がん及び非新生物性状態の治療方法
ヒト血管内皮成長因子(vascular endothelial growth factor )(VEGF)の病的生成を選択的に阻害する化合物及び当該化合物を含む組成物を記載する。ウイルス複製或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質の生成を阻害する化合物及び当該化合物を含む組成物を記載する。また、当該化合物を使用してVEGFを減少させる方法、並びにがん及び非新生物性状態を治療するための方法であって、当該化合物の投与を含む方法を記載する。さらに、当該化合物を使用してウイルス複製或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質の生成を阻害する方法、及びウイルス感染を治療するための方法であって、当該化合物の投与を含む方法を記載する。化合物を単剤療法として、又は1つ以上のさらなる療法との組合せで当該治療を必要とするヒトに投与することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体
【表1】
。
【請求項2】
請求項1記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項3】
ヒトVEGFの病的生成を阻害又は低減するための方法であって、式(I)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体の有効量と、ヒトVEGFを病的に生成するか、又はヒトVEGFを病的に生成するように誘発される細胞又は細胞系とを接触させることを含む、前記方法
【化1】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はアリールで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
Aは、CH又はNであり;
Bは、CH又はNであり、但しA又はBの少なくとも1つがNであり、AがNである場合はBがCHであり;
R1は、ヒドロキシル;アルキルチオ、5から10員のヘテロアリール、若しくは1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された5から12員のヘテロアリール;又は1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくは3から10員の複素環で場合により置換されたスルホニル; C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、スルホニル、アルキルスルホニル、-C(O)O-Rnで場合により置換された3から10員の複素環で場合により置換されたアミノ; -C(O)-NH-Rb;5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ若しくは5から10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された1つ以上のC1からC4アルキル置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルキレン;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;C3〜C14シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、3から12員の複素環若しくは5から12員のヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり、さらにアルキルアミノは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されており、さらにアセトアミドは、C1からC4アルコキシ、スルホニル若しくはアルキルスルホニルで場合により置換されており、さらに3から12員の複素環は、ヒドロキシル、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはオキソで場合により置換されたC1からC4アルキルで場合により置換されており、さらにアミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、C1からC4アルコキシ、1つ以上の独立して選択されるC1からC6アルキルで場合により置換された3から12員の複素環、オキソ、-C(O)O-Rn、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン若しくはC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;5から12員のヘテロアリール;アセトアミド、-C(O)O-Rn、5から6員の複素環、又はヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ若しくはアルキルアミノで場合により置換されたC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;或いはC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC6アルキル、オキソ若しくは-C(O)O-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
R2は、水素;ヒドロキシル;5から10員のヘテロアリール;ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、3から10員の複素環、5から10員のヘテロアリール若しくはアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル;-C(O)-Rc;-C(O)O-Rd;-C(O)-N(RdRd);-C(S)-N(RdRd);-C(S)-O-Re;-S(O2)-Re;-C(NRe)-S-Re;又は-C(S)-S-Rfであり;
Rcは、水素;C1からC6アルキル若しくはアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアミノ;ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;-C(O)-Rn;-C(O)-Rnで場合により置換された5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;チアゾールアミノ;ハロゲン、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、-C(O)-Rn、-O-C(O)-Rn、ヒドロキシル、若しくは-C(O)O-Rnで場合により置換されたアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、独立して、水素;C2からC8アルケニル;C2からC8アルキニル;ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re若しくは-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;又はハロゲン、C1からC4アルキル、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、5から6員ヘテロアリール、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはヒドロキシル(アリールは、ハロゲン若しくはハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Reは、水素;ハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Rfは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ、アリール若しくは-C(O)-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキルであり、アルコキシは、1つ以上のC1からC4アルコキシ置換基で場合により置換されており、アリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されており;
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルであり;
R3は、水素又は-C(O)-Rgであり;かつ
Rgは、ヒドロキシル;シクロアルキル若しくは5から10員のヘテロアリールで場合により置換されたアミノ;又は5から10員の複素環であり、5から10員の複素環は、-C(O)-Rnで場合により置換されている)。
【請求項4】
ウイルス複製或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質の生成を阻害又は低減するための方法であって、式(I)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体の有効量と、ウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質を生成するか、或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質を生成するように誘発される細胞又は細胞系とを接触させることを含む、前記方法
【化2】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はアリールで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
AはCH又はNであり;
BはCH又はNであり、但しA又はBの少なくとも1つがNであり、AがNである場合はBがCHであり;
R1は、ヒドロキシル;アルキルチオ、5から10員のヘテロアリール、若しくは1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された5から12員のヘテロアリール;又は1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくは3から10員の複素環で場合により置換されたスルホニル; C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、スルホニル、アルキルスルホニル、-C(O)O-Rnで場合により置換された3から10員の複素環で場合により置換されたアミノ; -C(O)-NH-Rb;5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ若しくは5から10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された1つ以上のC1からC4アルキル置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルキレン;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;C3〜C14シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、3から12員の複素環若しくは5から12員のヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり、さらにアルキルアミノは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されており、さらにアセトアミドは、C1からC4アルコキシ、スルホニル若しくはアルキルスルホニルで場合により置換されており、さらに3から12員の複素環は、ヒドロキシル、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはオキソで場合により置換されたC1からC4アルキルで場合により置換されており、さらにアミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、C1からC4アルコキシ、1つ以上の独立して選択されるC1からC6アルキルで場合により置換された3から12員の複素環、オキソ、-C(O)O-Rn、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン若しくはC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;5から12員のヘテロアリール;アセトアミド、-C(O)O-Rn、5から6員の複素環、又はヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ若しくはアルキルアミノで場合により置換されたC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;或いはC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC6アルキル、オキソ若しくは-C(O)O-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
