食品混合装置のための撹拌器の解放
食品を混合する装置(10)は、モータ(22)を含んでおり、当該モータ(22)は、撹拌器(40)を保持する中空軸アセンブリ(28)を回転させる。前記撹拌器(40)は、ブレード(43)を伴ったI字型ビーム形状の柄部(41)を有しており、前記ブレードは当該柄部(41)の一方の端部上においてスプーンのボウルの形状をしている。ソケット(44)は、柄部(41)の他方の端部に形成されており、底面(45)を有している。前記撹拌器(40)を前記軸アセンブリ(28)から解放するアセンブリ(70)は、ソレノイドを含んでおり、当該ソレノイドは、プランジャ(80)に係合するアーム(74)を回動させる。当該プランジャ(80)は、ピン(81)を含んでおり、当該ピンは、前記中空軸アセンブリ(28)内に受容されており、前記ソレノイド(71)の作動中に前記撹拌器(40)のソケット(44)の底面(45)に係合して前記撹拌器(40)を前記中空軸アセンブリ(28)から解放する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2010年3月4日に出願された、米国特許出願12/660,707の一部継続出願である。
【0002】
本発明は、回転軸上に保持された廃棄可能な撹拌器を伴った、柔らかい状態で提供する製品、氷結された飲料または同様のもの等の食品を混合する装置に関する。より詳細には、本発明は、混合が完了された時、撹拌器を回転軸から自動的に解放するような装置に関する。
【背景技術】
【0003】
食品混合装置は、通常、ファストフード店または同様のものによって使用され、特には、スプーンを伴った顧客による消費のための容器中のアイスクリームに、調味料または他の食材を混合するファストフード店等によって使用される。混合は、一般的に、回転軸の底部において保持された撹拌器によって行われる。アイスクリーム及び混合されるべき他の食材は、容器に入れられ、撹拌器は、製品を混合するためにアイスクリーム内に配置される。使用後、撹拌器は、次の混合されるべき製品のコンタミネーションを避けるため、洗浄されなければならない。
【0004】
撹拌器を洗浄する工程を避けるために、廃棄可能な撹拌器であって、使用前に回転軸上に設置され使用後に当該回転軸から取り外される撹拌器が開発されている。結果として、当該回転軸は、各使用の間に洗浄される必要がない。
【0005】
前記廃棄可能な撹拌器のあるものは、スプーンの形状に成形されている。それらの装置では、スプーンのボウルが食品を混合し、当該スプーンの柄部は中空であり、食材混合装置の回転可能な軸の少なくとも一部上に受容される。スプーンの柄部は、クリップが設けられており、当該クリップは、回転可能な軸にスプーンを取り付けるよう当該軸上に設けられたリブ上にスナップ留めされる。その後、食品は混合されて、当該スプーンは軸から取り外される。このシステムは、各使用後に撹拌器を洗浄する必要がないことによる時間の節約という理由で有利であるだけでなく、当該スプーンが顧客に食品を消費にするために与えられ得るので、これにより店に従来のスプーンを顧客に提供するコストを節約させることができるという理由でも有利である。
【0006】
ファストフード店は、使用者による操作の容易性のために、これらの装置をより自動化にするよう常に努力している。しかしながら、使用者は依然として廃棄可能な撹拌器を回転軸から取り外すことが要求されており、これは常にシンプルな手順とは限らない。撹拌器がスプーンの形状の時、少なくとも顧客は、それを軸から取り外すよう誘導されるが、従来の装置は、顧客がそれを手でつかんで取り外す必要なく、廃棄可能な撹拌器を回転軸から自動的に解放するという機能を含んでいない。
【0007】
さらに、いかなるスプーンの形状の撹拌器も、そのような自動的な解放を許容するように設計されてこなかった。具体的には、従来技術のスプーンの中空の柄部は、自動的な取外しのために作用される面を有していない。加えて、これらの中空の柄部は、構造的な脆弱さ、及び、中空の柄部を製造するために長い引抜きを伴った高価で手入れの面倒な型が要求されるという製造上の問題を呈する。
【0008】
したがって、自動的な撹拌器解放システムを伴って製造された装置、及び、容易に製造されることが可能であり当該装置の撹拌器解放システムに適し得るスプーンの形状の撹拌器に対する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0009】
したがって、本発明のある態様の目的は、使用者による撹拌器の手作業による取付けを伴わない、回転軸用の廃棄可能な撹拌器を解放する食品混合装置を提供することである。
【0010】
本発明の他の態様の目的は、前述のように、撹拌器を自動的に解放する食品混合装置を提供することである。
【0011】
本発明のさらなる目的は、前述のように、スプーンの形状であって撹拌器解放機構に適した撹拌器を伴った食品混合装置を提供することである。
【0012】
本発明のさらなる目的は、食品混合装置用スプーン状撹拌器であって、撹拌の力に耐えるよう強靭であるが製造することが容易な撹拌器を提供することである。
【0013】
本発明のこれらの目的及び他の目的、及び、既存の従来技術の形態に対する本発明の利点は、後述の記載から明らかになり、以下に記載されクレームされる改良によって達成される。
【0014】
概して、本発明に合致して作られた食品混合装置は、回転可能な軸アセンブリと、当該軸アセンブリにより保持され食品を混合するよう適合された撹拌器と、を含んでいる。撹拌器を軸アセンブリから解放するための解放手段が、設けられている。
【0015】
本発明の他の態様によれば、食品混合装置用撹拌器は、I字型ビームの形状の柄部と、当該柄部の一端におけるブレードと、を含んでいる。前記ブレードは、スプーンのボウルの形状をしている。軸連結器が、前記柄部の他方の端部上にあり、食品混合装置の回転軸を受容するよう適合されている。
【0016】
本発明の他の態様に合致して作られた食品混合装置用撹拌器は、柄部を含んでおり、スプーンのボウルの形状をしたブレードが、前記柄部の一方の端部上に形成されている。ソケットが、前記柄部の他方の端部上に形成されており、食品混合装置の回転軸を受容するよう適合されている。
【0017】
本発明の態様に合致して作られた食品混合装置は、回転可能な軸アセンブリと、当該回転可能な軸アセンブリによって保持された撹拌器と、を含んでいる。当該撹拌器は、I字型ビームの形状の柄部と、当該柄部の一方の端部におけるスプーンのボウルの形状をし食品を混合するよう適合されたブレードと、前記柄部の他方の端部にあって前記回転可能な軸アセンブリを受容するよう適合されたソケットと、を含んでいる。前記撹拌器を前記回転可能な軸アセンブリから解放するための手段が、設けられている。
【0018】
