ETCシステム、サーバ、移動体無線端末、データ取得方法およびプログラム
【課題】 移動体無線端末を流用することにより新たに発生する費用処理の問題を解消し、ETCシステム導入へのハードルを低くすることができるETCシステム、サーバ、移動体無線端末、データ取得方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】 ETC機能を有する携帯電話機20がネットワーク100を介して、ユーザコンピュータ10と、道路事業者サーバ30と、電話会社サーバ40と、道路ゲート50と接続される。
【解決手段】 ETC機能を有する携帯電話機20がネットワーク100を介して、ユーザコンピュータ10と、道路事業者サーバ30と、電話会社サーバ40と、道路ゲート50と接続される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体無線端末を利用したETCシステム、サーバ、移動体無線端末、データ取得方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ETC(Electronic Toll Collection Systems)と呼ばれる自動料金収受システムがある。自動車が高速道路等の料金所を通過する際、ゲートと車載コンピュータの間で通信を行ない、自動的に料金の支払いを行なうシステムである。
【0003】
従前のように、いったん停止する必要はなくなり、ゲートを通過する所要時間が大幅に短縮される。このため、ゲート付近の交通渋滞の緩和や排出ガスの低減といった効果が期待できる。料金所の時間当たりの通行処理能力は従来の4倍強に上がると見込まれているため、職員の人件費など経費削減効果もある。
【0004】
ここで、携帯電話機との間で無線通信手段により無線通信を行なう車載器と、有料道路の入口、出口において車載器との間でそれぞれ無線通信を行なう路側装置と、有料道路の利用料金の収受のための処理を行なうデータベースサーバ、認証サーバ、課金システム、決済システムからなる処理装置群とを有し、車載器は、携帯電話機を識別するための携帯IDを記憶する記憶手段、携帯IDに基づいて決済処理を行なう携帯電話機を認証する認証手段、認証した携帯電話機の携帯IDを用いて路側装置との間でそれぞれ無線通信する無線通信手段を備え、処理装置群は、路側装置から取得した携帯IDにより識別される携帯電話機1に対し、有料道路の利用料金の課金を行なうことで、一般に広く普及し、手軽に利用できる携帯電話機を利用して、簡単かつ低廉な有料道路料金収受を実現することができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−216993号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来例においては次のような問題点があった。
【0006】
ETCシステムの普及は、飛躍的に進行しなかった。その原因として、ETC専用車載機の購入やクレジット会社との契約がある。
【0007】
そこで、本発明は、移動体無線端末を流用することにより新たに発生する費用処理の問題を解消し、ETCシステム導入へのハードルを低くすることができるETCシステム、サーバ、移動体無線端末、データ取得方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、ネットワークを介して接続されている移動体無線端末と、ユーザコンピュータと、道路ゲートと、サーバと、を含むETCシステムであって、移動体無線端末がETC機能を有することを特徴とするETCシステムである。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のETCシステムにおいて、移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のETCシステムにおいて、ネットワークは、インターネットであることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、ETC機能およびクレジットカード機能を有する移動体無線端末とネットワークを介して接続され、料金の決済を行なうことを特徴とするサーバである。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項4記載のサーバにおいて、ネットワークは、インターネットであることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、ETC機能を有することを特徴とする移動体無線端末である。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の移動体無線端末において、クレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の移動体無線端末において、インターネットを介して外部と接続されていることを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、ネットワークを介して接続されている移動体無線端末と、ユーザコンピュータと、道路ゲートと、サーバと、を利用したデータ取得方法であって、ETC機能を有する移動体無線端末がサーバとデータの送受信を行なうことを特徴とするデータ取得方法である。
【0017】
請求項10記載の発明は、請求項9記載のデータ取得方法において、移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする。
