説明

高架床版の補修方法

【課題】作業を軽労化するとともに、作業装置や資材を最小限にして作業を行なうことができる高架床版の補修方法を提供する。
【解決手段】高架床版の補修対象領域を、上方から切り出して開口部1bを形成し、開口部1bの下方位置に吊設した枕梁7の上に足場を配置し、足場に載った作業者Pにより開口周縁部のコンクリートのはつり作業をした後、足場を撤去し、吊設された枕梁7を、開口周縁部から突出した鉄筋3の下方の所定の位置に移動させ、枕梁7にパネル材5を架設して、鉄筋3の下方位置でパネル材5により開口部1bを覆うようにした後、鉄筋3に新たな鉄筋を配筋し、次いで、開口部1bに新たなコンクリートを打設して、パネル材5と一体化した鉄筋コンクリートにより開口部1bを塞ぐようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高架床版の補修方法に関し、さらに詳しくは、作業を軽労化するとともに、作業装置や資材を削減して作業を行なうことができる高架床版の補修方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
桟橋などの水上に立設された支柱または支柱間に設けた梁に架設された鉄筋コンクリート製の高架床版は、海水等の影響により劣化し、劣化がある程度進んだ段階で補修を行なう必要がある。同様に、道路橋などの陸上に架設された鉄筋コンクリート製の高架床版についても、劣化が進んだ段階で補修が必要となる。
【0003】
一般に、桟橋を補修する場合は、桟橋の高架床版の下方に組んだ作業用の足場の上で、或いは高架床版の下に作業台船を配置して、作業者が上向き作業で、コンクリートのはつり作業、コンクリート充填作業等の一連の補修作業を行なっている。このように、無理な体勢で作業を行なう必要があるため重労働となり、作業効率を向上させることも困難であった。
【0004】
そこで、このような問題を解決するために、支柱から高架床版を切り離し、作業ヤードに移動させた高架床版を上下に反転させて高架床版の下面を補修する方法が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、高架床版を、別の場所にある作業ヤードに移動させ、補修した後で再度、高架床版を元の支柱に架設する作業を行なう等、追加的な作業装置や資材が必要となるという問題があった。
【特許文献1】特開2003−301412号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、作業を軽労化するとともに、作業装置や資材を削減して作業を行なうことができる高架床版の補修方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明の高架床版の補修方法は、水上または陸上に立設する支柱または支柱間に設けた梁に架設された鉄筋コンクリート製の高架床版の補修方法において、前記高架床版の補修対象領域を上方から切り出して、該切り出した鉄筋コンクリート体を撤去することにより開口部を形成し、該開口部の上方に架設した上部支保材から開口部の下方位置に枕梁を吊設して、該枕梁の上に足場を配置し、該足場に載った作業者による前記開口部の開口周縁部のコンクリートのはつり作業の後、足場を撤去し、前記上部支保材に吊設された枕梁を、前記コンクリートのはつり作業により開口周縁部から突出した鉄筋の下方の所定の位置に移動させ、該枕梁にパネル材を架設して、該パネル材により、開口周縁部から突出した鉄筋の下方位置で前記開口部を覆うようにした後、前記開口周縁部から突出した鉄筋に新たな鉄筋を配筋し、次いで、前記開口部にコンクリートを打設して、前記パネル材と一体化した鉄筋コンクリートにより開口部を塞ぐようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の別の高架床版の補修方法は、水上または陸上に立設する支柱または支柱間に設けた梁に架設された鉄筋コンクリート製の高架床版の補修方法において、前記高架床版の補修対象領域を上方から切り出して、該切り出した鉄筋コンクリート体を撤去することにより開口部を形成し、該開口部の上方に架設した上部支保材から開口部の下方位置に枕梁を吊設して、該枕梁の上に足場を配置し、該足場に載った作業者による前記開口部の開口周縁部のコンクリートの目荒し作業の後に、新たな鉄筋を該開口周縁部に突き出すように埋め込み、次いで足場を撤去した後、前記上部支保材に吊設された枕梁を、前記開口周縁部から突き出して配置した鉄筋の下方の所定の位置に移動させ、該枕梁にパネル材を架設して、該パネル材により、開口周縁部から突き出すように配置した鉄筋の下方位置で前記開口部を覆うようにした後、開口周縁部から突き出して配置した鉄筋に新たな鉄筋を配筋し、次いで、前記開口部にコンクリートを打設して、前記パネル材と一体化した鉄筋コンクリートにより開口部を塞ぐようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明では、前記パネル材として、PC鋼線を埋設したプレストレストコンクリートパネル材を用いることもでき、セメントに繊維を配合した繊維強化パネル材を用いることもできる。シリカフュームセメントを用いた高強度繊維補強モルタルにより形成されたパネル材を用いることもできる。
