説明

高周波電力増幅器

【課題】2つの電力増幅部のそれぞれから出力された波形が振幅、位相ともに同一となるように制御することによって電力合成器の電力損失を小さくし、小型化、経済性、信頼性に優れた高周波電力増幅器を提供する。
【解決手段】分配器の出力端と電力増幅部との間に挿入接続され、分配出力された高周波信号の位相及び振幅の制御をするための第1、第2の補正・保護回路と、合成トランスの入力端と吸収抵抗器の端との間に挿入接続され吸収抵抗器で吸収された差分の電力を電圧に変換して出力するための第1、第2の検出回路と、第1、第2の検出回路の電圧出力値を比較し、該比較の結果から2つの電力増幅信号が同一位相、同一振幅とさせるように制御する制御信号を第1、第2の補正・保護回路に与え2つの電力増幅信号の合成時の合成損失を低減させる制御回路とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高周波増幅器に入力される高周波信号の電力増幅に関するもので、特に増幅器の組み合わせ時における各増幅器の出力信号に関する。
【背景技術】
【0002】
図4は従来の高周波電力増幅器のシステムブロック図である。
図4において、1は高周波信号入力端、2は分配器、4A,4Bは電力増幅部、6は吸収抵抗器、7は合成トランス、9は高周波電力出力端であり、30は吸収抵抗器6及び合成トランス7を備えた電力合成器である。
更に、31はAGC回路、32はプリアンプ、33は出力フィルタ、34は出力検波回路である。
入力される高周波信号はAGC回路31及びプリアンプ32を経て、高周波信号は高周波信号入力端1から分配器2に入力(一例として高周波信号レベル;+13dBm)され、分配器2は高周波信号を2分配(分配損失;3dB)し、その出力は振幅、位相ともに同一(+10dBmの2出力)である。分配器2によって分配された高周波信号はそれぞれ電力増幅部4A及び4Bに入力される。電力増幅部4A及び4Bのそれぞれ同一の定められた増幅度(利得;30dB、最大出力;+40dBm⇒10W)によって増幅され、振幅、位相ともに同一の電力増幅信号A,Bとしての出力信号(各出力;+40dBm)を得る。
電力増幅部4A及び4Bから出力された二つの振幅、位相ともに同一波形である電力増幅信号A,Bは電力合成器30(2倍合成)によって合成され、合成された一つの電力増幅信号として得られ、高周波電力出力端9から高周波電力増幅器の出力信号(+43dBm⇒20W)が出力される。
高周波電力出力端9から出力された高周波電力増幅器の出力信号は、出力フィルタ33によって帯域外スペクトラムを減衰させて出力される。この出力の一部のレベルが出力検波回路34に導かれ、出力レベルに比例したDCに変換されて、AGC回路31のAGC制御電圧として供給される。
【0003】
なお、電力増幅部4A及び4Bによって出力されたそれぞれの電力増幅信号A,Bが位相及び、又は振幅の一部に相違が生じている場合、その相違された互いの電力の差分は吸収抵抗器6によって熱に変換して吸収され(一般的には電力増幅部出力の1/4程度の定格値のものを備える;一例;2.5W)、位相、振幅ともに同一範囲の波形である二つの電力増幅信号分は合成トランス7へ供給され電力合成され、高周波電力出力端9から高周波電力増幅器の出力信号(一例として20W−2.5W⇒17.5W)が出力される。
それぞれの電力増幅信号A,Bとの間で、位相及び、又は振幅の一部が相違する理由としては、電力増幅部内の半導体など用いた増幅素子の増幅度あるいは、プリント基板回路に実装されたときのストレー容量などの微小なアンバランスが影響して発生するものである。
特に経時変化によって起こる場合、部品の修理、交換によって起こる場合がある。
このような現象は、大電力の高周波電力増幅器になるほど、吸収抵抗器6での耐電力(損失電力)が比例して大きな値のものを備えるので、放熱システムの考慮も含めて装置が大掛かりとなる。
以上の電力合成方式を用いた高周波電力増幅器は、電力増幅部に半導体増幅素子を用いたようなものに適し、即ち、半導体増幅素子個々の最大出力には限度があるが、合成により大電力化を実現できるものである。
このような構成の増幅器は一般にウィルキンソン回路による平衡増幅器と言われているものである。
【0004】
以上のほか電力合成時の損失電力を低減させる従来技術として、分配器からの出力信号を減衰させる可変減衰器と、位相を調整させる可変位相器と、ベクトル比較回路と、制御回路とを備え、制御回路は必要に応じて可変減衰器ならびに可変位相器を制御を行って合成損失を低減することができるようなものであった。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−185967号公報(第7頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ウィルキンソン回路による平衡増幅器の回路構成によって、半導体増幅素子を複数個用いて大電力の高周波電力増幅器を実現しようとすると、吸収抵抗器での耐電力(損失電力)が大きな値のものを備え、その放熱システムも大きくなり、装置の小型化での欠点であった。しかも長期信頼性において電力増幅部の出力信号のバランスがくずれることもあり、電力合成器での損失が増加し、定格出力確保のためには消費電力も増大し、ひいては一部の電力増幅部又は、及び電力合成器に破損を来たす問題が生じた。
