説明

GH−RHの新規なN−およびC−末端が置換されたアンタゴニスト類似体

hGH−RH(1−29)NH(配列番号:96)及びhGH−RH(1−30)NHが提供される。N−末端にPhAc、N−Me−Aib、Dca、Ac−Ada、Fer、Ac−Amc、Me−NH−Sub、PhAc−Ada、Ac−Ada−D−Phe、Ac−Ada−Phe、Dca−Ada、Dca−Amc、Nac−Ada、Ada−Ada、またはCH−(CH10−CO−AdaおよびC−末端にβ−Ala、Amc、Apa、Ada、AEA、AE4P、ε−Lys(α−NH)、Agm、Lys(Oct)またはAhxを有するものが特に有用である。これらの類似体は、癌細胞に直接作用することによりヒトの癌の増殖を阻害する上、哺乳動物の下垂体からの成長ホルモンの放出を阻害する。従来記載されるものに比べて、新規な類似体のより強力な阻害能が、様々なアミノ酸の置換により得られる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式:
【化1】

ただし、Aは、PhAc、N−Me−Aib、Dca、Ac−Ada、Fer、Ac−Amc、Me−NH−Sub、PhAc−Ada、Ac−Ada−D−Phe、Ac−Ada−Phe、Dca−Ada、Nac−Ada、Ada−Ada、またはCH−(CH10−CO−Adaであり、
は、AlaまたはMe−Alaであり、
は、CpaまたはPhe(F)であり、
は、Ala、Pal、またはMe−Alaであり、
11は、HisまたはArgであり、
12は、Lys、Lys(0−11)、Lys(Me)またはOrnであり、
17は、LeuまたはGluであり、
20は、HarまたはHisであり、
21は、−Lys、Lys(Me)またはOrnであり、
29は、Har、ArgまたはAgmであり、
30は、存在しない、β−Ala、Amc、Apa、Ada、AEA、AEP、ε−Lys(α−NH)またはAgmであり、
31は、存在しない、Lys(Oct)またはAhxであり、
がPhAcである場合には、A12およびA21が双方ともOrn以外でありかつA30が存在する、ならびに
[A−Tyr、D−Arg、Cpa、Ala、His、Tyr(Et)10、His11、Orn12、Abu15、His20、Orn21、Nle27、D−Arg28、Har29−Ada30]hGH−RH(1−29)NH(配列番号:100)
ただし、Aは、OctまたはAc−Adaである、
を有する群から選択されるペプチドおよびその製薬上許容される塩。
【請求項2】
下記式:
【化2】

は、PhAc、Dca、Ac−Ada、Fer、Ac−Amc、PhAc−Ada、Ac−Ada−D−Phe、Dca−Ada、Dca−Amc、Nac、Oct、またはCH−(CH10−CO−Adaであり、
は、CpaまたはPhe(F)であり、
は、AlaまたはMe−Alaであり、
10は、Tyr(Alk)であり、この際、Alkは、MeまたはEtであり、
12は、Lys、またはOrnであり、
17は、LeuまたはGluであり、
21は、−Lys、またはOrnであり、
30は、存在しない、Amc、Apa、Ada、AEA、またはAgmであり、
がPhAcである場合には、A12およびA21が双方ともOrn以外でありかつA30が存在する、
を有する群から選択される、請求項1に記載のペプチドおよびその製薬上許容される塩。
【請求項3】
上記式を有する群から選択され、この際、Aは、Dca、Ac−Ada、Ac−Amc、PhAc−Ada、Dca−Ada、Nac、Oct、またはCH−(CH10−CO−Adaであり、およびAは、Cpaである、請求項2に記載のペプチドおよびその製薬上許容される塩。
【請求項4】
下記式:
【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