【0009】
また、前記枕梁にパネル材を架設する際に、複数のパネル材を並べて架設し、隣り合うパネル材の間の継ぎ目を止水材により埋めるようにすることもできる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、上方から切り出した高架床版の補修対象領域の鉄筋コンクリート体を撤去することにより開口部を形成し、開口部の上方に架設した上部支保材から開口部の下方位置に枕梁を吊設して、枕梁の上に足場を配置し、足場に載った状態で作業者が開口部の開口周縁部のコンクリートのはつり作業または、目荒し作業と鉄筋の配置作業を行なうので、開口部の上方側から下向きの姿勢で作業を行なうことが可能になり、軽労化を図ることができる。
【0011】
また、コンクリートのはつり作業または、目荒し作業と鉄筋の配置作業の後、足場を撤去し、上部支保材に吊設された枕梁を、コンクリートのはつり作業により開口周縁部から突出した鉄筋、またはコンクリートの目荒し作業の後に開口周縁部から突き出すように配置した鉄筋の下方の所定の位置に移動させ、枕梁にパネル材を架設して、パネル材により開口部を覆うようにした後、開口周縁部から突出した鉄筋または突き出すように埋め込んだ新たな鉄筋に、新たな鉄筋を配筋し、次いで、開口部にコンクリートを打設して、パネル材と一体化した鉄筋コンクリートにより開口部を塞ぐようにして、補修後に高架床版の一部となるパネル材および枕梁を作業資材として利用するので、使用する資材を削減にすることが可能になる。
【0012】
また、補修対象となる高架床版の既存の場所で作業を行なうので、高架床版を移動させるための大掛かりな移動装置なども不要となる。これにより、少ない作業装置で作業を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の高架床版の補修方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
本発明では、図1、2に例示するような、桟橋等の水上に立設する支柱4に架設された鉄筋コンクリート製の高架床版1または、支柱4間に設けられた梁4aに架設された鉄筋コンクリート製の高架床版1が補修対象となる。まず、高架床版1の上に補修対象領域を挟んで間隔をあけて載置したH鋼10に上部支保材6を架設する。この補修対象領域の上方に架設した上部支保材6に接続したワイヤやボルト等からなる吊り具11を、高架床版1の補修対象領域の上面に固定する。この状態で、高架床版1の補修対象領域を上方からカッター装置等によって、くり抜くように切断する。このように切り出した補修対象領域の鉄筋コンクリート体1aは、吊り具11により保持されているので落下することはない。
【0014】
切り出した鉄筋コンクリート体1aは、クレーン等により吊り上げ、別の場所に撤去する。この際に、鉄筋コンクリート体1aと吊り具11との接続を解除しておく。鉄筋コンクリート体1aを撤去することにより、高架床版1の補修対象領域には開口部1bが形成される。1つの鉄筋コンクリート体1aの面積を小さくして、複数に分割して切り出すようにすると撤去が容易になる。
【0015】
次いで、枕梁7を開口部1bの上方から挿通させ、図3、4に例示するように、上部支保材6に接続した吊りアンカー9により、枕梁7を開口部1bの下方位置で吊設する。このように吊設した枕梁7の上に、開口部1bの上方から挿通させた足場8を配置する。足場8は、例えば、枕梁7に架設される角柱材8aと、この角柱材8aに載置されるエキスパンドメタル板8bとで構成される。
【0016】
次いで、図5、6に例示するように、足場8に載った作業者Pにより、開口部1bの開口周縁部のコンクリート2のはつり作業を行なう。この際に、作業者Pは、開口部1bを挿通するように立った状態になる。そのため、窮屈な上向きの体勢になることなく、楽な姿勢でコンクリート2のはつり作業を行なうことができる。吊りアンカー9の長さを調節することにより、作業者Pが作業し易くなるように枕梁7(足場8)の上下方向位置を設定する。
【0017】
次いで、足場8を吊り上げる等により開口部1bを挿通させて撤去する。図7に例示するように、コンクリート2のはつり作業を行なうことによって、多数の鉄筋3が、開口部1bの開口周縁部から内周側へ突出した状態になる。
【0018】
次いで、図8、9に例示するように、枕梁7を吊設した上部支保材6を水平移動させることにより、枕梁7を所定の水平方向位置に移動させる。また、所定の水平方向位置に移動させた枕梁7を、吊りアンカー9の長さを調節することにより、突出する鉄筋3の下方位置で所定の上下方向位置に移動させる。例えば、枕梁7を突出する鉄筋3に近づけるように上方移動させる。このようにして枕梁7を、水平方向および上下方向の所定の位置に移動させる。
【0019】
次いで、パネル材5を開口部1bの上方から挿通させて、図10、11に例示するように、枕梁7に架設する。このパネル材5は、上下方向では、枕梁7と突出した鉄筋3との間に配置される。このようにパネル材5を枕梁7に架設することにより、水平方向では、パネル材5によって開口部1bを覆うようにする。
【0020】