本発明の概念に合致した好ましい模範的な食品混合装置が、添付の図面における実施例により、本発明が具体化され得る全ての様々な形態及び変更を示そうとすることなく、示されている。本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定されており、本明細書の細部によって規定されない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明の撹拌器解放機能を有し、カップ内の食品を混合している撹拌器を示した食品混合装置のいくらか概略的な斜視図である。
【図2】図2は、図1のような斜視図であるが、カップの外にある撹拌器を示している。
【図3】図3は、スプーンの形状をした廃棄可能な撹拌器の斜視図である。
【図4】図4は、図3の4−4線に実質的に沿った断面図である。
【図5】図5は、図3の5−5線に実質的に沿った断面図である。
【図6】図6は、食品混合装置の回転可能な軸及びその撹拌器解放構成部品のいくつかの分解図である。
【図7A】図7Aは、図2の7A−7A線に実質的に沿った部分的な断面図である。
【図7B】図7Bは、図7Aに連続的に続き、解放されつつある時の撹拌器を示している、図7Aのような部分的な断面図である。
【図7C】図7Cは、図7Bに連続的に続き、完全に解放された撹拌器を示している、図7A及び図7Bのような部分的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明に合致して作られた撹拌器解放機能を有する食品混合装置は、参照符号10により全体として示されている。装置10は、いくらか概略的に示されており、その撹拌器解放機能に関係のない細部の多くは、図示されていない。しかしながら、典型的な装置10及びその動作の十分な理解のために、参照されることにより本願に包含される2009年7月17日に出願された係属中の米国特許出願第12/460,273号が、参照される。
【0021】
ここに示されている装置10のこれらの機能に関し、底板11と、中板12と、天板13と、が含まれている。底板11は、下方向に向けられたフランジ14がその側部と後部に設けられている。中板12は、下方向に向けられたフランジ15がその側部と後部に設けられており、また部分的にその前部に沿って設けられている。天板は、上方向に向けられたフランジ16がその側部と後部に設けられている。フランジ14、15及び16は、ハウジン部(不図示)を従来の方法で受容し、保持するよう適合されている。
【0022】
中板12は、全体として参照符号17で示され且つ装置10の各側部上に配置された対向された箱フレームによって底板11から間隔を空けられて保持されている。各箱フレーム17は、起立した板18と、対向された側部板19と、対向された頂部板及び底部板20と、を含んでいる。底部板20は、装置の底板11の頂部に取り付けられており、頂部側端部の板(不図示)は、中板12の底部に取り付けられている。そのように、箱フレーム17は、底板11の上方に間隔を空けられた中板12を支持している。
【0023】
天板13は、板12及び13の角部の間に位置する対向された支柱21によって、中板12から間隔を空けられて保持されている。そのように支柱21は、中板12の上方に間隔を空けられた天板13を支持している。
【0024】
撹拌器モータ22が、天板13によってボルト23を用いて保持されており、それによって天板13と中板12との間に吊るされている。モータ22は、プーリ25を保持する軸24を回転させる。ベルト26が、プーリ25と、全体として参照符号28によって示された撹拌器軸アセンブリによって保持されたプーリ27と、の間に延びている。したがって、ベルト26によって、モータ22は、天板13を通り抜けて天板13から下方向に延びる撹拌器軸アセンブリ28を回転させる。
【0025】
装置10は、また、全体として参照符号29により示された移動板を含んでいる。移動板29は、プラットフォーム部分30と、プラットフォーム30の縁部から下方向に延びる対向されたブランチ31と、を有する構成において、全体としてu字型に形成されている。カップまたは同様のもの等の容器のためのホルダが、全体として参照符号32によって示されており、円筒状の本体部分33を含んでいる。本体部分33は、食品を入れるカップ(不図示)を受容するよう中空であり、その上部周縁部においてアーチ状フランジ34によって囲まれている。取外し可能なドーム型の蓋35が、食品が中で混合されているカップの外に食品が飛び散る可能性を低減させるために、ホルダ32の頂部に配設され得る。米国特許出願第12/460,273号に記載されているように、ホルダ32は、必要であれば、移動板29によって保持されたモータ(不図示)によって回転され得る。そして、移動板29は、中板12によって保持され得るモータ(不図示)によって、上方向及び下方向に移動される。
【0026】
撹拌器軸アセンブリ28は、その全長を通して中空であり、全体として参照符号40によって示された撹拌器を保持している。当該撹拌器は、従来のいかなる形状も取り得るが、有利にスプーンの形状をして示されている。そのように、撹拌器40は、好ましくは、全体として参照符号41で示された柄部分と、全体として参照符号42によって示され柄部41の一方の端部に形成された軸連結部分と、柄部41の他方の端部に形成されたスプーンのボウルの形状をしたブレード部分43と、を有するプラスチック部材である。
【0027】
撹拌器40の連結部分42は、底面45を有し、頂部において開放されている、全体として長方形の中空ソケット44を含んでいる。可撓性のクリップ46が、ソケット44から上方向に延びており、ソケット44の頂部の上方に配置された係止バルブ47を保持している。撹拌器40の柄部分41は、I字型ビームの形状をしており、中央壁49によって橋渡しされた対向された側壁48を含んでいる。壁48及び49は、ソケット44の底面45からブレード部分43まで下方向に延びている。このI字型ビーム形状は、仮に極端に氷結された材料がブレード部分43によって混合されることとなる場合に、可能性のあるトルク及び破損に耐えるよう、スプーン状撹拌器40に強度を与えている。
【0028】
スプーン状撹拌器40は、また、スプーン状に構成された従来技術の撹拌器より成形しやすい。柄部分41は中空ではないので、長い引抜成形工程が必要とされない。より正確に言えば、撹拌器の唯一の中空部分、つまりソケット44、は、遮断器を避けながら簡単に形成され得る。図3乃至図5に示されるように、中空ソケット44の対向された側部は、板状部44A及び44Bがソケット44の当該側部の間に延びている状態で形成されている。板状部44A及び44Bは、互いから鉛直方向にオフセットされ、隣り合った板状部44A及び44Bの間に開口部が存在している。したがって、ソケット44の形状は、板状部44A間の開口部及び板状部44B間の開口部においての互いからオフセットされた遮断器によって成形される。成形ツールは、したがって一回の動きで開放され、従来技術の長い引抜きは回避される。
【0029】