【0018】
請求項11記載の発明は、請求項9または10記載のデータ取得方法において、ネットワークは、インターネットであることを特徴とする。
【0019】
請求項12記載の発明は、ETC機能を有する移動体無線端末に、サーバとデータの送受信を実行させることを特徴とするプログラムである。
【0020】
請求項13記載の発明は、請求項12記載のプログラムにおいて、移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なわせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明のETCシステム、サーバ、移動体無線端末、データ取得方法およびプログラムによれば、移動体無線端末を流用することにより新たに発生する費用処理の問題を解消し、ETCシステム導入へのハードルを低くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
次に、本発明の一実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1を参照すると、本実施の形態におけるETCシステムは、ユーザコンピュータ10と、携帯電話機20と、道路事業者サーバ30と、電話会社サーバ40と、道路ゲート50と、から構成されている。また、ユーザコンピュータ10、携帯電話機20、道路事業者サーバ30、電話会社サーバ40および道路ゲート50は、プログラム制御により動作し、ネットワーク100を介して相互に接続されている。ネットワーク100は、任意のネットワークであってよく、例えば、光ファイバ、インターネット、公衆回線、LAN(Local Area Network)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等であってもよい。なお、通信方法は、有線であっても、無線であってもよい。
【0024】
図2を参照すると、ユーザコンピュータ10は、ユーザが運用するコンピュータシステムであり、処理装置101と携帯電話機接続アプリケーション102より構成されている。
【0025】
処理装置101は、道路事業者サーバのWEBサイトにアクセスし、携帯電話既契約者の本システムのサービスメニュー、加入契約および電話会社サーバのWEBサイトにアクセスし、料金明細情報の確認を行なう機能を有している。
【0026】
携帯電話機接続アプリケーション102は、携帯電話機20へのETC機能の設定および更新等を行なう機能を有している。
【0027】
図3を参照すると、携帯電話機20は、ETC機能(ISO14906対応)を備えた情報処理装置であり、携帯電話機能201およびETC車載機機能202から構成されている。
【0028】
携帯電話機能201は、通常の携帯電話機の機能であり、ゲート通過時以外は携帯電話機として利用できる。
【0029】
ETC車載機機能202は、ETC対応機能(予め自動車に保有している車両情報を、携帯電話機20経由で料金所に設置された道路ゲートに対して、情報を送信する機能)を有した自動車等の車両に、専用ケーブルを介して携帯電話機20を接続し、料金徴収に必要な車両情報等を道路ゲート50との間で送受信する機能を有している。
【0030】
なお、携帯電話機20は、移動体無線端末の一例であり、通信機能を備えたPDA、ノート型パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であって、無線通信部、表示部、操作部、音声処理部(マイク、スピーカ)、スピーカ、メモリ、制御部等の既知の構成を備えているものであってもよいのはもちろんである。
【0031】
図4を参照すると、道路事業者サーバ30は、本システムの契約申請の受付け、契約完了通知および電話会社サーバ40へ携帯電話加入契約の確認、利用実績等必要情報の送信、さらには、契約者情報を保管管理を行なう機能を有しているコンピュータシステムであり、処理装置301、WEBサーバ302および契約情報データベース303から構成されている。
【0032】
WEBサーバ302は、本システムのサービス内容紹介、契約申請の受付け、問合せ画面から構成されており、本システムの利用顧客とのインタフェース機能を有している。
【0033】
処理装置301は、WEBサーバ302から入力された契約情報の契約情報データベース303への登録処理、電話会社サーバ40へ携帯電話の契約内容の確認および契約完了電子メールの自動発信機能を有している。また、道路ゲート50から送信される契約者の利用実績を処理する機能を有している。さらに、顧客の契約情報および顧客の利用実績を設定期限に基づき電話会社サーバへ自動送信する機能を有している。
【0034】
契約情報データベース303は、WEBサーバ302の契約画面から入力された契約情報を管理保管する機能を有している。また、道路ゲートから処理装置301に送信された契約者の利用実績を管理保管する機能を有している。
【0035】
図5を参照すると、電話会社サーバ40は、電話料金および道路事業者サーバ30から送信されたETC利用料金の管理、顧客への請求行為を行なう電話会社側の情報処理装置であり、処理装置401および顧客データベース402から構成されている。
【0036】
処理装置401は、道路事業者サーバ30から送信されてくる携帯電話契約確認の処理、契約情報および契約者の利用実績を受信し、顧客データベースに登録する機能を有している。また、1ヶ月ごとの集計を行ない、電話料金と合算し契約者へ請求電子メールを自動発信する機能を有している。
