その結果、IDプリントはメッセージ比較作業中に後で使用することができる。一般的に、IDプリントは加入者の全ての認識可能アスペクトに基づくことができる。IDプリントは次いで、真の同一性決定をアシストするために使用できる。
【0018】
本発明の別の実施態様では、システムは発呼者の“真正ID”を発見する。この真正CIDは、加入者のビジュアル・ボイスメール又はTUIインターフェースにおけるメッセージの存在に関するルーチング、優先順位付け及び呼出などのようなアイテムとしてシステムにより使用され得る。
【0019】
従って、或る側面として、本発明は、CID情報に関する。
更に特定的な側面として、本発明は、発呼者の真正な同一性を決定するための試行に関する。
更に別の側面として、本発明は、ネットワーク提供CID情報の声紋又はIDプリント分析から導出された情報との交換又は補足に関する。
更に他の側面として、本発明は、発呼者の決定された同一性に基づく拡張電話機能の提供に関する。
更に別の側面として、更に本発明は、発呼者の同一性の決定に関連づけられた1個以上の閾値の管理に関する。
更に他の側面として、本発明は、接触者の同一性の決定又は接触者の音声又は容貌と記憶サンプルとの1個以上の比較結果に基づく接触者の同一性の決定に関する。
更に別の側面として、本発明は、企業系音声メッセージイング・システムにおけるグリーティングを声紋サンプルとして利用することに関する。
更に他の側面として、本発明は、呼の処理のためにCID情報の補足物又は代替物の利用に関する。
更に別の側面として、本発明は、決定された発呼者の同一性に基づき、加入者のビジュアル・ボイスメール又はTUIインターフェースにおけるCID情報の更新又は置換に関する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施例の通信システムのブロック図である。
【図2】本発明により発呼者ID(CID)を決定するための方法の一例の流れ図である。
【図3】本発明により導出CID情報を利用する方法の一例の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は本発明による通信環境100を示す。周知の構成要素の他に、通信環境100は1人以上の発呼者15、1人以上の被呼者20、ボイスメールシステム102、発呼者決定モジュール101,メールボックス170、及びその他の企業ユーザ180を含む。これらは全てネットワーク10及びリンク5を介して相互接続されている。発呼者決定モジュール101はインテリジェント認識モジュール110、知識ベース120、声紋モジュール/記憶装置130、無効/補足CIDモジュール140、ルーティング更新モジュール150及びプロセッサ/コントローラ/メモリ160を含む。
【0022】
操作中、大抵のボイスメールシステムに慣習的であるように、ボイスメール加入者はボイスメールシステム102にログインし、加入者のグリーティングを確立し、そして、メールボックス170に記憶されるメールボックス優先度を設定する。ボイスメール加入者によるメールボックスのセットアップが完了したら、声紋モジュール130は、ボイスメール加入者のグリーティングにアクセスし、加入者グリーティングに基づいて声紋を作成し、そして、コンピュータ声紋情報を記憶する。最も最新のグリーティングをトラッキングする発呼者決定モジュール101をアシストする一つのオプションは、ボイスメールシステム102に、ボイスメール加入者がグリーティングを更新又は変更するたびに、インジケータを声紋モジュール130に送信させることである。声紋モジュール130はこのインジケータを、当該加入者の新規な声紋を作成するためのトリガーとして使用することもできる。この新規な声紋は下記で詳細に説明するように、発呼者の真正ID決定をアシストするために使用される。
【0023】
従って、企業系音声メッセージイング環境では、声紋は企業ユーザのために保存され、そして、声紋モジュール/記憶装置130に記憶される。
発呼者15がボイスメール加入者20のような同僚に発呼し、被呼者20が電話に出なかった場合、ボイスメールシステム102はこの呼をピックアップし、発呼者15にメッセージの録音を許可する。この録音は次いで、メールボックス170に記憶される。発呼者決定モジュール101がボイスメールの受信と同時又は受信後の何れでも動作可能な場合、ノレッジベース120と協働するインテリジェント認識モジュール110は発呼者の同一性(ID)を決定しようとする。下記で詳細に説明するように、ノレッジベース120は優先順位付けをアシストできる。この優先順位付けでは、コンピュータ負荷の低減をアシストするために、声紋を発呼者により残された音声メッセージと比較しなければならない。