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Fターム[5G321CA36]の内容

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Fターム[5G321CA36]に分類される特許

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【課題】超電導特性を向上でき、容易に量産でき、強度を高くでき、かつ、軽量化できるNbSn超電導線材を得る。
【解決手段】前駆体1(NbSn超電導線材製造用前駆体)は、NbSn超電導線材の製造に用いられる。前駆体1は、純NbまたはNb基合金からなる複数本のNb基フィラメント5がブロンズマトリックス部4(Cu−Sn基合金)中に配置された超電導マトリックス部2と、超電導マトリックス部2の外周に配置された拡散障壁層6と、拡散障壁層6の外周に配置された安定化銅層7と、超電導マトリックス部2内に配置された補強部材8とを備える。補強部材8は、純TiまたはTi基合金からなる。また、補強部材8の外周とブロンズマトリックス部4とが直接接触する。 (もっと読む)


【課題】 超電導素線を撚り合わせて大容量化しても低交流損失を実現し、かつ、製造安定性を有する超電導撚線用素線、これを撚り合わせた超電導撚線、及び超電導撚線用素線の製造方法を提供すること。
【解決手段】 超電導フィラメントを含む複数本の超電導一次素線と、前記複数本の超電導一次素線の外周であって、周方向に連続的に配置された、高抵抗金属材により表面が被覆された低抵抗金属線を含む複数本の金属複合バリア線を具備することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】NbAl超電導線材開発において従来問題とされていたTaに起因する伸線加工性の問題を解決し、かつ極低温環境下で誘発されるフィラメントの磁気的結合を抑制できる新しいNbAl多芯線断面構造を提供する。
【解決手段】NbAl多芯超伝導線材において、中心コアに近いフィラメント領域に、延性の高いNbバリアフィラメントを集中配置し、外周部に磁気的結合抑制材であるTaバリアのフィラメントとNbバリアフィラメントを分散配置することで、優れた伸線加工性を有し、かつ極低温環境下で誘発されるフィラメントの磁気的結合を抑制できる新しいNbAl多芯線断面構造。 (もっと読む)


【課題】優れた臨界電流と交流損失及び磁気安定性を兼備するNbSn超電導線材の前駆体、NbSn超電導線材の前駆体の製造方法、NbSn超電導線材、及び超電導マグネットシステムを提供する。
【解決手段】本発明に係るNbSn超電導線材の前駆体は、内部拡散法によって製造するNbSn線材の前駆体であって、Cu基マトリックスが被覆された複数のNb基芯とCu基マトリックスが被覆された複数のSn基芯が、筒状のTaあるいはNbの拡散バリア内部に規則的に配置された前駆体において、前記Nb基芯を囲むCu基被覆の面積比が異なるNb基単芯線が2種以上配置されている。 (もっと読む)


【課題】障害を最小限にして回復機能を改善する。
【解決手段】電流を制限する細長い複合材であって、少なくとも1つの酸化物超伝導部材、及び前記少なくとも1つの酸化物超伝導部材を実質的に囲む少なくとも1つの第2の導電部材から成り、前記複合材が約0.05〜0.5V/cmの範囲の電場を障害電流を制限する事象の間に示し、障害電流を制限する事象は動作電流の約3〜10倍を前記複合材を通過させることから成り、前記動作電流が少なくとも1つの酸化物超伝導部材の臨界温度より低い選択された動作温度において前記酸化物超伝導体の臨界電流以下及び前記酸化物超伝導体の臨界電流の2分の1以上であるように選択されることを特徴とする複合材。 (もっと読む)


超電導接続(10)はそれぞれ常電導材料からなるマトリックス内に埋め込まれた少なくとも1つの超電導材料からなる導体心線(13,23)を有する2つの超電導体(12、22)の端部片(12a、22a)の接触に用いられる。接続範囲ではスリーブ(6)またはブッシュ(9)内で端部片(12a、22a)の導体心線(13,23)は少なくとも部分的にマトリックス材料から剥離されて配置され、付加的に超電導接触材料(7)として二ホウ化マグネシウム(MgB2)材料が少なくとも導体心線(13,23)間の部分範囲に設けられる。接続(10)の製造のためこのように充填されたスリーブまたはブッシュ(6)の断面が縮小される。 (もっと読む)


【課題】4.2K,2T以下の低磁場領域で使用することが可能な超電導線,接続部構造及び接続方法を提供すること、及び超電導線を使用した、信頼性の高い装置を提供することにある。
【解決手段】本願発明の超電導線材は、超電導金属フィラメントを有し、常電導体の金属マトリックス内に超電導金属フィラメントが複数本埋め込まれており、かつ各超電導フィラメントに250℃〜500℃においてSnと反応しない金属よりなるバリア層を用いることを特徴とする。バリア層は、Ta,Moまたはこれらの合金がよく、バリア層の厚さとしては、0.01μm〜1μmであることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】高銅比の下、フィラメント径が20μm 以下でありながら、健全性に優れたNbTi系超電導線材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のNbTi系超電導線材は、銅マトリクスに多数のNbTi合金フィラメントが埋設されたものである。その銅比(銅マトリクスの横断面積/全てのNbTi合金フィラメントの総横断面積)が10〜30、前記NbTi合金フィラメント径が3〜20μm であり、線材の横断面において全てのフィラメントを内側に含み、かつ半径が最小の外接円に囲まれたフィラメント集合部が線材の横断面中心を中心として0.4D(D:線材直径)を直径とする基準円の領域内に同心状に配置される。前記フィラメント集合部は銅比を0.9〜1.3程度とするのがよい。 (もっと読む)