R2は、水素;ヒドロキシル;5から10員のヘテロアリール;ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、3から10員の複素環、5から10員のヘテロアリール若しくはアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル;-C(O)-Rc;-C(O)O-Rd;-C(O)-N(RdRd);-C(S)-N(RdRd);-C(S)-O-Re;-S(O2)-Re;-C(NRe)-S-Re;又は-C(S)-S-Rfであり;
Rcは、水素;C1からC6アルキル若しくはアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアミノ;ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;-C(O)-Rn;-C(O)-Rnで場合により置換された5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;チアゾールアミノ;ハロゲン、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、-C(O)-Rn、-O-C(O)-Rn、ヒドロキシル、若しくは-C(O)O-Rnで場合により置換されたアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、独立して、水素;C2からC8アルケニル;C2からC8アルキニル;ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re若しくは-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;又はハロゲン、C1からC4アルキル、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、5から6員ヘテロアリール、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはヒドロキシル(アリールは、ハロゲン若しくはハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Reは、水素;ハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Rfは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ、アリール若しくは-C(O)-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキルであり、アルコキシは、C1からC4アルコキシ置換基で場合により置換されており、アリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されており;
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルであり;
R3は、水素又は-C(O)-Rgであり;かつ
Rgは、ヒドロキシル;シクロアルキル若しくは5から10員のヘテロアリールで場合により置換されたアミノ;又は5から10員の複素環であり、5から10員の複素環は、-C(O)-Rnで場合により置換されている)。
【請求項5】
ヒトVEGFの病的生成の阻害又は低減を必要とする対象におけるヒトVEGFの病的生成を阻害又は低減するための方法であって、式(I)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体の有効量を該対象に投与することを含む、前記方法
【化3】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はアリールで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
AはCH又はNであり;
BはCH又はNであり、但しA又はBの少なくとも1つがNであり、AがNである場合はBがCHであり;
R1は、ヒドロキシル;アルキルチオ、5から10員のヘテロアリール、若しくは1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された5から12員のヘテロアリール;又は1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくは3から10員の複素環で場合により置換されたスルホニル; C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、スルホニル、アルキルスルホニル、-C(O)O-Rnで場合により置換された3から10員の複素環で場合により置換されたアミノ; -C(O)-NH-Rb;5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ若しくは5から10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された1つ以上のC1からC4アルキル置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルキレン;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;C3〜C14シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、3から12員の複素環若しくは5から12員のヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり、さらにアルキルアミノは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されており、さらにアセトアミドは、C1からC4アルコキシ、スルホニル若しくはアルキルスルホニルで場合により置換されており、さらに3から12員の複素環は、ヒドロキシル、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはオキソで場合により置換されたC1からC4アルキルで場合により置換されており、さらにアミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、C1からC4アルコキシ、1つ以上の独立して選択されるC1からC6アルキルで場合により置換された3から12員の複素環、オキソ、-C(O)O-Rn、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン若しくはC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;5から12員のヘテロアリール;アセトアミド、-C(O)O-Rn、5から6員の複素環、又はヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ若しくはアルキルアミノで場合により置換されたC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;或いはC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC6アルキル、オキソ若しくは-C(O)O-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
R2は、水素;ヒドロキシル;5から10員のヘテロアリール;ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、3から10員の複素環、5から10員のヘテロアリール若しくはアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル;-C(O)-Rc;-C(O)O-Rd;-C(O)-N(RdRd);-C(S)-N(RdRd);-C(S)-O-Re;-S(O2)-Re;-C(NRe)-S-Re;又は-C(S)-S-Rfであり;
Rcは、水素;C1からC6アルキル若しくはアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアミノ;ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;-C(O)-Rn;-C(O)-Rnで場合により置換された5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;チアゾールアミノ;ハロゲン、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、-C(O)-Rn、-O-C(O)-Rn、ヒドロキシル、若しくは-C(O)-Rnで場合により置換されたアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、独立して、水素;C2からC8アルケニル;C2からC8アルキニル;ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re若しくは-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;又はハロゲン、C1からC4アルキル、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、5から6員ヘテロアリール、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはヒドロキシル(アリールは、ハロゲン若しくはハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Reは、水素;ハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Rfは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ、アリール若しくは-C(O)-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキルであり、アルコキシは、1つ以上のC1からC4アルコキシ置換基で場合により置換されており、アリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されており;
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルであり;
R3は、水素又は-C(O)-Rgであり;かつ
Rgは、ヒドロキシル;シクロアルキル若しくは5から10員のヘテロアリールで場合により置換されたアミノ;又は5から10員の複素環であり、5から10員の複素環は、-C(O)-Rnで場合により置換されている)。
【請求項6】
ウイルス複製或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質の生成の阻害又は低減を必要とする対象におけるウイルス複製或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質の生成を阻害又は低減するための方法であって、式(I)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体の有効量を該対象に投与することを含む、前記方法
【化4】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はアリールで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
AはCH又はNであり;
BはCH又はNであり、但しA又はBの少なくとも1つがNであり、AがNである場合はBがCHであり;