【0006】
本発明の目的は、2つの電力増幅部のそれぞれから出力された波形が振幅、位相ともに同一となるように制御することによって電力合成器の電力損失を小さくし、小型化、経済性、信頼性に優れた高周波電力増幅器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、高周波電力増幅器は、高周波信号を入力する高周波信号入力端と、
該高周波信号入力端に接続され2つの高周波信号に分配出力するための分配器と、
該分配器の2出力のそれぞれが接続されて前記高周波信号を電力増幅された電力増幅信号を出力するための2つの電力増幅部と、
該各電力増幅部の出力が接続され少なくとも2つの電力増幅信号を合成するための合成トランスと、
該合成トランスの2つの入力端の間に接続されて前記2つの電力増幅信号間に振幅及び又は位相の差異が生じたときの差分の電力を吸収するための吸収抵抗器と、
該合成トランスの出力が接続される高周波電力出力端とを備えた高周波電力増幅器であって、
前記分配器の一方の出力端と一方の電力増幅部との間に挿入接続され、前記分配出力された一方の高周波信号の位相及び振幅の制御をするための第1の補正・保護回路と、
前記分配器の他方の出力端と他方の電力増幅部との間に挿入接続され、前記分配出力された他方の高周波信号の位相及び振幅の制御をするための第2の補正・保護回路と、
前記合成トランスの一方の入力端と前記吸収抵抗器の一方端との間に挿入接続され前記吸収抵抗器で吸収された差分の電力を電圧に変換して出力するための第1の検出回路と、
前記合成トランスの他方の入力端と前記吸収抵抗器の他方端との間に挿入接続され前記吸収抵抗器で吸収された差分の電力を電圧に変換して出力するための第2の検出回路と
前記第1、第2の検出回路の電圧出力値を比較し、該比較の結果から前記2つの電力増幅信号が同一位相、同一振幅とさせるように制御する制御信号を前記第1、第2の補正・保護回路に与え前記2つの電力増幅信号の合成時の合成損失を低減させる制御回路とを備え、
更に、前記第1、第2の検出回路の出力値のいずれもが予め蓄えた基準値を超えた場合は、アラームを外部へ出力する前記制御回路を備えた請求項1に記載の高周波電力増幅器。
【発明の効果】
【0008】
本発明を実施すれば、吸収抵抗器の耐電力の減少化及び回路の小型化が実現され、増幅器の組み合わせ時における合成損失を低減させるものであり、電力増幅部及び電力合成器が破損から保護され、長期間の高安定動作および経済性に著しい効果を奏する。安全性、信頼性をもって実現できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は本発明の実施例である高周波電力増幅器のブロック図である。
図1において、1は高周波信号入力端、2は分配器、3A、3Bは補正・保護回路、4A,4Bは電力増幅部、5A、5Bは検出回路、6は吸収抵抗器、7は合成トランス、8は制御回路、9は高周波電力出力端、10はアラーム出力端であり、20は検出回路5A、5B、吸収抵抗器6及び合成トランス7を有する電力合成器である。
高周波信号は高周波信号入力端1から分配器2に入力(一例として;+13dBm)され、分配器2は高周波信号を2分配(分配損失;3dB)し、その出力は振幅、位相ともに同一(+10dBmの2出力)である。
分配器2で分配された高周波信号はそれぞれ補正・保護回路3A、3Bに入力され、このとき必要に応じて高周波信号に位相調整及び、又は振幅調整されて、その出力は電力増幅部4A及び4Bに入力される。電力増幅部4A、4Bは、それぞれ同一の定められた増幅度(利得;30dB、最大出力;+40dBm⇒10W)によって増幅され、振幅、位相ともに同一の電力増幅信号の出力信号(各出力+40dBm)である。
電力増幅部4A及び4Bによって出力された電力増幅信号A,Bは電力合成器20(2倍合成)によって二つの振幅、位相ともに同一波形を合成して一つの電力増幅信号となり、高周波電力出力端9から高周波電力増幅器の出力信号(+43dBm⇒20W)として出力される。
電力増幅部4A及び4Bによって出力された2つの電力増幅信号A,Bが同位相、同振幅の所定の同一波形であるうちは、電力増幅信号A,Bはそれぞれ全ての電力量が合成トランス7に供給され規定の電力増幅信号を出力し、吸収抵抗器6での電力消費は発生しない。従って、検出回路5A、5Bにも高周波電流が流れないので検出電圧A,Bはそれぞれゼロである。
