説明

アベルメクチンと殺菌作用を有する4”−または4’−位置で置換されたアベルメクチン単糖誘導体

式(式中、nは0または1である;X-Yは、-CH=CH-または-CH2-CH2-である;Zは、-C(=O)-、-C(=S)-、またはSO2-である;R1は、C1-C12アルキル、C3-C8シクロアルキル、またはC2-C12アルケニルである;R2は、R3-Z、R3-O-Z、R4、または-Z-N(R6)(R7)である;Qは、Oまたは-N-R5である;R3とR4は、例えばH、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12アルキニル、C3-C12-シクロアルキル、C5-C12-シクロアルケニル、アリール、またはヘテロシクリルである;R5は、例えばH、C1-C8アルキル、ヒドロキシ-C1-C8アルキル、C3-C8シクロアルキル、C2-C8アルケニル、C2-C8アルキニル、フェニル、ベンジルである;R6とR7は、例えばH、非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換C1-C12アルキル、非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換C2-C12アルケニル)の化合物、または適宜、それぞれが遊離型もしくは塩の型の、そのE/Z異性体、E/Z異性体混合物、および/または互変異性体が開示され、これらは殺虫剤として有用である。
【化1】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

(式中、
nは、0または1である;
X-Yは、-CH=CH-または-CH2-CH2-である;
R1は、C1-C12アルキル、C3-C8シクロアルキル、またはC2-C12アルケニルである;
R2は、R3-Z、R3-O-Z、R4、または-Z-N(R6)(R7)である;
Zは、結合、-C(=O)-、-C(=S)-、またはSO2-である;
Qは、Oまたは-N-R5である;
R3とR4は、H、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12アルキニル、C3-C12-シクロアルキル、C5-C12-シクロアルケニル、アリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよびヘテロシクリルラジカルは、置換の可能性により非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換されており;
R5は、H、C1-C8アルキル、ヒドロキシ-C1-C8アルキル、C3-C8シクロアルキル、C2-C8アルケニル、C2-C8アルキニル、フェニル、ベンジル、-C(=O)-R9、または-CH2-C(=O)-R9であるか;または
QがNR5でR2がR4である時、
R4とR5は一緒に、3〜7員のアルキレン−もしくはアルケニレン−架橋であり、これは非置換であるかまたはモノ〜トリ置換されており;または3〜7員のアルキレン−もしくはアルケニレン−架橋であり、これは非置換であるかまたはモノ〜トリ置換されており、ここで架橋のメチレン基の1つまたは2つはO、NR8、S、S(=O)、もしくはSO2により置換される;
R6とR7は、H、非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換C1-C12アルキル、非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換C2-C12アルケニル、非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換C2-C12アルキニル、非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換C3-C12-シクロアルキル、非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換C5-C12-シクロアルケニル、非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換アリール、または非置換であるかまたはモノ〜ペンタ置換ヘテロシクリルである;または
R6とR7は一緒に、3〜7員のアルキレン−もしくはアルケニレン−架橋であり、これは非置換であるかまたはモノ〜トリ置換されており;または3〜7員のアルキレン−もしくはアルケニレン−架橋であり、これは非置換であるかまたはモノ〜トリ置換されており、ここで架橋のメチレン基の1つまたは2つはO、NR8、S、S(=O)、もしくはSO2により置換される;
R8は、H、C1-C8アルキル、ヒドロキシ-C1-C8アルキル、C3-C8シクロアルキル、C2-C8アルケニル、C2-C8アルキニル、フェニル、ベンジル、-C(=O)-R9、または-CH2-C(=O)-R9である;
