説明

AMPSおよびN,N−ジメチルアクリルアミドのコポリマーの新規な逆相ラテックスおよびその化粧料的使用

【課題】AMPSおよびN,N−ジメチルアクリルアミドのコポリマーの新規な逆相ラテックスおよびその化粧品のための用途を提供すること。
【解決手段】油相、水相、少なくとも1種の油中水(W/O)タイプの乳化系、任意に水中油(O/W)型の少なくとも一種の乳化系を含み、20〜70質量%、好ましくは25〜50質量%の分枝または架橋高分子電解質を含む逆相ラテックスの形態にある組成物であって、前記高分子電解質が、部分的または全体的に塩とされた2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸と、N,N−ジメチルアクリルアミドと、並びに任意に、部分的または全体的に塩とされた弱酸官能基を含むモノマーおよび中性モノマーから選択された1以上のモノマーとのコポリマーであることを特徴とする組成物。化粧料用途。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、油中水型逆相ラテックス、それを製造するための方法、スキンケアおよびヘアケア製品のための、または化粧料、皮膚化粧料、皮膚薬学的製剤または薬学的製剤の製造のための増粘剤および/または乳化剤としてのその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧品または製薬産業において用いられる増粘剤は、水相、ローションまたはクリームゲルを増粘することが意図される。クリームゲルの場合には、特に組成物に高濃度のオイルを含ませることが所望されるとき、乳化剤もまた加えられる。しかしながら、乳化剤はしばしば低分子量を有する製品であり、それらは潜在的にはポリマーより皮膚にとってはより耐えがたいものである。さらに、ポリマーの使用は、加熱なしでクリームゲルの調製を可能とし、これは製造コストを減少させる一方、同時に熱に感受性のある分子を無傷で維持する。
【0003】
したがって、増粘剤でありかつ乳化剤であるポリマーを開発することが研究されてきた。逆相ラテックスの形態にある合成増粘性ポリマーは、現在、頻繁に用いられ、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4および特許文献5の下で公開されたフランス特許出願において、およびまた特許文献6の下で公開された欧州特許出願において記載されているものである。
【0004】
特許文献7は、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸または塩、ジアルキルアクリルアミドおよび架橋性モノマーの共重合で得られたコポリマーを用いて製剤された化粧料を開示する。しかしながら、このコポリマーは、逆相ラテックスではない。
【0005】
特許文献8の下で公開された米国特許出願は、遊離または部分的もしくは全体的に中和された形態の2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホン酸およびタイプ(C8〜C16アルキル)アクリルアミドの少なくとも1つの疎水性部分を含む両親媒性ポリマーを含む化粧料組成物を開示する。
【0006】
特許文献9の下で公開された欧州特許出願は、25℃で20,000Cps未満のブルックフィールド粘度、30℃で1規定(1N)NaCl中0.0005g/cm3 (0.05gm/dl)濃度で約3×103 cm3 /g〜約104 cm3 /g(30〜約10dl/g)のポリマー還元粘度を有するN,N−ジメチルアクリルアミドおよび2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその酸塩のコポリマーまたはコポリマー塩を含む逆相エマルジョンポリマー組成物を開示する。この低いポリマー還元粘度は、イソプロパノールまたは2−メルカプトエタノールのような、製造プロセス中の連鎖移動剤の存在により発生する。それはまた、架橋剤の不存在またはほんの少量の架橋剤の存在により誘起される。しかしながら、そのような低い還元粘度は、ポリマーの低いモル質量の特性であり、これが有効な増粘力を有することを妨げる。
【特許文献1】フランス特許公開2721511
【特許文献2】フランス特許公開2733805
【特許文献3】フランス特許公開2774688
【特許文献4】フランス特許公開2774996
【特許文献5】フランス特許公開2782086
【特許文献6】欧州特許公開EP0503853
【特許文献7】日本特許第3681154号
【特許文献8】米国特許公開US2004/0062728A1
【特許文献9】欧州特許公開EP159305
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
新規な乳化および増粘化合物を開発するための研究の文脈において、出願人は新規な2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ポリマーに関心を持った。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明の1つの主題は、油相、水相、少なくとも1種の油中水(W/O)型の乳化系、任意に水中油(O/W)型の少なくとも1種の乳化系を含み、20質量%〜70質量%、好ましくは25質量%〜50質量%の分枝または架橋した高分子電解質を含む逆相ラテックスの形態にある組成物であって、前記高分子電解質が、部分的または全体的に塩とされた2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸と、N,N−ジメチルアクリルアミドと、任意に、部分的または全体的に塩とされた弱酸官能基を含むモノマーからおよび/またはN,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーから選択された1種類以上のモノマーとのコポリマーであることを特徴とする組成物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
上記定義の組成物において、前記高分子電解質は、30℃で1規定(1N)のNaCl中0.0005g/cm3 (0.05gm/dl)濃度で、104 cm3 /g(10dl/g)を超える、特に、1.5×104 cm3 /g(15dl/g)を超えるポリマー還元粘度を有する。
【0010】
上記定義の組成物において、2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸は、好ましくは、例えば、ナトリウム塩またはカリウム塩のようなアルカリ金属塩、アンモニウム塩、例えばモノエタノールアミン塩のようなアミノアルコール塩、または例えばリシン塩のようなアミノ酸塩の形態で部分的または全体的に塩とされる。
【0011】
モノマーが含む弱酸官能基は、特に、部分的に塩とされたカルボン酸官能基である。前記モノマーは、例えば、部分的または全体的に塩とされたアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸または3−メチル−3−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]ブタン酸であり得る。それらは、好ましくは、例えばナトリウム塩またはカリウム塩のようなアルカリ金属塩、アンモニウム塩、例えばモノエタノールアミン塩のようなアミノアルコール塩、または例えばリシン塩のようなアミノ酸塩の形態で部分的または全体的に塩とされる。
【0012】
N,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーは、特に、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−[2−ヒドロキシ−1,1−ビス[(ヒドロキシメチル)エチル]]プロペンアミド[またはTHAMとしても知られるトリス(ヒドロキシメチル)アクリルアミドメタンもしくはN−トリス(ヒドロキシメチル)メチルアクリルアミド]、(2−ヒドロキシエチル)アクリレート、(2,3−ジヒドロキシプロピル)アクリレート、(2−ヒドロキシエチル)メタクリレート、(2,3−ジヒドロキシプロピル)メタクリレート、それらエステルのそれぞれの400〜1000の分子量を有するエトキシル化誘導体、またはビニルピロリドンから選択される。
【0013】
上記定義の組成物に存在する高分子電解質は、95モル%〜25モル%の部分的または全体的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸モノマーおよび5モル%〜75モル%のN,N−ジメチルアクリルアミドモノマーを含む。
【0014】
本発明の1つの特定の側面によれば、組成物中に存在する高分子電解質は、90モル%〜40モル%の部分的または全体的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸モノマーおよび10モル%〜60モル%のN,N−ジメチルアクリルアミドモノマーを含む。
【0015】
上記定義の組成物中に存在する高分子電解質が、部分的にまたは全体的に塩とされた2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸と、N,N−ジメチルアクリルアミドと、および弱酸官能基を含むモノマーから選ばれる1以上のモノマーおよび/またはN,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーとのコポリマーであるとき、弱酸官能基を含むモノマーから選ばれるモノマーおよびN,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーのすべてのモル割合は、0%を超え、30%以下である。
【0016】
第1の場合において、N,N−ジメチルアクリルアミドと弱酸官能基を含むモノマーおよびN,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーから選ばれるすべてのモノマーとの間のモル比は、好ましくは、1以上である。
【0017】
「分枝したポリマー」と言う用語は、このポリマーが水に溶けるとき低い剪断できわめて高い粘度をもたらす広範囲の交絡が得られるように側鎖を含む非線状ポリマーを表す。
【0018】
「架橋されたポリマー」と言う用語は、化学的なゲルの生成をもたらす水に不溶性であるが水膨潤性の3次元網状構造の形態の非線状ポリマーを表す。
【0019】
本発明による組成物は、架橋されたユニットおよび/または分枝したユニットを含み得る。
【0020】
本発明の主題である組成物中に存在するポリマーが架橋されているとき、ポリマーは、より具体的には、用いられるモノマーに対して表現される0.005%〜1%、特に0.010%〜0.20%およびさらに特に0.015%〜0.15%のモル割合のジエチレンまたはポリエチレン化合物により架橋される。好ましくは、架橋剤および/または分枝剤は、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジアリルオキシ酢酸ナトリウム、エチレングリコールジアクリレート、ジアリルウレア、トリアリルアミン、トリメチロールプロパントリアクリレートおよびメチレンビス(アクリルアミド)から選択される。
【0021】
