Web・音声連携サービス提供システムおよび同システムにおける識別情報登録方法
【課題】 識別情報の関連付けをユーザの入力操作無しに実現することで安全上の問題を回避し、利便性の向上をはかる。
【解決手段】 パケット交換網5を介して送信される第1の識別情報(端末ID)と、音声回線網6を介して送信される第2の識別情報(電話番号)とを入力操作レスで関連付け、ユーザ登録データベース4に保存する。例えば、Webサーバ2がワンタイム識別情報を生成し、音声サーバ3が、ワンタイム識別情報のプッシュホン信号を認識し、ユーザ登録データベース4に対して、ワンタイム識別情報をキーに携帯無線端末1の電話番号を加入者識別情報に関連付けて登録することを要求する。
【解決手段】 パケット交換網5を介して送信される第1の識別情報(端末ID)と、音声回線網6を介して送信される第2の識別情報(電話番号)とを入力操作レスで関連付け、ユーザ登録データベース4に保存する。例えば、Webサーバ2がワンタイム識別情報を生成し、音声サーバ3が、ワンタイム識別情報のプッシュホン信号を認識し、ユーザ登録データベース4に対して、ワンタイム識別情報をキーに携帯無線端末1の電話番号を加入者識別情報に関連付けて登録することを要求する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、音声認識を用いて情報検索サービスを提供する用途に用いて好適な、Web・音声連携サービス提供システムおよび同システムにおける識別情報登録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯無線端末が使用できる交換網には、インターネット等に接続するパケット交換網と音声電話サービスを提供する音声回線交換網の2種類がある。
Web接続環境を持つ携帯無線端末は上記した両方の交換網にアクセスすることができ、マークアップ言語で記述されたファイルを読み込むことで、携帯無線端末の通信モードをパケット交換網の使用から音声回線交換網へ、あるいは、音声回線交換網からパケット交換網へ自動的に切り替えることができる。
【0003】
上記した技術を利用し、Web(World Wide Web)接続環境を持つ携帯無線端末から音声により検索項目や検索語を入力し、入力された音声をセンタで音声認識し、この認識結果に基づいてインターネットを介して情報検索を行い、検索結果である画像や音声情報を携帯無線端末に返送して画像や文字として表示させ、あるいは音声として出力させるWeb・音声連携サービス提供システムが知られている。例えば、特許文献1では、コンテンツ提供サイトからネットワークを介して利用可能な音声認識サイトを提供することによって、上記のWeb・音声連携サービスを実現する。
【特許文献1】特開2003−259009号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記した特許文献1に開示されたWeb・音声連携サービス提供システムも含め、携帯無線端末を識別する識別情報として、パケット交換網に接続するためには端末ID、音声回線交換網に接続するためには電話番号が用いられる。通常、両交換網は異なる装置で構成されるため、両識別情報も異なる装置で別々に管理される。
このため、従来、Webページで音声の入力を促す等、パケット交換網と音声回線交換網の連携が必要となるサービスでは、端末IDと電話番号を関連付けるために、両識別子を関連付ける必要があった。図11に、従来例におけるWebサーバと音声サーバ間の動作シーケンスの一例が示されている。
【0005】
図11に示されるように、両識別情報を関連付けるためには、利用者がWeb画面上の登録メニューページからその携帯無線端末の電話番号を入力する必要がある。従って、誤操作による入力ミスが発生する可能性があり、これを防ぐ手立てはなく安全上の問題があった。また、入力操作について利用者の負担が大きいといった利便性の面で問題があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、識別情報の関連付けをユーザの入力操作無しに実現することで安全上の問題を回避し、利便性の向上をはかった、Web・音声連携サービス提供システムおよび同システムにおける識別情報登録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するために本発明は、携帯無線端末が、パケット交換網を介してWebサーバに、音声回線網を介して音声サーバに接続される、Web・音声連携サービス提供システムであって、該パケット交換網から取得した第1の識別情報と、該音声回線網から取得した第2の識別情報とを、ワンタイム情報をキーにして関連付けて、登録データベースに登録する識別情報登録手段、を具備することを特徴とする。
【0008】