【0037】
顧客データベース402は、処理装置401で受け付けた契約情報および契約者の利用実績を管理保管する機能を有している。
【0038】
図6を参照すると、道路ゲート50は、契約者の利用を検出するシステムであり、受信機501および送信機502から構成されている。
【0039】
受信機501は、携帯電話機20から車両および利用情報等発信情報を受信する機能を有している。
【0040】
送信機502は、携帯電話機20からの車両および利用情報を正常に受信したことを携帯電話機20および道路事業者サーバ30へ通知する機能を有している。
【0041】
次に、図11を参照して、本実施の形態における処理動作のフローについて説明する。
【0042】
まず、ユーザコンピュータ10はインターネット100を介して道路事業者サーバ30のWEBサーバ302へアクセスし、サービス内容(対応車種、契約可能携帯電話事業者、契約可能携帯電話機種、契約方法等)を確認する(ステップA1)。
【0043】
次に、ユーザコンピュータ10は、WEBサーバ302の登録画面から契約条件を確認、承認し、顧客情報(契約者名、住所、電話番号、携帯電話事業者名、携帯電話機種、携帯電話番号、メールアドレス、設定パスワード等)の登録により、本システムの利用契約申請を行なう(ステップA2)。
【0044】
道路事業者サーバ30は、ユーザコンピュータ10から入力、送信された顧客情報(契約者名、住所、電話番号、携帯電話事業者名、携帯電話番号、メールアドレス、設定パスワード等)を契約情報データベース303に登録すると共に、契約対象の電話会社サーバ40にアクセスし、携帯電話機20の契約確認を行なう(ステップA3)。
【0045】
道路事業者サーバ30は、携帯電話機20の契約内容に問題がないことを確認後、ユーザコンピュータ10および電話会社サーバ40へ本システムの利用契約完了通知を送信する(ステップA4)。
【0046】
ユーザコンピュータ10は、本システムの利用契約完了通知(および携帯電話ETC設定情報)を元に携帯電話機20へETC機能の設定を行なう(ステップA5)。
【0047】
ここで、携帯電話機20へのETC機能設定について、図12のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0048】
ユーザコンピュータ10が、道路事業者サーバ30から本システムの利用契約完了通知を受信することにより、契約完了となる(ステップB1)。
【0049】
本システムの利用を開始するにあたり、携帯電話機20の利用認証を受ける必要があり、そのためには、ユーザコンピュータ10と携帯電話機20を専用ケーブルで接続(ステップB2)し、電話会社サーバ40の利用認証専用サイトへ接続(ステップB3)し、設定パスワードにより認証を受け、携帯電話機20の本システム機能を有効にする(ステップB4)。
【0050】
次に、ユーザコンピュータ10から道路事業者サーバ30にアクセスし、ETC車載機の機能をダウンロードし、携帯電話機20に機能を設定する(ステップB5)。
【0051】
さらに、ユーザコンピュータ10から携帯電話機20に、本システム契約時の顧客情報を設定する(ステップB6)。
【0052】
高速道路または、有料道路利用時に携帯電話20が、自動車から車両情報(料金徴収に必要な情報)を取得し、道路ゲート50へ顧客情報と共に送信する(ステップB7)。
【0053】
ETC車載機能にバージョンアップが発生した際には、ユーザコンピュータ10が道路事業者サーバ30にアクセスし、機能をダウンロードし、携帯電話機20に設定することにより、容易に機能を更新することが可能となる(ステップB8)。これで携帯電話機へのETC機能設定についての詳細説明を完了する。
【0054】
図11に戻り、ユーザが本システムを利用し高速道路または有料道路を利用する場合、予め設置された自動車の専用配線と携帯電話機20を専用ケーブルで接続し、携帯電話機20の機能を携帯電話及びETC共用モードに設定する(ステップA6)。
【0055】
実際の利用においては、高速道路または有料道路入場時、道路ゲート50が携帯電話機20から発信されている本システム利用電波を認識し、顧客情報、利用自動車情報(大型車、普通車、軽自動車、二輪車、車両寸法、車両重量等)を取得すると共に、顧客情報、利用自動車情報および入場ゲート情報(入場箇所)を、道路事業者サーバ30へ送信する。さらに、高速道路または有料道路退場時、入場時と同様の情報を取得し道路事業者サーバ30へ送信する(ステップA7、A8)。
【0056】
高速道路および有料道路の利用実績(利用日、コース、料金等)の確認は、ユーザコンピュータ10または携帯電話機20から、WEBサーバ302にアクセスする事により可能となる(ステップA9)。
【0057】
道路事業者サーバ30は、1ヶ月単位で高速道路及び有料道路の利用料金を利用実績データと共に電話会社サーバへ送信し、料金を請求する(ステップA10)。
【0058】
電話会社サーバ40は、道路事業者サーバ30から請求された料金を、電話料金に加算し、ユーザコンピュータ10(携帯電話機契約者)へ請求する(ステップA11)。
【0059】
料金支払いは、金融関係およびコンビニからの振り込み、金融機関からの引き落とし等、携帯電話契約者が本システム利用契約申請時に選択できる(ステップA12)。
【0060】
上記の実施の形態によれば、インターネットを利用することにより24時間ETC利用契約手続きが可能となることおよび利用実績が随時容易に確認可能となる。
【0061】
