説明

C5aに結合する核酸

本発明は、核酸、好ましくはC5aに結合し、A型核酸、B型核酸、C型核酸、D型核酸、および配列番号73〜79のいずれかに記載の核酸配列を有する核酸を含む群から選択される核酸に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
A型核酸、B型核酸、C型核酸、D型核酸、および配列番号73〜79のいずれかに記載の核酸配列を有する核酸を含む群から選択される、C5aに結合することができる核酸。
【請求項2】
A型核酸が、5’−>3’方向に、第1のストレッチと、第2のストレッチと、第3のストレッチとを含み、
第1のストレッチと第3のストレッチとが場合により相互にハイブリダイズし、ハイブリダイズすると二本鎖構造が形成され、
第1のストレッチが、5〜9個のヌクレオチドを含み、
第2のストレッチが、GUCCGAUUGGCGGCACCCUUGCGGGACUGGGのヌクレオチド配列を含み、
第3のストレッチが、5〜9個のヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項3】
5’−>3’方向に、第3のストレッチと、第2のストレッチと、第1のストレッチとを含み、
第1のストレッチと第3のストレッチとが場合により相互にハイブリダイズし、ハイブリダイズすると二本鎖構造が形成され、
第1のストレッチが、5〜9個のヌクレオチドを含み、
第2のストレッチが、GUCCGAUUGGCGGCACCCUUGCGGGACUGGGのヌクレオチド配列を含み、
第3のストレッチが、5〜9個のヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項4】
第2のストレッチが、C5aへの結合のために不可欠である、請求項2および3のいずれかに記載の核酸。
【請求項5】
前記二本鎖構造が、5〜9個の塩基対からなる、請求項2〜4のいずれかに記載の核酸。
【請求項6】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’XGYGCXY3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第3のストレッチが、5’GXGYRCX3’のヌクレオチド配列を含み、
が、Aもしくは不在であり、
が、Gもしくは不在であり、
が、Cもしくは不在であり、
が、Uであり、
が、Aであり、
が、Gもしくは不在であり、
が、Cもしくは不在であり、かつ
が、Uもしくは不在であるか、
または、
が、Aもしくは不在であり、
が、Gもしくは不在であり、
が、Cもしくは不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Gもしくは不在であり、
が、Cもしくは不在であり、かつ
が、Uもしくは不在であり、
好ましくは、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Cもしくは不在であり、
が、Uであり、
が、Aであり、
が、Gもしくは不在であり、
が、不在であり、かつ
が、不在である、請求項2〜5のいずれかに記載の核酸分子。
【請求項7】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’XGYGCXU3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第3のストレッチが、5’GXGYGCX3’のヌクレオチド配列を含み、
が、Cまたは不在であり、
が、Uであり、
が、Aであり、かつ
が、Gまたは不在である、請求項6に記載の核酸分子。
【請求項8】
第2のストレッチが、第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとを含み、第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとが、相互にハイブリダイズすることができ、ハイブリダイゼーションによって、二本鎖構造が形成される、請求項2〜7のいずれかに記載の核酸。
【請求項9】
第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとがそれぞれ、3個のヌクレオチドからなる配列を含み、好ましくは、第1のサブストレッチが、第2のストレッチの16〜18位において前記ヌクレオチドを含み、第2のサブストレッチが、第2のストレッチの23〜25位において前記ヌクレオチドを含む、請求項8に記載の核酸。
【請求項10】
第1のサブストレッチおよび第2のサブストレッチの3個のヌクレオチドからなる前記配列が、独立に、CCCまたはGGGであり、ただし、3個のヌクレオチドからなる前記配列が、第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとで異なる、請求項9に記載の核酸。
【請求項11】
第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとが、第2のストレッチ内部で、少なくとも3個のヌクレオチドを含む分離ストレッチ、またはスペーサーによって分離されており、好ましくは、前記分離ストレッチのヌクレオチドが相互にハイブリダイズしない、請求項8〜10のいずれかに記載の核酸。
【請求項12】
前記分離ストレッチが、少なくとも3個のヌクレオチドを含み、好ましくは、4個のヌクレオチドからなる、請求項11に記載の核酸。
【請求項13】
前記分離ストレッチ内部で、最低2個のヌクレオチドがスペーサーに置き換えられる、請求項11〜12のいずれかに記載の核酸。