また、本発明において、前記携帯無線端末から前記第1の識別情報を取得したときに、前記登録データベースに対して、該第1の識別情報と該ワンタイム情報とを関連付けて登録することを要求する前記Webサーバ中の第1の識別情報登録要求手段と、該携帯無線端末から前記第2の識別情報を取得したときに、該登録データベースに対して、該ワンタイム情報をキーにして該第2の識別情報を該記第1の識別情報と関連付けて登録することを要求する、前記音声サーバ中の第2の識別情報登録要求手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、携帯無線端末が、パケット交換網を介してWebサーバに、音声回線網を介して音声サーバに接続される、Web・音声連携サービス提供システムにおける識別情報登録方法であって、該パケット交換網から取得した第1の識別情報と、該音声回線網から取得した第2の識別情報とを、ワンタイム情報をキーにして関連付けて、登録データベースに登録するステップと、を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明において、前記携帯無線端末から前記第1の識別情報を取得するステップと、前記登録データベースに対して、該第1の識別情報と該ワンタイム情報とを関連付けて登録することを要求するステップと、該携帯無線端末から第2の識別情報を取得して、該登録データベースに対して、該ワンタイム情報をキーにして該第2の識別情報を該記第1の識別情報と関連付けて登録することを要求するステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、識別情報登録手段が、パケット交換網を介して送信される第1の識別情報(端末ID)と、音声回線網を介して送信される第2の識別情報(電話番号)をそれぞれ自動的に取得し、関連付けてユーザ登録データベースに保存することで、ユーザは、キー入力等によって自らの識別情報を入力することが不要となり、利便性の提供が可能になる。
【0012】
さらに、ユーザの入力間違いによって誤った識別情報が登録されることが無いため、登録される情報の信頼性が向上する。また、悪意ある者が故意に他人の識別情報を入力することを防止できるため、サービスの安全性を確保できる。このことにより、Webページで音声入力を促すような連携サービスが容易に実現できる。また、登録された識別情報を利用したユーザ認証サービスにも適用可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図である。図1において、符号1は携帯無線端末であり、パケット交換網5を介してWebサーバ2に、音声回線網6を介して音声サーバ3に接続される。符号4は、端末IDと電話番号の組がテーブルとして格納されるユーザ登録DB(Data Base)である。
Webサーバ2は、端末ID取得部21と、ワンタイムID生成部22と、DBアクセス部23と、パケット交換接続部24で構成される。
端末ID取得部21は、携帯無線端末1から端末IDを取得する機能を持ち、ワンタイムID生成部22は、ワンタイムIDを生成する機能を持ち、DBアクセス部23は、ユーザ登録DB4に端末IDとワンタイムIDの登録を要求する機能を持つ。また、パケット交換接続部24は、携帯無線端末1に登録メニューページを提供する機能を持つ。
【0014】
一方、音声サーバ3は、音声回線接続部31と、電話番号取得部32と、トーン信号取得部33と、DBアクセス部34で構成される。
音声回線接続部31は、音声サーバ3を音声回線網6に接続する機能を持ち、電話番号取得部32は、携帯無線端末1の発電話番号を取得する機能を持つ。また、トーン信号取得部33は、携帯無線端末1から送出されたワンタイムIDのPB信号を認識する機能を持ち、DBアクセス部34は、ユーザ登録DB4に取得した携帯無線端末1の電話番号の登録を要求する機能を持つ。
なお、ユーザ登録DB4は、端末IDと電話番号、およびワンタイムIDが関連付けられ登録されるテーブルを備えた記憶装置であり、そのデータ構造の一例を図5に示す。
【0015】
図3は、ワンタイムIDを用いたWeb・音声連携ページの遷移を説明するために引用した図であり、図6はその動作シーケンス図を示す。
以下、図3、図6を参照しながら、図1に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
【0016】
まず、携帯無線端末1がWebサーバ2に登録メニューページを要求すると(S601)、Webサーバ2は、端末ID取得部21が携帯無線端末1の端末IDを取得し(S602)、ワンタイムID生成部22で未使用のワンタイムIDを生成する(S603)。そして、DBアクセス部23は、ユーザ登録DB4に端末ID及びワンタイムIDの登録を要求する(S604)。
ユーザ登録DB4は、Webサーバ2から端末ID及びワンタイムIDの登録要求を受けると、端末ID及びワンタイムIDを関連付けて記憶し、その結果をWebサーバ2へ応答する。
【0017】
Webサーバ2は、ユーザ登録DB4から登録結果の応答を受けると、音声サーバ3の登録受付電話番号及びワンタイムIDを含む登録メニューページのファイルを生成してそのファイルを携帯無線端末1へ送信する(S605)。
携帯無線端末1は、Webサーバ2から登録メニューページのファイルを取得すると、表示モニタに当該登録メニューページを表示する。そして、ユーザは、図3に示す登録メニューを選択操作(ボタン押下)することにより、発呼ならびにワンタイムIDの送信を行う(S606、S607)。これが、音声サーバ3の登録受付電話番号に着呼すると、音声サーバ3は、電話番号取得部32で携帯無線端末1の電話番号を取得し(S608)、音声回線接続部31により、携帯無線端末1と音声サーバ3との回線を設定する。