パネル材5としては、軽量で高強度のものが好ましく、例えば、PC鋼線を埋設したプレストレストコンクリートパネル材や、セメントにスチール、ビニロン、ポリプロピレン、アラミド等の繊維を配合して形成された繊維強化パネル材を用いることができる。この繊維強化パネル材にPC鋼線を埋設してプレストレスを付与したパネル材を用いることもできる。繊維強化パネル材に配合するスチール繊維は、例えば、外径が0.1〜0.2mm程度、長さが10mm〜30mm程度である。
【0021】
また、パネル材5を、上記の種々の繊維を配合し、シリカフュームセメントを用いた高強度繊維補強モルタルにより形成することもできる。この高強度繊維補強モルタルにより形成したパネル材5を用いると、緻密な硬化体組織の形成により塩分浸透抵抗性が向上し、これに伴い、いわゆるかぶりを薄くすることが可能になる。
【0022】
1枚のパネル材5の面積を小さくすると、開口部1bの上方から挿通させ易く、枕梁7への架設も容易に行なうことができる。このように1枚のパネル材5の面積を小さくた場合は、複数のパネル材5を順に並べるように枕梁7に架設する。そして、隣り合って架設したパネル材5の間の継ぎ目は、止水材により埋めるようにする。パネル材5と開口部1bの開口周縁部のコンクリートとの間の継ぎ目も、同様に止水材により埋めるようにする。
【0023】
パネル材5の間等の継ぎ目を止水材により埋める際には、種々の止水材を用いることができる。例えば、すき間にチタンシートを下方に弛ませた状態で架設し、その後、弛んだチタンシートの上に無収縮グラウト材を充填してすき間を埋めるようにする。このような止水材を用いることで、耐久性よく止水することが可能になる。
【0024】
パネル材5を枕梁7に架設した後は、図12に例示するように、開口部1bに突出した鉄筋3に新たな鉄筋3b接続して格子状に配筋する。
【0025】
次いで、新たな鉄筋3bによって格子状に配筋した開口部1bに、新たなコンクリート2aを打設する。これにより、図13、14に例示するように、新たなコンクリート2aと格子状に配筋された鉄筋3、3bとが一体化して鉄筋コンクリートとなり、パネル材5とともに開口部1bを塞ぐことになる。新たなコンクリート2aの型枠の一部として使用したパネル材5は、そのまま補修後の高架床版1の一部(補強材)となる。また、足場8やパネル材5を配置する際に作業資材として使用した枕梁7も、そのまま補修後の高架床版1の一部(補強材)となる。
【0026】
次いで、打設した新たなコンクリート2aから吊りアンカー9を引抜き、上部支保材6も撤去する。吊りアンカー9を引抜くことにより、新たなコンクリート2aに生じた穴には、グラウト材を充填して埋めるようにする。このようにして、図15、16に例示するように、劣化した高架床版1の補修対象領域の補修が完了した状態になる。
【0027】
以上のように、本発明の補修方法によれば、コンクリート2のはつり作業を含めて、一連の補修作業は、高架床版1の位置よりも上方から作業を行なうことができ、従来の補修方法に比べて軽労化を図ることができる。
【0028】
また、パネル材5や枕梁7を作業資材として利用するので、作業資材を削減することもできる。さらに、補修対象となる高架床版1の既存の場所で作業を行なうので、高架床版1等を移動させるための大掛かりな移動装置なども不要になり、少ない作業装置で作業を行なうことができる。
【0029】
また、本発明の別の高架床版の補修方法として、図6に例示したコンクリート2のはつり作業に替えて、図17に例示するように、足場8に載った作業者Pにより開口部1bの開口周縁部のコンクリートの目荒し作業を行ない、その後に、ケミカルアンカー等により新たな鉄筋3aを開口周縁部に突き出すように埋め込む。目荒し作業は、新たに打設するコンクリート2aとの接合性を向上させるためである。
【0030】
次いで足場8を吊り上げる等により開口部1bを挿通させて撤去する。図18に例示するように、コンクリート2の目荒し作業と、新たな鉄筋3aの埋め込みを行なうことによって、多数の鉄筋3aが開口部1bの開口周縁部から内周側へ突き出した状態となる。
【0031】
次いで、図8、9の例示と同様に、上部支保材6に吊設された枕梁7を、突き出して配置した鉄筋3aの下方の所定の位置に移動させる。
【0032】
次いで、図10、11の例示と同様に、パネル材を開口部1bの上方から挿通させて枕梁7に架設し、枕梁7と鉄筋3aとの間に配置し、開口部1bを塞ぐようにする。
【0033】
次いで、図12の例示と同様に、開口周縁部に突き出すように埋め込んだ鉄筋3aに新たな鉄筋3bを接続して格子状に配筋する。以後の工程は、先の実施形態と同様であり、新たなコンクリート2aと格子状に配筋された鉄筋3a、3bとが一体化して鉄筋コンクリートとなり、パネル材5とともに開口部1bを塞ぐことになる。
【0034】
この方法によれは、埋設された鉄筋3を露出させるようなコンクリート2のはつり作業が不要になり、目荒し作業(軽度のはつり作業)であるで済むという利点がある。
【0035】