R1は、ヒドロキシル;アルキルチオ、5から10員のヘテロアリール、若しくは1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された5から12員のヘテロアリール;又は1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくは3から10員の複素環で場合により置換されたスルホニル; C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、スルホニル、アルキルスルホニル、-C(O)O-Rnで場合により置換された3から10員の複素環で場合により置換されたアミノ; -C(O)-NH-Rb;5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ若しくは5から10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された1つ以上のC1からC4アルキル置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルキレン;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;C3〜C14シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、3から12員の複素環若しくは5から12員のヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり、さらにアルキルアミノは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されており、さらにアセトアミドは、C1からC4アルコキシ、スルホニル若しくはアルキルスルホニルで場合により置換されており、さらに3から12員の複素環は、ヒドロキシル、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはオキソで場合により置換されたC1からC4アルキルで場合により置換されており、さらにアミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、C1からC4アルコキシ、1つ以上の独立して選択されるC1からC6アルキルで場合により置換された3から12員の複素環、オキソ、-C(O)O-Rn、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン若しくはC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;5から12員のヘテロアリール;アセトアミド、-C(O)O-Rn、5から6員の複素環、又はヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ若しくはアルキルアミノで場合により置換されたC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;或いはC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC6アルキル、オキソ若しくは-C(O)O-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
R2は、水素;ヒドロキシル;5から10員のヘテロアリール;ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、3から10員の複素環、5から10員のヘテロアリール若しくはアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル;-C(O)-Rc;-C(O)O-Rd;-C(O)-N(RdRd);-C(S)-N(RdRd);-C(S)-O-Re;-S(O2)-Re;-C(NRe)-S-Re;又は-C(S)-S-Rfであり;
Rcは、水素;C1からC6アルキル若しくはアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアミノ;ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;-C(O)-Rn;-C(O)-Rnで場合により置換された5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;チアゾールアミノ;ハロゲン、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、-C(O)-Rn、-O-C(O)-Rn、ヒドロキシル、若しくは-C(O)O-Rnで場合により置換されたアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、独立して、水素;C2からC8アルケニル;C2からC8アルキニル;ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re若しくは-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;又はハロゲン、C1からC4アルキル、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、5から6員ヘテロアリール、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはヒドロキシル(アリールは、ハロゲン若しくはハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Reは、水素;ハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Rfは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ、アリール若しくは-C(O)-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキルであり、アルコキシは、1つ以上のC1からC4アルコキシ置換基で場合により置換されており、アリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されており;
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルであり;
R3は、水素又は-C(O)-Rgであり;かつ
Rgは、ヒドロキシル;シクロアルキル若しくは5から10員のヘテロアリールで場合により置換されたアミノ;又は5から10員の複素環であり、5から10員の複素環は、-C(O)-Rnで場合により置換されている)。
【請求項7】
前記化合物が式(II)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化5】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はフェニルで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくはモルホリニルで置換されたスルホニル;C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アルキルスルホニル、モルホリニル若しくはテトラヒドロピラニルで場合により置換されたアミノ;ヒドロキシル、ハロゲン若しくはアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルケニル;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、C1からC4アルコキシ、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、1,3-ジオキソラン-2-オン、オキシラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3-トリアゾール、1,2,4-トリアゾール、フラン、イミダゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、オキサゾール、ピラゾール、チアゾール、チオフェン若しくはテトラゾールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
アミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
アルキルアミノ及びジアルキルアミノは、アルキルがヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、イミダゾール、ピラゾール、ピロール若しくはテトラゾールでそれぞれ場合により置換されており;
モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル及びオキシラニルは、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはC1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており、C1からC4アルキルは、ヒドロキシルで場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;アルキルがヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ若しくはC1からC4アルコキシで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ;C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン及びC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;フラン;又はC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ、モルホリニル、ピペリジニル若しくはピペラジニルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re及び-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Reは、水素;ハロゲン及びアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン及びアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたフェニルであり;かつ
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルである)。
【請求項8】
前記化合物が式(II)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化6】
(式中、
Xはハロゲンであり;
R0は、ハロゲン、置換若しくは非置換C1からC8アルキル又はORaであり;
Raは、H、ヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、1つ以上のアルコキシ又はハロゲン置換基で場合により置換されたフェニルである)。
【請求項9】
前記化合物が式(II)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化7】
(式中、
Xはハロゲンであり;
R0は、ハロゲン、置換若しくは非置換C1からC8アルキル又はORaであり;
Raは、H、又はヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたフェニルである)。
【請求項10】
前記化合物が式(III)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化8】
(式中、
Xはハロゲンであり;
Raは、H、ヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、1つ以上のハロゲン置換基で置換されたフェニルである)。
【請求項11】
前記化合物が式(IV)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化9】
(式中、
Xはハロゲンであり;
Raは、H、ヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、1つ以上のハロゲン置換基で置換されたフェニルである)。
