説明

4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イル誘導体

本発明は、式(I)の化合物[式中、Rは、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換されている低級アルキル、ハロゲンで置換されている低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−低級アルキル、S(O)−低級アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;Xは、−O−(CH−、−O−CHR”−CH−、−O−CH−CHR’、−O−CR”−CH−、−(CH−CHR’、−CHR’−(CH−、−CR”−(CH−、−CH−CHR’−CH−、−CH−CR”−CH−、−CHR”−O−CH−、−CH−O−CH−、−CR”−O−CH−、−CF(CH−、−CR”−CH−、−SiR”−(CH−、−S−(CH−、−S(O)−(CH−、−(CH−、−CH−O−(CH−、(mは、0、1、2又は3である)であり;R’は、低級アルキル、低級アルコキシ又はハロゲンで置換されている低級アルキルであり;R”は、低級アルキル又はハロゲンで置換されている低級アルキルであり;Rは、水素又は低級アルキルであり;Yは、アリール、シクロアルキル又はヘテロアリールであり;nは、1、2又は3である]又は薬学的に適切な酸付加塩に関する。この式(I)中に開示される化合物は、微量アミン関連受容体の生物学的機能に関連する疾患の処置に使用することができ、この疾患は、うつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害、ストレス関連障害、精神障害、統合失調症、神経疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、てんかん、片頭痛、薬物乱用及び代謝障害、摂食障害、糖尿病、糖尿病性合併症、肥満症、脂質代謝異常、エネルギーの消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
不安障害、双極性障害、ストレス関連障害、精神障害、統合失調症、神経疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、てんかん、片頭痛、薬物乱用及び代謝障害、摂食障害、肥満症、脂質代謝異常、エネルギーの消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、及び心血管障害の処置用の医薬を調製するための、式I:
【化239】


[式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
Xは、−O−(CH−、−O−CHR”−CH−、−O−CH−CHR’、−O−CR”−CH−、−(CH−CHR’、−CHR’−(CH−、−CR”−(CH−、−CH−CHR’−CH−、−CH−CR”−CH−、−CHR”−O−CH−、−CH−O−CH−、−CR”−O−CH−、−CF(CH−、−CR”−CH−、−SiR”−(CH−、−S−(CH−、−S(O)−(CH−、−(CH−、−CH−O−(CH−、
【化240】