例えば、声紋分析は、先ず、ボイスメールメッセージの声紋をネットワークにより送信されたCID情報に関連された発呼者の声紋と比較することから開始される。合致しなかった場合、比較はシステム内のその他の声紋にまで拡大させることができる。例えば、被呼者のアドレス帳などにもある発呼者の声紋の二次調査にまで拡大させる。インテリジェント認識モジュール110は、幾つかのファクターを調べるように設計することができる。このようなファクターは例えば、日時、発呼者又は被呼者に関連する組織図、被呼者に代わって分析され、かつ識別された最近のメッセージ、又は一般的に、発呼者のIDを決定するための一層好適なストラテジーをアシストするために割り当てられた任意の優先順位付けなどである。インテリジェント認識モジュール110が残置ボイスメール・メッセージを解析し、声紋モジュール/記憶装置130に記憶された声紋と比較する際、この比較は、合致が発見されるまで、或いは所定の信頼度を有するボイスメール・メッセージにおける音声と合致すると決定される内部的に相関される声紋が存在しないことが発見されるまで続けられる。
【0024】
例えば、発呼者により残された音声メッセージの品質は劣化し、ノイズを含み、発呼者の企業内電話などと同様なトーン特性又は品質を有しない外線電話からのものであり得る。このような場合、インテリジェント認識モジュール110は、残置ボイスメール・メッセージの明確な同一性決定を行うことができない。従って、インテリジェント認識モジュール110はノレッジベース120と協働して、信頼度閾値レベルを割り当てることができる。この信頼度閾値レベルは、特定の声紋合致が正確であると見做すことが出来るか否か決定するための基礎として使用される。分析が加入者に割り当てられた閾値以下になったら、合致は不正確として同定することができ、そして、システム内のその他の声紋との比較が継続される。インテリジェント認識モジュール110はデフォルト閾値レベルを事前に用意させることができる。このレベルは適当なインターフェースを介して加入者により調整することができる。例えば、インテリジェント認識モジュール110による不正確な性能の結果として、メッセージを残した発呼者の同一性の正しくないIDを被呼者が数回も見た場合、加入者は不正確な合致傾向を低減するために閾値を高めることができる。
【0025】
インテリジェント認識モジュール110がネットワークから受信したCID情報に対応する声紋合致を発見する場合、インテリジェント認識モジュール110は無効CIDモジュール140と協働して、インジケータを被呼者に送信できる。このインジケータは例えば、ネットワークがCID情報を供給した次に、被呼者のCIDディスプレイに“チェックマーク”を配置することにより発呼者15の同一性が確認されたことを示す。この“チェックマーク”(又は一般的に、画像又は図形などの任意のインジケータ)は、発呼者15が、呼が受信された電話番号に関連される同一人物として裏付けられたことを符号で表すことができる。
【0026】
しかし、インテリジェント認識モジュール110がネットワーク供給CID情報と異なる声紋合致を発見する場合、無効CIDモジュール140はネットワーク供給CID情報を無効にするか又は合致されたCID情報を補足する。合致されたCID情報は発呼者のボイスメール・メッセージの検索の際に被呼者に供給することができる。例えば、無効CIDモジュールが、発呼者の同一性が内線Xから被呼された加入者Aであると決定する場合、この情報は被呼者の電話に表示することができる。このCID情報の無効又は補足特性は、(被呼者に再生又は表示される)CID情報がネットワーク系であるか又は発呼者決定モジュール101により決定された情報に基づくものであるか否かを被呼者が識別することをアシストするように変更できる。例えば、異なるフォント又はテキスト属性を、グラフィカルタイプのCIDディスプレイにおけるCID情報を無効又は補足するために使用できる。又は、被呼者20がTUIからメッセージにアクセスする場合、異なる音声を使用する。
【0027】
発呼者決定モジュール101による発呼者15の決定同一性に基づき、各種のタスク、優先順位及び呼処理を、無効CIDモジュール140により提供された情報に基づいて調整することができる。例えば、呼ルーティングはルーティング更新モジュール150と協働して更新させることができる。例えば、被呼者20が発呼者15のメッセージのリターンを望む場合、ボイスメールシステム102は無効発呼者IDモジュール140及びルーティングモジュール150と協働して、発呼者決定モジュール101が実際にメッセージを残したことを決定した発呼者15に関連される内線番号に自動的にダイヤルすることができる。この情報は、ネットワーク10により提供された全ての現存する発呼者ID情報を無効にすることがきる。