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Fターム[3J057DC01]の内容

Fターム[3J057DC01]に分類される特許

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【課題】簡単な構成で、摩擦係合部を押圧するピストン部材が軸方向に対して傾くことを防止できるクラッチ構造を提供する。
【解決手段】軸方向に移動することで摩擦係合部(23)を押圧するピストン部材(33)には、リターンスプリング(35)の付勢により摩擦係合部(23)から最も離間した位置でピストンハウジング(31)に接地する接地部(39)が設けられており、この接地部(39)は、ピストン部材(33)の外径端(33a)におけるピストン室(32)側の面(33d)に配置されている。また、リターンスプリング(35)は、ピストン部材(33)の外径端(33a)におけるピストン室(32)と反対側の面(33c)に設けた当接部(36)に当接しており、該当接部(36)を軸方向に押圧するように設置されている。これらによって、ピストン部材(33)が軸方向に対して傾くことを防止できる。 (もっと読む)


【課題】リターンスプリングがスプリングリテーナから外れ難いスプリングユニットを提
供する。
【解決手段】リテーナ62の複数の凸部のうち少なくとも一つの凸部は、スプリング7の
内径部が係止される少なくとも二つの係止突部611、612を高さ方向に間隔を隔てて
に有する係止接触部をスプリング7の内径部が位置する方向に間隔を隔てて少なくとも二
つ有する装着係止突部61である。スプリング7は常に2個以上の係止突部611、61
2で係止されている。このためスプリング7の締め代がこれら2個以上の係止突部611
、612で常に維持される。このためスプリング7が装着係止凸部61より抜け出るのが
効果的に抑制される。 (もっと読む)


【課題】クラッチ装置の接続または遮断にあたり、回転に起因する遠心油圧の影響を軽減させてクラッチ装置の制御応答性を高めることができる車両用駆動システム。
【解決手段】車両用駆動システムは、変速機と、第1クラッチ部23および第2クラッチ部24を係合させてエンジンの駆動力を変速機に伝達させる接続状態と遮断状態とに切換可能なクラッチ装置2と、クラッチ装置2の接続状態および遮断状態を切り換えるクラッチ作動機構3とを有する。クラッチ作動機構3は、クラッチドラム22と、クラッチ装置2を接続状態にさせる接続用駆動力を発生させるバネ室38と、クラッチ装置2を遮断状態にさせる遮断用駆動力を発生させる加圧室34とに仕切るピストン32と、バネ室38や加圧室34に油を供給させる制御弁70と、クラッチ装置2を接続させる方向に付勢力を発生させる付勢部材33と、バネ室38の油をバネ室38の外に排出させる孔250とを備える。 (もっと読む)


【課題】摩擦係合装置の冷却性能を高く維持することができる発進装置の実現。
【解決手段】内燃機関に駆動連結される入力部材Iと車輪に駆動連結される出力部材Mとの間の駆動力の伝達及び遮断を切替可能に設けられる摩擦係合装置CLを備えた発進装置SM。摩擦係合装置CLは、一対の摩擦部材31と、押圧部材41と、リターンスプリング49と、保持部材47と、を有し、摩擦係合装置CLを収容するハウジングCH内に所定圧以上の油が満たされており、ハウジングCH内における軸方向で保持部材47と押圧部材41との間の空間V2の径方向内側端部に油を供給する油供給部65bを備え、摩擦係合装置CLの解放状態で、油供給部65bが、径方向に見て押圧部材41及び保持部材47とは重複しない位置に設けられている。 (もっと読む)


【課題】油圧クラッチ装置において、キャンセラープレートを正しく組み付けできるようにする。
【解決手段】制御油圧室の油圧増大に応じて第1及び第2の摩擦板を加圧する側に移動するクラッチピストンと、クラッチピストンとの間に制御油圧室を形成するピストンガイド92と、クラッチピストンの制御油圧室と反対側に油圧キャンセラー室を形成するキャンセラープレート93とを設け、キャンセラープレート93に設けた凸部133と、ピストンガイド92に設けられ凸部133と係合する第1の切り欠き部122Aとを係合して組み付けると共に、ピストンガイド92の切り欠き部122に、キャンセラープレート93の凸部133が係合しない第2の切り欠き部122Bを設けた油圧クラッチ装置において、ピストンガイド92の第2の切り欠き部122Bに、軸方向に突出する複数の突出部125を設けた。 (もっと読む)