また、ETC車載機の必要がなくなり、購入費用及び工事費用が不要となる。
【0062】
また、クレジット会社との契約が不要となる。
【0063】
また、TCに機能追加が発生した場合、インターネットを経由してダウンロードが可能となり機能向上が容易になる。
【0064】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上記の実施の形態におけるユーザコンピュータ10、携帯電話機20、道路事業者サーバ30、電話会社サーバ40および道路ゲート50の機能を実現するためのプログラムを各装置等に読込ませて実行することにより本システムの機能を実現する処理を行なってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスク等を介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線等を介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
【0065】
上述する実施の形態は、ユーザコンピュータ10、携帯電話機20、道路事業者サーバ30、電話会社サーバ40および道路ゲート50が別個に接続されているシステム構成について説明したが、各機能が1つのコンピュータシステムとして実現されている構成や機能毎に複数のサーバ装置等が追加された構成にも適用可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の実施形態におけるETCシステムの概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態におけるユーザコンピュータの構成図である。
【図3】本発明の実施形態における携帯電話機の構成図である。
【図4】本発明の実施形態における道路事業者サーバの構成図である。
【図5】本発明の実施形態における電話会社サーバの構成図である。
【図6】本発明の実施形態における道路ゲートの構成図である。
【図7】本発明の実施形態における道路事業者サーバの契約情報データベースの契約者情報データ形式の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態における道路事業者サーバの契約情報データベースの利用実績データ形式の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態における電話会社サーバの顧客データベースの契約者情報データ形式の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態における電話会社サーバの顧客データベースの利用実績データ形式の一例を示す図である。
【図11】本発明の実施形態における処理動作を示すシーケンス図である。
【図12】本発明の実施形態における携帯電話機へのETC機能設定の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0067】
20 携帯電話機
30 道路事業者サーバ
40 電話会社サーバ
50 道路ゲート
100 ネットワーク
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体無線端末を利用したETCシステム、サーバ、移動体無線端末、データ取得方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ETC(Electronic Toll Collection Systems)と呼ばれる自動料金収受システムがある。自動車が高速道路等の料金所を通過する際、ゲートと車載コンピュータの間で通信を行ない、自動的に料金の支払いを行なうシステムである。
【0003】
従前のように、いったん停止する必要はなくなり、ゲートを通過する所要時間が大幅に短縮される。このため、ゲート付近の交通渋滞の緩和や排出ガスの低減といった効果が期待できる。料金所の時間当たりの通行処理能力は従来の4倍強に上がると見込まれているため、職員の人件費など経費削減効果もある。
【0004】
ここで、携帯電話機との間で無線通信手段により無線通信を行なう車載器と、有料道路の入口、出口において車載器との間でそれぞれ無線通信を行なう路側装置と、有料道路の利用料金の収受のための処理を行なうデータベースサーバ、認証サーバ、課金システム、決済システムからなる処理装置群とを有し、車載器は、携帯電話機を識別するための携帯IDを記憶する記憶手段、携帯IDに基づいて決済処理を行なう携帯電話機を認証する認証手段、認証した携帯電話機の携帯IDを用いて路側装置との間でそれぞれ無線通信する無線通信手段を備え、処理装置群は、路側装置から取得した携帯IDにより識別される携帯電話機1に対し、有料道路の利用料金の課金を行なうことで、一般に広く普及し、手軽に利用できる携帯電話機を利用して、簡単かつ低廉な有料道路料金収受を実現することができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−216993号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来例においては次のような問題点があった。
【0006】
ETCシステムの普及は、飛躍的に進行しなかった。その原因として、ETC専用車載機の購入やクレジット会社との契約がある。
【0007】