【請求項14】
前記分離ストレッチがスペーサーからなる、請求項11〜13のいずれかに記載の核酸。
【請求項15】
前記スペーサーが、親水性スペーサーである、請求項11〜14のいずれかに記載の核酸。
【請求項16】
前記親水性スペーサーがポリエチレン部分からなる、請求項15に記載の核酸。
【請求項17】
配列番号3、11〜14、および167に記載の核酸配列を含む、請求項2〜16のいずれかに記載の核酸。
【請求項18】
B型核酸が、5’−>3’方向に、第1のストレッチと、第2のストレッチのボックスAと、第3のストレッチのボックスLと、第4のストレッチのボックスBと、第5のストレッチとを含み、
第1のストレッチと第5のストレッチとが場合により相互にハイブリダイズし、ハイブリダイズすると二本鎖構造が形成され、
第1のストレッチが、4〜8個のヌクレオチドを含み、
第2のストレッチのボックスAが、ASACGCCGVRYAGGWCのヌクレオチド配列を含み、
第3のストレッチのボックスLが、4〜11個のヌクレオチドを含み、
第4のストレッチのボックスBが、GWAGAAUSGのヌクレオチド配列を含み、
第5のストレッチが、4〜8個のヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項19】
第2のストレッチのボックスAと、第3のストレッチのボックスLと、第4のストレッチのボックスBとの、5’−>3’方向の配置が、C5aへの結合のために不可欠である、請求項18に記載の核酸。
【請求項20】
前記二本鎖構造が、4〜8個の塩基対からなる、請求項18〜19のいずれかに記載の核酸。
【請求項21】
第1のストレッチと第2のストレッチのボックスAとが、1〜4個のヌクレオチドによって分離されている、請求項18〜20のいずれかに記載の核酸。
【請求項22】
第1のストレッチと第2のストレッチのボックスAとが、1個のヌクレオチドによって分離されており、好ましくは、前記1個のヌクレオチドはAである、請求項18〜21のいずれかに記載の核酸。
【請求項23】
第4のストレッチのボックスBと第5のストレッチとが、1個のヌクレオチドによって分離されており、好ましくは、前記1個のヌクレオチドがGである、請求項18〜22のいずれかに記載の核酸。
【請求項24】
第1のストレッチと第2のストレッチのボックスAとが、1個のヌクレオチドによって分離されており、第4のストレッチのボックスBと第5のストレッチとが、1個のヌクレオチドによって分離されており、第1のストレッチと第2のストレッチのボックスAとを分離する前記1個のヌクレオチドと、第4のストレッチのボックスBと第5のストレッチとを分離する前記1個のヌクレオチドとが相互にハイブリダイズしない、請求項18〜23のいずれかに記載の核酸。
【請求項25】
B型核酸が、5’−>3’方向に、第5のストレッチと、第2のストレッチのボックスAと、第3のストレッチのボックスLと、第4のストレッチのボックスBと、第1のストレッチとを含み、
第1のストレッチと第5のストレッチとが場合により相互にハイブリダイズし、ハイブリダイズすると二本鎖構造が形成され、
第1のストレッチが、4〜8個のヌクレオチドを含み、
第2のストレッチのボックスAが、ASACGCCGVRYAGGWCのヌクレオチド配列を含み、
第3のストレッチのボックスLが、4〜11個のヌクレオチドを含み、
第4のストレッチのボックスBが、GWAGAAUSGのヌクレオチド配列を含み、
第5のストレッチが、4〜8個のヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項26】
第2のストレッチのボックスAと、第3のストレッチのボックスLと、第4のストレッチのボックスBとの、5’−>3’方向における配置が、C5aへの結合のために不可欠である、請求項25に記載の核酸。
【請求項27】
前記二本鎖構造が、4〜8個の塩基対からなる、請求項25〜26のいずれかに記載の核酸。
【請求項28】
第5のストレッチと第2のストレッチのボックスAとが、1〜4個のヌクレオチドによって分離されている、請求項25〜27のいずれかに記載の核酸。
【請求項29】
第5のストレッチと第2のストレッチのボックスAとが、1個のヌクレオチドによって分離されており、好ましくは、前記1個のヌクレオチドがAである、請求項25〜28のいずれかに記載の核酸。
【請求項30】
第4のストレッチのボックスBと第1のストレッチとが、1個のヌクレオチドによって分離されており、好ましくは、前記1個のヌクレオチドがGである、請求項25〜29のいずれかに記載の核酸。
【請求項31】
第5のストレッチと第2のストレッチのボックスAとが、1個のヌクレオチドによって分離されており、第4のストレッチのボックスBと第1のストレッチとが、1個のヌクレオチドによって分離されており、第5のストレッチと第2のストレッチのボックスAとを分離する前記1個のヌクレオチドと、第4のストレッチのボックスBと第1のストレッチとを分離する前記1個のヌクレオチドとは相互にハイブリダイズしない、請求項25〜30のいずれかに記載の核酸。
【請求項32】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’XSBBX3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第5のストレッチが、5’XVVSX103’のクレオチド配列を含み、
が、Gもしくは不在であり、
が、Uもしくは不在であり、
が、Bであり、
が、Yであり、