軸アセンブリ28の細部は、図6の分解図に最適に示されている。軸アセンブリ28の区分51の一方の端部50は、プーリ27内に受容され、2つのDとして構成されてプーリ27と共に回転するようになっている。軸区分51の他方の端部は、52におけるように、ネジが形成されている。軸区分51は、軸受アセンブリ53を通って延びており、軸受アセンブ53はそこから外方向に径方向に延びている載置フランジ54を有している。載置フランジ54は、装置10の天板13に当接される。混合されている食品が外に飛び散って、軸アセンブリ28の機能部、すなわちそのモータ22及び同様のもの、の中へ入らないことを保証するために、スリンガディスク55が、設けられ得る。軸区分51のネジが形成された端部52は、スリンガ55内の開口56を通って延び、全体として参照符号58によって示された撹拌器駆動部の、内部にネジが形成された筒状部分57内に受容される。スリンガディスク55は、それが筒状部分57と、軸区分端部52の周囲に配置され、且つ、プーリ27内に受容される軸区分51の端部の反対側の端部を支持するというスペーサ59と、の間に挟まれた時、軸区分に沿った適切な位置に保持される。軸アセンブリ28の端部は、撹拌器駆動部58の矩形駆動端部60によって規定されている。係止フランジ61が、駆動端部60と筒状部分57との間に設けられている。このように、軸アセンブリ28は、軸区分51の端部50から駆動端部60まで延びている。
【0030】
撹拌器40を軸アセンブリ28に取り付けるために、軸駆動端部60は、撹拌器40の軸連結部分42内に受容される。撹拌器40がそのような接続を達成するために上方向に移動されている時、係止バルブ47が撹拌器駆動部58の係止フランジ61上でスナップ式に留まるまで、クリップ46は曲がる。そのように、そして図7Aに示されるように、軸アセンブリ28は、撹拌器40を保持する。
【0031】
撹拌器40は、単に撹拌器40を引き下ろすことによって軸アセンブリ28から手動で取り外され得る。しかしながら、撹拌器40の軸アセンブリ28からの自動的な解放を提供することが、望ましいことが分かっており、本発明の1つの目的である。そのため、全体として参照符号70によって示される撹拌器解放アセンブリが設けられている。
【0032】
解放アセンブリ70は、ソレノイド71の形式で示される作動装置を含んでおり、ソレノイド71は対向されたブラケット壁72の間に保持され、ブラケット壁72は装置10の天板13上に取り付けられている。しかしながら、気圧式または水圧式シリンダのような、いかなる適当な作動装置も、本発明の概念から離れることなく利用され得る。回動ピン73が、ブラケット壁72の間に延びており、全体として参照符号74によって示されるいくらかZ字型の作動アームを保持している。図7Aに最適に示されているように、アーム74は、通常水平に配置された基部75を含み、基部75は一方の端部においてピン73に取り付けられており、且つ、ピン接続部76によってソレノイド71のプランジャ77に取り付けられている。アーム74は、また、通常水平に配置されたレバー78を含み、レバー78は、アーム74の通常全体として鉛直な部分79によって基部75に接続されており、これによりZ字形状を形成している。レバー78は、このように、ブラケット壁72の間から外側に延びている。
【0033】
撹拌器離脱プランジャは、全体として参照符号80で示されており、その一方の端部に拡大された頭部82を有する延伸ピン81の形状をしている。ピン81は、プーリ27内の穴83、軸区分51内の穴84を通って、撹拌器駆動部58内の穴85内に延びている。そのように、図7Aに示されているような、撹拌器40が駆動部58に接続された状態のその通常の位置において、ピン81の底部は、撹拌器ソケット44の底面45の真上にある。この時、プランジャ80の頭部82は、アーム74のレバー78の真下に配置されている。ソレノイド71の作動の中、そのプランジャ77は、図7B及び図7Cに示されているように上方向に移動し、これによりアーム74をピン73の周囲に回動させる。この時、レバー78は、プランジャ80の頭部82に係合し、頭部82と軸区分51の端部50との間のピン81の周囲に配置されたバネ86の付勢を克服する。そのようにしてピン81の底部をして駆動部58を通って移動させ、撹拌器ソケット44の底面45に係合させる。したがって、図7Bに示されるように、クリップ46は、バルブ47が駆動部58の係止フランジ61を乗り越えるまで曲がり、これにより撹拌器40は、図7Cに示されるように解放される。ソレノイド71が電源を切られた時、アーム74は、図7Aの位置に戻り、バネ86はプランジャ頭部82上に作用してプランジャ80をその通常のアクティブでない位置に戻す。ソレノイドは、プランジャ80に直接作用し、これにより何らかの場合に望まれれば作動アーム74に対する必要性が除かれるよう配置され得ることも留意されなければならない。加えて、撹拌器40がモータ22の軸によって直接保持されることが可能であり、したがってモータ22はカップホルダ32の直上で天板13上に取り付けられ得ることが考慮される。この場合、モータ22の軸は、プランジャピン81を受容するために中空であり、ソレノイド71はプランジャ80に係合することができるようモータ22の頂部に配置され得る。
【0034】
すべての場合において、ソレノイド71は、装置10の使用者によって、撹拌器の取外しが望まれる適当な時に、装置10の制御パネル上のボタンを押すことにより操作され得る。または、ソレノイド71は、例えば図2に示されるような混合サイクルの終わりの適当な時に、または装置10が図2から図1の位置に移動される時に、自動的に作動され得る。
【0035】
前述のことを考慮して、本願明細書に記載されたように構成されたスプーン状撹拌器40と、撹拌器解放アセンブリ70と、が設けられた装置10は、実質的に技術を改良し、また本発明の目的を達成する。
【技術分野】
【0001】
この出願は、2010年3月4日に出願された、米国特許出願12/660,707の一部継続出願である。
【0002】
本発明は、回転軸上に保持された廃棄可能な撹拌器を伴った、柔らかい状態で提供する製品、氷結された飲料または同様のもの等の食品を混合する装置に関する。より詳細には、本発明は、混合が完了された時、撹拌器を回転軸から自動的に解放するような装置に関する。
【背景技術】
【0003】
食品混合装置は、通常、ファストフード店または同様のものによって使用され、特には、スプーンを伴った顧客による消費のための容器中のアイスクリームに、調味料または他の食材を混合するファストフード店等によって使用される。混合は、一般的に、回転軸の底部において保持された撹拌器によって行われる。アイスクリーム及び混合されるべき他の食材は、容器に入れられ、撹拌器は、製品を混合するためにアイスクリーム内に配置される。使用後、撹拌器は、次の混合されるべき製品のコンタミネーションを避けるため、洗浄されなければならない。
【0004】
撹拌器を洗浄する工程を避けるために、廃棄可能な撹拌器であって、使用前に回転軸上に設置され使用後に当該回転軸から取り外される撹拌器が開発されている。結果として、当該回転軸は、各使用の間に洗浄される必要がない。