【0010】
しかし、電力増幅部4A及び4Bによって出力された、それぞれの電力増幅信号A,Bが位相及び、又は振幅の一部に相違が生じた時には、その相違された互いの電力の差分は吸収抵抗器6によって熱に変換して吸収される。
同時に検出回路5A、5Bには電力の差分によって高周波電流が流される。検出回路5A、5Bにはそれぞれに方向性結合器が用いられているので、検出回路5Aでは電力増幅信号Aのレベルが電力増幅信号Bのレベルに比べ大きいときに検出され、検出回路5Bでは電力増幅信号Bのレベルが電力増幅信号Aのレベルに比べ大きいときに検出される。位相差、振幅差ともに振幅差として検出される。
検出電圧A、Bは制御回路8へ入力され、制御処理された制御信号がそれぞれ補正・保護回路3A、3Bに入力され、電力増幅信号A,Bが所定の値にされるように補正・保護回路3A、3Bにて位相及び、又は振幅の一部が補正される。このようなフィードバック回路が電力増幅部4A及び4Bによって出力された2つの電力増幅信号A,Bが次第に収斂して同位相、同振幅の所定の同一波形に制御され、電力増幅信号A,Bはそれぞれ電力量が合成トランス7に供給され規定の電力増幅信号を出力し、吸収抵抗器6での電力消費は制御が収斂したときの極小の電力であり、電力合成器20での合成損失を低減させる。
本発明での吸収抵抗器6の電力消費は電力増幅部出力の1/10程度の定格値のものを備えればよい。(一例;約1W)
【0011】
また、何れかの原因でフィードバック回路での同位相、同振幅の制御が保てなくなったような場合は、電力増幅信号A,Bの差分が任意の値を超えた方の電力増幅部4A及び4Bのいずれかを出力停止させ、正常な方の電力増幅部4A又は4Bを動作させ、電力合成器20からは、電力増幅部4Aまたは4Bによって片側出力された低減出力が出力されるような保護の制御としても動作する。
このようなそれぞれの電力増幅信号A,Bが、位相及び、又は振幅の一部に相違する理由としては、電力増幅部内の半導体など用いた増幅素子の増幅度あるいは、プリント基板回路に実装されたときのストレー容量などの微小なアンバランスが影響して発生することがある。経時変化によって起こる場合、部品の修理、交換によって起こる場合が顕著である。
電力増幅部4A又は4Bのいずれかが破損し、残る電力増幅部4A又は4B及び電力合成器20をともに破損から保護させるものである。
更に、制御回路8では、検出電圧A、Bのこれら入力の値が予め蓄えた基準値を超えるかの比較を行い、超えた場合は電力増幅部を破損から守られるようにするためのアラームを外部へのアラーム出力端10から出力させ、図示されてはいないが入力信号「断」などして高周波電力増幅器全体の動作停止をさせる。
一例として、基準値の3dB以内であれば制御範囲とし、基準値に比較し3dBを超えた場合はアラーム情報をアラーム出力端10から出力するとともに、当該電力増幅器の入力を停止させてもよい。
なお電力合成器20は電力増幅信号A,Bの1対を入力とし、検出電圧A,Bの1対を出力する例について説明したが、それぞれn対に対応するものであってもよいことは言うまでもない。
以上の制御方式を備えた電力合成方式を用いた高周波電力増幅器は、電力増幅部に半導体増幅素子を用いたようなものに適し、即ち、半導体増幅素子個々の最大出力は限度があるが、合成により大電力化を安全性、信頼性をもって実現できるものである。
【0012】
図2は本発明の電力合成器20の回路図である。
電力増幅部4A及び4Bによって出力された、それぞれの電力増幅信号A,Bが位相及び、又は振幅の一部に相違が生じた時には、その相違された互いの電力の差分は吸収抵抗器6によって熱に変換して吸収される。
同時に検出回路5A、5Bには電力の差分によって高周波電流が流される。検出回路5A、5Bにはそれぞれ方向性結合器が用いられているので、検出回路5Aでは電力増幅信号Aに対応するレベルが検出され、検波ダイオードによって検波されたDC分に変換された検出電圧Aが出力され、検出回路5Bでは電力増幅信号Bに対応するレベルが検出され、検波ダイオードによって検波されたDC分に変換された検出電圧Bが出力される。
それぞれの電力増幅信号A,Bの位相及び振幅の合致されている分の電力量は合成トランスにて同位相、同振幅の2つの電力増幅信号が合成されて高周波電力出力端9から出力される。
【0013】
図3は本発明の高周波電力増幅器のモデル化された波形図である。
図3(イ)は、電力増幅信号Aが所定の振幅であり,電力増幅信号B’が所定の振幅より低くかった例であり、AとB’間で電力差となる振幅差(a)が表れ、そのときの吸収電力分(ハッチング部分)が合成損失となり、合成損失が差し引かれた残りの波形が合成されて合成電力波形(破線)を表わす波形図である。