(mは、0、1、2又は3である)であり;
R’は、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である]
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩の使用。
【請求項2】
精神病、パーキンソン病又は不安の処置用の医薬を調製するための、請求項1記載の式Iの化合物の使用。
【請求項3】
不安障害、双極性障害、ストレス関連障害、精神障害、統合失調症、神経疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、てんかん、片頭痛、薬物乱用及び代謝障害、摂食障害、肥満症、脂質代謝異常、エネルギーの消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、及び心血管障害の処置用の、請求項1記載の式Iの化合物の一種及び薬学的に許容される賦形剤を含有する医薬。
【請求項4】
精神病、パーキンソン病又は不安の処置用の、請求項1記載の化合物の一種を含有する、請求項3記載の医薬。
【請求項5】
請求項1の式Iに包含される式I−1:
【化241】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩(ただし、RがC1−7−アルコキシであるときには、それは、Yに対して2位で結合していない)。
【請求項6】
化合物が、
(S)−4−(2−フェノキシ−エチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3−クロロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(2−クロロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3−メトキシ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3−イソプロピル−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(RS)−4−メチル−4−(2−フェノキシ−エチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−(2−m−トリルオキシ−エチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(ビフェニル−3−イルオキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3−ベンジルオキシ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3−ブロモ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(RS)−4−[2−(4−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−4−メチル−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(RS)−4−[2−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−エチル]−4−メチル−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4−ベンジル−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4’−フルオロ−ビフェニル−4−イルオキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(4−メトキシ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
3−[2−((S)−2−アミノ−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンゾニトリル
(S)−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
3−[2−((S)−2−アミノ−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステル
(S)−4−[2−(3,5−ジフルオロ−フェノキシ)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン又は
3−[2−((S)−2−アミノ−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−安息香酸ベンジルエステル
である、請求項5記載の式I−1の化合物。
【請求項7】
請求項1の式Iに包含される式I−2:
【化242】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項8】
化合物が、
(4S)−4−(2−フェノキシ−プロピル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−(2−m−トリルオキシ−プロピル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−クロロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
((S)−4−[(S)−2−(4−フルオロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(3−クロロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−ブロモ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
3−[(S)−2−((S)−2−アミノ−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−4−イル)−1−メチル−エトキシ]−ベンゾニトリル
(S)−4−[(S)−2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−((S)−2−フェノキシ−プロピル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(R)−2−(3−クロロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(R)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(R)−2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−クロロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−((S)−2−フェノキシ−ブチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−ブロモ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
((S)−4−[(S)−2−(3−クロロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−フルオロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(3−ベンジルオキシ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
3−[(S)−1−((S)−2−アミノ−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−4−イルメチル)−プロポキシ]−フェノール
(S)−4−[(S)−2−(2,4,5−トリフルオロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(ナフタレン−2−イルオキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン又は
(S)−4−[(S)−2−(キノリン−6−イルオキシ)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
である、請求項7記載の式I−2の化合物。
【請求項9】
請求項1の式Iに包含される式I−3:
【化243】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項10】
請求項1の式Iに包含される式I−4:
【化244】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R’は、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項11】
化合物が、
(4S)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−フェニル−ブチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−(3−フェニル−ブチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−(3−フェニル−ペンチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−[3−(4−フルオロ−フェニル)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−[3−(4−フルオロ−フェニル)−ペンチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−メチル−4−(3−フェニル−ブチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−[3−(4−クロロ−フェニル)−ペンチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−[3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ペンチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(4S)−4−(3−m−トリル−ペンチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(S)−3−(4−フルオロ−フェニル)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[(R)−3−(4−フルオロ−フェニル)−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン又は
(4S)−4−[3−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−ペンチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
である、請求項10記載の式I−4の化合物。
【請求項12】
請求項1の式Iに包含される式I−5:
【化245】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R’は、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項13】
化合物が、(4S)−4−(2−メチル−3−フェニル−プロピル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項12記載の式I−5の化合物。
【請求項14】
請求項1の式Iに包含される式I−6:
【化246】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項15】
化合物が、
(4S)−4−(1−フェニル−エトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン又は
(S)−4−[(S)−1−(4−フルオロ−フェニル)−エトキシメチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン又は
(S)−4−((S)−1−フェニル−プロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
である、請求項14記載の式I−6の化合物。
【請求項16】
請求項1の式Iに包含される式I−7:
【化247】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項17】
化合物が、
(S)−4−(3−メチル−3−フェニル−ブチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[3−(4−フルオロ−フェニル)−3−メチル−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン又は
(S)−4−[3−(4−クロロ−フェニル)−3−メチル−ブチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
である、請求項16記載の式I−7の化合物。
【請求項18】
請求項1の式Iに包含される式I−8:
【化248】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
mは、0、1、2又は3であり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項19】
化合物が、
(S)−4−{2−[1−(4−クロロ−フェニル)−シクロプロピル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−[2−(1−フェニル−シクロプロピル)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−{2−[1−(4−フルオロ−フェニル)−シクロプロピル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−{2−[1−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−シクロプロピル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−{2−[1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−シクロプロピル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−{2−[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−シクロプロピル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−{2−[1−(4−クロロ−フェニル)−シクロブチル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−{2−[1−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−シクロプロピル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
(S)−4−{2−[1−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−シクロプロピル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン又は
(S)−4−{2−[1−(4−ブロモ−フェニル)−シクロプロピル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
である、請求項18記載の式I−8の化合物。
【請求項20】
請求項1の式Iに包含される式I−9:
【化249】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項21】
請求項1の式Iに包含される式I−10:
【化250】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項22】
化合物が、(4S)−4−(2−フェニル−シクロプロピルメチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項21記載の式I−10の化合物。
【請求項23】
請求項1の式Iに包含される式I−11:
【化251】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項24】
化合物が、(RS)−4−(2,2−ジメチル−3−フェニル−プロピル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項23記載の式I−11の化合物。
【請求項25】
請求項1の式Iに包含される式I−12:
【化252】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項26】
化合物が、
(S)−4−[2−(ジメチル−フェニル−シラニル)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン.
(S)−4−{2−[(3−クロロ−フェニル)−ジメチル−シラニル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン又は
(S)−4−{2−[(4−クロロ−フェニル)−ジメチル−シラニル]−エチル}−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン
である、請求項25記載の式I−12の化合物。
【請求項27】
請求項1の式Iに包含される式I−13:
【化253】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R’は、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項28】
請求項1の式Iに包含される式I−14:
【化254】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R’は、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項29】
化合物が、(4S)−4−(1−メチル−3−フェニル−プロピル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項28記載の式I−14の化合物。
【請求項30】
請求項1の式Iに包含される式I−15:
【化255】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項31】
請求項1の式Iに包含される式I−16:
【化256】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
R”は、C1−7−アルキル又はハロゲンで置換されているC1−7−アルキルであり;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項32】
化合物が、(S)−4−[1−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−エトキシメチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項31記載の式I−16の化合物。
【請求項33】
請求項1の式Iに包含される式I−17:
【化257】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項34】
化合物が、(S)−4−[3,3−ジフルオロ−3−(4−フルオロ−フェニル)−プロピル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項33記載の式I−17の化合物。
【請求項35】
請求項1の式Iに包含される式I−18:
【化258】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項36】
化合物が、(S)−4−[2−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−エチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項35記載の式I−18の化合物。
【請求項37】
請求項1の式Iに包含される式I−19:
【化259】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項38】
請求項1の式Iに包含される式I−20:
【化260】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項39】
化合物が、(S)−4−(4−フェニル−ブチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項38記載の式I−20の化合物。
【請求項40】
請求項1の式Iに包含される式I−21:
【化261】