【0005】
前記廃棄可能な撹拌器のあるものは、スプーンの形状に成形されている。それらの装置では、スプーンのボウルが食品を混合し、当該スプーンの柄部は中空であり、食材混合装置の回転可能な軸の少なくとも一部上に受容される。スプーンの柄部は、クリップが設けられており、当該クリップは、回転可能な軸にスプーンを取り付けるよう当該軸上に設けられたリブ上にスナップ留めされる。その後、食品は混合されて、当該スプーンは軸から取り外される。このシステムは、各使用後に撹拌器を洗浄する必要がないことによる時間の節約という理由で有利であるだけでなく、当該スプーンが顧客に食品を消費にするために与えられ得るので、これにより店に従来のスプーンを顧客に提供するコストを節約させることができるという理由でも有利である。
【0006】
ファストフード店は、使用者による操作の容易性のために、これらの装置をより自動化にするよう常に努力している。しかしながら、使用者は依然として廃棄可能な撹拌器を回転軸から取り外すことが要求されており、これは常にシンプルな手順とは限らない。撹拌器がスプーンの形状の時、少なくとも顧客は、それを軸から取り外すよう誘導されるが、従来の装置は、顧客がそれを手でつかんで取り外す必要なく、廃棄可能な撹拌器を回転軸から自動的に解放するという機能を含んでいない。
【0007】
さらに、いかなるスプーンの形状の撹拌器も、そのような自動的な解放を許容するように設計されてこなかった。具体的には、従来技術のスプーンの中空の柄部は、自動的な取外しのために作用される面を有していない。加えて、これらの中空の柄部は、構造的な脆弱さ、及び、中空の柄部を製造するために長い引抜きを伴った高価で手入れの面倒な型が要求されるという製造上の問題を呈する。
【0008】
したがって、自動的な撹拌器解放システムを伴って製造された装置、及び、容易に製造されることが可能であり当該装置の撹拌器解放システムに適し得るスプーンの形状の撹拌器に対する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0009】
したがって、本発明のある態様の目的は、使用者による撹拌器の手作業による取付けを伴わない、回転軸用の廃棄可能な撹拌器を解放する食品混合装置を提供することである。
【0010】
本発明の他の態様の目的は、前述のように、撹拌器を自動的に解放する食品混合装置を提供することである。
【0011】
本発明のさらなる目的は、前述のように、スプーンの形状であって撹拌器解放機構に適した撹拌器を伴った食品混合装置を提供することである。
【0012】
本発明のさらなる目的は、食品混合装置用スプーン状撹拌器であって、撹拌の力に耐えるよう強靭であるが製造することが容易な撹拌器を提供することである。
【0013】
本発明のこれらの目的及び他の目的、及び、既存の従来技術の形態に対する本発明の利点は、後述の記載から明らかになり、以下に記載されクレームされる改良によって達成される。
【0014】
概して、本発明に合致して作られた食品混合装置は、回転可能な軸アセンブリと、当該軸アセンブリにより保持され食品を混合するよう適合された撹拌器と、を含んでいる。撹拌器を軸アセンブリから解放するための解放手段が、設けられている。
【0015】
本発明の他の態様によれば、食品混合装置用撹拌器は、I字型ビームの形状の柄部と、当該柄部の一端におけるブレードと、を含んでいる。前記ブレードは、スプーンのボウルの形状をしている。軸連結器が、前記柄部の他方の端部上にあり、食品混合装置の回転軸を受容するよう適合されている。
【0016】
本発明の他の態様に合致して作られた食品混合装置用撹拌器は、柄部を含んでおり、スプーンのボウルの形状をしたブレードが、前記柄部の一方の端部上に形成されている。ソケットが、前記柄部の他方の端部上に形成されており、食品混合装置の回転軸を受容するよう適合されている。
【0017】
本発明の態様に合致して作られた食品混合装置は、回転可能な軸アセンブリと、当該回転可能な軸アセンブリによって保持された撹拌器と、を含んでいる。当該撹拌器は、I字型ビームの形状の柄部と、当該柄部の一方の端部におけるスプーンのボウルの形状をし食品を混合するよう適合されたブレードと、前記柄部の他方の端部にあって前記回転可能な軸アセンブリを受容するよう適合されたソケットと、を含んでいる。前記撹拌器を前記回転可能な軸アセンブリから解放するための手段が、設けられている。
【0018】
本発明の概念に合致した好ましい模範的な食品混合装置が、添付の図面における実施例により、本発明が具体化され得る全ての様々な形態及び変更を示そうとすることなく、示されている。本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定されており、本明細書の細部によって規定されない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明の撹拌器解放機能を有し、カップ内の食品を混合している撹拌器を示した食品混合装置のいくらか概略的な斜視図である。
【図2】図2は、図1のような斜視図であるが、カップの外にある撹拌器を示している。
【図3】図3は、スプーンの形状をした廃棄可能な撹拌器の斜視図である。
【図4】図4は、図3の4−4線に実質的に沿った断面図である。
【図5】図5は、図3の5−5線に実質的に沿った断面図である。
【図6】図6は、食品混合装置の回転可能な軸及びその撹拌器解放構成部品のいくつかの分解図である。
【図7A】図7Aは、図2の7A−7A線に実質的に沿った部分的な断面図である。
【図7B】図7Bは、図7Aに連続的に続き、解放されつつある時の撹拌器を示している、図7Aのような部分的な断面図である。
【図7C】図7Cは、図7Bに連続的に続き、完全に解放された撹拌器を示している、図7A及び図7Bのような部分的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明に合致して作られた撹拌器解放機能を有する食品混合装置は、参照符号10により全体として示されている。装置10は、いくらか概略的に示されており、その撹拌器解放機能に関係のない細部の多くは、図示されていない。しかしながら、典型的な装置10及びその動作の十分な理解のために、参照されることにより本願に包含される2009年7月17日に出願された係属中の米国特許出願第12/460,273号が、参照される。
【0021】
ここに示されている装置10のこれらの機能に関し、底板11と、中板12と、天板13と、が含まれている。底板11は、下方向に向けられたフランジ14がその側部と後部に設けられている。中板12は、下方向に向けられたフランジ15がその側部と後部に設けられており、また部分的にその前部に沿って設けられている。天板は、上方向に向けられたフランジ16がその側部と後部に設けられている。フランジ14、15及び16は、ハウジン部(不図示)を従来の方法で受容し、保持するよう適合されている。
【0022】
