説明

5HT2Cアゴニストとしてのジヒドロベンゾフラニルアルカンアミン誘導体

式(2)の化合物またはその医薬上許容される塩(R1a、R2a、R3a、Ar、yおよびmは、各々、本明細書に記載されるとおりである)が提供される。かかる化合物は、脳セロトニン受容体の2Cサブタイプのアゴニストまたは部分アゴニストである。かかる化合物および該化合物を含有する組成物は、統合失調症などの中枢神経系の種々の障害を治療するのに有用である。





Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式2:
【化1】


[式中:
mは1または2であり;
2aおよびR3aは、各々独立して、水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルであり;
1aは、各々独立して、水素、ハロゲン、OH,低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシまたはCNであり;
Arはチエニル、フリル、ピリジルまたはフェニルであり、ここでArは1個または複数のR置換基で置換されていてもよく;
は、各々独立して、ハロゲン、OH,低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシまたはCNから選択され;および
yは0、1、2または3を意味する;
ただし、
(a)R1aのうち少なくとも1つは水素以外の基であるか;または
(b)Arは少なくとも1個のR基で置換されている]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項2】
2aおよびR3aの一方が水素であり、R2aおよびR3aの他方が水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルであるところの、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
2aおよびR3aが共に水素であるところの、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
2aもR3aも水素でないところの、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
yが0であるところの、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
yが0以外の数であり、少なくとも1個のR1a基がハロゲンであるところの、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
yが1であり、R1aがハロゲン、OH,低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはCNであるところの、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
yが1であり、R1aがフルオロまたはクロロであるところの、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
式2aまたは2a’:
【化2】

2a 2a’
で示されるところの、請求項7記載の化合物、あるいはその医薬上許容される塩。
【請求項10】
Arが非置換フェニルであるところの、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
Arがそのオルト位にて少なくとも1個の置換基を有するフェニルであるところの、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
Arが、そのオルト位にて、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシまたはトリフルオロメチルより選択される、少なくとも1個の置換基を有するフェニルであるところの、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
化合物が、式2bまたは2c:
【化3】

2b 2c
で示されるところの、請求項11記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項14】
化合物が、式2dまたは2e:
【化4】

2d 2e
で示されるところの、請求項13記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項15】
Arが
【化5】

【請求項16】
化合物が、式2fまたは2g:
【化6】

で示されるところの、請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項17】
化合物が、式3aまたは3b:
【化7】


で示されるところの、請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項18】
化合物が、式3cまたは3d:
【化8】


で示されるところの、請求項17記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項19】
請求項1記載の化合物と、1種または複数の医薬上許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項20】
統合失調症、統合失調症様障害、統合失調性感情障害、妄想性障害、物質誘発性精神障害、L−DOPA誘発性精神病、アルツハイマー認知症に付随する精神病、パーキンソン病に付随する精神病、レビー小体病に付随する精神病、あるいはアルツハイマー病に付随する認知症、記憶障害または知的障害を患っている患者を治療する方法であって、該患者に、治療上有効量の請求項1に記載の化合物または請求項1に記載の化合物を含む組成物を投与することを含む、方法。
【請求項21】
患者が統合失調症に罹患しているところの、請求項20記載の方法。
【請求項22】
双極性障害、抑鬱障害、気分エピソード、不安障害、適応障害または摂食障害を患っている患者を治療する方法であって、該患者に、治療上有効量の請求項1に記載の化合物または請求項1に記載の化合物を含む組成物を投与することを含む、方法。
【請求項23】
双極性障害が双極性障害I型、双極性障害II型または気分循環性障害であり;抑鬱障害が大鬱病性障害、気分変調性障害または物質誘発性気分障害であり;気分エピソードが大鬱病エピソード、躁病エピソード、混合性エピソードまたは軽躁病エピソード;不安障害がパニック発作、広場恐怖症、パニック障害、特定恐怖症、社会恐怖症、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、急性ストレス障害、全般性不安障害、分離不安障害または物質誘発性不安障害であるところの、請求項22記載の方法。
【請求項24】
症状が抑鬱障害、双極性障害または気分エピソードであるところの、請求項23記載の方法。
【請求項25】
てんかん、睡眠障害、偏頭痛、性的機能不全、薬物中毒、アルコール依存症、胃腸障害または肥満を患っている患者を治療する方法であって、該患者に、治療上有効量の請求項1に記載の化合物または請求項1に記載の化合物を含む組成物を投与することを含む、方法。
【請求項26】
外傷に付随する中枢神経系欠損、発作または脊髄損傷を患っている患者を治療する方法であって、該患者に、治療上有効量の請求項1に記載の化合物または請求項1に記載の化合物を含む組成物を投与することを含む、方法。

【公表番号】特表2008−536945(P2008−536945A)
【公表日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−507925(P2008−507925)
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【国際出願番号】PCT/US2006/015141
【国際公開番号】WO2007/030150
【国際公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【出願人】(591011502)ワイス (573)
【氏名又は名称原語表記】Wyeth
【Fターム(参考)】