従って、例えば、加入者Aが会議室から発呼し、ボイスメールを被呼者20に残した場合、ボイスメールシステム102は通常、発呼者により残されたボイスメールメッセージを検索した際、会議室に関連される内線番号を供給する。しかし、発呼者は発呼者決定モジュール101により知られており、かつ、対応する声紋を有するので、システムは発呼者15の声紋とシステム内の声紋との間の合致性が存在することを決定でき、その結果、発呼者の真正な同一性が決定できる。従って、被呼者20がボイスメールシステムにアクセスし、発呼者のメッセージへ応答することを要求した場合、ボイスメールシステムは、被呼者20に代わって、実際の発呼者の内線番号へ自動的にダイヤルすることができる。
【0028】
この改変機能の拡張は残置ボイスメールメッセージに割り当てられた優先順位付けの改変である。例えば、ネットワーク提供発呼者ID情報が、発呼者は外線電話から電話していることを示しているが、インテリジェント認識モジュール110は発呼者の同一性は実際に被呼者の監督者であることを決定する場合、ボイスメールシステム102は無効発呼者IDモジュール140により提供された無効発呼者ID情報に基づき監督者のボイスメールを再優先順位付けすることができる。
【0029】
図2は本発明の実施態様により発呼者の本当の同一性を決定することをアシストする方法の一例の流れ図である。特に、制御はステップS200で開始され、ステップS205に進む。ステップS205において、着信呼が受信される。次に、ステップS210において、被呼者のボイスメール・グリーティングが再生される。次いで、ステップS215において、録音メッセージをホールドするためにメッセージ・ストラクチャが作成される。次いで、制御はステップS220に進む。
【0030】
ステップS220において、発呼者のメッセージの録音が始まる。次に、ステップS225において、音声認識が開始される。音声メッセージイング・システムは、メッセージが録音されている間でも音声認識を開始することができ、あるいは、メッセージ録音が完了するまで発呼者識別を延期することもできる。メッセージが録音されている間に音声認識を行うか又は録音が完了してから音声認識を行うかの決定は異なるファクターに基づく。このようなファクターは例えば、音声メッセージイング・システムに負荷された処理などである。次いで、制御はステップS235に進む。
【0031】
ステップS235において、発呼者の声紋が決定される。次いで、ステップS240において、この決定された声紋をプロビジョニング・タイム(Privisioning Time)で決定された既知声紋と比較する。例えば、加入者が加入者の氏名及びグリーティングをボイスメール・ボックス・セットアップの時点で録音する場合、これらの声紋は既知声紋と決定声紋を比較するために使用できる。
ステップS250において、合致が発見された場合、決定が為される。合致が発見されたら、制御はステップS260にジャンプする。さもなければ、制御はステップS255に進む。
ステップS255において、合致が発見されなかったので、ネットワーク供給CID情報は改変もされず、或いは更新もされない。しかし、前記のように、合致が発見されなかった場合、インジケータを発呼者に提供できる。
【0032】
ステップS260において、ネットワーク提供CIDは声紋の比較に基づいて決定されたCID情報と置換するか又は追加できる。例えば、この比較に基づき、発呼者の同一性、外線電話番号及び発呼者の電話番号及び補足情報のうちの一つ以上を発呼者に提供できる。前記補足情報は、発呼者とシステム内の声紋との間で肯定的合致が発見されたことを示すインジケータなどである。次に、ステップS265において、音声分析は終了し、制御はステップS270に進み、制御シーケンスはステップS270で終了する。
【0033】
図3は、本発明による改変電話機能の方法論の一例の流れ図である。特に、制御はステップS300で始まり、ステップS310に進む。ステップS310において、応答又は回送について、システム決定CID情報は保存されたメッセージ情報から検索される。次に、ステップS320において、発呼者の声紋とシステム内の既知声紋との間に成功的相関が存在するか否か決定するために、メッセージ・ヘッダーを分析する。成功的相関が存在する場合、制御はステップS360にジャンプし、さもなければ、制御はステップS340に進む。
【0034】
ステップS360において、また、相関が存在しない場合、正常処理操作が続けられ、制御はステップS390に進み、ここで制御シーケンスが終了する。
ステップS340において、加入者が“応答する”タイプの操作を要求したか否か決定する。加入者が“応答する”タイプの操作を要求した場合、制御はステップS380に進み、さもなければ、制御はステップS350にジャンプする。