【請求項12】
前記化合物が式(IV)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化10】
(式中、
Xはハロゲンであり;
Raは、H、ヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、パラ位においてハロゲン置換基で置換されたフェニルである)。
【請求項13】
がんの治療を必要とするヒトにおけるがんを治療するための方法であって、請求項1の化合物の有効量を該ヒトに投与することを含む、前記方法。
【請求項14】
非新生物性状態の治療を必要とするヒトにおける非新生物性状態を治療するための方法であって、請求項1の化合物の有効量を該ヒトに投与することを含む、前記方法。
【請求項15】
ウイルス感染の治療を必要とするヒトにおけるウイルス感染を治療するための方法であって、請求項1の化合物の有効量を該ヒトに投与することを含む、前記方法。
【請求項16】
前記がんが固形腫瘍がんである、請求項13記載の方法。
【請求項17】
前記がんが、腎がん、腎臓がん、多形性神経膠芽細胞腫、転移性乳がん;乳癌;乳腺肉腫;神経線維腫;神経線維腫症;小児腫瘍;神経芽腫;悪性黒色腫;表皮の癌;急性白血病、急性リンパ球性白血病、骨髄芽球性白血病、前骨髄球性白血病、骨髄単球性白血病、単球性白血病、赤白血病及び骨髄異形成症候群などの急性骨髄性白血病、慢性骨髄球性(顆粒球)白血病、慢性リンパ球性白血病、有毛細胞白血病などの(但し、それらに限定されない)慢性白血病などの(但し、それらに限定されない)白血病;真性多血症;ホジキン病、非ホジキン病などの(但し、それらに限定されない)リンパ腫;くすぶり型多発性骨髄腫、非分泌骨髄腫、骨硬化性骨髄腫、形質細胞白血病、孤立性形質細胞腫及び髄外性形質細胞腫などの(但し、それらに限定されない)多発性骨髄腫;ワルデンシュトレームマクログロブリン症;意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症;良性単クローン性ガンマグロブリン血症;重鎖病;骨肉腫、骨髄腫骨疾患、多発性骨髄腫、コレステリン腫誘発骨肉腫、骨のページェット病、骨肉腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性巨細胞腫、骨の線維肉腫、脊索腫、骨膜肉腫、軟組織肉腫、管肉腫(血管肉腫)、線維肉腫、カポジ肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、リンパ管肉腫、神経鞘腫、横紋筋肉腫及び髄膜肉腫などの(但し、それらに限定されない)骨がん及び結合組織肉腫;膠腫、星状細胞腫、脳幹膠腫、上衣腫、乏突起膠腫、非膠腫性腫瘍、聴神経腫、頭蓋咽頭腫、髄芽腫、髄膜腫、松果体細胞腫、松果体芽腫及び原発性脳リンパ腫などの(但し、それらに限定されない)脳腫瘍;腺癌、小葉(小細胞)癌、分泌管内癌、髄膜性乳がん、粘液性乳がん、管状乳がん、乳頭状乳がん、ページェット病(若年性ページェット病を含む)及び炎症性乳がんを含むが、それらに限定されない乳がん;褐色細胞腫及び副腎皮質癌などの(但し、それらに限定されない)副腎がん;乳頭状又は濾胞状甲状腺がん、延髄性甲状腺がん及び未分化甲状腺がんなどの(但し、それらに限定されない)甲状腺がん;インスリノーマ、ガストリノーマ、グルカゴノーマ、VIP産生腫瘍、ソマトスタチン分泌腫瘍及びカルチノイド又は島細胞腫などの(但し、それらに限定されない)膵臓がん;クッシング病、プロラクチン分泌腫瘍、先端肥大症及び尿崩症などの(但し、それらに限定されない)下垂体がん;光彩黒色腫、脈絡膜黒色腫及び毛様体黒色腫などの眼黒色腫並びに網膜芽腫などの(但し、それらに限定されない)眼がん;扁平上皮癌、腺癌及び黒色腫などの膣がん;扁平上皮癌、黒色腫、腺癌、基底細胞癌、肉腫及びページェット病などの外陰がん;扁平上皮癌及び腺癌などの(但し、それらに限定されない)子宮頚がん;子宮体癌及び子宮肉腫などの(但し、それらに限定されない)子宮がん;卵巣上皮癌、境界腫瘍、胚細胞腫瘍及び間質腫などの(但し、それらに限定されない)卵巣がん;頚癌;扁平上皮がん、腺癌、腺様嚢胞癌、粘液性類表皮癌、腺扁平上皮癌、肉腫、黒色腫、形質細胞腫、いぼ状癌及び燕麦細胞(小細胞)癌などの(但し、それらに限定されない)食道がん;腺癌、肉芽腫性(ポリープ状)、潰瘍性、表在性広範、拡散性広範、悪性リンパ腫、脂肪肉腫、線維肉腫及び癌肉腫などの(但し、それらに限定されない)胃がん;結腸がん;KRAS変異結腸直腸がん;結腸癌;直腸がん;肝細胞癌及び肝芽腫などの(但し、それらに限定されない)肝臓がん、腺癌などの胆嚢がん;乳頭状、結節状及び拡散性などの(但し、それらに限定されない)胆管癌;KRAS変異非小細胞肺がん、非小細胞肺がん、扁平上皮細胞癌(類表皮癌)、腺癌、大細胞癌及び小細胞肺がんなどの肺がん;肺癌;胚腫瘍、精上皮腫、未分化、古典的(典型的)、精母細胞性、非精上皮腫、胎児性癌、奇形腫癌、絨毛癌(卵黄嚢腫)、アンドロゲン非依存性前立腺がん、アンドロゲン依存性がん、腺癌、平滑筋肉腫及び横紋筋肉腫などの(但し、それらに限定されない)前立腺がんなどの(但し、それらに限定されない)睾丸がん;陰茎がん扁平上皮細胞癌などの(但し、それに限定されない)口腔がん;基底がん;腺癌、粘液性類表皮癌及び腺様嚢胞癌などの(但し、それらに限定されない)唾液腺がん;扁平上皮細胞がん及びいぼ状がんなどの(但し、それらに限定されない)咽頭がん;基底細胞癌、扁平上皮細胞癌及び黒色腫、表在性広範黒色腫、結節性黒色腫、黒子悪性黒色腫、末端性黒子性黒色腫などの(但し、それらに限定されない)皮膚がん;腎細胞がん、腺癌、副腎腫、線維腫、移行細胞上皮がん(腎盤及び/又は尿管)などの(但し、それらに限定されない)腎臓がん;腎癌;ウィルムス腫瘍;移行上皮細胞癌、扁平上皮細胞がん、腺腫、癌肉腫などの(但し、それらに限定されない)膀胱がんであり、さらに、がんは、粘液肉腫、骨原性肉腫、内皮肉腫、リンパ管内皮肉腫、中皮腫、滑膜腫、血管芽腫、上皮細胞癌、嚢胞腺癌、気管支原性癌、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭癌及び乳頭腺癌を含む、請求項13記載の方法。
【請求項18】
前記非新生物性状態が、関節リウマチ、肥満、乾癬、アテローム硬化症、糖尿病性網膜症、早発性網膜症、水晶体後方線維増殖症、血管新生緑内障、老化関連黄斑変性、滲出性黄斑変性、甲状腺過形成、グレーブス病、流行性角結膜炎、ビタミンA欠乏症、コンタクトレンズ疲労、アトピー性角膜炎、上輪部角膜炎、翼状片乾性角膜炎、慢性炎症、肺炎症、ネフローゼ症候群、子癇前症、腹水症、心嚢液貯留、胸膜滲出液、シェーグレン症候群、赤瘡、フリクテン症、梅毒、脂肪変性、化学的火傷、細菌性潰瘍、真菌性潰瘍、単純ヘルペス感染、帯状ヘルペス感染、原虫感染、モーレン潰瘍、テリエン辺縁変性、辺縁角膜表皮剥離、全身性狼瘡、多発性動脈炎、外傷、ウェーゲナー類肉腫症、パジェット病、強膜炎、スティーヴェンズ-ジョンソン病、類天疱瘡、放射状角膜切開、イールズ病、ベーチェット病、鎌形細胞貧血、弾性線維偽性黄色腫、シュタルガルト病、扁平部炎、慢性網膜剥離、静脈閉塞、動脈閉塞、頸動脈閉塞性疾患、慢性ブドウ膜炎/硝子体炎、眼ヒストプラズマ症、マイコバクテリア感染、ライム病、ベスト病、近視、眼陥凹、過粘調度症候群、トキソプラズマ症、類肉腫症、レーザ後合併症、ルベオーシスに伴う疾患、又は線維管若しくは線維組織の異常増殖によって引き起こされる疾患である、請求項14記載の方法。
【請求項19】
前記ウイルス感染は、ブニヤウイルス科、コロナウイルス科、フィロウイルス科、フラビウイルス科、パラミキソウイルス科、ピコルナウイルス科、オルトミキソウイルス科、ラビドウイルス科、ヘパドナウイルス科、レオウイルス科、レトロウイルス科、アデノウイルス科、ヘルペスウイルス科、パピロマウイルス科又はパポウイルス科から選択される、請求項15記載の方法。
【請求項20】
前記フラビウイルス科ウイルスは、西ナイルウイルス、C型肝炎ウイルス、黄熱病ウイルス及びデング熱ウイルスから選択され;前記パラミキソウイルス科ウイルスは、パラインフルエンザウイルス及び呼吸性発疹ウイルスから選択され;前記ピコナウイルス科ウイルスは、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、コクサッキーウイルス及びライノウイルスから選択され;前記コロナウイルス科ウイルスは、重症急性呼吸器症候群コロナウイルスから選択され;前記オルトミキソウイルス科ウイルスは、インフルエンザウイルスから選択され;前記フィロウイルス科ウイルスは、エボラ及びマルブルグウイルスから選択され;前記レトロウイルス科ウイルスは、ヒト免疫不全ウイルス及びヒトT細胞白血病ウイルスから選択され;前記ヘパドナウイルス科ウイルスは、B型肝炎ウイルスであり;又は該ウイルスは、単純ヘルペスウイルス、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス、アデノウイルス、ワクチンウイルス若しくはヒト乳頭腫ウイルスから選択される、請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記ウイルスは、西ナイルウイルス、C型肝炎ウイルス、デング熱ウイルス、呼吸性発疹ウイルス、ポリオウイルス、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、ヒトT細胞白血病ウイルス、単純ヘルペスウイルス又はワクチンウイルスである、請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記ウイルスは、西ナイルウイルス、C型肝炎ウイルス、デング熱ウイルス、呼吸性発疹ウイルス、ポリオウイルス、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルス又はヒト免疫不全ウイルスである、請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記C型肝炎ウイルスがC型肝炎ウイルス遺伝子型1a、C型肝炎ウイルス遺伝子型1b又はC型肝炎ウイルス遺伝子型2aである、請求項22記載の方法。
【請求項24】
前記化合物の有効量が、1日当たり約0.001mg/kgから1日当たり約1500mg/kgの範囲である、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項25】
前記化合物が食事中、又は食事後約30分以内に投与される、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項26】
前記化合物の有効量が、投与間が約12時間から約18時間である時間間隔で1日に2回投与される、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項27】
前記化合物の有効量が、投与間が約12時間である時間間隔で1日に2回投与される、請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記化合物の有効量が、投与間が約8時間から約12時間である時間間隔で1日に3回投与される、請求項13〜15のいずれか1項記載の方法。
【請求項29】
前記化合物の有効量が、投与間が約8時間である時間間隔で1日に3回投与される、請求項28記載の方法。
【請求項30】
前記化合物が、単剤療法として、又は1つ以上のさらなる療法と組み合わせて前記ヒトに投与され得る、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項1】
下記式を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体
【表1】
。
【請求項2】
請求項1記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項3】
ヒトVEGFの病的生成を阻害又は低減するための方法であって、式(I)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体の有効量と、ヒトVEGFを病的に生成するか、又はヒトVEGFを病的に生成するように誘発される細胞又は細胞系とを接触させることを含む、前記方法
【化1】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はアリールで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
Aは、CH又はNであり;
