Ｏリングを用いたバルブ
【課題】簡便であり且つ弁及びパッキン材としての用途を満足しまた容易に開弁操作ができる方式及び構造形式を提供する。
【解決手段】Ｏリング３を楕円形または多角形に緊張固定したＯリング３に接する内辺全周囲または一部を中空筒蓋状２としＯリング３に接するＯリング固定溝にＯリング幅より狭い貫通孔４を設け中空筒蓋状２内部圧力がＯリング３拘束力に勝る場合、貫通孔４を通じてＯリング３を伸張させ開弁し中空筒蓋状２内部圧力とＯリング３拘束力が均等した時点でＯリング３が収縮閉弁し密閉状態を保つこのようにＯリングの振幅を弁機能とし、またＯリング３に接する貫通孔４に近接したＯリング３露出部分を伸張することにより開弁操作を可能とする。
【解決手段】Ｏリング３を楕円形または多角形に緊張固定したＯリング３に接する内辺全周囲または一部を中空筒蓋状２としＯリング３に接するＯリング固定溝にＯリング幅より狭い貫通孔４を設け中空筒蓋状２内部圧力がＯリング３拘束力に勝る場合、貫通孔４を通じてＯリング３を伸張させ開弁し中空筒蓋状２内部圧力とＯリング３拘束力が均等した時点でＯリング３が収縮閉弁し密閉状態を保つこのようにＯリングの振幅を弁機能とし、またＯリング３に接する貫通孔４に近接したＯリング３露出部分を伸張することにより開弁操作を可能とする。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明はＯリングを用いた弁及びパッキン構造に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
工業・製品用パッキン材であるＯリングを本来のパッキン材としての用途以外に弁として併用するものである。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
簡便であり且つ弁及びパッキン材としての用途を満足しまた容易に開弁操作ができる方式及び構造形式。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記の目的を達成するためにこの発明に於いては次の如くする。
▲黒四角▼ 楕円形または多角形に緊張固定したＯリングは不均一な拘束力を得られ拘束力の緩和された辺が生じる。
▲黒四角▼ このＯリングの拘束力の緩和された内辺に接する全周囲または一部を中空筒蓋状とする。
▲黒四角▼ この中空筒蓋状とＯリングが接する固定溝にＯリング幅より狭い貫通孔を設け中空筒蓋状と貫通する。
▲黒四角▼ この貫通孔を通じ中空筒蓋状内部圧力がＯリング拘束力に勝る場合、拘束力の緩和されたＯリングを伸張させ開弁し中空筒蓋状内部圧力とＯリング拘束力が均等した時点でＯリングが収縮閉弁し密閉状態を保持するこのようにＯリングの振幅動作を弁機能として利用する。
▲黒四角▼ この弁機能を有したＯリングの貫通孔に近接した部分にＯリング露出部分を設けＯリング露出部分を伸張することにより開弁操作を可能とする。
【０００５】
このように前記▲黒四角▼〜▲黒四角▼に従って実施すれば、簡便な方式及び構造形式にて弁及びパッキン材としての用途を満足しまた容易に開弁操作が可能となる。
【発明の効果】
【０００６】
簡便であり且つ弁及びパッキン材としての用途を満足しまた容易に開弁操作ができる方式及び構造形式が得られる。
【実施例】
【０００７】
以下、図に示す実施例に基づき、この発明を詳細に説明する。図１に於いてＯリング３は中空筒蓋状２に楕円形に固定されＯリング３は拘束力の緩和されたＯリング３に接するＯリング固定溝にＯリング幅より狭い貫通孔４を設けている。
【０００８】
図６、図７にはこの発明に係る弁動作の動作状態を示してあり、Ｏリング３は中空筒蓋状２内部が平圧時または負圧時に於いて図６に示す状態で閉弁しパッキンとして作用している。
【０００９】
図７に示す状態でＯリング３は中空筒蓋状２内部圧力がＯリング３拘束力に勝り貫通孔４を通じてＯリング３を伸張させ開弁、または貫通孔に近接したＯリング３露出部分を伸張し開弁操作した状態であり弁として作用している。
【産業上の利用可能性】
【００１０】
この発明、Ｏリングを用いたバルブを用いて簡易的な減圧弁及び安全弁としての利用方法が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加した平面図（表面）である。
【図２】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加した平面図（裏面）である。
【図３】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＡ−Ａ断面図である。
【図４】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＢ−Ｂ断面図である。
【図５】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＣ−Ｃ断面図である。
【図６】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＣ−Ｃ断面詳細図（閉弁パッキン時）である。
【図７】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＣ−Ｃ断面詳細図（開弁時）である。
【符号の説明】
【００１２】
１ スクリューキャップ
２ 中空筒蓋状
３ Ｏリング
４ 貫通孔
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明はＯリングを用いた弁及びパッキン構造に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
工業・製品用パッキン材であるＯリングを本来のパッキン材としての用途以外に弁として併用するものである。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
簡便であり且つ弁及びパッキン材としての用途を満足しまた容易に開弁操作ができる方式及び構造形式。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記の目的を達成するためにこの発明に於いては次の如くする。