図3(ロ)は、電力増幅信号Aが所定の位相であり,電力増幅信号B’が所定の位相より進んでしまった位相の例であり、AとB’間で電力差となる位相差(φ)が現れ、そのときの吸収電力分(ハッチング部分)が合成損失となり、合成損失が差し引かれた残りの波形が合成されて合成電力波形(破線)を表わす波形である。
図3(ハ)は、電力増幅信号A,B’間で振幅差(a)を有する波形または電力増幅信号A,B’間で位相差(φ)を有する波形に対して位相又は振幅の制御がそれぞれ行われ、電力増幅信号Bが電力増幅信号Aに振幅、位相ともに同一にされるように補正され、その合成電力(A+B)が作成され出力される。
合成器の入出力電力の関係式は、簡易的に次式で表わされる。
電力増幅信号の電力A+電力増幅信号の電力B=吸収電力+出力電力
従って、吸収電力が極小であれば合成損失も極小にされ、最大効率の出力電力即ち高周波電力出力を得る。
【0014】
本発明の実施例である高周波電力増幅器のブロック図において、高周波信号入力端1の前に直列にAGC回路とプリアンプを接続し、高周波電力出力端9の後に直列に出力フィルタを接続し、出力フィルタの出力に出力検波回路を接続し、出力検波回路の出力をAGC回路の制御信号として接続し、
高周波電力出力端9から出力された高周波電力増幅器の出力信号は、出力フィルタによって帯域外スペクトラムを減衰させて出力され、この出力の一部のレベルが出力検波回路に導かれ、出力レベルに比例したDCに変換されて、AGC回路31のAGC制御電圧として供給されるようなシステム化された構成でもよいことはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明は、半導体増幅素子を用いて大電力の高周波電力増幅器を備えた通信システムに適用されて通信事業等に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例である高周波電力増幅器のブロック図である。
【図2】本発明の電力合成器の回路図である。
【図3】本発明の高周波電力増幅器のモデル化された波形図である。
【図4】従来の高周波電力増幅器のシステムブロック図である。
【符号の説明】
【0017】
1 高周波信号入力端
2 分配器
3A、3B 補正・保護回路
4A、4B 電力増幅部
5A、5B 検出回路
6 吸収抵抗器
7 合成トランス
8 制御回路
9 高周波電力出力端
10 アラーム出力端
20、30 電力合成器
31 AGC回路
32 プリアンプ
33 出力フィルタ
34 出力検波回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高周波信号を入力する高周波信号入力端と、
該高周波信号入力端に接続され2つの高周波信号に分配出力するための分配器と、
該分配器の2出力のそれぞれが接続されて前記高周波信号を電力増幅された電力増幅信号を出力するための2つの電力増幅部と、
該各電力増幅部の出力が接続され少なくとも2つの電力増幅信号を合成するための合成トランスと、
該合成トランスの2つの入力端の間に接続されて前記2つの電力増幅信号間に振幅及び又は位相の差異が生じたときの差分の電力を吸収するための吸収抵抗器と、
該合成トランスの出力が接続される高周波電力出力端とを備えた高周波電力増幅器であって、
前記分配器の一方の出力端と一方の電力増幅部との間に挿入接続され、前記分配出力された一方の高周波信号の位相及び振幅の制御をするための第1の補正・保護回路と、
前記分配器の他方の出力端と他方の電力増幅部との間に挿入接続され、前記分配出力された他方の高周波信号の位相及び振幅の制御をするための第2の補正・保護回路と、
前記合成トランスの一方の入力端と前記吸収抵抗器の一方端との間に挿入接続され前記吸収抵抗器で吸収された差分の電力を電圧に変換して出力するための第1の検出回路と、
前記合成トランスの他方の入力端と前記吸収抵抗器の他方端との間に挿入接続され前記吸収抵抗器で吸収された差分の電力を電圧に変換して出力するための第2の検出回路と
前記第1、第2の検出回路の電圧出力値を比較し、該比較の結果から前記2つの電力増幅信号が同一位相、同一振幅とさせるように制御する制御信号を前記第1、第2の補正・保護回路に与え前記2つの電力増幅信号の合成時の合成損失を低減させる制御回路とを備えた高周波電力増幅器。
【請求項2】
前記第1、第2の検出回路の出力値のいずれもが予め蓄えた基準値を超えた場合は、アラームを外部へ出力する前記制御回路を備えた請求項1に記載の高周波電力増幅器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−129426(P2007−129426A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−319590(P2005−319590)
【出願日】平成17年11月2日(2005.11.2)
【出願人】(000166650)株式会社日立国際電気エンジニアリング (100)
【Fターム(参考)】