【0018】
音声サーバ3は、続いて携帯無線端末1が送出するワンタイムIDに係るPB信号からワンタイムIDを認識すると、携帯無線端末1の電話番号及びワンタイムIDをユーザ登録DB4へ送信して、携帯無線端末1の電話番号の登録を要求する(S610)。
ユーザ登録DB4は、音声サーバ3から携帯無線端末1の電話番号の登録要求を受けると、ワンタイムIDをキーに、携帯無線端末1の電話番号を端末IDに関連付けて記憶し、ワンタイムIDを破棄して(S611)、その結果を音声サーバ3へ通知してユーザ登録が完了する。音声サーバ3は、ユーザ登録DB4が応答した結果が正常である場合には、音声回線接続部31を制御して携帯無線端末1の回線を切断する。
【0019】
図2は、本発明の他の実施形態を示すブロック図であり、また、図8は、その動作を説明するために引用した動作シーケンス図、およびそのときのユーザ登録DB4のデータ構造の一例を示す図である。
図2において、符号1は携帯無線端末であり、パケット交換網5を介してWebサーバ2に、音声回線網6を介して音声サーバ3に接続される。符号4は、端末IDと電話番号の組がテーブルとして格納されるユーザ登録DB(Data Base)である。
ここでは、Webサーバ2は、端末ID取得部21と、DBアクセス部23と、パケット交換接続部24と、音声回線選択部25で構成される。
端末ID取得部21は、携帯無線端末1から端末IDを取得する機能を持ち、DBアクセス部23は、ユーザ登録DB4に対し端末IDと受付番号を関連付けて登録することを要求する機能を持つ。また、パケット交換接続部24は、携帯無線端末1に登録メニューページを提供する機能を持ち、電話回線選択部25は、複数の電話回線のうち関係する一つを選択する機能を持つ。
【0020】
一方、音声サーバ3は、音声回線接続部31a〜31nと、電話番号取得部32と、DBアクセス部34で構成される。
音声回線接続部31a〜31nは、携帯無線端末1から登録を受付けるための着呼を受付け、電話番号取得部32は、携帯無線端末1の電話番号を取得する機能を持ち、DBアクセス部34は、ユーザ登録DB4に携帯無線端末1の電話番号の登録を要求する機能を持つ。
【0021】
図4は、着電話番号を用いて識別情報を関連付ける場合のWeb・音声連携ページの遷移を示す図であり、図8はその動作シーケンス図を示す。
以下、図4、図8を参照しながら図2に示す本発明の他の実施形態の動作について詳細に説明する。
【0022】
まず、携帯無線端末1がWebサーバ2に登録メニューページを要求すると(S801)、Webサーバ2は、端末ID取得部21で携帯無線端末1の端末IDを取得し(S802)、DBアクセス部23を介してユーザ登録DB4に対し、端末IDを未使用の受付電話番号と関連付けて登録することを要求する(S803)。ユーザ登録DB4は、Webサーバ2から端末IDを未登録の受付け番号と関連付けて記憶する要求を受けると、端末IDを未登録の受付番号と関連付けて記憶し、その結果をWebサーバ2へ通知する。
【0023】
Webサーバ2は、ユーザ登録DB4から登録結果及び受付け番号の通知を受けると、受付番号を含む登録メニューページを携帯無線端末1へ送信する(S804)。
携帯無線端末1は、Webサーバ2から登録メニューページを取得すると、表示モニタに、図4に示される登録メニューページを表示する。ユーザが登録メニューを選択操作して音声サーバ3の受付電話番号に発呼して音声サーバ3の受付番号に着呼すると(S805)、音声サーバ3は、電話番号取得部32で携帯無線端末1の電話番号を取得し、携帯電話携帯無線端末1と音声サーバ3との回線が設定される。
【0024】
続いて、音声サーバ3は、DBアクセス部34を介して携帯無線端末1の電話番号及び受付電話番号をユーザ登録DB4へ送信して(S806)、携帯無線端末1の電話番号の登録を要求する(S807)。ユーザ登録DB4は、受付電話番号をキーに、携帯無線端末1の電話番号を端末IDに関連付けて記憶し、その結果をWebサーバ2および音声サーバ3へ応答する。
音声サーバ3は、ユーザ登録DB4が応答した結果が正常である場合には、携帯無線端末1との回線を切断する(S808)。
【0025】
なお、図7は、ユーザ登録DB4で、使用中の電話番号を管理する場合のデータ遷移を概念的に示した図であり、電話番号の一つが選択され使用を可とする例が示されている。また、上記した本発明実施形態によれば、発生させた一時的なワンタイムIDを介して両識別情報を関連付ける方法と、複数の受付番号を介して両識別情報を関連付ける方法について個別に説明したが、両者を組み合わせ、音声サーバ3の電話番号とワンタイムIDによる2段階の登録とし、よりセキュアなシステムとすることも可能である。
【0026】
本発明によれば、上記したユーザ登録を行うことにより、Web・音声の連携したサービスが可能になる。以下にWeb・音声の連携したサービスの一例として、携帯無線端末1における音声認識を用いた情報検索サービスを示す。