ここでR2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8として記載したアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルケニレン、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよびヘテロシクリルラジカルは、OH、=O、SH、=S、N3、ハロゲン、ハロ-C1-C2アルキル、CN、SCN、NO2、トリアルキルシリル、C1-C12アルキル、C1-C12ハロアルキル、C2-C8アルケニル、C2-C6ハロアルケニル、C2-C8アルキニル、C3-C8シクロアルキル(これは、非置換であるか、または1〜3個のメチル基で置換される)、ノルボニルエニル、C3-C8ハロシクロアルキル、C1-C12アルコキシ、C1-C12アルコキシ-C1-C12アルコキシ、C1-C12ハロアルコキシ、C3-C8シクロアルコキシ、C1-C12アルキルチオ、C3-C8シクロアルキルチオ、C1-C12ハロアルキルチオ、C1-C12アルキル−スルフィニル、C3-C8シクロアルキルスルフィニル、C1-C12ハロアルキルスルフィニル、C3-C8ハロシクロアルキルスルフィニル、C1-C12アルキルスルホニル、C3-C8シクロアルキルスルホニル、C1-C12ハロアルキルスルホニル、C3-C8ハロシクロアルキルスルホニル、-N(R12)2(ここで2つのR12は互いに独立である)、-C(=O)R9、-O-C(=O)R10、-NHC(=O)R9、-S-C(=S)R10、-P(=O)(OC1-C6アルキル)2、-S(=O)2R13、-NH-S(=O)2R13、-OC(=O)-C1-C6アルキル-S(=O)2R13、アリール、ベンジル、ヘテロシクリル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アリールチオ、ベンジルチオ、ヘテロシクリルチオ(ここで、アリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アリールチオ、ベンジルチオまたはヘテロシクリルチオラジカルは、非置換であるか、または環上の置換の可能性により、OH、ハロゲン、CN、NO2、C1-C12アルキル、C3-C8シクロアルキル、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルコキシ、C1-C12ハロアルコキシ、C1-C12アルキルチオ、C1-C12ハロアルキルチオ、C1-C6アルコキシ-C1-C6アルキル、ジメチルアミノ-C1-C6アルコキシ、C2-C8アルケニル、C2-C8アルキニル、フェニル、フェノキシ、フェニル-C1-C6アルキル、メチレンジオキシ、-C(O=)R9、-O-C(=O)-R10、-NH-C(=O)R10、-N(R12)2(ここで2つのR12は互いに独立である)、C1-C6アルキルスルフィニル、C3-C8シクロアルキルスルフィニル、C1-C6ハロアルキルスルフィニル、C3-C8ハロシクロアルキルスルフィニル、C1-C6アルキルスルホニル、C3-C8シクロアルキルスルホニル、C1-C6ハロアルキルスルホニル、およびC3-C8ハロシクロアルキルスルホニルよりなる群から選択される置換基により、モノ〜ペンタ置換される)よりなる群から選択される;
R9は、H、OH、SH、-N(R12)2(ここで2つのR12は互いに独立である)、C1-C24アルキル、C2-C12アルケニル、C1-C8ヒドロキシアルキル、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルコキシ、C1-C12ハロアルコキシ、C1-C6アルコキシ-C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ-C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシ-C1-C6アルコキシ-C1-C6アルキル、C1-C12アルキルチオ、C2-C8アルケニルオキシ、C3-C8アルキニルオキシ、NH-C1-C6アルキル-C(=O)R11、-N(C1-C6アルキル)-C1-C6アルキル-C(=O)-R11、-O-C1-C2アルキル-C(=O)R11、-C1-C6アルキル-S(=O)2R13、アリール、ベンジル、ヘテロシクリル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、ヘテロシクリルオキシ;または、置換されていないか、互いに独立にハロゲン、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルキル、またはC1-C6ハロアルコキシにより、環がモノ〜トリ置換されたアリール、ベンジル、ヘテロシクリル、アリールオキシ、ベンジルオキシまたはヘテロシクリルオキシである;