上記定義の組成物において、油中水(W/O)型の乳化系は、単独の界面活性剤または界面活性剤の混合物であって該混合物のHLB値が油中水型エマルジョンを生じさせるのに十分に低い条件での混合物のいずれかからなる。油中水型の乳化剤として、例えば、名称モンテーン(登録商標)80の下でSEPPIC社により販売される製品のようなソルビタンオレエート、名称モンテーン(登録商標)70の下でSEPPIC社により販売される製品のようなソルビタンイソステアレート、または名称モンテーン(登録商標)83の下でSEPPIC社により販売される製品のようなソルビタンセスキオレエートのようなソルビタンエステルが存在する。例えば、名称モンタノックス(登録商標)81の下でSEPPIC社により販売される製品のようなペンタエトキシル化ソルビタンモノオレエートまたは例えばSEPPIC社により名称モンタノックス(登録商標)71の下で販売される製品のようなペンタエトキシル化ソルビタンイソステアレートのようなある種のポリエトキシル化ソルビタンエステルもまた存在する。例えばSEPPIC社により名称サイマルゾル(登録商標)OC72の下で販売される製品のようなジエトキシル化オレオセチルアルコール、名称ブレンマー(登録商標)ALE200の下で販売される製品のようなテトラエトキシル化ラウリルアクリレート、またはユニケマ社により販売されるハイパーマー(登録商標)2296のようなポリ(イソブテニル)コハク酸またはその無水物とポリエチレングリコールとの縮合から製造される1000〜3000の分子量を有するポリエステルまたは最後に、例えばユニケマ社により販売されるハイパーマー(登録商標)B246またはSEPPIC社により販売されるサイマライン(登録商標)IE200のような2500〜3500の分子量を有するブロックコポリマーもまた存在する。
【0022】
本発明の主題である組成物は、一般的に、2質量%〜8質量%の油中水(W/O)型の乳化系を含む。
【0023】
上記組成物が水中油(O/W)型の乳化系を含むとき、それは、単独の界面活性剤または界面活性剤の混合物であって該混合物のHLB値が水中油型エマルジョンを生じさせるのに十分に高い条件での混合物のいずれかからなる。水中油型の乳化剤として、例えば、名称モンタノックス(登録商標)80の下でSEPPIC社により販売される20モルのエチレンオキサイドによりポリエトキシル化されたソルビタンオレエート、名称モンタノックス(登録商標)20の下でSEPPIC社により販売される20モルのエチレンオキサイドによりポリエトキシル化されたソルビタンラウレートのようなエトキシル化ソルビタンエステル、名称サイマルゾル(登録商標)OL50の下で販売される40mlのエチレンオキシドによりポリエトキシル化されたひまし油、名称サイマルゾル(登録商標)OC710の下でSEPPIC社により販売されるデカエトキシル化オレオデシルアルコール、名称サイマルゾル(登録商標)P7の下で販売されるヘプタエトキシル化ラウリルアルコールまたは名称モンタノックス(登録商標)60の下でSEPPIC社により販売される20モルのエチレンオキサイドによりポリエトキシル化されたソルビタンモノステアレートが存在する。
【0024】
本発明の主題である組成物が水中油(O/W)型の乳化系を含むとき、それは、一般的に、3質量%〜8質量%のこの系を含む。
【0025】
本発明の1つの特定の側面によれば、上記の組成物は(O/W)乳化系を含む。
【0026】
本発明の主題である組成物において、油相は、エクソンケミカルにより販売されるマルコール(登録商標)52、イソパール(登録商標)Mまたはイソパール(登録商標)Lのような室温で0.7〜0.9の密度および約250℃を超える沸点を有するパラフィン、イソパラフィンまたはシクロパラフィンのような飽和炭化水素、主成分が2,2,4,4,6,8,8−ヘプタメチルノナン(RN=4390−04−9)である少なくとも97%のC16イソパラフィンを含むC12、C16、C20イソパラフィンの混合物である番号RN=93658−80−4としてケミカル・アブストラクトにおいて同定されるイソヘキサデカン(それはバイエル社によりフランスで販売され、またはイソドデカンはバイエル社によりフランスでもまた販売される)を含む市販の鉱油、または名称パーリーム−ポリシンレーン(登録商標)の下でエツ・B.ロソウ・エ・シエ社によりフランスで販売される水素化ポリデセンまたは水素化ポリイソブテンのような合成油(マイケル・アンド・イレーン・アッシュ、化学製品のシソーラス、ケミカル・パブリッシングCo.Inc.1986第1巻、211ページ(ISBN0713136030)に引用される)、または名称ファイトスクアレン(登録商標)の下でソフィム社によりフランスで販売され、番号RN=111−01−3によりケミカル・アブストラクトに同定されている植物起源のスクアレンのような植物油(それは、80重量%を超える2,6,10,15,19,23−ヘキサメチルテトラコサンを含む炭化水素の混合物またはいくつかのそれらの油の混合物である。)を含む。
【0027】
油相は、また、脂肪酸エステルを含み得る。
【0028】
本発明の文脈において、「脂肪酸エステル」と言う用語は、式(I):
1−(C=O)−O−[[CH2−CH[O−[C(=O)]m−R2]−CH2−O]n−[C(=O)]pq−R3 (I)
(式中、
1は、7個〜30個の炭素原子を含む飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖炭化水素系鎖を表し、
2は、R1とは独立に、水素原子、または7個〜30個の炭素原子を含む飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖炭化水素系鎖を表し、
3は、R1またはR2とは独立に、水素原子、または1個〜30個の炭素原子を含む飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖炭化水素系鎖を表し、
m、n、pおよびqは、互いに独立に、0または1に等しく、R3が水素原子を表すとき、qが0以外であることが理解される)で示される化合物を意味する。
【0029】
上に定義した式(I)において、R1、R2およびR3は、特に、互いに独立に、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ウンエイコシル、ドコシル、ヘプタデセニル、エイコセニル、ウンエイコセニル、ドコセニル、ヘプタデカジエニル、およびデセニル基から選ばれる基を表す。基R1−C(=O)−は、より具体的には、以下の基、すなわちオクタノイル(カプリリル)、デカノイル、ウンデシレノイル、ドデカノイル(ラウロイル)、テトラデカノイル(ミリスチル)、ヘキサデカノイル(パルミトイル)、オクタデカノイル(ステアリル)、エイコサノイル(アラキドイル)、ドコサノイル(ベヘノイル)、8−オクタデセノイル(オレイル)、エイコセノイル(ガドロイル)、13−ドコセノイル(エルシル)、9,12−オクタデカジエノイル(リノレオイル)、9,12,15−オクタデカトリエノイル(リノレノイル)の1つを表す。
【0030】
油相は、より特には、qとnが1に等しいところの上記式(I)に対応する式(Ia):
1−(C=O)−O−CH2−CH[O−[C(=O)]m−R2]−CH2−O−[C(=O)]p−R3 (Ia)
の化合物、または式(Ia)の化合物の混合物を含み得る。この場合、好ましくは、それは、mおよびpが0に等しく、R2およびR3が水素原子を表すところの上記式(Ia)に対応する式(Ia1 ):
1−(C=O)−O−CH2−CH(OH)−CH2−OH (Ia1
の化合物、
またはpが1に等しく、mが0に等しく、R2が水素原子を表すところの上記式(Ia)に対応する式(Ia2 ):
1−(C=O)−O−CH2−CH(OH)−CH2−O−C(=O)−R3 (Ia2
の化合物、
またはmおよびpが1に等しいところの上記式(Ia)に対応する式(Ia3):
1 −(C=O)−O−CH2 −CH[O−C(=O)−R2 ]−CH2 −O−C(=O)−R3 (Ia3
の化合物、
または式(Ia1)の化合物、(Ia2)の化合物および/または(Ia3)の化合物の混合物のいずれかである。
【0031】
式(Ia1)、(Ia2)または(Ia3)の化合物の例として、例えば、名称ソフテノール(登録商標)3819の下で販売される6個〜10個の炭素原子を含む脂肪酸トリグリセリドの混合物のような脂肪酸トリグリセリドまたは脂肪酸混合物、名称ソフテノール(登録商標)3108の下で販売される8個〜10個の炭素原子を含む脂肪酸トリグリセリドの混合物、名称ソフテノール(登録商標)3178の下で販売された8個〜18個の炭素原子を含む脂肪酸トリグリセリドの混合物、名称ソフテノール(登録商標)3100の下で販売される12個〜18個の炭素原子を含む脂肪酸トリグリセリドの混合物、名称ソフテノール(登録商標)3107の下で販売される7個の炭素原子を含む脂肪酸トリグリセリドの混合物、名称ソフテノール(登録商標)3114の下で販売される14個の炭素原子を含む脂肪酸トリグリセリドの混合物、または名称ソフテノール(登録商標)3118の下で販売される18個の炭素原子を含む脂肪酸トリグリセリドの混合物、グリセリルジラウレート、グリセリルジオレエート、グリセリルイソステアレート、グリセリルジステアレート、グリセリルモノラウレート、グリセリルモノオレエート、グリセリルモノイソステアレート、またはグリセリルモノステアレートまたはそれらの化合物の混合物が存在する。
【0032】
油相は、特に、qが0に等しいところの上記式(I)に対応する式(Ib):
1 −(C=O)−O−R3 (Ib)
の化合物または式(Ib)の化合物の混合物を含み得る。
【0033】
式(Ib)の化合物の例は、例えば、オクチルパルミテートである。
【0034】
上記定義の逆相ラテックスは、一般的に、4重量%〜10重量%の乳化剤を含む。
【0035】
その油相は、組成物の全重量の15%〜40%、好ましくは20%〜25%に相当する。
【0036】
水相は、組成物の全重量の2%〜40%に相当する。
【0037】
本発明の別の特定の側面によれば、その主題は、コポリマーが、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸およびN,N−ジメチルアクリルアミドの架橋されたコポリマー、
− アンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸とN,N−ジメチルアクリルアミドの架橋されたコポリマー、
− カリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸とN,N−ジメチルアクリルアミドの架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸およびN,N−ジメチルアクリルアミドの架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびアクリルアミドの架橋されたテトラポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびアクリルアミドの架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびN−イソプロピルアクリルアミドの架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびN−[2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル]プロペンアミドの架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよび(2−ヒドロキシエチル)アクリレートの架橋されたテトラポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよび(2−ヒドロキシエチル)アクリレートの架橋されたターポリマー
から選択されるところの上記組成物である。
【0038】
本発明の別の特定の側面によれば、上記組成物は、少なくとも50重量%で70重量%未満の高分子電解質を含む。この場合、組成物は、好ましくは、以下のプロセス:
a)モノマーおよび可能な親水性添加物を含む水相を、油中水(W/O)型の界面活性剤系、最終組成物中に存在することが意図されるオイルおよび揮発性油からなる混合物および可能な疎水性添加物を含む有機相中に乳化させ、
b)重合反応を、a)で形成されるエマルジョンにフリーラジカル開始剤を導入することにより開始し、次いで反応を進行させ、
c)工程b)由来の反応媒体を、前記揮発性油が完全に除去されるまで蒸留により濃縮する
ことを実施することにより調製される。
【0039】
上記の方法を実施するのに適切である揮発性油は、例えば、名称アイソパー(登録商標)G、アイソパー(登録商標)L、アイソパー(登録商標)Hまたはアイソパー(登録商標)Jの下で販売されるもののような8〜11個の炭素原子を含む軽質イソパラフィンである。
【0040】
上記方法の1つの好ましい態様によれば、重合反応は、10℃以下の温度でクメンヒドロペルオキシド/メタ重亜硫酸ナトリウム対のような酸化還元対により開始され、ついで、40℃以上の、特に50℃以上の温度まで準断熱的にか、または温度の変化を制御することによるかのいずれかで実施される。
【0041】
工程c)が完了したとき、所望ならば、50℃未満の温度で水中油型の乳化系が導入される。
【0042】
上記定義の組成物が50重量%未満の高分子電解質を含むとき、これは、好ましくは、以下のプロセス:
a)モノマーおよび可能な添加物を含む水相を、1以上の油中水型乳化剤の存在下で、油相中に乳化させ、
b)重合反応を、a)で形成されるエマルジョンにフリーラジカル開始剤を導入することにより開始し、次いで反応を進行させ、
c)重合反応が完了したとき、所望ならば、1以上の水中油型乳化剤を50℃未満の温度で導入する
ことを実施することにより調製される。
【0043】
このプロセスの1つの変形によれば、工程b)から得られる反応媒体は、工程c)を実施する前に蒸留により濃縮される。
【0044】
上記プロセスの1つの好ましい態様によれば、重合反応は、10℃以下の温度でクメンヒドロキシペルオキシド/メタ重亜硫酸ナトリウム対のような酸化還元対により開始され、それから、40℃以上の、特に50℃以上の温度まで準断熱的にかまたは温度の変化を制御することによるかのいずれかで実施される。
【0045】
プロセスの別の好ましい態様によれば、出発の水溶液は、工程a)を実施する前に4以下のpHに調節される。
【0046】
本発明の別の特定の側面によれば、上記定義の組成物は30重量%以下の高分子電解質を含む。
【0047】
本発明の主題は、また、増粘性化合物および/または乳化化合物として上記少なくとも1種の逆相ラテックスを含むことを特徴とする化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的組成物である。
【0048】
上記定義の化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的組成物は、一般的に、0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%の前記逆相ラテックスを含む。組成物は、特に、乳液、ローション、ゲル、クリームゲル、クリーム、石鹸、入浴用発泡剤、バーム、シャンプーまたはコンディショナーの形態にある。
【0049】
本発明の1つの好ましい側面によれば、上記定義の化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的組成物は局所用組成物である。
【0050】
本発明の主題は、また、局所的化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的組成物を提供するための上記定義の逆相ラテックスの使用である。
【0051】
ヒトまたは動物の皮膚もしくは粘膜への適用が意図される本発明による局所用組成物は、少なくとも1の水相および少なくとも1の油相を含む局所用エマルジョンからなり得る。この局所用エマルジョンは、水中油型のものであり得る。より特に、この局所用エマルジョンは、乳液または流動ゲルのような流体エマルジョンからなり得る。局所用エマルジョンの油相は、1種以上のオイルの混合物からなり得る。
【0052】
本発明による局所用組成物は、化粧料としての使用が意図され得るか、または皮膚および粘膜の疾患を治療するための医薬を調製するために用いることができる。後者の場合には、局所用組成物は、例えば、抗炎症剤、筋肉弛緩剤、抗菌剤または抗細菌剤からなり得る活性成分を含む。
【0053】
本発明による組成物は、また、脂肪(油脂、バター、ワックス、脂肪酸およびガム)、乳化剤および共乳化剤、ゲル化剤および/または安定化剤および/または皮膜形成剤、フィラー、顔料、日焼け止め剤、保湿剤、溶剤および共溶剤、可塑化剤、金属イオン封鎖剤、抗酸化剤、香料、保存料または活性成分のような化粧料および皮膚薬学的分野において通常用いられ、当業者に既知の成分も含み得る。本発明の組成物と組み合わせられ得る油脂の例として、パラフィン、イソパラフィン、白色鉱油、植物油、動物油、合成油、シリコーンオイル、およびフルオロオイル、特に:
− スイートアーモンド油、ココナッツ油、ひまし油、ジョジョバ油、オリーブ油、菜種油、グラウンドナッツ油、ひまわり油、麦芽油、とうもろこし胚芽油、大豆油、綿実油、アルファルファ油、けし種油、かぼちゃ油、イーブニングプリムローズ油、ミレット油、大麦油、ライ麦油、サフラワー油、キャンドルナッツ油、トケイソウ油、ヘーゼルナッツ油、やし油、シアバター、アプリコットカーネル油、ビューティーリーフ油、シシンブリウム油、アボカド油、カレンデュラ油、花卉油または豆類油のような植物起源の油;エトキシル化植物油;スクアレンおよびスクアランのような動物起源のオイル;液体パラフィン、液体石油ゼリーおよびイソパラフィンのような鉱油、合成油、特に、ブチルミリステート、プロピルミリステート、セチルミリステート、イソプロピルパルミテート、ブチルステアレート、ヘキサデシルステアレート、イソプロピルステアレート、オクチルステアレート、イソセチルステアレート、ドデシルオレエート、ヘキシルラウレート、プロピレングリコールジカプリレートのような脂肪酸エステル、イソプロピルラノレートまたはイソセチルラノレートのようなラノリン酸由来のエステル、例えば、グリセリルトリヘプタノエートのような脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸ジグリセリドおよびトリグリセリド、アルキルベンゾエート、ポリ−α−オレフィン、例えばポリイソブテンのようなポリオレフィン、例えばイソヘキサデカン、イソドデカンのような合成イソアルカン、ペルフルオロ油およびシリコーン油
を挙げることができる。シリコーン油の中では、より特に、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミン変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコールおよび脂肪酸変性シリコーン、ポリエーテル基変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フルオロ基変性シリコーン、環状シリコーン、およびアルキル基変性シリコーンを挙げることができる。
【0054】
本発明の組成物と組み合わせられ得る別の脂肪物質として、脂肪アルコールまたは脂肪酸を挙げることができる。
【0055】
本発明による組成物の油脂相は、また、ビーズワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ウーリキュリワックス、漆ろう、コルク繊維ワックスまたはさとうきびワックス、パラフィンろう、リグナイトワックス、微結晶性ワックス、ラノリンワックス、オゾケライト、ポリエチレンワックス、水素化油脂、シリコーンワックス、植物ワックス、室温で固体である脂肪アルコールおよび脂肪酸、室温で固体であるグリセリドのようなワックスも含み得る。
【0056】
本発明による逆相ラテックスは、任意に、他の増粘性および/または乳化性ポリマーと組み合わせられ得る。挙げることのできる例には、アクリル酸またはアクリル酸誘導体のホモポリマーまたはコポリマー、アクリルアミドのホモポリマーまたはコポリマー、アクリルアミド誘導体のホモポリマーまたはコポリマー、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、ビニルモノマー、名称カーボポール(登録商標)、ウルトレッツ(登録商標)10、ペムレン(登録商標)TR1、ペムレン(登録商標)TR2、サイマルゲル(登録商標)A、サイマルゲル(登録商標)NS、サイマルゲル(登録商標)EPG、サイマルゲル(登録商標)EG、ルビゲル(登録商標)EM、サルケア(登録商標)SC91、サルケア(登録商標)SC92、サルケア(登録商標)SC95、サルケア(登録商標)SC96、フロケア(登録商標)ET100、ヒスパゲル(登録商標)、セピゲル(登録商標)305、セピゲル(登録商標)501、セピゲル(登録商標)502、セピプラス、フロケア(登録商標)ET58およびスタビリーズ(登録商標)06の下で販売されるトリメチルアミノエチルアクリレートクロリドのホモポリマーまたはコポリマー、例えば、キサンタンガム、カラヤガム、カラギーネートまたはアルギネートのような植物または生合成起源のヒドロコロイド、シリケート、セルロースおよびその誘導体、デンプンおよびその親水性誘導体、ポリウレタンが含まれる。
【0057】
本発明による組成物は、また、本出願人による名称セピゲル(登録商標)305、セピゲル(登録商標)501、サイマルゲル(登録商標)EG、サイマルゲル(登録商標)NS、またはサイマルゲル(登録商標)600の下で販売されるものに対する有益な代替物でもある。というのは、それはまた、乳液、ローション、クリーム、クリームゲル、石鹸、発泡入浴剤、バーム、シャンプーまたはヘアコンディショナーのような組成物の製造のために用いられる他の成分と良好な相容性も示すからである。
【0058】
それは、特に、国際特許公開WO92/06778、WO95/04592、WO95/13863、WO96/37285、WO98/22207、およびWO98/47610またはFR2734496に記載され、特許請求されている濃縮物と、WO93/08204において記載される界面活性剤と相容性である。
【0059】
本発明による逆相ラテックスの存在下で用いられ得る乳化剤の中では、挙げることのできる例には、脂肪酸、エトキシル化脂肪酸、ソルビトールの脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪酸エステル、ポリソルベート、ポリグリセロールエステル、エトキシル化脂肪アルコール、シュークロースエステル、アルキルポリグリコシド、センサノフおよびフルイダノフのフランス特許出願2668080、2734496、2756195、2762317、2784680、2784904、2791565、2790977、2807435および2804432に記載されている硫酸化またはリン酸化脂肪アルコールまたはアルキルポリグリコシドおよび脂肪アルコールの混合物が含まれる。
【0060】