本発明は、桟橋等の水上に立設する支柱4または支柱4間に設けられた梁に架設された高架床版1だけでなく、道路橋や鉄道橋などの陸上に立設された支柱4または支柱4間に設けられた梁に架設された高架床版1を補修する際にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の高架床版の補修方法の最初の工程を説明する平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の次の工程を説明する平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3の次の工程を説明する平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の次の工程を説明する平面図である。
【図8】図7の次の工程を説明する平面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】図8の次の工程を説明する平面図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】図10の次の工程を説明する平面図である。
【図13】図12の次の工程を説明する平面図である。
【図14】図13の側面図である。
【図15】補修後の高架床版を例示する平面図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】図6に例示した工程に替わる別の工程を説明する側面図である。
【図18】図17の次の工程を説明する平面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 床版
1a 鉄筋コンクリート体
1b 開口部
2 コンクリート
2a 新たなコンクリート
3、3a、3b 鉄筋
4 支柱
4a 梁
5 パネル材
6 上部支保材
7 枕梁
8 足場
8a 角柱材
8b エキスパンドメタル板
9 吊りアンカー
10 H鋼
11 吊り具
P 作業者

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水上または陸上に立設する支柱または支柱間に設けた梁に架設された鉄筋コンクリート製の高架床版の補修方法において、前記高架床版の補修対象領域を上方から切り出して、該切り出した鉄筋コンクリート体を撤去することにより開口部を形成し、該開口部の上方に架設した上部支保材から開口部の下方位置に枕梁を吊設して、該枕梁の上に足場を配置し、該足場に載った作業者による前記開口部の開口周縁部のコンクリートのはつり作業の後、足場を撤去し、前記上部支保材に吊設された枕梁を、前記コンクリートのはつり作業により開口周縁部から突出した鉄筋の下方の所定の位置に移動させ、該枕梁にパネル材を架設して、該パネル材により、開口周縁部から突出した鉄筋の下方位置で前記開口部を覆うようにした後、前記開口周縁部から突出した鉄筋に新たな鉄筋を配筋し、次いで、前記開口部にコンクリートを打設して、前記パネル材と一体化した鉄筋コンクリートにより開口部を塞ぐようにした高架床版の補修方法。
【請求項2】
水上または陸上に立設する支柱または支柱間に設けた梁に架設された鉄筋コンクリート製の高架床版の補修方法において、前記高架床版の補修対象領域を上方から切り出して、該切り出した鉄筋コンクリート体を撤去することにより開口部を形成し、該開口部の上方に架設した上部支保材から開口部の下方位置に枕梁を吊設して、該枕梁の上に足場を配置し、該足場に載った作業者による前記開口部の開口周縁部のコンクリートの目荒し作業の後に、新たな鉄筋を該開口周縁部に突き出すように埋め込み、次いで足場を撤去した後、前記上部支保材に吊設された枕梁を、前記開口周縁部から突き出して配置した鉄筋の下方の所定の位置に移動させ、該枕梁にパネル材を架設して、該パネル材により、開口周縁部から突き出すように配置した鉄筋の下方位置で前記開口部を覆うようにした後、開口周縁部から突き出して配置した鉄筋に新たな鉄筋を配筋し、次いで、前記開口部にコンクリートを打設して、前記パネル材と一体化した鉄筋コンクリートにより開口部を塞ぐようにした高架床版の補修方法。
【請求項3】
前記パネル材が、PC鋼線を埋設したプレストレストコンクリートパネル材である請求項1または2に記載の高架床版の補修方法。
【請求項4】
前記パネル材が、セメントに繊維を配合した繊維強化パネル材である請求項1〜3のいずれかに記載の高架床版の補修方法。
【請求項5】
前記パネル材が、シリカフュームセメントを用いた高強度繊維補強モルタルにより形成されたパネル材である請求項4に記載の高架床版の補修方法。
【請求項6】
前記枕梁にパネル材を架設する際に、複数のパネル材を並べて架設し、隣り合うパネル材の間の継ぎ目を止水材により埋めるようにした請求項1〜5のいずれかに記載の高架床版の補修方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2009−7747(P2009−7747A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−167511(P2007−167511)
【出願日】平成19年6月26日(2007.6.26)
【出願人】(000219406)東亜建設工業株式会社 (177)
【出願人】(000112196)株式会社ピーエス三菱 (181)
【Fターム(参考)】