Bは、CH又はNであり、但しA又はBの少なくとも1つがNであり、AがNである場合はBがCHであり;
R1は、ヒドロキシル;アルキルチオ、5から10員のヘテロアリール、若しくは1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された5から12員のヘテロアリール;又は1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくは3から10員の複素環で場合により置換されたスルホニル; C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、スルホニル、アルキルスルホニル、-C(O)O-Rnで場合により置換された3から10員の複素環で場合により置換されたアミノ; -C(O)-NH-Rb;5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ若しくは5から10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された1つ以上のC1からC4アルキル置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルキレン;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;C3〜C14シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、3から12員の複素環若しくは5から12員のヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり、さらにアルキルアミノは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されており、さらにアセトアミドは、C1からC4アルコキシ、スルホニル若しくはアルキルスルホニルで場合により置換されており、さらに3から12員の複素環は、ヒドロキシル、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはオキソで場合により置換されたC1からC4アルキルで場合により置換されており、さらにアミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、C1からC4アルコキシ、1つ以上の独立して選択されるC1からC6アルキルで場合により置換された3から12員の複素環、オキソ、-C(O)O-Rn、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン若しくはC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;5から12員のヘテロアリール;アセトアミド、-C(O)O-Rn、5から6員の複素環、又はヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ若しくはアルキルアミノで場合により置換されたC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;或いはC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC6アルキル、オキソ若しくは-C(O)O-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
R2は、水素;ヒドロキシル;5から10員のヘテロアリール;ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、3から10員の複素環、5から10員のヘテロアリール若しくはアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル;-C(O)-Rc;-C(O)O-Rd;-C(O)-N(RdRd);-C(S)-N(RdRd);-C(S)-O-Re;-S(O2)-Re;-C(NRe)-S-Re;又は-C(S)-S-Rfであり;
Rcは、水素;C1からC6アルキル若しくはアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアミノ;ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;-C(O)-Rn;-C(O)-Rnで場合により置換された5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;チアゾールアミノ;ハロゲン、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、-C(O)-Rn、-O-C(O)-Rn、ヒドロキシル、若しくは-C(O)O-Rnで場合により置換されたアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、独立して、水素;C2からC8アルケニル;C2からC8アルキニル;ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re若しくは-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;又はハロゲン、C1からC4アルキル、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、5から6員ヘテロアリール、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはヒドロキシル(アリールは、ハロゲン若しくはハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Reは、水素;ハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Rfは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ、アリール若しくは-C(O)-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキルであり、アルコキシは、1つ以上のC1からC4アルコキシ置換基で場合により置換されており、アリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されており;
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルであり;
R3は、水素又は-C(O)-Rgであり;かつ
Rgは、ヒドロキシル;シクロアルキル若しくは5から10員のヘテロアリールで場合により置換されたアミノ;又は5から10員の複素環であり、5から10員の複素環は、-C(O)-Rnで場合により置換されている)。
【請求項4】
ウイルス複製或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質の生成を阻害又は低減するための方法であって、式(I)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体の有効量と、ウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質を生成するか、或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質を生成するように誘発される細胞又は細胞系とを接触させることを含む、前記方法
【化2】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はアリールで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
AはCH又はNであり;
BはCH又はNであり、但しA又はBの少なくとも1つがNであり、AがNである場合はBがCHであり;
R1は、ヒドロキシル;アルキルチオ、5から10員のヘテロアリール、若しくは1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された5から12員のヘテロアリール;又は1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくは3から10員の複素環で場合により置換されたスルホニル; C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、スルホニル、アルキルスルホニル、-C(O)O-Rnで場合により置換された3から10員の複素環で場合により置換されたアミノ; -C(O)-NH-Rb;5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ若しくは5から10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された1つ以上のC1からC4アルキル置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルキレン;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;C3〜C14シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、3から12員の複素環若しくは5から12員のヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり、さらにアルキルアミノは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されており、さらにアセトアミドは、C1からC4アルコキシ、スルホニル若しくはアルキルスルホニルで場合により置換されており、さらに3から12員の複素環は、ヒドロキシル、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはオキソで場合により置換されたC1からC4アルキルで場合により置換されており、さらにアミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、C1からC4アルコキシ、1つ以上の独立して選択されるC1からC6アルキルで場合により置換された3から12員の複素環、オキソ、-C(O)O-Rn、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン若しくはC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;5から12員のヘテロアリール;アセトアミド、-C(O)O-Rn、5から6員の複素環、又はヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ若しくはアルキルアミノで場合により置換されたC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;或いはC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC6アルキル、オキソ若しくは-C(O)O-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
R2は、水素;ヒドロキシル;5から10員のヘテロアリール;ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、3から10員の複素環、5から10員のヘテロアリール若しくはアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル;-C(O)-Rc;-C(O)O-Rd;-C(O)-N(RdRd);-C(S)-N(RdRd);-C(S)-O-Re;-S(O2)-Re;-C(NRe)-S-Re;又は-C(S)-S-Rfであり;