中板12は、全体として参照符号17で示され且つ装置10の各側部上に配置された対向された箱フレームによって底板11から間隔を空けられて保持されている。各箱フレーム17は、起立した板18と、対向された側部板19と、対向された頂部板及び底部板20と、を含んでいる。底部板20は、装置の底板11の頂部に取り付けられており、頂部側端部の板(不図示)は、中板12の底部に取り付けられている。そのように、箱フレーム17は、底板11の上方に間隔を空けられた中板12を支持している。
【0023】
天板13は、板12及び13の角部の間に位置する対向された支柱21によって、中板12から間隔を空けられて保持されている。そのように支柱21は、中板12の上方に間隔を空けられた天板13を支持している。
【0024】
撹拌器モータ22が、天板13によってボルト23を用いて保持されており、それによって天板13と中板12との間に吊るされている。モータ22は、プーリ25を保持する軸24を回転させる。ベルト26が、プーリ25と、全体として参照符号28によって示された撹拌器軸アセンブリによって保持されたプーリ27と、の間に延びている。したがって、ベルト26によって、モータ22は、天板13を通り抜けて天板13から下方向に延びる撹拌器軸アセンブリ28を回転させる。
【0025】
装置10は、また、全体として参照符号29により示された移動板を含んでいる。移動板29は、プラットフォーム部分30と、プラットフォーム30の縁部から下方向に延びる対向されたブランチ31と、を有する構成において、全体としてu字型に形成されている。カップまたは同様のもの等の容器のためのホルダが、全体として参照符号32によって示されており、円筒状の本体部分33を含んでいる。本体部分33は、食品を入れるカップ(不図示)を受容するよう中空であり、その上部周縁部においてアーチ状フランジ34によって囲まれている。取外し可能なドーム型の蓋35が、食品が中で混合されているカップの外に食品が飛び散る可能性を低減させるために、ホルダ32の頂部に配設され得る。米国特許出願第12/460,273号に記載されているように、ホルダ32は、必要であれば、移動板29によって保持されたモータ(不図示)によって回転され得る。そして、移動板29は、中板12によって保持され得るモータ(不図示)によって、上方向及び下方向に移動される。
【0026】
撹拌器軸アセンブリ28は、その全長を通して中空であり、全体として参照符号40によって示された撹拌器を保持している。当該撹拌器は、従来のいかなる形状も取り得るが、有利にスプーンの形状をして示されている。そのように、撹拌器40は、好ましくは、全体として参照符号41で示された柄部分と、全体として参照符号42によって示され柄部41の一方の端部に形成された軸連結部分と、柄部41の他方の端部に形成されたスプーンのボウルの形状をしたブレード部分43と、を有するプラスチック部材である。
【0027】
撹拌器40の連結部分42は、底面45を有し、頂部において開放されている、全体として長方形の中空ソケット44を含んでいる。可撓性のクリップ46が、ソケット44から上方向に延びており、ソケット44の頂部の上方に配置された係止バルブ47を保持している。撹拌器40の柄部分41は、I字型ビームの形状をしており、中央壁49によって橋渡しされた対向された側壁48を含んでいる。壁48及び49は、ソケット44の底面45からブレード部分43まで下方向に延びている。このI字型ビーム形状は、仮に極端に氷結された材料がブレード部分43によって混合されることとなる場合に、可能性のあるトルク及び破損に耐えるよう、スプーン状撹拌器40に強度を与えている。
【0028】
スプーン状撹拌器40は、また、スプーン状に構成された従来技術の撹拌器より成形しやすい。柄部分41は中空ではないので、長い引抜成形工程が必要とされない。より正確に言えば、撹拌器の唯一の中空部分、つまりソケット44、は、遮断器を避けながら簡単に形成され得る。図3乃至図5に示されるように、中空ソケット44の対向された側部は、板状部44A及び44Bがソケット44の当該側部の間に延びている状態で形成されている。板状部44A及び44Bは、互いから鉛直方向にオフセットされ、隣り合った板状部44A及び44Bの間に開口部が存在している。したがって、ソケット44の形状は、板状部44A間の開口部及び板状部44B間の開口部においての互いからオフセットされた遮断器によって成形される。成形ツールは、したがって一回の動きで開放され、従来技術の長い引抜きは回避される。
【0029】
軸アセンブリ28の細部は、図6の分解図に最適に示されている。軸アセンブリ28の区分51の一方の端部50は、プーリ27内に受容され、2つのDとして構成されてプーリ27と共に回転するようになっている。軸区分51の他方の端部は、52におけるように、ネジが形成されている。軸区分51は、軸受アセンブリ53を通って延びており、軸受アセンブ53はそこから外方向に径方向に延びている載置フランジ54を有している。載置フランジ54は、装置10の天板13に当接される。混合されている食品が外に飛び散って、軸アセンブリ28の機能部、すなわちそのモータ22及び同様のもの、の中へ入らないことを保証するために、スリンガディスク55が、設けられ得る。軸区分51のネジが形成された端部52は、スリンガ55内の開口56を通って延び、全体として参照符号58によって示された撹拌器駆動部の、内部にネジが形成された筒状部分57内に受容される。スリンガディスク55は、それが筒状部分57と、軸区分端部52の周囲に配置され、且つ、プーリ27内に受容される軸区分51の端部の反対側の端部を支持するというスペーサ59と、の間に挟まれた時、軸区分に沿った適切な位置に保持される。軸アセンブリ28の端部は、撹拌器駆動部58の矩形駆動端部60によって規定されている。係止フランジ61が、駆動端部60と筒状部分57との間に設けられている。このように、軸アセンブリ28は、軸区分51の端部50から駆動端部60まで延びている。
【0030】
撹拌器40を軸アセンブリ28に取り付けるために、軸駆動端部60は、撹拌器40の軸連結部分42内に受容される。撹拌器40がそのような接続を達成するために上方向に移動されている時、係止バルブ47が撹拌器駆動部58の係止フランジ61上でスナップ式に留まるまで、クリップ46は曲がる。そのように、そして図7Aに示されるように、軸アセンブリ28は、撹拌器40を保持する。
【0031】
撹拌器40は、単に撹拌器40を引き下ろすことによって軸アセンブリ28から手動で取り外され得る。しかしながら、撹拌器40の軸アセンブリ28からの自動的な解放を提供することが、望ましいことが分かっており、本発明の1つの目的である。そのため、全体として参照符号70によって示される撹拌器解放アセンブリが設けられている。
【0032】
