説明

11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1の阻害剤

本発明は、哺乳動物における11β−HSD1の調節又は阻害に関連する疾患の治療的処置に有用な、式(I)、(Ia1−10)、(Ib1−10)、(Ic1−10)、(Id1−7)、(Ie1−5)の新規化合物、薬学的に許容しうるその塩、及びその医薬組成物に関する。本発明は更に、新規化合物の医薬組成物、並びに細胞内のコルチゾールの生成の減少又は制御あるいは細胞内でのコルチゾンのコルチゾールへの変換の阻害におけるそれらの使用方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化94】


[式中:
は、(a)存在しないか、あるいは(b)(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、又は(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルから選択され、そして場合により、フッ素、シアノ、オキソ、R、RO−、(RN−、RC−、RS、RS(=O)−、RS(=O)−、RC(=O)NR−、(RNC(=O)−、(RNC(=O)O−、(RNC(=O)NR−、ROC(=O)NR−、(RNC(=NCN)NR−、(RO)P(=O)O−、(RO)P(=O)NR−、ROS(=O)NR−、(RNS(=O)O−、(RNS(=O)NR−、RS(=O)NR−、RS(=O)NHC(=O)−、RS(=O)NHC(=O)O−、RS(=O)NHC(=O)NR−、ROS(=O)NHC(=O)−、ROS(=O)NHC(=O)O−、ROS(=O)NHC(=O)NR−、(RNS(=O)NHC(=O)−、(RNS(=O)NHC(=O)O−、(RNS(=O)NHC(=O)NR−、RC(=O)NHS(=O)−、RC(=O)NHS(=O)O−、RC(=O)NHS(=O)NR−、ROC(=O)NHS(=O)−、ROC(=O)NHS(=O)O−、ROC(=O)NHS(=O)NR−、(RNC(=O)NHS(=O)−、(RNC(=O)NHS(=O)O−、(RNC(=O)NHS(=O)NR−、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリールアミノ及びヘテロアリールアミノから独立に選択される4個以下の基で置換されており;
は、(a)結合であるか、あるいは(b)(C−C)アルキレン、CHCHO(ここで、酸素は、Cyに結合している)、又はCHC(=O)(ここで、カルボニル炭素は、Cyに結合している)であり;
Cyは、アリール、ヘテロアリール、単環式シクロアルキル又は単環式ヘテロシクリルであり、そして場合により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヒドロキシ(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキルアルキル、(C−C)アルケニル、ハロ(C−C)アルケニル、ヒドロキシ(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキニル、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)シクロアルキル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルコキシ、(C−C)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルキルアルコキシ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)シクロアルキルチオ、(C−C)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C−C)アルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルアルキルチオ、(C−C)アルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)アルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)シクロアルカンスルホニル、(C−C)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C−C)アルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、HNCO、HNSO、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C−C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシカルボニル(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノスルホニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、シアノ(C−C)アルキル、アミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル(C−C)アルキル及びジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキルから独立に選択される1〜4個の基で置換されており;
Cyは、ベンゾイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル及びピペリジニルであり、そして場合により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヒドロキシ(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキルアルキル、(C−C)アルケニル、ハロ(C−C)アルケニル、ヒドロキシ(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキニル、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)シクロアルキル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルコキシ、(C−C)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルキルアルコキシ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)シクロアルキルチオ、(C−C)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C−C)アルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルアルキルチオ、(C−C)アルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)アルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)シクロアルカンスルホニル、(C−C)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C−C)アルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、HNCO、HNSO、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C−C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシカルボニル(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルカルボニル、ヒドロキシ(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノスルホニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、シアノ(C−C)アルキル、アミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル(C−C)アルキル及びジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキルから独立に選択される1〜4個の基で置換されており(ここで、Cyにより表されるピペリジニルは、環炭素原子を介してCyに結合している);
あるいは、Rがメトキシメチルであるとき、Cyは、(a)ハロゲン又は−O−SO−R(ここで、Rは、(i)(C−C)アルキル(場合により、1個以上のハロゲンで置換されている)であるか、あるいは(ii)フェニル(場合により、ハロゲン、(C−C)アルキル又はNOで置換されている)である)であるか;あるいは(b)シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(場合により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヒドロキシ(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキルアルキル、(C−C)アルケニル、ハロ(C−C)アルケニル、ヒドロキシ(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキニル、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)シクロアルキル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルコキシ、(C−C)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルキルアルコキシ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)シクロアルキルチオ、(C−C)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C−C)アルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルアルキルチオ、(C−C)アルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)アルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)シクロアルカンスルホニル、(C−C)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C−C)アルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、HNCO、HNSO、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C−C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシカルボニル(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノスルホニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、シアノ(C−C)アルキル、アミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル(C−C)アルキル及びジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキルから独立に選択される1〜4個の基で置換されている)であり;
Yは、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル又はオキソであり;
nは、0、1又は2であり;
Eは、(a)結合であるか、あるいは(b)(C−C)アルキレン又は(C−C)アルキレニルオキシ(ここで、OはRに結合しており、これらはそれぞれ、場合により、メチル、エチル、トリフルオロメチル又はオキソから独立に選択される1〜4個の基で置換されている)であり;
は、(C−C)アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、そして場合により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヒドロキシ(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキルアルキル、(C−C)アルケニル、ハロ(C−C)アルケニル、ヒドロキシ(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキニル、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)シクロアルキル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルコキシ、(C−C)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルキルアルコキシ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)シクロアルキルチオ、(C−C)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C−C)アルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルアルキルチオ、(C−C)アルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)アルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)シクロアルカンスルホニル、(C−C)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C−C)アルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、HNCO、HNSO、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C−C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシカルボニル(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノスルホニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、シアノ(C−C)アルキル、アミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル(C−C)アルキル及びジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキルから独立に選択される4個以下の基で置換されており;
は、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、又は(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルから選択され、そして場合により、フッ素、シアノ、オキソ、R、RO−、(RN−、RC−、RC(=O)O−、RS、RS(=O)−、RS(=O)−、RC(=O)NR−、(RNC(=O)−、(RNC(=O)O−、(RNC(=O)NR−、ROC(=O)NR−、(RNC(=NCN)NR−、(RO)P(=O)O−、(RO)P(=O)NR−、ROS(=O)NR−、(RNS(=O)O−、(RNS(=O)NR−、RS(=O)NR−、RS(=O)NHC(=O)−、RS(=O)NHC(=O)O−、RS(=O)NHC(=O)NR−、ROS(=O)NHC(=O)−、ROS(=O)NHC(=O)O−、ROS(=O)NHC(=O)NR−、(RNS(=O)NHC(=O)−、(RNS(=O)NHC(=O)O−、(RNS(=O)NHC(=O)NR−、RC(=O)NHS(=O)−、RC(=O)NHS(=O)O−、RC(=O)NHS(=O)NR−、ROC(=O)NHS(=O)−、ROC(=O)NHS(=O)O−、ROC(=O)NHS(=O)NR−、(RNC(=O)NHS(=O)−、(RNC(=O)NHS(=O)O−、(RNC(=O)NHS(=O)NR−、スピロシクロアルキル;ヘテロシクリル(場合により、同様にアルキル、ハロアルキル、ハロゲン又はオキソで置換されていてもよい)、ヘテロアリール(場合により、同様にアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、COH、CONH、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド、又はオキソで置換されていてもよい)、アリールアミノ(場合により、同様にアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、COH、CONH、N−モノアルキル置換アミド及びN,N−ジアルキル置換アミドで置換されていてもよい)及びヘテロアリールアミノ(場合により、同様にアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、COH、CONH、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド、又はオキソで置換されていてもよい)から独立に選択される4個以下の基で置換されており;そして
は、H、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル及び(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルから独立に選択される]で示される化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項2】
化合物が、以下の構造式:
【化95】