そこで、本発明は、移動体無線端末を流用することにより新たに発生する費用処理の問題を解消し、ETCシステム導入へのハードルを低くすることができるETCシステム、サーバ、移動体無線端末、データ取得方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、ネットワークを介して接続されている移動体無線端末と、ユーザコンピュータと、道路ゲートと、サーバと、を含むETCシステムであって、移動体無線端末がETC機能を有することを特徴とするETCシステムである。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のETCシステムにおいて、移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のETCシステムにおいて、ネットワークは、インターネットであることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、ETC機能およびクレジットカード機能を有する移動体無線端末とネットワークを介して接続され、料金の決済を行なうことを特徴とするサーバである。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項4記載のサーバにおいて、ネットワークは、インターネットであることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、ETC機能を有することを特徴とする移動体無線端末である。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の移動体無線端末において、クレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の移動体無線端末において、インターネットを介して外部と接続されていることを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、ネットワークを介して接続されている移動体無線端末と、ユーザコンピュータと、道路ゲートと、サーバと、を利用したデータ取得方法であって、ETC機能を有する移動体無線端末がサーバとデータの送受信を行なうことを特徴とするデータ取得方法である。
【0017】
請求項10記載の発明は、請求項9記載のデータ取得方法において、移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする。
【0018】
請求項11記載の発明は、請求項9または10記載のデータ取得方法において、ネットワークは、インターネットであることを特徴とする。
【0019】
請求項12記載の発明は、ETC機能を有する移動体無線端末に、サーバとデータの送受信を実行させることを特徴とするプログラムである。
【0020】
請求項13記載の発明は、請求項12記載のプログラムにおいて、移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なわせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明のETCシステム、サーバ、移動体無線端末、データ取得方法およびプログラムによれば、移動体無線端末を流用することにより新たに発生する費用処理の問題を解消し、ETCシステム導入へのハードルを低くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
次に、本発明の一実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1を参照すると、本実施の形態におけるETCシステムは、ユーザコンピュータ10と、携帯電話機20と、道路事業者サーバ30と、電話会社サーバ40と、道路ゲート50と、から構成されている。また、ユーザコンピュータ10、携帯電話機20、道路事業者サーバ30、電話会社サーバ40および道路ゲート50は、プログラム制御により動作し、ネットワーク100を介して相互に接続されている。ネットワーク100は、任意のネットワークであってよく、例えば、光ファイバ、インターネット、公衆回線、LAN(Local Area Network)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等であってもよい。なお、通信方法は、有線であっても、無線であってもよい。
【0024】
図2を参照すると、ユーザコンピュータ10は、ユーザが運用するコンピュータシステムであり、処理装置101と携帯電話機接続アプリケーション102より構成されている。
【0025】
処理装置101は、道路事業者サーバのWEBサイトにアクセスし、携帯電話既契約者の本システムのサービスメニュー、加入契約および電話会社サーバのWEBサイトにアクセスし、料金明細情報の確認を行なう機能を有している。
【0026】
携帯電話機接続アプリケーション102は、携帯電話機20へのETC機能の設定および更新等を行なう機能を有している。
【0027】
図3を参照すると、携帯電話機20は、ETC機能(ISO14906対応)を備えた情報処理装置であり、携帯電話機能201およびETC車載機機能202から構成されている。
【0028】
携帯電話機能201は、通常の携帯電話機の機能であり、ゲート通過時以外は携帯電話機として利用できる。
【0029】
ETC車載機機能202は、ETC対応機能(予め自動車に保有している車両情報を、携帯電話機20経由で料金所に設置された道路ゲートに対して、情報を送信する機能)を有した自動車等の車両に、専用ケーブルを介して携帯電話機20を接続し、料金徴収に必要な車両情報等を道路ゲート50との間で送受信する機能を有している。
