飲料ボトルおよびこれを製造する方法
【課題】消費可能な飲料を消費に先立ち好適に加熱および/もしくは冷却することができ、ボトル内の内容物を混合した後、好適にボトル口からの液体の流れに干渉せず、操作が比較的容易である、消費可能な飲料と少なくとも一つの添加剤を使用前に分離して収容できるボトルを提供する。
【解決手段】第1の区画室12は飲料20を収容するようになっているキャビテイ30を規定している。第1の区画室12は1枚パネル張りであるか、もしくは、熱エネルギー貯蔵物質28がその間に位置する2枚パネル張りであることができる。第2の区画室14はねじ接続で第1の区画室に取り外し可能に取着されることが好ましく、少なくとも一つの添加剤62を保持するようになっている。
【解決手段】第1の区画室12は飲料20を収容するようになっているキャビテイ30を規定している。第1の区画室12は1枚パネル張りであるか、もしくは、熱エネルギー貯蔵物質28がその間に位置する2枚パネル張りであることができる。第2の区画室14はねじ接続で第1の区画室に取り外し可能に取着されることが好ましく、少なくとも一つの添加剤62を保持するようになっている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料ボトル、より具体的には、消費可能な飲料および少なくとも1つの添加剤を、混合が所望されるまで分離して貯蔵することのできる飲料ボトルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の飲料ボトルの圧倒的多数は、消費可能な飲料を貯蔵する単一の区画部を有し、かくして後から飲料に混合するためにフレーバーを分離して貯蔵することはできない。いくつかの改良していないディスペンサー機構は現在、消費可能な飲料から分離してフレーバーを維持することができるが、このような機構は、ホイルなどを破って調剤する1回限りのディスペンサーを用いることを伴う。このことは、飲料ボトルを消費可能な飲料を添加剤から分離して貯蔵する容器として再利用されることを妨げる。さらに、未改良のディスペンサーの多くは、ボトルの注入口の中に位置してボトルキャップとしても機能し、それによって使用後のボトルからの液体の流れを減少させる。
【0003】
未完成の使用が1回限りであるディスペンサー機構を有する従来の飲料ボトルはまた、使用前に飲料を冷たく、もしくは温かく維持することができない。従来技術の熱エネルギー貯蔵パックは、貯蔵コンテナ内の内容物を加熱されたもしくは冷却された状態に保つために用いられることが通常知られている。たとえば、冷凍サーマルパックは冷凍されることのできる熱エネルギー貯蔵物質であらかじめ満たされ、食料や飲料などのクーラーの内容物を所定の時間、低温状態に保つべく、クーラーなどの断熱容器内に食料と共に配置される。このような熱エネルギー物質は、凍結水のほぼ10〜15倍の熱容量を有し、したがって氷のみに比べて長時間、クーラーの内容物を低温状態に保つ。このようなコールドパックは、これを使用の間に冷凍することにより何度も再利用されることができ、また、溶けた液体がクーラー内の品物に接触する問題を回避している。しかし、可能ならば、コールドパックを飲料ボトル内に取り付けることが常に便利というわけではない。
【0004】
電子レンジもしくはその他の手段であらかじめ加熱され、クーラー内に熱を与えて所定の時間ボックス内の食品貯蔵容器を温かく維持するために、クーラー内に配置されることができる、熱を保つエネルギー貯蔵物質がまた知られている。これらのヒートパックもしくはコールドパックは通常、適するならば、飲料ボトルと共に用いるのに常に適するとはいえない所定のサイズで提供される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
好適に再利用可能であり、消費可能な飲料を消費に先立ち好適に加熱および/もしくは冷却することができ、ボトル内の内容物を混合した後、好適にボトル口からの液体の流れに干渉せず、大人にとっても子供にとっても操作することが比較的容易である、消費可能な飲料と少なくとも1つの添加剤とを使用前に分離して収容できる飲料ボトルを提供することは有利であろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
簡単に言えば、本発明の一実施形態は、消費可能な飲料のための2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第1の区画部は、キャビテイを形成している内側パネルを含む。外側パネルは、内側パネルと共に、外側パネルとほぼ同じ広がりを有する室を形成している。熱エネルギー貯蔵物質は、室内に位置している。第2の区画部は、第1の区画部に取り外し可能に取着され、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている。第2の区画部は、第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成するために少なくとも1つのチャネルが位置づけられた第1の位置と、少なくとも1つのチャネルが第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間を収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が、第2の区画部に取り外し可能に係合される。飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に、第1の区画部からの消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようになっている。
【0007】
別の態様で、本発明は、消費可能な飲料のための2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第2の区画部は、第1の区画部に取り外し可能に取着され、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている。第2の区画部は、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが位置づけられた第2の位置との間を収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が、第2の区画部に取り外し可能に係合される。飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に、第1の区画部からの消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようにになっている。
【0008】
別の態様で、本発明は、消費可能な飲料のための2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第2の区画部が第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するよう構成される。第2の区画部は、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が第2の区画部に取り外し可能に係合され、飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に、第1の区画部からの消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようになっている。少なくとも1つのチャネルは、蓋を回転させることにより、第1および第2の位置の間を移動される。
【0009】
別の態様で、本発明は、飲料ボトルを組み立てる方法を対象とする。この方法は、消費可能な飲料をこの中に収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を提供することであって、第1の区画部は口を規定していることと、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部を提供することと、口が密閉されることができるように、第2の区画部を第1の区画部に取り付けることと、蓋を第2の区画部に取り付けることと、を含み、蓋を第1の方向に回転させることは、第1および第2の区画部の間に少なくとも1つの通路を作成することをもたらし、蓋を第2の反対の方向に回転させることは、第1および第2の区画部を分離することをもたらす。
【0010】
他の態様で、本発明は、少なくとも消費可能な飲料の加熱および冷却のいずれかをなすようになっている、消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第1の区画部は、キャビテイを形成している内側パネルを含む。外側パネルは、内側パネルと共に、外側パネルとほぼ同じ広がりを有する室を形成している。熱エネルギー貯蔵物質は室内に位置している。第2の区画部は、第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている。第2の区画部は、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成第1の位置と、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが位置づけられた第2の位置との間を収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が、第2の区画部に位置する。飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に、第1の区画部から消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようになっている。
【0011】
他の態様で、本発明は、消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第2の区画部は、第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている。第2の区画部は、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが位置づけられる第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が、第2の区画部の上に位置される。飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に第1の区画部からの消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようになっている。少なくとも1つのチャネルは、蓋を回転させることで第1および第2の位置の間で移動される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明および上記の要約は、添付の図面と共に読まれる時、より良く理解されるであろう。本発明を説明する目的で、図面には現在好適である実施形態が示される。しかし、本発明は示される正確な配置および手段に限定されないことが理解される。