R10は、H、C1-C24アルキル、C1-C12ハロアルキル、C1-C12ヒドロキシアルキル、C2-C8アルケニル、C2-C8アルキニル、C1-C8アルコキシ-C1-C6アルキル、(NR12)2(ここで2つのR12は互いに独立である)、-C1-C6アルキル-C(=O)R12、-C1-C6アルキル-S(=O)2R13、アリール、ベンジル、ヘテロシクリル;または、環上の置換の可能性により、OH、ハロゲン、CN、NO2、C1-C12アルキル、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルコキシ、C1-C12ハロアルコキシ、C1-C12アルキルチオ、およびC1-C12ハロアルキルチオよりなる群から選択される置換基により、モノ〜トリ置換されたアリール、ベンジル、またはヘテロシクリルである;
R11は、H、OH、C1-C24アルキル(これは、OHまたは-S(=O)2-C1-C6アルキルで随時置換される)、C2-C12アルケニル、C2-C12アルキニル、C1-C12アルコキシ、C1-C6アルコキシ-C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ-C1-C6アルコキシ、C2-C8アルケニルオキシ、アリール、アリールオキシ、ベンジルオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、または-N(R12)2(ここで2つのR12は互いに独立である)である;
R12は、H、C1-C6アルキル(これは、OH、=O、ハロゲン、C1-C6アルコキシ、ヒドロキシおよびシアノよりなる群から選択される1〜5個の置換基で随時置換される)、C1-C6シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール;または、環上の置換の可能性により、OH、ハロゲン、CN、NO2、C1-C12アルキル、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルコキシ、C1-C12ハロアルコキシ、C1-C12アルキルチオ、およびC1-C12ハロアルキルチオよりなる群から選択される置換基により、モノ〜トリ置換された、アリール、ベンジル、ヘテロアリールである;または、2つのR12は一緒に3〜7員のアルキレン−もしくはアルケニレン−架橋であり、これは非置換であるかまたはモノ〜トリ置換されており;または3〜7員のアルキレン−もしくはアルケニレン−架橋であり、これは非置換であるかまたはモノ〜トリ置換されており、ここで架橋のメチレン基の1つはO、NR8、S、S(=O)、もしくはSO2により置換される;
R13は、H、C1-C6アルキル(これは、ハロゲン、OH、=O、C1-C6アルコキシ、ヒドロキシおよびシアノよりなる群から選択される1〜5個の置換基で随時置換される)、アリール、ベンジル、ヘテロアリール;または、環上の置換の可能性により、OH、=O、ハロゲン、CN、NO2、C1-C12アルキル、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルコキシ、C1-C12ハロアルコキシ、C1-C12アルキルチオ、およびC1-C12ハロアルキルチオよりなる群から選択される置換基により、モノ〜トリ置換された、アリール、ベンジル、またはヘテロアリールである)の化合物、
または適宜、それぞれが遊離型もしくは塩の型の、そのE/Z異性体、E/Z異性体混合物、および/または互変異性体。
【請求項2】
活性化合物として請求項1に記載の少なくとも1つの式(I)の化合物と、少なくとも1つの補助物質とを含有する殺虫剤。
【請求項3】
請求項2に記載の組成物は、害虫またはその生育場所に適用される、害虫の抑制方法。
【請求項4】
少なくとも1つの補助物質を含有する請求項2に記載の組成物の調製方法であって、活性化合物は補助物質と完全に混合される、および/または粉砕される、方法。
【請求項5】
請求項2に記載の組成物を調製するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項6】
害虫を抑制するための、請求項2に記載の組成物の使用。
【請求項7】
増殖物質または増殖物質が植えられる位置が処理される、植物増殖物質を防御するための請求項3の方法。

【公表番号】特表2006−516585(P2006−516585A)
【公表日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−501693(P2006−501693)
【出願日】平成16年1月30日(2004.1.30)
【国際出願番号】PCT/EP2004/000900
【国際公開番号】WO2004/066725
【国際公開日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【出願人】(500584309)シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【Fターム(参考)】