【0030】
なお、携帯電話機20は、移動体無線端末の一例であり、通信機能を備えたPDA、ノート型パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であって、無線通信部、表示部、操作部、音声処理部(マイク、スピーカ)、スピーカ、メモリ、制御部等の既知の構成を備えているものであってもよいのはもちろんである。
【0031】
図4を参照すると、道路事業者サーバ30は、本システムの契約申請の受付け、契約完了通知および電話会社サーバ40へ携帯電話加入契約の確認、利用実績等必要情報の送信、さらには、契約者情報を保管管理を行なう機能を有しているコンピュータシステムであり、処理装置301、WEBサーバ302および契約情報データベース303から構成されている。
【0032】
WEBサーバ302は、本システムのサービス内容紹介、契約申請の受付け、問合せ画面から構成されており、本システムの利用顧客とのインタフェース機能を有している。
【0033】
処理装置301は、WEBサーバ302から入力された契約情報の契約情報データベース303への登録処理、電話会社サーバ40へ携帯電話の契約内容の確認および契約完了電子メールの自動発信機能を有している。また、道路ゲート50から送信される契約者の利用実績を処理する機能を有している。さらに、顧客の契約情報および顧客の利用実績を設定期限に基づき電話会社サーバへ自動送信する機能を有している。
【0034】
契約情報データベース303は、WEBサーバ302の契約画面から入力された契約情報を管理保管する機能を有している。また、道路ゲートから処理装置301に送信された契約者の利用実績を管理保管する機能を有している。
【0035】
図5を参照すると、電話会社サーバ40は、電話料金および道路事業者サーバ30から送信されたETC利用料金の管理、顧客への請求行為を行なう電話会社側の情報処理装置であり、処理装置401および顧客データベース402から構成されている。
【0036】
処理装置401は、道路事業者サーバ30から送信されてくる携帯電話契約確認の処理、契約情報および契約者の利用実績を受信し、顧客データベースに登録する機能を有している。また、1ヶ月ごとの集計を行ない、電話料金と合算し契約者へ請求電子メールを自動発信する機能を有している。
【0037】
顧客データベース402は、処理装置401で受け付けた契約情報および契約者の利用実績を管理保管する機能を有している。
【0038】
図6を参照すると、道路ゲート50は、契約者の利用を検出するシステムであり、受信機501および送信機502から構成されている。
【0039】
受信機501は、携帯電話機20から車両および利用情報等発信情報を受信する機能を有している。
【0040】
送信機502は、携帯電話機20からの車両および利用情報を正常に受信したことを携帯電話機20および道路事業者サーバ30へ通知する機能を有している。
【0041】
次に、図11を参照して、本実施の形態における処理動作のフローについて説明する。
【0042】
まず、ユーザコンピュータ10はインターネット100を介して道路事業者サーバ30のWEBサーバ302へアクセスし、サービス内容(対応車種、契約可能携帯電話事業者、契約可能携帯電話機種、契約方法等)を確認する(ステップA1)。
【0043】
次に、ユーザコンピュータ10は、WEBサーバ302の登録画面から契約条件を確認、承認し、顧客情報(契約者名、住所、電話番号、携帯電話事業者名、携帯電話機種、携帯電話番号、メールアドレス、設定パスワード等)の登録により、本システムの利用契約申請を行なう(ステップA2)。
【0044】
道路事業者サーバ30は、ユーザコンピュータ10から入力、送信された顧客情報(契約者名、住所、電話番号、携帯電話事業者名、携帯電話番号、メールアドレス、設定パスワード等)を契約情報データベース303に登録すると共に、契約対象の電話会社サーバ40にアクセスし、携帯電話機20の契約確認を行なう(ステップA3)。
【0045】
道路事業者サーバ30は、携帯電話機20の契約内容に問題がないことを確認後、ユーザコンピュータ10および電話会社サーバ40へ本システムの利用契約完了通知を送信する(ステップA4)。
【0046】
ユーザコンピュータ10は、本システムの利用契約完了通知(および携帯電話ETC設定情報)を元に携帯電話機20へETC機能の設定を行なう(ステップA5)。
【0047】
ここで、携帯電話機20へのETC機能設定について、図12のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0048】
ユーザコンピュータ10が、道路事業者サーバ30から本システムの利用契約完了通知を受信することにより、契約完了となる(ステップB1)。
【0049】
本システムの利用を開始するにあたり、携帯電話機20の利用認証を受ける必要があり、そのためには、ユーザコンピュータ10と携帯電話機20を専用ケーブルで接続(ステップB2)し、電話会社サーバ40の利用認証専用サイトへ接続(ステップB3)し、設定パスワードにより認証を受け、携帯電話機20の本システム機能を有効にする(ステップB4)。
【0050】
次に、ユーザコンピュータ10から道路事業者サーバ30にアクセスし、ETC車載機の機能をダウンロードし、携帯電話機20に機能を設定する(ステップB5)。
【0051】
さらに、ユーザコンピュータ10から携帯電話機20に、本システム契約時の顧客情報を設定する(ステップB6)。
【0052】
