説明

HSP90阻害剤としての5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン誘導体

本発明は、HSP90機能を阻害する化合物、それらの製造方法、それらを活性成分として含有する医薬組成物、充実性腫瘍の処置用などのヒトなどの温血動物における疾患の処置に用いるための薬剤としてのそれらの使用および薬剤の製造におけるそれらの使用に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

{式中、R、RおよびRは、独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、または式:
−X−R
[式中、Xは、直接結合、O、SまたはNR8a(式中、R8aは、HまたはC1−6アルキルである)であり、そしてRは、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C3−7シクロアルキルおよびC2−6アルキニルより選択される]
を有する基より選択され、そしてここにおいて、
、RおよびRは、互いに独立して、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、N−(C1−6アルキル)アミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、カルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイルおよびN,N−(C1−6アルキル)カルバモイルより選択される1個またはそれを超える置換基で炭素上に置換されていてもよく;
pは、1または2であり;
Aは、NRまたはCR1011であり;
およびR10は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニルおよびC2−6アルキニルより選択され、ここにおいて、RおよびR10は、互いに独立して、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルコキシ、N−(C1−6アルキル)アミノおよびN,N−(C1−6アルキル)アミノで炭素上に置換されていてもよく;
およびR11は、独立して、H、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルカノイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N−(C1−4アルコキシ)カルバモイル、N−(C1−4アルキル)−N−(C1−4アルコキシ)カルバモイル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルスルホニルアミノカルボニル、カルボシクリル−X−、ヘテロシクリル−X−またはヘテロアリール−X−より選択され、ここにおいて、
およびR11は、互いに独立して、1個またはそれを超えるR13で炭素上に置換されていてもよく;そしてここにおいて、いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R14より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
およびR11中のいずれのヘテロシクリル基も、1個または2個のオキソまたはチオキソ置換基を有していてもよく;そしてここにおいて、
およびR11中のいずれのカルボシクリル基、ヘテロシクリル基またはヘテロアリール基も、C1−3アルキレンジオキシ基を有していてもよく;または
およびRは一緒に、オキソ(=O)を形成し;または
10およびR11は一緒に、オキソ(=O)を形成し;または
次の置換基対の一つ、すなわち、(i)RおよびR、(ii)RおよびR10、または(iii)RおよびRは一緒に、結合を形成し;
およびRは、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルカノイル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、カルボシクリル−X−、ヘテロシクリル−X−またはヘテロアリール−X−より選択され、ここにおいて、
、XおよびXは、独立して、直接結合、−C(O)−、−N(R12)C(O)−および−SO−より選択され;ここにおいて、R12は、水素またはC1−4アルキルより選択され、そしてここにおいて、
およびRは、互いに独立して、1個またはそれを超えるR16で炭素上に置換されていてもよく;そしてここにおいて、いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R17より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
およびR中のいずれのヘテロシクリル基も、1個または2個のオキソまたはチオキソ置換基を有していてもよく;そしてここにおいて、
およびR中のいずれのカルボシクリル基、ヘテロシクリル基またはヘテロアリール基も、C1−3アルキレンジオキシ基を有していてもよく;
は、H、ハロ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、メルカプト、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)より選択され、ここにおいて、
は、1個またはそれを超えるR15で炭素上に置換されていてもよく;
13、R15およびR16は、独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、カルボキシ、カルボキシアミノ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、ウレイド、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニルオキシ、C2−6アルキニルオキシ、C1−6アルカノイル、C1−6アルカノイルオキシ、N−(C1−6アルキル)アミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルカノイルアミノ、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N’−(C1−6アルキル)ウレイド、N’,N’−(C1−6アルキル)ウレイド、N,N’,N’−(C1−6アルキル)ウレイド、C1−6アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−6アルコキシカルボニル、N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイル、C1−6アルキルスルホニルアミノ、カルボシクリル−X−、ヘテロシクリル−X−またはヘテロアリール−X10−より選択され、そしてここにおいて、
13、R15およびR16は、1個またはそれを超えるR18で炭素上に置換されていてもよく、そしてここにおいて、
該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R19より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
13、R15およびR16中のいずれのヘテロシクリル基も、1個または2個のオキソまたはチオキソ置換基を有していてもよく、そしてここにおいて、
13、R15およびR16中のいずれのカルボシクリル基、ヘテロシクリル基またはヘテロアリール基も、C1−3アルキレンジオキシ基を有していてもよく;
14、R17およびR19は、独立して、C1−6アルキル、C1−6アルカノイル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、ベンゾイルおよびフェニルスルホニルより選択され;ここにおいて、R14、R17およびR19は、互いに独立して、1個またはそれを超えるR20で炭素上に置換されていてもよく;
、XおよびXは、独立して、直接結合、−C(O)−および−N(R22)C(O)−より選択され;ここにおいて、R22は、水素またはC1−4アルキルであり;
、XおよびX10は、独立して、直接結合、−O−、−N(R21)−、−C(O)−、−N(R22)C(O)−、−C(O)N(R23)−、−S(O)−、−SON(R24)−および−N(R25)SO−より選択され;ここにおいて、R21、R22、R23、R24およびR25は、独立して、水素またはC1−4アルキルより選択され、そしてqは、0〜2であり;
18は、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルカノイル、C1−6アルカノイルオキシ、N−(C1−6アルキル)アミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルカノイルアミノ、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、C1−6アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−6アルコキシカルボニル、N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイル、C1−6アルキルスルホニルアミノ、カルボシクリル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールより選択され;ここにおいて、R18は、1個またはそれを超えるR25で炭素上に置換されていてもよく;そしてここにおいて、
いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R26より選択される基で置換されていてもよく;そしてここにおいて、
18中のいずれのヘテロシクリル基も、1個または2個のオキソまたはチオキソ置換基を有していてもよく;そしてここにおいて、
18中のいずれのカルボシクリル基、ヘテロシクリル基またはヘテロアリール基も、C1−3アルキレンジオキシ基を有していてもよく;
26は、C1−6アルキル、C1−6アルカノイル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、ベンゾイルおよびフェニルスルホニルより選択され;ここにおいて、R26は、1個またはそれを超えるR27で炭素上に置換されていてもよく;そして
20、R25およびR27は、独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、アセチル、アセトキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、アセチルアミノ、N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、N−メチル−N−エチルカルバモイル、メチルチオ、エチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メシル、エチルスルホニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、N−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N,N−ジエチルスルファモイルまたはN−メチル−N−エチルスルファモイルより選択される}
を有する化合物;またはそのN−オキシド;またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
Aが、CR1011であり、ここにおいて、R10およびR11は、請求項1に定義の通りである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項3】
Aが、CR1011であり;
10が、Hであり;そして
11が、H、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル−X−、フェニル−X、ヘテロシクリル−X−またはヘテロアリール−X−より選択され、ここにおいて、該ヘテロアリールは、O、SおよびNより選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を含有する単環式5員または6員ヘテロアリール環であり、そして該ヘテロシクリルは、O、SおよびNより選択される1個または2個のヘテロ原子を含有する単環式5員、6員または7員ヘテロシクリル環であり、ここにおいて、
11は、1個またはそれを超えるR13で炭素上に置換されていてもよく;そしてここにおいて、いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R14より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
11中のいずれのヘテロシクリル基も、1個のオキソ置換基を有していてもよく、そしてここにおいて、
11中のいずれのフェニル基またはヘテロアリール基も、C1−3アルキレンジオキシ基を有していてもよく;
13が、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、N−(C1−4アルキル)アミノ、N,N−(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルカノイルアミノ、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−4アルキル)カルバモイル、C1−4アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−4アルコキシカルボニル、N−(C1−4アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−4アルキル)スルファモイル、C3−7シクロアルキル、フェニル−、単環式5員または6員ヘテロアリール環であって、O、SおよびNより選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を含有するもの、および単環式5員、6員または7員ヘテロシクリル環であって、O、SおよびNより選択される1個または2個のヘテロ原子を含有するものより選択され、そしてここにおいて、
13は、1個またはそれを超えるR18で炭素上に置換されていてもよく、そしてここにおいて、
いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R19より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
13中のいずれのヘテロシクリル基も、1個のオキソ置換基を有していてもよく;
14およびR19が、独立して、C1−4アルキル、C1−4アルカノイル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニルおよびベンゾイルより選択され;
18が、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、N−(C1−4アルキル)アミノおよびN,N−(C1−4アルキル)アミノより選択され;そして
、XおよびXが、独立して、直接結合、−C(O)−および−N(R22)C(O)−より選択され;ここにおいて、R22は、水素またはC1−4アルキルより選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項4】
Aが、CR1011であり;
10が、Hであり;
11が、H、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル−X−、フェニル−X、ヘテロシクリル−X−またはヘテロアリール−X−より選択され、ここにおいて、
該ヘテロアリールは、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびピラジニルより選択され、ここにおいて、
該ヘテロシクリルは、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピロリニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、インドリニルおよびイソインドリニルより選択され、ここにおいて、
該C3−7シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルより選択され、そしてここにおいて、
11は、1個またはそれを超えるR13で炭素上に置換されていてもよく;そしてここにおいて、いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R14より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
11中のいずれのヘテロシクリル基も、1個のオキソ置換基を有していてもよく;
13が、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、N−(C1−4アルキル)アミノ、N,N−(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルカノイルアミノ、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−4アルキル)カルバモイル、C1−4アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−4アルコキシカルボニル、N−(C1−4アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−4アルキル)スルファモイル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ヘテロアリールであって、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびピラジニルより選択されるもの、およびヘテロシクリルであって、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニルおよびピペラジニルより選択されるものより選択され、そしてここにおいて、
13は、1個またはそれを超えるR18で炭素上に置換されていてもよく、そしてここにおいて、
いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R19より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
13中のいずれのヘテロシクリル基も、1個のオキソ置換基を有していてもよく;
14およびR19が、独立して、C1−4アルキル、C1−4アルカノイル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニルおよびベンゾイルより選択され;
18が、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、N−(C1−4アルキル)アミノおよびN,N−(C1−4アルキル)アミノより選択され;そして