上記化粧料組成物、皮膚化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的組成物は、また、織物剤(texture agent)および/またはフィラー、例えば、アクリルおよびメタクリル酸コポリマー、デンプン、シリカ、カルシウム、マグネシウム、ケイ酸アルミニウムまたはケイ酸バリウム、リン酸カルシウム、天然繊維例えば綿繊維、セルロース繊維またはキトサン繊維または合成繊維例えばポリアミド(ナイロン)繊維、レーヨン繊維、ビスコース繊維、酢酸セルロース繊維、ポリ−P−フェニレンテレフタミド繊維(ケブラー(登録商標))、ポリエチレンまたはポリプロピレン繊維、ガラス繊維、炭素繊維、テフロン(登録商標)繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリウレタン繊維またはポリエチレンフタレート繊維、タルク、マイカ、セリサイト、シリカ、窒化ホウ素、ラウロイルリシン、シリコーン樹脂粉末、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛または酸化セリウム、チタン雲母、酸化鉄および他の鉱物または有機顔料、またはそれらの粉末の混合物を含み得る。
【0061】
本発明による逆相ラテックスと組み合わせられ得る活性成分の例として、明白化作用または脱色作用、保湿作用、張り(tensioning)作用、鎮静作用または弛緩作用、浄化、脂肪調節または毛髪損失対抗作用、老化防止作用、または堅固化、再構築作用、フリーラジカル除去作用、酸化防止作用またはセルフタンニング作用を有する化合物を挙げることができる。したがって、本発明の組成物は、例えば、アルブチン、こうじ酸、ヒドロキノン、エラジン酸、ビタミンCおよびその誘導体、ステイC、リン酸アスコルビルマグネシウム、およびその誘導体、アスコルビルグルコシド、フィチン酸、果実酸、ルシノールまたはレゾルシノール、アゼレイン酸、ジヒドロキシアセトン(DHA)、リポ酸、ベジホワイト(登録商標)、ガトゥリン(登録商標)、シナライト(登録商標)、バイオホワイト(登録商標)、ファイトライト(登録商標)、ダーマライト(登録商標)、クラリスキン(登録商標)、メラズロウ(登録商標)、ダーマホワイト(登録商標)、エチオライン(登録商標)、メラレスト(登録商標)、ギガホワイト(登録商標)、アルバタイン(登録商標)、ルミスキン(登録商標)、ポリフェノールエキス、ブドウエキス、パインエキス、ワインエキス、オリーブエキス、茶のエキス、ココアエキス、アマゾン森林植物エキス、豆類エキス、花のエキス、果実エキス、ミントエキス、湖沼水エキス、N−アシルたんぱく質、例えばマトリキシル(登録商標)のようなN−アシルペプチド、N−アシルアミノ酸、N−アシルたんぱく質の部分加水分解物、アミノ酸、ペプチド、全たんぱく質加水分解物、部分的たんぱく質加水分解物、ポリオール(例えばグリセロール、ブチレングリコールなど)、牛乳誘導体、アクアキシル(登録商標)、尿素、ピロリドンカルボン酸またはこの酸の誘導体、グリシレチン酸またはその誘導体、α−ビサボロール、糖または糖誘導体、多糖またはその誘導体、例えば乳酸またはサリチル酸のようなヒドロキシ酸、ビタミン、例えばレチノール、レチノール誘導体のようなビタミン誘導体、ビタミンEおよびその誘導体、鉱物、微量元素、岩石のエキス、酵素またはその誘導体、例えばコエンザイムQ10のようなコエンザイムまたはその誘導体、例えばファイトエイジ(登録商標)のようなホルモンまたは「ホルモン様」物質、例えばラファーマイン(登録商標)のような大豆エキス、例えばテンサイン(登録商標)またはグリアジン(登録商標)のような小麦エキス、植物エキス、タンニン富化植物エキス、イソフラボン富化エキスまたはテルペン富化エキス、淡水藻エキスまたは塩水藻エキス、珊瑚エキスを含む海水エキス一般、精油ワックス、細菌エキス、例えばジボビオ(登録商標)製品の範疇、および特にカルシウム、マグネシウム、銅、コバルト、亜鉛、マンガンなどの誘導体のようなミネラル、脂質一般、セラミドまたはリン脂質およびまたそれらの誘導体のような脂質、例えばカフェインまたはその誘導体のような痩身化作用を有する活性剤、例えば静脈賦活剤のような皮膚の毛細血管循環を改善する活性化剤、排水活性化剤、イチョウ、蔦、一般的なホースチャストナット、竹、ラスカス、センテラ、アシアティカ、ヒバマタ、ローズマリーまたはセージのような充血緩和活性剤、例えば、銅または亜鉛誘導体またはオクトピロックスまたはセンシバSC50のような脂ぎった皮膚に抗微生物作用または精製作用を有する活性剤、例えば、セピトニック(登録商標)M3またはフィシオジェニル(登録商標)のような賦活特性または刺激特性を有する活性剤、例えば、セピカップ(登録商標)MPのようなパンテノールおよびその誘導体、老化防止活性剤、セピビノール(登録商標)、セピバイタル(登録商標)、マノリーバ(登録商標)およびファイトエージ(登録商標)のような活性剤と組み合わせられ得る。本発明の組成物はまた、より一般的には、光による老化を無くすための老化防止活性剤、真皮表皮結合の一体性を保護する標的活性剤、細胞間質の成分(例えば、コラーゲン、エラスチン、グリコサミノグリカンなど)の合成を増加させる活性剤、化学的(サイトカイン)または物理的(インテグリン)細胞連絡に対して好ましく作用する活性剤、再構築効果を有する活性剤、傷害治癒効果を有する活性剤、堅固化効果を有する活性剤、「ボトックス様」効果を有する活性剤、誇張されたしわに作用する活性剤、カルシウムチャンネルに作用する活性剤、皮膚障壁の一体性を向上させる活性剤、特定の皮膚の酵素に作用する活性剤、特定の細胞レセプターに作用する活性剤、細胞の連絡を改善する活性剤、フリーラジカル除去作用または抗酸化剤作用を有する活性剤、「張り」効果を有する活性剤、およびふけ防止、にきび防止、鎮静または神経媒介妨害効果を有する活性剤とも組み合わせられ得る。本発明によるポリマーを含む組成物は、また、皮膚毛管循環活性化剤(例えばニコチネート)のような皮膚に加熱効果を与える活性剤かまたは逆に適用の際に爽快感を産み出す成分(例えばメントール)と組み合わせられ得る。
【0062】
本発明の組成物に含めることのできる日焼け止め剤には、改正された化粧品指示書76/768/EEC付録VIIに掲載されているもののいずれかを挙げることができる。
【0063】
この好ましい側面によれば、日焼け止めは特に、例えば、オクトクリレン、エトクリレン、例えばユーソレックス(登録商標)HMSのようなホモザレート、例えば、パーソル(登録商標)MCXのようなオクチルパラメトキシシンナメート、オクチノキセート、オクチザレート、アボベンゾン、オキシベンゾン、ベンゾフェノン−1、ベンゾフェノン−2、例えばウビヌルM−40のようなベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−8、ベンゾフェノン−12、エチルジヒドロキシプロピルPABA、グリセリルPABA、エチルヘキシルジメチルPABA、メンチルアントラニレート、メチルベンジリデンカンフル、またはイソプロピルジベンゾイルメタンのような親油性日焼け止めから選択される。
【0064】
上記日焼け止めはまた、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ベンゾフェノン−4、サリチル酸TEA、PABAおよびDEAメトキシシンナメートのような1以上の親水性日焼け止めをも含み得る。
【0065】
上記日焼け止めはまた、例えば、スフェロン(登録商標)L−1500のような球状シリカ、多孔性シリカまたは発熱性シリカであるかにかかわらずシリカ、例えばマイクロパール(登録商標)製品のような架橋または非架橋ポリメチルメタクリレート、デキストリン、シクロデキストリン、たとえばゼオライトのような分子ふるい、ナイロン6または12、ナトリウムカルシウムアミノシリケート、タルクまたは雲母のような1以上の油吸収剤を含む。
【0066】
上記日焼け止めはまた、10個〜22個の炭素原子を含むイソアルキルアルコールとネオペンタン酸の1以上のエステルも含み得る。この場合には、好ましくはイソデシルペンタノエート、イソステアリルネオペンタノエートまたはイソアラキジルネオペンタノエートが含まれる。
【0067】
本発明の特定の側面によれば、化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的組成物は有効量のジヒドロキシアセトン、特に1重量%〜8重量%のジヒドロキシアセトンの組成物を含む。
【0068】
本発明の特定の側面によれば、化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的組成物は、ジヒドロキシアセトンと乳酸、サリチル酸、グルコン酸、またはこうじ酸のような少なくとも1種のヒドロキシ酸か、ジヒドロキシアセトンと少なくとも1種の日焼け止め剤か、ジヒドロキシアセトンと少なくとも1種の保湿剤か、ジヒドロキシアセトンとカフェインのような少なくとも1種の痩身化剤かのいずれかを含む。
【実施例】
【0069】
以下の例は、発明を限定することなく本発明を例示することを意図するものである。それらは、新規な逆相ラテックスが皮膚を刺激せず、その物理的特性が感受性の高い皮膚を治療するために意図される化粧料組成物、皮膚薬学的組成物または薬学的組成物の調製に用いられることを可能とすることを示す。
【0070】
A)−本発明による組成物の製造例
例1:イソヘキサデカン中、メチレンビス(アクリルアミド)により架橋された(AMPS Na塩)/DMAコポリマー(90/10)の逆相ラテックス(組成物1)
a)以下のものを攪拌とともに反応器の中に入れる:
− 17.0gの脱イオン水、
− 662.1gの、55%の2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム(AMPS Na塩)を含む市販溶液、
− 17.5gのN,N−ジメチルアクリルアミド(DMA)、
− 0.45gのジエチレントリアミンペンタ酢酸ナトリウム
− 0.068gのメチレンビス(アクリルアミド)。
【0071】
この水溶液のpHは5.5に等しい。
【0072】
b)有機相を、
− 235gのイソヘキサデカン、
− 20gのソルビタンイソステアレート(モンテーン(登録商標)70)、
− 5gのハイパーマー(登録商標)2296、
− 0.058gのアゾビス(イソブチロニトリル)
を互いに混合することにより調製する。
【0073】
c)水相を有機相に少しずつ導入し、その混合物を、例えば、シルバーソン(登録商標)またはIKA(登録商標)攪拌装置を用いて強く攪拌する。ついで、得られたエマルジョンを重合反応器に移し、窒素を散布し、次いで、約5〜6℃に冷却する。次いで、イソヘキサデカン中に0.635%のクメンヒドロペルオキシドを含む溶液250mlを加え、続いて、溶液を均質化した後、約60分間で0.2ml/分の速度でメタ重亜硫酸ナトリウム(水中0.2重量%)の水溶液を加え、その間に温度を重合の終わりに室温に上昇させる。次いで、反応媒体をこの温度で約90分間維持する。次いで、5%のポリソルベート60(モンタノックス(登録商標)60)を加えて、所望の逆相ラテックスを得る。
【0074】
特性の評価
脱イオン水中2質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=33400mPa・s
脱イオン水+0.1%NaCl中の3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=17200mPa・s。
【0075】
例2:イソヘキサデカン中、メチレンビス(アクリルアミド)により架橋された(AMPS Na塩)/DMAコポリマー(90/10)の逆相ラテックス(組成物2)
例1の実験条件を再現するが、しかし上記例の0.068gの代わりに0.109gのメチレンビスアクリルアミドを用いる。予測された逆相ラテックスが得られる。
【0076】
特性の評価
脱イオン水中3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=77400mPa・s
脱イオン水+0.1%NaCl中3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=11780mPa・s。
【0077】
例3:イソヘキサデカン中、メチレンビス(アクリルアミド)により架橋された(AMPS Na塩)/DMAコポリマー(80/20)の逆相ラテックス(組成物3)