高速道路または、有料道路利用時に携帯電話20が、自動車から車両情報(料金徴収に必要な情報)を取得し、道路ゲート50へ顧客情報と共に送信する(ステップB7)。
【0053】
ETC車載機能にバージョンアップが発生した際には、ユーザコンピュータ10が道路事業者サーバ30にアクセスし、機能をダウンロードし、携帯電話機20に設定することにより、容易に機能を更新することが可能となる(ステップB8)。これで携帯電話機へのETC機能設定についての詳細説明を完了する。
【0054】
図11に戻り、ユーザが本システムを利用し高速道路または有料道路を利用する場合、予め設置された自動車の専用配線と携帯電話機20を専用ケーブルで接続し、携帯電話機20の機能を携帯電話及びETC共用モードに設定する(ステップA6)。
【0055】
実際の利用においては、高速道路または有料道路入場時、道路ゲート50が携帯電話機20から発信されている本システム利用電波を認識し、顧客情報、利用自動車情報(大型車、普通車、軽自動車、二輪車、車両寸法、車両重量等)を取得すると共に、顧客情報、利用自動車情報および入場ゲート情報(入場箇所)を、道路事業者サーバ30へ送信する。さらに、高速道路または有料道路退場時、入場時と同様の情報を取得し道路事業者サーバ30へ送信する(ステップA7、A8)。
【0056】
高速道路および有料道路の利用実績(利用日、コース、料金等)の確認は、ユーザコンピュータ10または携帯電話機20から、WEBサーバ302にアクセスする事により可能となる(ステップA9)。
【0057】
道路事業者サーバ30は、1ヶ月単位で高速道路及び有料道路の利用料金を利用実績データと共に電話会社サーバへ送信し、料金を請求する(ステップA10)。
【0058】
電話会社サーバ40は、道路事業者サーバ30から請求された料金を、電話料金に加算し、ユーザコンピュータ10(携帯電話機契約者)へ請求する(ステップA11)。
【0059】
料金支払いは、金融関係およびコンビニからの振り込み、金融機関からの引き落とし等、携帯電話契約者が本システム利用契約申請時に選択できる(ステップA12)。
【0060】
上記の実施の形態によれば、インターネットを利用することにより24時間ETC利用契約手続きが可能となることおよび利用実績が随時容易に確認可能となる。
【0061】
また、ETC車載機の必要がなくなり、購入費用及び工事費用が不要となる。
【0062】
また、クレジット会社との契約が不要となる。
【0063】
また、TCに機能追加が発生した場合、インターネットを経由してダウンロードが可能となり機能向上が容易になる。
【0064】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上記の実施の形態におけるユーザコンピュータ10、携帯電話機20、道路事業者サーバ30、電話会社サーバ40および道路ゲート50の機能を実現するためのプログラムを各装置等に読込ませて実行することにより本システムの機能を実現する処理を行なってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスク等を介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線等を介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
【0065】
上述する実施の形態は、ユーザコンピュータ10、携帯電話機20、道路事業者サーバ30、電話会社サーバ40および道路ゲート50が別個に接続されているシステム構成について説明したが、各機能が1つのコンピュータシステムとして実現されている構成や機能毎に複数のサーバ装置等が追加された構成にも適用可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の実施形態におけるETCシステムの概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態におけるユーザコンピュータの構成図である。
【図3】本発明の実施形態における携帯電話機の構成図である。
【図4】本発明の実施形態における道路事業者サーバの構成図である。
【図5】本発明の実施形態における電話会社サーバの構成図である。
【図6】本発明の実施形態における道路ゲートの構成図である。
【図7】本発明の実施形態における道路事業者サーバの契約情報データベースの契約者情報データ形式の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態における道路事業者サーバの契約情報データベースの利用実績データ形式の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態における電話会社サーバの顧客データベースの契約者情報データ形式の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態における電話会社サーバの顧客データベースの利用実績データ形式の一例を示す図である。
【図11】本発明の実施形態における処理動作を示すシーケンス図である。
【図12】本発明の実施形態における携帯電話機へのETC機能設定の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0067】
20 携帯電話機
30 道路事業者サーバ
40 電話会社サーバ
50 道路ゲート
100 ネットワーク