が、Mであり、
が、Kであり、
が、Gであり、
が、Nであり、
が、Aもしくは不在であり、かつ
10が、Cもしくは不在であるか、
または、
が、Gもしくは不在であり、
が、Uもしくは不在であり、
が、Bであり、
が、Yであり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Gであり、
が、Nであり、
が、Aもしくは不在であり、かつ
10が、Cもしくは不在であるか、
または、
が、Gもしくは不在であり、
が、Uもしくは不在であり、
が、Bであり、
が、不在であり、
が、Mであり、
が、Kであり、
が、不在であり、
が、Nであり、
が、Aもしくは不在であり、かつ
10が、Cもしくは不在であるか、
または、
が、Gもしくは不在であり、
が、Uもしくは不在であり、
が、不在であり、
が、Yであり、
が、Mであり、
が、Kであり、
が、Gであり、
が、不在であり、
が、Aもしくは不在であり、かつ
10が、Cもしくは不在であるか、
または、
が、Gもしくは不在であり、
が、Uもしくは不在であり、
が、Bであり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Nであり、
が、Aもしくは不在であり、かつ
10が、Cもしくは不在であるか、
または、
が、Gもしくは不在であり、
が、Uもしくは不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Mであり、
が、Kであり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Aもしくは不在であり、かつ
10が、Cもしくは不在であるか、
または
が、Gもしくは不在であり、
が、Uもしくは不在であり、
が、不在であり、
が、Yであり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Gであり、
が、不在であり、
が、Aもしくは不在であり、かつ
10が、Cもしくは不在であるか、
または、
が、Gもしくは不在であり、
が、Uもしくは不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Aもしくは不在であり、かつ
10が、Cもしくは不在である、請求項18〜31のいずれかに記載の核酸分子。
【請求項33】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’XSSBX3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第5のストレッチが、5’XVSSX103’のヌクレオチド配列を含み、
が、Gまたは不在であり、
が、Uまたは不在であり、
が、Sであり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Sであり、
が、Aまたは不在であり、かつ
10が、Cまたは不在であり、
好ましくは、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Sであり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Sであり、
が、不在であり、かつ
10が、不在である、請求項32に記載の核酸分子。
【請求項34】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’GCUG3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第5のストレッチが、5’CAGC3’のヌクレオチド配列を含むか、または
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’CGCC3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第5のストレッチが、5’GGCG3’のヌクレオチド配列を含むか、または
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’CCGG3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第5のストレッチが、5’CCGG3’のヌクレオチド配列を含む、請求項32および33に記載の核酸分子。
【請求項35】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’XGCVX3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第5のストレッチが、5’XAGCX103’のヌクレオチド配列を含み、
が、Gまたは不在であり、
が、Uまたは不在であり、
が、Gであり、
が、Cであり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Gであり、
が、Cであり、
が、Aまたは不在であり、かつ
10が、Cまたは不在である、請求項32に記載の核酸分子。
【請求項36】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’XGCCX3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第5のストレッチが、5’XAGCX103’のヌクレオチド配列を含み、
が、Gまたは不在であり、
が、Uまたは不在であり、
が、Gであり、
が、Cであり、
が、Cであり、
が、Gであり、