サービスを受ける前の事前の準備として、本発明により、ユーザ登録DB4には、端末IDと電話番号が既に登録済みであるものとする。図9(a)に、情報検索サービスのイメージが、図9(b)に、識別情報と認識結果との対応表が、図10にその動作シーケンスが示されている。ここでは、図9、図10を参照しながら音声による情報検索システムについて説明する。
【0027】
まず、ユーザがWebページにアクセスし(S101)、連携サービス開始を選択すると、Webサーバ2が音声サーバ3へのPhoneTo画面を生成して携帯無線端末1へ送信する。このPhoneTo画面を操作してユーザが発呼指示を行うことで音声サーバ3への接続が可能になる(S102)。
ここで、音声サーバ3は、ユーザの電話番号を取得する(S103)。そして、音声サーバ3は、例えば、「お探しになりたい………を言って下さい」等のガイダンスを発することで、ユーザへの発話を要求する。音声サーバ3は、ユーザの発話した内容を認識し(S104)、取得した電話番号をキーに、図示せぬ音声認識結果DBに認識結果を登録する(S105)。そして、音声回線が切断されてパケット交換網に復帰する(S106)。
【0028】
続いて、Webサーバ2は、端末IDを取得し、取得した端末IDをキーに、ユーザ登録DB4から、携帯無線端末1の電話番号を取得する。そして、取得した電話番号をキーに、先の音声認識結果DBから音声認識結果を取得し(S107)、当該認識結果を元に検索を実行し(S108)、コンテンツ表示する(S109)。
【0029】
以上説明のように本発明によれば、電話番号を自動的に取得し、それをワンタイムID(一時的な識別情報)、または、音声回線網6の電話番号を用いて、パケット交換網5の端末IDと関連付けることができる。このことにより、ユーザが自ら電話番号の入力操作を行う必要がないため、ユーザ電話番号を誤登録する、あるいは悪意のあるユーザが他人の電話番号を登録するといった問題が起きず、安全性が高いという特徴がある。さらに、一連の登録は、ワンタイムIDをPB信号で送出する仕組み等により、簡便な操作で利用が可能であり、利便性、操作性の両面で効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明実施形態に係わるワンタイムIDを用いたときのWeb・音声連携ページの遷移を説明するために引用した図である。
【図4】本発明実施形態に係わる着電話番号を用いたときのWeb・音声連携ページの遷移を説明するために引用した図である。
【図5】本発明実施形態に係わるユーザ登録DBのデータ構造の一例示す図である。
【図6】本発明の一実施形態の動作を説明するために引用した動作シーケンス図である。
【図7】本発明の他の実施形態の動作を説明するために引用した動作概念図である。
【図8】本発明の他の実施形態の動作を説明するために引用した動作シーケンス図である。
【図9】本発明を、音声認識を用いた情報検索サービスに応用した場合のWeb・音声連携ページの遷移を説明するために引用した図である。
【図10】音声認識を用いた情報検索サービスの動作シーケンスを示す図である。
【図11】従来例のWeb・音声連携システムに関しその登録動作シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
【0031】
1…携帯電話、2…Webサーバ、3…音声サーバ、4…ユーザ登録DB、5…パケット交換網、6…音声回線網
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、音声認識を用いて情報検索サービスを提供する用途に用いて好適な、Web・音声連携サービス提供システムおよび同システムにおける識別情報登録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯無線端末が使用できる交換網には、インターネット等に接続するパケット交換網と音声電話サービスを提供する音声回線交換網の2種類がある。
Web接続環境を持つ携帯無線端末は上記した両方の交換網にアクセスすることができ、マークアップ言語で記述されたファイルを読み込むことで、携帯無線端末の通信モードをパケット交換網の使用から音声回線交換網へ、あるいは、音声回線交換網からパケット交換網へ自動的に切り替えることができる。
【0003】
上記した技術を利用し、Web(World Wide Web)接続環境を持つ携帯無線端末から音声により検索項目や検索語を入力し、入力された音声をセンタで音声認識し、この認識結果に基づいてインターネットを介して情報検索を行い、検索結果である画像や音声情報を携帯無線端末に返送して画像や文字として表示させ、あるいは音声として出力させるWeb・音声連携サービス提供システムが知られている。例えば、特許文献1では、コンテンツ提供サイトからネットワークを介して利用可能な音声認識サイトを提供することによって、上記のWeb・音声連携サービスを実現する。
【特許文献1】特開2003−259009号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記した特許文献1に開示されたWeb・音声連携サービス提供システムも含め、携帯無線端末を識別する識別情報として、パケット交換網に接続するためには端末ID、音声回線交換網に接続するためには電話番号が用いられる。通常、両交換網は異なる装置で構成されるため、両識別情報も異なる装置で別々に管理される。