【0013】
以下の説明において、ある用語が便宜のためのみに用いられ、これは限定的なものではない。「右側」、「左側」、「上部」、「下部」の単語は、参照される図面内においての方向を示す。「内側に」、「外側に」の単語は、飲料ボトルの幾何学的中心に向かう方向、幾何学的中心から離れる方向および示される部分にそれぞれ言及する。請求項および明細書の対応する部分で用いられる「添加剤」の用語は、「粉末、個体、液体、第2の消費可能な飲料、香料、サプリメントのうちいずれか1つもしくは組み合わせ」を意味している。本発明の範囲から逸脱することなく、消費可能な飲料は第2の区画部に位置づけられ、少なくとも1つの添加剤が第1の区画部に位置づけられるであろうことに留意されたい。したがって、請求項および明細書の対応する部分で用いられる「消費可能な飲料を収容するようになっている」の表現は、排他的ではなく、これが受けることのできる消費可能な飲料に加えて、「任意の消費可能な飲料、スープ、ヨーグルト、添加剤、アイスクリームもしくはその他の食材もしくはサプリメント」を含むことができる。同様に、請求項および明細書の対応する部分で用いられる「少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている」の表現は、排他的ではなく、これが受けることのできる添加剤に加えて「任意の消費可能な飲料、スープ、ヨーグルト、アイスクリーム、もしくはその他の食材もしくはサプリメント」を含むことができる。請求項および明細書の対応する部分で用いられる「『A』、『B』、『C』のうちの少なくとも1つ」なる用語は、「少なくとも1つの『A』を有する任意のグループ、もしくは少なくとも1つの『B』を有する任意のグループ、もしくは少なくとも1つの『C』を有する任意のグループ、であって、グループが『A』、『B』、『C』のそれぞれのうちの少なくとも1つを有することを必要とする」を意味している。また、「a」と「one」の単語は、その他特に述べられない限りは、言及された項目の1以上を含むものと規定される。用語は、上記に特に言及された単語、この派生物、類似の意味の単語を含んでいる。
【0014】
全図面を通して同様の参照符号が同様の要素を示す、図1ないし9を参照して、本発明にしたがった飲料ボトルの好ましい実施形態が、全体を通して10で示されている。簡単に言えば、飲料ボトル10は、人が消費可能な飲料20および添加剤62を所望の時まで分離して維持することを可能としている、再利用可能なボトルであることが好ましい。
【0015】
図1に示されるように、本発明は、第1の区画部12、第2の区画部14、蓋40を備える飲料ボトル10に関する。飲料ボトル10は、耐久性があり、洗浄可能な、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリフタレートカーボネート(PPC)もしくはその他の任意の適した物質などの、食品安全高分子物質から作られることが好ましい。たとえば、飲料ボトルは、本発明の範囲から逸脱することなく、アルミニウムもしくは食品用スチールで形成されることもできる。
【0016】
飲料ボトル10は、熱エネルギー貯蔵物質28を含んでよい。熱エネルギー貯蔵物質28は、ゲルパックなどに用いられる無害な物質などの、再冷凍可能な物質および/もしくは再加熱可能な物質から形成されたゼリー状の物質であることが好ましい。しかし、当業者は本開示から、任意の適した冷凍可能もしくは加熱可能な物質が本発明の範囲から逸脱することなく用いられることができることを理解するであろう。
【0017】
図1を参照すると、消費可能な飲料のための2区画部飲料ボトル10が示される。飲料ボトル10は、再利用可能であることが好ましく、消費可能な飲料20を加熱するか、冷却するかのいずれかをなすようになっている。
【0018】
飲料ボトル10は、図1の下部に示される第1の区画部12を含む。第1の区画部12は、消費可能な飲料20を収容するようになっているキャビテイ30を規定している。第1の区画部12は1枚パネル張りか、もしくは、熱エネルギー貯蔵物質28がその間に位置する2枚パネル張り(図示されるように)であることができる。第1の区画部は、消費可能な飲料20を受けるキャビテイを形成する内側パネル26を含むことが好ましい。外側パネル24は、内側パネル26と共に、外側パネル24とほぼ同一の広がりを有する室27を形成している。
【0019】
内側並びに外側パネル24、26は、室27内の熱エネルギー貯蔵物質28が第1の区画部12の外観に影響を及ぼすように、ほぼ半透明であることが好ましい。内側並びに外側パネル24、26は、超音波溶接、接着剤などで、相互に取り外し不可能に取着されることが好ましい。
【0020】
第1の区画部は、ほぼ円形状の口31を有することが好ましい。口31の外側の周囲には、第1の区画部12から径方向外方に延びたフランジフランジ32が設けられている。第2の区画部14と係合するために、少なくとも1つのねじ山16が、フランジ32の上方に位置することが好ましい。熱エネルギー貯蔵物質28は、室27内に位置することが好ましい。第1の区画部12は、縦軸に直角な断面が、第1の区画部12の高さに沿ってほぼ円形状であり、ベース22から上向きに延在することが好ましい。
【0021】
第2の区画部14は、ねじ接続で第1の区画部12に取り外し可能に取着されることが好ましく、少なくとも1つの添加剤62を保持するようになっている。カラー34は、第2の区画部の底面から下向きに延在し、ねじ18を内面に含むことが好ましい。しかし、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の区画部12および第2の区画部14を取り外し可能もしくは恒久的に取着するように、任意の機構が用いられることができる。スプーン/スコップ60(図2に示される)が用いられて、添加剤62をボトル10内に配置することができる。しかし、当業者は本開示から、本発明の範囲から逸脱することなく、第2の区画部14が取り外し不可能に第1の区画部12に取り付けられることができることを理解するであろう。
【0022】
図2、7、7A、8に最も良く示されるように、第2の区画部14は、少なくとも1つのチャネル66を含む。チャネル66は、楕円形状であることが好ましい。しかし、任意の適した形状が用いられることができる。回転可能なプレート64を動かすことにより、チャネル66は、第1の区画部12および第2の区画部14を接続する少なくとも1つの通路86を形成するよう少なくとも1つのチャネル66が位置づけられる第1の位置(図6Aおよび7Aに示される)と、第1の区画部12および第2の区画部14が分離されるように少なくとも1つのチャネル66が位置づけられる第2の位置(図7および9に示される)との間を移動されることができる。
【0023】
図2および8を参照すると、第2の区画部14は、ほぼ円形状である断面を有することが好ましい。第1の区画部12および第2の区画部14が端と端を接して位置づけられる時、これらがほぼ円筒形状の飲料ボトル10を好適に形成するように、第1の区画部12と第2の区画部14との断面は、ほぼ等しいことが好ましい。第2の区画部14は、側壁を形成する環状パネル38を有し、底面プレート42によって形成される底を有することが好ましい。底面プレート42は、これを貫通した開口44を規定してよい。開口44の数および形状は、回転可能なプレート64のチャネル66のものと同じであることが好ましいが、このことは必然ではない。
【0024】
回転可能なプレート64は、底面プレート42に回転可能に接続され、これを貫通した少なくとも1つのチャネル66を規定することが好ましい。回転可能なプレートが、チャネル66が第1の位置にあるように構成される場合、少なくとも1つの開口44および少なくとも1つのチャネル66はアラインメントされ、第1の区画部12および第2の区画部14を接続する少なくとも1つの通路86を形成している。
【0025】
図6および6Aを参照すると、少なくとも1つの案内柱68が回転可能なプレート64上に位置することが好ましい。案内柱68は、回転プレート64の上部からほぼ上向きに延在し、ほぼ円錐形状を有することが好ましい。少なくとも1つのシャフト70が、蓋40の内面72からほぼ下向きに延在することが好ましい。シャフト70は円筒形状であり、案内柱68にわたってスライドするサイズにされ、蓋40の回転により回転可能なプレート64が回転するように、蓋40を回転可能なプレート64に係合することが好ましい。飲料ボトル10が2つの案内柱68とこれにわたってスライドする2つのシャフト70を含むことが好ましいが、必然ではない。しかし、当業者は本開示から、本発明の範囲から逸脱することなく、蓋40が第2の区画部14に取着されることができることを理解するであろう。
【0026】
蓋40が回転可能プレート64を回転しない場合、レバーもしくは、動力スイッチやソレノイドを含む任意のその他の適した機構を操作することによって、第2の区画部14の部分をひねることにより、回転可能プレート64が動かされることができる。一実施形態において、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の区画部12および第2の区画部14は、相互に取着されることができ、蓋40は恒久的にもしくは恒久的にではなく、第2の区画部14に取り付けられることができる。この場合、スイッチもしくはその他の機構が用いられて、チャネル66を用いて通路86を形成することができ、液体が蓋カバー56と通路86とを通って、第1の区画部キャビテイ30に導入されることができる。そこで、チャネル66は動かされて第1の区画部12および第2の区画部14を分離することができ、少なくとも1つの添加剤が蓋カバーを介して挿入されることができる。
【0027】
図7、7Aを参照すると、回転可能なプレート64は、この周辺の少なくとも部分に沿って案内スロット78を含むことが好ましい。回転可能なプレート64は、案内スロット78内に延在する第1の突起80Aおよび第2の突起80Bを含むことが好ましい。図8に最も良く示されるように、案内スロット78とのスライド可能な係合のために、第2の区画部の内壁に沿ってストッパーが位置することが好ましい。第1の突起80Aおよび第2の突起80Bは、少なくとも1つのチャネル66が第1および第2の位置(図7A、7にそれぞれ示される)のいずれか一方から動かされるように、回転可能なプレート64に対する抵抗を与えるように構成されている。
【0028】
図1および2を参照すると、スロットカバー79が回転可能なプレート64から延在して案内スロット78およびストッパー82を覆い、ストッパー82と案内スロット78との間のスムーズな運転を潜在的に妨げうる、案内スロット78に入るボトル10の内容物の量を減少させることが好ましい。
【0029】
図2および6を参照すると、蓋40は第2の区画部14に取り外し可能に係合されることが好ましい。飲料ボトル10は、少なくとも1つのチャネル66が第1の位置にある時に、第1の区画部12からの消費可能な飲料20が第2の区画部14に入ることを可能にするようになっている。蓋40の回転によって、少なくとも1つのチャネル66が第1および第2の位置の間で移動されることが好ましい。図2に最も良く示されるように、蓋40は、第2の区画部14の上縁76を受けるよう構成される、周方向の溝74を含んでよい。周方向の溝74は、蓋40が第2の区画部14の上縁76に沿ってスライドすることを可能にしている。