解放アセンブリ70は、ソレノイド71の形式で示される作動装置を含んでおり、ソレノイド71は対向されたブラケット壁72の間に保持され、ブラケット壁72は装置10の天板13上に取り付けられている。しかしながら、気圧式または水圧式シリンダのような、いかなる適当な作動装置も、本発明の概念から離れることなく利用され得る。回動ピン73が、ブラケット壁72の間に延びており、全体として参照符号74によって示されるいくらかZ字型の作動アームを保持している。図7Aに最適に示されているように、アーム74は、通常水平に配置された基部75を含み、基部75は一方の端部においてピン73に取り付けられており、且つ、ピン接続部76によってソレノイド71のプランジャ77に取り付けられている。アーム74は、また、通常水平に配置されたレバー78を含み、レバー78は、アーム74の通常全体として鉛直な部分79によって基部75に接続されており、これによりZ字形状を形成している。レバー78は、このように、ブラケット壁72の間から外側に延びている。
【0033】
撹拌器離脱プランジャは、全体として参照符号80で示されており、その一方の端部に拡大された頭部82を有する延伸ピン81の形状をしている。ピン81は、プーリ27内の穴83、軸区分51内の穴84を通って、撹拌器駆動部58内の穴85内に延びている。そのように、図7Aに示されているような、撹拌器40が駆動部58に接続された状態のその通常の位置において、ピン81の底部は、撹拌器ソケット44の底面45の真上にある。この時、プランジャ80の頭部82は、アーム74のレバー78の真下に配置されている。ソレノイド71の作動の中、そのプランジャ77は、図7B及び図7Cに示されているように上方向に移動し、これによりアーム74をピン73の周囲に回動させる。この時、レバー78は、プランジャ80の頭部82に係合し、頭部82と軸区分51の端部50との間のピン81の周囲に配置されたバネ86の付勢を克服する。そのようにしてピン81の底部をして駆動部58を通って移動させ、撹拌器ソケット44の底面45に係合させる。したがって、図7Bに示されるように、クリップ46は、バルブ47が駆動部58の係止フランジ61を乗り越えるまで曲がり、これにより撹拌器40は、図7Cに示されるように解放される。ソレノイド71が電源を切られた時、アーム74は、図7Aの位置に戻り、バネ86はプランジャ頭部82上に作用してプランジャ80をその通常のアクティブでない位置に戻す。ソレノイドは、プランジャ80に直接作用し、これにより何らかの場合に望まれれば作動アーム74に対する必要性が除かれるよう配置され得ることも留意されなければならない。加えて、撹拌器40がモータ22の軸によって直接保持されることが可能であり、したがってモータ22はカップホルダ32の直上で天板13上に取り付けられ得ることが考慮される。この場合、モータ22の軸は、プランジャピン81を受容するために中空であり、ソレノイド71はプランジャ80に係合することができるようモータ22の頂部に配置され得る。
【0034】
すべての場合において、ソレノイド71は、装置10の使用者によって、撹拌器の取外しが望まれる適当な時に、装置10の制御パネル上のボタンを押すことにより操作され得る。または、ソレノイド71は、例えば図2に示されるような混合サイクルの終わりの適当な時に、または装置10が図2から図1の位置に移動される時に、自動的に作動され得る。
【0035】
前述のことを考慮して、本願明細書に記載されたように構成されたスプーン状撹拌器40と、撹拌器解放アセンブリ70と、が設けられた装置10は、実質的に技術を改良し、また本発明の目的を達成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転可能な軸アセンブリと、
前記軸アセンブリによって保持され、食品を混合するよう適合された撹拌器と、
前記撹拌器を前記軸アセンブリから解放するための解放手段と、
を備えたことを特徴とする食品混合装置。
【請求項2】
前記撹拌器は、ソケットを含んでおり、
前記軸アセンブリは、前記ソケット内に受容される駆動部を含んでいる
ことを特徴とする請求項1に記載の食品混合装置。
【請求項3】
前記ソケットは、成型行程中に遮断器によって形成された板状部を含んでいる
ことを特徴とする請求項2に記載の食品混合装置。
【請求項4】
前記駆動部は、フランジを含んでおり、
前記撹拌器は、前記フランジに係合する手段を含んでいる
ことを特徴とする請求項2に記載の食品混合装置。
【請求項5】
前記解放手段は、前記駆動部を通って移動可能なピンを含んでおり、
前記ソケットは、前記フランジに係合する手段を当該フランジから解放するよう前記ピンによって係合され得る底面を有している
ことを特徴とする請求項4に記載の食品混合装置。
【請求項6】
前記軸アセンブリは、前記駆動部を保持する軸部を含んでいる
ことを特徴とする請求項2に記載の食品混合装置。
【請求項7】
前記軸アセンブリは、前記軸部によって保持されるスリンガディスクを含んでいる
ことを特徴とする請求項6に記載の食品混合装置。
【請求項8】
前記食品混合装置は、さらに、モータと、当該モータによって回転されるプーリと、を含んでおり、
前記軸部は、前記プーリによって保持されている
ことを特徴とする請求項6に記載の食品混合装置。
【請求項9】
前記撹拌器は、I字型ビームの形状の軸部であって、当該軸の一方の端部上に配置されたスプーンのボウルのように構成されたブレードを伴うという軸部を有するスプーン状に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の食品混合装置。
【請求項10】
前記解放手段は、ピンと、当該ピンを移動させて前記撹拌器に係合させる手段と、を含んでいる
ことを特徴とする請求項1に記載の食品混合装置。
【請求項11】
前記ピンを移動させる手段は、ソレノイドを含んでいる
ことを特徴とする請求項10に記載の食品混合装置。
【請求項12】
前記ピンを移動させる手段は、前記ソレノイドによって動くことができ、且つ、前記ピンが第1の位置から前記撹拌器に係合する第2の位置まで移動するように当該ピンに作用する、回動可能アームを含んでいる
ことを特徴とする請求項11に記載の食品混合装置。
【請求項13】
前記軸アセンブリは中空であり、
前記ピンは、前記軸アセンブリ内に受容されている
ことを特徴とする請求項12に記載の食品混合装置。
【請求項14】
前記解放手段は、さらに、前記ピンを前記第1の位置に戻すバネを含んでいる
ことを特徴とする請求項11に記載の食品混合装置。
【請求項15】
回転可能な中空軸アセンブリと、
前記中空軸アセンブリによって保持され、食品を混合するよう適合された撹拌器と、
前記中空軸アセンブリ内に受容されるピンを有するプランジャと、
前記ピンを前記中空軸アセンブリを通して移動させて前記撹拌器に係合させて、当該撹拌器を前記中空軸アセンブリから取り外す手段と、
を備えたことを特徴とする食品混合装置。
【請求項16】
前記ピンを移動させる手段は、ソレノイドを含んでいる
ことを特徴とする請求項15に記載の食品混合装置。
【請求項17】