このため、従来、Webページで音声の入力を促す等、パケット交換網と音声回線交換網の連携が必要となるサービスでは、端末IDと電話番号を関連付けるために、両識別子を関連付ける必要があった。図11に、従来例におけるWebサーバと音声サーバ間の動作シーケンスの一例が示されている。
【0005】
図11に示されるように、両識別情報を関連付けるためには、利用者がWeb画面上の登録メニューページからその携帯無線端末の電話番号を入力する必要がある。従って、誤操作による入力ミスが発生する可能性があり、これを防ぐ手立てはなく安全上の問題があった。また、入力操作について利用者の負担が大きいといった利便性の面で問題があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、識別情報の関連付けをユーザの入力操作無しに実現することで安全上の問題を回避し、利便性の向上をはかった、Web・音声連携サービス提供システムおよび同システムにおける識別情報登録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するために本発明は、携帯無線端末が、パケット交換網を介してWebサーバに、音声回線網を介して音声サーバに接続される、Web・音声連携サービス提供システムであって、該パケット交換網から取得した第1の識別情報と、該音声回線網から取得した第2の識別情報とを、ワンタイム情報をキーにして関連付けて、登録データベースに登録する識別情報登録手段、を具備することを特徴とする。
【0008】
また、本発明において、前記携帯無線端末から前記第1の識別情報を取得したときに、前記登録データベースに対して、該第1の識別情報と該ワンタイム情報とを関連付けて登録することを要求する前記Webサーバ中の第1の識別情報登録要求手段と、該携帯無線端末から前記第2の識別情報を取得したときに、該登録データベースに対して、該ワンタイム情報をキーにして該第2の識別情報を該記第1の識別情報と関連付けて登録することを要求する、前記音声サーバ中の第2の識別情報登録要求手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、携帯無線端末が、パケット交換網を介してWebサーバに、音声回線網を介して音声サーバに接続される、Web・音声連携サービス提供システムにおける識別情報登録方法であって、該パケット交換網から取得した第1の識別情報と、該音声回線網から取得した第2の識別情報とを、ワンタイム情報をキーにして関連付けて、登録データベースに登録するステップと、を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明において、前記携帯無線端末から前記第1の識別情報を取得するステップと、前記登録データベースに対して、該第1の識別情報と該ワンタイム情報とを関連付けて登録することを要求するステップと、該携帯無線端末から第2の識別情報を取得して、該登録データベースに対して、該ワンタイム情報をキーにして該第2の識別情報を該記第1の識別情報と関連付けて登録することを要求するステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、識別情報登録手段が、パケット交換網を介して送信される第1の識別情報(端末ID)と、音声回線網を介して送信される第2の識別情報(電話番号)をそれぞれ自動的に取得し、関連付けてユーザ登録データベースに保存することで、ユーザは、キー入力等によって自らの識別情報を入力することが不要となり、利便性の提供が可能になる。
【0012】
さらに、ユーザの入力間違いによって誤った識別情報が登録されることが無いため、登録される情報の信頼性が向上する。また、悪意ある者が故意に他人の識別情報を入力することを防止できるため、サービスの安全性を確保できる。このことにより、Webページで音声入力を促すような連携サービスが容易に実現できる。また、登録された識別情報を利用したユーザ認証サービスにも適用可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図である。図1において、符号1は携帯無線端末であり、パケット交換網5を介してWebサーバ2に、音声回線網6を介して音声サーバ3に接続される。符号4は、端末IDと電話番号の組がテーブルとして格納されるユーザ登録DB(Data Base)である。
Webサーバ2は、端末ID取得部21と、ワンタイムID生成部22と、DBアクセス部23と、パケット交換接続部24で構成される。
端末ID取得部21は、携帯無線端末1から端末IDを取得する機能を持ち、ワンタイムID生成部22は、ワンタイムIDを生成する機能を持ち、DBアクセス部23は、ユーザ登録DB4に端末IDとワンタイムIDの登録を要求する機能を持つ。また、パケット交換接続部24は、携帯無線端末1に登録メニューページを提供する機能を持つ。
【0014】
一方、音声サーバ3は、音声回線接続部31と、電話番号取得部32と、トーン信号取得部33と、DBアクセス部34で構成される。