▲黒四角▼ 楕円形または多角形に緊張固定したＯリングは不均一な拘束力を得られ拘束力の緩和された辺が生じる。
▲黒四角▼ このＯリングの拘束力の緩和された内辺に接する全周囲または一部を中空筒蓋状とする。
▲黒四角▼ この中空筒蓋状とＯリングが接する固定溝にＯリング幅より狭い貫通孔を設け中空筒蓋状と貫通する。
▲黒四角▼ この貫通孔を通じ中空筒蓋状内部圧力がＯリング拘束力に勝る場合、拘束力の緩和されたＯリングを伸張させ開弁し中空筒蓋状内部圧力とＯリング拘束力が均等した時点でＯリングが収縮閉弁し密閉状態を保持するこのようにＯリングの振幅動作を弁機能として利用する。
▲黒四角▼ この弁機能を有したＯリングの貫通孔に近接した部分にＯリング露出部分を設けＯリング露出部分を伸張することにより開弁操作を可能とする。
【０００５】
このように前記▲黒四角▼〜▲黒四角▼に従って実施すれば、簡便な方式及び構造形式にて弁及びパッキン材としての用途を満足しまた容易に開弁操作が可能となる。
【発明の効果】
【０００６】
簡便であり且つ弁及びパッキン材としての用途を満足しまた容易に開弁操作ができる方式及び構造形式が得られる。
【実施例】
【０００７】
以下、図に示す実施例に基づき、この発明を詳細に説明する。図１に於いてＯリング３は中空筒蓋状２に楕円形に固定されＯリング３は拘束力の緩和されたＯリング３に接するＯリング固定溝にＯリング幅より狭い貫通孔４を設けている。
【０００８】
図６、図７にはこの発明に係る弁動作の動作状態を示してあり、Ｏリング３は中空筒蓋状２内部が平圧時または負圧時に於いて図６に示す状態で閉弁しパッキンとして作用している。
【０００９】
図７に示す状態でＯリング３は中空筒蓋状２内部圧力がＯリング３拘束力に勝り貫通孔４を通じてＯリング３を伸張させ開弁、または貫通孔に近接したＯリング３露出部分を伸張し開弁操作した状態であり弁として作用している。
【産業上の利用可能性】
【００１０】
この発明、Ｏリングを用いたバルブを用いて簡易的な減圧弁及び安全弁としての利用方法が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加した平面図（表面）である。
【図２】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加した平面図（裏面）である。
【図３】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＡ−Ａ断面図である。
【図４】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＢ−Ｂ断面図である。
【図５】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＣ−Ｃ断面図である。
【図６】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＣ−Ｃ断面詳細図（閉弁パッキン時）である。
【図７】この発明、Ｏリングを用いたバルブを容器スクリューキャップに付加したＣ−Ｃ断面詳細図（開弁時）である。
【符号の説明】
【００１２】
１ スクリューキャップ
２ 中空筒蓋状
３ Ｏリング
４ 貫通孔
【特許請求の範囲】
【請求項１】
Ｏリングに本来のパッキン機能に追加して簡便な弁機能を加えるため楕円形または多角形に緊張固定したＯリング３に於いてＯリング３に接する内辺全周囲または一部を中空筒蓋状２としＯリング３に接するＯリング固定溝にＯリング幅より狭い貫通孔４を設け中空筒蓋状２内部圧力がＯリング３拘束力に勝る場合、貫通孔４を通じてＯリング３を伸張させ開弁し中空筒蓋状２内部圧力とＯリング３拘束力が均等した時点でＯリング３が収縮閉弁し密閉状態を保つこのようにＯリングの振幅を弁機能として追加する事を特徴とするＯリングを用いたバルブ。
【請求項２】
密閉容器に請求項１のＯリングを用いたバルブを付加する事により密閉容器内が負圧で外圧により蓋が圧迫され開けにくい場合、Ｏリング３に接する貫通孔４に近接したＯリング３露出部分を伸張することにより開弁し外圧を密閉容器内に導入させ均等圧とし、容器蓋が容易に開く事を特徴とする請求項１のＯリングを用いたバルブ。
【請求項１】
Ｏリングに本来のパッキン機能に追加して簡便な弁機能を加えるため楕円形または多角形に緊張固定したＯリング３に於いてＯリング３に接する内辺全周囲または一部を中空筒蓋状２としＯリング３に接するＯリング固定溝にＯリング幅より狭い貫通孔４を設け中空筒蓋状２内部圧力がＯリング３拘束力に勝る場合、貫通孔４を通じてＯリング３を伸張させ開弁し中空筒蓋状２内部圧力とＯリング３拘束力が均等した時点でＯリング３が収縮閉弁し密閉状態を保つこのようにＯリングの振幅を弁機能として追加する事を特徴とするＯリングを用いたバルブ。
【請求項２】
密閉容器に請求項１のＯリングを用いたバルブを付加する事により密閉容器内が負圧で外圧により蓋が圧迫され開けにくい場合、Ｏリング３に接する貫通孔４に近接したＯリング３露出部分を伸張することにより開弁し外圧を密閉容器内に導入させ均等圧とし、容器蓋が容易に開く事を特徴とする請求項１のＯリングを用いたバルブ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２００６−１２５６１４（Ｐ２００６−１２５６１４Ａ）
【公開日】平成１８年５月１８日（２００６．５．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−３４３０６２（Ｐ２００４−３４３０６２）
【出願日】平成１６年１０月２７日（２００４．１０．２７）
【出願人】（５９９００３１１０）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年５月１８日（２００６．５．１８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年１０月２７日（２００４．１０．２７）
【出願人】（５９９００３１１０）
【Ｆターム（参考）】
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