Rcは、水素;C1からC6アルキル若しくはアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアミノ;ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;-C(O)-Rn;-C(O)-Rnで場合により置換された5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;チアゾールアミノ;ハロゲン、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、-C(O)-Rn、-O-C(O)-Rn、ヒドロキシル、若しくは-C(O)O-Rnで場合により置換されたアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、独立して、水素;C2からC8アルケニル;C2からC8アルキニル;ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re若しくは-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;又はハロゲン、C1からC4アルキル、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、5から6員ヘテロアリール、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはヒドロキシル(アリールは、ハロゲン若しくはハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Reは、水素;ハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Rfは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ、アリール若しくは-C(O)-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキルであり、アルコキシは、C1からC4アルコキシ置換基で場合により置換されており、アリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されており;
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルであり;
R3は、水素又は-C(O)-Rgであり;かつ
Rgは、ヒドロキシル;シクロアルキル若しくは5から10員のヘテロアリールで場合により置換されたアミノ;又は5から10員の複素環であり、5から10員の複素環は、-C(O)-Rnで場合により置換されている)。
【請求項5】
ヒトVEGFの病的生成の阻害又は低減を必要とする対象におけるヒトVEGFの病的生成を阻害又は低減するための方法であって、式(I)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体の有効量を該対象に投与することを含む、前記方法
【化3】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はアリールで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
AはCH又はNであり;
BはCH又はNであり、但しA又はBの少なくとも1つがNであり、AがNである場合はBがCHであり;
R1は、ヒドロキシル;アルキルチオ、5から10員のヘテロアリール、若しくは1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された5から12員のヘテロアリール;又は1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくは3から10員の複素環で場合により置換されたスルホニル; C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、スルホニル、アルキルスルホニル、-C(O)O-Rnで場合により置換された3から10員の複素環で場合により置換されたアミノ; -C(O)-NH-Rb;5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ若しくは5から10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された1つ以上のC1からC4アルキル置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルキレン;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;C3〜C14シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、3から12員の複素環若しくは5から12員のヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり、さらにアルキルアミノは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されており、さらにアセトアミドは、C1からC4アルコキシ、スルホニル若しくはアルキルスルホニルで場合により置換されており、さらに3から12員の複素環は、ヒドロキシル、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはオキソで場合により置換されたC1からC4アルキルで場合により置換されており、さらにアミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、C1からC4アルコキシ、1つ以上の独立して選択されるC1からC6アルキルで場合により置換された3から12員の複素環、オキソ、-C(O)O-Rn、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン若しくはC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;5から12員のヘテロアリール;アセトアミド、-C(O)O-Rn、5から6員の複素環、又はヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ若しくはアルキルアミノで場合により置換されたC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;或いはC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC6アルキル、オキソ若しくは-C(O)O-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
R2は、水素;ヒドロキシル;5から10員のヘテロアリール;ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、3から10員の複素環、5から10員のヘテロアリール若しくはアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル;-C(O)-Rc;-C(O)O-Rd;-C(O)-N(RdRd);-C(S)-N(RdRd);-C(S)-O-Re;-S(O2)-Re;-C(NRe)-S-Re;又は-C(S)-S-Rfであり;
Rcは、水素;C1からC6アルキル若しくはアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアミノ;ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;-C(O)-Rn;-C(O)-Rnで場合により置換された5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;チアゾールアミノ;ハロゲン、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、-C(O)-Rn、-O-C(O)-Rn、ヒドロキシル、若しくは-C(O)-Rnで場合により置換されたアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、独立して、水素;C2からC8アルケニル;C2からC8アルキニル;ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re若しくは-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;又はハロゲン、C1からC4アルキル、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、5から6員ヘテロアリール、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはヒドロキシル(アリールは、ハロゲン若しくはハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Reは、水素;ハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Rfは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ、アリール若しくは-C(O)-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキルであり、アルコキシは、1つ以上のC1からC4アルコキシ置換基で場合により置換されており、アリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されており;
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルであり;
R3は、水素又は-C(O)-Rgであり;かつ
Rgは、ヒドロキシル;シクロアルキル若しくは5から10員のヘテロアリールで場合により置換されたアミノ;又は5から10員の複素環であり、5から10員の複素環は、-C(O)-Rnで場合により置換されている)。
【請求項6】
ウイルス複製或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質の生成の阻害又は低減を必要とする対象におけるウイルス複製或いはウイルスRNA若しくはDNA又はウイルスタンパク質の生成を阻害又は低減するための方法であって、式(I)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体の有効量を該対象に投与することを含む、前記方法
【化4】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はアリールで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
AはCH又はNであり;
BはCH又はNであり、但しA又はBの少なくとも1つがNであり、AがNである場合はBがCHであり;
R1は、ヒドロキシル;アルキルチオ、5から10員のヘテロアリール、若しくは1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;ハロゲン、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミノ、チオ若しくはアルキルチオから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された5から12員のヘテロアリール;又は1つ以上の独立して選択されるR0置換基で場合により置換されたアリールであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくは3から10員の複素環で場合により置換されたスルホニル; C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、スルホニル、アルキルスルホニル、-C(O)O-Rnで場合により置換された3から10員の複素環で場合により置換されたアミノ; -C(O)-NH-Rb;5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ若しくは5から10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された1つ以上のC1からC4アルキル置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルキレン;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;C3〜C14シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、3から12員の複素環若しくは5から12員のヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり、さらにアルキルアミノは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