音声回線接続部31は、音声サーバ3を音声回線網6に接続する機能を持ち、電話番号取得部32は、携帯無線端末1の発電話番号を取得する機能を持つ。また、トーン信号取得部33は、携帯無線端末1から送出されたワンタイムIDのPB信号を認識する機能を持ち、DBアクセス部34は、ユーザ登録DB4に取得した携帯無線端末1の電話番号の登録を要求する機能を持つ。
なお、ユーザ登録DB4は、端末IDと電話番号、およびワンタイムIDが関連付けられ登録されるテーブルを備えた記憶装置であり、そのデータ構造の一例を図5に示す。
【0015】
図3は、ワンタイムIDを用いたWeb・音声連携ページの遷移を説明するために引用した図であり、図6はその動作シーケンス図を示す。
以下、図3、図6を参照しながら、図1に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
【0016】
まず、携帯無線端末1がWebサーバ2に登録メニューページを要求すると(S601)、Webサーバ2は、端末ID取得部21が携帯無線端末1の端末IDを取得し(S602)、ワンタイムID生成部22で未使用のワンタイムIDを生成する(S603)。そして、DBアクセス部23は、ユーザ登録DB4に端末ID及びワンタイムIDの登録を要求する(S604)。
ユーザ登録DB4は、Webサーバ2から端末ID及びワンタイムIDの登録要求を受けると、端末ID及びワンタイムIDを関連付けて記憶し、その結果をWebサーバ2へ応答する。
【0017】
Webサーバ2は、ユーザ登録DB4から登録結果の応答を受けると、音声サーバ3の登録受付電話番号及びワンタイムIDを含む登録メニューページのファイルを生成してそのファイルを携帯無線端末1へ送信する(S605)。
携帯無線端末1は、Webサーバ2から登録メニューページのファイルを取得すると、表示モニタに当該登録メニューページを表示する。そして、ユーザは、図3に示す登録メニューを選択操作(ボタン押下)することにより、発呼ならびにワンタイムIDの送信を行う(S606、S607)。これが、音声サーバ3の登録受付電話番号に着呼すると、音声サーバ3は、電話番号取得部32で携帯無線端末1の電話番号を取得し(S608)、音声回線接続部31により、携帯無線端末1と音声サーバ3との回線を設定する。
【0018】
音声サーバ3は、続いて携帯無線端末1が送出するワンタイムIDに係るPB信号からワンタイムIDを認識すると、携帯無線端末1の電話番号及びワンタイムIDをユーザ登録DB4へ送信して、携帯無線端末1の電話番号の登録を要求する(S610)。
ユーザ登録DB4は、音声サーバ3から携帯無線端末1の電話番号の登録要求を受けると、ワンタイムIDをキーに、携帯無線端末1の電話番号を端末IDに関連付けて記憶し、ワンタイムIDを破棄して(S611)、その結果を音声サーバ3へ通知してユーザ登録が完了する。音声サーバ3は、ユーザ登録DB4が応答した結果が正常である場合には、音声回線接続部31を制御して携帯無線端末1の回線を切断する。
【0019】
図2は、本発明の他の実施形態を示すブロック図であり、また、図8は、その動作を説明するために引用した動作シーケンス図、およびそのときのユーザ登録DB4のデータ構造の一例を示す図である。
図2において、符号1は携帯無線端末であり、パケット交換網5を介してWebサーバ2に、音声回線網6を介して音声サーバ3に接続される。符号4は、端末IDと電話番号の組がテーブルとして格納されるユーザ登録DB(Data Base)である。
ここでは、Webサーバ2は、端末ID取得部21と、DBアクセス部23と、パケット交換接続部24と、音声回線選択部25で構成される。
端末ID取得部21は、携帯無線端末1から端末IDを取得する機能を持ち、DBアクセス部23は、ユーザ登録DB4に対し端末IDと受付番号を関連付けて登録することを要求する機能を持つ。また、パケット交換接続部24は、携帯無線端末1に登録メニューページを提供する機能を持ち、電話回線選択部25は、複数の電話回線のうち関係する一つを選択する機能を持つ。
【0020】
一方、音声サーバ3は、音声回線接続部31a〜31nと、電話番号取得部32と、DBアクセス部34で構成される。
音声回線接続部31a〜31nは、携帯無線端末1から登録を受付けるための着呼を受付け、電話番号取得部32は、携帯無線端末1の電話番号を取得する機能を持ち、DBアクセス部34は、ユーザ登録DB4に携帯無線端末1の電話番号の登録を要求する機能を持つ。
【0021】
図4は、着電話番号を用いて識別情報を関連付ける場合のWeb・音声連携ページの遷移を示す図であり、図8はその動作シーケンス図を示す。
以下、図4、図8を参照しながら図2に示す本発明の他の実施形態の動作について詳細に説明する。
【0022】
まず、携帯無線端末1がWebサーバ2に登録メニューページを要求すると(S801)、Webサーバ2は、端末ID取得部21で携帯無線端末1の端末IDを取得し(S802)、DBアクセス部23を介してユーザ登録DB4に対し、端末IDを未使用の受付電話番号と関連付けて登録することを要求する(S803)。ユーザ登録DB4は、Webサーバ2から端末IDを未登録の受付け番号と関連付けて記憶する要求を受けると、端末IDを未登録の受付番号と関連付けて記憶し、その結果をWebサーバ2へ通知する。