例1の実験条件を再現するが、しかし、所望の(AMPS Na塩)/DMAモル比(80/20)を得るために55%の2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム(AMPS Na塩)を含む市販溶液622.9gとN,N−ジメチルアクリルアミド(DMA)37gを用い、およびまた0.072gのメチレンビスアクリルアミドを用いる。予測された逆相ラテックスが得られる。
【0078】
特性の評価
脱イオン水中3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=54800mPa・s。
【0079】
脱イオン水+0.1%NaCl中3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=17200mPa・s。
【0080】
例4:イソヘキサデカン中、メチレンビス(アクリルアミド)により架橋された(AMPS Na塩)/DMAコポリマー(50/50)の逆相ラテックス(組成物4)
例1の実験条件を再現するるが、しかし、所望の(AMPS Na塩)/DMAモル比(50/50)を得るために55%の2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム(AMPS Na塩)を含む市販溶液471.6gとN,N−ジメチルアクリルアミド(DMA)112gを用い、およびまた0.087gのメチレンビスアクリルアミドを用いる。予測された逆相ラテックスが得られる。
【0081】
特性の評価
脱イオン水中3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=106000mPa・s。
【0082】
脱イオン水+0.1NaCl中3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=23200mPa・s。
【0083】
例5:イソヘキサデカン中、メチレンビス(アクリルアミド)により架橋された(AMPS Na塩)/DMAコポリマー(40/60)の逆相ラテックス(組成物5)
例1の実験条件を再現するが、しかし、所望の(AMPS Na塩)/DMAモル比(40/60)を得るために55%の2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム(AMPS Na塩)を含む市販溶液388.6gおよびN,N−ジメチルアクリルアミド(DMA)138.6gを用い、およびまた0.089gのメチレンビスアクリルアミドを用いる。予測される逆相ラテックスが得られる。
【0084】
特性の評価
脱イオン水中3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=89400mPa・s。
【0085】
脱イオン水+0.1%NaCl中3質量%の逆相ラテックスの粘度
(ブルックフィールドRVTスピンドル6、速度5):η=17820mPa・s。
【0086】
B)−本発明による逆相ラテックスおよび先行技術による逆相ラテックスの特性間の比較
例5の本発明による逆相ラテックス(組成物5)の性能特性を、先行技術のメチレンビス(アクリルアミド)により架橋された(AMPS Na塩)/アクリルアミドコポリマー(40/60)の逆相ラテックス(組成物a)の特性と比較した。
【0087】
a)逆相ラテックスのそれぞれの濃度の関数としての粘度曲線の確立
試料は、逆相ラテックスのそれぞれに必要量の水を少しずつ加えることにより、測定されるそれぞれの濃度で調製する。
【0088】
それらの粘度は、室温で7日間放置した後、測定した(ブルックフィールドRVT粘度計スピンドル6、速度5)。以下の表に示された結果が得られた。
【表1】

【0089】
それらの測定結果は、2種類の逆相ラテックスについての濃度の関数としての粘度の点で同様の挙動を示す。
【0090】
b)逆相ラテックスのそれぞれの油脂安定化力
実験の目的は、例5の本発明による逆相ラテックス(組成物5)の水性ゲルに含まれ得る油脂の最大量を測定することである。
【0091】
室温で100000mPa・sの粘度を有する逆相ラテックスのそれぞれの水性ゲルを調製する。クリームゲルの試料は、オイル(プリモール(登録商標)352またはトリグリセリド5545)を加えることにより調製する。観察結果は、以下の表および図1および2に与えられている。
【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【表6】

【0092】
結果は、組成物5が、65%までのトリグリ5545(カプリリック/カプリックトリグリセリド)および60%までのプリモール(登録商標)352を乳化させることを可能とすることを立証している。先行技術のメチレンビス(アクリルアミド)により架橋された(AMPS Na塩)/アクリルアミドコポリマー(40/60)の逆相ラテックスから調製されたエマルジョン(組成物a)に対して実施された同じ測定は、乳化される最大量はトリグリ5545について45%であることを明らかにしている(以下の表と図3を参照されたい)。
【表7】

【0093】
先行技術の、メチレンビス(アクリルアミド)により架橋された(AMPS Na塩)/アクリルアミドコポリマー(40/60)の逆相ラテックスから調製されたエマルジョン(組成物a)に対し実施された同じ測定は、乳化される最大量はプリモール(登録商標)352について40%であることを明らかにしている。
【0094】
そのことから、この利点はポリマーおいてアクリルアミドモノマーをN,N−ジメチルアクリルアミドモノマーで置き換えることから得られることが結論付けられる。
【0095】
C)本発明による組成物を用いて調製された組成物の例
例6:ケアクリーム
シクロメチコーン: 10%
例1の逆相ラテックス: 0.8%
モンタノフ(登録商標)68: 2%
ステアリルアルコール: 1%
ステアリルアルコール: 0.5%
保存料: 0.65%
リシン: 0.025%
EDTA(二ナトリウム塩): 0.05%
キサンタンガム: 0.2%
グリセロール: 3%
水: 100%となる量。
【0096】
例7:アフターシェーブバーム
組成
A 例3の逆相ラテックス: 1.5%
水: 100%となる量
B マイクロパール(登録商標)M100:5.0%
セピサイド(登録商標)CI: 0.50%
香料: 0.20%
95°エタノール: 10.0%
手順
BをAに加える。
【0097】
例8:サテンボディエマルジョン
組成
A サイマルゾル(登録商標)165:5.0%
ラノール(登録商標): 8.50%
シアバター: 2%
液体パラフィン: 6.5%
ラノール(登録商標)14M: 3%
ラノール(登録商標)S: 0.6%
B 水: 66.2%
C マイクロパール(登録商標)M100:5%
D 例5の逆相ラテックス: 3%
E セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
アクアキシル(登録商標): 3%
香料: 0.20%
ビタミンEアセテート: 0.20%
ピロリジノンカルボン酸ナトリウム:1%
手順
BにCを加え、70℃でA中にBを乳化させ、次いで、60℃でDを加え、続いて30℃でEを加える。
【0098】
例9:O/Wクリーム
組成
A サイマルゾル(登録商標)165: 5.0%
ラノール(登録商標)1688: 20.0%
ラノール(登録商標)P: 1.0%
B 水: 100%となる量
C 例2の逆相ラテックス: 2.50%
D セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
手順
約75℃でAにBを導入し、約60℃でCを加え、次いで、約45℃でDを加える。
【0099】
例10:グリース性でないアンチサン(antisun)ゲル
組成
A 例4の逆相ラテックス: 3.00%
水: 30%
B セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
香料: 0.10%
C 染料: 適量
水: 30%
D マイクロパール(登録商標)M100:3.00%
水: 100%となる量
E シリコーンオイル: 2.0%
パーソル(登録商標)MCX: 5.00%
手順
AにBを導入し、C、次いでD、次いでEを加える。
【0100】
例11:アンチサン乳液
組成
A モンタノフ(登録商標)S: 3.0%
ごま油: 5.0%
パーソル(登録商標)MCX: 5.0%
カラギーナンλ: 0.10%
B 水: 100%となる量
C 例1の逆相ラテックス: 0.80%
D 香料: 適量
保存料: 適量
手順
75℃でA中にBを乳化させ、次いで、約60℃でCを加え、続いて約30℃でDを加え、必要であればpHを調節する。
【0101】
例12:マッサージゲル
組成
A 例3の逆相ラテックス: 3.5%
水: 20.0%
B 染料: 100gあたり2滴
水: 適量
C アルコール: 10%
メントール: 0.10%
D シリコーンオイル: 5.0%
手順
AにBを加え、次いで、混合物にCを加え、続いてDを加える。
【0102】
例13:保湿およびつや消しファンデーション
組成
A 水: 20.0%
ブチレングリコール: 4.0%
PEG−400: 4.0%
ペコシル(登録商標)PS100: 1.0%
NaOH: pH=9とする量
二酸化チタン: 7.0%
タルク: 2.0%
黄色酸化鉄: 0.8%
赤色酸化鉄: 0.3%
黒色酸化鉄: 0.05%
B ラノール(登録商標)99: 8%
カプリリック/カプリックトリグリセリド:8%
モンタノフ(登録商標)202: 5.00%
C 水: 100%となる量
マイクロパール(登録商標)M305:2.0%
EDTA四ナトリウム: 0.05%
D シクロメチコーン: 4.0%
キサンタンガム: 0.2%
例5の逆相ラテックス: 0.8%
E セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
香料: 0.2%
手順
80℃で混合物B+DおよびA+Cを調製し、次いで、互いに混合し、全体を乳化させる。
【0103】
例14:ラジアンス(radiance)ゲル
組成
A 例5の逆相ラテックス: 4%
水: 30%
B エラスチンHPM: 5.0%
C マイクロパール(登録商標)M100:3%
水: 5%
D セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
香料: 0.06%
ピロリジノンカルボン酸ナトリウム50%:1%
水: 100%となる量
手順
Aを調製し、B、次いでC、次いでDを加える。
【0104】
例15:身体用乳液
組成
モンタノフ(登録商標)S: 3.5%
ラノール(登録商標)37T: 8.0%
ソラガム(登録商標)L: 0.05%
水: 100%となる量
ベンゾフェノン−3: 2.0%
ジメチコーン350cPs: 0.05%
例4の逆相ラテックス: 0.8%
保存料: 0.2%
香料: 0.4%。
【0105】
例16:スイートアーモンドオイルを有する化粧除去用エマルジョン
組成
モンタノフ(登録商標)68: 5%
スイートアーモンドオイル: 5%
水: 100%となる量
例3の逆相ラテックス: 0.3%
グリセロール: 5%
保存料: 0.2%
香料: 0.3%。
【0106】
例17:脂ぎった皮膚のための保湿クリーム
組成
モンタノフ(登録商標)68: 5%
セチルステアリルオクタノエート: 8%
オクチルパルミテート: 2%
水: 100%となる量
例2の逆相ラテックス: 0.6%
マイクロパール(登録商標)M100: 3.0%
ムコ多糖: 5%
セピサイド(登録商標)HB: 0.8%
香料: 0.3%。
【0107】