が、Gであり、
が、Cであり、
が、Aまたは不在であり、かつ
10は、Cまたは不在である、請求項32に記載の核酸分子。
【請求項37】
第2のストレッチのボックスAの5’末端における2番目のヌクレオチドが、Cであり、第4のストレッチのボックスBの3’末端における最後から2番目のヌクレオチドが、Gであるか、または
第2のストレッチのボックスAの5’末端における2番目のヌクレオチドが、Gであり、第4のストレッチのボックスBの3’末端における最後から2番目のヌクレオチドが、Cである、請求項18〜36のいずれかに記載の核酸。
【請求項38】
第2のストレッチのボックスAの3’末端における最後から2番目のヌクレオチドが、Aであり、第4のストレッチのボックスBの5’末端における2番目のヌクレオチドが、Uであるか、または
第2のストレッチのボックスAの3’末端における最後から2番目のヌクレオチドが、Uであり、第4のストレッチのボックスBの5’末端から2番目のヌクレオチドが、Aである、請求項18〜37のいずれかに記載の核酸。
【請求項39】
第2のストレッチのボックスAは、ASACGCCGMRYAGGWCのヌクレオチド配列、好ましくは、ACACGCCGCGUAGGACのヌクレオチド配列を含む、請求項18〜38のいずれかに記載の核酸。
【請求項40】
第4のストレッチのボックスBが、GUAGAAUGGのヌクレオチド配列を含む、請求項18〜39のいずれかに記載の核酸。
【請求項41】
第3のストレッチのボックスLが、第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとを含み、第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとは相互にハイブリダイズし、ハイブリダイゼーションによって、二本鎖構造が形成される、請求項18〜40のいずれかに記載の核酸。
【請求項42】
第1のサブストレッチの配列および第2のサブストレッチの配列は独立に、CCまたはGGであり、ただし、前記ヌクレオチドの前記配列が、第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとで異なる、請求項41に記載の核酸。
【請求項43】
第1のサブストレッチと第2のサブストレッチとが、第2のストレッチ内部で、スペーサーまたはAAUのヌクレオチド配列を含む分離ストレッチによって分離されており、好ましくは、前記分離ストレッチの前記ヌクレオチドが相互にハイブリダイズしない、請求項41および42のいずれかに記載の核酸。
【請求項44】
前記分離ストレッチ内部で、最低2個のヌクレオチドが、スペーサーに置き換えられる、請求項43に記載の核酸。
【請求項45】
前記分離ストレッチがスペーサーからなる、請求項43〜44のいずれかに記載の核酸。
【請求項46】
前記スペーサーが、親水性スペーサーである、請求項45に記載の核酸。
【請求項47】
前記親水性スペーサーがポリエチレン部分からなる、請求項46に記載の核酸。
【請求項48】
配列番号21〜23、33、34、36、37、40、46、47および168に記載の核酸配列を含む、請求項18〜47のいずれかに記載の核酸。
【請求項49】
前記C型核酸が、5’−>3’方向に、第1のストレッチと、第2のストレッチと、第3のストレッチとを含み、
第1のストレッチと第3のストレッチとが場合により相互にハイブリダイズし、ハイブリダイズすると二本鎖構造が形成され、
第1のストレッチが、5〜8個のヌクレオチドを含み、
第2のストレッチが、GUGUUUAYUYGCUUAAUAGGGRのヌクレオチド配列を含み、
第3のストレッチが、5〜8個のヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項50】
前記C型核酸が、5’−>3’方向に、第3のストレッチと、第2のストレッチと、第1のストレッチとを含み、
第1のストレッチと第3のストレッチとが場合により相互にハイブリダイズし、ハイブリダイズすると二本鎖構造が形成され、
第1のストレッチが、5〜8個のヌクレオチドを含み、
第2のストレッチが、GUGUUUAYUYGCUUAAUAGGGRのヌクレオチド配列を含み、
第3のストレッチが、5〜8個のヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項51】
第2のストレッチが、C5aへの結合のために不可欠である、請求項49および50のいずれかに記載の核酸。
【請求項52】
前記二本鎖構造が、5〜8個の塩基対からなる、請求項49〜51のいずれかに記載の核酸。
【請求項53】
第1のストレッチと第3のストレッチとがそれぞれ、独立に、5個のヌクレオチドを含む、請求項49〜52のいずれかに記載の核酸。
【請求項54】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’XKVGXM3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第3のストレッチが、5’DXYBHX3’のヌクレオチド配列を含み、
が、Gもしくは不在であり、
が、Cもしくは不在であり、
が、Bもしくは不在であり、
が、Gであり、
が、Cであり、
が、Vもしくは不在であり、
が、Gもしくは不在であり、
が、Cもしくは不在であるか、
または
が、Gもしくは不在であり、
が、Cもしくは不在であり、
が、Bもしくは不在であり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Vもしくは不在であり、