前記ピンを移動させる手段は、前記ソレノイドによって動くことができ、且つ、前記ピンが第1の位置から前記撹拌器に係合する第2の位置まで移動するように当該ピンに作用する、回動可能アームを含んでいる
ことを特徴とする請求項16に記載の食品混合装置。
【請求項18】
前記ピンを前記第1の位置に戻すバネ
を更に備えたことを特徴とする請求項17に記載の食品混合装置。
【請求項19】
前記撹拌器は、ソケットを含んでおり、
前記中空軸アセンブリは、前記ソケット内に受容される駆動部を含んでいる
ことを特徴とする請求項15に記載の食品混合装置。
【請求項20】
モータと、当該モータによって回転されるプーリと、前記プーリに一方の端部において取り付けられ且つ前記駆動部に他方の端部で取り付けられる軸部と、
を更に備えたことを特徴とする請求項19に記載の食品混合装置。
【請求項21】
前記駆動部は、フランジを含んでおり、
前記撹拌器は、前記フランジに係合する手段を含んでいる
ことを特徴とする請求項19に記載の食品混合装置。
【請求項22】
前記ソケットは、底面を有しており、
前記ピンは、前記フランジに係合する手段を当該フランジから解放するよう前記底面に係合する
ことを特徴とする請求項21に記載の食品混合装置。
【請求項23】
I字型ビームの形状の柄部と、
前記柄部の一方の端部のブレードであって、スプーンのボウルの形状であるブレードと、
前記柄部の他方の端部上の軸連結部であって、食品混合装置の回転軸を受容するよう適合された軸連結部と、
を備えたことを特徴とする食品混合装置用の撹拌器。
【請求項24】
前記軸連結部は、ソケットを含んでおり、
前記ソケットは、底面と、対向された側部と、を有しており、
前記対向された側部は、成形行程中に遮断器によって形成された板状部を有している
ことを特徴とする請求項23に記載の撹拌器。
【請求項25】
前記ソケットの一方の側部上の板状部は、前記ソケットの対向された他方の側部上の前記板状部から鉛直方向にオフセットされている
ことを特徴とする請求項24に記載の撹拌器。
【請求項26】
前記軸連結部は、前記食品混合装置の回転軸に係合するよう適合されたクリップを含んでいる
ことを特徴とする請求項23に記載の撹拌器。
【請求項27】
前記軸連結部は、前記クリップを前記回転軸から解放するために利用される面を含んでいる
ことを特徴とする請求項26に記載の撹拌器。
【請求項28】
柄部と、
前記柄部の一方の端部におけるブレードであって、スプーンのボウルの形状であるブレードと、
前記柄部の他方の端部上のソケットであって、食品混合装置の回転軸を受容するよう適合されたソケットと、
を備えたことを特徴とする食品混合装置用の撹拌器。
【請求項29】
前記柄部は、I字型ビームの形状である
ことを特徴とする請求項28に記載の撹拌器。
【請求項30】
前記ソケットは、底面と、対向された側部と、を有しており、
前記対向された側部は、成形行程中に遮断器によって形成された板状部を有している
ことを特徴とする請求項28に記載の撹拌器。
【請求項31】
前記ソケットの一方の側部上の板状部は、前記ソケットの対向された他方の側部上の前記板状部から鉛直方向にオフセットされている
ことを特徴とする請求項30に記載の撹拌器。
【請求項32】
前記ソケットは、前記食品混合装置の前記回転軸に係合するよう適合されたクリップを含んでいる
ことを特徴とする請求項28に記載の撹拌器。
【請求項33】
前記ソケットは、前記クリップを前記回転軸から解放するために利用される底面を有している
ことを特徴とする請求項32に記載の撹拌器。
【請求項34】
回転可能な軸アセンブリと、
前記回転可能な軸アセンブリによって保持される撹拌器であって、I字型ビームの形状の柄部を有している撹拌器と、
食品を混合するよう適合された、前記柄部の一方の端部におけるスプーンのボウルの形状のブレードと、
前記柄部の他方の端部におけるソケットであって、前記回転可能な軸アセンブリを受容するよう適合されたソケットと、
前記撹拌器を前記回転可能な軸アセンブリから解放するための解放手段と、
を備えたことを特徴とする食品混合装置。
【請求項35】
前記ソケットは、前記回転可能な軸アセンブリに係合するクリップを含んでいる
ことを特徴とする請求項34に記載の食品混合装置。
【請求項36】
前記ソケットは、底面を有しており、
前記解放手段は、前記クリップを前記回転可能な軸アセンブリから解放するよう前記底面に係合する
ことを特徴とする請求項35に記載の食品混合装置。
【請求項1】
回転可能な軸アセンブリと、
前記軸アセンブリによって保持され、食品を混合するよう適合された撹拌器と、
前記撹拌器を前記軸アセンブリから解放するための解放手段と、
を備えたことを特徴とする食品混合装置。
【請求項2】
前記撹拌器は、ソケットを含んでおり、
前記軸アセンブリは、前記ソケット内に受容される駆動部を含んでいる
ことを特徴とする請求項1に記載の食品混合装置。
【請求項3】
前記ソケットは、成型行程中に遮断器によって形成された板状部を含んでいる
ことを特徴とする請求項2に記載の食品混合装置。
【請求項4】
前記駆動部は、フランジを含んでおり、
前記撹拌器は、前記フランジに係合する手段を含んでいる
ことを特徴とする請求項2に記載の食品混合装置。
【請求項5】
前記解放手段は、前記駆動部を通って移動可能なピンを含んでおり、
前記ソケットは、前記フランジに係合する手段を当該フランジから解放するよう前記ピンによって係合され得る底面を有している
ことを特徴とする請求項4に記載の食品混合装置。
【請求項6】
前記軸アセンブリは、前記駆動部を保持する軸部を含んでいる
ことを特徴とする請求項2に記載の食品混合装置。
【請求項7】
前記軸アセンブリは、前記軸部によって保持されるスリンガディスクを含んでいる
ことを特徴とする請求項6に記載の食品混合装置。
【請求項8】
前記食品混合装置は、さらに、モータと、当該モータによって回転されるプーリと、を含んでおり、
前記軸部は、前記プーリによって保持されている
ことを特徴とする請求項6に記載の食品混合装置。
【請求項9】
前記撹拌器は、I字型ビームの形状の軸部であって、当該軸の一方の端部上に配置されたスプーンのボウルのように構成されたブレードを伴うという軸部を有するスプーン状に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の食品混合装置。
【請求項10】
前記解放手段は、ピンと、当該ピンを移動させて前記撹拌器に係合させる手段と、を含んでいる
ことを特徴とする請求項1に記載の食品混合装置。
【請求項11】
前記ピンを移動させる手段は、ソレノイドを含んでいる
ことを特徴とする請求項10に記載の食品混合装置。
【請求項12】
前記ピンを移動させる手段は、前記ソレノイドによって動くことができ、且つ、前記ピンが第1の位置から前記撹拌器に係合する第2の位置まで移動するように当該ピンに作用する、回動可能アームを含んでいる
ことを特徴とする請求項11に記載の食品混合装置。
【請求項13】
前記軸アセンブリは中空であり、
前記ピンは、前記軸アセンブリ内に受容されている