、XおよびXが、独立して、直接結合、−C(O)−および−N(R22)C(O)−より選択され、ここにおいて、R22は、水素またはC1−4アルキルより選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項5】
Aが、CR1011であり;
10が、Hであり;そして
11が、HおよびC1−6アルキルより選択され、ここにおいて、R11は、1個またはそれを超えるR13で炭素上に置換されていてよく;
13が、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、カルボキシ、カルボキシアミノ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、N−(C1−4アルキル)アミノ、N,N−(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルカノイルアミノ、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−4アルキル)カルバモイル、C1−4アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−4アルコキシカルボニル、N−(C1−4アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−4アルキル)スルファモイル、C1−4アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジルおよびピリミジニルより選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項6】
が、H、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル−X−、フェニル−X−、ヘテロシクリル−X−およびヘテロアリール−X−より選択され、ここにおいて、
該ヘテロアリールは、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびピラジニルより選択され、ここにおいて、
該ヘテロシクリルは、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピロリニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、インドリニルおよびイソインドリニルより選択され、ここにおいて、
、XおよびXが、独立して、直接結合、−C(O)−および−N(R12)C(O)−より選択され、ここにおいて、R12は、水素またはC1−4アルキルより選択され、そしてここにおいて、
は、1個またはそれを超えるR16で炭素上に置換されていてもよく;そしてここにおいて、いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R17より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
中のいずれのヘテロシクリル基も、1個のオキソ置換基を有していてもよく;
16が、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、メルカプト、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、N−(C1−4アルキル)アミノ、N,N−(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルカノイルアミノ、C1−4アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−4アルコキシカルボニル、シクロプロピル−X−、シクロブチル−X−、シクロペンチル−X−、シクロヘキシル−X−、フェニル−X−、ヘテロシクリル−X−(ここにおいて、該ヘテロシクリルは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニルおよびピペラジニルより選択される)、およびヘテロアリール−X10−(ここにおいて、該ヘテロアリールは、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびピラジニルより選択される)より選択され、そしてここにおいて、
16は、1個またはそれを超えるR18で炭素上に置換されていてもよく、そしてここにおいて、
いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R19より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
16中のいずれのヘテロシクリル基も、1個のオキソ置換基を有していてもよく;
17およびR19が、独立して、C1−4アルキル、C1−4アルカノイル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−4アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニルおよびベンゾイルより選択され;
18が、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、N−(C1−4アルキル)アミノおよびN,N−(C1−4アルキル)アミノより選択され;そして
、XおよびX10が、独立して、直接結合、−O−、−N(R21)−、−C(O)−および−S(O)−より選択され、ここにおいて、R21は、水素またはC1−4アルキルより選択され、そしてqは、0〜2である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項7】
が、H、C1−6アルキル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル−C1−4アルキル、シクロプロピル−C1−4アルキル、シクロブチル−C1−4アルキル、シクロペンチル−C1−4アルキル、シクロヘキシル−C1−4アルキル、アゼチジニル−C1−4アルキル、ピロリジニル−C1−4アルキル、モルホリニル−C1−4アルキル、ピペリジニル−C1−4アルキル、イミダゾリジニル−C1−4アルキル、ピペラジニル−C1−4アルキルおよびピリジニル−C1−4アルキルより選択され、ここにおいて、
は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、N−(C1−4アルキル)アミノおよびN,N−(C1−4アルキル)アミノより選択される1個またはそれを超える置換基で炭素上に置換されていてもよく、そしてここにおいて、
中のアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、イミダゾリジニル基、ピペリジニル基またはピペラジニル基のいずれの−NH−も、C1−4アルキルで置換されていてよく、そしてここにおいて、
中のいずれのアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、ピペリジニル基またはピペラジニル基も、1個のオキソ置換基を有していてよい、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項8】
Aが、CR1011であり;
10が、Hであり;そして
11が、HおよびC1−6アルキルより選択され、ここにおいて、R11は、1個またはそれを超えるR13で炭素上に置換されていてよく;
13が、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、カルボキシ、カルボキシアミノ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、N−(C1−4アルキル)アミノ、N,N−(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルカノイルアミノ、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−4アルキル)カルバモイル、C1−4アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−4アルコキシカルボニル、N−(C1−4アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−4アルキル)スルファモイル、C1−4アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジルおよびピリミジニルより選択され;そして
が、請求項6に定義の通りである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項9】
およびRが一緒に、オキソを形成する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項10】
が、クロロである、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項11】
が、ハロおよびC1−3アルキルより選択され;
が、ハロ、C1−3アルコキシおよびC1−3アルキルチオより選択され;そして
pが、1であり、そしてRが、ピリジル窒素にメタ位であり、そしてH、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4アルキルチオより選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項12】
式I中のピリジル基が、式:
【化2】