【課題】高n値を確保することができる太径のNbTi系合金フィラメントを備えたもので、しかも高いJcを有するNbTi系超電導線材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】NbTi系超電導線材は、銅マトリクス中に複数のNbTi合金フィラメントが埋設されたものである。その銅比(銅マトリクスの横断面積/全てのNbTi合金フィラメントの総断面積)は0.7〜3.5であり、前記NbTi合金フィラメントの平均直径dは100〜150μmである。さらに、前記NbTi合金フィラメントの横断面における層状のα−Ti相の面積率が15〜25%で、かつ前記横断面のd/4部のα−Ti相の層間隔の平均が10〜20nmである。 (もっと読む)


【課題】高磁界特性向上に有効な添加元素を含んだNbAl化合物超電導線材を生産性よく製造することを可能とする。
【解決手段】Nbシート及びAlシートをジェリーロール状に巻いて形成した線材を急熱急冷処理した後、再度加熱処理してNbAl化合物超電導線材を製造する方法であって、前記Nbシートを前記ジェリーロール状に巻く前に、前記Nbシート上にTi層又はTa層からなる金属薄膜層を1層、又は間にNb層を挟んで複数層積層形成する。 (もっと読む)


【課題】ブロンズ法Nb3Sn超電導線材における機械的強度の強化を図ると共に、超電導特性にも優れたブロンズ法Nb3Sn超電導線材、およびこうした超電導線材を実現するための超電導線材製造用前駆体を加工上の問題を生じさせることなく簡便に得るための構成の提供。
【解決手段】本発明のブロンズ法Nb3Sn超電導線材前駆体は、Cu−Sn基合金中に(A)NbまたはNb基合金フィラメントが配置された超電導複合エレメント3と、(B)TaまたはTa基合金フィラメントが配置された補強用複合エレメント7とを夫々多数本束ねて集合体とすると共に、外周に拡散障壁、安定化銅6が配置された前駆体であって、前記補強用複合エレメント内に配置されるTaまたはTa基合金フィラメントは、前駆体の線材断面内に占める面積割合を2〜15%とすると共に、線材の外径をDとしたとき、補強用複合エレメントの存在位置が0.7D〜0.9Dの範囲内である。 (もっと読む)


【課題】内部拡散法Nb3Sn超電導線材が備えている優れた超電導特性を十分に発揮させるべく、内部拡散法Nb3Sn超電導線材における機械的強度の強化を図り、従来のブロンズ法Nb3Sn超電導線材を超電導特性および強度の両面で凌駕することのできる内部拡散法Nb3Sn超電導線材、およびそのための前駆体を提供する。
【解決手段】中央にSnまたはSn基合金芯が配置されると共に、その周囲にCuまたはCu基合金マトリクスと、複数本のNbまたはNb基合金フィラメントが配置されたモノエレメント線を複数本束ねて配置して構成されるマルチエレメント線であって、Nb,Ta,Ti,W,MoおよびHfよりなる群から選ばれる1種以上の金属または合金からなる棒状の補強部材をCuまたはCu基合金に埋設した補強用エレメント線によって、前記モノエレメント線の一部を置き換えて配置したものであり、且つ前記棒状の補強部材の断面積の割合は、線材の全断面積に対して2〜25%である。 (もっと読む)


【課題】Nb3Sn超電導線材前駆体を構成するときに、拡散障壁層として用いるNbまたはNb基合金シートにおける加工性を良好にすることのできるNbまたはNb基合金シート、およびこのようなNbまたはNb基合金シートを用いて、良好な超電導特性(特に臨界電流密度および交流損失)を発揮する超電導線材を製造するための有用な前駆体を提供する。
【解決手段】本発明の超電導線材製造用NbまたはNb基合金シートは、超電導線材を製造するために用いられるNbまたはNb基合金シートであって、組織中の結晶粒の再結晶率が90%以上であり、且つ不純物としての水素の濃度が10ppm以下であると共に、炭素、窒素、酸素の合計濃度が200ppm以下である。 (もっと読む)


【課題】超電導線材同士を接続するときの電気抵抗を極力小さく抑え、NMRマグネットへの適用が可能な、高い臨界電流密度Jc特性が期待できる内部Sn法Nb3Sn超電導線材およびそのための前駆体を提供する。
【解決手段】本発明の超電導線材前駆体は、CuまたはCu基合金マトリクス中に、複数本のNbまたはNb基合金芯と、少なくとも一つのSnまたはSn基合金芯が配置されると共に、前記CuまたはCu基合金マトリクスの外周に、NbまたはNb基合金からなる拡散バリア層と、更にその外周にCuまたはCu基合金からなる層を備えてシングルエレメント線とし、このシングルエレメント線を複数本束ねて配置したものの周囲に、Nb若しくはNb基合金、またはTa若しくはTa基合金、或いはこれらの金属を組み合わせて構成される外部拡散バリア層を配置し、更にその外周に安定化銅層を配置したものである。 (もっと読む)