【0030】
図3および4を参照すると、蓋は、ユーザがボトルから飲むことを可能にするように取り外され、もしくは動かされることのできるカバー56を含んでよい。カバーストラップ58は、カバー56を蓋40に取着するために用いられることができる。蓋40はまた、その上にハンドル50を有していてもよい。蓋はまた、蓋40が第2の区画部14に取着されていない場合に、蓋40の取り外しを容易にするようにつまみを有してもよい。飲料ボトル10は、少なくとも1つの通路86が消費可能な飲料20と少なくとも1つの添加剤62を混ぜるために用いられた後に、ボトルが再利用されることができるように、飲料ボトル10が第1の区画部12および第2の区画部14が分離されて維持されるよう再び構成されるように、少なくとも1つのチャネル66が第2の位置に移動されることができるように構成されることが好ましい。
【0031】
本発明の一態様にしたがった飲料ボトル10を組み立てる方法は以下の通りである。本発明のステップは、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の順序で行われることができる。方法は、消費可能な飲料20をその中に収容するようになっているキャビテイ30を規定している第1の区画部12を提供することを含んでいる。第1の区画部12は、口31を規定する。少なくとも1つの添加剤62を保持するようになっている第2の区画部14を提供する。口31が密閉されることができるよう、第2の区画部14を第1の区画部12に取り付ける。蓋40を第2の区画部14に取り付け、蓋40を第1の方向に回転させることで、第1の区画部12および第2の区画部14の間に少なくとも1つの通路86が作られ、蓋40を第2の反対の方向に回転させることで、第1の区画部12および第2の区画部14が分離され、飲料ボトル10の動作は、第1の区画部12および第2の区画部14を分離する部分に損傷を与えず、したがって、飲料ボトル10が、第1の区画部12および第2の区画部14を用いて、他の消費可能な飲料および他の少なくとも1つの添加剤を再び分離して維持するのに再利用されることを可能としている。
【0032】
図1ないし9を参照すると、飲料ボトル10の一実施形態は以下のように動作する。第1の区画部12は、冷蔵庫で冷却され、もしくは電子レンジで加熱される。そして、消費可能な飲料20が第1の区画部のキャビテイ30内に配置される。
【0033】
その後、第2の区画部14のカラー34が、第1の区画部12の口31にわたって挿入され、第1の区画部12および第2の区画部14は相互にねじで留められている。第1の区画部12および第2の区画部14は、第1の区画部12の上部が第2の区画部14の下部のガスケット36に当接するまで、相互にねじ留めされることが好ましい。
【0034】
ストッパー82は、チャネル66を、第1の区画部12および第2の区画部14を分離する第2の位置に固定するように、第2の突起80Bと係合する、ことが好ましい。少なくとも1つの添加剤62が、スプーン/スコップ60などを用いて、もしくは第2の区画部内に直接加えられて、第2の区画部14の中に配置されることができる。
【0035】
そこで、蓋40は、蓋のシャフト70が回転可能なプレート案内柱68にわたってアラインメントされるように位置づけられる。そこで、蓋40は、第2の区画部14の上縁76が蓋40内の周方向の溝74に挿入され、蓋のシャフト70は案内柱68にわたってスライドされるように、第2の区画部14の上に下向きに低くされる。そこで、カバー56が閉じ位置に固定され、飲料ボトルは運搬/使用準備が整う。
【0036】
消費可能な飲料20と添加剤の混合が所望されると、ユーザは蓋40を回転させて、シャフト70と案内柱68との係合により、回転可能なプレート64を第1の位置に動かす。回転可能なプレート64を第2の位置から第1の位置まで動かすと、回転可能なプレートは、飲料ボトル10が第1の位置に固定されるように、十分なトルクで回転して、ストッパー82を第2の突起80Bを通過させ、案内スロット78をスライドして、第1の突起80Aを通過させる。
【0037】
飲料ボトルが第1の位置にチャネル66を有する場合、少なくとも1つの通路86が第1および第2の区画部の間に形成され、消費可能な飲料20および添加剤が混合されることを可能にしている。そこで、ユーザは所望であれば、飲料ボトルを振って混合を早めることができる。そこで、ユーザが混合物を飲もうと望む場合、飲むためにカバー56が取り外される。
【0038】
本発明の多様な実施形態について、多様な形状、構成、および特徴が上記に説明され、図面に示されたが、当業者は本開示から、本発明の範囲から逸脱することなく、上記の特徴の任意の組み合わせが用いられることができることを理解するであろう。たとえば、飲料ボトルは、円形状ではなく直線的な断面を有することができる。また、第2の飲み口が第1の区画部に直接取り付けられて、添加剤62を飲料20と混合することなく、消費可能な飲料20の消費を可能にすることもできる。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、第2の区画部14はまた、熱エネルギー貯蔵物質28を含むこともできる。したがって、飲料ボトルの上述の実施形態の広い発明的概念から逸脱することなく、これに変更がなされることが、当業者によって認識される。したがって、本発明は開示された特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲に定義され、および/もしくは添付の図面に示される、本発明の精神と範囲内のすべての変更をカバーするよう意図されることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】第1の区画部から分離された第2の区画部および蓋を説明する、本発明の好ましい実施形態にしたがった飲料ボトルの部分分解斜視図であり、第1の区画部は図面の下部に消費可能な飲料を含んで示され、第1の区画部は間に熱エネルギー貯蔵物質を含む内側および外側のパネルで形成されることが好ましいが必然ではなく、少なくとも1つの添加剤を中に保持するようになっている第2の区画部は図面の上部に示され、第2の区画部の底はこれを貫通した開口を有する底面プレートで形成されることが好ましく、開口は底面プレートの内面に沿って位置する回転可能なプレートの部分によって閉鎖されて示される。
【図2】図1の飲料ボトルの部分分解斜視図であり、第1および第2の区画部から分離された蓋を示し、第2の区画部の内部には、貫通したチャネルを規定している回転可能なプレートがあり、回転可能なプレートの上部には案内柱があり、蓋の内面にはほぼ下向きに延在して案内柱とはめ合うシャフトがあり、添加剤を含むスコップが示され、蓋は下端に第2の区画部の上縁を受けて蓋が第2の区画部に沿って回転することを可能にする周方向の溝を含む。
【図3】完全に組み立てられた図1の飲料ボトルの斜視図である。
【図4】図1の飲料ボトルの拡大切り欠き斜視図であり、蓋および第2の区画部の部分を説明する。
【図5】図1の飲料ボトルの蓋の上面図である。
【図6】図5の飲料ボトルの、図5の線6‐6における断面図であり、消費可能な飲料および少なくとも1つの添加剤を分離した区画部に保持する飲料ボトルを説明し、回転可能なプレートはこれによってチャネルが底面プレートの部分によって閉鎖されるよう構成され、蓋のシャフトは回転可能なプレートの案内柱に係合される。
【図6A】図6と同様の切り欠き断面図であり、消費可能な飲料および少なくとも1つの添加剤が混合されることを可能にするプロセスにおける飲料ボトルを説明し、回転可能なプレートのチャネルは第1の位置にあり、底面プレートの開口とアラインメントされて流体の流れ、添加剤の運搬、混合が、2つの区画部の間において生じることを可能にする少なくとも1つの通路を形成している。
【図7】図6の線7‐7における図6の飲料ボトルの断面図であり、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが第2の位置にあるように構成された回転可能なプレートを説明し、案内スロットは回転可能なプレートの周辺の部分に沿って位置し、回転可能なプレートは案内スロット内に延在する第1および第2の突起を有し、第2の突起は第2の区画部の内面に位置してチャネルが第2の位置から移動されるように動作される回転可能なプレートに抵抗を与えるストッパーと係合して示されている。
【図7A】図7と同様の断面図であり、少なくとも1つのチャネルが少なくとも1つの開口とアラインメントされて第1と第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成するように少なくとも1つのチャネルが第1の位置にあるように回転可能なプレートが構成され、第1の突起が、第2の区画部の内面に位置して、チャネルが第1の位置から移動されるように動作される回転可能なプレートへの抵抗を与えるストッパーと係合して示される。
【図8】図1の飲料ボトルの第2の区画部の分解図であり、底面プレートから分離された回転可能なプレートを説明し、シャフトは回転可能なプレートから下向きに延在してこの遠位端に外側に延在するフランジを有し、フランジは、好適に2つのプレートを共に回転可能に固定する物質の弾性によって底面プレートのボアを通じて進められる。
【図9】図1の飲料ボトルの切り欠き断面図であり、消費可能な飲料および少なくとも1つの添加剤の分離を保つ第2の位置におけるチャネルを説明する。
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料ボトル、より具体的には、消費可能な飲料および少なくとも1つの添加剤を、混合が所望されるまで分離して貯蔵することのできる飲料ボトルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の飲料ボトルの圧倒的多数は、消費可能な飲料を貯蔵する単一の区画部を有し、かくして後から飲料に混合するためにフレーバーを分離して貯蔵することはできない。いくつかの改良していないディスペンサー機構は現在、消費可能な飲料から分離してフレーバーを維持することができるが、このような機構は、ホイルなどを破って調剤する1回限りのディスペンサーを用いることを伴う。このことは、飲料ボトルを消費可能な飲料を添加剤から分離して貯蔵する容器として再利用されることを妨げる。さらに、未改良のディスペンサーの多くは、ボトルの注入口の中に位置してボトルキャップとしても機能し、それによって使用後のボトルからの液体の流れを減少させる。
【0003】
未完成の使用が1回限りであるディスペンサー機構を有する従来の飲料ボトルはまた、使用前に飲料を冷たく、もしくは温かく維持することができない。従来技術の熱エネルギー貯蔵パックは、貯蔵コンテナ内の内容物を加熱されたもしくは冷却された状態に保つために用いられることが通常知られている。たとえば、冷凍サーマルパックは冷凍されることのできる熱エネルギー貯蔵物質であらかじめ満たされ、食料や飲料などのクーラーの内容物を所定の時間、低温状態に保つべく、クーラーなどの断熱容器内に食料と共に配置される。このような熱エネルギー物質は、凍結水のほぼ10〜15倍の熱容量を有し、したがって氷のみに比べて長時間、クーラーの内容物を低温状態に保つ。このようなコールドパックは、これを使用の間に冷凍することにより何度も再利用されることができ、また、溶けた液体がクーラー内の品物に接触する問題を回避している。しかし、可能ならば、コールドパックを飲料ボトル内に取り付けることが常に便利というわけではない。