【0023】
Webサーバ2は、ユーザ登録DB4から登録結果及び受付け番号の通知を受けると、受付番号を含む登録メニューページを携帯無線端末1へ送信する(S804)。
携帯無線端末1は、Webサーバ2から登録メニューページを取得すると、表示モニタに、図4に示される登録メニューページを表示する。ユーザが登録メニューを選択操作して音声サーバ3の受付電話番号に発呼して音声サーバ3の受付番号に着呼すると(S805)、音声サーバ3は、電話番号取得部32で携帯無線端末1の電話番号を取得し、携帯電話携帯無線端末1と音声サーバ3との回線が設定される。
【0024】
続いて、音声サーバ3は、DBアクセス部34を介して携帯無線端末1の電話番号及び受付電話番号をユーザ登録DB4へ送信して(S806)、携帯無線端末1の電話番号の登録を要求する(S807)。ユーザ登録DB4は、受付電話番号をキーに、携帯無線端末1の電話番号を端末IDに関連付けて記憶し、その結果をWebサーバ2および音声サーバ3へ応答する。
音声サーバ3は、ユーザ登録DB4が応答した結果が正常である場合には、携帯無線端末1との回線を切断する(S808)。
【0025】
なお、図7は、ユーザ登録DB4で、使用中の電話番号を管理する場合のデータ遷移を概念的に示した図であり、電話番号の一つが選択され使用を可とする例が示されている。また、上記した本発明実施形態によれば、発生させた一時的なワンタイムIDを介して両識別情報を関連付ける方法と、複数の受付番号を介して両識別情報を関連付ける方法について個別に説明したが、両者を組み合わせ、音声サーバ3の電話番号とワンタイムIDによる2段階の登録とし、よりセキュアなシステムとすることも可能である。
【0026】
本発明によれば、上記したユーザ登録を行うことにより、Web・音声の連携したサービスが可能になる。以下にWeb・音声の連携したサービスの一例として、携帯無線端末1における音声認識を用いた情報検索サービスを示す。
サービスを受ける前の事前の準備として、本発明により、ユーザ登録DB4には、端末IDと電話番号が既に登録済みであるものとする。図9(a)に、情報検索サービスのイメージが、図9(b)に、識別情報と認識結果との対応表が、図10にその動作シーケンスが示されている。ここでは、図9、図10を参照しながら音声による情報検索システムについて説明する。
【0027】
まず、ユーザがWebページにアクセスし(S101)、連携サービス開始を選択すると、Webサーバ2が音声サーバ3へのPhoneTo画面を生成して携帯無線端末1へ送信する。このPhoneTo画面を操作してユーザが発呼指示を行うことで音声サーバ3への接続が可能になる(S102)。
ここで、音声サーバ3は、ユーザの電話番号を取得する(S103)。そして、音声サーバ3は、例えば、「お探しになりたい………を言って下さい」等のガイダンスを発することで、ユーザへの発話を要求する。音声サーバ3は、ユーザの発話した内容を認識し(S104)、取得した電話番号をキーに、図示せぬ音声認識結果DBに認識結果を登録する(S105)。そして、音声回線が切断されてパケット交換網に復帰する(S106)。
【0028】
続いて、Webサーバ2は、端末IDを取得し、取得した端末IDをキーに、ユーザ登録DB4から、携帯無線端末1の電話番号を取得する。そして、取得した電話番号をキーに、先の音声認識結果DBから音声認識結果を取得し(S107)、当該認識結果を元に検索を実行し(S108)、コンテンツ表示する(S109)。
【0029】
以上説明のように本発明によれば、電話番号を自動的に取得し、それをワンタイムID(一時的な識別情報)、または、音声回線網6の電話番号を用いて、パケット交換網5の端末IDと関連付けることができる。このことにより、ユーザが自ら電話番号の入力操作を行う必要がないため、ユーザ電話番号を誤登録する、あるいは悪意のあるユーザが他人の電話番号を登録するといった問題が起きず、安全性が高いという特徴がある。さらに、一連の登録は、ワンタイムIDをPB信号で送出する仕組み等により、簡便な操作で利用が可能であり、利便性、操作性の両面で効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明実施形態に係わるワンタイムIDを用いたときのWeb・音声連携ページの遷移を説明するために引用した図である。
【図4】本発明実施形態に係わる着電話番号を用いたときのWeb・音声連携ページの遷移を説明するために引用した図である。
【図5】本発明実施形態に係わるユーザ登録DBのデータ構造の一例示す図である。
【図6】本発明の一実施形態の動作を説明するために引用した動作シーケンス図である。
【図7】本発明の他の実施形態の動作を説明するために引用した動作概念図である。
【図8】本発明の他の実施形態の動作を説明するために引用した動作シーケンス図である。
【図9】本発明を、音声認識を用いた情報検索サービスに応用した場合のWeb・音声連携ページの遷移を説明するために引用した図である。
【図10】音声認識を用いた情報検索サービスの動作シーケンスを示す図である。