を有し、4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、4−クロロ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、4−クロロ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、4−メトキシ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、4−ブロモ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、4−ブロモ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、4−ヨード−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、4−ヨード−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、3−ブロモ−4,5,6−トリメトキシピリジン−2−イル、3−クロロ−4,5,6−トリメトキシピリジン−2−イル、3,4,5−トリメチルピリジン−2−イル、3,4,5−トリメチル−1−オキシピリジン−2−イル、3,4,5−トリメトキシピリジン−2−イル、6−クロロ−4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、6−ブロモ−4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、6−クロロ−4−メトキシ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、6−ブロモ−4−メトキシ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、6,4−ジメトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、6,4−ジメトキシ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、3−ブロモ−4,5,6−トリメトキシ−1−オキシピリジン−2−イルおよび3−クロロ−4,5,6−トリメトキシ−1−オキシピリジン−2−イルより選択される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項13】
式I中の式:
【化3】

を有する基が、式:
【化4】

を有し、ここにおいて、
【化5】

が、式I中の窒素への結合点を示す、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項14】
式I中のピリジル基が、式:
【化6】

を有し、4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、4−クロロ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、4−クロロ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、4−メトキシ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、4−ブロモ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、4−ブロモ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、4−ヨード−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、4−ヨード−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、3−ブロモ−4,5,6−トリメトキシピリジン−2−イル、3−クロロ−4,5,6−トリメトキシピリジン−2−イル、3,4,5−トリメチルピリジン−2−イル、3,4,5−トリメチル−1−オキシピリジン−2−イル、3,4,5−トリメトキシピリジン−2−イル、6−クロロ−4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、6−ブロモ−4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、6−クロロ−4−メトキシ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、6−ブロモ−4−メトキシ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、6,4−ジメトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル、6,4−ジメトキシ−3,5−ジメチル−1−オキシピリジン−2−イル、3−ブロモ−4,5,6−トリメトキシ−1−オキシピリジン−2−イルおよび3−クロロ−4,5,6−トリメトキシ−1−オキシピリジン−2−イルより選択され;
が、クロロであり;そして
およびRが一緒に、オキソを形成する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項15】
式IF
【化7】