[式中、ベンゾイミダゾリル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、又は(C−C)ハロアルキルで置換されており;式中、ベンゾイミダゾリル環中の各置換可能な環炭素原子は、場合により、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノで置換されている]の1つにより表される、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項3】
化合物が、以下の構造式:
【化96】


[式中、ベンゾトリアゾリル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、又は(C−C)ハロアルキルで置換されており;式中、ベンゾトリアゾリル環中の各置換可能な環炭素原子は、場合により、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノで置換されている]の1つにより表される、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項4】
化合物が、以下の構造式:
【化97】


[式中、ピペリジニル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)アルキルオキシカルボニル、(C−C)アルキルカルボニル、ヒドロキシ(C−C)アルキルカルボニル、テトラヒドロフラニルカルボニル、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル又はジ(C−C)アルキルアミノカルボニルで置換されている]の1つにより表される、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項5】
化合物が、以下の構造式:
【化98】


[式中、ベンゾイミダゾリル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、又は(C−C)ハロアルキルで置換されており;式中、ベンゾイミダゾリル環中の各置換可能な環炭素原子は、場合により、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノで置換されている]の1つにより表される、請求項2に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項6】
化合物が、以下の構造式:
【化99】


[式中、ベンゾトリアゾリル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、又は(C−C)ハロアルキルで置換されており;式中、ベンゾトリアゾリル環中の各置換可能な環炭素原子は、場合により、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノで置換されている]の1つにより表される、請求項3に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項7】
化合物が、以下の構造式:
【化100】