されており、さらにアセトアミドは、C1からC4アルコキシ、スルホニル若しくはアルキルスルホニルで場合により置換されており、さらに3から12員の複素環は、ヒドロキシル、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはオキソで場合により置換されたC1からC4アルキルで場合により置換されており、さらにアミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、C1からC4アルコキシ、1つ以上の独立して選択されるC1からC6アルキルで場合により置換された3から12員の複素環、オキソ、-C(O)O-Rn、若しくはC1からC4アルキルで場合により置換された5から12員のヘテロアリールで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ; C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン若しくはC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;5から12員のヘテロアリール;アセトアミド、-C(O)O-Rn、5から6員の複素環、又はヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ若しくはアルキルアミノで場合により置換されたC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換された3から12員の複素環;或いはC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ若しくは3から12員の複素環(アミノ及び3から12員の複素環は、C1からC6アルキル、オキソ若しくは-C(O)O-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
R2は、水素;ヒドロキシル;5から10員のヘテロアリール;ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、3から10員の複素環、5から10員のヘテロアリール若しくはアリールで場合により置換されたC1からC8アルキル;-C(O)-Rc;-C(O)O-Rd;-C(O)-N(RdRd);-C(S)-N(RdRd);-C(S)-O-Re;-S(O2)-Re;-C(NRe)-S-Re;又は-C(S)-S-Rfであり;
Rcは、水素;C1からC6アルキル若しくはアリールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアミノ;ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;-C(O)-Rn;-C(O)-Rnで場合により置換された5から6員の複素環;5から6員のヘテロアリール;チアゾールアミノ;ハロゲン、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、-C(O)-Rn、-O-C(O)-Rn、ヒドロキシル、若しくは-C(O)O-Rnで場合により置換されたアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、独立して、水素;C2からC8アルケニル;C2からC8アルキニル;ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re若しくは-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;又はハロゲン、C1からC4アルキル、C1からC4アルコキシ、フェニルオキシ、アリール、5から6員ヘテロアリール、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはヒドロキシル(アリールは、ハロゲン若しくはハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されている)から独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Reは、水素;ハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン若しくはアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Rfは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ、アリール若しくは-C(O)-Rnから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキルであり、アルコキシは、1つ以上のC1からC4アルコキシ置換基で場合により置換されており、アリールは、ハロゲン、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、シアノ若しくはC1からC6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されており;
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルであり;
R3は、水素又は-C(O)-Rgであり;かつ
Rgは、ヒドロキシル;シクロアルキル若しくは5から10員のヘテロアリールで場合により置換されたアミノ;又は5から10員の複素環であり、5から10員の複素環は、-C(O)-Rnで場合により置換されている)。
【請求項7】
前記化合物が式(II)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化5】
(式中、
Xは、水素;1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;又はフェニルで場合により置換されたC1からC5アルコキシであり;
R0は、ハロゲン;シアノ;ニトロ; C1からC6アルキル若しくはモルホリニルで置換されたスルホニル;C1からC6アルキル、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アルキルスルホニル、モルホリニル若しくはテトラヒドロピラニルで場合により置換されたアミノ;ヒドロキシル、ハロゲン若しくはアミノから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;-C(O)-Rn;又は-ORaであり;
Raは、水素;C2からC8アルケニル;-C(O)-Rn;-C(O)O-Rb;-C(O)-NH-Rb;ヒドロキシル、ハロゲン、C1からC4アルコキシ、C1からC4アルコキシ、C1からC4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アセトアミド、-C(O)-Rb、-C(O)O-Rb、アリール、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、1,3-ジオキソラン-2-オン、オキシラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3-トリアゾール、1,2,4-トリアゾール、フラン、イミダゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、オキサゾール、ピラゾール、チアゾール、チオフェン若しくはテトラゾールから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
アミノは、C1からC4アルコキシカルボニル、イミダゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、若しくはC1からC6アルキルで置換されたスルホニルで場合により置換されており、ピリジン及びチアゾールは、C1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており;
アルキルアミノ及びジアルキルアミノは、アルキルがヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、イミダゾール、ピラゾール、ピロール若しくはテトラゾールでそれぞれ場合により置換されており;
モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル及びオキシラニルは、-C(O)-Rn、-C(O)O-Rn若しくはC1からC4アルキルでそれぞれ場合により置換されており、C1からC4アルキルは、ヒドロキシルで場合により置換されており;
Rbは、ヒドロキシル;アミノ;アルキルがヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ若しくはC1からC4アルコキシで場合により置換されたアルキルアミノ; C1からC4アルコキシ;C2からC8アルケニル; C2からC8アルキニル;ハロゲン及びC1からC4アルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリール;フラン;又はC1からC4アルコキシ、アリール、アミノ、モルホリニル、ピペリジニル若しくはピペラジニルから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;
Rdは、ハロゲン、ニトロ、C1からC6アルキル、-C(O)O-Re及び-OReから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたアリールであり;
Reは、水素;ハロゲン及びアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC6アルキル;又はハロゲン及びアルコキシから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたフェニルであり;かつ
Rnは、ヒドロキシル、C1からC4アルコキシ、アミノ又はC1からC6アルキルである)。
【請求項8】
前記化合物が式(II)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化6】
(式中、
Xはハロゲンであり;
R0は、ハロゲン、置換若しくは非置換C1からC8アルキル又はORaであり;
Raは、H、ヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、1つ以上のアルコキシ又はハロゲン置換基で場合により置換されたフェニルである)。
【請求項9】
前記化合物が式(II)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化7】
(式中、
Xはハロゲンであり;
R0は、ハロゲン、置換若しくは非置換C1からC8アルキル又はORaであり;
Raは、H、又はヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、1つ以上のハロゲン置換基で場合により置換されたフェニルである)。
【請求項10】
前記化合物が式(III)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化8】
(式中、
Xはハロゲンであり;
Raは、H、ヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、1つ以上のハロゲン置換基で置換されたフェニルである)。
【請求項11】
前記化合物が式(IV)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化9】
(式中、
Xはハロゲンであり;
Raは、H、ヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、1つ以上のハロゲン置換基で置換されたフェニルである)。
【請求項12】
前記化合物が式(IV)を有する化合物、又は医薬として許容し得るその塩、ラセミ体若しくは立体異性体である、請求項3〜6のいずれか一項記載の方法
【化10】
(式中、
Xはハロゲンであり;
Raは、H、ヒドロキシル及びハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で場合により置換されたC1からC8アルキルであり;かつ
Rdは、パラ位においてハロゲン置換基で置換されたフェニルである)。
【請求項13】