が、Gもしくは不在であり、
が、Cもしくは不在である、請求項49〜53のいずれかに記載の核酸分子。
【請求項55】
が、Gであり、
が、Cであり、
が、Bであり、
が、不在であり、
が、不在であり、
が、Vであり、
が、Gであり、
が、Cである、請求項54に記載の核酸分子。
【請求項56】
ヌクレオチドの第1のストレッチが、5’GGGGC3’のヌクレオチド配列を含み、ヌクレオチドの第3のストレッチが、5’GCCCC3’のヌクレオチド配列を含む、請求項54〜55のいずれかに記載の核酸分子。
【請求項57】
第2のストレッチが、GUGUUUACUUGCUUAAUAGGGGのヌクレオチド配列を含む、請求項49〜56のいずれかに記載の核酸。
【請求項58】
配列番号49、65、170、および171に記載の核酸配列を含む、請求項49〜57のいずれかに記載の核酸。
【請求項59】
D型核酸が、5’−>3’方向に、第1のストレッチと、第2のストレッチと、第3のストレッチとを含み、
第1のストレッチと第3のストレッチとが場合により相互にハイブリダイズし、ハイブリダイズすると二本鎖構造が形成され、
第1のストレッチが、7個のヌクレオチドを含み、
第2のストレッチが、GUUCGGACGUGGCAUGUUCCUUGAYAAACGGUUGのヌクレオチド配列を含み、
第3のストレッチが、7個のヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項60】
D型核酸が、5’−>3’方向に、第3のストレッチと、第2のストレッチと、第1のストレッチとを含み、
第1のストレッチと第3のストレッチとが場合により相互にハイブリダイズし、ハイブリダイズすると二本鎖構造が形成され、
第1のストレッチが、7個のヌクレオチドを含み、
第2のストレッチが、GUUCGGACGUGGCAUGUUCCUUGAYAAACGGUUGのヌクレオチド配列を含み、
第3のストレッチが、7個のヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項61】
第2のストレッチが、C5aおよび/またはC5への結合のために不可欠である、請求項59および60のいずれかに記載の核酸。
【請求項62】
前記二本鎖構造が、7個の塩基対からなる、請求項59〜61のいずれかに記載の核酸。
【請求項63】
第2のストレッチが、GUUCGGACGUGGCAUGUUCCUUGACAAACGGUUGのヌクレオチド配列を含む、請求項62のいずれかに記載の核酸。
【請求項64】
配列番号69〜71に記載の核酸配列を含む、請求項59〜63のいずれかに記載の核酸。
【請求項65】
C5aおよびC5、好ましくは、グリコシル化C5aおよびグリコシル化C5に結合することができる、請求項1〜64のいずれかに記載の核酸。
【請求項66】
C5および/またはC5aに結合することができ、C5および/またはC5aが、ヒト、サル、ウマ、ウサギ、ウシ、イヌ、ブタのC5および/またはC5a、好ましくは、ヒトC5および/またはヒトC5aである、請求項1〜65のいずれかに記載の核酸。
【請求項67】
C5aが、配列番号1に記載のアミノ酸配列を有する、請求項1〜66のいずれか、好ましくは請求項65に記載の核酸。
【請求項68】
C5が、2本の鎖、すなわち、アルファ鎖およびベータ鎖を有し、前記核酸がC5のアルファ鎖に結合することができ、C5のアルファ鎖が、配列番号171に記載のアミノ酸配列を有する、請求項1〜66のいずれか、好ましくは請求項66に記載の核酸。
【請求項69】
改変基を含み、前記改変基が、好ましくは、高分子量部分であり、かつ/または、前記改変基が、好ましくは、動物もしくはヒトの体、好ましくはヒトの体における滞留時間の点において、請求項1〜66のいずれかに記載の核酸の特性の改変を可能にする、請求項1〜68のいずれかに記載の核酸。
【請求項70】
前記改変基が、HES部分およびPEG部分を含む基、または生分解性の改変から選択される、請求項69に記載の核酸。
【請求項71】
前記改変基が、直鎖PEGまたは分枝PEGからなるPEG部分であり、PEG部分の分子量が、好ましくは約20,000〜120,000Da、より好ましくは約30,000〜80,000Da、最も好ましくは約40,000Daである、請求項70に記載の核酸。
【請求項72】
前記改変基が、HES部分であり、好ましくは、HES部分の分子量が、約10,000〜200,000Da、より好ましくは約30,000〜170,000Da、最も好ましくは約150,000Daである、請求項70に記載の核酸。
【請求項73】
前記改変が、前記核酸にリンカーを介して結合し、前記リンカーが、リンカーまたは生分解性リンカーである、請求項69〜72のいずれかに記載の核酸。
【請求項74】
前記改変基が、前記核酸に、前記核酸の5’末端のヌクレオチドおよび/もしくは3’末端のヌクレオチドにおいて結合し、かつ/または前記核酸の5’末端のヌクレオチドと前記核酸3’末端のヌクレオチドとの間の前記核酸のヌクレオチドに結合する、請求項69〜73のいずれかに記載の核酸。
【請求項75】
前記核酸の前記ヌクレオチドまたは前記核酸を形成する前記ヌクレオチドが、L−ヌクレオチドである、請求項1〜74のいずれかに記載の核酸。
【請求項76】
L−核酸である、請求項1〜75のいずれかに記載の核酸。
【請求項77】
C5aに結合することができる少なくとも1つの部分を含み、そのような部分がL−ヌクレオチドからなる、請求項1〜76のいずれかに記載の核酸。
【請求項78】