【0004】
電子レンジもしくはその他の手段であらかじめ加熱され、クーラー内に熱を与えて所定の時間ボックス内の食品貯蔵容器を温かく維持するために、クーラー内に配置されることができる、熱を保つエネルギー貯蔵物質がまた知られている。これらのヒートパックもしくはコールドパックは通常、適するならば、飲料ボトルと共に用いるのに常に適するとはいえない所定のサイズで提供される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
好適に再利用可能であり、消費可能な飲料を消費に先立ち好適に加熱および/もしくは冷却することができ、ボトル内の内容物を混合した後、好適にボトル口からの液体の流れに干渉せず、大人にとっても子供にとっても操作することが比較的容易である、消費可能な飲料と少なくとも1つの添加剤とを使用前に分離して収容できる飲料ボトルを提供することは有利であろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
簡単に言えば、本発明の一実施形態は、消費可能な飲料のための2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第1の区画部は、キャビテイを形成している内側パネルを含む。外側パネルは、内側パネルと共に、外側パネルとほぼ同じ広がりを有する室を形成している。熱エネルギー貯蔵物質は、室内に位置している。第2の区画部は、第1の区画部に取り外し可能に取着され、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている。第2の区画部は、第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成するために少なくとも1つのチャネルが位置づけられた第1の位置と、少なくとも1つのチャネルが第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間を収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が、第2の区画部に取り外し可能に係合される。飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に、第1の区画部からの消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようになっている。
【0007】
別の態様で、本発明は、消費可能な飲料のための2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第2の区画部は、第1の区画部に取り外し可能に取着され、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている。第2の区画部は、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが位置づけられた第2の位置との間を収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が、第2の区画部に取り外し可能に係合される。飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に、第1の区画部からの消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようにになっている。
【0008】
別の態様で、本発明は、消費可能な飲料のための2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第2の区画部が第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するよう構成される。第2の区画部は、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が第2の区画部に取り外し可能に係合され、飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に、第1の区画部からの消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようになっている。少なくとも1つのチャネルは、蓋を回転させることにより、第1および第2の位置の間を移動される。
【0009】
別の態様で、本発明は、飲料ボトルを組み立てる方法を対象とする。この方法は、消費可能な飲料をこの中に収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を提供することであって、第1の区画部は口を規定していることと、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部を提供することと、口が密閉されることができるように、第2の区画部を第1の区画部に取り付けることと、蓋を第2の区画部に取り付けることと、を含み、蓋を第1の方向に回転させることは、第1および第2の区画部の間に少なくとも1つの通路を作成することをもたらし、蓋を第2の反対の方向に回転させることは、第1および第2の区画部を分離することをもたらす。
【0010】
他の態様で、本発明は、少なくとも消費可能な飲料の加熱および冷却のいずれかをなすようになっている、消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第1の区画部は、キャビテイを形成している内側パネルを含む。外側パネルは、内側パネルと共に、外側パネルとほぼ同じ広がりを有する室を形成している。熱エネルギー貯蔵物質は室内に位置している。第2の区画部は、第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている。第2の区画部は、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成第1の位置と、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが位置づけられた第2の位置との間を収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が、第2の区画部に位置する。飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に、第1の区画部から消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようになっている。
【0011】
他の態様で、本発明は、消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルを対象とする。飲料ボトルは、消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部を含む。第2の区画部は、第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている。第2の区画部は、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが位置づけられる第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを含む。蓋が、第2の区画部の上に位置される。飲料ボトルは、少なくとも1つのチャネルが第1の位置にある時に第1の区画部からの消費可能な飲料が第2の区画部に入ることを可能にするようになっている。少なくとも1つのチャネルは、蓋を回転させることで第1および第2の位置の間で移動される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明および上記の要約は、添付の図面と共に読まれる時、より良く理解されるであろう。本発明を説明する目的で、図面には現在好適である実施形態が示される。しかし、本発明は示される正確な配置および手段に限定されないことが理解される。
【0013】
以下の説明において、ある用語が便宜のためのみに用いられ、これは限定的なものではない。「右側」、「左側」、「上部」、「下部」の単語は、参照される図面内においての方向を示す。「内側に」、「外側に」の単語は、飲料ボトルの幾何学的中心に向かう方向、幾何学的中心から離れる方向および示される部分にそれぞれ言及する。請求項および明細書の対応する部分で用いられる「添加剤」の用語は、「粉末、個体、液体、第2の消費可能な飲料、香料、サプリメントのうちいずれか1つもしくは組み合わせ」を意味している。本発明の範囲から逸脱することなく、消費可能な飲料は第2の区画部に位置づけられ、少なくとも1つの添加剤が第1の区画部に位置づけられるであろうことに留意されたい。したがって、請求項および明細書の対応する部分で用いられる「消費可能な飲料を収容するようになっている」の表現は、排他的ではなく、これが受けることのできる消費可能な飲料に加えて、「任意の消費可能な飲料、スープ、ヨーグルト、添加剤、アイスクリームもしくはその他の食材もしくはサプリメント」を含むことができる。同様に、請求項および明細書の対応する部分で用いられる「少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている」の表現は、排他的ではなく、これが受けることのできる添加剤に加えて「任意の消費可能な飲料、スープ、ヨーグルト、アイスクリーム、もしくはその他の食材もしくはサプリメント」を含むことができる。請求項および明細書の対応する部分で用いられる「『A』、『B』、『C』のうちの少なくとも1つ」なる用語は、「少なくとも1つの『A』を有する任意のグループ、もしくは少なくとも1つの『B』を有する任意のグループ、もしくは少なくとも1つの『C』を有する任意のグループ、であって、グループが『A』、『B』、『C』のそれぞれのうちの少なくとも1つを有することを必要とする」を意味している。また、「a」と「one」の単語は、その他特に述べられない限りは、言及された項目の1以上を含むものと規定される。用語は、上記に特に言及された単語、この派生物、類似の意味の単語を含んでいる。
【0014】
全図面を通して同様の参照符号が同様の要素を示す、図1ないし9を参照して、本発明にしたがった飲料ボトルの好ましい実施形態が、全体を通して10で示されている。簡単に言えば、飲料ボトル10は、人が消費可能な飲料20および添加剤62を所望の時まで分離して維持することを可能としている、再利用可能なボトルであることが好ましい。
【0015】