【化7】

【化8】

を有する群から選択される、請求項1に記載のペプチド。
【請求項5】
下記式:
【化9】

【化10】

を有する群から選択される、請求項2に記載のペプチド。
【請求項6】
下記式:
【化11】

【化12】

を有する群から選択される、請求項3に記載のペプチド。
【請求項7】
GHレベルを抑制する必要のある患者におけるGHレベルを抑制するための薬剤組成物の製造のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項8】
IGF−Iに対するレセプターを有する癌を有する患者の腫瘍組織中のIGF−IまたはIGF−IIレベルを抑制するための薬剤組成物の製造のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項9】
癌を有する患者の腫瘍組織中のVEGFまたはFGFレベルを抑制するための薬剤組成物の製造のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項10】
IGF−Iレベルを抑制する必要のある患者におけるIGF−Iレベルを抑制するための薬剤組成物の製造のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項11】
IGF−Iに対するレセプターを有する癌を有する患者の血清中のIGF−Iレベルを抑制するための薬剤組成物の製造のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項12】
IGF−IまたはGHに対するレセプターを有する癌を有する患者のGHレベルを抑制するための薬剤組成物の製造のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項13】
GH−RHに対するレセプターを有する癌を有する患者のGH−RHレセプターを遮断するための薬剤組成物の製造のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項14】
GHレベルを抑制する必要のある患者に、抑制するのに有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することによる、該患者のGHレベルを抑制する方法。
【請求項15】
IGF−Iに対するレセプターを有する癌を有する患者に、抑制するのに有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することによる、該患者の腫瘍組織中のIGF−IまたはIGF−IIレベルを抑制する方法。
【請求項16】
癌を有する患者に、抑制するのに有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することによる、該患者の腫瘍細胞中のVEGFまたはFGFレベルを抑制する方法。
【請求項17】
IGF−Iレベルを抑制する必要のある患者に、抑制するのに有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することによる、該患者の中のIGF−Iレベルを抑制する方法。
【請求項18】
IGF−Iに対するレセプターを有する癌を有する患者に、抑制するのに有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することによる、該患者の血清中のIGF−Iレベルを抑制する方法。
【請求項19】
IGF−IまたはGHに対するレセプターを有する癌を有する患者に、抑制するのに有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することによる、該患者のGHレベルを抑制する方法。
【請求項20】
GH−RHに対するレセプターを有する癌を有する患者に、該GH−RHレセプターを遮断するのに有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することによる、該患者の治療方法。
【請求項21】
請求項1に記載の化合物および製薬上許容できる担体から実質的に構成される、患者の中のGHレベルを抑制するための製薬上投与可能な組成物。
【請求項22】
請求項1、または5に記載の化合物、および、製薬上許容できる担体から実質的に構成される、IGF−Iに対するレセプターを有する癌を有する患者の腫瘍組織中のIGF−IまたはIGF−IIレベルを抑制するための製薬上投与可能な組成物。
【請求項23】
請求項1に記載の化合物、および製薬上許容できる担体から実質的に構成される、癌を有する患者の腫瘍組織中のVEGFまたはFGFレベルを抑制するための製薬上投与可能な組成物。
【請求項24】
請求項1に記載の化合物、および製薬上許容できる担体から実質的に構成される、患者のIGF−Iレベルを抑制するための製薬上投与可能な組成物。
【請求項25】
請求項1に記載の化合物、および製薬上許容できる担体から実質的に構成される、IGF−IまたはGHに対するレセプターを有する癌を有する患者のGHレベルを抑制するための製薬上投与可能な組成物。
【請求項26】
請求項1に記載の化合物、および製薬上許容できる担体から実質的に構成される、IGF−Iに対するレセプターを有する癌を有する患者のIGF−Iレベルを抑制するための製薬上投与可能な組成物。
【請求項27】
請求項1に記載の化合物、および製薬上許容できる担体から実質的に構成される、GH−RHに対するレセプターを有する癌を有する患者のGH−RHに対するレセプターを遮断するための製薬上投与可能な組成物。

【公表番号】特表2011−517675(P2011−517675A)
【公表日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−502041(P2011−502041)
【出願日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際出願番号】PCT/US2009/038351
【国際公開番号】WO2009/120831
【国際公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(506140457)ザ ユニバーシティー オブ マイアミ (3)
【出願人】(510254960)
【Fターム(参考)】