疾患を治療および/または予防するための医薬品を製造するための、請求項1〜77のいずれかに記載の核酸。
【請求項79】
請求項1〜78のいずれかに記載の核酸、および場合によりさらなる構成要素を含む医薬組成物であって、前記さらなる構成要素が、薬学的に許容可能な賦形剤、薬学的に許容可能な担体、および薬学的に活性な薬剤を含む群から選択される医薬組成物。
【請求項80】
請求項1〜78のいずれかに記載の核酸および薬学的に許容可能な担体を含む、請求項79に記載の医薬組成物。
【請求項81】
医薬品を製造するための、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の使用。
【請求項82】
前記医薬品が、ヒト用医薬における使用のためのものまたは獣医用医薬における使用のためのものである、請求項81に記載の使用。
【請求項83】
診断手段を製造するための、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の使用。
【請求項84】
前記医薬品が、自己免疫性疾患、炎症性疾患、感染性疾患、免疫複合体関連疾患、眼疾患、局所性炎症、ショック、サルコイドーシス、敗血症性ショック、出血性ショック、アナフィラキシー性ショック、全身性炎症反応症候群、多臓器不全、喘息、アレルギー;血管炎、好ましくは、側頭動脈炎、血管炎、血管漏出、およびアテローム動脈硬化;心筋炎、皮膚筋炎、急性呼吸不全、脳卒中、心筋梗塞、熱傷、全身性疾患の局所的症状、1型糖尿病および2型糖尿病、糖尿病の徴候、血栓塞栓症、糸球体腎炎、免疫複合体障害、胎児拒絶、成人呼吸促迫症候群、慢性閉塞性肺疾患、膵炎、腹膜炎、歯肉炎、ならびに外傷、全身性炎症反応症候群、多臓器不全の二次的損傷;アルツハイマー病、認知神経科学的機能不全、急性中枢神経系傷害等における神経変性および炎症を含む群から選択される疾患または障害を治療および/または予防するためのものである、請求項81に記載の使用。
【請求項85】
前記疾患が、関節リウマチ、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、乾癬、蕁麻疹、円形脱毛症、温式および冷式の自己免疫性溶血性貧血、悪性貧血、自己免疫性副腎炎、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパシーおよび多発性硬化症等の自己免疫性神経変性、チャーグ・ストラウス症候群、コーガン症候群、クレスト症候群、尋常性天疱瘡および落葉状天疱瘡、水疱性類天疱瘡、リウマチ性多発筋痛症、多発性筋炎、原発性胆汁性肝硬変、乾癬性関節炎、リウマチ熱、サルコイドーシス、シェーグレン症候群、強皮症、セリアック病、全身硬直症候群、高安動脈炎、一過性グルテン不耐症、自己免疫性ブドウ膜炎、白斑、多発性軟骨炎、疱疹状皮膚炎またはジューリング病、線維筋痛症、グッドパスチャー症候群、ギラン・バレー症候群、橋本甲状腺炎、自己免疫性肝炎、クローン病および潰瘍性大腸炎等の炎症性腸疾患、重症筋無力症、糸球体腎炎、腎線維症、結節性多発動脈炎、抗リン脂質症候群、多腺性自己免疫性症候群、特発性肺線維症、特発性血小板減少性紫斑、自己免疫性不妊、若年性関節リウマチ、自己免疫性心筋症、眼におけるリウマチ性疾患、脳におけるリウマチ性疾患、血管系におけるリウマチ性疾患、心臓におけるリウマチ性疾患、肺におけるリウマチ性疾患、腎臓におけるリウマチ性疾患、肝臓におけるリウマチ性疾患、消化管におけるリウマチ性疾患、脾臓におけるリウマチ性疾患、皮膚におけるリウマチ性疾患、骨におけるリウマチ性疾患、リンパ系におけるリウマチ性疾患、血液またはその他の臓器系におけるリウマチ性疾患、ランバート・イートン症候群、硬化性苔癬、ライム病、グレーブス病、ベーチェット病、メニエル病、反応性の関節炎を含む群から選択される自己免疫性疾患である、請求項84に記載の使用。
【請求項86】
前記疾患が、眼の炎症性疾患および血管系の炎症性疾患の群から選択される炎症性疾患である、請求項84に記載の使用。
【請求項87】
前記疾患が、ウイルス、好ましくは、HIV、HBV、HCV、CMV、または細胞内寄生生物、好ましくは、リーシュマニア、リケッチア、クラミジア、コクシエラ、マラリア原虫、ブルセラ、マイコバクテリア、リステリア、トキソプラズマ、およびトリパノソーマによって引き起こされる感染性疾患またはそれらに関連する感染性疾患である、請求項84に記載の使用。
【請求項88】
前記疾患が、全身性エリテマトーデスの合併症等の免疫複合体媒介性腎臓疾患の群から選択される免疫複合体関連疾患である、請求項84に記載の使用。
【請求項89】
前記疾患が、ブドウ膜炎、加齢黄斑変性(AMD)、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑浮腫、網膜血管閉塞、脈絡膜血管新生、緑内障眼類天疱瘡、角結膜炎、スティーブン・ジョンソン症候群、およびグレーブス眼症を含む群から選択される眼疾患である、請求項84に記載の使用。
【請求項90】
前記医薬品が、手術の間および/または後、好ましくは、冠状動脈バイパスグラフト、オフポンプ冠状動脈バイパスグラフト、最小限侵襲直接冠状動脈バイパスグラフト、経皮経管的冠状動脈血管形成術、血栓溶解、臓器移植、脳および脊髄の手術、再建手術ならびに血管クランプ手術の間および/または後の予防および/または支援および/または術後治療のためのものである、請求項81に記載の使用。
【請求項91】