図1に示されるように、本発明は、第1の区画部12、第2の区画部14、蓋40を備える飲料ボトル10に関する。飲料ボトル10は、耐久性があり、洗浄可能な、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリフタレートカーボネート(PPC)もしくはその他の任意の適した物質などの、食品安全高分子物質から作られることが好ましい。たとえば、飲料ボトルは、本発明の範囲から逸脱することなく、アルミニウムもしくは食品用スチールで形成されることもできる。
【0016】
飲料ボトル10は、熱エネルギー貯蔵物質28を含んでよい。熱エネルギー貯蔵物質28は、ゲルパックなどに用いられる無害な物質などの、再冷凍可能な物質および/もしくは再加熱可能な物質から形成されたゼリー状の物質であることが好ましい。しかし、当業者は本開示から、任意の適した冷凍可能もしくは加熱可能な物質が本発明の範囲から逸脱することなく用いられることができることを理解するであろう。
【0017】
図1を参照すると、消費可能な飲料のための2区画部飲料ボトル10が示される。飲料ボトル10は、再利用可能であることが好ましく、消費可能な飲料20を加熱するか、冷却するかのいずれかをなすようになっている。
【0018】
飲料ボトル10は、図1の下部に示される第1の区画部12を含む。第1の区画部12は、消費可能な飲料20を収容するようになっているキャビテイ30を規定している。第1の区画部12は1枚パネル張りか、もしくは、熱エネルギー貯蔵物質28がその間に位置する2枚パネル張り(図示されるように)であることができる。第1の区画部は、消費可能な飲料20を受けるキャビテイを形成する内側パネル26を含むことが好ましい。外側パネル24は、内側パネル26と共に、外側パネル24とほぼ同一の広がりを有する室27を形成している。
【0019】
内側並びに外側パネル24、26は、室27内の熱エネルギー貯蔵物質28が第1の区画部12の外観に影響を及ぼすように、ほぼ半透明であることが好ましい。内側並びに外側パネル24、26は、超音波溶接、接着剤などで、相互に取り外し不可能に取着されることが好ましい。
【0020】
第1の区画部は、ほぼ円形状の口31を有することが好ましい。口31の外側の周囲には、第1の区画部12から径方向外方に延びたフランジフランジ32が設けられている。第2の区画部14と係合するために、少なくとも1つのねじ山16が、フランジ32の上方に位置することが好ましい。熱エネルギー貯蔵物質28は、室27内に位置することが好ましい。第1の区画部12は、縦軸に直角な断面が、第1の区画部12の高さに沿ってほぼ円形状であり、ベース22から上向きに延在することが好ましい。
【0021】
第2の区画部14は、ねじ接続で第1の区画部12に取り外し可能に取着されることが好ましく、少なくとも1つの添加剤62を保持するようになっている。カラー34は、第2の区画部の底面から下向きに延在し、ねじ18を内面に含むことが好ましい。しかし、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の区画部12および第2の区画部14を取り外し可能もしくは恒久的に取着するように、任意の機構が用いられることができる。スプーン/スコップ60(図2に示される)が用いられて、添加剤62をボトル10内に配置することができる。しかし、当業者は本開示から、本発明の範囲から逸脱することなく、第2の区画部14が取り外し不可能に第1の区画部12に取り付けられることができることを理解するであろう。
【0022】
図2、7、7A、8に最も良く示されるように、第2の区画部14は、少なくとも1つのチャネル66を含む。チャネル66は、楕円形状であることが好ましい。しかし、任意の適した形状が用いられることができる。回転可能なプレート64を動かすことにより、チャネル66は、第1の区画部12および第2の区画部14を接続する少なくとも1つの通路86を形成するよう少なくとも1つのチャネル66が位置づけられる第1の位置(図6Aおよび7Aに示される)と、第1の区画部12および第2の区画部14が分離されるように少なくとも1つのチャネル66が位置づけられる第2の位置(図7および9に示される)との間を移動されることができる。
【0023】
図2および8を参照すると、第2の区画部14は、ほぼ円形状である断面を有することが好ましい。第1の区画部12および第2の区画部14が端と端を接して位置づけられる時、これらがほぼ円筒形状の飲料ボトル10を好適に形成するように、第1の区画部12と第2の区画部14との断面は、ほぼ等しいことが好ましい。第2の区画部14は、側壁を形成する環状パネル38を有し、底面プレート42によって形成される底を有することが好ましい。底面プレート42は、これを貫通した開口44を規定してよい。開口44の数および形状は、回転可能なプレート64のチャネル66のものと同じであることが好ましいが、このことは必然ではない。
【0024】
回転可能なプレート64は、底面プレート42に回転可能に接続され、これを貫通した少なくとも1つのチャネル66を規定することが好ましい。回転可能なプレートが、チャネル66が第1の位置にあるように構成される場合、少なくとも1つの開口44および少なくとも1つのチャネル66はアラインメントされ、第1の区画部12および第2の区画部14を接続する少なくとも1つの通路86を形成している。
【0025】
図6および6Aを参照すると、少なくとも1つの案内柱68が回転可能なプレート64上に位置することが好ましい。案内柱68は、回転プレート64の上部からほぼ上向きに延在し、ほぼ円錐形状を有することが好ましい。少なくとも1つのシャフト70が、蓋40の内面72からほぼ下向きに延在することが好ましい。シャフト70は円筒形状であり、案内柱68にわたってスライドするサイズにされ、蓋40の回転により回転可能なプレート64が回転するように、蓋40を回転可能なプレート64に係合することが好ましい。飲料ボトル10が2つの案内柱68とこれにわたってスライドする2つのシャフト70を含むことが好ましいが、必然ではない。しかし、当業者は本開示から、本発明の範囲から逸脱することなく、蓋40が第2の区画部14に取着されることができることを理解するであろう。
【0026】
蓋40が回転可能プレート64を回転しない場合、レバーもしくは、動力スイッチやソレノイドを含む任意のその他の適した機構を操作することによって、第2の区画部14の部分をひねることにより、回転可能プレート64が動かされることができる。一実施形態において、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の区画部12および第2の区画部14は、相互に取着されることができ、蓋40は恒久的にもしくは恒久的にではなく、第2の区画部14に取り付けられることができる。この場合、スイッチもしくはその他の機構が用いられて、チャネル66を用いて通路86を形成することができ、液体が蓋カバー56と通路86とを通って、第1の区画部キャビテイ30に導入されることができる。そこで、チャネル66は動かされて第1の区画部12および第2の区画部14を分離することができ、少なくとも1つの添加剤が蓋カバーを介して挿入されることができる。
【0027】
図7、7Aを参照すると、回転可能なプレート64は、この周辺の少なくとも部分に沿って案内スロット78を含むことが好ましい。回転可能なプレート64は、案内スロット78内に延在する第1の突起80Aおよび第2の突起80Bを含むことが好ましい。図8に最も良く示されるように、案内スロット78とのスライド可能な係合のために、第2の区画部の内壁に沿ってストッパーが位置することが好ましい。第1の突起80Aおよび第2の突起80Bは、少なくとも1つのチャネル66が第1および第2の位置(図7A、7にそれぞれ示される)のいずれか一方から動かされるように、回転可能なプレート64に対する抵抗を与えるように構成されている。
【0028】
図1および2を参照すると、スロットカバー79が回転可能なプレート64から延在して案内スロット78およびストッパー82を覆い、ストッパー82と案内スロット78との間のスムーズな運転を潜在的に妨げうる、案内スロット78に入るボトル10の内容物の量を減少させることが好ましい。
【0029】
図2および6を参照すると、蓋40は第2の区画部14に取り外し可能に係合されることが好ましい。飲料ボトル10は、少なくとも1つのチャネル66が第1の位置にある時に、第1の区画部12からの消費可能な飲料20が第2の区画部14に入ることを可能にするようになっている。蓋40の回転によって、少なくとも1つのチャネル66が第1および第2の位置の間で移動されることが好ましい。図2に最も良く示されるように、蓋40は、第2の区画部14の上縁76を受けるよう構成される、周方向の溝74を含んでよい。周方向の溝74は、蓋40が第2の区画部14の上縁76に沿ってスライドすることを可能にしている。
【0030】
図3および4を参照すると、蓋は、ユーザがボトルから飲むことを可能にするように取り外され、もしくは動かされることのできるカバー56を含んでよい。カバーストラップ58は、カバー56を蓋40に取着するために用いられることができる。蓋40はまた、その上にハンドル50を有していてもよい。蓋はまた、蓋40が第2の区画部14に取着されていない場合に、蓋40の取り外しを容易にするようにつまみを有してもよい。飲料ボトル10は、少なくとも1つの通路86が消費可能な飲料20と少なくとも1つの添加剤62を混ぜるために用いられた後に、ボトルが再利用されることができるように、飲料ボトル10が第1の区画部12および第2の区画部14が分離されて維持されるよう再び構成されるように、少なくとも1つのチャネル66が第2の位置に移動されることができるように構成されることが好ましい。
【0031】
本発明の一態様にしたがった飲料ボトル10を組み立てる方法は以下の通りである。本発明のステップは、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の順序で行われることができる。方法は、消費可能な飲料20をその中に収容するようになっているキャビテイ30を規定している第1の区画部12を提供することを含んでいる。第1の区画部12は、口31を規定する。少なくとも1つの添加剤62を保持するようになっている第2の区画部14を提供する。口31が密閉されることができるよう、第2の区画部14を第1の区画部12に取り付ける。蓋40を第2の区画部14に取り付け、蓋40を第1の方向に回転させることで、第1の区画部12および第2の区画部14の間に少なくとも1つの通路86が作られ、蓋40を第2の反対の方向に回転させることで、第1の区画部12および第2の区画部14が分離され、飲料ボトル10の動作は、第1の区画部12および第2の区画部14を分離する部分に損傷を与えず、したがって、飲料ボトル10が、第1の区画部12および第2の区画部14を用いて、他の消費可能な飲料および他の少なくとも1つの添加剤を再び分離して維持するのに再利用されることを可能としている。
【0032】
図1ないし9を参照すると、飲料ボトル10の一実施形態は以下のように動作する。第1の区画部12は、冷蔵庫で冷却され、もしくは電子レンジで加熱される。そして、消費可能な飲料20が第1の区画部のキャビテイ30内に配置される。
【0033】