【図11】従来例のWeb・音声連携システムに関しその登録動作シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
【0031】
1…携帯電話、2…Webサーバ、3…音声サーバ、4…ユーザ登録DB、5…パケット交換網、6…音声回線網
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯無線端末が、パケット交換網を介してWebサーバに、音声回線網を介して音声サーバに接続される、Web・音声連携サービス提供システムであって、該パケット交換網から取得した第1の識別情報と、該音声回線網から取得した第2の識別情報とを、ワンタイム情報をキーにして関連付けて、登録データベースに登録する識別情報登録手段、を具備することを特徴とするWeb・音声連携サービス提供システム。
【請求項2】
前記携帯無線端末から前記第1の識別情報を取得したときに、前記登録データベースに対して、該第1の識別情報と該ワンタイム情報とを関連付けて登録することを要求する前記Webサーバ中の第1の識別情報登録要求手段と、該携帯無線端末から前記第2の識別情報を取得したときに、該登録データベースに対して、該ワンタイム情報をキーにして該第2の識別情報を該記第1の識別情報と関連付けて登録することを要求する、前記音声サーバ中の第2の識別情報登録要求手段と、を具備することを特徴とする請求項1に記載のWeb・音声連携サービス提供システム。
【請求項3】
携帯無線端末が、パケット交換網を介してWebサーバに、音声回線網を介して音声サーバに接続される、Web・音声連携サービス提供システムにおける識別情報登録方法であって、
該パケット交換網から取得した第1の識別情報と、該音声回線網から取得した第2の識別情報とを、ワンタイム情報をキーにして関連付けて、登録データベースに登録するステップと、を有することを特徴とするWeb・音声連携サービス提供システムにおける識別情報登録方法。
【請求項4】
前記携帯無線端末から前記第1の識別情報を取得するステップと、前記登録データベースに対して、該第1の識別情報と該ワンタイム情報とを関連付けて登録することを要求するステップと、該携帯無線端末から第2の識別情報を取得して、該登録データベースに対して、該ワンタイム情報をキーにして該第2の識別情報を該記第1の識別情報と関連付けて登録することを要求するステップと、を有することを特徴とする請求項3に記載のWeb・音声連携サービス提供システムにおける識別情報登録方法。
【請求項1】
携帯無線端末が、パケット交換網を介してWebサーバに、音声回線網を介して音声サーバに接続される、Web・音声連携サービス提供システムであって、該パケット交換網から取得した第1の識別情報と、該音声回線網から取得した第2の識別情報とを、ワンタイム情報をキーにして関連付けて、登録データベースに登録する識別情報登録手段、を具備することを特徴とするWeb・音声連携サービス提供システム。
【請求項2】
前記携帯無線端末から前記第1の識別情報を取得したときに、前記登録データベースに対して、該第1の識別情報と該ワンタイム情報とを関連付けて登録することを要求する前記Webサーバ中の第1の識別情報登録要求手段と、該携帯無線端末から前記第2の識別情報を取得したときに、該登録データベースに対して、該ワンタイム情報をキーにして該第2の識別情報を該記第1の識別情報と関連付けて登録することを要求する、前記音声サーバ中の第2の識別情報登録要求手段と、を具備することを特徴とする請求項1に記載のWeb・音声連携サービス提供システム。
【請求項3】
携帯無線端末が、パケット交換網を介してWebサーバに、音声回線網を介して音声サーバに接続される、Web・音声連携サービス提供システムにおける識別情報登録方法であって、
該パケット交換網から取得した第1の識別情報と、該音声回線網から取得した第2の識別情報とを、ワンタイム情報をキーにして関連付けて、登録データベースに登録するステップと、を有することを特徴とするWeb・音声連携サービス提供システムにおける識別情報登録方法。
【請求項4】
前記携帯無線端末から前記第1の識別情報を取得するステップと、前記登録データベースに対して、該第1の識別情報と該ワンタイム情報とを関連付けて登録することを要求するステップと、該携帯無線端末から第2の識別情報を取得して、該登録データベースに対して、該ワンタイム情報をキーにして該第2の識別情報を該記第1の識別情報と関連付けて登録することを要求するステップと、を有することを特徴とする請求項3に記載のWeb・音声連携サービス提供システムにおける識別情報登録方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2006−74618(P2006−74618A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−257563(P2004−257563)
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】
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