移植された臓器もしくは移植しようとする臓器の臓器損傷の予防のため、または移植された臓器についての移植片拒絶の治療もしくは予防における使用のための請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の使用であって、そのような臓器が、好ましくは、肝臓、腎臓、腸、肺、心臓、皮膚、肢、角膜、ランゲルハンス島、骨髄、血管、および膵臓を含む群から選択される使用。
【請求項92】
心臓、脾臓、膀胱、膵臓、胃、肺、肝臓、腎臓、肢、脳、骨格筋または腸等の臓器の再灌流傷害、および臓器移植後臓器機能障害を予防するための、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の使用。
【請求項93】
請求項1〜78のいずれかに記載の核酸を含む貯蔵溶液および/または輸送溶液であって、好ましくは、臓器の貯蔵または臓器の輸送のための貯蔵溶液および/または輸送溶液。
【請求項94】
請求項1〜78のいずれかに記載の核酸、ならびにC5および/またはC5aを含む複合体であって、好ましくは結晶複合体である複合体。
【請求項95】
C5aが、ヒトC5a、サルC5a、ウマC5a、ウサギC5a、ウシC5a、イヌC5a、およびブタC5aを含む群から選択され、より好ましくは、C5aがヒトC5aである、請求項94に記載の複合体。
【請求項96】
C5が、ヒトC5、サルC5、ウマC5、ウサギC5、ウシC5、イヌC5、およびブタC5を含む群から選択され、より好ましくは、C5がヒトC5である、請求項94に記載の複合体。
【請求項97】
C5および/またはC5aを検出するための、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の使用。
【請求項98】
C5aが、ヒトC5a、サルC5a、ウマC5a、ウサギC5a、ウシC5a、イヌC5a、およびブタC5aを含む群から選択され、より好ましくは、C5aがヒトC5aである、請求項97に記載の核酸の使用。
【請求項99】
C5が、ヒトC5、サルC5、ウマC5、ウサギC5、ウシC5、イヌC5、およびブタC5を含む群から選択され、より好ましくは、C5がヒトC5である、請求項97に記載の核酸の使用。
【請求項100】
補体系タンパク質のアンタゴニストまたはアゴニストをスクリーニングするための方法であって、
前記補体系タンパク質の候補アンタゴニストおよび/または候補アゴニストを用意するステップと、
請求項1〜78のいずれかに記載の核酸を用意するステップと、
前記補体系タンパク質のアンタゴニストおよび/またはアゴニストの存在下でシグナルを発生する試験系を用意するステップと、
前記候補アンタゴニストが、前記補体系タンパク質のアンタゴニストであるかどうか、および/または前記候補アゴニストが、前記補体系タンパク質のアゴニストであるかどうかを決定するステップと
を含み、前記補体系タンパク質が、C5aおよびC5を含む群から選択される方法。
【請求項101】
前記補体系タンパク質が、ヒトC5aおよびヒトC5を含む群から選択される、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
前記補体系タンパク質の1つが、C5aであり、C5aが、好ましくは、ヒトC5a、サルC5a、ウマC5a、ウサギC5a、ウシC5a、イヌC5a、およびブタC5aを含む群から選択され、より好ましくは、C5aがヒトC5aである、請求項100または101に記載の方法。
【請求項103】
前記補体系タンパク質の1つが、C5であり、C5が、好ましくは、ヒトC5、サルC5、ウマC5、ウサギC5、ウシC5、イヌC5、およびブタC5を含む群から選択され、より好ましくは、C5がヒトC5である、請求項100または101に記載の方法。
【請求項104】
補体系タンパク質のアゴニストおよび/またはアンタゴニストをスクリーニングするための方法であって、
相、好ましくは固相に固定化されている前記補体系タンパク質を用意するステップと、
請求項1〜78のいずれかに記載の核酸、好ましくは、標識されている請求項1〜78のいずれかに記載の核酸を用意するステップと、
前記補体系タンパク質の候補アゴニストおよび/またはケモカインアンタゴニストを添加するステップと、
前記候補アゴニストが、前記補体系タンパク質のアゴニストであるかどうか、および/または前記候補アンタゴニストが、前記補体系タンパク質のアンタゴニストであるかどうかを決定するステップと
を含み、前記補体系タンパク質が、C5aおよびC5を含む群から選択される方法。
【請求項105】
前記決定するステップが、前記核酸が前記補体系タンパク質の前記候補アゴニストまたは前記候補アンタゴニストによって置き換えられるかどうかを判定するように実施される、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記補体系タンパク質が、ヒトのC5aおよびC5を含む群から選択される、請求項104または105に記載の方法。
【請求項107】
前記補体系タンパク質の1つがC5aであり、C5aが、好ましくは、ヒトC5a、サルC5a、ウマC5a、ウサギC5a、ウシC5a、イヌC5a、およびブタC5aを含む群から選択され、より好ましくは、C5aがヒトC5aである、請求項104または105に記載の方法。
【請求項108】
前記補体系タンパク質の1つがC5であり、C5が、好ましくは、ヒトC5、サルC5、ウマC5、ウサギC5、ウシC5、イヌC5、およびブタC5を含む群から選択され、より好ましくは、C5がヒトC5である、請求項104または105に記載の方法。
【請求項109】
請求項1〜78のいずれかに記載の核酸を含む、C5および/またはC5aの検出のためのキット。
【請求項110】