ステップS350において、加入者が回送操作を要求したか否か決定する。回送操作が要求されなかった場合、制御はステップS360にジャンプし、さもなければ、制御はステップS370に進む。
ステップS370において、また、加入者がボイスメールメッセージを回送する場合、認識CIDフィールドの値を回送メッセージの発信者として使用する。制御はステップS390に進み、制御シーケンスはこのステップで終了する。
ステップS380において、また、“応答する”タイプの操作が選択されたら、発呼者からの録音応答は認識CID情報に関連されるメールボックスに付託(デポジット)される。制御はステップS390に進み、制御シーケンスはこのステップで終了する。
【0035】
用語「自動的」とは、基本的には「人による入力」なしに行われることを意味する。しかし、プロセスの実行の前に行われる「人による入力」は、自動的である。人による入力がプロセスに影響を及ぼす場合は、自動的とはみなさない。しかし、プロセスに同意して行われる「人による入力」は、自動的である。
用語「コンピュータで読み取り可能な媒体」とは、コンピュータが実行するプロセスを記憶する媒体或いは伝送媒体を意味する。媒体とは、非揮発性媒体、揮発性媒体、伝送媒体を意味する。非揮発性の媒体とは、NVRAM、磁気ディスク又は光学ディスクである。揮発性媒体とは、DRAM、メインメモリを意味する。このコンピュータで読み取り可能な媒体の一般的なものとしては、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、他の磁気媒体、磁気光学媒体、CD−ROM、パンチカード、ペーパーテープ等、更にRAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、メモリカード、メモリチップ、或いはカートリッジ等がある。e−mail或いは他の自己保存型の情報アーカイブに付属したデジタルファイルは、記憶媒体に等価な分配型の記憶媒体であり、本発明でいう記憶媒体と見なすことができる。コンピュータで読み取り可能な媒体がデータベースとして構築された場合には、このデータベースは、あらゆる種類のデータベース、例えば関連型、階層型、オブジェクト志向型のいずれをも含む。
本発明のリンクは、回路交換又はパケット交換型の通信のリンクを例に説明した。しかし他の通信システム、例えば、SIPベースの通信システムとそのエンドポイントもも利用可能である。リンクとして使用される伝送媒体は、電気信号を搬送できる媒体(同軸ケーブル、銅線ワイヤ、光ファイバー)、音波或い光波を搬送できる媒体、或いは無線やインフラレッド(赤外線)の通信媒体も含む。
本明細書の「モジュール」とは、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、或いはそれらの組み合わせである。構成要素に関連した機能を実行する。
本発明の「エンドポイント」は、例えば、電話機、スピーカホーン、携帯電話、SIPでイネーブルされるエンドポイント、ソフトフォン、VoIP、PDA,ビデオカンファランスシステム、有線装置又は無線装置等を含む。更に、音声/データ通信を送受信できる装置を指す。
本発明は、通信特に発呼者のID情報を得る方法を例に説明した。
本発明は、インターネット・プロトコルで接続されたネットワーク環境を例に説明する。本発明のシステムと方法は、ソフトウエアとモジュールとそれらに関連するハードウエアとネットワークを例に説明するが、公知の構造、構成要素、装置は、ブラックボックスの形態で示し単に概要を示すに留める。本発明は、実施例以外に様々な方法で実現できる。
冗長な説明を回避するために公知の構造については省略した、或いはブラックボックスの形態で示している。この省略は本発明の範囲を制限するものではない。ここに開示した実施例は、発明を理解するためのものであり、本発明は個々に述べた特定の実施例以外の様々な方法で実現できる。
上記の実施例では、システムの様々な構成要素或いはシステムのある構成要素は、遠隔地に即ち分散型ネットワーク(LAN、ケーブルネットワーク、インターネット)のノードに、又は専用のシステム内の離れた点に配置されている。しかしシステムのこれ等の構成要素は、1つの装置例えばゲートウエイに組み込むこともできる。或いは分散型ネットワーク(例えばアナログ又はデジタルの通信ネットワーク、パケット交換ネットワーク、回路交換ネットワーク、ケーブルネットワーク)の特定のノード上に、集めることもできる。