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して接続されている移動体無線端末と、ユーザコンピュータと、道路ゲートと、サーバと、を含むETCシステムであって、
前記移動体無線端末がETC機能を有することを特徴とするETCシステム。
【請求項2】
前記移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする請求項1記載のETCシステム。
【請求項3】
前記ネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項1または2記載のETCシステム。
【請求項4】
ETC機能およびクレジットカード機能を有する移動体無線端末とネットワークを介して接続され、料金の決済を行なうことを特徴とするサーバ。
【請求項5】
前記ネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項4記載のサーバ。
【請求項6】
ETC機能を有することを特徴とする移動体無線端末。
【請求項7】
クレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする請求項6記載の移動体無線端末。
【請求項8】
インターネットを介して外部と接続されていることを特徴とする請求項6または7記載の移動体無線端末。
【請求項9】
ネットワークを介して接続されている移動体無線端末と、ユーザコンピュータと、道路ゲートと、サーバと、を利用したデータ取得方法であって、
ETC機能を有する前記移動体無線端末が前記サーバとデータの送受信を行なうことを特徴とするデータ取得方法。
【請求項10】
前記移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする請求項9記載のデータ取得方法。
【請求項11】
前記ネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項9または10記載のデータ取得方法。
【請求項12】
ETC機能を有する移動体無線端末に、サーバとデータの送受信を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項13】
前記移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なわせることを特徴とする請求項12記載のプログラム。
【請求項1】
ネットワークを介して接続されている移動体無線端末と、ユーザコンピュータと、道路ゲートと、サーバと、を含むETCシステムであって、
前記移動体無線端末がETC機能を有することを特徴とするETCシステム。
【請求項2】
前記移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする請求項1記載のETCシステム。
【請求項3】
前記ネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項1または2記載のETCシステム。
【請求項4】
ETC機能およびクレジットカード機能を有する移動体無線端末とネットワークを介して接続され、料金の決済を行なうことを特徴とするサーバ。
【請求項5】
前記ネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項4記載のサーバ。
【請求項6】
ETC機能を有することを特徴とする移動体無線端末。
【請求項7】
クレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする請求項6記載の移動体無線端末。
【請求項8】
インターネットを介して外部と接続されていることを特徴とする請求項6または7記載の移動体無線端末。
【請求項9】
ネットワークを介して接続されている移動体無線端末と、ユーザコンピュータと、道路ゲートと、サーバと、を利用したデータ取得方法であって、
ETC機能を有する前記移動体無線端末が前記サーバとデータの送受信を行なうことを特徴とするデータ取得方法。
【請求項10】
前記移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なうことを特徴とする請求項9記載のデータ取得方法。
【請求項11】
前記ネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項9または10記載のデータ取得方法。
【請求項12】
ETC機能を有する移動体無線端末に、サーバとデータの送受信を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項13】
前記移動体無線端末がクレジットカード機能を有し、料金の決済を電話会社側のサーバ経由で行なわせることを特徴とする請求項12記載のプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−318088(P2006−318088A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−138313(P2005−138313)
【出願日】平成17年5月11日(2005.5.11)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年5月11日(2005.5.11)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】
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