[式中、ピペリジニル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)アルキルオキシカルボニル、(C−C)アルキルカルボニル、ヒドロキシ(C−C)アルキルカルボニル、テトラヒドロフラニルカルボニル、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル又はジ(C−C)アルキルアミノカルボニルで置換されており;式中、ピペリジニル環中の各置換可能な環炭素原子は、場合により、フッ素、ヒドロキシ、(C−C)アルキル又は(C−C)アルコキシで置換されている]の1つにより表される、請求項4に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項8】
化合物が、以下の構造式:
【化101】


[式中、ベンゾイミダゾリル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、又は(C−C)ハロアルキルで置換されており;式中、ベンゾイミダゾリル環中の各置換可能な環炭素原子は、場合により、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノで置換されており;
各Gは、独立に、ハロゲン、シアノ、オキソ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、ベンゾキシカルボニル、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、{(C−C)アルキル}{(C−C)シクロアルキル}アミノカルボニル及び(C−C)アルキルカルボニルアミノであり;そして
rは、0、1又は2である]の1つにより表される、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項9】
化合物が、以下の構造式:
【化102】


[式中、ベンゾトリアゾリル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、又は(C−C)ハロアルキルで置換されており;式中、ベンゾトリアゾリル環中の各置換可能な環炭素原子は、場合により、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノで置換されており;
各Gは、独立に、ハロゲン、シアノ、オキソ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、ベンゾキシカルボニル、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、{(C−C)アルキル}{(C−C)シクロアルキル}アミノカルボニル及び(C−C)アルキルカルボニルアミノであり;そして
rは、0、1又は2である]の1つにより表される、請求項6に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項10】
化合物が、以下の構造式:
【化103】


[式中、ピペリジニル環中の各置換可能な環窒素原子は、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)アルキルオキシカルボニル、(C−C)アルキルカルボニル、ヒドロキシ(C−C)アルキルカルボニル、テトラヒドロフラニルカルボニル、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル又はジ(C−C)アルキルアミノカルボニルで置換されており;式中、ピペリジニル環中の各置換可能な環炭素原子は、場合により、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノで置換されており;
各Gは、独立に、ハロゲン、シアノ、オキソ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、ベンゾキシカルボニル、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、{(C−C)アルキル}{(C−C)シクロアルキル}アミノカルボニル及び(C−C)アルキルカルボニルアミノであり;そして
rは、0、1又は2である]の1つにより表される、請求項7に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項11】
化合物が、以下の構造式:
【化104】


[式中、
各Gは、独立に、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロであり;
rは、0、1又は2であり;
2aは、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、又は(C−C)ハロアルキルであり;そして
各G2bは、独立に、水素、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノである]のいずれか1つにより表される、請求項8に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項12】
化合物が、以下の構造式:
【化105】


[式中、
各Gは、独立に、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロであり;
rは、0、1又は2であり;
2aは、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、又は(C−C)ハロアルキルであり;そして
各G2bは、独立に、水素、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノである]のいずれか1つにより表される、請求項9に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項13】
化合物が、以下の構造式:
【化106】


[式中、
各Gは、独立に、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロであり;
rは、0、1又は2であり;
2aは、(C−C)アルキル、(C−C)アルカンスルホニル、ヒドロキシ(C−C)アルキルカルボニル、テトラヒドロフラニルカルボニル、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニルであり;そして
各G2bは、独立に、水素、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル又は(C−C)アルキルカルボニルアミノである]の1つにより表される、請求項10に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項14】
が、(C−C)アルキル、フェニル、チエニル、又はピリジル(それぞれ、場合により、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、CONH及びSOMeで置換されている)であり;そして
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ビニル、アリル、プロペニルメチル又はエトキシエチル(それぞれ、場合により、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、シアノ(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、ハロゲン、シアノ、オキソ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、MeSO−、MeSON(Me)(C−C)アルキル、MeSONH(C−C)アルキル、HNC(=O)CMe(C−C)アルキル、HNC(=O)CHMe(C−C)アルキル及びHNC(=O)CH(C−C)アルキルから独立に選択される2個以下の基で置換されている)である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
が、メチル又はエチルである、請求項1〜14に記載の化合物。
【請求項16】
が、MeSONHCHCHCH、HNC(=O)CHCH、HNC(=O)CMeCH、3−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル又は2−シアノ−2−メチルプロピルである、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
が、イソプロピル又はフェニル(場合により、ハロ、シアノ及び(C−C)アルキルから選択される1個、2個又は3個の置換基で置換されている)である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が、HNC(=O)CMeCH、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル又は2−シアノ−2−メチルプロピルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
が、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル又は2−シアノ−2−メチルプロピルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
が、イソプロピル、フェニル又はフルオロフェニルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
化合物が、以下の構造式:
【化107】