【課題】 コイル状のリターンスプリングを支持するスプリングリテーナをピストンガイドにバヨネット結合する際に、リターンスプリングの倒れを防止する。
【解決手段】 切欠き20bおよび突起22bよりなるバヨネット結合部25でピストンガイド17の円筒部22にスプリングリテーナ20を結合するとき、スプリングリテーナ20がリターンスプリング19を圧縮しながら軸線L方向に移動して切欠き20bを突起22bが通過した後に、スプリングリテーナ20が軸線Lまわりに回転してピストンガイド17の円筒部22に係止される。このとき、治具Jによってスプリングリテーナ20に設けた第1凹凸係合部20dとピストン16に設けた第2凹凸係合部16eとが一定の位相関係を保つので、ピストン16に対してスプリングリテーナ20が相対回転してリターンスプリング19が円周方向に倒れるのを防止し、スプリングリテーナ20の組付け作業を容易かつ確実に行うことができる。 (もっと読む)


【課題】スナップリングの外れを防止することが可能なスナップリングの嵌合構造を提供する。
【解決手段】スナップリングの嵌合構造1は、ドラム10のスナップリング溝20,30に嵌り合うスナップリング40と、スナップリング40により、スプライン部13の延びる方向に沿ったスライドが規制されるプレート部材50とを備える。隣り合うスナップリング溝20,30の位置は互いにオフセットして設けられている。 (もっと読む)


【課題】クラッチシリンダ内のクラッチ本体部が遠心油圧キャンセラの外周側にある場合でも、加圧室とキャンセル油圧室の遠心油圧の差を可及的に小さくして、クラッチピストンの動作の円滑性を確保する。
【解決手段】クラッチピストン2から見て加圧室Aと反対側に配置されると共に遠心油圧キャンセラ3とを備え、クラッチピストン2によって接続又は遮断されるクラッチ本体部5が遠心油圧キャンセラ3の外周側に位置するものにおいて、クラッチピストン2が、ピストン本体21と、クラッチ本体部5の内周に配置されると共にピストン本体21に密接された環状の仕切り板24を備え、遠心油圧キャンセラ3の外径部に設けられたシール部材32が、仕切り板24の内周面に軸方向摺動可能に密接されることにより、クラッチピストン2と遠心油圧キャンセラ3の間に仕切り板24の内周面を外径とするキャンセル油圧室Bが画成される。 (もっと読む)


【課題】油圧室に一端を臨ませるピストンを付勢する付勢手段をそれぞれ備えるとともに単一の油圧クラッチアウタを共通に備える複数の油圧クラッチが、各油圧室に作用する油圧の独立制御に応じた断・接作動を可能として各ピストンの作動方向と同一方向に延びる軸線を有する出力軸の軸線方向に並設されて成る多重クラッチ装置において、出力軸の半径方向でのコンパクト化を図る。
【解決手段】各油圧クラッチ30A,31Aの付勢手段38,48が、出力軸20,21を囲繞しつつ該出力軸20,21の軸線方向に並んで配置される。 (もっと読む)


【課題】簡単な構成でスナップリングの外れを防止することが可能な構成を提供する。
【解決手段】ケーシングは、摩擦プレートと、バッキングプレート6と、シール部材で油を密閉し油圧を軸力に変換するピストンと、これらを収納するケーシング1と、ケーシング1の内周面に形成されたリング溝3と、リング溝3に装着されるスナップリング2と、リング溝部のうち溝がない切欠部12と、切欠部の壁面11について、壁面11の半径方向傾斜角度が摩擦角度以下である。 (もっと読む)