ことを特徴とする請求項12に記載の食品混合装置。
【請求項14】
前記解放手段は、さらに、前記ピンを前記第1の位置に戻すバネを含んでいる
ことを特徴とする請求項11に記載の食品混合装置。
【請求項15】
回転可能な中空軸アセンブリと、
前記中空軸アセンブリによって保持され、食品を混合するよう適合された撹拌器と、
前記中空軸アセンブリ内に受容されるピンを有するプランジャと、
前記ピンを前記中空軸アセンブリを通して移動させて前記撹拌器に係合させて、当該撹拌器を前記中空軸アセンブリから取り外す手段と、
を備えたことを特徴とする食品混合装置。
【請求項16】
前記ピンを移動させる手段は、ソレノイドを含んでいる
ことを特徴とする請求項15に記載の食品混合装置。
【請求項17】
前記ピンを移動させる手段は、前記ソレノイドによって動くことができ、且つ、前記ピンが第1の位置から前記撹拌器に係合する第2の位置まで移動するように当該ピンに作用する、回動可能アームを含んでいる
ことを特徴とする請求項16に記載の食品混合装置。
【請求項18】
前記ピンを前記第1の位置に戻すバネ
を更に備えたことを特徴とする請求項17に記載の食品混合装置。
【請求項19】
前記撹拌器は、ソケットを含んでおり、
前記中空軸アセンブリは、前記ソケット内に受容される駆動部を含んでいる
ことを特徴とする請求項15に記載の食品混合装置。
【請求項20】
モータと、当該モータによって回転されるプーリと、前記プーリに一方の端部において取り付けられ且つ前記駆動部に他方の端部で取り付けられる軸部と、
を更に備えたことを特徴とする請求項19に記載の食品混合装置。
【請求項21】
前記駆動部は、フランジを含んでおり、
前記撹拌器は、前記フランジに係合する手段を含んでいる
ことを特徴とする請求項19に記載の食品混合装置。
【請求項22】
前記ソケットは、底面を有しており、
前記ピンは、前記フランジに係合する手段を当該フランジから解放するよう前記底面に係合する
ことを特徴とする請求項21に記載の食品混合装置。
【請求項23】
I字型ビームの形状の柄部と、
前記柄部の一方の端部のブレードであって、スプーンのボウルの形状であるブレードと、
前記柄部の他方の端部上の軸連結部であって、食品混合装置の回転軸を受容するよう適合された軸連結部と、
を備えたことを特徴とする食品混合装置用の撹拌器。
【請求項24】
前記軸連結部は、ソケットを含んでおり、
前記ソケットは、底面と、対向された側部と、を有しており、
前記対向された側部は、成形行程中に遮断器によって形成された板状部を有している
ことを特徴とする請求項23に記載の撹拌器。
【請求項25】
前記ソケットの一方の側部上の板状部は、前記ソケットの対向された他方の側部上の前記板状部から鉛直方向にオフセットされている
ことを特徴とする請求項24に記載の撹拌器。
【請求項26】
前記軸連結部は、前記食品混合装置の回転軸に係合するよう適合されたクリップを含んでいる
ことを特徴とする請求項23に記載の撹拌器。
【請求項27】
前記軸連結部は、前記クリップを前記回転軸から解放するために利用される面を含んでいる
ことを特徴とする請求項26に記載の撹拌器。
【請求項28】
柄部と、
前記柄部の一方の端部におけるブレードであって、スプーンのボウルの形状であるブレードと、
前記柄部の他方の端部上のソケットであって、食品混合装置の回転軸を受容するよう適合されたソケットと、
を備えたことを特徴とする食品混合装置用の撹拌器。
【請求項29】
前記柄部は、I字型ビームの形状である
ことを特徴とする請求項28に記載の撹拌器。
【請求項30】
前記ソケットは、底面と、対向された側部と、を有しており、
前記対向された側部は、成形行程中に遮断器によって形成された板状部を有している
ことを特徴とする請求項28に記載の撹拌器。
【請求項31】
前記ソケットの一方の側部上の板状部は、前記ソケットの対向された他方の側部上の前記板状部から鉛直方向にオフセットされている
ことを特徴とする請求項30に記載の撹拌器。
【請求項32】
前記ソケットは、前記食品混合装置の前記回転軸に係合するよう適合されたクリップを含んでいる
ことを特徴とする請求項28に記載の撹拌器。
【請求項33】
前記ソケットは、前記クリップを前記回転軸から解放するために利用される底面を有している
ことを特徴とする請求項32に記載の撹拌器。
【請求項34】
回転可能な軸アセンブリと、
前記回転可能な軸アセンブリによって保持される撹拌器であって、I字型ビームの形状の柄部を有している撹拌器と、
食品を混合するよう適合された、前記柄部の一方の端部におけるスプーンのボウルの形状のブレードと、
前記柄部の他方の端部におけるソケットであって、前記回転可能な軸アセンブリを受容するよう適合されたソケットと、
前記撹拌器を前記回転可能な軸アセンブリから解放するための解放手段と、
を備えたことを特徴とする食品混合装置。
【請求項35】
前記ソケットは、前記回転可能な軸アセンブリに係合するクリップを含んでいる
ことを特徴とする請求項34に記載の食品混合装置。
【請求項36】
前記ソケットは、底面を有しており、
前記解放手段は、前記クリップを前記回転可能な軸アセンブリから解放するよう前記底面に係合する
ことを特徴とする請求項35に記載の食品混合装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【公表番号】特表2013−521045(P2013−521045A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556058(P2012−556058)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2011/000311
【国際公開番号】WO2011/109066
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(500178485)ビタ−ミックス・コーポレイション (11)
【氏名又は名称原語表記】Vita−Mix Corporation
【住所又は居所原語表記】8615 Usher Road, Cleveland, Ohio, The United States of America
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2011/000311
【国際公開番号】WO2011/109066
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(500178485)ビタ−ミックス・コーポレイション (11)
【氏名又は名称原語表記】Vita−Mix Corporation
【住所又は居所原語表記】8615 Usher Road, Cleveland, Ohio, The United States of America
【Fターム(参考)】
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