(式中、
は、水素、C1−7−アルキル、C1−7−アルコキシ、ハロゲンで置換されているC1−7−アルキル、ハロゲンで置換されているC1−7−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)O−C1−7−アルキル、S(O)−C1−7−アルキル、C(O)OCH−フェニル、OCH−フェニル、テトラゾール−1−イル、ハロゲンで置換されてもよいフェニルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルオキシであるか、又はハロゲンで置換されてもよいベンジルであるかもしくはハロゲンで置換されてもよいベンジルオキシであり、ここで、nが1より大きいときの置換基は、同一又は異なってもよく;
は、水素又はC1−7−アルキルであり;
Yは、フェニル、ナフチル、C3−6−シクロアルキルあるいはピリジン−2−もしくは3−イル、ピリミジン−2−イル又はキノリン−6−もしくは7−イルであり;
nは、1、2又は3である)
の化合物又は薬学的に適切な酸付加塩。
【請求項41】
化合物が、(S)−4−(2−ベンジルオキシ−エチル)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンである、請求項40記載の式I−21の化合物。
【請求項42】
式Iの化合物の製造方法であって、
a)式II:
【化262】


の化合物を、臭化シアンと反応させて、式I:
【化263】


(式中、定義は、請求項1に記載の通りである)の化合物とすること、又は
b)式XXVII:
【化264】


の化合物を、AgOCN及びIと、次いでアンモニア水と反応させて、式I−1−2:
【化265】


(式中、定義は、請求項1に記載の通りである)の化合物とすること、又は
c)式LVII:
【化266】


の化合物を、AgOCN及びIと、次いでアンモニア水と反応させて、式I−3:
【化267】


(式中、定義は、請求項1に記載の通りである)の化合物とすること、そして
所望の場合、得られた化合物を薬学的に許容される酸付加塩に変換することを含む方法。

【公表番号】特表2011−528685(P2011−528685A)
【公表日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−519122(P2011−519122)
【出願日】平成21年7月15日(2009.7.15)
【国際出願番号】PCT/EP2009/059026
【国際公開番号】WO2010/010014
【国際公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】