がんの治療を必要とするヒトにおけるがんを治療するための方法であって、請求項1の化合物の有効量を該ヒトに投与することを含む、前記方法。
【請求項14】
非新生物性状態の治療を必要とするヒトにおける非新生物性状態を治療するための方法であって、請求項1の化合物の有効量を該ヒトに投与することを含む、前記方法。
【請求項15】
ウイルス感染の治療を必要とするヒトにおけるウイルス感染を治療するための方法であって、請求項1の化合物の有効量を該ヒトに投与することを含む、前記方法。
【請求項16】
前記がんが固形腫瘍がんである、請求項13記載の方法。
【請求項17】
前記がんが、腎がん、腎臓がん、多形性神経膠芽細胞腫、転移性乳がん;乳癌;乳腺肉腫;神経線維腫;神経線維腫症;小児腫瘍;神経芽腫;悪性黒色腫;表皮の癌;急性白血病、急性リンパ球性白血病、骨髄芽球性白血病、前骨髄球性白血病、骨髄単球性白血病、単球性白血病、赤白血病及び骨髄異形成症候群などの急性骨髄性白血病、慢性骨髄球性(顆粒球)白血病、慢性リンパ球性白血病、有毛細胞白血病などの(但し、それらに限定されない)慢性白血病などの(但し、それらに限定されない)白血病;真性多血症;ホジキン病、非ホジキン病などの(但し、それらに限定されない)リンパ腫;くすぶり型多発性骨髄腫、非分泌骨髄腫、骨硬化性骨髄腫、形質細胞白血病、孤立性形質細胞腫及び髄外性形質細胞腫などの(但し、それらに限定されない)多発性骨髄腫;ワルデンシュトレームマクログロブリン症;意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症;良性単クローン性ガンマグロブリン血症;重鎖病;骨肉腫、骨髄腫骨疾患、多発性骨髄腫、コレステリン腫誘発骨肉腫、骨のページェット病、骨肉腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性巨細胞腫、骨の線維肉腫、脊索腫、骨膜肉腫、軟組織肉腫、管肉腫(血管肉腫)、線維肉腫、カポジ肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、リンパ管肉腫、神経鞘腫、横紋筋肉腫及び髄膜肉腫などの(但し、それらに限定されない)骨がん及び結合組織肉腫;膠腫、星状細胞腫、脳幹膠腫、上衣腫、乏突起膠腫、非膠腫性腫瘍、聴神経腫、頭蓋咽頭腫、髄芽腫、髄膜腫、松果体細胞腫、松果体芽腫及び原発性脳リンパ腫などの(但し、それらに限定されない)脳腫瘍;腺癌、小葉(小細胞)癌、分泌管内癌、髄膜性乳がん、粘液性乳がん、管状乳がん、乳頭状乳がん、ページェット病(若年性ページェット病を含む)及び炎症性乳がんを含むが、それらに限定されない乳がん;褐色細胞腫及び副腎皮質癌などの(但し、それらに限定されない)副腎がん;乳頭状又は濾胞状甲状腺がん、延髄性甲状腺がん及び未分化甲状腺がんなどの(但し、それらに限定されない)甲状腺がん;インスリノーマ、ガストリノーマ、グルカゴノーマ、VIP産生腫瘍、ソマトスタチン分泌腫瘍及びカルチノイド又は島細胞腫などの(但し、それらに限定されない)膵臓がん;クッシング病、プロラクチン分泌腫瘍、先端肥大症及び尿崩症などの(但し、それらに限定されない)下垂体がん;光彩黒色腫、脈絡膜黒色腫及び毛様体黒色腫などの眼黒色腫並びに網膜芽腫などの(但し、それらに限定されない)眼がん;扁平上皮癌、腺癌及び黒色腫などの膣がん;扁平上皮癌、黒色腫、腺癌、基底細胞癌、肉腫及びページェット病などの外陰がん;扁平上皮癌及び腺癌などの(但し、それらに限定されない)子宮頚がん;子宮体癌及び子宮肉腫などの(但し、それらに限定されない)子宮がん;卵巣上皮癌、境界腫瘍、胚細胞腫瘍及び間質腫などの(但し、それらに限定されない)卵巣がん;頚癌;扁平上皮がん、腺癌、腺様嚢胞癌、粘液性類表皮癌、腺扁平上皮癌、肉腫、黒色腫、形質細胞腫、いぼ状癌及び燕麦細胞(小細胞)癌などの(但し、それらに限定されない)食道がん;腺癌、肉芽腫性(ポリープ状)、潰瘍性、表在性広範、拡散性広範、悪性リンパ腫、脂肪肉腫、線維肉腫及び癌肉腫などの(但し、それらに限定されない)胃がん;結腸がん;KRAS変異結腸直腸がん;結腸癌;直腸がん;肝細胞癌及び肝芽腫などの(但し、それらに限定されない)肝臓がん、腺癌などの胆嚢がん;乳頭状、結節状及び拡散性などの(但し、それらに限定されない)胆管癌;KRAS変異非小細胞肺がん、非小細胞肺がん、扁平上皮細胞癌(類表皮癌)、腺癌、大細胞癌及び小細胞肺がんなどの肺がん;肺癌;胚腫瘍、精上皮腫、未分化、古典的(典型的)、精母細胞性、非精上皮腫、胎児性癌、奇形腫癌、絨毛癌(卵黄嚢腫)、アンドロゲン非依存性前立腺がん、アンドロゲン依存性がん、腺癌、平滑筋肉腫及び横紋筋肉腫などの(但し、それらに限定されない)前立腺がんなどの(但し、それらに限定されない)睾丸がん;陰茎がん扁平上皮細胞癌などの(但し、それに限定されない)口腔がん;基底がん;腺癌、粘液性類表皮癌及び腺様嚢胞癌などの(但し、それらに限定されない)唾液腺がん;扁平上皮細胞がん及びいぼ状がんなどの(但し、それらに限定されない)咽頭がん;基底細胞癌、扁平上皮細胞癌及び黒色腫、表在性広範黒色腫、結節性黒色腫、黒子悪性黒色腫、末端性黒子性黒色腫などの(但し、それらに限定されない)皮膚がん;腎細胞がん、腺癌、副腎腫、線維腫、移行細胞上皮がん(腎盤及び/又は尿管)などの(但し、それらに限定されない)腎臓がん;腎癌;ウィルムス腫瘍;移行上皮細胞癌、扁平上皮細胞がん、腺腫、癌肉腫などの(但し、それらに限定されない)膀胱がんであり、さらに、がんは、粘液肉腫、骨原性肉腫、内皮肉腫、リンパ管内皮肉腫、中皮腫、滑膜腫、血管芽腫、上皮細胞癌、嚢胞腺癌、気管支原性癌、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭癌及び乳頭腺癌を含む、請求項13記載の方法。
【請求項18】
前記非新生物性状態が、関節リウマチ、肥満、乾癬、アテローム硬化症、糖尿病性網膜症、早発性網膜症、水晶体後方線維増殖症、血管新生緑内障、老化関連黄斑変性、滲出性黄斑変性、甲状腺過形成、グレーブス病、流行性角結膜炎、ビタミンA欠乏症、コンタクトレンズ疲労、アトピー性角膜炎、上輪部角膜炎、翼状片乾性角膜炎、慢性炎症、肺炎症、ネフローゼ症候群、子癇前症、腹水症、心嚢液貯留、胸膜滲出液、シェーグレン症候群、赤瘡、フリクテン症、梅毒、脂肪変性、化学的火傷、細菌性潰瘍、真菌性潰瘍、単純ヘルペス感染、帯状ヘルペス感染、原虫感染、モーレン潰瘍、テリエン辺縁変性、辺縁角膜表皮剥離、全身性狼瘡、多発性動脈炎、外傷、ウェーゲナー類肉腫症、パジェット病、強膜炎、スティーヴェンズ-ジョンソン病、類天疱瘡、放射状角膜切開、イールズ病、ベーチェット病、鎌形細胞貧血、弾性線維偽性黄色腫、シュタルガルト病、扁平部炎、慢性網膜剥離、静脈閉塞、動脈閉塞、頸動脈閉塞性疾患、慢性ブドウ膜炎/硝子体炎、眼ヒストプラズマ症、マイコバクテリア感染、ライム病、ベスト病、近視、眼陥凹、過粘調度症候群、トキソプラズマ症、類肉腫症、レーザ後合併症、ルベオーシスに伴う疾患、又は線維管若しくは線維組織の異常増殖によって引き起こされる疾患である、請求項14記載の方法。
【請求項19】
前記ウイルス感染は、ブニヤウイルス科、コロナウイルス科、フィロウイルス科、フラビウイルス科、パラミキソウイルス科、ピコルナウイルス科、オルトミキソウイルス科、ラビドウイルス科、ヘパドナウイルス科、レオウイルス科、レトロウイルス科、アデノウイルス科、ヘルペスウイルス科、パピロマウイルス科又はパポウイルス科から選択される、請求項15記載の方法。
【請求項20】
前記フラビウイルス科ウイルスは、西ナイルウイルス、C型肝炎ウイルス、黄熱病ウイルス及びデング熱ウイルスから選択され;前記パラミキソウイルス科ウイルスは、パラインフルエンザウイルス及び呼吸性発疹ウイルスから選択され;前記ピコナウイルス科ウイルスは、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、コクサッキーウイルス及びライノウイルスから選択され;前記コロナウイルス科ウイルスは、重症急性呼吸器症候群コロナウイルスから選択され;前記オルトミキソウイルス科ウイルスは、インフルエンザウイルスから選択され;前記フィロウイルス科ウイルスは、エボラ及びマルブルグウイルスから選択され;前記レトロウイルス科ウイルスは、ヒト免疫不全ウイルス及びヒトT細胞白血病ウイルスから選択され;前記ヘパドナウイルス科ウイルスは、B型肝炎ウイルスであり;又は該ウイルスは、単純ヘルペスウイルス、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス、アデノウイルス、ワクチンウイルス若しくはヒト乳頭腫ウイルスから選択される、請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記ウイルスは、西ナイルウイルス、C型肝炎ウイルス、デング熱ウイルス、呼吸性発疹ウイルス、ポリオウイルス、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、ヒトT細胞白血病ウイルス、単純ヘルペスウイルス又はワクチンウイルスである、請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記ウイルスは、西ナイルウイルス、C型肝炎ウイルス、デング熱ウイルス、呼吸性発疹ウイルス、ポリオウイルス、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルス又はヒト免疫不全ウイルスである、請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記C型肝炎ウイルスがC型肝炎ウイルス遺伝子型1a、C型肝炎ウイルス遺伝子型1b又はC型肝炎ウイルス遺伝子型2aである、請求項22記載の方法。
【請求項24】
前記化合物の有効量が、1日当たり約0.001mg/kgから1日当たり約1500mg/kgの範囲である、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項25】
前記化合物が食事中、又は食事後約30分以内に投与される、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項26】
前記化合物の有効量が、投与間が約12時間から約18時間である時間間隔で1日に2回投与される、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項27】
前記化合物の有効量が、投与間が約12時間である時間間隔で1日に2回投与される、請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記化合物の有効量が、投与間が約8時間から約12時間である時間間隔で1日に3回投与される、請求項13〜15のいずれか1項記載の方法。
【請求項29】
前記化合物の有効量が、投与間が約8時間である時間間隔で1日に3回投与される、請求項28記載の方法。
【請求項30】
前記化合物が、単剤療法として、又は1つ以上のさらなる療法と組み合わせて前記ヒトに投与され得る、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
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【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公表番号】特表2012−528192(P2012−528192A)
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−513266(P2012−513266)
【出願日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際出願番号】PCT/US2010/036467
【国際公開番号】WO2010/138758
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(503369705)ピーティーシー セラピューティクス,インコーポレーテッド (31)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際出願番号】PCT/US2010/036467
【国際公開番号】WO2010/138758
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(503369705)ピーティーシー セラピューティクス,インコーポレーテッド (31)
【Fターム(参考)】
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