例18:アルコールを含有しない鎮静用(soothing)アフターシェーブバーム
組成
A リパサイド(登録商標)PVB: 1.0%
ラノール(登録商標)99: 2.0%
スイートアーモンドオイル: 0.5%
B 例1の逆相ラテックス: 3.5%
C 水: 100%となる量
D 香料: 0.4%
セピサイド(登録商標)HB: 0.4%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%。
【0108】
例19:敏感な皮膚のためのAHAを有するクリーム
組成
ラウリルアミノ酸の混合物: 0.1%〜5%
アスパラギン酸マグネシウムカリウム: 0.002%〜0.5%
ラノール(登録商標)99: 2%
モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
水: 100%となる量
例4の逆相ラテックス: 1.50%
グルコン酸: 1.50%
トリエチルアミン: 0.9%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.4%。
【0109】
例20:アフターサン鎮静化ケア剤
組成
ラウリルアミノ酸の混合物: 0.1%〜5%
アスパラギン酸マグネシウムカリウム: 0.002%〜0.5%
ラノール(登録商標)99: 10.0%
水: 100%となる量
例2の逆相ラテックス: 2.50%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.4%
染料: 0.03%。
【0110】
例21:化粧除去用乳液
組成
セピパール(登録商標)N: 3%
プリモール(登録商標)352: 8.0%
スイートアーモンドオイル: 2%
水: 100%となる量
例5の逆相ラテックス: 0.8%
保存料: 0.2%。
【0111】
例22:アルカリpHの流動性エマルジョン
マルコール(登録商標)82: 5.0%
NaOH: 10.0%
水: 100%となる量
例1の逆相ラテックス: 1.5%。
【0112】
例23:流動性ファンデーション
組成
サイマルゾル(登録商標)165: 5.0%
ラノール(登録商標)84D: 8.0%
ラノール(登録商標)99: 5.0%
水: 100%となる量
鉱物フィラーおよび顔料: 10.0%
例5の逆相ラテックス: 1.2%
保存料: 0.2%
香料: 0.4%。
【0113】
例24:アンチサン乳液
組成
セピパール(登録商標)N: 3.5%
ラノール(登録商標)37T: 10.0%
パーソル(登録商標)MCX: 5.0%
ユーソレックス(登録商標)4360: 2.0%
水: 100%となる量
例1の逆相ラテックス: 1.8%
保存料: 0.2%
香料: 0.4%。
【0114】
例25:隈取ゲル
組成
例2の逆相ラテックス: 2.0%
香料: 0.06%
ピロリジノンカルボン酸ナトリウム: 0.2%
ダウコーニング(登録商標)245流体:2.0%
水: 100%となる量。
【0115】
例26:リーブインケア(leave-in care)組成物
組成
例3の逆相ラテックス: 1.5%
香料: 適量
保存料: 適量
ダウコーニング(登録商標)X2 8360:5.0%
ダウコーニング(登録商標)Q2 1401:15.0%
水: 100%となる量。
【0116】
例27:スライムゲル
例4の逆相ラテックス: 5%
エタノール: 30%
メントール: 0.1%
カフェイン: 2.5%
ラスカスエキス: 2%
ツタエキス: 2%
セピサイド(登録商標)HB: 1%
水: 100%となる量。
【0117】
例28:超天然着色(ultra-natural tinted)クリームゲル
組成
A 水: 10.0%
ブチレングリコール: 4.0%
PEG−400: 4.0%
ペコシル(登録商標)PS100: 1.5%
NaOH: pH=7まで十分量
二酸化チタン: 2.0%
黄色酸化鉄: 0.8%
赤色酸化鉄: 0.3%
黒色酸化鉄: 0.05%
B ラノール(登録商標)99: 4.0%
カプリリック/カプリックトリグリセリド:4.0%
セピフィール(登録商標)ワン: 1.0%
例5の逆相ラテックス: 3.0%
C 水: 100%となる量
マイクロパール(登録商標)M305:2.0%
EDTA四ナトリウム: 0.05%
シクロメチコーン: 4.0%
D セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
香料: 0.2%
手順
混合物B+Cを調製し、次いで、A、次いでDを加える。
【0118】
例29:脂ぎった皮膚のための治療薬
組成
A マイクロパール(登録商標)M310:1.0%
例5の逆相ラテックス: 5.0%
オクチルイソノナノエート: 4.0%
B 水: 100%となる量
C セピコントロール(登録商標)A5:4.0%
香料: 0.1%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CT: 0.2%
D カピゲル(登録商標)98: 0.5%
水: 10%。
【0119】
例30:AHAを有するクリーム
組成
A モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
リパサイド(登録商標)PVB: 1.05%
ラノール(登録商標)99: 10.0%
B 水: 100%となる量
グルコン酸: 1.5%
TEA(トリエタノールアミン): 0.9%
C 例4の逆相ラテックス: 1.5%
D 香料: 0.4%
セピサイド(登録商標)HB: 0.2%
セピサイド(登録商標)CI: 0.4%。
【0120】
例31:顔面と身体のためのグリース性でないセルフタンニング製品
組成
A ラノール(登録商標)2681: 3.0%
例3の逆相ラテックス: 2.5%
B 水: 100%となる量
ジヒドロキシアセトン: 3.0%
C 香料: 0.2%
セピサイド(登録商標)HB: 0.8%
NaOH(水酸化ナトリウム): pH=5となる量。
【0121】
例32:モノイ・ド・タヒチを有するアンチサン乳液
組成
A モノイ・ド・タヒチ: 10%
リパサイド(登録商標)PVB: 0.5%
例2の逆相ラテックス: 2.2%
B 水: 100%となる量
C 香料: 0.1%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.1%
パーソル(登録商標)MCX: 4.0%。
【0122】
例33:顔面のためのアンチサンケア製品
組成
A シクロメチコーンおよびジメチコノール:4.0%
例5の逆相ラテックス: 3.5%
B 水: 100%となる量
C 香料: 0.1%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.21%
パーソル(登録商標)MCX: 5.0%
チタン雲母: 2.0%
乳酸: pH=5となる量。
【0123】
例34:セルフタンニングエマルジョン
組成
A ラノール(登録商標)99: 15%
モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
パーソル(登録商標)MCX: 3.0%
B 水: 100%となる量
ジヒドロキシアセトン: 5.0%
リン酸一ナトリウム: 0.2%
C 例1の逆相ラテックス: 0.5%
D 香料: 0.3%
セピサイド(登録商標)HB: 0.8%
NaOH: pH=5となる量。
【0124】
例35:ケアクリーム
シクロメチコーン: 10%
例2の逆相ラテックス: 0.8%
モンタノフ(登録商標)68: 4.5%
保存料: 0.65%
リシン: 0.025%
EDTA(二ナトリウム塩): 0.05%
キサンタンガム: 0.2%
グリセロール: 3%
水: 100%となる量。
【0125】
例36:ケアクリーム
シクロメチコーン: 10%
例3の逆相ラテックス: 0.8%
モンタノフ(登録商標)68: 4.5%
ペルフルオロポリメチルイソプロピルエーテル:0.5%
保存料: 0.65%
リシン: 0.025%
EDTA(二ナトリウム塩): 0.05%
ペムレン(登録商標)TR1: 0.2%
グリセロール: 3%
水: 100%となる量。
【0126】
例37:身体用乳液
組成
A サイマルゾル(登録商標)165: 5.0%
ラノール(登録商標)1688: 12.0%
ラノール(登録商標)14M: 2.0%
セチルアルコール: 0.3%
シャースモール(登録商標)OP: 3%
B 水: 100%となる量
C 例4の逆相ラテックス: 0.35%
D セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
香料: 0.20%
手順
約75℃でA中にBを乳化させる。約60℃でCを加え、続いて約30℃でDを加える。
【0127】
例38:マッサージケアゲル
組成
A 例5の逆相ラテックス: 3.00%
水: 30%
B セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
香料: 0.05%
C 染料: 適量
水: 100%となる量
D マイクロパール(登録商標)SQL:5.0%
ラノール(登録商標)1688: 2%
手順
Aを調製し、B、次いで、C、次いで、Dを加える。
【0128】
例39:身体用乳液
組成
A セピパール(登録商標)N: 3.0%
グリセリルトリヘプトネート: 10.0%
B 水: 100%となる量
C 例4の逆相ラテックス: 1.0%
D 香料: 適量
保存料: 適量
手順
約75℃でAを溶融させる。75℃でAの中にBを乳化し、次いで、約60℃でCを加え、続いてDを加える。
【0129】
例40:アルコールを含まない鎮静化アフターシェーブバーム
組成
ラウリルアミノ酸の混合物: 0.1%〜5%
アスパラギン酸マグネシウムカリウム: 0.002%〜0.5%
ラノール(登録商標)99: 2%
スイートアーモンドオイル: 0.5%
水: 100%となる量
例3の逆相ラテックス: 3%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.4%。
【0130】
例41:身体用乳液
組成
セピパール(登録商標)N: 3.5%
ラノール(登録商標)37T: 8.0%
ソラガム(登録商標)L: 0.05%
水: 100%となる量
ベンゾフェノン−3: 2.0%
ジメチコーン350cPs: 0.05%
例2の逆相ラテックス: 0.8%
保存料: 0.2%
香料: 0.4%。
【0131】
例42:アルコールを含まない鎮静化アフターシェーブバーム
組成
A リパサイド(登録商標)PVB: 1.0%
ラノール(登録商標)99: 2.0%
スイートアーモンドオイル: 0.5%
B 例1の逆相ラテックス: 3.5%
C 水: 100%となる量
D 香料: 0.4%
セピサイド(登録商標)HB: 0.4%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%。
【0132】
例43:爽快感を与えるアフターシェーブゲル
組成
A リパサイド(登録商標)PVB: 0.5%
ラノール(登録商標)99: 5.0%
例2の逆相ラテックス: 2.5%
B 水: 100%となる量
C マイクロパール(登録商標)LM: 0.5%
香料: 0.2%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%。
【0133】
例44:AHAを有するクリーム
組成
A モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
リパサイド(登録商標)PVB: 1.05%
ラノール(登録商標)99: 10.0%
B 水: 100%となる量
グルコン酸: 1.5%