[式中、Cyは、(a)ハロゲン又は−O−SO−Rであるか、あるいは(b)シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(場合により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヒドロキシ(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、ハロ(C−C)アルケニル、ヒドロキシ(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキニル、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)シクロアルキル、ハロ(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルコキシ、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルコキシ、ハロ(C−C)シクロアルキル(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)シクロアルキルチオ、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキルチオ、ハロ(C−C)アルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキルチオ、ハロ(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキルチオ、(C−C)アルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルカンスルフィニル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルカンスルフィニル、ハロ(C−C)アルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C−C)シクロアルキル(C−C)アルカンスルフィニル、(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)シクロアルカンスルホニル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルカンスルホニル、ハロ(C−C)アルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルキル(C−C)アルカンスルホニル、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、HNCO、HNSO、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C−C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシカルボニル(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、ジ(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル、(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノスルホニル、ジ(C−C)シクロアルキルアミノスルホニル、シアノ(C−C)アルキル、アミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、{(C−C)シクロアルキル}{(C−C)アルキル}アミノカルボニル(C−C)アルキル及びジ(C−C)シクロアルキルアミノカルボニル(C−C)アルキルから独立に選択される1〜4個の基で置換されている)であり;そして
Rは、(i)(C−C)アルキル(場合により、1個以上のハロゲンで置換されている)であるか、あるいは(ii)フェニル(場合により、ハロゲン、(C−C)アルキル又はNOで置換されている)である]により表される、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項22】
化合物が、以下の構造式:
【化108】


[式中、
rは、0、1、2又は3であり;そして
は、独立に、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ及びニトロである]により表される、請求項20に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項23】
化合物が、以下の構造式:
【化109】


により表される、請求項0に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項24】
化合物が、以下の構造式:
【化110】


の1つにより表される、請求項23に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項25】
Cyが、(a)ハロゲン又は−O−SO−Rであるか、あるいは(b)シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール(場合により、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)シクロアルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルカンスルホニル、ハロ(C−C)アルカンスルホニル、ハロ(C−C)シクロアルカンスルホニル、HNCO、HNSO、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C−C)アルキルアミノスルホニル、ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、オキソ、シアノ(C−C)アルキル、アミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル及びジ(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキルから独立に選択される1〜4個の基で置換されている)である、請求項21〜24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
Cyが、フェニル、チエニル、ピリジル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、オキソジヒドロピリジル、オキソジヒドロピリダジニル、オキソジヒドロピリミジニル及びオキソジヒドロピラジニル(それぞれ、場合により、1〜4個の基で置換されており、ここで、置換可能な環窒素原子についての置換基は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルカルボニル及びベンジルオキシカルボニルから選択され;そして環炭素原子についての置換基は、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、CONH、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ(C−C)アルキルアミノカルボニル及び(C−C)アルキルカルボニルアミノから選択される)である、請求項21〜24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
が、フェニル、チエニル、又はピリジル(それぞれ、場合により、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、CONH及びSOMeで置換されている)である、請求項21〜24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
が、メチル又はエチルである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
が、フェニル(場合により、ハロ、シアノ、CONH、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、及びSOMeから選択される1個、2個又は3個の置換基で置換されている)である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
が、フェニル又はフルオロフェニルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
以下の構造式:
【化111】


のいずれか1つで示される化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項32】
以下の構造式:
【化112】


のいずれか1つで示される化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項33】
以下の構造式:
【化113】


で示される化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項34】
以下の構造式:
【化114】


のいずれか1つで示される化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項35】
以下の構造式:
【化115】


のいずれか1つで示される化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項36】
以下の構造式:
【化116】


のいずれか1つで示される化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマー。
【請求項37】
11β−HSD1の活性又は発現に関連する疾患を有する被験者の処置方法であって、被験者に有効量の請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物を投与する工程を含む方法。
【請求項38】
11β−HSD1活性の阻害方法であって、このような処置を必要とする哺乳動物に、有効量の請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物を投与する工程を含む方法。
【請求項39】
11β−HSD1活性の阻害方法であって、このような処置を必要とするヒトに、有効量の請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物を投与する工程を含む方法。
【請求項40】
i)薬学的に許容しうる担体又は希釈剤、及びii)請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩、エナンチオマー若しくはジアステレオマーを含む、医薬組成物。

【公表番号】特表2011−529029(P2011−529029A)
【公表日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−519178(P2011−519178)
【出願日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際出願番号】PCT/EP2009/059509
【国際公開番号】WO2010/010157
【国際公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【出願人】(509235556)ヴァイティー ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド (25)
【Fターム(参考)】