その後、第2の区画部14のカラー34が、第1の区画部12の口31にわたって挿入され、第1の区画部12および第2の区画部14は相互にねじで留められている。第1の区画部12および第2の区画部14は、第1の区画部12の上部が第2の区画部14の下部のガスケット36に当接するまで、相互にねじ留めされることが好ましい。
【0034】
ストッパー82は、チャネル66を、第1の区画部12および第2の区画部14を分離する第2の位置に固定するように、第2の突起80Bと係合する、ことが好ましい。少なくとも1つの添加剤62が、スプーン/スコップ60などを用いて、もしくは第2の区画部内に直接加えられて、第2の区画部14の中に配置されることができる。
【0035】
そこで、蓋40は、蓋のシャフト70が回転可能なプレート案内柱68にわたってアラインメントされるように位置づけられる。そこで、蓋40は、第2の区画部14の上縁76が蓋40内の周方向の溝74に挿入され、蓋のシャフト70は案内柱68にわたってスライドされるように、第2の区画部14の上に下向きに低くされる。そこで、カバー56が閉じ位置に固定され、飲料ボトルは運搬/使用準備が整う。
【0036】
消費可能な飲料20と添加剤の混合が所望されると、ユーザは蓋40を回転させて、シャフト70と案内柱68との係合により、回転可能なプレート64を第1の位置に動かす。回転可能なプレート64を第2の位置から第1の位置まで動かすと、回転可能なプレートは、飲料ボトル10が第1の位置に固定されるように、十分なトルクで回転して、ストッパー82を第2の突起80Bを通過させ、案内スロット78をスライドして、第1の突起80Aを通過させる。
【0037】
飲料ボトルが第1の位置にチャネル66を有する場合、少なくとも1つの通路86が第1および第2の区画部の間に形成され、消費可能な飲料20および添加剤が混合されることを可能にしている。そこで、ユーザは所望であれば、飲料ボトルを振って混合を早めることができる。そこで、ユーザが混合物を飲もうと望む場合、飲むためにカバー56が取り外される。
【0038】
本発明の多様な実施形態について、多様な形状、構成、および特徴が上記に説明され、図面に示されたが、当業者は本開示から、本発明の範囲から逸脱することなく、上記の特徴の任意の組み合わせが用いられることができることを理解するであろう。たとえば、飲料ボトルは、円形状ではなく直線的な断面を有することができる。また、第2の飲み口が第1の区画部に直接取り付けられて、添加剤62を飲料20と混合することなく、消費可能な飲料20の消費を可能にすることもできる。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、第2の区画部14はまた、熱エネルギー貯蔵物質28を含むこともできる。したがって、飲料ボトルの上述の実施形態の広い発明的概念から逸脱することなく、これに変更がなされることが、当業者によって認識される。したがって、本発明は開示された特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲に定義され、および/もしくは添付の図面に示される、本発明の精神と範囲内のすべての変更をカバーするよう意図されることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】第1の区画部から分離された第2の区画部および蓋を説明する、本発明の好ましい実施形態にしたがった飲料ボトルの部分分解斜視図であり、第1の区画部は図面の下部に消費可能な飲料を含んで示され、第1の区画部は間に熱エネルギー貯蔵物質を含む内側および外側のパネルで形成されることが好ましいが必然ではなく、少なくとも1つの添加剤を中に保持するようになっている第2の区画部は図面の上部に示され、第2の区画部の底はこれを貫通した開口を有する底面プレートで形成されることが好ましく、開口は底面プレートの内面に沿って位置する回転可能なプレートの部分によって閉鎖されて示される。
【図2】図1の飲料ボトルの部分分解斜視図であり、第1および第2の区画部から分離された蓋を示し、第2の区画部の内部には、貫通したチャネルを規定している回転可能なプレートがあり、回転可能なプレートの上部には案内柱があり、蓋の内面にはほぼ下向きに延在して案内柱とはめ合うシャフトがあり、添加剤を含むスコップが示され、蓋は下端に第2の区画部の上縁を受けて蓋が第2の区画部に沿って回転することを可能にする周方向の溝を含む。
【図3】完全に組み立てられた図1の飲料ボトルの斜視図である。
【図4】図1の飲料ボトルの拡大切り欠き斜視図であり、蓋および第2の区画部の部分を説明する。
【図5】図1の飲料ボトルの蓋の上面図である。
【図6】図5の飲料ボトルの、図5の線6‐6における断面図であり、消費可能な飲料および少なくとも1つの添加剤を分離した区画部に保持する飲料ボトルを説明し、回転可能なプレートはこれによってチャネルが底面プレートの部分によって閉鎖されるよう構成され、蓋のシャフトは回転可能なプレートの案内柱に係合される。
【図6A】図6と同様の切り欠き断面図であり、消費可能な飲料および少なくとも1つの添加剤が混合されることを可能にするプロセスにおける飲料ボトルを説明し、回転可能なプレートのチャネルは第1の位置にあり、底面プレートの開口とアラインメントされて流体の流れ、添加剤の運搬、混合が、2つの区画部の間において生じることを可能にする少なくとも1つの通路を形成している。
【図7】図6の線7‐7における図6の飲料ボトルの断面図であり、第1および第2の区画部が分離されるように少なくとも1つのチャネルが第2の位置にあるように構成された回転可能なプレートを説明し、案内スロットは回転可能なプレートの周辺の部分に沿って位置し、回転可能なプレートは案内スロット内に延在する第1および第2の突起を有し、第2の突起は第2の区画部の内面に位置してチャネルが第2の位置から移動されるように動作される回転可能なプレートに抵抗を与えるストッパーと係合して示されている。
【図7A】図7と同様の断面図であり、少なくとも1つのチャネルが少なくとも1つの開口とアラインメントされて第1と第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成するように少なくとも1つのチャネルが第1の位置にあるように回転可能なプレートが構成され、第1の突起が、第2の区画部の内面に位置して、チャネルが第1の位置から移動されるように動作される回転可能なプレートへの抵抗を与えるストッパーと係合して示される。
【図8】図1の飲料ボトルの第2の区画部の分解図であり、底面プレートから分離された回転可能なプレートを説明し、シャフトは回転可能なプレートから下向きに延在してこの遠位端に外側に延在するフランジを有し、フランジは、好適に2つのプレートを共に回転可能に固定する物質の弾性によって底面プレートのボアを通じて進められる。
【図9】図1の飲料ボトルの切り欠き断面図であり、消費可能な飲料および少なくとも1つの添加剤の分離を保つ第2の位置におけるチャネルを説明する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
消費可能な飲料の加熱および冷却の少なくともいずれかをなすようになっている、消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部であって、
このキャビテイを形成している内側パネルと、
この内側パネルと共に、外側パネルとほぼ同一の広がりを有する室を形成している、外側パネルと、
この室内に位置する熱エネルギー貯蔵物質と、を備える第1の区画部と、
前記第1の区画部に取り外し可能に取着され、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部であって、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部に取り外し可能に係合された蓋と、
を具備し、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料が前記第2の区画部に入ることを可能にするようになっている、飲料ボトル。
【請求項2】
前記少なくとも1つのチャネルは、前記蓋を回転することによって前記第1の位置と第2の位置との間で移動される、請求項1に記載の飲料ボトル。
【請求項3】
前記蓋は、前記第2の区画部の上縁を受けるよう構成された周方向の溝を有し、この周方向の溝は、前記蓋が前記第2の区画部の前記上縁に沿ってスライドすることを可能にしている、請求項2に記載の飲料ボトル。
【請求項4】
前記第2の区画部は、
少なくとも1つの貫通した開口を規定している底面プレートと、
この底面プレートに回転可能に接続され、貫通した前記少なくとも1つのチャネルを規定している回転可能なプレートと、を備え、前記回転可能なプレートが前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にあるように構成された時に、前記少なくとも1つの開口および前記少なくとも1つのチャネルはアラインメントされて少なくとも1つの通路を形成している、請求項1に記載の飲料ボトル。
【請求項5】
前記回転可能なプレートに位置する少なくとも1つの案内柱と、
前記蓋の内面に位置して、前記蓋を回転することが前記回転可能なプレートを回転するように前記少なくとも1つの案内柱を係合するよう構成された少なくとも1つのシャフトと、
をさらに具備する、請求項4に記載の飲料ボトル。
【請求項6】
2つの案内柱と、2つのシャフトとを具備し、前記2つのシャフトは、前記2つの案内柱の一部分に沿ってスライドすることで前記2つの案内柱を係合する、請求項5に記載の飲料ボトル。
【請求項7】
前記回転可能なプレートは、これの周辺の部分に沿って案内スロットを有する、請求項5に記載の飲料ボトル。
【請求項8】
前記回転可能なプレートは、前記案内スロット内に延在している第1および第2の突起を有する、請求項7に記載の飲料ボトル。
【請求項9】
前記案内スロットとのスライド可能な係合のために前記第2の区画部に位置しているストッパーをさらに具備し、前記第1および第2の突起は、前記少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の位置のいずれか一方から移動されるように動作される前記回転可能なプレートに対して抵抗を与えるよう構成されている、請求項8に記載の飲料ボトル。
【請求項10】
前記室内の前記熱エネルギー貯蔵物質が前記第1の区画部の外観に影響を及ぼすように、前記内側および外側パネルはほぼ半透明である、請求項1に記載の飲料ボトル。
【請求項11】
前記内側および外側パネルは、相互に取り外し不可能に取着されている、請求項10に記載の飲料ボトル。
【請求項12】
消費可能な飲料のための再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部と、
前記第1の区画部に取り外し可能に取着され、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっており、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部に取り外し可能に係合された蓋と、