TEA(トリエタノールアミン): 0.9%
C 例3の逆相ラテックス: 1.5%
D 香料: 0.4%
セピサイド(登録商標)HB: 0.2%
セピサイド(登録商標)CI: 0.4%。
【0134】
例45:光沢ゲル
例4の逆相ラテックス: 1.5%
揮発性シリコーン: 25%
モノプロピレングリコール: 25%
軟水: 10%
グリセロール: 100%となる量。
【0135】
例46:痩身化ゲル
例5の逆相ラテックス: 1.5%
イソノニルイソノナノエート: 2%
カフェイン: 5%
エタノール: 40%
マイクロパール(登録商標)LM: 2%
軟水: 100%となる量
保存料、香料: 適量。
【0136】
例47:化粧除去用乳液
サイマルゾル(登録商標)165: 4%
モンタノフ(登録商標)202: 1%
カプリレート/カプレートトリグリセリド:15%
ペコシル(登録商標)DCT: 1%
軟水: 適量
キャピゲル(登録商標)98: 0.5%
例4の逆相ラテックス: 1%
プロテオール(登録商標)APL: 2%
水酸化ナトリウム: pH=7まで十分量。
【0137】
例48:ストレスを受け、脆化した毛髪のための再構築用「すすぎ」クリームマスク
組成
ケトロール(登録商標)T: 0.5%
ペコシル(登録商標)SPP50: 0.75%
N−ココイルアミノ酸: 0.70%
ブチレングリコール: 3.0%
例1の逆相ラテックス: 3.0%
モンタノフ(登録商標)82: 3.0%
ジョジョバ油: 1.0%
ラノール(登録商標)P: 6.0%
アモニル(登録商標)DM: 1.0%
ラノール(登録商標)99: 5.0%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.2%
水: 100%となる量。
【0138】
例49:日焼け止めクリーム
サイマルゾル(登録商標)165: 3%
モンタノフ(登録商標)202: 2%
12〜C15ベンゾエート: 8%
ペコシル(登録商標)PS100: 2%
ジメチコーン: 2%
シクロメチコーン: 5%
オクチルパラ−メトキシシンナメート: 6%
ベンゾフェノン−3: 4%
酸化チタン: 8%
キサンタンガム: 0.2%
ブチレングリコール: 5%
軟水: 100%となる量
例5の逆相ラテックス: 1.5%
保存料、香料: 適量。
【0139】
例50:混合肌(combination skin)のためのケアゲル
例3の逆相ラテックス: 4%
植物スクアラン: 5%
ジメチコーン: 1.5%
セピコントロール(登録商標)A5: 4%
キサンタンガム: 0.3%
水: 100%となる量
保存料、香料: 適量。
【0140】
例51:ヘアローション
組成
ブチレングリコール: 3.0%
例4の逆相ラテックス: 3%
サイマルゾル(登録商標)1293: 3.0%
乳酸: pH=6となる量
セピサイド(登録商標)HB: 0.2%
セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
香料: 0.3%
水: 100%となる量。
【0141】
例52:保護用および弛緩用シャンプー
組成
アモニル(登録商標)675SB: 5.0%
28%ラウリルエーテル硫酸ナトリウム:35.0%
例3の逆相ラテックス: 3.0%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
水酸化ナトリウム: pH=7.2となる量
香料: 0.3%
染料(FDCブルー1/イエロー5): 適量
水: 100%となる量。
【0142】
例53:「リーブオン(leave-on)」保護用製品、ストレス回避ヘアケア
組成
ケトロール(登録商標)T: 0.5%
ココイルアミノ酸の混合物: 3.0%
ブチレングリコール: 5.0%
DC1501: 5.0%
例1の組成物: 4.0%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
香料: 0.3%
水: 100%となる量。
【0143】
例54:ビタミンを有するクリーム
サイマルゾル(登録商標)165: 5%
モンタノフ(登録商標)202: 1%
カプリリック/カプリックトリグリセリド:20%
ビタミンAパルミテート: 0.2%
ビタミンEアセテート: 1%
マイクロパール(登録商標)M305: 1.5%
例2の逆相ラテックス: 2%
水: 100%となる量
保存料、香料: 適量。
【0144】
例55:アンチサンゲル
組成
例5の逆相ラテックス: 3.00%
セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
香料: 0.10%
染料: 適量
シリカ: 3.00%
水: 100%となる量
シリコーンオイル: 2.0%
ベンゾフェノン−3: 5.00%。
【0145】
例56:リップグロス
組成
例5の逆相ラテックス: 1.50%
シャーセモール(登録商標)TISC: 15.00%
ビスタノール(登録商標)NPGC: 15.00%
カンジュリン・パプリカ: 0.50%
モンタノックス(登録商標)80: 1.00%
アンタロン(登録商標)V216: 0.90%
アプリコット香料: 0.20%
セピサイド(登録商標)HB: 0.50%
C マルチデックス(登録商標)H16322:100%となる量。
【0146】
例57:日光の強い気候のための固形パウダー
組成
例3の逆相ラテックス: 2.00%
ラノール(登録商標)99: 12.00%
セピホワイト(登録商標)MSH: 1.00%
タルク: 33.00%
マイクロパール(登録商標)M310: 3.00%
黄色酸化鉄: 0.80%
赤色酸化鉄: 0.30%
黒色酸化鉄: 0.05%
雲母: 100%となる量。
【0147】
例58:アトピー性の皮膚のためのエマルジョン
組成
アーラセル(登録商標)P135: 2.00%
例1の逆相ラテックス: 1.00%
ラノール(登録商標)1688: 14.00%
プリモール(登録商標)352: 8.00%
グリセロール: 5.00%
水: 100%となる量
硫酸マグネシウム: 0.70%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
マイクロパール(登録商標)M310: 5.00%。
【0148】
例59:鎮静化アンチサンケア(シリコーン中水)
組成
例4の逆相ラテックス: 2.00%
DC5225C: 20.00%
DC345: 10.00%
セピコーム(登録商標)VG: 3.00%
二酸化チタンMT100T: 5.00%
酸化亜鉛Z−コートHP1: 5.00%
セピサイド(登録商標)HB: 0.30%
香料: 0.05%
セピサイド(登録商標)CI: 0.20%
グリセロール: 5.00%
塩化ナトリウム: 2.00%
水: 100%となる量。
【0149】
例60:多相ケア剤
組成
例5の逆相ラテックス: 3.00%
C12−15アルキルベンゾエート: 25.00%
アクアキシル(登録商標): 3.00%
セピトニック(登録商標)M3: 1.00%
セピサイド(登録商標)HB: 0.50%
セピサイド(登録商標)CI: 0.30%
水: 100%となる量。
【0150】
例61:セルフタンニングゲル
例4の逆相ラテックス: 5%
エタノール: 30%
ジヒドロキシアセトン: 5%
メントール: 0.1%
カフェイン: 2.5%
ツタエキス: 2%
セピサイド(登録商標)HB: 1%
水: 100%となる量。
【0151】
例62:セルフタンニング乳液
組成
A セピパール(登録商標)N: 3.0%
グリセリルトリヘプタノエート: 10.0%
リパサイド(登録商標)PVB: 0.5%
例2の逆相ラテックス: 2.2%
B 水: 100%となる量
ジヒドロキシアセトン: 5.0%
C 香料: 0.1%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.1%
パーソル(登録商標)MCX: 4.0%。
【0152】
例63:AHAを有するセルフタンニングクリーム
組成
A モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
リパサイド(登録商標)PVB: 1.05%
ラノール(登録商標)99: 10.0%
B 水: 100%となる量
グルコン酸: 1.5%
ジヒドロキシアセトン: 3.0%
TEA(トリエタノールアミン): 0.9%
C 例3の逆相ラテックス: 1.5%
D 香料: 0.4%
セピサイド(登録商標)HB: 0.2%
セピサイド(登録商標)CI: 0.4%。
【0153】
例64:感受性の強い皮膚のためのAHAを有するセルフタンニングクリーム
組成
ラウリルアミノ酸の混合物: 0.1%〜5%
アスパラギン酸マグネシウムカリウム: 0.002〜0.5%
ラノール(登録商標)99: 2%
モンタノフ(登録商標)68: 5.0%
水: 100%となる量
例4の逆相ラテックス: 1.50%
乳酸: 1.50%
ジヒドロキシアセトン: 3.5%
トリエチルアミン: 0.9%
セピサイド(登録商標)HB: 0.3%
セピサイド(登録商標)CI: 0.2%
香料: 0.4%。
【0154】
例65:サテンセルフタンニング保湿エマルジョン
組成
A サイマルゾル(登録商標)165: 5.0%
ラノール(登録商標)1688: 8.50%
シアバター: 2%
液体パラフィン: 6.5%
ラノール(登録商標)14M: 3%
ラノール(登録商標)S: 0.6%
B 水: 66.2%
ジヒドロキシアセトン: 3%
C マイクロパール(登録商標)M100:5%
D 例5の逆相ラテックス: 3%
E セピサイド(登録商標)CI: 0.3%
セピサイド(登録商標)HB: 0.5%
アクアキシル(登録商標): 5%
香料: 0.20%
ビタミンEアセテート: 0.20%
ピロリジノンカルボン酸ナトリウム:1%。
【0155】
例において用いられている市販製品の定義は以下のとおりである。
【0156】
サイマルゾル(登録商標)1293は、SEPPIC社により販売される40に等しいエトキシル化指数を有する水素化されたエトキシル化されたひまし油である。
【0157】
カピゲル(登録商標)98は、SEPPIC社により販売されるアクリレートコポリマーに基づく液体増粘剤である。
【0158】
ケトロール(登録商標)Tは、ケルコ社により販売されるキサンタンガムである。
【0159】
ラノール(登録商標)99は、SEPPIC社により販売されるイソノニルイソノナノエートである。
【0160】
DC1501は、ダウケミカル社により販売されるシクロペンタシロキサンとジメチコノールの混合物である。
【0161】
モンタノフ(登録商標)82は、セテアリルアルコールとココイルグルコシドに基づく乳化剤である。
【0162】
モンタノフ(登録商標)68(セテアリルグルコシド)は、SEPPIC社により販売されるWO92/06778に記載される自己乳化組成物である。
【0163】
マイクロパール(登録商標)M100は、マツモ社により販売されるきわめて柔軟な感触とつや消し作用を有する超微細粉末である。
【0164】
セピサイド(登録商標)CI、イミダゾリジン尿素、は、SEPPIC社により販売される保存料である。
【0165】
ペムレン(登録商標)TR1は、グッドリッチにより販売されるアクリルポリマーである。
【0166】
サイマルゾル(登録商標)165は、SEPPIC社により販売される自己乳化グリセリルステアレートである。
【0167】
ラノール(登録商標)1688は、SEPPIC社により販売されるグリース効果のないエモリエントエステルである。
【0168】
ラノール(登録商標)14Mおよびラノール(登録商標)Sは、SEPPIC社により販売されるコンシステンシー因子である。
【0169】
フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベンおよびブチルパラベンの混合物であるセピサイド(登録商標)HBは、SEPPIC社により販売される保存料である。
【0170】
アクアキシル(登録商標)は、SEPPIC社により販売される保湿剤である。
【0171】
シャーセモール(登録商標)OPは、グリース性効果のないエモリエントエステルである。
【0172】
ラノール(登録商標)Pは、SEPPIC社により販売される安定化作用を有する添加剤である。
【0173】
パーソル(登録商標)MCXは、ジボーダン社により販売されるオクチルパラメトキシシンナメートである。
【0174】
セピパール(登録商標)Nは、WO95/13863において記載されるもののようなアルキルポリグルコシドの混合物に基づくSEPPIC社により販売される真珠状光沢剤である。
【0175】
マイクロパール(登録商標)SQLは、マッサージの作用により放出されるスクアランを含む微小粒子の混合物である。マツモ社により販売されている。
【0176】
ラノール(登録商標)99は、SEPPIC社により販売されるイソノニルイソノナノエートである。
【0177】
ラノール(登録商標)37Tは、SEPPIC社により販売されるグリセリルトリヘプタノエートである。
【0178】
ソラガム(登録商標)Lは、SEPPIC社により販売されるカラギーナンである。
【0179】
マルコール(登録商標)82は、エクソン社により販売される液体パラフィンである。
【0180】
ラノール(登録商標)84Dは、SEPPIC社により販売されるマレイン酸ジオクチルである。
【0181】
パーソル NOX(登録商標)は、ジボーダン社により販売される日焼け止め剤である。
【0182】
ユーソレックス(登録商標)4360は、メルク社により販売される日焼け止め剤である。
【0183】
ダウコーニング(登録商標)245流体は、ダウコーニング社により販売されるシクロメチコーンである。
【0184】
リパサイド(登録商標)PVBは、SEPPIC社により販売されるアシル化小麦たんぱく質加水分解物である。
【0185】
マイクロパール(登録商標)LMは、SEPPIC社により販売されるスクアラン、ポリメチルメタクリレートおよびメントールの混合物である。
【0186】
セピコントロール(登録商標)A5は、1998年6月23日に出願された国際特許出願PCT/FR98/01313において記載されているもののようなSEPPIC社により販売されるカプリロイルグリシン、サルコシンおよびシナモン・ジラニクムのエキスの混合物である。
【0187】
ラノール(登録商標)2681は、SEPPIC社により販売されるココナッツカプリレート/カプレート混合物である。
【0188】
モンタノフ(登録商標)202は、SEPPIC社により販売されるWO98/47610に記載されるAPG/脂肪アルコール組成物である。
【0189】
プロテオール(登録商標)APLは、SEPPIC社により販売される発泡性界面活性剤である。
【0190】
シャースモール(登録商標)TISCは、シャー社により販売されるエステル(クエン酸トリイソステアリル)である。
【0191】
ビスタノール(登録商標)NPGCは、セワカセイ社により販売されるエステル(ネオペンチルグリコールジカプレート)である。
【0192】
アンタロン(登録商標)V216は、ユニバー社により頒布される合成ポリマー(PVP/ヘキサデセンコポリマー)である。
【0193】
C マルチデックス(登録商標)H16322は、セレスター社により販売されるポリオール(マルチトールシロップ)である。
【0194】
セピホワイト(登録商標)MSHは、SEPPIC社により販売される脱色活性化剤(ウンデシレノイルフェニルアラニン)である。
【0195】
DC345は、ダウコーニング社により販売されるシクロメチコーンである。
【0196】
DC5225Cは、ダウコーニング社により販売されるシクロペンタシロキサンとジメチコーンコポリオールの混合物である。
【0197】
セピコーム(登録商標)VGは、SEPPIC社により販売される鎮静化活性剤(パルミトイルプロリンナトリウム)である。
【0198】
MT100VTは、ユニペックス社により頒布される表面処理(水酸化アルミニウム/ステアリン酸)を受けた微小化二酸化チタンである。
【0199】
Z−コートHP1は、ガッテフォッセにより頒布される表面処理を受けた微小化酸化亜鉛である。
【0200】
カンジュリン・パプリカは、カリウムアルミニウムシリケートと酸化鉄の混合物である。
【図面の簡単な説明】
【0201】
【図1】クリームゲルの外観を示す顕微鏡写真である。
【図2】クリームゲルの外観を示す顕微鏡写真である。
【図3】クリームゲルの外観を示す顕微鏡写真である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
油相、水相、少なくとも1種の油中水(W/O)タイプの乳化系、任意に水中油(O/W)型の少なくとも一種の乳化系を含み、20〜70質量%、好ましくは25〜50質量%の分枝または架橋高分子電解質を含む逆相ラテックスの形態にある組成物であって、前記高分子電解質が、部分的または全体的に塩とされた2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸と、N,N−ジメチルアクリルアミドと、並びに任意に、部分的または全体的に塩とされた弱酸官能基を含むモノマーからおよび/またはN,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーから選択された1以上のモノマーとのコポリマーであることを特徴とする組成物。
【請求項2】
前記高分子電解質が、95モル%〜25モル%の部分的または全体的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸モノマーと5モル%〜75モル%のN,N−ジメチルアクリルアミドモノマーを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記高分子電解質が、90モル%〜40モル%の部分的または全体的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸モノマーおよび10モル%〜60モル%のN,N−ジメチルアクリルアミドモノマーを含む請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記組成物中に存在する高分子電解質が部分的または全体的に塩とされた2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、並びに弱酸官能基を含むモノマーからおよび/またはN,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーから選択される1以上のモノマーのコポリマーであるとき、弱酸官能基を含むモノマーからおよびN,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーから選択されるモノマーのすべてのモル割合が0%を超え、30%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項5】
存在する高分子電解質において、N,N−ジメチルアクリルアミドと、弱酸官能基を含むモノマーからおよびN,N−ジメチルアクリルアミド以外の中性モノマーから選択されるすべてのモノマーとの間のモル比が1以上である請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
水中油(O/W)型の乳化系を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
前記高分子電解質が、
− ナトリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸とN,N−ジメチルアクリルアミドの架橋されたコポリマー、
− アンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸とN,N−ジメチルアクリルアミドの架橋されたコポリマー、
− カリウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸とN,N−ジメチルアクリルアミドの架橋されたコポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸およびN,N−ジメチルアクリルアミドの架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびアクリルアミドの架橋されたテトラポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびアクリルアミドの架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびN−イソプロピルアクリルアミドの架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびN−[2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル]プロペンアミドの架橋されたターポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされたアクリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよび(2−ヒドロキシエチル)アクリレートの架橋されたテトラポリマー、
− ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態に部分的に塩とされた2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミドおよび(2−ヒドロキシエチル)アクリレートの架橋されたターポリマー
から選択されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
増粘用化合物および/または乳化用化合物として請求項1〜7のいずれか1項に記載の少なくとも1種の逆相ラテックスを含むことを特徴とする化粧料組成物、皮膚薬学的組成物用または薬学的組成物。
【請求項9】
少なくとも1種の日焼け止めおよび請求項1〜7のいずれか1項に記載の逆相ラテックスを含むことを特徴とする日焼け止め剤。
【請求項10】
有効量のジヒドロキシアセトンおよび請求項1〜7のいずれか1項に記載の逆相ラテックスを含むことを特徴とするセルフタンニング組成物。
【請求項11】
ジヒドロキシアセトンと、乳酸またはグルコン酸、ジヒドロキシアセトンと少なくとも1種の日焼け止め剤、ジヒドロキシアセトンと少なくとも1種の保湿剤、ジヒドロキシアセトンとカフェインのいずれかを含む請求項8または9記載の化粧料組成物、皮膚薬学的組成物用または薬学的組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−328398(P2006−328398A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−143918(P2006−143918)
【出願日】平成18年5月24日(2006.5.24)
【出願人】(398057293)ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック (27)
【氏名又は名称原語表記】SOCIETE D’EXPLOITATION DE PRODUITS POUR LES INDUSTRIES CHIMIQUES SEPPIC
【Fターム(参考)】