計算効率を上げるために、システムの構成要素は、分散型ネットワーク内のあらゆる点に配置することができ、これによりシステムの操作に影響を及ぼすことはない。例えば本発明の様々な構成要素は、交換器、PBX、メディアサーバ、ゲートウエイ、ケーブルプロバイダ、企業内のシステム或いは通信システムに、そしてユーザーの構内で或いはそれらの組合せた構成内に配置することができる。同様にシステムの機能の一部は、通信装置とそれに関連する計算装置の間で分配することもできる。
ここで議論したフローチャートは、特定のイベントのシーケンスを例に説明するが、本発明の操作に影響を及ぼすことなく、これ等のシーケンスの変更、追加、一部省略も可能である。本発明のシステムと方法は、特殊コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ASIC、他の集積回路DSP、ハードワイヤド電子素子、論理素子、例えばディスクリートな要素回路、プログラム可能な論理回路、ゲートアレイ、例えばPLD、PLA、FPGA、PAL、特殊目的コンピュータ或いは他の手段で実現できる。
本発明を実施するのに用いられるハードウエアは、コンピュータ、携帯用装置、電話器(携帯電話、インターネット電話、デジタル、アナログそれ等の組合せの電話)や他の公知のハードウエアである。これ等の装置のあるものは、プロセッサ(例;シングル又はマルチプルのマイクロプロセッサ)、メモリ、非揮発性記憶媒体、入力装置、出力装置等を含む。更に別の形態のソフトウエアの実行は、分散型の処理、要素/目的型の分散型処理、並列処理或いは仮想機械処理で実行される。
他の実施例に於いては、ここに開示された方法は、オブジェクト指向のソフトウエア開発環境を用いたソフトウエアと組み合わせて実現できる。このソフトウエア環境は、様々なコンピュータ又はワークステーションで使用されるポータブルなソースコードを提供する。別の構成として、開示されたシステムは、標準の論理回路又はVLSIデザインを用いて一部又は全部のハードウエアで実現できる。本発明のシステムを実行するのにハードウエア又はソフトウエアを用いるかは、システムに要求される速度と効率に依存する。特に使用される特定のソフトウエア、ハードウエアのシステム、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータシステムに依存する。
他の実施例に於いては、開示された方法は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されたソフトウエアで実行され、コントローラとメモリとを有するプログラムされた汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ等で実施される。これ等の実施例に於いては、本発明のシステムと方法は、パソコンに組み込まれたプログラムで実行できる。例えばアプレット、JAVA、CGIスクプリト、サーバ或いはコンピュータ、ワークステーションに記録された資源或いは専用の測定システムに組み込まれたルーチン等で実施できる。
本発明のシステムは、本発明のシステムと方法をソフトウエア又はハードウエアのシステムに物理的に組み込むことにより実施することもできる。 本発明は、特定の標準及びプロトコルを例に説明したが、本発明はこのような標準とプロトコルに制限されるものではない。他の類似の標準とプロトコルも本発明で用いることができる。これ等の標準とプロトコルは、今後開発されるより効率的な標準とプロトコルで置換されるかも知れないが、このような置換も本発明の一態様(一実施例)と考えられる。
【0036】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。用語「又は」に関して、例えば「A又はB」は、「Aのみ」、「Bのみ」ならず、「AとBの両方」を選択することも含む。特に記載のない限り、装置又は手段の数は、単数か複数かを問わない。
【符号の説明】
【0037】
5 リンク
10 ネットワーク
15 発呼者
20 被呼者(ボイスメール加入者)
101 発呼者決定モジュール
102 ボイスメール・システム
110 インテリジェント認識モジュール
120 ノレッジ(知識)ベース
130 声紋モジュール/記憶装置
140 無効/補足CIDモジュール
150 ルーティング更新モジュール
160 プロセッサ/コントローラ/メモリ
170 グリーティング/メールボックス
180 他の企業ユーザ

S200: 開始
S205: 着呼受信
S210: グリーティング再生
S215: 録音メッセージをホールドするためにメッセージ・ストラクチャ作成
S220: メッセージ録音開始
S225: 音声認識開始
S235: 発呼者の声紋決定
S240: プロビジョニング・タイム(例えば、ボイスメールボックスのセットアップ時に加入者がその氏名を録音する時)に決定された既知声紋と発呼者の声紋を比較
発呼者の声紋
加入者の声紋
S250: 合致発見?