を具備し、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料は前記第2の区画部に入ることを可能にするようになっている、飲料ボトル。
【請求項13】
前記第1および第2の区画部は、互いにねじで取り付けられている、請求項12に記載の飲料ボトル。
【請求項14】
前記少なくとも1つのチャネルは、前記蓋の回転により前記第1の位置と第2の位置との間で移動される、請求項12に記載の飲料ボトル。
【請求項15】
前記第2の区画部は、
少なくとも1つの貫通した開口を規定している底面プレートと、
前記底面プレートに回転可能に接続され、貫通した前記少なくとも1つのチャネルを規定している回転可能なプレートと、
を備え、
前記回転可能なプレートが前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にあるように構成された時に、前記少なくとも1つの開口および前記少なくとも1つのチャネルはアラインメントされて少なくとも1つの通路を形成する、請求項12に記載の飲料ボトル。
【請求項16】
前記回転可能なプレート上に位置している少なくとも1つの案内柱と、
前記蓋の内面上に位置して、前記蓋の回転により前記回転可能なプレートが回転するように前記少なくとも1つの案内柱を係合するよう構成された少なくとも1つのシャフトと、
をさらに具備する、請求項15に記載の飲料ボトル。
【請求項17】
2つの案内柱と2つのシャフトとを具備し、前記2つのシャフトは、前記2つの案内柱の部分にわたってスライドすることで前記2つの案内柱と係合する、請求項16に記載の飲料ボトル。
【請求項18】
前記回転可能なプレートは、これの周辺の部分に沿って案内スロットを有する、請求項16に記載の飲料ボトル。
【請求項19】
前記回転可能なプレートは、前記案内スロット内に延在している第1および第2の突起を有する、請求項18に記載の飲料ボトル。
【請求項20】
前記案内スロットとのスライド可能な係合のために前記第2の区画部に位置しているストッパーをさらに具備し、前記第1および第2の突起は、前記少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の位置のいずれか一方から移動されるように動作される前記回転可能なプレートに対して抵抗を与えるよう構成された、請求項19に記載の飲料ボトル。
【請求項21】
消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部と、
前記第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部であって、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部に取り外し可能に係合された蓋と、
を備え、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料は前記第2の区画部に入ることを可能とするようになっており、前記蓋を回転させることで前記少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の位置の間で移動される、飲料ボトル。
【請求項22】
前記第2の区画部は、
少なくとも1つの貫通した開口を規定している底面プレートと、
前記底面プレートに回転可能に接続され、貫通した前記少なくとも1つのチャネルを規定している回転可能なプレートと、
を備え、
前記回転可能なプレートが前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にあるように構成された時に、前記少なくとも1つの開口および前記少なくとも1つのチャネルはアラインメントされて少なくとも1つの通路を形成する、請求項21に記載の飲料ボトル。
【請求項23】
前記回転可能なプレートは、前記底面プレート内のボアを貫通いるように延びたシャフトを有し、このシャフトの末端がこのシャフトをボア内に固定するフランジを含む、請求項22に記載の飲料ボトル。
【請求項24】
前記回転可能なプレート上に位置している少なくとも1つの案内柱と、
前記蓋の内面に位置し、前記蓋の回転が前記回転可能なプレートを回転させるように、前記少なくとも1つの案内柱と係合するよう構成された、少なくとも1つのシャフトと、
をさらに備える、請求項22に記載の飲料ボトル。
【請求項25】
飲料ボトルを組み立てる方法であって、
消費可能な飲料をこの中に収容するようになっているキャビテイと口とを規定する第1の区画部を提供することと、
少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部を提供することと、
前記口が密閉されることができるように、前記第2の区画部を前記第1の区画部に取り付けることと、
蓋を前記第2の区画部に取り付けることと、
を具備し、
前記蓋の第1の方向への回転は、前記第1および第2の区画部の間に少なくとも1つの通路を作成することをもたらし、前記蓋の第2の反対の方向への回転は、前記第1および第2の区画部を分離することをもたらし、飲料ボトルの操作はこの飲料ボトルの前記第1および第2の区画部を再び分離するこの飲料ボトルの機能を減少させず、したがってこの飲料ボトルが再利用されて、前記第1および第2の区画部を用いて他の消費可能な飲料および他の少なくとも1つの添加剤を再び分離して維持することを可能にする、方法。
【請求項26】
前記少なくとも1つの通路が用いられて前記消費可能な飲料と少なくとも1つの添加剤を混合した後、前記飲料ボトルが前記第1および第2の区画部を分離して維持するよう再び構成されるように、前記少なくとも1つのチャネルは前記第2の位置に移動されることができるように構成されている、請求項1に記載の飲料ボトル。
【請求項27】
前記少なくとも1つの通路が用いられて前記消費可能な飲料と少なくとも1つの添加剤を混合した後、前記飲料ボトルが前記第1および第2の区画部を分離して維持するよう再び構成されるように、前記少なくとも1つのチャネルは前記第2の位置に移動されることができるように構成されている、請求項12に記載の飲料ボトル。
【請求項28】
前記少なくとも1つの通路が用いられて前記消費可能な飲料と少なくとも1つの添加剤を混合した後、前記飲料ボトルが前記第1および第2の区画部を分離して維持するよう再び構成されるように、前記少なくとも1つのチャネルは前記第2の位置に移動されることができるように構成されている、請求項21に記載の飲料ボトル。
【請求項29】
消費可能な飲料の加熱および冷却の少なくともいずれかをなすようになっている、消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部であって、
このキャビテイを形成している内側パネルと、
この内側パネルと共に、外側パネルとほぼ同じ広がりを有する室を形成する、外側パネルと、
この室内に位置する熱エネルギー貯蔵物質と、を備えた第1の区画部と、
前記第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部であって、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置の間を収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部上に位置する蓋と、
を具備し、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料が前記第2の区画部に入ることを可能にするようになっている、飲料ボトル。
【請求項30】
消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部と、
前記第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部であって、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部上に位置する蓋と、
を具備し、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料は前記第2の区画部に入ることを可能にするようになっており、前記蓋を回転させることで前記少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の位置の間で移動される、飲料ボトル。
【請求項1】
消費可能な飲料の加熱および冷却の少なくともいずれかをなすようになっている、消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部であって、
このキャビテイを形成している内側パネルと、
この内側パネルと共に、外側パネルとほぼ同一の広がりを有する室を形成している、外側パネルと、
この室内に位置する熱エネルギー貯蔵物質と、を備える第1の区画部と、
前記第1の区画部に取り外し可能に取着され、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部であって、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部に取り外し可能に係合された蓋と、
を具備し、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料が前記第2の区画部に入ることを可能にするようになっている、飲料ボトル。
【請求項2】
前記少なくとも1つのチャネルは、前記蓋を回転することによって前記第1の位置と第2の位置との間で移動される、請求項1に記載の飲料ボトル。
【請求項3】
前記蓋は、前記第2の区画部の上縁を受けるよう構成された周方向の溝を有し、この周方向の溝は、前記蓋が前記第2の区画部の前記上縁に沿ってスライドすることを可能にしている、請求項2に記載の飲料ボトル。
【請求項4】
前記第2の区画部は、
少なくとも1つの貫通した開口を規定している底面プレートと、
この底面プレートに回転可能に接続され、貫通した前記少なくとも1つのチャネルを規定している回転可能なプレートと、を備え、前記回転可能なプレートが前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にあるように構成された時に、前記少なくとも1つの開口および前記少なくとも1つのチャネルはアラインメントされて少なくとも1つの通路を形成している、請求項1に記載の飲料ボトル。
【請求項5】
前記回転可能なプレートに位置する少なくとも1つの案内柱と、
前記蓋の内面に位置して、前記蓋を回転することが前記回転可能なプレートを回転するように前記少なくとも1つの案内柱を係合するよう構成された少なくとも1つのシャフトと、
をさらに具備する、請求項4に記載の飲料ボトル。
【請求項6】
2つの案内柱と、2つのシャフトとを具備し、前記2つのシャフトは、前記2つの案内柱の一部分に沿ってスライドすることで前記2つの案内柱を係合する、請求項5に記載の飲料ボトル。
【請求項7】
前記回転可能なプレートは、これの周辺の部分に沿って案内スロットを有する、請求項5に記載の飲料ボトル。
【請求項8】
前記回転可能なプレートは、前記案内スロット内に延在している第1および第2の突起を有する、請求項7に記載の飲料ボトル。
【請求項9】