(式中、RおよびR11は、請求項1に定義の通りである)
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項16】
11が、HおよびC1−4アルキルより選択され、ここにおいて、R11は、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、カルボキシ、カルボキシアミノ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、N−(C1−4アルキル)アミノ、N,N−(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルカノイルアミノ、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−4アルキル)カルバモイル、C1−4アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−4アルコキシカルボニル、N−(C1−4アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−4アルキル)スルファモイル、C1−4アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジルおよびピリミジニルより選択される1個またはそれを超えるR13で炭素上に置換されていてよい式IFを有する、請求項15に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項17】
が、H、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル−X−、フェニル−X−、ヘテロシクリル−X−およびヘテロアリール−X−より選択され、ここにおいて、
該ヘテロアリールは、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびピラジニルより選択され、ここにおいて、
該ヘテロシクリルは、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピロリニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、インドリニルおよびイソインドリニルより選択され、ここにおいて、
、XおよびXが、独立して、直接結合、−C(O)−および−N(R12)C(O)−より選択され、ここにおいて、R12は、水素またはC1−4アルキルより選択され、そしてここにおいて、
は、1個またはそれを超えるR16で炭素上に置換されていてもよく;そしてここにおいて、いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R17より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
中のいずれのヘテロシクリル基も、1個のオキソ置換基を有していてもよく;
16が、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、メルカプト、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、N−(C1−4アルキル)アミノ、N,N−(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルカノイルアミノ、C1−4アルキルS(O)(式中、aは、0〜2である)、C1−4アルコキシカルボニル、シクロプロピル−X−、シクロブチル−X−、シクロペンチル−X−、シクロヘキシル−X−、フェニル−X−、ヘテロシクリル−X−(ここにおいて、該ヘテロシクリルは、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニルおよびピペラジニルより選択される)、およびヘテロアリール−X10−(ここにおいて、該ヘテロアリールは、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびピラジニルより選択される)より選択され、そしてここにおいて、
16は、1個またはそれを超えるR18で炭素上に置換されていてもよく、そしてここにおいて、
いずれかの該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、−NH−部分を含有する場合、その窒素は、R19より選択される基で置換されていてもよく、そしてここにおいて、
16中のいずれのヘテロシクリル基も、1個のオキソ置換基を有していてもよく;
17およびR19が、独立して、C1−4アルキル、C1−4アルカノイル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−4アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニルおよびベンゾイルより選択され;
18が、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、N−(C1−4アルキル)アミノおよびN,N−(C1−4アルキル)アミノより選択され;そして
、XおよびX10が、独立して、直接結合、−O−、−N(R21)−、−C(O)−および−S(O)−より選択され、ここにおいて、R21は、水素またはC1−4アルキルより選択され、そしてqは、0〜2である式IFを有する、請求項15に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項18】
(7S)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7S)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−プロピル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7S)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5,7−ジメチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7S)−2−アミノ−5−エチル−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5,7−ジメチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−2−アミン;
(7R)−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−2−アミン;
8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−2−アミン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−(2−メチルプロピル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−7−ベンジル−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
{(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−7−イル}酢酸メチル;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−プロピル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−4−クロロ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5,7−ジヒドロプテリジン−6−オン;
2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−4−メチルスルファニル−5,7−ジヒドロプテリジン−6−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−(3−メトキシプロピル)−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−(3−メトキシプロピル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−(2−フェニルエチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−(2−ピペラジン−1−イルエチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−5−(2,2−ジフルオロエチル)−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−(3−メチルブチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−4−クロロ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−(3−メチルブチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−(3−メチルブチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−プロピル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−5−ベンジル−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−5−(シクロプロピルメチル)−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−5−[2−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロピル]−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−5−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−(2−モルホリン−4−イルエチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−(2−ピリジン−4−イルエチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−(2−ピリジン−3−イルエチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−(3−ピリジン−3−イルプロピル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−4−クロロ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−(2−ピリジン−3−イルエチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−プロピル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−[2−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチル]−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7−メチル−5−[2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エチル]−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−5−ベンジル−4−クロロ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−4−クロロ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−プロピル−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
2−アミノ−4−クロロ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−5−(2−フェニルエチル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン;
{(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−7−イル}酢酸;
2−{(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−7−イル}アセトアミド;
2−{(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−7−イル}−N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アセトアミド;
2−{(7R)−2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−7−イル}−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]アセトアミド;
2−アミノ−8−[(4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル]−4−メチル−5,7−ジヒドロプテリジン−6−オン
より選択される化合物;またはそのN−オキシド;またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項19】
医薬組成物であって、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式Iの化合物、または薬学的に許容しうる塩またはN−オキシドを、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物。
【請求項20】
薬剤として用いるための、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式Iの化合物、または薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項21】
癌の処置に用いるための、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式Iの化合物、または薬学的に許容しうる塩またはN−オキシド。
【請求項22】
癌の処置用の薬剤の製造における、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式Iの化合物、または薬学的に許容しうる塩またはN−オキシドの使用。
【請求項23】
HSP90によって一部分または単独で媒介される疾患の処置用の薬剤の製造における、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式Iの化合物、または薬学的に許容しうる塩またはN−オキシドの使用。
【請求項24】
同時、逐次的、または別々の追加の抗腫瘍薬と共に癌の処置に用いるための薬剤の製造における、請求項1〜18のいずれか1項に記載の式Iの化合物、または薬学的に許容しうる塩またはN−オキシドの使用。
【請求項25】
癌に苦しむヒトまたは動物の処置方法であって、該ヒトまたは動物に、治療的有効量の請求項1〜18のいずれか1項に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシドを投与することを含む方法。
【請求項26】
請求項1に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはN−オキシドを製造する方法であって、
方法(a)
Aが、CR1011であり、そしてRおよびRが一緒に、オキソを形成する式Iの化合物の製造について、式II:
【化8】