【課題】リターンスプリングにウエーブスプリングを用いたクラッチにおいて、座屈を生じさせないで、安定した変速性能が得られるようにする。
【解決手段】ピストン20とスプリングリテーナ30の間にリターンスプリング15を配置する。ピストンはスプリングリテーナに向かう複数の突起25を周方向に有し、スプリングリテーナは筒部32を備えて先端に突起に対応する切欠き35を有する。突起が切欠き内に進入することにより筒部と突起が軸方向にそって連続して、リターンスプリングが間隙sへ落ち込むのを規制するので、圧縮の際に径方向にズレたリターンスプリングが筒部と突起に挟まれてクラッチの締結解放機能を損ずる事態が確実に回避されるとともに、切欠きと突起の係合によってピストンとスプリングリテーナ間の相対回転も抑えられるので、リターンスプリングは波の山同士のズレが助長されることなく、座屈が防止される。 (もっと読む)


【課題】リターンスプリングにウェーブスプリングを用いた自動変速機のピストン機構において、ウェーブスプリングの座屈を生じさせないようにする。
【解決手段】摩擦締結要素7を押圧するためのリング状のピストン20と、ピストン20に対する固定側部材である変速機ケース1に係止されピストン20に対向するスプリングリテーナ30と、ピストン20とスプリングリテーナ30との間に介装され波型に成形した1枚の板バネを螺旋状に巻回して形成された環状のウェーブスプリング15からなるリターンスプリングとを備えた自動変速機のピストン機構において、ウェーブスプリング15とピストン20との間に、ウェーブスプリング15とピストン20が直接接触した場合の摩擦係数よりも摩擦係数の小さいワッシャ17を介在させて、ウェーブスプリング15のピストン20側の一端が自由端となるようにした。 (もっと読む)


【課題】製造コストを低減することができる車両用自動変速機の摩擦係合装置を提供する。
【解決手段】環状のストッパ部材76は、周方向において分割された少なくとも2つの円弧状部材78から構成され、その環状のストッパ部材76の内周側に嵌め入れられた環状突部82aを有する環状の保持部材82によってその円弧状部材78の周方向溝54a内から軸心C側への移動が阻止されていることから、ストッパ部材76が従来のように穴用スナップリング88から成る場合と比較して同じ板材から打抜加工により製作可能な個数が増えて材料の歩留まりが小さくなり、また、その環状のストッパ部材76を組付ける際に弾性変形させる必要がなくなって組付管理レベルを落とすことができ、組付け精度確認が不要とされて1台あたりの組付けにかかる時間が短縮され且つ設備コストを低くできるので、製造コストを低減することができる。 (もっと読む)


【課題】 自動変速機用クラッチの製造を容易にする。
【解決手段】 ドラムと、ドラム内に軸方向に移動可能に収納されたピストン14と、ピストン14に設けられたシリンダ部14aに嵌合されてピストン14との間に遠心バランス室を形成するシールプレート16と、シールプレート16とピストン14との間に配設されたリターンスプリング15とを有し、シールプレート16の外周にシリンダ部14a内周面に密接して遠心バランス室を油密にするリップシール17が装着されている自動変速機用クラッチの製造方法であって、ドラムにピストン14とリターンスプリング15とを組み込んだ状態で、リターンスプリング15を所定量圧縮させ、その状態で該リターンスプリング15を係止部材J1aにより保持した状態で、リップシール17をシリンダ部14a内周面に摺接させながらシールプレート16を該シリンダ部14a内に組み込む。 (もっと読む)


【課題】リターンスプリングの密着高さが高くなるのを防止してクラッチの寿命を長くすることができる油圧式クラッチレリーズ装置を提供すること。
【解決手段】内側ハウジング1と、外側ハウジング2と、内側ハウジング1と外側ハウジング2の間のシリンダ室4と、シリンダ室4内にて軸方向へ摺動可能に収容された環状ピストン6、7と、環状ピストン6、7の摺動に伴って移動可能なレリーズベアリング5と、外側ハウジング2とレリーズベアリング5との間に配置されるとともにレリーズベアリング5を付勢するリターンスプリング9と、を備え、リターンスプリング9の外側ハウジング2側の端部の座面となる部分に、リターンスプリング9の外側ハウジング2側の端部を外周側にずれないようにする外周位置決め部11cと、外周位置決め部11cの頂部に乗り上げたリターンスプリング9を内周側にガイドするガイド部11dと、を有する。 (もっと読む)