前記案内スロットとのスライド可能な係合のために前記第2の区画部に位置しているストッパーをさらに具備し、前記第1および第2の突起は、前記少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の位置のいずれか一方から移動されるように動作される前記回転可能なプレートに対して抵抗を与えるよう構成されている、請求項8に記載の飲料ボトル。
【請求項10】
前記室内の前記熱エネルギー貯蔵物質が前記第1の区画部の外観に影響を及ぼすように、前記内側および外側パネルはほぼ半透明である、請求項1に記載の飲料ボトル。
【請求項11】
前記内側および外側パネルは、相互に取り外し不可能に取着されている、請求項10に記載の飲料ボトル。
【請求項12】
消費可能な飲料のための再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部と、
前記第1の区画部に取り外し可能に取着され、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっており、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部に取り外し可能に係合された蓋と、
を具備し、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料は前記第2の区画部に入ることを可能にするようになっている、飲料ボトル。
【請求項13】
前記第1および第2の区画部は、互いにねじで取り付けられている、請求項12に記載の飲料ボトル。
【請求項14】
前記少なくとも1つのチャネルは、前記蓋の回転により前記第1の位置と第2の位置との間で移動される、請求項12に記載の飲料ボトル。
【請求項15】
前記第2の区画部は、
少なくとも1つの貫通した開口を規定している底面プレートと、
前記底面プレートに回転可能に接続され、貫通した前記少なくとも1つのチャネルを規定している回転可能なプレートと、
を備え、
前記回転可能なプレートが前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にあるように構成された時に、前記少なくとも1つの開口および前記少なくとも1つのチャネルはアラインメントされて少なくとも1つの通路を形成する、請求項12に記載の飲料ボトル。
【請求項16】
前記回転可能なプレート上に位置している少なくとも1つの案内柱と、
前記蓋の内面上に位置して、前記蓋の回転により前記回転可能なプレートが回転するように前記少なくとも1つの案内柱を係合するよう構成された少なくとも1つのシャフトと、
をさらに具備する、請求項15に記載の飲料ボトル。
【請求項17】
2つの案内柱と2つのシャフトとを具備し、前記2つのシャフトは、前記2つの案内柱の部分にわたってスライドすることで前記2つの案内柱と係合する、請求項16に記載の飲料ボトル。
【請求項18】
前記回転可能なプレートは、これの周辺の部分に沿って案内スロットを有する、請求項16に記載の飲料ボトル。
【請求項19】
前記回転可能なプレートは、前記案内スロット内に延在している第1および第2の突起を有する、請求項18に記載の飲料ボトル。
【請求項20】
前記案内スロットとのスライド可能な係合のために前記第2の区画部に位置しているストッパーをさらに具備し、前記第1および第2の突起は、前記少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の位置のいずれか一方から移動されるように動作される前記回転可能なプレートに対して抵抗を与えるよう構成された、請求項19に記載の飲料ボトル。
【請求項21】
消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部と、
前記第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部であって、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部に取り外し可能に係合された蓋と、
を備え、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料は前記第2の区画部に入ることを可能とするようになっており、前記蓋を回転させることで前記少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の位置の間で移動される、飲料ボトル。
【請求項22】
前記第2の区画部は、
少なくとも1つの貫通した開口を規定している底面プレートと、
前記底面プレートに回転可能に接続され、貫通した前記少なくとも1つのチャネルを規定している回転可能なプレートと、
を備え、
前記回転可能なプレートが前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にあるように構成された時に、前記少なくとも1つの開口および前記少なくとも1つのチャネルはアラインメントされて少なくとも1つの通路を形成する、請求項21に記載の飲料ボトル。
【請求項23】
前記回転可能なプレートは、前記底面プレート内のボアを貫通いるように延びたシャフトを有し、このシャフトの末端がこのシャフトをボア内に固定するフランジを含む、請求項22に記載の飲料ボトル。
【請求項24】
前記回転可能なプレート上に位置している少なくとも1つの案内柱と、
前記蓋の内面に位置し、前記蓋の回転が前記回転可能なプレートを回転させるように、前記少なくとも1つの案内柱と係合するよう構成された、少なくとも1つのシャフトと、
をさらに備える、請求項22に記載の飲料ボトル。
【請求項25】
飲料ボトルを組み立てる方法であって、
消費可能な飲料をこの中に収容するようになっているキャビテイと口とを規定する第1の区画部を提供することと、
少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部を提供することと、
前記口が密閉されることができるように、前記第2の区画部を前記第1の区画部に取り付けることと、
蓋を前記第2の区画部に取り付けることと、
を具備し、
前記蓋の第1の方向への回転は、前記第1および第2の区画部の間に少なくとも1つの通路を作成することをもたらし、前記蓋の第2の反対の方向への回転は、前記第1および第2の区画部を分離することをもたらし、飲料ボトルの操作はこの飲料ボトルの前記第1および第2の区画部を再び分離するこの飲料ボトルの機能を減少させず、したがってこの飲料ボトルが再利用されて、前記第1および第2の区画部を用いて他の消費可能な飲料および他の少なくとも1つの添加剤を再び分離して維持することを可能にする、方法。
【請求項26】
前記少なくとも1つの通路が用いられて前記消費可能な飲料と少なくとも1つの添加剤を混合した後、前記飲料ボトルが前記第1および第2の区画部を分離して維持するよう再び構成されるように、前記少なくとも1つのチャネルは前記第2の位置に移動されることができるように構成されている、請求項1に記載の飲料ボトル。
【請求項27】
前記少なくとも1つの通路が用いられて前記消費可能な飲料と少なくとも1つの添加剤を混合した後、前記飲料ボトルが前記第1および第2の区画部を分離して維持するよう再び構成されるように、前記少なくとも1つのチャネルは前記第2の位置に移動されることができるように構成されている、請求項12に記載の飲料ボトル。
【請求項28】
前記少なくとも1つの通路が用いられて前記消費可能な飲料と少なくとも1つの添加剤を混合した後、前記飲料ボトルが前記第1および第2の区画部を分離して維持するよう再び構成されるように、前記少なくとも1つのチャネルは前記第2の位置に移動されることができるように構成されている、請求項21に記載の飲料ボトル。
【請求項29】
消費可能な飲料の加熱および冷却の少なくともいずれかをなすようになっている、消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部であって、
このキャビテイを形成している内側パネルと、
この内側パネルと共に、外側パネルとほぼ同じ広がりを有する室を形成する、外側パネルと、
この室内に位置する熱エネルギー貯蔵物質と、を備えた第1の区画部と、
前記第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部であって、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置の間を収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部上に位置する蓋と、
を具備し、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料が前記第2の区画部に入ることを可能にするようになっている、飲料ボトル。
【請求項30】
消費可能な飲料のための、再利用可能な2区画部飲料ボトルであって、
消費可能な飲料を収容するようになっているキャビテイを規定している第1の区画部と、
前記第1の区画部の上に位置して、少なくとも1つの添加剤を保持するようになっている第2の区画部であって、少なくとも1つのチャネルが位置づけられて前記第1および第2の区画部を接続する少なくとも1つの通路を形成する第1の位置と、この少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の区画部が分離されるように位置づけられた第2の位置との間で収容可能である、少なくとも1つのチャネルを備える第2の区画部と、
前記第2の区画部上に位置する蓋と、
を具備し、
前記少なくとも1つのチャネルが前記第1の位置にある時に、前記第1の区画部からの消費可能な飲料は前記第2の区画部に入ることを可能にするようになっており、前記蓋を回転させることで前記少なくとも1つのチャネルが前記第1および第2の位置の間で移動される、飲料ボトル。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6A】
【図7】
【図7A】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6A】
【図7】
【図7A】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2008−120456(P2008−120456A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−260234(P2007−260234)
【出願日】平成19年10月3日(2007.10.3)
【出願人】(502386167)
【氏名又は名称原語表記】Donna Roth
【出願人】(505275457)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−260234(P2007−260234)
【出願日】平成19年10月3日(2007.10.3)
【出願人】(502386167)
【氏名又は名称原語表記】Donna Roth
【出願人】(505275457)
【Fターム(参考)】
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