S255: メッセージと共に保存されたCIDは内部的に非相関
S260: 着信CID情報を内部システムCID情報(例えば、内線番号及び氏名、場合により補足情報)と置換又はメッセージ・ヘッダに追加
S265: 声紋分析終了
S270: 終了

S300: 開始
S310: 応答又は回送のために、保存メッセージ情報の検索
S320: メッセージ・ヘッダーの分析
S230: 認識CIDフィールドが存在するか?
S240: 加入者は応答操作を選択したか?
S350: 呼を回送するか?
S360: 通常のメッセージイング操作を継続
S370: 回送する場合、回送メッセージの発信者として“認識CID”フィールドの値を使用
S380: “認識CID”に関連するメールボックスに録音応答メッセージを付託
S390: 終了

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)ボイスメール加入者のIDプリントをコンパイルするステップと、
コンパイルされたIDプリントはボイスメールシステムに記憶されるか又はボイスメールシステムに関連される外部記憶エリアに記憶され、
(B)ボイスメール・メッセージをIDプリントと比較するステップと、 (C)前記比較に基づき、ネットワーク提供CID情報を改変するか否か決定するステップと、
からなることを特徴とする拡張ボイスメールの方法。
【請求項2】
(D)前記比較に基づき起呼加入者のIDが決定されたか否かに関するインジケータを提供するステップと、
(E)前記比較に基づき起呼加入者のIDを提供するステップとを更に含み、
前記IDは内線番号、電話番号、氏名又は会社名である、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
(F)前記比較ステップに基づき、回送又は応答機能を改変するステップと、
前記改変された機能は起呼加入者のIDに関連する接触情報の使用を含み、
(G)前記比較ステップに閾値を関連させるステップと、
(H)前記比較ステップが比較を行う方法に関する優先順位を割り当てるステップとを更に含む、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
請求項1記載のステップを実行する装置。
【請求項5】
実行されたときに、請求項1のステップを実行する情報からなる、
ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項6】
(A)ボイスメール加入者のIDプリントと、
コンパイルされたIDプリントはボイスメールシステムに記憶され、IDプリントは加入者を示し、
(B)インテリジェント認識モジュールと、
前記インテリジェント認識モジュールは、ボイスメールメッセージをIDプリントと比較し、前記比較結果に基づき、ネットワーク提供CID情報を改変するか又は補足するか否か決定する、
からなる拡張ボイスメールシステム。
【請求項7】
(C)起呼加入者の真正IDが前記比較に基づき決定されたか否かに関するインジケータを提供し、
(D)無効CIDモジュールとを更に含み、
前記無効CIDモジュールは前記比較に基づき起呼加入者のIDを提供し、
前記起呼加入者のIDは内線番号、電話番号、氏名又は会社名である、
ことを特徴とする請求項6記載のシステム。
【請求項8】
(E)ルーティング更新モジュールを更に含み、
前記ルーティング更新モジュールは前記比較ステップに基づき回送又は応答機能を改変し、
前記改変機能は起呼加入者のIDに関連する接触情報の使用を含む、
ことを特徴とする請求項6記載のシステム。
【請求項9】
(F)プロセッサを更に含み、
前記プロセッサは、前記インテリジェント認識モジュールの操作に閾値を関連させ、
音声メッセージの優先順位は前記比較の結果に基づきボイスメールシステムにより割り当てられ、
前記優先順位は、ネットワーク提供CIDに関連されるIDプリント、発呼者の決定真正ID、アドレス帳に記載された加入者、頻繁な発呼者、最近の発呼者、重要な発呼者、監督者又は同位者連に基づく、
ことを特徴とする請求項6記載のシステム。
【請求項10】
IDプリントはプロビジョニング中に確立される、
ことを特徴とする請求項6記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−288264(P2010−288264A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−74187(P2010−74187)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
2.JAVA
【出願人】(508214019)アバイア インク. (75)
【Fターム(参考)】