【課題】摩擦機構のピストンに復元力を付与する弾性部材の位置をスプリングリテーナの形状を利用してより容易に変速機ケースの軸中心と一致できるようにする自動変速機の摩擦機構を提供する。
【解決手段】変速機ケース1の内周面に設けられるスプリングリテーナ17と、前記スプリングリテーナ17の収容面に設けられるウェーブコイルスプリング15、前記変速機ケース1の内部に設けられるセンターサポート7、前記センターサポート7に形成された圧力室7aに設けられ、前記ウェーブコイルスプリング15と接触して弾性力が付与されるピストン9、および前記変速機ケース1の内周面にスプライン結合され、前記ピストン9によって加圧される複数のプレート5を備えた自動変速機の摩擦機構であって、前記スプリングリテーナ17は、前記変速機ケース1の軸中心に対し前記ウェーブコイルスプリング15の軸中心を一致させるための突出顎17bを形成する。 (もっと読む)


【課題】既知のクラッチ装置を、製造の費用が下がり、より小型であるのが特徴となるようにする。
【解決手段】圧力ピストン1はハウジング5、15.1内で滑動するように案内されており、ハウジング5、15.1と圧力ピストン1は、圧力室11を取り囲み、圧力室は、前記圧力を発生させるために加圧媒体24によって加圧できるようになっており、更に、バランスピストン2が、圧力ピストン上に反対方向圧力を発生させるために設けられており、バランスピストンは、クラッチ4が圧力ピストンの滑動方向に動かされるとき、ハウジングに対し基本的に動かないように保持され、ハウジング及び圧力ピストンと共に、反対方向の圧力を発生させるため反対方向加圧媒体によって加圧することのできるバランス室を取り囲み、掛け止め機構28.1、29.1、30.1、31.1で、バランスピストン2を動かないように保持する。 (もっと読む)


【課題】クッションプレートの爪部によるケースのスプライン溝周辺の磨耗が抑制された摩擦係合装置および該装置を備えた動力伝達装置を提供する。
【解決手段】摩擦係合装置は、摩擦板10と摩擦板20とを摩擦係合させる摩擦係合装置である。上記摩擦係合装置は、摩擦板10を支持するギヤケース500と、ギヤケース500に対して相対回転可能であり、摩擦板20を支持するハブ800と、ギヤケース500に形成されたスプライン溝に嵌合する爪部を有し、該爪部を介してギヤケース500に支持されるクッションプレート30と、クッションプレート30と摩擦板10との間に介装される樹脂板50とを備える。そして、樹脂板50のクッションプレート30に対するすべり摩擦係数、および、樹脂板50の摩擦板10に対するすべり摩擦係数は、クッションプレート30と摩擦板10との間のすべり摩擦係数よりも大きい。 (もっと読む)


【課題】組立作業が困難になるのを抑制することが可能な油圧クラッチを提供する。
【解決手段】この油圧クラッチ100は、クラッチ機構部30の接続状態および切断状態を切り替えるプッシュロッド47と、プッシュロッド47を駆動するピストン51と、ピストン51が収納されるシリンダ部材48と、プッシュロッド47を介してシリンダ部材48側にオイルが漏れるのを抑制するためのオイルシール53と、オイルシール53とシリンダ部材48との間に配置される押圧プレート54とを備え、シリンダ部材48と押圧プレート54との少なくとも一方に、シリンダ部材48と押圧プレート54とを係合させるための爪部54dが設けられている。 (もっと読む)


【課題】リターンスプリングの配置穴を設ける摩擦係合用ピストンの耐久性を向上させ、スプリングシートについては他の部材との干渉を回避して配置できるようにする。
【解決手段】ピストン22はカウンタドリブンギヤとの干渉回避のために欠如部36aが存在する部分切除領域Dを設けている。この部分切除領域Dの内で隣接領域X1,X2及び中央領域Yから配置穴50を外すことにより、部分切除領域Dの基部34が配置穴50により薄肉となってもピストン22のクラック防止効果を高めピストン22の耐久性を向上できる。スプリングシートにてもピストン22の部分切除領域Dに対向する領域以外の領域には折り曲げ部を形成している。このためスプリングシート全体の剛性を維持でき、自身の欠如部の存在によりカウンタドリブンギヤとの干渉防止を確実にし、ピストン22と組み合わせても軸方向でのサイズを小さくして自動変速機の小型化・軽量化に貢献できる。 (もっと読む)


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