【課題】通電安定性、低交流損失、高臨界電流密度を実現した製造コストが低いパルス用NbTi超電導多芯線およびパルス用NbTi超電導成形撚線を提供する。
【解決手段】パルス用NbTi超電導多芯線10は安定化材からなる断面略円状の芯部16と、前記芯部の外周にNbTiフィラメント13が銅合金層12に埋設された複数の1次素線14がマトリクス状に形成されたフィラメント集合体15と、フィラメント集合体15の外周に配置された芯部16と同じ安定化材からなる安定化層17からなり、銅合金層12は、Ni、MnおよびSiのうち1種類以上を含む銅合金であり、かつ銅合金層12はフィラメント集合体15中のNbTiフィラメント13に対する体積比が0.3〜0.6である。 (もっと読む)


本発明は、NbSn超伝導線材を製造する内部拡散法において、リスタッキングビレット製造時にモジュールの間に形成される空間形態によって互いに異なる種々のスペーサを挿入した超伝導線材とその製造方法に関するものであって、3本のモジュールの間と拡散防止チューブと2本のモジュールの間に銅スペーサと銅/スズの断面積の割合が6.0以上の低スズ/銅スペーサのうちのどれか1つが、4本のモジュールの間に銅/スズの断面積の割合が0.01〜1.5未満の高スズ/銅スペーサまたは銅/スズの断面積の割合が1.5〜6.0未満の中スズ/銅スペーサが配置される構造である。
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【課題】ドープされた2ホウ化マグネシウム粉末からなるワイヤを提供する。
【解決手段】金属マトリックス(102)を有するワイヤ(98)を提供する。ワイヤ(98)はさらに、該金属マトリックス(102)内に配置された複数のフィラメント(100)であって、そのうちの少なくとも1つがドープされた2ホウ化マグネシウム粉末を含む複数のフィラメント(100)を含む。このドープされた2ホウ化マグネシウム粉末は、化学式MgB2−x(ここで、xは原子百分率を表し、またSは炭素、ホウ素、窒素、酸素、あるいはこれらの組み合わせを表す)を有する複数の2ホウ化マグネシウム粒子を有する第1相を含む。この粉末はさらに、複数の2ホウ化マグネシウム粒子のそれぞれを囲繞する第2相であって、炭化物、窒化物、酸化物、ホウ化物、オキシ窒化物、オキシホウ化物、オキシ炭化物、あるいはこれらの組み合わせを含む第2相を含む。 (もっと読む)


【課題】中間焼鈍を必要とすること無く、高い臨界電流密度で電力損失の小さい化合物超電導体及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】熱処理によりSnとNbは反応してNbSnの超電導層が生成されるが、その層は熱処理時間が長い程その超電導層が厚くなってくる。この場合Sn−Nb管のNbの周りはNbSnの超電導層がNb管の肉厚まで生成される。すると、Nb管の中のSnはNbSnの超電導層を拡散し、Cuマトリックスの方へも拡散してくるため、必然的にはCuマトリックスのSn濃度が高くなる。Cu中のNbはさらに反応が進み、NbSnの超電導層を増加させる。このため、NbSnの超電導層が増加することになるので、従来のブロンズ法による臨界電流密度(A/mm)の上昇が起こる。 (もっと読む)


【課題】引張強度、破断応力の全ての特性を満足したCu/NbTi系強化型Nb3Sn線材を提供する。
【解決手段】Cu/NbTi系強化型Nb3Sn線材10は、超電導線材であるNb3Sn線材の強度を高めるために、中心部にCu/NbTi系強化材層11を形成している。Cu/NbTi系強化材層11に埋設されたNbTiフィラメント17の径を適切な値にすることで、その強度を高めることができ、NbTiフィラメント17の径を10μm以上40μm以下とした場合には、NbTiフィラメント17単体の引張強度を600MPa超とすることが可能となる。その結果、Cu/NbTi系強化型Nb3Sn線材10の0.2%耐力を300MPa以上とすることが可能となる。
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【課題】中間熱処理を不要とし、線材の製造コストを低減でき、高磁界発生が可能なNb基化合物超伝導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】加工性に富む金属MまたはM´のシートからなる第3の基材が、NbまたはNb系合金シートからなる第1の基材とSn,Sn系合金シート,AlまたはAl系合金シートからなる第2の基材との間に挿入されるように、心棒の周囲に第1の基材、第3の基材、第2の基材を重ねて巻き付けてジェリーロール複合体とし、該ジェリーロール複合体をNbまたはNb系合金からなるシース材で包み、これを線材に加工した後に熱処理する。 (もっと読む)


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