(式中、R、R、R、R、R10、R11およびpは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りであり;そしてPgは、適するカルボキシ保護基である)
を有する化合物の、適する還元剤の存在下における還元および環化;または
方法(b)
が、置換されていてよいC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ヘテロシクリル、カルボシクリルまたはヘテロアリールである式Iの化合物の製造について、RがHである式Iの化合物の、式R−OHを有するアルコールとのカップリング;または
方法(c)
およびRが双方とも水素である式Iの化合物の製造について、式I’:
【化9】

(式中、R、R、R、R、R、Aおよびpは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りである)
を有する式Iの化合物の還元;または
方法(d)
式Iの化合物中のAが、CHR11であり、そしてR11が、置換されていてよいC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、または置換されていてよい炭素連結したヘテロシクリルである式Iの化合物の製造について、式I''の化合物の脱プロトン化および式IIIの化合物でのアルキル化
【化10】

(式中、R、R、R、R、R、R11およびpは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りであり、そしてLgは、置換可能な基である);または
方法(e)
式IV:
【化11】

(式中、R、R、R、R、R、R、R、Aおよびpは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りであり、そしてLgは、置換可能な基である)
を有する化合物のアミノ化;または
方法(f)
式Iの化合物中のAが、CHR11であり、そしてR11が、カルボキシ基で置換されているC1−6アルキル基である式Iの化合物の製造について、式I''':
【化12】

(式中、R、R、R、R、Rおよびpは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りであり、そしてR28は、C1−6アルキル基である)
を有する化合物の加水分解;または
方法(g)
式Iの化合物中のAが、CHR11であり、そしてR11が、カルバモイル基、N−(C1−6アルキル)カルバモイル基またはN,N−(C1−6アルキル)カルバモイル基で置換されているC1−6アルキル基である式Iの化合物の製造について、式I'''':
【化13】

(式中、R、R、R、R、Rおよびpは、いずれの官能基も、必要ならば保護されていることを除いて、請求項1に定義の通りである)
を有する化合物(またはその適する塩)の、アンモニアまたはN−(C1−6アルキル)アミノ基またはN,N−(C1−6アルキル)アミノ基とのカップリング;そしてその後、必要ならば(いずれかの順序で)、
(i)式Iの化合物を式Iの別の化合物へと変換すること;
(ii)いずれの保護基も除去すること;そして
(iii)式Iの化合物の薬学的に許容しうる塩を形成すること
を含む方法。

【公表番号】特表2010−517989(P2010−517989A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−547752(P2009−547752)
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際出願番号】PCT/GB2008/000303
【国際公開番号】WO2008/093075
【国際公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】