C5および/またはC5aが、ヒトC5および/またはヒトC5aである、請求項109に記載のキット。
【請求項111】
請求項100〜108のいずれかに記載の方法によって得られる補体系タンパク質のアンタゴニストであって、前記補体系タンパク質が、C5aおよびC5を含む群から選択されるアンタゴニスト。
【請求項112】
前記補体系タンパク質の1つが、ヒトC5aおよびヒトC5を含む群から選択される、請求項111に記載の補体系タンパク質のアンタゴニスト。
【請求項113】
前記補体系タンパク質の1つがC5aであり、C5aが、好ましくは、ヒトC5a、サルC5a、ウマC5a、ウサギC5a、ウシC5a、イヌC5a、およびブタC5aを含む群から選択され、より好ましくは、C5aがヒトC5aである、請求項111または112に記載のアンタゴニスト。
【請求項114】
前記補体系タンパク質の1つが、C5であり、C5が、好ましくは、ヒトC5、サルC5、ウマC5、ウサギC5、ウシC5、イヌC5、およびブタC5を含む群から選択され、より好ましくは、C5がヒトC5である、請求項111または112に記載のアンタゴニスト。
【請求項115】
請求項100〜108のいずれかに記載の方法によって得られる補体系タンパク質のアゴニストであって、前記補体系タンパク質が、C5aおよびC5を含む群から選択されるアゴニスト。
【請求項116】
前記補体系タンパク質が、ヒトC5aおよびヒトC5を含む群から選択される、請求項115に記載の補体系タンパク質のアゴニスト。
【請求項117】
前記補体系タンパク質の1つがC5aであり、C5aが、好ましくは、ヒトC5a、サルC5a、ウマC5a、ウサギC5a、ウシC5a、イヌC5a、およびブタC5aを含む群から選択され、より好ましくは、C5aがヒトC5aである、請求項115または116に記載のアゴニスト。
【請求項118】
前記補体系タンパク質の1つがC5であり、C5が、好ましくは、ヒトC5、サルC5、ウマC5、ウサギC5、ウシC5、イヌC5、およびブタC5を含む群から選択され、より好ましくは、C5がヒトC5である、請求項115または116に記載のアゴニスト。
【請求項119】
試料中の、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸を検出するための方法であって、
f)本発明による核酸を含有する試料を用意するステップと、
g)捕捉プローブおよび検出プローブを用意するステップであって、前記捕捉プローブが、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の第1の部分に対して少なくとも部分的に相補性を示し、前記検出プローブが、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の第2の部分に対して少なくとも部分的に相補性を示すか、または、前記捕捉プローブが、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の第2の部分に対して少なくとも部分的に相補性を示し、前記検出プローブが、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸の第1の部分に対して少なくとも部分的に相補性を示すステップと、
h)前記捕捉プローブおよび前記検出プローブを、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸またはその一部と、同時にまたは任意の順番で順次にのいずれかで反応させるステップと、
i)場合により、前記捕捉プローブが、ステップa)で用意された請求項1〜78のいずれかに記載の前記核酸にハイブリダイズするか否かを検出するステップと、
j)ステップc)で形成された、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸、前記捕捉プローブ、および前記検出プローブからなる複合体を検出するステップと
を含む方法。
【請求項120】
前記検出プローブが検出手段を含み、および/または前記捕捉プローブが、支持体、好ましくは固体支持体に固定化され得る、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
前記複合体の一部ではない任意の検出プローブが反応から除去され、ステップe)において、複合体の一部である検出プローブのみが検出される、請求項119または120に記載の方法。
【請求項122】
ステップe)が、請求項1〜78のいずれかに記載の核酸またはその一部が存在する場合と、前記核酸またはその一部が存在しない場合とで、前記捕捉プローブおよび前記検出プローブがハイブリダイズしたときに前記検出手段によって生じるシグナルを比較するステップを含む、請求項119〜121のいずれかに記載の方法。
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2010−539893(P2010−539893A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−525273(P2010−525273)
【出願日】平成20年9月24日(2008.9.24)
【国際出願番号】PCT/EP2008/008097
【国際公開番号】WO2009/040113
【国際公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(509019004)ノクソン・ファルマ・アクチエンゲゼルシャフト (5)
【Fターム(参考)】